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新潟らしさ



11月26日、土曜日。



仕事日だったのだけれど、急遽休みになったので、天気に誘われて聖籠へ行った。



シーズンオフ期間のトレーニング。



もう公式戦もない、直近に目標とするものも明確にはない状況で、どんな雰囲気でトレーニングが行われているのかを観てみたかった。



Bピッチへ行くと、コーチングスタッフが準備をしており、間もなく、三々五々選手が集まってきた。そして、何人か集まると、自然と輪になってボール回しが始まる、シーズン中と変わらない風景。



トレーニングには、帰国したブラジル人4人と、リハビリ組、スクール訪問へ出かけている組以外の選手たちは全員揃っていた。もちろん、移籍が決まったマツケンの姿もある。



彼らの姿からは、余計なプレッシャーから開放されて、ノビノビと、そして真摯にボールと向き合っている様子が伺えた。



これは毎年毎年、聖籠へ行くたびに感じることなのだけれど、聖籠での練習風景を観て、雰囲気の悪さとか、選手たちの取り組み方への疑問を感じたことはない。彼らはいつも、どんなにチーム状況が苦しいときでも、前向きに、真摯に練習に取り組んでいる。
監督が代わっても、選手が入れ替わっても、その空気は変わらない。



もしかしたら、これも「新潟らしさ」というものなんじゃないかな、などと思いながら、青空の下のトレーニングを眺めていたのだった。



この「らしさ」は、いつまでも失ってほしくない、と思う。







11月27日、日曜日。



市役所前の北書店で、今年も「えのきどいちろうトークショーin北書店」を開催。



聖籠でのトレーニングゲーム、イオン南での田中達也&成岡翔トークショーと被ったので、キャンセルが増えるかなぁと思ったのだけれど、逆に、前日、FM PORTさんも告知してくださったこともあり、昨日駆け込みの申込みが多くあり、当日も「予約してないんですが、いいですか?」とおっしゃる方が複数。
おかげさまで、90名弱の方々が参加してくださった。



えのきどさんも、入ってくるなり、



「これはすごいね!今までにない人数じゃない?」



と目を丸くしたほどだった。



トークのテーマは「新潟らしさ」。
今シーズンの終盤、多く語られるようになった「新潟らしさ」とは、なんぞや。
その「新潟らしさ」のイメージは、人それぞれではあるけれど、ほぼ「泥臭さ」とか「最後まで走る」といったイメージは共通している。



では、達磨さんが取り組んだサッカーはムダだったのか。そのチャレンジは意味がなかったのか。



今年の取り組みが無意味だったと否定するのは嫌だな、というのは、個人的な思いだ。
チャレンジが必ず大きな意味を持つ、あれはこういうことだったのかと実感できる日が、きっとやってくる。そう信じて、日々を積み重ねていくしかないんじゃないかと思うのだ。



…なんてことをですね、えのきどさんのトークを聞きながら考えていたわけですよ。
参加された皆さんは、いかがだったでしょうか。



最後は史哉の話になって、ちょっとしんみりしちゃったけれどw



とにかく早く監督を決めてもらって、来シーズンに思いを馳せたいですよね。



参加してくださった皆さん、そしてえのきどさん、ありがとうございました。また来年!

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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引き分け抽選の風景
11月13日、日曜日。

御茶ノ水のホテルをチェックアウトして、向かった先は神宮外苑。



実は、国立競技場が取り壊されてから、ここに来たのは初めてだった。

学生時代から数えれば、国立競技場には何十回通ったか分からない。
あるべき場所に、あるべきものがない寂しさ。




神宮球場の敷地内を歩く。ちょうど、明治神宮野球大会の真っ最中で、第3試合が明治vs関大になっていた。
この日の明治の先発予定が柳だと聞いていたので、柳は観てみたいなぁ、と思う。

それにしても、この神宮球場も何十回も来たけれど、日本のスタジアム(サッカー場も含む)の中で、建造物として一番好きなのはここだ。まさに「レガシー」だと思う。


神宮球場を横切って、秩父宮ラグビー場へ。



全国高校ラグビー大会東京都予選、第1地区、第2地区代表決定戦。

第1地区決勝は、東京高校が早実に快勝。FWとBKのバランスがいいチームだなという印象。

第2地区決勝は、國學院久我山vs明大中野だった。
試合は絶妙なキックパスで久我山が先制したが、明中がすぐに反撃。
全体的に、明中の前へ出る意識の強さが目につく。

追いつ追われつの大接戦で、片時も目が離せず、途中で神宮球場へ柳を観に行こうかなと思っていたことなど、どこかへ吹っ飛んでしまった。

19-19でノーサイド。

延長戦はやんないの?え?てことは抽選か!

大昔はメインスタンド前で公開抽選だったが、両校キャプテンだけが別室に入り、抽選を行うようになったのは、いつ頃からだったか。
ラグビーにおける、引き分け試合の抽選という決着のつけ方は、すべては80分間の中にある、という理念は理解できるけれど、やはり何度経験しても慣れることはない。
しかも、現地観戦で抽選に立ち会うのは初めての経験だった。抽選結果を待つスタンドの雰囲気って、こんな感じなのか。

時間にして10分くらいだったかもしれない。やがて、両校キャプテンが姿を見せた。
2人とも落ち着いた表情で、チームメイトたちを集める。その様子からは、どちらが当たりくじを引いたのか分からなかった。

そして、場内アナウンスで、明中が花園出場権を獲得したことが告げられると、明中応援席から大歓声が起こり、ここで初めて、明中フィフティーンが喜びを爆発させた。
明中が花園に出場するのは27年ぶりになる。

明中も久我山も好チームだったな。久我山の分まで明中は花園で頑張るだろう。
明中のフルバックの小島くんという長身選手が、荒削りながらもスケールの大きさを感じさせるプレーを見せていたので、今後追いかけてみたい。
author:ぐっちい, category:ラグビー
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次のステップへ進むキミに贈る言葉

松原 健選手 横浜F・マリノスに完全移籍のお知らせ

 

 

 

噂通りに、なんだけれど、思ったより早く発表になった、という感じだ。

 

マツケンが大分から新潟に移籍してきたとき、大分で出場機会が激減していたということもあったけれど、それ以上に、リオ五輪に出たい、そのためには同じポジションのライバルである川口尚紀がいる新潟に移籍して、レギュラーを奪い取るんだ、ということを言っていたことが、とても印象に残っている。

 

そんなマツケンも、新潟ではケガが多くて、結局、ケガの影響でリオ五輪代表を逃し、バックアップメンバーにも入れなかった。

 

最大の目的が失われてしまったら、それは次のステップを考えるときなのだろうな。恐らくそれは、一般人の人生においても。

 

 

マツケンと武蔵のコンビの明るさが、聖籠の雰囲気を明るくしていた。

その一方で、真摯にトレーニングに打ち込む姿には、感じるものがあった。

 

気持ちよく右サイドを駆け上がり、クロスを上げるプレーは、マツケンの真骨頂。ただ、チームの戦い方がパスサッカーへと移行する中、それにアジャストしきれなかったような印象もある。

マリノスのサッカーにアジャストできるかどうかは分からないが、ストイックに努力できる選手だからね。新潟戦で活躍してもらったら困るけどw

最後にマツケンダンスを踊ったのが日産スタジアムだったというのも、因縁としか思えない。

 

マツケンには、色々と楽しませてもらったよ。3年間ありがとう。幸せなサッカー人生を。そしていつかA代表へ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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Enjoy Football!

11月11日、金曜日。

 

 

この日は定期検診のため1日休みをもらっていたので、病院へ行く前に、聖籠へ天皇杯前日練習を観に行った。

 

急遽一部非公開ということになり、練習開始から30分ほど、駐車場の車の中で待っていた。やがて、広報さんが駐車場へやってきて、「公開でーす」と言って回る。入口の扉が開いた。

 

時折パラパラと雨が降る天候ではあったものの、思ったよりも寒くはなく、クロスからのシュート練習をリラックスした雰囲気でこなす選手たちを見ていた。

 

 

今季、聖籠に足を運んだのはたぶん5回くらいだったと思うけれど、このチームの雰囲気は好きだった。適度なテンションの高さと、前向きな明るさと。緩いなぁ、と思ったことは一度もない。
それでも、徹底的に結果が出ないシーズンだった。広島戦終了後、裕紀や成岡さんが言っていたように、そこには必ず原因があり、それを突き詰める必要があるのだと思う。

 

練習終了後、選手たちはファンサゾーンにやってきてくれた。端っこの方に立っていると、裕紀が来た。

 

──明日は、ノビノビやってください。

 

と声をかけると、裕紀は真っ直ぐな視線で、

 

「ありがとうございます」

 

と、手を差し出してくれた。握手。

 

今シーズンに限らないけれど、裕紀がノビノビとプレーしている試合は、新潟はほとんど勝っているという印象を持っている。だから、残留争いという重圧から解放された明日の試合は、裕紀にノビノビやってほしかった。それは、他の選手たちにも伝えたい言葉だった。

何も恐れることはない。Enjoy Footballだよ!

 

 

 

11月12日、土曜日。

 

8時25分発の上越新幹線で東京へ。この日上京することは、大学のクラス会の日程が出た時点で決まっていて、その後、天皇杯が日産スタジアムで行われることになったので、御茶ノ水へ行く前に日産スタジアムへ行くことにしたのだ。

 

 

しかし、キックオフが15時で、御茶ノ水駅での待ち合わせが17時30分だったため、どう考えても後半途中でスタジアムを出ないと間に合わない。残念だけど仕方がない。見られるところまでしっかり見よう、応援しよう。

 

そんなわけで、天皇杯4回戦横浜F・マリノス戦は、ゴール裏の端っこの方で見ることになった。

 

 

試合が始まる少し前、ちょっと席を外して戻ってきたら、

 

「ほら、ノザがいるよ!」

 

と教えられ、斜め後方を見たら、野澤洋輔が奥さんと子どもと一緒に座っていたので、思わず「おおお!」と声を出してしまった。

 

やがて、他のサポーターに見つかったノザは、大歓声の中引っ張り出され、トラメガを持たされていた。
そして、お約束のようにサポーターを煽るノザw
いいなぁ、ノザは。変わらないなぁ。もう37なのにw
ちなみに、奥さんはとても美人で、息子くんは目元がパパ似であったw


さて、試合。

 

私は後半30分頃に後ろ髪を引かれつつスタジアムを後にしたので、最後の最後、マリノスの天野に決められたFKも、試合終了後の選手の涙も目の当たりにしていない。
だから、その場の空気感を書くことができないのが残念だ。

 

でも、前半の選手たちは、実にノビノビとプレーしていたと思う。重圧から解放されるとはこういうことなのか。そんなことを思いながら見ていた。
ずっと、こんな選手たちの姿を見たいと願い続けてきたシーズンだった気がする。

 

前半は完全に新潟ペースで、チャンスをどんどん作り、ゴールに迫る。しかし、シュートがことごとく枠を外れていく。
これが今年のチームを象徴しているようだったが、パスワークでの崩しは、ヤンツーさん時代から今年の達磨さんの取り組みがチームにしっかり根付いていることを感じさせるものだった。
そこに、来季へ向けてのベースになるものを感じさせてくれた。

 

後半に入ると、新潟のペースが落ちてきたことと、マリノスが新潟のプレスをいなしてきたこともあって、マリノスの方に流れが行くシーンが増えた。でも、決定的なピンチは、ほとんどなかったのだ、私が見ている間は。

新横浜から乗った東京行きの新幹線の中で、サヨナラ負けのような敗戦を知った。

 

ああ、本当に終わってしまった。2016年のアルビレックス新潟が。

もう、このチームを、同じメンバーで見ることはできないのか。

 

でも、ノビノビとサッカーしている選手たちを、最後に観ることができて、日産スタジアムへ行って本当によかった。
日産スタジアムで見た選手たちとノザの姿、前日の聖籠での裕紀の表情と差し出してくれた手は、忘れないだろうなと思うのだ。


東京駅に到着し、中央線に乗り換えて御茶ノ水へ。

御茶ノ水橋口の改札を出ると、クラス会の幹事がすでにいて、話をしているうちにみんなが集まってきた。

 

クラス会の会場は、大学の中にあるカフェパンセ。明治でカフェなんて、昔のことを考えると隔世の感がありすぎるw

 

カフェへ行く前に、大学生協に寄っていこうということになり、昔は師弟レストランがあった地下1階に移転した大学生協へ。
大学グッズ売り場を眺めていたら、「体育会カレンダー」なるものを発見してしまい、ついつい買ってしまった。
表紙に登場しているのは、競走部、硬式野球部、ラグビー部。そうか、この3つが今の明治大学体育会の顔なんだな。サッカー部も頑張れw

 

 

パーティーでは、昔話や近況について話が尽きなかった。いくつになっても、大学の仲間はいいものだ。
来年も、みんな元気で会おう。またアルビの試合とうまく重なればいいんだけど。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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えのきどいちろうトークショーin北書店2016開催のお知らせ

波乱万丈の2016年のJ1リーグも終了し(なんか、去年も一昨年も波乱万丈という言葉を使ったような気がしますが)、2016年アルビレックス新潟が闘う舞台は天皇杯を残すのみとなりました。
皆様に於かれましては、いかがお過ごしでしょうか。
さて、来る11月27日(日)、今年もえのきどいちろうさんのトークショーを北書店(新潟市中央区)で開催いたします。この2016年シーズンのアルビレックスの闘いを、えのきどさんはどうウォッチングしていたのでしょうか?
トークショー終了後、いつものようにサイン会と懇親会も開催します。こちらも奮ってご参加ください!

 

【開催日】2016年11月27日(日)

 

【時間】14時〜16時(サイン会あり)

 

【会場】新潟市中央区医学町2-10-1 ダイアパレス医学町1F・北書店

 

【定員】特に設けません(ギュウギュウ詰めでどうにもならない状況になりそうになったら締め切りますが、80名くらいまでなら大丈夫だそうです)

 

【参加費】お一人様1,000円(当日受付にて)

 

【懇親会】17時〜(会場:北書店) 定員20名 お一人様3,000円

 

【お申込み方法】北書店まで、メール(sato@kitashoten.net)にて
(1)代表者名
(2)連絡先(電話番号)
(3)参加人数
(4)懇親会参加・不参加
をご明記の上、お申し込みください。北書店店頭でも承ります。

 

※北書店には専用駐車場がありません。市役所駐車場、白山公園駐車場など周辺の有料駐車場か、公共交通機関(JR白山駅から徒歩約15分、バス「市役所前」下車すぐ)をご利用ください。
※当日は「アルビレックス散歩道2015」の販売は行いませんので、本にえのきどさんのサインをご希望の方は事前にご購入の上お越しください。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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この悔しさを忘れずに次へ、来シーズンへ

 

11月3日、木曜日、祝日。

 

この日は午前中仕事をし、そのままビッグスワンへ駆けつけたので、入り待ちにも、えのきどさんのサッカー講座にも間に合わなかった。

 

東京在住の菊地サポの友人が、テレビで名古屋vs湘南を観戦しながら途中経過をLINEで逐一報告してくれて、得点経過を確認しながらの観戦となった。

 

試合のことは、細かく書くのはやめておこう。

 

何だか、辛く苦しかった2016年シーズンを象徴する試合になってしまった。しかし、残留という最低限のミッションを達成するために、ベンチも、選手たちも、やるべきことをやり通したのだと思っている。

 

前半の終わり頃から感じられていた「無理に攻めない」という姿勢は、0-1でビハインドを負っているチームの闘い方としては、確かにあるまじきものだったかもしれない。

 

しかし、後半に入って明確に「このまま試合をクローズして、得失点差の勝負に持ち込む」という闘い方を選択したその割り切りは、あぁ、ベンチには瑞穂の途中経過が入っているんだなと感じた。このシーズン、その割り切りができずに不用意な失点をしては勝ち点を失うことが多かったチームのリーグ戦ラストゲームで、ようやく失敗を糧にしたのだと思う。本当なら、ホーム浦和戦でそれができていなければいけなかったのだが、その苦い失敗と名古屋vs湘南のスコアを踏まえ、勝つことよりも得失点差を守ることを優先したベンチの判断、そして悔しさを胸にそれを全うした選手たちの思いを否定する言葉を聞くと、胸が苦しくなってしまう。

 

J1に残るか、J2に落ちるか。新潟のようなチームには、とてつもなく重い意味を持つのは、言うまでもないこと。降格が決まった名古屋の、その後の迷走ぶりを見ると、降格が新潟だったら、どんなことになっていたのかとゾッとする。

 

もちろん、今は残留できたという事実しかないので、来シーズンについては、クラブやチームが抱える山積の問題をどう解決していくかからスタートしなければいけない。監督人事や選手との契約など、ひとつひとつクリアしていくしかないだろうと思うけれど、まだ天皇杯が残っている。残された1冠への可能性がある限り、それに向けて全力を尽くしていきたい。

 

試合後の最終戦セレモニーでの、社長挨拶への大ブーイング、フチさんと裕紀への拍手は、サポーターの素直な気持ちだっただろう。
フチさんと裕紀の言葉、そして達也の涙には、必死に戦ってきた現場が背負ってきた重圧の大きさと、ここまで状況を苦しくしてしまったことへの悔しさが感じられた。
裕紀は涙をこらえながら、「チームを上手くまとめられなかった僕の責任です」と言った。その悔しさは、ピッチで晴らしてほしい。天皇杯、そして来シーズン、また一緒に頑張ろう。たぶん、今週の金曜日に聖籠へ行けると思うので、その時に裕紀には声をかけたいと思っている。


すべてが終わった後、駅南けやき通りの「ひゃんで!」で打ち上げをしていたら、テレビ局の生中継が入ってしまい、「残留おめでとう!」と乾杯するシーンを放送されるということがあったりもしたがw 乾杯で歓喜を爆発させるよりも、しみじみとみんなと語りながら噛み締めていたところだったので、何とも複雑な思いだった。

 

もう、こんなシーズンは終わりにしたい。もっと選手たちが楽しそうにプレーしている姿が見たい。
今年の振り返りはまだ先だけれど、天皇杯で、重圧から解き放たれてノビノビとサッカーをする選手たちの姿が見られることを、心の底から願っている。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ハートは強く、頭はクールに

 

1029日、土曜日。

 

ガンバ大阪戦のこの日は、新潟で留守番だった。ヤマスタへ通常の倍以上の交通費を使って行ったので、吹田へ行くお金など残っていなかったからである

 

テレビ中継がNHKローカル地上波とスカパーで予定されていたので(さらにはFM PORTのラジオ中継も)、さて、どこで試合を見ようかと考えた。
自宅の自室でひとりでテレビ観戦でもいいんだけれど(家人は基本的にサッカーは見ない)、ひとりで見るのも何だか落ち着かないので、メディアシップでのパブリックビューイングへ行くことにしたのだ。

 

13時過ぎにメディアシップへ行くと、会場は一杯で、すでに宮澤ミシェルさんによるトークショー(MCBSNの星野一弘アナ)が始まっていて、ミシェルさんはあえて、楽観的なことよりもリアルなことを話しているようだった。
新潟のことをよく知るミシェルさんだから、その姿勢がむしろありがたい。

 

試合は、キックオフからヒートアップ。ガンバも新潟も攻守の切り替えが速く、速いプレッシングで相手の自由を奪おうとする。浦和戦よりも、前線から追う姿勢が明確に現れていた。これは、早い時間帯での電池切れと、何より余計なファウルには気をつけなければいけないだろうなぁ…。
 

ほぼ互角の立ち上がりだったと思うのだ。

それが、思った以上の早い時間帯での失点。竜馬がどうフィードを蹴るかを逡巡したのを見逃さなかったアデミウソンにボールをかっさらわれ、ゴールを決められてしまった。
今シーズン、何度となく見た、本当の凡ミス、判断ミスからの失点。この繰り返しが、どれだけ自分たちを苦しい立場に追い込んできたかを、何度でも何度でも思い出さなきゃいけない。

 

それでも、竜馬がよかったのは、この痛恨のミスをその後のプレーに引きずらなかったことだった。

一瞬のミスで失点した後、チーム全体が少し落ち着きをなくした様子が見受けられたが、徐々に落ち着きを取り戻すと、ラファと武蔵の2トップがガンバ守備陣の裏を狙う動きを再三試みる。これを続けていれば、どこかでほころびが出てくるはずだ。
見ていて、ラファと武蔵の相性は、実は
FWの組み合わせの中では12くらいなんじゃないかという気がしてきた。ラファのスピードを活かすには、ラファと同じくらい動ける武蔵と組んで、うまく役割分担することが一番なんじゃないかと、今さらのように思った。
 

考えてみれば福岡戦で、ギュンがトップで、1.5列目の位置にラファとイブが入って、そのときのラファが本当に気持ちよさそうに躍動していた。あの形をもっと続けていれば、その後の試合も展開が違っていたかもしれない…。

 

新潟の攻撃的姿勢はどんどん高まって、前半20には裕紀の強烈なミドルシュートを、ヒガシが間一髪でセーブする。
ここ数試合の裕紀は、シュートへの意識が高い。この試合も、この後、もう一度シュートシーンがあった。

 

ゴールシーンが訪れたのは前半35分。CKからラファが押し込む。
ただ、このときの武蔵の動きがヒガシに対するファウルと取られても不思議ではなかった。それより前から、ジャッジの不安定さが気になっていたものの、このファウル見逃しあたりから、それが顕著になり始めた気がする。

 

そして、後半6分に問題のシーンが訪れる。ドリブルでペナルティーエリア内に侵入したラファがオジェソクともつれるような形になり、最初は転ばずに抜群のバランス感覚でさらにゴールに向かうと、今度は岩下と交錯し、今度はたまらず倒れてしまった。あろうことか、岡部主審はここでラファにシミュレーションとしてイエローカードを提示し、この日2枚目となったラファは退場を宣告されてしまうのだ。
 

ラファに審判を欺く意志があったとは思わない。それなら、最初にオジェソクに絡まれたときに我慢せずに倒れたのではないか。しかも、ラファは直後には岩下に腰から体当たりを受けているのだ。岩下のプレーがノーファールなのは分かるが(岩下のそういうプレースタイル自体はどうにも好きになれないが)、ラファもノーファールが妥当ではないのか。もちろんそれは、新潟サポとしての視点が含まれているのは否定しないけれど、どうにも納得できないジャッジだった。あのシーンを、主審はどの位置で見たのだろうか。ラファに対する先入観があったようにも感じてしまう。
退場するラファの泣き顔が、画面に大写しになった。

 

このシーンの後は、両チームのプレーよりも、曖昧な基準に終始したジャッジばかりが目につき(ガンバにとっても納得のいかないジャッジはいくつもあっただろう)、せっかくの好ゲームが台無しになったようにしか思えなかった。
結果的に、ラファの退場劇が、試合終了間際のレオの退場劇の引き金になっただろう。

 

レオの退場シーンは、故意ではなかったとしても、激昂するあまり、主審の手を叩くような形になり、それで一発レッドになったことは擁護できない。あそこでは、レオはもっと冷静でいるべきだったし、周りの選手もレオを止めるべきだった。
あのとき、せめてキャプテンがいてくれたらレオを抑えることはできた。しかし、裕紀はすでに交代でピッチにいなかったのだ。

 

最初からアップテンポな試合になるということがある程度予測できるような試合では、それに応じたジャッジができる審判が必要だということを痛感させられ、果たしてJリーグには何人その条件を満たしたレフェリーがいるのかと思うと、何だか暗澹たる気分になってしまう。


これは今年に限らないことなのだけれど、ジャッジを味方にするよりも、敵に回してしまうことの方が、新潟の場合は多いのも事実。もっと賢く、冷静にならなければいけない。冷静さや集中力を失ったせいで落とした勝ち点がいくつあったか、数え切れないくらいだ。

もう、済んでしまったことは取り戻せない。過去を悔やむより、現状を変え、未来を変えるしかない。


この日は、残留を争う4チーム(磐田、甲府、新潟、名古屋)が全て敗れたため、決着は最終節に持ち越しになった。
まだ、自力で残留を決められる位置にいることは、一番ポジティブな要素だろう。
もちろん、最終節広島戦にレオ、ラファ、マイコー、ガクを欠くのは確かに痛い。でも、やるべきことはもう決まっているのだし、ジタバタしても始まらない。

 

このガンバ戦で、最終節への最大の光明は慶だった。浦和戦から、慶は攻守ともに素晴らしいプレーを続けている。最終節、レオがいないけれど、慶がいるじゃないか。そんな勇気を与えてくれる存在になっていると思う。

慶は、アピタ西でのトークショーで、

「今シーズンは満足できる試合がひとつもない」

と語っていたけれど、最終節、慶自身にとって満足できる試合ができれば、結果もついてくる。だから、最高の試合にしよう。みんなでひとつになって、悔いを残さぬように。

 

ラファやガクの涙も、レオとマイコーの悔恨も、何一つムダにはしない。

 

ハートは強く、そして頭はクールに。自分たちの力で、未来を掴むまでだ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ラグビートップリーグin市陸

浦和戦の翌日、10月23日、日曜日。

 


市陸へジャパンラグビートップリーグ第8節、クボタスピアーズvsNECグリーンロケッツを観に出かけた。

毎年1試合はクボタのホームゲームが開催されるのだけれど、去年はW杯による変則日程のため、新潟開催がなかった。だから、2年ぶりのトップリーグだった(ちなみに、2年前はクボタvsヤマハ発動機ジュビロで、五郎丸も出場していたのだ)。

 

注目は、クボタの立川理道とNECの田村優という、日本代表&サンウルブズメンバーの対決。それ以外でも、クボタには合谷和弘とトゥキリロテ、NECには後藤輝也というリオ五輪7人制ラグビー代表選手がいて、見どころの多い試合だった。

 

 

クボタのマスコット、ユニコーンのスッピーくんも2年ぶり。元気そうで何より。クボタのジャージは今シーズンから全身オレンジ色になった。

 

平尾誠二さん逝去を悼み、会場には半旗が掲げられ、試合前には黙祷も捧げられたこの試合。

前半はNECがFW戦で圧倒し、クボタのミスを突いて田村優の2T1G1PGで15-0とリードして後半へ。
後半では、クボタのFWが奮起して、スピードのあるBKを走らせ、15-15で追いつく、という展開。

試合終了間際、クボタ陣内でクボタが反則を犯し、田村がPGを狙ったが、強い向かい風の影響もあってか外してしまい、そのままノーサイド。
いやー、PG決まってたら、文句なしのMOMだったなぁ、田村。

 

印象に残ったのはやはり田村で、見ていて本当にNECの大黒柱なんだと実感した。好守に渡って常にコーチングの声を出し、ディフェンス時にはサイドにポジションを取って、立川らの突進を止めていた。

 

めちゃくちゃ風が強くて、とにかく寒かったので、近くに陣取っていた北越や長岡工高のラグビー部員たちが、肩を寄せ合って寒さをしのいでるのが微笑ましかった。寒かったもんねぇ。

 

さて、今シーズンのラグビー観戦はどれくらい行けるだろうか。

 

 

author:ぐっちい, category:ラグビー
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思いをひとつに走り抜こう

10月22日、土曜日。

 

3週間の中断期間を経て、ミニキャンプも行われつつ迎えた浦和戦だった。

 

サポーターも同様で、数日前にはビッグスワンで横断幕制作が行われた。

クラブもサポも、そしてチームも、勝つために何をしたらいいのかをずっと考え続け、実行していた3週間だったのだ。

 

浦和はこの日勝てば、神戸と川崎の結果次第では、ステージ優勝が決まる可能性があった。そういうこともあって、シャトルバスにはやたら赤い人たちが多い。たぶん、私がのった車両は、8割方浦和サポだったんじゃないだろうか。

そっちが勝てば優勝が決まるかも、ということなら、こっちはこっちで負ける訳にはいかない理由がある。一歩もひいてはいられない試合だった。

 

試合は、立ち上がりからお互いに負けられない気持ちがぶつかりあう展開になった。

 

ビックリしたのは、新潟がいきなり5バックで守ったこと、前線がほとんど前から追わなかったこと。
少し前、聖籠へトレーニングを観に行ったサポ友からのメールに書いてあった、

 

「引きながらも意識は前へ」

 

というキーワードが、これなのか。でも、パスの出どころにプレッシャーをかけないで大丈夫か。遠藤が気持ちよく前線へフィードを蹴るのを見ていて、少なからず不安になった。

その不安がいきなり的中してしまったのが、前半7分の最初の失点シーンだった。

 

それでも、前半15分、ラファがパスカットからそのままゴール前に持ち込み、西川との1vs1を制して同点に追いつく。
なんか、どっかで見たことあるぞ、このシーン。あ、ルヴァンカップ決勝のアデミウソンのゴールだ。浦和は堅守だけど、スピード勝負に持ち込まれると弱いところがある。これはスカウティング通りか。

 

そこからの75分間は、浦和の攻撃を全員守備で凌ぐシーンが多かったのは確かなのだけれど、受け身に回っているのではなく、常に前への意識を高く、能動的なプレーが目立っていた。

 

武蔵のヘディングシュートがゴールネットに突き刺さったときは、一瞬喜んだものの、オフサイド判定。あと半歩、武蔵が飛び込むのを我慢できてたらなぁ…。

 

このままなら、勝ち点は取れる。こうなったら、明確に引き分けOKという試合運びにした方がいい。

しかし、攻守に貢献大だった慶が足をつったため、イブに替えた交代カードは、どうだったんだろうと思う。
使った交代カード3枚は、成岡さん→武蔵、ラファ→ガク、慶→イブ。
試合後のインタビューで、フチさんは「引き分けでいいという意図がうまく伝わらなかった」と言っていたけれど、このカードの切り方は、「勝ち点3を獲る=点を獲りに行く」というメッセージにしかならなかったのではないか。
もっとも、ベンチメンバーを見ると、守備の選手はマグぐらいしかいない。じゃあ、慶に替えるのはイブではなくマグがよかったのか。それはそれで、最良の手とは言えなさそうだしなぁ。難しいなぁ。

 

少なくとも、レオとコルテースは勝ち点3を獲りに行くプレーをしていた。そしてそれが、終了間際の失点に繋がってしまった。
「勝ち点1」という意識が浸透していたら、レオもコルテースも無理にゴールを目指そうとしなかったのではないだろうか。その結果、逆襲を食らって失点してしまったのだから、判断ミスが連鎖する怖さを痛感させられる。

 

あのシーン、ゴール前でスルーを選択したチュンソンも、しっかりと決めきってみせた興梠も、敵ながらあっぱれだった。でも、防げた失点だっただけに、悔やんでも悔やみきれない。

 

1-2。

 

あんなに、誰もがこの試合のために準備をし、全力を尽くしてきたのに、こんなに悔しい結末が待っていようとは。
チームの闘いには、一本芯が通り、選手たちはしっかりとそれを体現してくれていた。だからこそ、勝たせてあげたかった。

 

試合後、スタンドに挨拶に来る選手たちの中で、ガクがひとり泣いているのが見えた。
そうか、ガクは最終節の広島戦には出られないんだよな。彼にとって、最後のホームゲームだったのだ。だから勝ちたかった、結果を出したかったんだろう。

 

その涙をムダにしないように頑張ろう、残り2試合をみんなの力で。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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平尾誠二さんの記憶

 

「ミスターラグビー」と呼ばれていた日本ラグビー界のスーパースター・平尾誠二さんが、53歳の若さで亡くなった。
ガンの闘病中だったとのことだった。

平尾さんのプレーは、伏見工高時代から見ていた。平尾さんがキャプテンだったときに伏見工高が初の日本一になった試合も、テレビで生中継を見た。
そのストーリーがモチーフになった伝説のラグビードラマ「スクール☆ウォーズ」には、平尾さんをモデルにした選手(劇中では平山、演じたのは四方堂亘)も登場している。

同志社大学へ進学してからも、そして神戸製鋼時代も、平尾さんは日本ラグビー界のスーパースターであり続けた。
思い出すのは、華麗なステップワーク。
ひらりひらりと舞うようにタックルをかわして走る姿は、今でも鮮明に思い出される。
「平尾のステップは、線で結ぶとほとんど直線で、最短距離を走っている」
と解説していたのは、誰だったかな。

その昔、日本代表監督だった宿澤広朗さん(故人)が、その著書「テストマッチ」の中で、当時日本代表キャプテンだった平尾さんをカラオケに連れて行ったエピソードが凄く好きだった。

平尾さんが、ルックスはいいし、頭もいい、人間性も素晴らしく、選手として何をやらせても完ぺきにこなしてしまうので、何か弱点があるんじゃないか、もしかして音痴だったりして?と考えてカラオケを歌わせたら、めちゃくちゃ歌も上手くて、「平尾の弱点探しをするのは諦めた」という話。
読みながら、何やってんだか宿澤さん、と思わず笑ってしまった。

ひたすらカッコよく、スターらしいスターだった平尾さん
2019年のラグビーW杯日本大会を見ずに逝ってしまうとは、ご本人が一番無念だろう。
日本ラグビー界にとっても大きな損失であり、本当に残念で仕方がない。

先に逝ってしまった宿澤さんや上田昭夫さんと、空の上でラグビー談義をしているのだろうか…。

author:ぐっちい, category:ラグビー
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