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悔しさを力にすること
この週末は、男子サッカーのリオ五輪アジア最終予選決勝の韓国戦を観たり、ラグビー日本選手権のパナソニックvs帝京大学を観たりしていた。

リオ五輪アジア最終予選でのU-23日本代表は、準決勝のイラク戦に勝った時点で五輪出場を決めていたので、あとは決勝でも勝って、アジアチャンピオンとして五輪本番に臨めるかどうかだった。

アジアチャンピオンかアジア2位かというのは、同じく五輪へ出場するにしても、全然意味合いが違ってくる。
それだけに、準決勝とはまた違った緊張感があっただろうなぁと思う。

そんな中、0-2のビハインドをひっくり返したことは、本当に素晴らしかった。
久しぶりに「リバウンドメンタリティ」という言葉を思い出した。

このチームは、発足当初はひ弱さを感じることもあったけれど、試合を経験するごとに、当たり負けしないフィジカルのたくましさと、ちょっとやそっとではヘコたれないメンタルタフネスを兼ね備えるようになっていった気がする。
監督が手倉森さんということもあるけれど、2012年シーズンのベガルタ仙台も、メンタルタフネスがハンパないチームだったなと、少し思った。あの当時のベガルタをもっと若くてテクニカルにすると、今のU-23日本代表みたいになるかもしれない。

そういうチーム作りが得意な人なんだな。

この世代は、U-17W杯で結果を残して以降は、ずっとアジアでさえも勝てず、谷間の世代だのひ弱いだのと、散々な評価しか受けてこなかった。
選手たちは、ずっと胸に抱いてきた悔しさと反骨心をバネにして、ついに結果を出したんだと思う。
五輪本番に向けて、まだまだ守備など課題は多そうに見えるが、ポテンシャルの高い選手が揃っているので、さらなるレベルアップを期待したい。

今大会では新潟からはマツケンと武蔵が出場したけれど、新潟のチームを見れば、リオ五輪世代がまだまだいる。
慶、コヅ、豪、史哉、そして清水にいる尚紀。
Jリーグで結果を出せば、この中から本大会メンバーに選ばれる選手が出てくるかもしれない。



悔しい思いを原動力にして、自分たちのストロングポイントを磨く。
それができる選手やチームは、必ず強くなる。

これは、U-23日本代表だけじゃない。
新潟にも、そんなチームであってほしい。

昨シーズンの悔しさを忘れない選手たちを、柏での悔しさを胸に新潟でチャレンジをする達磨さんがどんなチームに育て上げるのか。

私が今年のチームに期待する一番の理由は、そこなのだ。

今までずっと乗り越えられなかった壁を、一気に超えたU-23日本代表のようなブレイクスルーを、新潟でも見てみたい。
author:ぐっちい, category:サッカー
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にいがたサッカームービーウィーク、いよいよ明日開幕です!

盛り上がったソチ五輪ももうすぐ閉幕。そのあとはパラリンピックもありますが…。J1リーグ開幕1週間前の明日、「にいがたサッカームービーウィーク」、いよいよ開幕です!


http://www.cinewind.com/news/2014-2-22-2-28/

https://www.facebook.com/niigata.soccer.movie.week

http://www.albirex.co.jp/news/others/41161


今週の火曜日の新潟日報朝刊に掲載された、えのきどコラム「新潟レッツゴー!」で紹介記事を書いていただいたことと、アルビレックス新潟公式サイトでも告知が出たこともあり、前売券に一気に動きが出てきたようです。
前売券発売は今日までです。当日券よりも300円安く確実なので、ご購入をおすすめします。
シネ・ウインド窓口か、ネットショップ(http://www.cinewind.com/itemlist/)までどうぞ。

明日は18時より、「サントス〜美しきブラジリアンサッカー〜」上映後、えのきどいちろうさん&元サカマガ編集長の平澤大輔さんによるトークショー。トークショー後は懇親会がありますが、まだ空きがあるようなので、ぜひご参加ください。

明後日は同じく18時より、「狂熱のザンクトパウリ・スタジアム」上映後、新潟サポーターによるトークセッションがあります。

平日の24〜28日は、2作品を隔日上映するほか、25日、27日は、上映後に新潟大学アルビレックスプロジェクトによるイベントを行います。

多くの皆さんのご来場をお待ちしております!

author:ぐっちい, category:サッカー
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にいがたサッカームービーウィーク2014開催!
ひとつ、イベントの告知です。

新潟市中央区の万代シテイにある市民映画館、シネ・ウインドで、2月22日(土)〜28日(金)の7日間、「にいがたサッカームービーウィーク2014」が開催されます!

日本でサッカーに特化した映画祭と言えば、「ヨコハマフットボール映画祭」が有名ですが、新潟でもぜひオフシーズンにサッカーで盛り上がろう!という願いを込めて、サッカームービーウィークを開催する運びとなりました。

今回の上映作品は、

「サントス〜美しきブラジリアンサッカー〜」(2012年ブラジル)

「狂熱のザンクトパウリ・スタジアム」(2011年ドイツ)

の2作品。「サントス」はブラジルの名門チーム・サントスFCのドキュメンタリー。ペレからネイマールまで、スーパースターたちが繰り広げる「ブラジルサッカーの美」を存分に味わえる映画です。
残念ながら、カズは登場しませんが。

「狂熱のザンクトパウリ・スタジアム」は、ブンデスリーガ2部のFCザンクトパウリのホームスタジアムの熱狂ぶりを伝えるドキュメンタリー。サッカー映画なのに試合のシーンがほとんど出てこない!主役はあくまでもサポーターです。こういう映画、ビッグスワンでも作ったら面白いんじゃないかなぁ。ゴートクはこういう雰囲気の中でプレーしてるのかとか、もしもアトムがあのままコットブスに行ってたら…とか、いろいろ想像しながら見ても楽しいですよ。


2作品を日替わりで上映しますが、初日の22日は「サントス」上映後に、えのきどいちろうさんと平澤大輔さん(元サカマガ編集長)のトークショー&懇親会。2日目の23日は、「ザンクトパウリ」上映後に新潟サポーターによるトークセッションを開催します。
25・26日は、新潟大学アルビレックスプロジェクトのみなさんによるトークイベントが企画されてます。

2作品とも試写で見ましたが、どちらもとにかく面白い!海外のサッカースタジアムの雰囲気って、実際にはなかなか体験できませんが、臨場感あふれる大画面とサウンドで、スタジアムにそのまま入り込んだかのような迫力を実感できます。

Jリーグ開幕直前のキックオフイベントとして、来年以降も少しずつ上映作品を増やしていければと考えています。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。

明日2月4日より、シネ・ウインド、シネ・ウインドWEBSHOP、NIC新潟日報販売店にて前売券発売開始です。

詳しくはシネ・ウインドHP(上記リンク)をご覧ください。
author:ぐっちい, category:サッカー
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眠くてもコンフェデ

ラグビー日本代表の歴史的勝利の余韻に浸るために、昨日の夜はBS朝日「ラグビーウィークリー」を見て感動を新たにしたり、録画を見直していたりしていたのだけれど、もちろん、コンフェデレーションズカップも観ているわけです。
開催地がブラジルだから、欧州開催よりは生で観やすいかな、と思っていた割には、微妙に観づらい時間帯なのがアレだけどw


ピルロすげー、スペインすげー、スアレスすげー、メキシコつおい、タヒチおもろい、西村主審かっこいい、とか言いながら観ている。


いや、もちろん日本vsブラジルだってライブで観ましたよ。BS1の方で。相変わらず、福西崇史の解説は分かりやすくていいなぁ。
BS1の放送予定を見ると、日本戦の解説は全部福西なのね。つまり、今や福西がNHKサッカー解説のエース格ってことなのね。



もちろん試合内容は完敗で、ネイマールの先制ゴールで一気に目が醒めたって感じだった。
いろいろな人がいろいろ論評しているので、細かいことはそちらにお任せするとして(というか、まともなことが書けそうにないのでw)、非常に気になったことがあった。
個の力の差、なんてことは端から分かっていたことで、それを見せつけられたくらいでショックを受けたりはしないが、根本的なハードワークという点でブラジルに負けていたことが、ちょっとこれはマズイのではないかなぁ、と思ったのだ。


力が劣る日本が世界で勝ち抜くためには、攻守の切り替えやプレッシャーをかける動き、味方を助ける動きとか、そういう部分では対等以上に戦えるというのが大前提になると思うのだけれど、そこですでに負けていては勝負にならないのではないか。
技術や個の力を今からブラジルを上回るくらいに高める、というのは至難の業だけれど、ハードワークなら意識ひとつで向上できるのではないだろうか…なんてぼんやりと思ったりする。
やはり、アジアでの戦い方が身についてしまっていると、すぐに世界モードに転換するのは難しいんだろうか。


あ、ただ、内田篤人の守備は凄かったな。ここ数試合、彼の守備力は目立ちますね。ネイマールを抑えた守備にはグッと来たなぁ。Twitterで内田篤人の守備がいいなー、とつぶやいてみたら、篤人ファンと思われる方々から大量のリツイートを頂戴したのにはビックリした。
どうも恐縮です。別にファンというわけじゃないんですけど。ウッチーといえば内田潤だし。



世界を肌で感じ、自分たちの現在地を実感するという意味でも、日本がコンフェデレーションズカップに出場できたことは、来年のW杯本大会のためにも本当によかった。
アジアカップで優勝したからコンフェデに出られたんだもんなぁ。決勝ゴール決めてくれてありがとう、チュンソン。


で、次のイタリア戦は20日の朝7時キックオフって、微妙に観戦しにくい。平日の朝は忙しいし、「あまちゃん」だって見たい。
こうなったら、カーナビのワンセグで、フジテレビの中継の音声を聴きながら出勤するか…。



コンフェデはまだまだ続くし、もうすぐウィンブルドンテニスもラグビーW杯セブンズもツール・ド・フランスも始まってしまう。
寝るヒマがないことおびただしいのだが、どうしたものかのう。

author:ぐっちい, category:サッカー
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実着ユニをどうするか問題

「もらったユニフォームの洗い時」

このコラムを読んで、思わずニヤニヤしてしまった。
同じ興味を持っていた人って、結構多いんじゃないかなぁ。実は私もそのひとりw


いくら憧れの選手のユニフォームであっても、他人の汗でびちょびちょになっているものを、そのまま着る勇気は、自分にはない。
やっぱり着る前に洗濯しますよね、いくらなんでも。
選手同士の場合は、自分も汗でびちょびちょになっているから、あまり気にならないんだろうか。


ユニフォーム交換の光景は、Jリーグではほとんど見かけないけれど、見えないところでやっていたりするのだろうか。
J2でG大阪と対戦したチームの選手が、遠藤や今野にユニをせがむってこともあってもよさそうだけど。
J1経験のない選手だったら、欲しいと思うんじゃないかなー、遠藤のユニ。


 


ところで。
我々一般サポーターの場合、選手の汗びちょびちょユニをもらう機会なんてのは、まずないわけだけれど(ピッチとスタンドが近い専用スタジアムであれば、選手が脱いだユニをスタンドに投げ込む、なんてシーンもあったりするが)、プレゼント企画などでよくあるのは、選手が試合で着用したユニのプレゼントってやつ。
もちろん洗濯済だろうから、衛生的には何の懸念もなく、喜び勇んでスタジアムに着てきて仲間に見せびらかす、なんてこともOKなわけだ。


でも、あれですよね。多少は残ってますよね、ニオイは。
大好きな選手のニオイはフレグランスだと思えば、全然平気か、やっぱりw


ちなみに私は、その昔、某選手が普段着で着ていたTシャツ(サイン入り)を頂戴したことがあるけれど、一度も着ずに、ビニールバッグに入れてタンスに保管してある。
なかなか着る勇気は出ないもんなんですよねぇ。まぁ、フレグランスもあれなんですけど(あれって何だよ)、何より、サイズが全然違うし。自分が着るとパジャマみたいになっちゃう可能性大だしw


実着ユニをゲットする幸運に恵まれた皆さんは、どうしてます?


(1)スタジアムに着ていく
(2)パジャマとして毎日着て寝る
(3)タンスにしまっておく
(4)額に入れて飾る
(5)その他


(5)が気になるなw

author:ぐっちい, category:サッカー
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長岡の夜

先週の土曜日の夜は、長岡にいた。


「ながおかエンジン02」の夜楽プログラム(講師のみなさんを囲んだ懇親会)に参加するために。
JR使って長岡行くのって、いつ以来だか分からないくらい超久しぶりだ。


http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/n-enjin02/kaijyo-yagaku.html


お誘いを受けて参加したのは、煉瓦亭会場。
講師としての出席は、前田治さん(元横浜フリューゲルス)、水内猛さん(元浦和、仙台など)、井手口純さん(元マリノスなど)、法師人美佳さん(元アルビレディース)の4人。
翌日曜日に長岡市内でJFAプログラムの一環で、子どもたちの指導をするために長岡を訪れていたのだった。


直接話をしたのは、前田さんと法師人さん。前田さんとは同じ「昭和40年組」であることも判明w
前田さんからは帝京高校時代の話を聞いたのだけれど、狭いグラウンドを野球部と半分ずつ使っていた不便さとか、古沼監督のモノマネとか(このあたりは、とんねるずの木梨憲武がよくネタにしてたのとほぼ同じであるw)、面白ネタ満載であった。
興味深かったのは、帝京高校といえばワンタッチのパス回し、というイメージについて。


「グラウンドが野球部と共用だったもんですから、野球部の方にボールが転がっていかないようにするためにも、ワンタッチでパス回しをしなきゃいけなかったんですよw」


とのこと。100%ホントかは分からないけど、概ねそんなところだったんでしょうねぇ。
ちなみに、今は立派なサッカー部専用グラウンドがあるので、前田さんたちの時代はもはや伝説の世界になっているらしい。
でも、帝京って不便だった時代の方が強かったような気がするんだけどなぁ。



前田さんが別のテーブルに移った後にやってきたのが、法師人さん。
浦和レディースからアルビレディースに移籍してきたとき、自分とほとんど身長が変わらない選手がいるのかとビックリしたものだけれど、実物は本当に細くて小さいw 明るくて、よく笑う人で、とても元なでしこリーガーには思えない。
よくこれで、なでしこリーグで戦って来られたなぁ、とつくづく思ったが、今は引退して、「JFAこころのプロジェクト」の夢先生として活動をしているとのことだった。


話は当然ながら、2年在籍したアルビレディース時代の話に。
「浦和から移籍してきたときは、中堅の即戦力としてすぐに結果を出すことを求められる立場だったので、いろいろと難しかったですね」
「アルビで一番巧いと思った選手は、やっぱり上尾野辺。体は小さいのに強いし、パスも正確。本当に凄いんです」
「菅澤みたいな体幹の強い選手は、女子ではほとんどいません」
などなど。
これからも、指導者として成功して欲しいなぁ。


 


夜楽が終わってからは、長岡駅前のアルビサポーターが集う店「ごろえん」に連れて行ってもらった。
途中、アオーレ長岡の中を通り抜け、おおー、これがアオーレですか凄いっすねー、この広場、冬になったら雪の吹きだまりになっちゃうんじゃないですかぁ、などと、ちょっと観光客気分になりつつw


いやー、凄いわ、ごろえん。あるんですねぇ、長岡にも「アルビマッド」なお店が。


カウンター席で、マスターや他のサポの人たちと話をしていたら、知り合いの長岡サポ夫婦がやってきて、
「あれっ、なんでここにいるの」
と大いに驚かれ、新幹線の時間までの約1時間ちょっと、大いに盛り上がったのであった。


おかげさまで、濃密な長岡の夜でありましたよ。
またごろえんに行きたいですわw

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ブルーのスワン、ブルーのゴートク

 

昨日は、急遽お誘いを受けてビッグスワンへ、久しぶりに代表戦を観に行った。
某大手広告代理店の招待席だったこともあって、未だかつてないブルジョア席だったのだけれど(後ろの席にはNegiccoの楓ちゃんまでいましたねぇ)、普段Jリーグなんて見に来ない人たちなんだろうなぁ、という雰囲気が充満していた。


みなさん、本田圭佑とか香川とか吉田麻也や長谷部とかを見て感動してたみたいだけれど、Jリーグで何度も彼らはビッグスワンでプレーしてるんだよね。
欧州組は、宮市以外はみんなJリーグでのプレーが評価されて海外移籍した選手。やっぱりJリーグあっての日本代表なのですよ。


試合の方は、ザックさん、色々試してるんだな、という感じだった。
トップ下3人同時起用(本田、香川、清武)は、ぜひやりたかったパターンだったんだろうし、この3人を使った場合の1トップの適任者も見極めたかったんじゃないかと思う。
果たして、ハーフナー・マイクでいいのかどうか。点は獲ったけど、試合全体を考えれば、気の利いた動きが出来る前田遼一の方がいいのかもね。


そして、本田のオレ様度がさらに4割増しくらいになってたことや、岡崎の攻守の献身には感じ入った。
本田と香川を並び立たせることは、永遠の課題なのかもしれないなぁ、とも。



この試合で一番ビッグスワンが沸いたシーンと言えば、何と言ってもゴートクが途中交代で出場したときだっただろう。
ちょうど、私の席は日本代表ベンチの斜め後ろだったので、Nスタンド前でアップしているサブメンバーのところへ、ベンチからコーチが伝令に走るのがよく見えた。


今度は誰が呼ばれるのかな?…あっ、ゴートクだ!


それに気がついたメインスタンドの観客席から拍手と歓声が起こる中、ゴートクが小走りにベンチへと走っていく。
そして、背番号6の背中がピッチサイドに立ったとき、ビッグスワン全体から大歓声が起こった。


思えば、去年の今頃は、ゴートクはオレンジのユニフォームを着てビッグスワンのピッチに立っていたのだ。
それから1年後に、日本代表メンバーという形でビッグスワンに戻ってくることになるとは、当時は想像すらしていなかった。
積極的なオーバーラップも、去年のマリノス戦でのプロ初ゴールと同じ角度から打ったシュートも、何だか遠い目になっちゃうほど懐かしかった。ゴートクがドイツへ行ってから、まだ1年経ってないのにね。


とはいえ、長友と内田篤人がいない状況で、SBのスタメンが駒野と酒井宏樹というチョイスだったと考えると、ゴートクの代表内でのプライオリティはまだまだ低いということも、よく分かる試合でもあった。
まだまだこれから、シュツットガルトで試合に出続けて、結果を出して、ザックにファーストチョイスしてもらえるようにならないといかんよね。


帰りは、あまりにも人が多いのと道路の混雑を考えて、シャトルバスには乗らずに歩いた。
途中、ブルーのユニをたくさん乗せたシャトルバスが何台も走っていったけれど、代表戦のたびに、どこにもオレンジがないのが、どうしても違和感を感じてしまう。
やっぱり、ビッグスワンは、ブルーよりもオレンジがよく似合うんだよなぁ。

author:ぐっちい, category:サッカー
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その背中を追いかけて

以前、サカマガにフォトエッセイの連載を持っていた、フォトグラファーの近藤篤さんの写真と文章が好きで、ご本人のブログを時々チェックさせていただいている。
月1回程度の更新頻度なのだけれど、更新されているのを発見すると嬉しくなってしまう。


一番新しい日記は、震災以降、近藤さんが特に関わっている岩手県の大槌FCという少年サッカーチームの話が中心。
それと並行して、近藤さんの甥っ子が足を骨折したエピソードも出てくる。
震災の痛手がまだまだ長引く中で、サッカーのある日常を取り戻そうとしている少年たちの姿と、近藤さんが甥っ子に掛ける言葉がとてもいい。
思いやりと情熱を持った大人たちに導かれて、彼らがいつまでもサッカーのそばから離れずにいてくれたらいいな、と思うのだ。



この日記を読んでいて、ふと思い出したのは、6年前に仕事で訪ねた中条サッカー少年団の子どもたちのこと。
言わずとしれた、本間勲選手の後輩たちだ。


お話を伺ったコーチは、


「子どもたちにとって、勲の存在は大きいんですよ。やっぱり、Jリーガーになった先輩がいるっていうのは、励みになりますよね」


とおっしゃっていた。


あれから6年経ち、当時6年生だった子は今年高校3年生になっているはずだ。
それぞれが中学生や高校生になり、今でもサッカーを続けているだろうか。
2人いた女の子たちは、なでしこを目指しているだろうか。


当時、憧れのヒーローだった勲は、今や「ミスターアルビレックス」として不動の存在になった。
今でも、あの子たちは勲の後ろ姿を追いかけているだろうか。



ロンドン五輪でなでしこが初戦を勝ち、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川真司が移籍後初ゴールを決め、今夜は男子五輪代表がスペインと闘う日に、そんなことを思い出したのだ。

author:ぐっちい, category:サッカー
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アテネ、そしてロンドン

久しぶりに本棚から「Number607号」を引っ張り出してみた。



2004年7月、アテネ五輪開幕直前プレビューとして、メインテーマは「サッカー五輪代表」。
表紙は、当時の五輪代表エースだった大久保嘉人。そういえば、そうだったなぁ。そんな時代もあったなぁ(遠い目)。


新潟的には、アテネと言えば、三田光が新潟初の五輪代表の二歩手前くらいまで行った(最終予選の段階ですでにメンバーから外れてたけど)、という記憶が新しい。



当時のメンバーを並べてみると、


GK 1 曽ヶ端 準(鹿島アントラーズ)※OA枠
GK 18 黒河 貴矢(清水エスパルス)
DF 2 田中 マルクス 闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)
DF 3 茂庭 照幸(FC東京)
DF 4 那須 大亮(横浜F・マリノス)
DF 12 菊地 直哉(ジュビロ磐田)
DF 15 徳永 悠平(早稲田大学)
MF 5 阿部 勇樹(ジェフユナイテッド市原)
MF 6 今野 泰幸(FC東京)
MF 7 森崎 浩司(サンフレッチェ広島)
MF 8 小野 伸二(フェイエノールト)※OA枠
MF 10 松井 大輔(京都パープルサンガ)
MF 13 駒野 友一(サンフレッチェ広島)
MF 14 石川 直宏(FC東京)
FW 9 高松 大樹(大分トリニータ)
FW 11 田中 達也(浦和レッドダイヤモンズ)
FW 16 大久保 嘉人(セレッソ大阪)
FW 17 平山 相太(筑波大学)
 
●バックアップメンバー
GK 22 林 卓人(サンフレッチェ広島)
DF 21 北本 久仁衛(ヴィッセル神戸)
MF 20 前田 遼一(ジュビロ磐田)
FW 19 坂田 大輔(横浜F・マリノス)


選手の当時の所属チームを見るだけでも、時の流れを実感してしまうなぁw 
この中で、今も所属が変わっていないのは、曽ヶ端、森崎、石川ナオ、高松、北本、前田、田中達也の7人だけ。平山って、まだこの頃は筑波だったんだっけ。


「Number」の本文にある写真名鑑ページは、こんな配列になっている。



黒河もキクちゃんも闘莉王も若いなw 徳永はあまり変わらないけど。


毎回、サプライズが付き物の代表選考だけれど、このときは、予選でずっとキャプテンとしてチームを引っ張ってきた鈴木啓太と、OA枠選出が有力視されていた高原の落選が話題になった記憶がある。
そして、バックアップメンバーに前田遼一の名前があるのを見て、つくづくマエリョーって、「代表」と名のつくものに関しては昔から割を食うことが多かったんだよなぁ、と思ってしまう。
最終メンバー選考合宿で猛アピールして、逆転メンバー入りを果たしたキクちゃんの引きの強さと比べると、とても対照的だ。そのマエリョーも、30歳にしてようやくA代表に定着できそうな気配になっているのは、ちょっと感慨深い。


あれから8年、ここに名前が出ている選手たちは全員現役であり、大半は所属クラブの主軸として活躍しているのは、この世代が、サッカー選手として順調な成長を遂げたことの証と考えていいのだろうか。



もうすぐロンドン五輪が開幕するけれど、今回のメンバーの中に、新潟の所属選手として初の五輪代表となった大輔と、新潟県出身選手としても初めてのサッカー五輪代表となったゴートクの名前があるのは、やはりうれしい。
五輪をきっかけに飛躍した選手も多いから、日本や新潟のために、そして何より自分自身のサッカー人生のために、2人には本当に頑張ってほしいと、心から願う。

author:ぐっちい, category:サッカー
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シリア戦でツネ様に惚れました

先週末は、ラグビートップリーグ最終節が大熱戦目白押しだったので、その話を書こうかなと思っていたのだが、昨日の夜のサッカー男子ロンドン五輪最終予選シリア戦で、ラグビーでの興奮が消し飛んでしまった。


それくらいの威力があったなぁ、あのスーパーミドルには(ニガワラ)


絶対に勝ち点3を獲らなければならない状況、そして国情もあってか、シリアの選手たちのプレーは鬼気迫っていた。
その象徴みたいな決勝ゴールだった。

「気持ちで負けた」なんて言葉を簡単に使うのはイヤなのだが、いろいろなことを思い知らされた試合だった気がする。

試合については、多くのことがあちこちで語られているので、あまり書くこともないが、個人的に見ながら感じたのは、選手のコンディションにバラつきが大きくて、チームとしてまとまりがなかったこと。
特に山村は、いかにも長期休養明けといった感じで、試合勘に問題を抱えていたように見えたけれど、山村へ絶大な信頼を寄せる関塚監督には、彼をスタメンから外すという選択肢は最初からなかったのかもしれない。

また、フィジカルも判断スピードも後手を踏んでいたのは、この世代がU-20W杯に出場しておらず、国際大会経験が乏しい選手が多いことも、少なからず影響しているような気がする。
チームリーダーとして、精神的支柱になれる選手も見当たらない。



ところで、私はBS1での観戦だったのだけれど、何といっても一番の収穫はゲスト解説のツネ様であった。



え?鈴木大輔のキャプテンマーク?


いやー、それほどインパクト感じなかったのよねぇ、ツネ様の前では。
大輔の場合、高校時代からキャプテンマークを巻いてるイメージがあって、途中交代した山村からキャプテンマークを受け継いだ程度では、まだまだ。
試合後のインタビューで大輔が敗戦の弁を述べたりしようもんなら、


「あうう。だいすけぇぇ、泣くなぁぁぁ」


ともらい泣きしちゃったかもしれないけれども、すべてはいきなりご指名を受けた権田に持って行かれてしまったしなぁ。


あのインタビュー、いきなり権田にしゃべらすのか、という声がtwitterのタイムラインに並んだが、あれは権田が「自分の言葉を持っている」選手で、きちんと状況や心境を言語化できる能力があるという、アナウンサーの判断だったんじゃないかと思っている。
あれは伝わるインタビューだったなぁ。権田もあそこまでしゃべったというのも、プロとして立派だったが、インタビュアーもしっかりしてないと、あんな映像にはならないですよ。


 


で、「ツネ様」である。


落ち着いた口調で、ポイントを抑えた的確な解説っぷり。


日本のディフェンスがうまくいっていないことを実況アナに問われ、


「マンツーマンではなく、ゾーンの意識で守った方がいいですね」


とクールに答えるなど、多くの視聴者に、メイン解説者であるはずのマサクニさんの存在を忘れさせる、実に気品と知性溢れる「ツネ様解説」。
スタジオ解説の福西も、強力ライバル出現を実感したに違いないw
欧州へ旅立つまでは、NHKで解説やってくれるの?期待しちゃいますよ?


それよか、この人、早いとこS級ライセンス獲って、どっかの監督やってくんないかな。どんなチームを作るのか見てみたい。


 



さて。

ロンドンへの道が、なかなかスリリングな状況になってきた。プレーオフに回ることになった場合、アフリカ4位との対戦が待ち構えているらしい。

次のマレーシア戦まで時間はあまりないが、この苦い経験をどこまで力にしていけるのか。アテネ世代や北京世代のような苦境をはねのける反発力が、ロンドン世代に備わっているかどうか。
今後、海外組をどこまで呼べるか、国内組のメンバー外から、新たに呼ぶ選手がいるのか。
ここはひとつ、吹っ切れた関塚監督が見てみたい気がするんだけどなぁ。
まだまだ、チャンスは残されているんだから。

author:ぐっちい, category:サッカー
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