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積み重なるチームになるために

 

この3連休は、ラグビーW杯決勝のパブリックビューイングを観にメディアシップへ行ったり、母の運転手役をしたり、髪を切りに行ったりしていた。

 

その間に、アルビはアウェイで栃木SCと戦い、1-2で敗れ、プレーオフ圏内に入る可能性が消えた。つまり、来季もJ2で戦うことが決まってしまったわけである。

 

この日の試合、前節の京都戦で今季ベストゲームと言えるような素晴らしい内容で勝ったのとは裏腹な、低調な出来だったようだ。

ここ数年のアルビは、ずっとこうだ。ナイスゲームで勝った次の試合で、別チームのような試合をしてしまう。前の試合で出来ていたことが何もなくなっていることすらある。相手にスカウティングされてストロングポイントを押さえ込まれると、手も足も出なくなる。二の手、三の手がない。自分たちの発想や判断で状況を打開出来ない。

 

それでも、ここ数試合は積み重なってきた力を感じさせるプレーが増えていて、チームの成長が見られるようになっていたのだ。

それだけに、プレーオフに出られないのは辛い。このチームは、11月24日で終わってしまうのだ。

一体どれくらいのメンバーが来季も残ってくれるのかは分からない。今年、育ち始めた芽が、来季も継続されるだろうか。

それだけに、遠回りしすぎた今季の歩みが、残念で仕方がない。覆水盆に帰らず。

 

メディアシップ最上階のそらの広場には、春〜夏に信濃川やすらぎ堤に出店している萬代橋サンセットカフェが、期間限定で出店していた。

新潟の街や海、川の風景を見下ろしながら、新潟ではここでしか飲めないヱビスクリーミートップスタウトを味わう。

 

 

いやー、美味しいなこれ。

 

新潟の街と、ビッグスワンの姿を眺めながら、アルビのこれからのことを考えた。

 

もちろん、J1に戻るか戻れないかで、様々なこと…クラブ経営、スポンサー、チーム編成に大きな影響が出る。だから、昇格しなきゃダメなんだ!何やってるんだよ!と声を荒げたくなる気持ちは分かる。不安すぎるもの。

 

でも…と、思う。

 

そらの広場から眺める新潟は、本当に美しい街だ。

 

この街にアルビレックス新潟というプロサッカークラブが未来永劫存在してくれることが、カテゴリー云々よりも遥かに大切だということを、心の中の第一義としたい。

だから、無批判はよくないけれど、アルビに関して発生する事象の全てを、しっかりと受け止めていきたい。そうすることが、継続という言葉を置き忘れてきたチームを支える力になるんじゃないか。

ぼんやりと、そんなことを考える。

 

信濃川の雄大な流れを見ていると、チマチマすんなよ、と言われてるような気がする。

 

さて。チームに継続や積み重ねを求めるなら、私ももちろん後援会もシーズンパスも継続しますよ。

でも、少し何かを変えたい。

とりあえず、シーズンパスの席種を少し変えてみようかな。

まずは、そんなささやかなところから実行してみよう。来季のために。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ノーサイド・ゲーム

ラグビーW杯での日本代表の戦いはベスト8で終わり、残すは今日明日のベスト4と来週の3位決定戦、そして決勝を残すのみになった。

まだまだお楽しみはこれからですよ、みなさん!

 

今ごろになって、録画していた「ノーサイド・ゲーム」を見てたりしている。

劇中で、アストロズ唯一の日本代表選手であるSH里村(演じているのは、明治とトヨタでプレーしていた佳久創。お父さんは元プロ野球中日の郭源治さん。佳久くんは現役時代はSHではなくWTBかCTBだった)がライバルチームに引き抜かれるというエピソードの中で、アストロズとして「移籍承諾書」を出すかどうかというやり取りが出てきた。

 

これは、選手の移籍に際して、移籍元が移籍承諾書を出さないと、移籍先で1年間公式戦に出場できないという取り決めが、実際にトップリーグにあったということをモチーフにしていると思われる。
この取り決めは、独占禁止法に違反する疑いがあるという公式見解を受けて、昨年ようやく撤廃されたので、今は存在していない。
ただ、ストーリーの流れで、あえてこれを出したのだろうな、池井戸潤さんは。

 

実際にあった話では、この取り決めで対照的な流れになったのが、日本代表不動のSO田村優と、その弟、田村熙(ひかる)。
二人とも、当時低迷期にあった明治で、大黒柱として頑張っていた。

 

兄は明治からNECで7シーズンプレーした後、キヤノンに移籍。弟は東芝に入り、わずか1年でサントリーに移籍。
兄は移籍後すぐに公式戦に出場したが、弟は1年間公式戦に出場できなかった。


これは明らかに、それぞれの移籍元チームが移籍承諾書を出したか出さなかったか、ということ。兄はNECにとって長年主力としてチームを引っ張っていた功労選手であり、何よりW杯を目指す日本代表の大黒柱でもあったので、NECは移籍承諾書を出してくれたのだろう(万が一、出さなかったら、ラグビー界から批判を浴びただろうなぁ)。一方の弟は、大卒1年で移籍したので、東芝は認めてくれなかったと。
東芝の判断は、当時の常識では当然だっただろう。しかも、同じ府中市内に本拠を置くライバル中のライバルに移籍したのだから。

 

「ノーサイド・ゲーム」でのアストロズ里村は、最終的にはチームメイトたちの理解もあって、移籍承諾書を出してもらえ、移籍先のサイクロンズで、アストロズの強敵として立ちはだかる。


ここらへんの細かなディテールの描きかたは、池井戸潤らしさであり、演出の福澤克雄さん(旧姓山越、慶大ラグビー部時代は日本代表A(U-23)にも呼ばれたことがある、ゴツいロックだった)のこだわりなのだろう。

元日本代表や、大学やトップリーグで活躍した選手(現役・OB含む)を配役にし、練習や試合のシーンに本物を持ってきた、このドラマの本気の作りが、ラグビーに興味を持つファンを増やし、ラグビーワールドカップ本番の盛り上がりの一助になった。
ワールドカップの放映権を持たないTBSが、日テレやNHK、J SPORTSに塩を送る形で、このようなドラマを制作したのは、もともと高校ラグビーの中継を長年してきて(実際の番組制作は同系列の毎日放送)、伝説のドラマ「スクールウォーズ」を世に送り出した局としてのプライドでもあったのかもしれない。

author:ぐっちい, category:ラグビー
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歴史が変わる日

10月13日は、15時からサッカーJ2愛媛FC vsアルビレックス新潟、19時45分からラグビーワールドカップ日本vsスコットランドだった。

まず、サッカーで新潟が勝って、その勢いで日本がスコットランドに勝ってベスト8、というのが最高のシナリオなんだけどなぁ、と思っていた。

 

果たして、新潟は相性の悪い愛媛に1-0で競り勝ってくれた。至恩と史哉が2試合連続スタメンで、その至恩のスーパーミドルが決まり、それが決勝点になった。

全体的に愛媛にボールを持たれる苦しい展開の中、至恩のゴールを守りきった。守りきれるようになったのは、チームの成長であり、ようやく積み重ねが形になってきた。もっと早くこうなっていれば、という思いはあるけれど、プレーオフ圏内への可能性をまだまだ追い続けていかなければいけない。

もうね、残り全勝しましょうよ。

 

 

そして、スコットランド戦。

試合展開を細かく書く必要はないだろう。日本がスコットランドに勝ち、予選プールAを4戦全勝で1位通過し、初のベスト8入り。

大会前に思い描いていた夢が、本当になった。

 

私が初めて日本代表のテストマッチを観に行ったのは、89年のスコットランド戦だった。ずっと大学や社会人の試合は山ほど観に行っていたのに、日本代表を観に行きたいと思ったことがなかった。

どうせ勝てない。

アジアでは勝てても世界では通じない日本代表を観るのが辛かったからだ。 

でも、そんな私の「日本代表観」を変えてくれたのが、宿沢ジャパンのデビュー戦であったスコットランド戦だった。秩父宮ラグビー場のバックスタンド最上段で目の当たりにした歴史的勝利は、日本代表の刺さるようなタックルとともに、記憶の底にある。

 

その後、ワールドカップでは91年にジンバブエに勝っただけで、その後は全く勝てず、95年にはオールブラックスに145点取られるという屈辱もあった。

繰り返される「世界で勝てない日本ラグビー」の姿は、出口の見えないトンネルの中にいるような感覚だった。

 

日本代表ヘッドコーチが、日本人から外国人に代わったのも、そんな屈辱の歴史が刻まれた後になってからで、エリサルドはうまくいかなかったものの、ジョン・カーワンがワールドカップでの日本の連敗を止め、エディー・ジョーンズのもとで、「世界で勝てる日本」にまで成長した。それがジェイミー・ジョセフによって開花したのだと思う。

 

今の日本代表の戦いぶりは、あの「接近・展開・連続」の大西理論をバージョンアップさせたもののように見える。

大西理論は体が小さな日本人が世界に勝つために編み出されたものだが、フィジカルでも十分対抗できるようになった今の日本代表が見せる「接近・展開・連続」は、それがいかに先端を行く理論だったかを教えてくれる。

それを証明したのがアイルランドとスコットランドを撃破した試合だったんじゃないだろうか。

 

4年前、予選プール最終戦のアメリカ戦に勝ち3勝目を挙げたのに予選敗退が決まり、ヒーローインタビューで五郎丸が涙を流したあの日。

あれからの日々を、選手たちもラグビー関係者も、どんな思いで過ごしてきたのかは想像することしかできないけれど、日本ラグビーの歴史が塗り替えられていく様を観てこられたことは、幸せだ。

 

そして、準々決勝の南ア戦で、さらに歴史が変わる瞬間が見たい。

author:ぐっちい, category:ラグビー
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史哉の復活

 

鹿児島戦は親戚の葬儀で千葉へ行っていて、スワンへは行けなかった。

スタメンを知ったのも、葬儀が終わったあとのおとき振る舞いの席だった。

 

友人からLINEが届いていて、そこで史哉のスタメンを知ったのだった。

 

ああ、ついにこの時がやって来た。それなのに、スワンにいないなんて、我ながら何という間の悪さか。

 

初めてベンチ入りした時、お祝いのメッセージを送ったら、

 

「まだスタートラインに立ててないので」

 

という返事が来た。史哉にとっては、ベンチ入りがスタートラインではなく、試合に出てようやくスタートなのだと思っている。周りが勝手に浮かれちゃいけないのだと、ちょっと反省した。

だから、本当にスタートが切れたことは、心から喜びたい。

 

スタメンで出ただけでなく、フル出場。これは大いに自信になったに違いない。クレバーで状況を的確に読むプレーぶりは変わっていなかった。

 

次はスタメンを継続すること。競争相手は新井直人だ。右SBで出場を目指しているのは他にもいるのだから、これからまた厳しい競争を勝ち抜かなければならない。

厳しく苦しいだろうけど、これほど幸せなこともないだろう。プロサッカー選手として。

 

翌日、小針浜へ夕焼けを撮りに行った。

そういえば、史哉が入院していた頃、小針浜の夕日を撮影してメールで送ったなぁ。あの時は、

「早く戻ってきて欲しい」

という思いだったけれど、同じ風景でも、随分違って見える。

 

ようやくチームとしての一体感が出てきたように見えるチームの歩み(マイコーの存在がかなりいい作用をもたらしていると感じている)と、史哉の本格的なリスタートが、これからさらにいい流れになっていくように。

プレーオフ圏内を目指して、走り続けていかなければ。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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史哉の復活

 

鹿児島戦は親戚の葬儀で千葉へ行っていて、スワンへは行けなかった。

スタメンを知ったのも、葬儀が終わったあとのおとき振る舞いの席だった。

 

友人からLINEが届いていて、そこで史哉のスタメンを知ったのだった。

 

ああ、ついにこの時がやって来た。それなのに、スワンにいないなんて、我ながら何という間の悪さか。

 

初めてベンチ入りのした時、お祝いのメッセージを送ったら、

 

「まだスタートラインに立ててないので」

 

という返事が来た。史哉にとっては、ベンチ入りがスタートラインではなく、試合に出てようやくスタートなのだと思っている。周りが勝手に浮かれちゃいけないのだと、ちょっと反省した。

だから、本当にスタートが切れたことは、心から喜びたい。

 

スタメンで出ただけでなく、フル出場。これは大いに自信になったに違いない。クレバーで状況を的確に読むプレーぶりは変わっていなかった。

 

次はスタメンを継続すること。競争相手は新井直人だ。右SBで出場を目指しているのは他にもいるのだから、これからまた厳しい競争を勝ち抜かなければならない。

厳しく苦しいだろうけど、これほど幸せなこともないだろう。プロサッカー選手として。

 

翌日、小針浜へ夕焼けを撮りに行った。

そういえば、史哉が入院していた頃、小針浜の夕日を撮影してメールで送ったなぁ。あの時は、

「早く戻ってきて欲しい」

という思いだったけれど、同じ風景でも、随分違って見える。

 

ようやくチームとしての一体感が出てきたように見えるチームの歩み(マイコーの存在がかなりいい作用をもたらしていると感じている)と、史哉の本格的なリスタートが、これからさらにいい流れになっていくように。

プレーオフ圏内を目指して、歩みを早めていかなければ。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ラグビーワールドカップ開幕前夜にヴェルディ戦のこととか

 

ヴェルディ戦の夜は、満月でした。きれいでしたねー。

 

だからこそ勝ちたかったな。前節、ホームで初めて千葉に勝っただけに。

 

ここまでホームで勝てなかった千葉に15年越しに勝てたことは、素直に嬉しかったんです。嬉しかった気持ちは、新潟日報サポーターコラム「ハピだね」にも書きました。(ブログに書くのはサボりましたw)

ヴェルディとは、大昔のフレンドリーマッチも含めて、ホームもアウェイも勝てていませんでした。今回も、厳しいだろうなとは思っていましたが、とりあえず負けなかった。そうなんです、確かに。

 

でも、モヤモヤしか残らないのはなぜか。

 

個々の頑張りは目立つけれど、いつまでたってもチームとしての積み重ねが感じられないのがつらい。

監督や選手からは「成長」という言葉が出てくるけれど、ピンと来ないのは、自分の心が濁ってしまってるからなのかもしれませんが…。

 

今は個々の頑張りだけで何とかしている印象しかなく、チームとしてのベクトルが定まっている気がしない。ベクトルをひとつにするには、月日を費やしすぎている、というのが実感なのです。

何で感じ取れないのかなぁ、選手の言葉から。感性が鈍ってしまったのかなぁ、自分の。

 

もっと試合を見て、聖籠にも行って、明日から(あ、日付が変わったから今日か)始まるラグビーワールドカップを観て、闘う選手の姿を目に焼き付けて、頭をクリアにしたいと思います。

 

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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戻ってきたふたり

 

ホーム岡山戦、0-3。

 

山形戦の負け方を観て、山形同様、相手を見たサッカーをしてくる岡山戦でどうなるかは重要だなと思っていた。

それだけに、同じような試合展開になってしまったのは、とにかく残念だった。

 

相手に対策されると打開できない。

フランシスと高木善朗、両SBをケアしておけば、新潟は攻撃が停滞する。

 

それをそっくりやられてしまった。フランシスに対する椋原のディフェンスは、お手本みたいな感じだった。

 

マイコーが川崎から2年半ぶりに戻ってきて、史哉が3年ちょっとぶりにベンチ復帰した、メモリアル的な試合だっただけに勝ちたかったけれど、そんな甘いもんやないんじゃー!と、岡山さんに現実を突きつけられた気分なのだ。

 

マイコーを使うために、大幅なポジションチェンジが行われた最終ラインは、結果的には全員がCB、みたいなことになり、特に公式戦でほとんどやったことがない右SBに入った將成は標的にされた。ハーフタイムでマイコーとポジションチェンジしたものの、CBに入ってからもピリッとしなかったのは、狂ったリズムを元に戻せなかったからなんだろう。將成にとっては、少々高い授業料になったかもしれない。

個人的には、マイコーと將成のCBコンビが見たかった。

 

攻守ともにやりたいことを全くやらせてもらえず、なすすべがなかった90分だったようにしか見えなかったけれど、マイコーが責任感に満ちたコメントを残しているあたりに、川崎への移籍はムダじゃなかったんだなと、マイコーなりの成長を感じることができたのは収穫だった。

 

そして、史哉のベンチ入り。

試合の翌日、史哉に「ベンチ復帰おめでとうございます」とメールを送ったら、

 

「まだスタートラインには立っていないので、引き続きやり続けたいと思います!」

 

という返信があった。

 

ああ、私はベンチ入りを「やっとスタートラインに立てたんだなぁ」と思っていたけれど、そうじゃなかった。

史哉にとって、ベンチ入りはスタートラインの手前、なのだと。

スタメンに入って、チームの勝利に貢献してからがスタートだと、本人は思ってるのかもしれない。

もっとシビアに突き詰めていかないと、目標には到達できないことを、史哉は誰よりも知っている。

そんな選手がいてくれること、チームをシビアに導こうと心に決めた選手が戻ってきてくれたこと。そのたぐいまれな幸運を大切にしなければ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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表裏一体

8月4日のホーム徳島戦は4-0。

前半の劣勢からすると、ビックリするような快勝スコアでの勝利。

 

 

自分たちのやり方を確立していて、相手がどうであれそれを貫こうとするチーム相手には、組織力よりも個の力でねじ伏せる。それができる力はついてきたのかな、と感じる勝利だった。

とにかく勝ち点を積み上げていくには、手っ取り早く結果が出るやり方をしていくしかないと、吉永さんは腹をくくったのだろうか。

 

この日はバックスタンドの西日に負けて、N2で観戦したけれど、きれいだったな、プラネタスワン。

 

 

試合前にEゲート階段で初開催だったそうめん流し。

ファミリーを中心に盛り上がってましたね。夏の風物詩になるといいな。

 

 

そして、8月11日、アウェイ山形戦。去年に続いてサポ仲間との気ままな遠征旅になった。

 

 

試合は、組織力の山形と個の力で勝負する新潟、という構図の戦いになった。

山形は完全に押さえどころ、ボールの奪いどころを明確にしていて、新潟の強みを消す戦略だったと思う。

レオナルドが体調不良でベンチにも入っていなかったこともあって、やりやすかったんじゃないかなぁ。

フランシスが押さえ込まれて、新井くんとの右サイドの強みを消し、善朗にボールを持たせなければ、新潟は打開できない、という確信が山形にはあって、その通りの試合になったということだろう。

チームの完成度、成熟度の差、組織力の差は、山形とはこんなに離れてしまったのかと思った。

やはり、木山監督のもと、何年もかけて作り上げているチームと、毎年監督が代わり、方針もコロコロ変わるチームとでは、これくらい差が出て当たり前なんだな。

 

0-2。やりたかったことを全くさせてもらえなかった完敗。

連勝を重ねなければいけない時期に、連勝ができない。

(ついでに、私のアウェイ無敗も途切れたしなー)

徳島戦とは正反対の試合のように見えて、実は表裏一体。

自分たちの強みを出そうとしてくるチームには強いが、こちらの強みを消してくるチームには弱い。それがハッキリと出た2試合だった。

改めて克服できていない課題を突きつけられた。

でも、可能性がゼロではない限り、成長し続けなければいけないんだよ。

 

試合後、ゴール裏に挨拶に来た選手たちに、

 

「下を向くな!」

 

という声が飛んだ。

まだ誰も諦めてはいない。

 

 

そんな中、2016年を最後に川崎へ移籍していた舞行龍ジェームスが、完全移籍で復帰することが発表された。

一番の懸案事項だったCBの補強が、まさかのマイコー復帰とは。

川崎では怪我もあって出場機会に恵まれず、試合勘がどうなのか心配ではあるけれど、心強い選手が帰ってきてくれたことは間違いない。

 

お帰り、マイコー。また一緒に頑張ろう。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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勇気を与える歌声が夕空に響く

 

梅雨が明け、台風のフェーン現象もあって、とにかく蒸し暑かった琉球戦。

雨が降る前の、多湿な空気は、空に何とも言えない透明感を与えていた。こういう時、山影もくっきり見える。

 

 

 

最近話題の、新潟駅万代口と南口に設置された「しゃべるマンホール」。それぞれ、アルビの選手たちが決意表明などを語ってくれるのだけれど、私がシャトルバスに乗る前に立ち寄った時は、暑さに負けたらしく無言だったw

(その後復活したらしいけど、暑さ対策が急務なんだとか)

 

 

 

スタジアムでサポ仲間と会い、ちょっと遅めのランチ(昼夜兼用)。

魚沼きりざい丼、美味しかったなぁ。納豆、野沢菜、鮭フレーク、刻み海苔、神楽南蛮ペースト(たぶん「からいすけ」)を混ぜ混ぜして食べる。暑さで食欲が落ちていても、これは食べられるね。

他にも牛ホルモン焼きとサイコロステーキも食べたけれど、ホルモンは一人で食べるにはちょっとヘビーだったので、何人かに手伝ってもらったw

 

サポ仲間の分も含めて、牛ホルモン焼きとサイコロステーキが焼けるのを待っていた時、お店のお兄さんに話しかけられた。

 

「どうですか、今日の試合、どんな試合になりますかね?」

 

と尋ねられたので、

 

──お互いに点は取れるチーム(点も取られるけど)だから、点の取り合いになるんじゃないですか〜

 

と答えておいた。

 

Eゲート前広場の特設リングで、新潟プロレスvs琉球ドラゴンプロレスの対決を横目で見つつ、八色スイカは行列で諦めて、スタジアムに入った。

シャトルバスに乗る前に、オレンジガーデンで買ったスーパークールタオルとカップホルダーが早速大活躍。これは優秀!ぜひラグビーW杯へも持っていこう。

 

 

試合前のキーパー練習で、いつものように大谷と田口が登場すると、ゴール裏が大谷のチャントを歌う。それが、いつもよりも長く、力を込めて歌っているのが分かった。

前節の山口戦で、最後の最後でシュートをファンブルし、土壇場で同点に追いつかれた大谷を、勇気づけたかったのだろう。サポーターのメッセージを感じるシーンだった。

 

試合は、終わってみれば4-0。フランシスのハットトリックのおまけ付き。

でも、4-0で終われたのは幸運も味方していたと思う。4-3くらいになっててもおかしくなかったし、一歩間違えれば勝ち点を落としていたかもしれない。

 

サチローの攻守におけるボールへのアプローチの素晴らしさ、常に先を読む予測の鋭さ、正確さは、今季最高レベルの出来だったんじゃないだろうか。いよいよ、ボランチとして本格化してきたのかも。

そして、トップ下としてゲームを操る善朗の頼もしさ、センスの高さは、もはや善朗がいない新潟を想像できない。すでに2度目の出停リーチになっているので、何とか1試合でも長くイエローを貰わずにいてほしい。イエローを貰ってしまったら2試合出場停止になってしまうのだ。2005年夏に菊地直哉が磐田からレンタル移籍してきた時、すでにイエロー3枚を持っていたので、とにかくイエローだけは貰わないでくれぇぇぇぇ、と毎試合ハラハラして見ていたのを思い出すなw(それなのに、最終節の一つ手前の名古屋戦でついに貰ったイエローは、つまらんシミュレーションだったというオチ)

 

この試合、本当に頼もしかったのは大谷で、スーパーセーブの連続。でも、横っ飛びのセーブよりも、真正面でがっちりキャッチするシーンが多かったのが印象的だった。それだけポジショニングがよく、DF陣との連携も取れていたということなのだろう。

試合前にメッセージを込めたチャントを送ったサポーターの思いが、確実に伝わっていたと思う。

 

 

順位が直近だった相手に勝てたのは、勝ち点6に匹敵するものだけれど、それでも順位はまだ13位。

本当にJ1に昇格したかったら、もっともっと連勝をしなければ届かない。

目先の勝利を素直に喜びつつ、もっと先を見据えて進んでいかなくては。

 

そして昨日、マサルが福岡へ。そして今日、尚紀が柏へのレンタル移籍が発表された。

いずれも出場機会を求めて、ということになるわけだが、やはりキャプテンがシーズン途中で移籍を決断するというのは、並大抵なことではないし、開幕戦でスタメンだった2人が夏にいなくなるというのは、あまり聞いたことがない。しかも、同じカテゴリーのチームに(新潟戦には出場できない契約になっているとはいえ)。

J2残留争いの真っ只中にある故郷のチームであり、GMは高校生だったマサルをプロとして見出した鈴木健仁さん。移籍を決断するのは簡単ではなかっただろうし、相当な覚悟で行くのだろう。尚紀にしても、右SBのファーストチョイスが、スペシャリストではない新井くんで固定された段階で、思うところはあったのかもしれない。

ともかく、選手層に厚みをもたらす2番手の選手が複数抜けるということは、チームにとって致命傷になりかねない異常事態。チーム編成が、どんどん歪になっていってしまう。

2人には頑張れとしか言えないが、チームとして今後の戦いをどうするか、フロントの言葉が聞きたい。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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嵐の山口戦翌日、聖籠にて

 

嵐の中でレノファ山口と2-2のドローで終わった翌日、参院選の投票をしてから練習試合を観に聖籠へ出かけた。

 

バッタリ会ったサポ仲間が、

 

「やっぱりね、昨日みたいな試合を観ちゃうと、ここに来たくなっちゃいますよね」

 

と言う。うん、そうだね。そういう人、多いんじゃないかな。

 

山口戦は、台風の影響をモロに受け、強い風雨の中で行われた。

水が浮いたピッチでは、ボールが止まってしまい、そこに目掛けて両チームの選手たちが殺到する。その分、普段よりきつめのボディコンタクトが増え、選手同士がエキサイトする場面が多かった。

 

こういうコンディションでは、よりボール扱いの技術の優劣が鮮明になる。2014年9月のホーム仙台戦もこんな感じの試合で、レオシルバや小林裕紀の足元のうまさを改めて思い知った。そしてこの試合でも、レオナルドやフランシス、高木善朗の技術の高さが際立った。レオナルドの2得点はまさにそれで、もしかしたら、2004年の日本平でエジミウソンがスーパーサイヤ人化したように、この山口戦を境に、レオナルドがスーパーサイヤ人になるんじゃないか、という妄想を抱くのだった。

 

だからこそ、終了間際で追い付かれてのドローは悔しかった。何より、あれだけ戦術以前のコンディションの中で奮闘した選手たちに勝たせてあげたかった。

結果的に、バイタルエリアを空けてしまう、人はいるのに相手の選手をフリーにしてしまう悪癖が失点に直結してしまったのは、悪天候とは関係ない課題であり続けているので、J1に戻るためには何としてでも改善しなければならない。

 

ただ、チームに成長が見られる部分としては、ここ数試合、先制されてもビハインドを跳ね返す力が出てきたこと。

このリバウンドメンタリティの発露は、もしかしたら最近導入されたメンタルコーチの効果なんじゃないか。

ここは、サポ仲間と意見一致した部分なのだ。

 

 

この日の練習試合はU-18と45分×2。

ズミさんや達也がフル出場だったのは、山口戦で善朗がイエローをもらい、2試合出場停止にリーチがかかってしまったことも関係あるのかもしれない。こんな時、ズミさんや達也の存在は大きい。

達也は4得点。そしてズミさんは、終了間際のCKを蹴った時、前線の選手がボールに合わせる動きをしなかったのにぶちギレて、声を荒げた。やっぱり、ベテランの力は大切だな。言うべき時には言い合わないと。

 

U-18の中では10番を背負う本田修也が目立っていて、別格感があった。相手が嫌がる動き、味方を生かす動きができる。

彼も3年生だけれど、トップ昇格はあるだろうか。

 

 

試合後、ファンサをしてからクラブハウスに引き揚げる選手、居残り練習をする選手がいる中で、家族を連れてきていた達也が、長女の聖愛(せいら)ちゃんに無回転シュートをマンツーマンで教えていた。中学2年でアルビレディースU-15の有望株でもあり、ジェルソンコーチも一緒にアドバイスを送る。

 

 

鋭い無回転シュートを決める聖愛ちゃん。

 

「女子中学生でこれだけの無回転蹴られる選手は、ほとんどいないよ」

 

と言う達也パパの言葉は、親バカではない真剣味があった。

キーパー役を買って出た藤田くんが片手でボールに触ると、

 

「骨折するぞ!」

 

と言ったのは、ちょっと笑ったけれど。

 

パパによく似たドリブラー。パパ直伝の無回転シュートを完璧にマスターしたら、どんな選手になるだろう。

何年か後に、聖愛ちゃんがなでしこジャパンに選ばれたら、この日の聖籠を思い出すかもしれない。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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