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勝負強さという名の新しい風を



4月1日土曜日、ホームでガンバ大阪戦。
リーグ開幕から1ヶ月以上も経つのに、ホームゲームがようやく2試合目だなんて、どういう日程の組み方やねん、ええ?日程くん!という気分を抱えつつ、ビッグスワンへ。

みかづきブースで、数量限定だという「越後みそ越後もち豚イタリアン」を買ったら、想像以上に肉が主張していてボリューミーだった。
イタリアンでガッツリいきたい方にはオススメですよ。

少し早めにスタジアム内に入り、しゃべっていると、アカデミーのシーズン開幕セレモニーが始まった。
今年からU-18監督になった鳴尾さん、U-18レディースコーチになった斎藤さんの挨拶にしみじみしたあと、U-15コーチに就任した氏原さんには感動。あーーーーーー、ウジ、本当に帰ってきたんだなぁー。

「みなさーん!15年ぶりに帰ってきましたぁー!覚えてますかー?」

あぁ、乗りが変わってないなぁ、ハタチの頃とw

今年、初めて聖籠へ行ったとき、陸上トラック付ピッチでU-15が練習をしていて、遠目で見ても、そのシルエットでウジと分かった。
15年という歳月を隔てていても、わかるもんはわかるんだなと思ったのだった。

15年ぶりに飛び出したウジダンス。
あ、ウジダンスは2006年に中原貴之(現・福岡)が仙台からレンタル移籍してきたときに中原ダンスとして1年だけ復活したから、それ以来だけれどね。


そんな感じで、いい塩梅に場が温まったところでキックオフ。


立ち上がりは確かによくなかった。
簡単にボールを明け渡し、寄せが甘いからボールを奪うこともできない。
先制ゴールを奪われたシーンも、人はたくさんいるのに、ボールウォッチャーだらけで、簡単にシュートを打たせてしまった。
今季の失点シーンは、同じようなパターンだ。もっとも体を張らなければいけない場所で、体を張れないのは致命的すぎる。
何が何でも、改善してもらわないと困るなぁ。

それでも、この試合が違っていたのは、攻撃がガリャをコントローラーに、うまく機能していたことだった。
ガンバのディフェンスが緩かったこともあるけれど、ガリャが時間を作ってホニを走らせる形が出せていた。
ガンバ側もホニのスピードには手を焼いていて、特に苦戦していたファビオが、たまらずホニの足を引っ掛けて倒してしまい、PK。
これをギュンがしっかり決めて、比較的早く同点に追いつく。

逆転ゴールは、今季目指している形が実を結んだものだった。
輝綺がボールを奪ってガリャに預け、ガリャが絶妙なスルーパスをホニに送る。



ドンピシャのタイミングでDFラインの裏に出たホニがGKヒガシとの1vs1を制し、シュートを流し込んだ。



 



思えば、過去、ガンバとはホームでしばらく負けなかった時期があったけれど、ガンバはこういうハッキリとしたカウンター攻撃に弱いところがあって、それが相性の良さに繋がっていたんだよな。思い出したわ。



 



しかし、ここからの試合運びが拙かったと思う。



ディフェンスラインがどんどん下がっていく。いや、今季はカウンター発動のためにラインを低くする傾向があるのだけれど、リードしてからの引き方は、どう見ても1点リードを守りきるためのもので、守備のための守備、という感じだった。



こういう時こそ、守備意識を高めつつも攻めの姿勢を失わない攻撃的な守備で、ガンバを押し込むくらいの意識が必要だったんじゃないだろうか。



守りきるなら、タイトな守備でガンバに自由を与えてはいけないし、ペナルティエリア内に侵入されたら、簡単にクロスを上げさせない、簡単にシュートを打たせない。最後の最後で体を張らなければいけない。



残念ながら、その全てが中途半端だった気がする。



一番効いていたガリャを後半早めに達也に交代させたのは、達也のスピードでもう1点を狙ったのかもしれないし、ガリャがスタミナに不安があるということに意識があったのかもしれないが、ガンバにとっては助かった、という感じだったんじゃないだろうか。そこはフミさんに聞いてみたいところだ。



 



2-1のリードが、気がつけば2-3の敗戦。



攻撃は良くなってきたんだよなぁ。確実に前進している部分があるのに、それをチャラにしてしまうプレーが出てしまうのが、なんとももったいない。



攻撃も良くなってきたといっても、もっと攻撃に関わる枚数を増やさないとチャンスが限定されてしまうので、そこはもっと意識を高める必要があるのではないか。



ガンバの出来が良くなかっただけに、勝てる試合だった。ゆるくないねぇ、初勝利までの道のりは。一歩一歩進んでいくしかないね。



 



さて。ノリは頑張っているし、彼の左SBには可能性を感じるが、周囲がノリのサポートに忙殺されつつあるという現実がある(ギュンは完全に守備の人になっていた)。結局、貴章がいる右サイドは簡単に崩せないから左サイドを重点的に狙ってくるという状況は、この試合でも繰り返された。さすがにそろそろ可能性に賭けるだけでは済ませられない頃合いだ。



本職の左SBである前野が負傷離脱中で、戻ってくるのは夏頃まで待たなければならない。ゴメスが台頭してきてくれればいいが、もう少し時間がかかりそうな気配だ。帰りのシャトルバスの中で、観戦仲間とあれこれ話しているうちに、自然と左SB問題に行き着き、前野の復帰が当分先である以上、現状の中でどうにかしなければいけない、さてどうするだろう、という話になった。



 



「もしかして…輝綺を左SBで使うっていう発想が出てくるかもしれないよ」



 



などという禁断のセリフを口にしてしまい、ハッと顔を見合わせたのだった。



 



いや…ない話じゃないなぁ。実際、右SBはやれるんだし。ポリバレントの極致みたいな選手だもんなぁ。



いや〜、次節、輝綺の左SBが実現しちゃったらどうしよう。本当は、ボランチとしてしっかり育ててほしいのだけれど。



 



そんなことを言っていた矢先、今朝の新潟日報には、



 



「原 左SBに安定感」



 



などという見出しが踊っていた。ぬぬー。



 



「高校時代は自分たちで相手を見極めてサッカーすることを求められてきた」



 



と、さらりと口にする18歳。輝綺の中に息づく「市船soul」が、アルビレックス新潟に「勝負強さ」という名の新しい風を吹き込むか。


author:ぐっちい, category:アルビレックス
comments(2), -
Comment
ぐっちいさん、ご無沙汰しております。今年も身体に悪いゲームが続いており、老体にはこたえるシーズンとなりそうです(笑)
スタートから輝綺くんが獅子奮迅の活躍ですが、彼が目立つようでは、アルビもまだまだだなと。嬉しいんですけどね。もっとやらねばならない選手がたくさんいるだろうに💦
勝負へのこだわり、球際の強さをピッチ上で見せてもらいましょう!
今シーズンもよろしくお願いします。
ミンミン, 2017/04/06 8:14 PM
いやーーー!ミンミンさん!ご無沙汰しておりますー。
フットサルは現役ですかー?

輝綺が目立つことは、チームにとってはよくないことではないと思っているのです。
彼が目立つのは、市船時代からやっていたことを、そのままやっていて、それがレベルが高いものだったということで、ちょっと、今までの高卒ルーキーとはレベルが違うと思っています。
恐らく、日本サッカー界の宝物になる選手です。それだけのものを、新潟は手にしたということですね。

輝綺が目立つのは、昨年に比べて選手が小粒になった現状では仕方ないことです。
でも、本人はそんなこととは関係なく、持っているものを存分に発揮しながら成長しています。恐るべき選手です。
ぐっちい, 2017/04/06 8:52 PM