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ラグビーもオリンピックも終わっちゃいましたが
昨日、ラグビー日本選手権決勝がNHK総合で生中継予定だったので、留守録予約をして出かけたのだけれど、帰宅してチェックした映像は、すべて津波警報情報で埋め尽くされていた。
試合は三洋がトヨタを後半逆転しての3連覇達成、という劇的な内容だったようなので、最初から最後まで、きちんと見たかった。残念。

ラグビーの国内シーズンが終わると、引き続いてJリーグが開幕する。毎年のことながら、自分的には最高のスケジュールだなと思う。ラグビーで盛り上がって、そのままJリーグになだれ込めるというのは、とてもいい(個人的にはね)。



バンクーバー五輪も今日で閉幕。有終を飾るアイスホッケー男子決勝は、カナダvsアメリカというNHL対決の結果、カナダが金メダルを獲得したようだ。盛り上がったでしょうね、地元は。

オリンピックのアイスホッケーというと、思い出すのは1980年レークプラシッド大会の準決勝。
アメリカvsソ連という顔合わせになったこの試合は、五輪4連覇中で無敵の金メダル最有力候補だったソ連に対し、アメリカが地元開催の大声援を背に大番狂わせを演じた名勝負だった(シチュエーションとしては、映画「インビクタス」にも描かれた、95年ラグビーW杯決勝のスプリングボクスvsオールブラックスによく似ているかもしれない)。
アメリカはそのまま決勝にも勝ち、金メダルを獲得するのだが、私がアイスホッケーの面白さを知ったのは、まさにこの準決勝だった。

そんな懐かしいことも思い出してノスタルジーに浸れるのも、4年に1度のオリンピックならでは。



閉会式も終わってしまったが、浅田真央vsキム・ヨナのライバル対決や女子カーリングなど、話題に事欠かない大会だった。改めて、採点競技の難しさがクローズアップされた大会でもあったと思う。

フィギュアスケートが今や、技の難易度よりも完成度の方を重視する、スポーツというより芸術的な色彩が強くなりつつあることは、スポーツとしての進化か退化か、という議論が起こってくるのは当然だろう。
本来スポーツとは芸術の一環である、という考え方をもってすれば、今のフィギュアの在り方は「あり」なのかもしれないが、もっとスポーツとして進化できる種目だと思うので、その部分が停滞しているのは残念な気がする。

だからと言って、キム・ヨナの金メダルに疑問を呈する気はさらさらない。あれは素晴らしい演技だったし、女王の名に恥じない内容だったと思う。
ただ、アスリートとアーティストをハイレベルに両立しようとした浅田真央よりも、どちらかと言えばアーティストとしての完成を目指したキム・ヨナの方が圧倒的に評価されてしまったというイメージは残る。もともとフィギュアスケート競技とは、アスリートとアーティストの両面を求められるスポーツだと思っているので、浅田真央のチャレンジの方が、個人的には支持したいところ。

話によれば、国際スケート連盟は難易度の高いジャンプを促進するため、ジャンプの回転不足に対する減点幅を大幅に縮小するルール改正を行う見通しであるとか。
4年後のソチ五輪で、どんな変化が現れるのか。ぜひ、ソチ五輪でも2人の対決が見てみたい。浅田真央はソチを目指すと語っていたが、キム・ヨナはどうするのだろうか?



今回のオリンピックを見ていて、日本と世界との差を痛感したのは、女子カーリング決勝、カナダvsスウェーデンを見たときだった。
どちらも40代のベテラン選手が中心で、豊富な経験に裏打ちされた絶妙な駆け引きは見応え・迫力満点で、カーリングの本当の魅力に満ちていた。

そこで感じたのは、「経験は財産」ということ。

日本では、チーム青森だけでなく、スピードスケートの中学生・高木美帆選手に対する報道のされ方を見ても、若い選手がもてはやされることが多いように感じるが、その一方で、豊かな経験を持ったベテランへの扱いが軽い気がする。これは、何もオリンピックに限ったことではなく、日本のスポーツ界全体に言えることではないだろうか。
日本のスポーツが、例えばカーリングが世界と真っ向から渡り合えるスポーツになるには、チーム青森の20代の選手たちが、国際経験を積み重ね、30代40代になっても現役として力を発揮できる環境を作ることが先決だろう。30代になるかならないかのうちに、どんどん引退していくのが普通の現状では、せいぜいが善戦止まりで予選突破するまで行かないのは仕方がない。
国からの支援が薄い日本では、ベテラン選手が競技生活を続けていくためには、スポンサー探しから用具の調達、トレーニングに至るまで、スケルトンの越選手のように選手個人の頑張りに任されている競技が多すぎる。

「若手育成」と言えば聞こえはいいが、裏返せば、長く競技を続けられる環境がないために、早い引退を余儀なくされるという現実が、少なからずある。ベテランと若手がバランス良く活躍できる環境がなければ、本当の強化には繋がらない。

今回、日本のメダリストたちのほとんどが、前回の五輪や国際大会での失敗や、大きなケガを経験している。挫折や苦い思いをバネにして、はい上がってきているのだ。
バンクーバーで挫折を経験した若い選手が、次のソチ、そしてその次…という風に、年齢とともに着実に経験を積み上げていくことができれば、世界と対等以上に闘える競技はもっと増えると思うのだが。
author:ぐっちい, category:オリンピック
comments(2), -
Comment
こんばんは。
オリンピックを見ながら、もっとベテランの選手も取り上げてほしい!と思っていた一人です。
衰えようとする体に鞭打って努力する姿も、キラキラした若さに負けないくらい素敵だと思うんですけれど。やっぱり「史上最年少」という言葉のインパクトに負けてしまうんでしょうか。さみしい気がします。

同じような若さ偏重傾向はJリーグの報道を見ていても気になります。
安定したコンディションで長く・怪我なく頑張っている選手(広島の服部選手とか)も、もっと評価されていいのではないかと思うんですけれども。
おりん, 2010/03/01 11:31 PM
こんばんは。
僕も女子カーリング決勝、カナダvsスウェーデンをどきどきしながら見ておりました。接戦を物にしたスウェーデン。最後の一投が悔やまれるカナダでした。ちなみにスウェーデンはメダルトータル11個、金メダル5個でした。やはりスキーはクロカンも含め強いです。見たところ若手が頑張ってるという感じでしたが、スキー女子アニャパーションのように連続出場の選手もいます。カーリングの年齢層はちょっと特殊かなという感じです。
ただ、アイスホッケーの結果は大いに不満みたいですね(前回優勝)。人口900万人程度の国がこれだけやれる(別に大量の強化費用がでてるわけではなさそうです)というのは日本にもなにか学ぶことがあるのかもしれません。もしくは、やはりベースの体格体力持久力の差かもしれませんが。
Maggie Q2000, 2010/03/02 6:47 AM