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ラグビージャパンの新ヘッドコーチ
久しぶりにラグビーの話。

来月19日からスリランカ・コロンボで開催される2007ラグビーW杯アジア地区最終予選を戦う日本代表メンバーが先日発表されたけれど、それに続いて昨日、来年1月からジャパンの指揮を執る新ヘッドコーチが当初のウワサ通り、ジョン・カーワンに決まったと発表があった。

ジョン・カーワンといっても、ラグビーファンでなければ、なんのこっちゃだと思うので、少し説明させてもらうと、現役時代はニュージーランド代表(オールブラックス)のWTBとして87年第1回ラグビーW杯の優勝メンバー。相手選手をなぎ倒して突進しては、とにかくトライを取りまくる世界的スーパースターであった。晩年の97〜99年シーズンには来日しNECでプレー。日本のラグビーファンに、世界基準のプレーを見せてくれた。現在はNECのチームアドバイザーを務めている。今回の日本代表ヘッドコーチ就任の決め手となったのは、日本人や日本ラグビーを熟知している、ということだったようだ。

現役時代は世界的名プレーヤーであったこと、日本でのプレー経験もあり、日本をよく知っている、という点においては、ジーコがサッカー日本代表監督になった状況とかなり似ている。

ただ、カーワンがジーコと違うのは、全くコーチ経験もないままに代表監督になってしまったジーコに対して、昨年までイタリア代表監督を務めていたことだ。実際にナショナルチームを率いた経験がある、ということは、かなり大きいアドバンテージにはなると思う。
それでも、ジャパンのヘッドコーチとしての成否は、「やってみなくちゃわからない」ことに変わりはないんだけれどね。

カーワンにすっきりバトンタッチするためにも、まずはアジア地区最終予選に勝ってW杯出場を決めること。予選の指揮を執る太田治臨時ヘッドコーチには、とにかく頑張っていただきたい。


ところで、カーワンが初めて来日したのは87年、第1回W杯直後にオールブラックスのメンバーとしてだったと思うのだけれど、当時学生だったワタクシは残念ながら国立へ観に行っていない。その後、NECでプレーしている姿は見たが、その頃は破壊的なスピードというよりも巧さで勝負、という感じだった。それならやはり、世界的ウイングとして日本代表相手に100点ゲームをした全盛期のカーワンを観ておくべきだったと、今さらながら後悔している。
author:ぐっちい, category:ラグビー
comments(3), trackbacks(1)
Comment
カーワン氏は、太田GM兼HCとNECつながりで気心が知れた仲なのでしょう。日本ラグビーに長くかかわってきた、というのはなによりですね。期待するところ大なり、です。
ところで太田氏は、先日新潟まで子供達を指導しに来てくれました。数ヶ月前に決まっていた予定とは言え、律儀にもこの時期によく来てくれたものだなぁ・・・と思っていたのですが、後任人事はほぼ決まっていたのですね。心なしか表情がさえなかったようにも感じたのですが、これで少しは肩の荷がおりたかな・・・。
ケイスケ父, 2006/10/26 3:44 PM
カーワンは果たして日本ラグビーをよく解ったうえで、何をしてくれるのでしょうかね。どんなビジョンを持ち込んでくれるのか。楽しみではありますが、協会自体が変わらなくては、多分ジャパンは強くならないんでしょうね。
ところで、メイジはジュニア選手権で帝京も撃破。日曜は八幡山で関東と対戦らしいです。
おーはら, 2006/10/26 5:02 PM
>ケイスケ父さん
NECつながりは、かなり大きな要素でしょうね。日本で実際プレーをし、イタリア代表監督としてW杯も経験していることは、大きなアドバンテージではあると思います。太田GMはこれから最終予選を勝ち抜くという大仕事が待ってますから、頑張って欲しいものです。

>おーはらどの
カーワンによれば、ジャパンのチーム方針は「信頼」「ワークハード」だそうで。フィールドを一杯に使って攻撃を仕掛けるスタイルを追求したいということのようです。
でも、日本協会が変わらなければジャパンは強くならない、それはホントにそう。
メイジはジュニア選手権では関東には叶わなかったようだけれど、対抗戦は日体大に圧勝しましたな。次の慶明戦で真価が問われそう。
ぐっちい, 2006/10/30 10:53 AM









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