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その光の先には

アウェイ鹿児島戦で今季初の逆転勝ちをし、その勢いで天皇杯2回戦では金沢にリベンジを!と思っていたら、低調な内容で敗れて、あっけなく天皇杯が終わってしまった。

うーん、また長いシーズンオフを過ごすのはイヤなので、最低限昇格プレーオフには出るしかない。あ、自動昇格が決まってシーズンオフが長くなるのは構わないんだけど。

 

前半戦最後の試合となった、ホーム大宮戦。明確な格上相手、しかも大宮。ここでどんな内容で勝てるか勝てないかは、後半戦のことを考えても大きな影響を及ぼすことは間違いない。

鹿児島戦あたりから、吉永さんの戦い方に変化が見られ、腹をくくったというか、引いて守ってカウンターをやるべき時は徹底してやる、という割り切りが感じられるようになった。大宮相手にはどう戦うのだろうか。

 

 

試合前、Eゲート前広場ではターレスへの献花台が設置され、場内の大型ビジョンでは昨シーズンのターレスゴール集が上映された。その映像が終わった瞬間、パーッと夕日が差し込んできた。

 

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うん、ターレス。新潟は頑張るよ。

 

 

試合は、前半は大宮ペースで、早い時間に河面の凄いクロスからシモヴィッチに凄いヘッドを決められた時には、クオリティの違いを見せつけられた感じがした。

でも、中盤でタクトを振るい、気の利いたポジショニングでボールを配給していた三門が前半途中で負傷退場したあたりから、流れが変わったとように感じた。

 

前半32分の同点シーンでは、左サイドが詰まると右にいた善朗に振り、相手DFと競り合いながら中央に走り込んでいたレオナルドに高速クロスを入れ、それがドンピシャ。みなさんおっしゃるように、ホント、ベッカムみたいだったなぁ。ベッカム善朗。

前半に追いつけたのが本当に大きかった。

 

後半に入ると、ますます局面のバトルが激化してきて、目についたのはそれにことごとく勝利するサチローの姿だった(個人的に、この試合のMVPだと思っている)。

サチローだけでなく、この日の新潟は「二度追い、三度追い」が徹底されていて、バトルで絶対に後手を踏まないという意識の強さを感じた。この1週間、聖籠で何があったんだろう?と思えるくらいに。

交わされても、奪われても、諦めずに追いかけて奪い返すシーンが何度もあったし、攻撃でも、ゴールに至らずとも諦めずに繰り返す、やり直そうとする姿勢が明確にあった。それが逆転ゴールに繋がった。

相手DFと駆け引きしながら斜めに切れ込んできたフランシスに、左サイドの位置にいたカウエが見事なミドルパスを送り、フランシスがGKとの1vs1を制したゴール。あんなハイレベルなゴールを眼の前で見せられたら、そりゃー壊れますよね、ゴール裏w

 

その後、大前を入れるなど攻勢を強めてきた大宮の攻撃を、二度追い三度追いで封じ込めて試合終了。2-1。

あぁ、こんなに局面のバトルを臆することなく繰り広げる新潟は、今季初めて観た気がする。グッと来た。

ラグビーでは局面のバトルのことを「ブレイクダウン」というのだけれど、ブレイクダウンを制するかどうかは試合の行方を決める重要な要素だ。ラグビーにしろサッカーにしろバスケにしろ、局面で勝てなければ試合は勝てないのは必然のこと。ようやく、新潟もそれを見せてくれた。嬉しい。本当に嬉しい。これをスタンダードにして、やり続けてほしい。

 

この試合で、將成くんのプレーを観た。前回見たのは、U-18の試合だったか、新潟国際ユースだったか。スピードがあり、足元がうまく、いいフィードを蹴る。將成くんがボールを持ち上がると気分が上がる。

久しぶりに、花のあるCBが出てきたなぁと、ワクワクした。ぜひ、永田みっちゃんみたいな選手になってほしい(と、無類のみっちゃん好きは思うのだった)。

 

 

さて。この日は本当に空がきれいで、ずっと空の写真を撮っていた。

これがあるから、ナイトゲームっていいな。

 

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そして、勝利のプラネタスワン。

撮影した何枚かの画像を、Googleフォトが自動でパノラマ写真にしてくれた。

 

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場内が明るいので、プラネタスワンの美しさが伝わらないのが残念だけれど、本当に美しかった。

これをずっと続けていけば、その光の先にはきっと、みんなが願っているものが待っている。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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まだまだまだまだ足りない

実を言うと、栃木戦のことをブログに書く前に、新潟日報のWEBサイトに連載しているサポーターコラムの出番がやってきてしまった。というわけで、栃木戦についてはそちらに書いたのだ。

つまり、ブログはサボって、そちらの方を見ていただこうという魂胆なんである。

 

「今季初の連勝!でも、まだまだ足りない」アルビレックスサポーターコラム「ハピだね」|新潟日報モア

 

有料サイトだけど、新潟日報ご購読の方は無料で会員登録できるので、なにとぞ!

 

このコラムは3人で担当しているので、次の出番は9月末。ちょうどラグビーW杯開幕の時期で、私も味スタへ観戦しに行くタイミングなので、脳内が半分以上ラグビーに占められているのは間違いない。アルビのチーム状況にもよるけど、どんなコラムが書けるのか、若干不安を感じるのだがw い、いや、ちゃんとアルビの話が書けるように頑張りますw

 

で、金沢戦は、父の三回忌法要と被ったので現地へは行けず、DAZN観戦となった。

画面の向こうは、雨の金沢。

 

立ち上がりは悪くなかった…と思うのだ。チャンスを多く作っていたのは新潟の方だった。

ただ、金沢の右SBに入った巧に、トイメンのゴメスが押し込まれ、岐阜戦や栃木戦のようなゲームメイクができない。さらに、ユースの先輩である新太もチンチンにされた。サチローにもキツめのマークがつく。ヤンツーさん的には、まず2連勝のキーマンになっていたゴメスとサチローを動けなくしてしまえば、新潟の戦闘力は相当削れる、という計算があっただろうし、そういう意味でも前半からヤンツーさんの目論見通りに試合は進んでいたということなんだろう。

ウチとしても、ゴメス、サチロー、善朗に徹底マークが付くことは分かっていたはずで、その対策はどう考えていたのだろう。試合ではよく見えてこなかった。

 

それにしても、去年は金沢にウチからキワラがレンタルで行っていたけれど新潟戦には出場できない契約にしていたのに、今年の巧は出場自由にしてしまったのが、結果的にマイナスに出たなぁ。なんで巧は自由にしたんだろうな。巧の力、負けん気の強さを甘く見てたんじゃないだろうか。

 

後半は、立ち上がりから金沢がペースを握っていた。でも、失点シーンを見る限り、相も変わらず同じ形での失点ばかりだ。

個人能力に頼るばかりで決定力に難がある前線の動き、最終ラインが咄嗟の事態に対応できず、あっさりとボールウォッチャーになってしまうこと。なにより、チームとしての約束事がなく、個人の判断に委ねられていることを、ヤンツーさんはお見通し。要所のキーマンたちに対応できれば大概のことは大丈夫だと見透かされていることが悔しかった。

判断力や技術力が確かな凌磨と新井くんがベンチスタートで、凌磨が新太に代わってピッチに入ったのが試合終了間際だったという現実を、どう捉えたらいいのだろう。

 

吉永さんは、個人の力を自由に発揮させることはできても、チームとしての約束事を構築するまでには至っていない。吉永体制になって善朗はイキイキして始めたが、逆に凌磨や新井くんのように使われなくなった選手もいるのも気になる。シンガポールリーグでは最優秀監督に選ばれた人だけれど、個人能力の違いで何とかなったアルビシンガポールとは違う、ということが明確になっただけのことだと、個人的には感じている。それはひとえに経験不足であって、吉永さん個人の責任ではないと思う。

 

まだ時間はある。でも、失われたものを取り戻すための時間は充分ではない。

これから夏の移籍シーズンを迎えるにあたって、新潟は今は引き抜かれる立場なのだということも含めて。凌磨、善朗、サチロー、新井くんのプロテクトは万全だろうか。

 

次の鹿児島戦も、アウェイが続く。その次はホームで。

正念場は、まだまだ序の口なんだよ。

 

 

【追記】

昨シーズン、新潟に所属したFWターレスが、リオでのバイク事故で亡くなったというニュースが、金沢戦直後にありました。

元年代別セレソンだけれど、問題児という評判での来日でしたが、全くそんなことはなく、むしろ真面目な好青年、という印象でした。

計り知れないポテンシャルをもて余しているようなイメージで、Jリーグに慣れれば得点も増えそうな感じがあっただけに、1シーズン限りだったのは、本当に残念でした。

現所属チームの監督は、元鹿島のジョルジーニョ。ターレスの能力を高く買っていただけに、ターレスの死を深く悲しんでいるとのこと。

新潟の選手たちもSNSで悲しみを表明しています。貴章と新太のエントリーは涙なくしては読めません。

サポーターの一人として、ターレスの勇姿は忘れません。どうか、安らかに。

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No rain,No rainbow

苦しい試合になることは覚悟していた甲府戦。その通りの試合になったばかりか、本来は徹底マークして自由を奪っておかなくてはいけないウタカやドゥドゥを、なぜかフリーにして仕事をさせてしまうという結果の0-2。これ以上ない完敗だった。

 

そうなると、書きたいことは山ほどあっても、筆が止まる。我ながら情けない。

 

で、そんなこんなで岐阜戦は、以前から決めていた通り、ビッグフラッグお広げ隊の貸切バスに便乗させていただいて、初めての長良川競技場だった。

 

 

 

すぐ近くに、金華山。その頂上に岐阜城がそびえ立っている。お城が見えるスタジアムなんて、他にあるのかな。

もちろん初めて見た岐阜城だけれど、あんなに険しい山の上にあるとはなぁ。新潟県内で山の上にある城といえば村上城だけど、山の険しさのレベルが違う。そりゃー、織田信長も攻略に8回もチャレンジせざるを得なかったわけだ。

 

スタジアムに着いてから、会う約束をしていた岐阜サポの「ぐん、さん」と、名古屋サポの「ラグさん」とご対面。ぐん、さんは去年、ビッグスワンでお会いしているので、お久しぶりの再会だった。

 

ぐん、さんからは、前回もそうだったのだけれど、岐阜サポーター有志で発行しているタブロイド紙と、ギッフィーキャンディをいただいた。ギッフィーキャンディ、金太郎飴になってる。しかも、フタにギッフィーのサインがプリントされてる。いいなぁ、これ。アルビくんバージョンも欲しい。

 

 

新潟みやげとして、勝ちの種と、小川佳純キャンディをプレゼント(ぐん、さんはFC岐阜誕生以前は名古屋サポだったので)したのだけれど、よくよく見たら、ギッフィーキャンディもアルビの選手キャンディも、同じ岐阜の「山中製菓」製。えっ、岐阜w

岐阜の人に岐阜産のものをプレゼントしてしまったではないかw

 

ラグさんは、小林裕紀を熱心に応援している女性サポの方も一緒で、新潟時代のユーキコバヤシの話などをしばし。

 

「コバユ(名古屋サポの間ではそう呼ばれている)はサポーターに愛されてますよ」

 

と、ラグさん。裕紀はつくづく、いい移籍をしたと思う。

 

長良川競技場はスタグルのレベルが高いという評判だったので、人気の飛騨牛串焼を。これがまた、とろけるような美味しさだった。ビッグスワンの越後もち豚串焼も美味しいけどな!

 

 

この試合、新潟は前節から選手をガラリと替えた。目立つのは、SBを左右とも替えたこと。甲府戦翌日の松本山雅との練習試合(5-0で勝利)で活躍した堀米(ゴメス)とサムエルが入った。そしてボランチには久しぶりにスタメンのサチロー。

ようやく、競争原理がきちんと働いたメンバーと言うべきか、流れを変えるために刺激が必要だったからこそのメンバーチェンジと言うべきか。どっちもだな、たぶん。

右SHの位置にフランシスが入ったので、サムエルとフランシスの右サイドコンビということになった。結果的に、ここがキーになった気がする。

 

ゲームメイク役はトップ下の善朗と左SBのゴメスが担い、2人とも得点シーンの基点となっていた。先制点を引き出したゴメスのFKもお見事。

善朗は、すっかりチームの中心になったなぁ。もはや、善朗のいない新潟は考えられない。それもあって、この試合からゴール裏のコールが「タカギ」から「ヨシアキ」になり、新チャントもお披露目になった。新チャントは、小林裕紀のリニューアル版。「ユーキ コーバヤッシー」の部分が「タカギ ヨッシアッキー」になった。ラグさん、耳に入りましたか?(頭に残ってないと思うけどw)

 

攻撃面は、メンバーチェンジ効果が感じられたのだけれど、守備の不安定さは全く変わらない。バイタルエリアがら空き問題とか、簡単にクロス上げさせすぎ問題とか、ボールウォッチャー問題とか。2つのPKはまさに、問題が何も解決されていないことを示すもので、2つ目のPKをあの前田遼一がまさかの失敗をしてくれなければ、この試合、よくて引き分け、最悪逆転もあり得た。少なくとも、新潟の3点目は生まれていなかったかもしれない。

 

ああ、ありがとうマエリョーさん!(こんなセリフを吐く日がやってこようとは)

 

終始グダグダだった岐阜の低調さに助けられた部分も多く、タイトなチーム相手に同じようなプレーができるかは分からない。次の栃木戦が試金石になる。

この試合は勝って4連敗で止めることが最低限だったと思う。新潟はひとつ勝つだけで喜び過ぎてしまうから連勝できないと言われる。それはもう終わりにしよう。

 

 

ハワイのことわざに、

 

「No rain,No rainbow」

 

という言葉がある。「雨が降らなければ、虹は出ない」という意味だけれど、出番がなくても真摯に練習に取り組み、チャンスをつかんで結果を出したゴメスやサムエル、サチローたちのプレーが、「雨の後の虹」だったかもしれない。

しかし、勝利が美しい虹となって一瞬目の前に姿を表したとしても、虹のままである限り、時間が経てば消えてしまう。虹を確かな未来への架け橋に変えられるかどうかは自分たち次第だということを忘れちゃいけないんだ。

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積み上げるということ

 

日々バタバタしている間に2節が過ぎ、気がつけば3連敗。

うーむ。これは困った。

 

愛媛戦前の散水が涼しげだったのと、両チームのスタッフが準備したウォーミングアップ用のボールの並びが対照的だったので面白いなぁと撮影した画像を上げておこうw(いや、何の慰めにもならないけど)

 

 

 

この試合、初めてフォーメーション図が大画面に映し出された。これは、フォーメーションが分かるようにしてほしいという要望があったんだろうな。

スタメン発表後にクラブから発信されたものだから、いいサービスだと思う。参考になるし。

 

 

さて。この愛媛戦、そしてその次の琉球戦。

どちらも失点の仕方が同じ、という印象を受けた。聖籠でのトレーニングでは、課題に対してどういうアプローチがなされているのだろう。そして何より、選手たち自身が、どう考えて取り組んでいるのかが知りたくなった。

 

私がアルビを見ていく中で重要視しているのは、「チームとしての積み重ね」。前の試合で出た課題が次の試合で克服されていると、とても嬉しくなる。チームの成長を感じる瞬間が、ひとつのチームを追いかけ続ける醍醐味だと思っている。少なくとも、何年か前までのアルビはそういうチームだった。

それが、いつからか、積み上がらないチームになってしまっている。監督が替わろうと、選手が入れ替わろうと同じなのだ。

 

一体、その最大の要因は何なのだろう。それが新潟の「風土病」だと断じたくはない。でも、そういう甘えを許す土壌が、いつの間にか醸成されてしまっている気がする。

スポーツは、人がやるものだからミスは当然起こる。しかし、ミスを見つめ直す、という部分で、どこか甘えがあるのかもしれない。

 

そんなことを考えて悶々としてる時、明治大学ラグビー部・田中澄憲監督の言葉をネット上で見つけた。

 

「きょうは8名の初紫紺の(初めてファーストジャージィを着る)メンバーがいたなか、ゲームのテーマはユニティ。結束、繋がり、80分間助け合うといったことです。その意味できょうは、プレーが途切れた間に話す、次にどうするかの意思決定をするという部分で成長できたと思います。」

 

「自分の評価を上げるには、誰かに助けてもらわないといけないんですよ。結局、チームワークがなかったらいいプレーはできないんです。自分勝手なプレーと自分のしっかりしたプレーは全然、違います。チームのなかで、自分を出していくという意識が大事」

 

この言葉の中に、今の新潟が見失っているもの、疎かになっているものが詰まっている気がする。

ピッチの中で起こることは、選手たちにしか解決できない。そのために、声を掛け合う、話し合う、要求し合う、そして助け合う。「合う」の言葉が今、ずっぽり抜け落ちているように感じてしまうのだ。

 

田中監督が、この言葉の中で学生たちに求めているのは、確固たる「プロ意識」だろう。

大学生レベルでも、これだけのことを要求される。新潟の選手たちも、ずっと求められてきたはずなのだ。

 

もう一度帰るべき原点とは、「新潟らしさ」というイメージ的なことよりも、プロとしてピッチ上での在り方そのものではなかろうか。

 

それでも、今の新潟の選手たちに、それができないはずはない、とも思っている。

まだまだやれることはたくさんある。やり切る姿を、ぜひ甲府戦で見たい。

 

 

 

 

愛媛FCのグッズ売店で買ったもの。

愛媛の総合スポーツ雑誌「エッジ」(まえのんのサイン入りで売るあたり、愛媛さん商売上手w)は、スポーツライターの二宮清純さんが総合監修をしているだけあって、非常に濃密な内容。

おすすめです。

(新潟で手に入るかは不明だけれど、ジュンク堂書店あたりで扱ってそうな予感w)

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ああ長崎は

長崎戦の週末は、母の誕生日+母の日のダブルで、遠征に出かけると殺されかねないので新潟にいたのだ。

 

で、母の逆鱗に触れない程度の外出で、古町どんどんに出かけた。

 

古町どんどんになると一気に賑わう古町通り。古町どんどんやにいがたの冬食の陣当日座みたいにいつも賑やかなら、中心繁華街の衰退なんて関係なくなるのになぁ、なんて思いながら歩いていると、目に入ったのが

 

「長崎五島産あごだしを使用したあごだしラーメン」

 

の文字。おお、長崎戦のためにもこれを食べなければ!

 

 

いやー、あごだしがよく出てて美味しいなぁ。

その間に、スマホがブルッと震えたので確認すると、スポーツナビからスコア速報が届いていた。

 

「GOAL!(前半7分)長崎 呉屋大翔」

 

ちょっと待て。あごだしラーメン食べてる間に呉屋にゴール決められてるって、どういうこと!?

てか、呉屋っていつの間にか長崎にいたのね…。

 

その後も失点のお知らせが来て前半で0-2になり、後半に入って凌磨のゴールで1点差になったものの、また失点のお知らせが来て1-3になり、終了間際に1点返したものの、そこで終了。うーむ、またもや前節の流れが繋がらないという状況が続いてしまったではないか。

これは帰宅してからDAZNの見逃し配信を確認しないとなぁ…と思いつつ、脳内には「長崎は今日も雨だった」が流れてきて、そういえば昔、タモリさんが

 

「長嶋は今日もダメだった」

 

という替え歌を歌ってたなぁ、「長崎は今日も雨だった」の数あるパロディの中でも一番秀逸だったよなぁ、なんてどうでもいいことを考える。思わず口ずさむ替え歌は、

 

「アルビひと〜つに〜 かけ〜た恋〜

社長の言葉を〜 信じたの〜」

 

いかん。このまま替え歌を続けたら、途方もなく自虐的になってしまいそうだ。5月からこんな歌を歌ってる場合ではないぞ。

 

古町5番町のステージで繰り広げられる純烈ライブの大喧騒を西堀方面に逸れ、北書店でフットボール批評とジャイキリの新刊を買って帰宅。夜、DAZNで長崎戦を観た。

 

うーむ。これはなぁ…というつぶやきが思わず出てしまうような試合。相変わらず、いい勝ち方をした試合が次に繋がらない。

攻撃はかなり形になってきていると思うのだけれど、攻撃がよくなると守備にほころびが出る流れは、どうにかならないもんか。

1失点目なんて、何度同じパターンでやられるのか、という感じなのだ。なぜ呉屋みたいな、危険だと分かりきっていたはずの選手をフリーにさせてしまうのだろうなぁ。

2失点目は確かに相手のFKが凄かったのだけれど、なぜFKを与えてしまったのか。マサルが危険な位置でファウルを犯したのは確かに直接的な原因だけれど、そうなってしまった遠因は必ずある。

3失点目は、せっかく凌磨の追撃のゴールが決まったのに、それからすぐに取り返されるという最もやってはいけないパターン。真ん中で競り負け、こちらの右サイドの裏を取られ、マイナスのパスを通されて万事休す。

肝心なところでのミスで自分で自分を苦しくしてしまうのが、典型的な負けパターン。そろそろ、このサイクルから抜け出してほしいのだがなぁ。

得点シーンがとてもよかっただけに、何とも切ない。

その得点シーンも、凌磨と善朗が生み出したもの。この2人のフォア・ザ・チームに即した個人技と最後まで諦めない負けじ魂は際立っている。優れた個人技というのは、フォア・ザ・チームがベースにあってこそなんだということを教えてくれる。

 

凌磨で思い出すのは、去年、ドイツから新潟にやってきたばかりの頃。

聖籠で練習を見ていたら、遠征で来ていた埼玉の高校サッカー部員たちがシュート練習を見にやってきた。

 

「渡邊凌磨だ!」

「やっぱりすげー!」

「渡邊凌磨のシュート練習を観られるなんて、すげーな!」

 

と興奮気味に語り合っていた。かつての前橋育英のエースは、埼玉の高校生たちにとっても永遠の憧れなのだった。

 

早稲田大学を中退してドイツへ行き、日本に戻ってきて名古屋に練習参加し、その後新潟に来て契約を勝ち取った。その実力と負けじ魂で、今や新潟を牽引する大黒柱だ。

周りの選手たちも、もっと凌磨や善朗の負けじ魂に響き合ってほしい。彼らがいなくなってから気づいても遅いのだ。

 

…え? 善朗が次節出場停止? よーし、そうなったら誰かがチャンスを掴むってことだな。頑張れ。

 

 

母の日に、無印良品に予約しておいたブリザーブドフラワーが届いた。木のボウルに入っておしゃれ。

喜んでくれたので、よかったよかった。

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プロとして

 

怒濤の10連休もすっかり明けたけれど、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

 

え?連休ボケが治らない?

え?10連休何それおいしいの?

 

個人的には、期間中に3日ほど半日仕事があったので、3連休が2度あったみたいな感じになって、ほどほどでよかった気がする。

 

そんな中、1日だけ聖籠へ行くチャンスがあったので、5月1日に行ってきた。

ちょうど水曜日、実践練習多目で1週間で最も濃い練習が見られる日だった。

Aピッチへ行くと、ズミさんと凌磨が先乗りでシュート練習をしていた。

 

この日、目を引いたのは、サチローが右SBでプレーしていたことで、尚紀が左に入っていた。本来の左SBである泰基が別メニュー調整中だったこともあるけれど、サチローの運動量を生かしたいという意図も感じた。

また、ボランチの組み合わせをいくつか試していた。

果たして、山口戦ではどの布陣で行くのか。

 

そして、山口戦。

 

これ以上ない青空に恵まれ、久しぶりに2万人超の観衆が集まった。

 

スタメンは、右SBにサチローが入り、尚紀が左。ボランチはいつも通り、カウエとマサル。

 

試合は、新潟のポジショニングがかなり改善されていて、それぞれの役割も整理されていた。いい距離感で動きも連動している。

サチローも慣れないポジションで奮闘していた。徳島戦で失点に直結するミスをしてからベンチ外やベンチスタートが続いていたけれど、日々の練習で自分の課題と真摯に向き合い、取り組んできたのだろうなぁということが分かるプレーぶりだった。日々の姿勢は試合にちゃんと出る。

チームとしても、いい練習ができていたのだろう。

 

前半は完全に新潟ペース。山口にミスが多かったのも確かだけれど、しっかりとチャンスをモノにして、前半のうちに2-0。これが大きかった。

ゴール裏もノリノリで、まだ2点なのに「蹴散らせ」を歌い出したので、

 

「早くない?」

 

と呟いたら、サポ友数名から即座に

 

「こんなもんです」

「前倒しで」

「願いを込めて」

 

とフォローのリプライが来たのだったw わははw

 

後半は、山口がハーフタイムでの2枚替えなど対策をとってきたことや、前半奮闘していたブラジル人の運動量が落ちたこともあって、山口の攻勢を受けたけれど、大谷のファインセーブが光った。

疲れでサボりが目立つようになったレオナルドとシルビーニョを、早めに貴章と達也にスイッチしたのも好印象だった(思ったより効果が出なかったけど)。

 

試合はそのまま終了。あー、久しぶりに勝った。やっぱり勝つのが一番だなぁ、当たり前だけど。新井くんはCBがいいなぁ。そんなことを考えながら、サポーターと万歳をする選手たちを見ていた。

 

試合後の監督コメントで、吉永さんは、

 

「ダメな監督」

「僕があと何日監督をやれるか分かりませんけど」

 

と発言していたのが気になったのだが、その真意は、数日後に我が家に届いたエルゴラの記事で理解した。

勝って反省する習慣がないと、ひとつの勝利で喜びすぎて緩んでしまい、次の試合に繋がらない傾向が、新潟にはずっとあった。連勝できない主原因だったわけだが、吉永さんはそれを問題視していた。だから、自ら厳しいコメントを発信することで、選手たちのネジを巻き直させる意図があった、とのこと。

プロとしての姿勢を監督として示して、選手の成長を阻害してきた甘さを正したかったのだろう。

 

指導者としての吉永さんの姿が見えた気がした。

 

選手たちにそれがどう映り、どう響いたか。それは次の試合に現れるだろう。

今日の長崎戦では、そこにも注目したい。

 

 

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見届ける幸せ

 

今日からBリーグチャンピオンシップが開幕。

新潟アルビレックスBBは、ホームのアオーレ長岡でディフェンディングチャンピオンのアルバルク東京を迎える。

 

先週、レギュラーシーズン最終戦を観に行った。

試合前のセレモニーで長岡市長が、

 

「まさかこんなに早く、こういう日がやってくるとは思っていませんでした」

 

と挨拶していた。本当に嬉しそうだった。

アルビBBの躍進は、ホームコートを長岡に移したことも大きかったとよなぁと、長岡駅の中や、駅からアオーレに繋がるスカイデッキにあったアルビBB応援のディスプレイを思い起こし、しみじみ思った。

長岡の人たちの熱が、チームを強くしたのだなぁと。

 

チームは最終戦を勝利で飾り、10連勝でレギュラーシーズンをフィニッシュ。

庄司HCの挨拶と、MVPを獲得した五十嵐圭を見ながら、ふたりが選手として朱鷺メッセで対戦した14年前の試合を思い出した。

bjリーグの立ち上げが決まっていたアルビBBにとって、スーパーリーグのラストシーズン。日立の選手として朱鷺メッセにやって来た五十嵐圭は、当時、日本バスケ界のスーパーアイドル。

「新潟に帰ってきてほしいけど、来ないよなぁ」

と思いながらプレーを見ていた。

庄司和広はアルビBBの押しも押されぬ顔だったけれど、bjリーグに移行するチームに残ってくれるのか気がかりだった(結局、恐れていた通り、そのシーズン限りで庄司はスーパーリーグのチームに移籍してしまった)。

 

そんなふたりが今、HCと選手として、アルビBBを初めてのチャンピオンシップへと導いてくれたんだよと、あの日の自分に教えたい。

 

 

さて、チャンピオンシップ。

アルビBBが一歩を踏み出す未知の世界を見届けに、アオーレへ行ってこよう。4年前にアルビレックス新潟が初めて足を踏み入れた、ナビスコカップ決勝トーナメントを思い出すなぁ。あれは素晴らしい世界だったよ、本当に。

最初の一歩を見届ける幸せを噛みしめながら。

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一歩一歩

ヴェルディ戦があった日は、外に出る用事が複数あったので、試合の流れは外出先で確認していた。

 

監督交代から初めての試合。吉永さんが選手にどうアプローチし、選手がどう応えようとしていたか。

一番気になっていたのはそこだった。

 

リアルタイムで見ていないので、見逃し配信を見た印象でしか書けないのだけれど、前半は間違いなく吉永さん効果があって、真逆な印象になった後半は、選手たちを蝕む「甘さ」が、疲労とともに顕著になったということかな、と思った。(リアルタイムに見ていた方、どう思われますか?)

 

少なくとも、吉永さんはリトリートをファーストチョイスにするのは嫌い。

正しいポジションを取ることと、攻守ともに前から行くことを最優先に考えているという印象。 

 

問題が「相手に対策されてから」なのは、フチさん時代から引き続きのことであると思っている。

そこは、選手にも意識改革が必要じゃないかな、と思えるシーンがたくさんあった。

象徴的だったのは失点シーンで、横パスをパスカットされた広瀬に責任を負わせているうちは、何も変わらない気がする。

それ以前に、相手へのアプローチをサボった選手がいたこと、広瀬を助ける動きをした選手がいなかったこと。

選手たちが自分の役割、それぞれの局面でやるべきことを少しずつ怠ると大きな綻びになる。もっとシビアにやらないと上へは行けないよなぁと。そういうところがまだまだ甘い。

 

それでも、可能性を感じることはできたので、次の水戸戦が楽しみだ。

 

ここから一歩一歩積み上げて、最終的に目的地にたどり着きたい。

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サクラサケ
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この決断が

 

今シーズンは試合が終わるたびに、ちゃんとブログを更新しようと心に決めていたはずなのに、結局、追いつけていないという体たらく。

 

しかも、更新を怠っている間に、大どんでん返し的な出来事が起こって、それ以前に書きたかったことを書くタイミングを逸するというパターンは、去年と全く変わっていない。ううむ。

 

ビッグスワンの桜が満開だった山形戦の翌日は、母の運転手役で、あちこちに引っ張り回されていて、あの一大ニュースを知るまでにタイムラグが生じてしまった。

しかも、知ったのは友人からのLINEである。

 

「解任ですか」

──解任?

「監督交代」

──どこの?外に出てて状況がわかんない

「うちの」

──はあ?

 

改めて文字にし直してみても、締まらないなぁ、この会話(ニガワラ

 

リトリートして相手を引き込み、ボールを奪う守備が、ハマった時には千葉戦のような試合にもなるが、そこがハマらないと詰んでしまう。特に相手のスカウティングに上回られた時、それをさらに上回るためのチームとしての約束事がなく、結局個人の力に頼るしかない。そんな試合が何試合も続いていた。フランシスや凌磨のゴールに救われた3試合は、その典型のような内容だったと感じている。

それでも、まさか今の段階で解任という決断が下されるとは、正直思っていなかったのでビックリしたのだけれど、昨日の今日で下した決断だったとは思えず、少し前からその下地はできていたのだろう。

 

ただ、フチさんがクラブの方針に沿ったチーム作りをしようと悪戦苦闘していたのが伺えるだけに、複雑な思いがしている。

今朝の新潟日報の特集記事に、フチさんの言葉がある。

 

片渕氏の解任は、「新潟らしさ」を追求しながらJ1に昇格することへの難しさもあらわにした。リーグ開幕前のことし2月、片渕氏は新潟日報社のインタビューで、「新潟のサッカー」として語られるものへの違和感を語っていた。

 

 「新潟のスタイルは堅守速攻と言われ、それなら基本的な戦術は(引いて守る)リトリートになる。でも前からボールを奪いに行かないと『アグレッシブでない。新潟らしくない』と言われる。それって矛盾している」。

 

 片渕氏は固定した戦術ではなく、全員でハードワークを貫き、ボールを奪いゴールに向かう姿勢こそ新潟の生命線と考えた。選手には「前から行くだけがアグレッシブではない」と説いた。新潟として目指すべき戦い方を模索し、道半ばで、職を解かれた。

 

これは、重い言葉だなぁと思うのだ。

新潟サポーターが喜ぶサッカーをチームに求めるクラブの意向と、求められているものの矛盾に悩みながら采配を振るっていたのであれば、フチさんはクラブの犠牲になったとも言える。

ただでさえ、3度も火中の栗を拾わせてしまったのに、文句も言わずに職務を全うしようとしてくれていたフチさんには、どういう言葉をかけていいのか分からない。

 

その一方で、クラブにもやむにやまれぬ事情があったであろうことも、容易に想像できる。

今年でJ1に戻ることが至上命題とされている現実。

しかも、ホームで勝てていない現実。

長年のお付き合いだった菊水酒造ですら、スポンサーから降りている現実。

是永社長にかかるプレッシャーは、想像を絶するものだろうと思う。

 

そういったことを考えると、是永社長の会見にあったように、フチさんにクラブに残ってもらうよう打診をしているという話は、当初はよかったと思っていたのだが、果たしてフチさんは受けてくれるだろうか…。

 

フチさんの後を受けた吉永さんは、スペインサッカーのメソッドを新潟に取り入れるべくアカデミーダイレクターという立場にあったので、フチさんが抱えていた矛盾とどう向き合い、どう解決していくのか見守っていきたいし、心から応援したい。

もちろん、選手たちのことも。

 

この決断が、新潟の未来を拓くものになるように。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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