極私的ラグビーワールドカップ2015 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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極私的ラグビーワールドカップ2015
4年に一度のお楽しみ、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会は、決勝がオールブラックスvsワラビーズという世界ランキング1位vs2位という組み合わせの末、オールブラックスが2連覇を達成して閉幕しました。

9月18日の開幕から、約1ヶ月半という長丁場の大会でしたが、おかげで恒常的な睡眠不足状態で日々過ごしておりました。

え?その割に、ブログねたにしなかったじゃないか、ですか?

いやー、もう、ラグビーW杯とアルビの怒涛の過密日程との両立って、物凄く濃くて、とりあえずアルビのことを更新するので精一杯で、ラグビーは追々まとめて書こうかな、と思っていたのでした。

しかし、いざ書こうとすると、あまりにも濃密な日々だったので、何から書けばいいのか分からないw
エディージャパンの大活躍で、突如として沸いてきた国内のラグビー人気のバブリーっぷりに、どうコメントしていいのか分からないw

いや、うれしいんですよ、ラグビーが人気になるのは。おかげで、ずっと世間的には「何それ?」状態だった2019年のラグビーW杯日本開催が一気に認知されたわけだし、この追い風を利用せずしてどうしますか、という感じなんですけれど。

それが、13日から開幕するラグビートップリーグの前売りチケットが、五郎丸が所属するヤマハ発動機の試合を中心に、あちこちで完売しているという、いまだかつてない事態に、ラグビーファンが右往左往しているという図が展開されているというのが、なんともはやw

だって、トップリーグのチケットが前売りで完売するなんて、たぶん史上初ですよ。
去年、新潟でも市陸でクボタスピアーズvsヤマハ発動機ジュビロの試合がありましたが、当日券も余裕で買えましたからね。座席も余裕があって、ゆったりと、クボタの立川理道vsヤマハの五郎丸歩という、エディージャパンの名キッカー同士の対決を観てたなんて、平和な時代だったなぁw
今年は、変則日程の都合だと思うのですが、新潟でトップリーグの開催がないんですよね。毎年、クボタのホームゲーム開催があったのですが。残念。
クボタには立川だけでなく、亀田出身の高橋銀太郎選手がいるんですよ。来年開催があったら、ぜひ足を運んでみてください。

エディージャパンの予選プール3勝1敗という結果は、決勝トーナメント進出はならずとも、世界を驚かせる快挙であり歴史を変えた出来事だったことは、各メディアで報道されている通りです。
スプリングボクス(南アフリカ)に勝ったことが、どれくらいの価値があるのかを説明する例えがいろいろと言われてましたが、一番しっくりきたのは、

「オリンピックの男子バスケで、日本代表がアメリカのドリームチームに勝つこと」

というものでした。まず世界的な常識ではありえないと、考えられていたのです。
結果的に、ベスト4に残ったのは、オールブラックス(NZ代表)、ワラビーズ(オーストラリア代表)、スプリングボクス、プーマス(アルゼンチン代表)の南半球4ヶ国。今の「南高北低」のワールドラグビーの趨勢そのままの結果になったわけですが、エディージャパンはこの4ヶ国の一角に勝った、唯一の北半球の国ということになりました。
ラグビー後進地域だと考えられてきたアジアのラグビー小国がスプリングボクスに勝つなんて奇跡が、まさかW杯という舞台で起こるとは、世界中の誰もが思いもしなかった出来事だったわけです。

もしも、スプリングボクスに勝っただけで終わっていたら、あれはやっぱりまぐれだったということになったかもしれませんが、エディージャパンの凄さは、スコットランドには敗れたものの、サモアとアメリカに思い通りの試合展開でしっかりと勝ったところにあります。
今まで、W杯本番で一度も勝ったことがなかったんですよね、この2ヶ国には。

ああ、ラグビー日本代表が、W杯で“普通に”勝つ姿を見られる時がやってこようとは!
ここ2年、テストマッチで強豪国相手に結果を出し続けてきていたエディージャパンの道のりを考えれば、決して驚くことでもないのですが、やっぱりW杯は別物だし、宿沢ジャパン以後、ずっとW杯で大敗・完敗を繰り返してきた歴代ジャパンの姿を見てきただけに、もうこれは感慨深いどころの話ではないのです。
だって、スプリングボクスやスコットランド相手にモールを押すとか、サモアから認定トライを獲るとか、今までそんなジャパンは存在していたでしょうか(いや、ない)。

帰国後、テレビ番組に引っ張りだこになっているエディージャパンの面々を見ていると、うれしくもあり、これからが大変だなぁと、気が引き締まる気持ちにもなります。
恐らくそれは、選手たち自身が一番分かっていると思うので、その覚悟をプレーで見せてくれるでしょう。トップリーグ開幕が楽しみです。



さて、決勝は34-17でオールブラックスがワラビーズを破って2連覇を果たしました。
永遠のライバルである両国の戦いは、最後の最後まで息をつかせない、素晴らしい試合でした。
ワラビーズの堅守(間違いなく今大会No.1でしょう)を、見事に崩したオールブラックスには、揺るぎない強さを感じましたが、ワラビーズも持ち味を存分に出していたと思います。
ただ、試合終盤になってからのミスの有無が、明暗を分けたような気がします。
ワラビーズには、ハンドリングエラーなど、細かいミスが増えました。
元パナソニックの三宅敬さんがTwitterでつぶやいていましたが、

「これくらいのレベルの試合になると、ファンダメンタルスキルで差が出る」

まさに、そんな感じでした。つまり、基礎的な技術、ということですね。
勝負どころで、オールブラックスは本当にノーミスでした。どんなに難しいパスでも、絶対にハンドリングエラーしないし、一人ひとりの判断力にブレがない。その象徴が、MOMに選ばれたSOダン・カーターだったと思います。
ワラビーズに詰め寄られたところで飛び出したカーターの40mのDGは、その難易度も含め、2003年決勝でイングランドのジョニー・ウィルキンソンが見せた決勝DGに匹敵するか、あるいはそれ以上のインパクトを残したプレーでした。
カーターは前回大会では予選プールの初戦でいきなりケガをしてしまい、とうとう決勝にも出られませんでした。それだけに、この試合に賭ける思いは強かったはず。それが乗り移ったかのような歴史に残るDGでしたね。

エディーさんがカーターのことを、

「10回プレーしたら、10回とも絶対にミスをせずにしっかりプレーできて、そのうちの1回で驚くべきプレーをする選手」

と評していたそうですが、その1回のスーパープレー(今回でいえば、あのDG)も、確かなファンダメンタルスキルに裏打ちされたものなのでしょう。

ところで、カーターさん。キャプテンで攻守に獅子奮迅の活躍を見せたFLリッチー・マコウとともに、この大会を最後に代表引退が噂されていますが、本当なんでしょうか。



W杯を終えて、代表メンバーもそれぞれの所属チームに戻り、トップリーグ開幕に備えています。
新潟県出身として初のラグビー日本代表であり、W杯メンバーにもなった稲垣啓太選手も、パナソニックワイルドナイツの一員としての戦いが待っています。
一足早く開幕している大学ラグビーも、いよいよ優勝争いの佳境に入ってきました。

ラグビーシーズンは、これからが本番です。
author:ぐっちい, category:ラグビー
comments(2), -
Comment
日本の南ア戦勝利を、キンさんは「ヤムチャがフリーザに勝ったもの」と例えていました。でも、ドラゴンボールを知らない人には理解不能みたいです。今大会では日本、ウェールズ、オールブラックスが記憶に残った良いチームでしたが、2019年では日本で一緒に応援したいですね!それから、日本代表ジャージは買えませんでしたが、オールブラックスは買いました!
きのした, 2015/11/06 10:48 PM
>きのしたさん
お久しぶりです!私は今大会、アルゼンチンにインパクトをもらいました。
2019年、楽しみですね〜!ご一緒できたらうれしいです。
ぐっちい, 2015/11/10 5:42 PM