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初勝利は遅いタイヤ交換とともにやってきたのだ

4月16日、日曜日。



この日は午前中は両親を車の後部座席に乗せて、お花見ドライブ。そして午後は後半途中まで甲府戦をテレビ観戦してから、タイヤ交換で近所のトヨペットへ、という流れだった。




だから、輝綺のプロ初ゴールはリアルタイムで見られたものの、車にタイヤを積んでいたら、2点目が入っていた。



ええ〜!誰が決めたんだ〜? えっ、貴章!




そして、試合終了はトヨペットでコーヒーを飲みながら確認したのだった。
なんかもう、バタバタしていて、試合を見た気がしない。



いや、もちろん、帰ってから録画を見ましたけれども。



 



どんな試合であっても常に勝ちたいと思うし、負けていい試合なんてひとつもないのだが、この甲府戦は勝つしかない、と思っていた。
相手が甲府というより達磨さん、という感覚。
もしも負けたら、今まで新潟がたどってきた道のり、選択が全否定されてしまうような気がした。それだけは嫌だ。何としてでも。
(私は新潟が達磨さんを切らざるを得なくなったことは、今でも残念だと思っている)



そんな試合を、NHK甲府制作で地上波放送されたのはラッキーだった。
あぁ、フミさんが珍しくスーツ着てる。あぁ、達磨さん、ちょっと髪伸びたな。
テレビ画面が映し出す両ベンチを見ながら、そんなことを考える。



 



新潟のメンバーは、水曜日に行われたルヴァンカップ広島戦でアピールできていたロメロが慶とボランチを組み、輝綺は前節同様、左SB。CBはカズがサブに回り、カンペーとジュフンのコンビ。そして、ルヴァンカップで頑張っていたゴメスがベンチ入りしている。
カズがベンチスタートになったところに、フミさんの重い決断を感じる。1年前、やはり失点に直接絡むミスを犯した裕紀が外された時のことを思い出す。カズも正念場だなぁ。新潟の歴代キャプテンは背負い込むタイプが多い気がする。というより、背負い込まざるを得なくなってしまうのだろうか。
去年、裕紀には直接言ったけど、カズにもノビノビやってほしいんだよ。自分のストロングポイントが何かを、もう一度思い出せばいい。



 



試合は、例年の甲府戦からすると、立場が逆というか、甲府が達磨さんのもと、ボールを保持する場面が多く、パスを回してくることが増えた。
新潟は最後はホニ、ということになるわけだけれど、いつもと違うのは、ボランチにロメロが入ったことで、時間を作れる場所がガリャしかいなかったのが、もう一つ落ち着きどころができた感じ。何より、ブラジルコンビに言葉で明確に指示が出せる選手がいる、というのは安心感があるし、ロメロが前、慶が後ろ、みたいな役割分担もできていた。これは、しばらくはこのコンビで行くのかな。
中盤で時間が作れるようになると、両サイドも動きやすくなるんじゃないだろうか。



 



ガリャがパスを狙い、ホニが走り、ギュンやマサルがプレスバックで奮闘。本当は、ギュンとマサルがもっと攻撃に関わる時間が増えた方がいいと思うのだけれど、今後の課題だろうか。



 



前節と比べると、輝綺の左SBっぷりがさらに堂に入っていて、当分フミさんは左SBに固定してしまいそうだ。その順応力の凄さは、ちょっと今まで新潟では記憶にない。
この試合では、前節以上に攻撃参加が増え、アウトにかけたロングパスをホニに通すなど、さり気なくスーパーなことをやってのける。
そんな中でのプロ初ゴールは、セットプレーから。
ガリャのCKをファーでカンペーが頭で折り返し、ニアでどフリーになっていた輝綺がダイビングヘッドで押し込んだ。
なんであんなにどフリーなんだ、と思ったら、そうだ今年の甲府はゾーンディフェンスなんだ、達磨さんだからなぁ。
去年、同じようなシーンをうちの試合で何度も見たような…げふんげふん。

達磨さんはよほど悔しかったのか、ハーフタイムコメントで
「事故のような失点」
と言った。
いやー、ちゃんと練習通りに(スカウティング通りに)あそこにいた輝綺を褒めなきゃいけないし、そもそもあそこまでフリーにしてしまうのは、事故以前の問題なんじゃないのかなぁ。
それ以上に、去年の5月に練習参加してきた輝綺を見て、獲得にゴーサインを出したのは達磨さんだったはずで、そう考えると、自分が見込んだ選手に見込んだ通りの活躍をされて悔しさ倍増、だったかもしれない。推測ですけどね。

背景はともかく、敵将に負け惜しみを言わせた高卒ルーキー、なのだった。


後半は早い時間帯に、再びガリャのCKから、貴章が打点の高いヘディングを決め、2点目。
そこからは、甲府の攻勢を凌ぐ新潟、という形で、甲府のミスに助けられながら、今季初勝利が2-0の完封ということになった。


お互いにミスが多く、向こうにはウイルソンの不在という要素もあり、スコアほどの快勝感はないし、まだまだ苦労しそうだなぁとは思う。
でも、慶とロメロのボランチコンビの親和性が高いこと、両SBが安定したこと、カンペーの存在感が素晴らしかったこと、そして何より、鬼神のようだった慶の攻守(ドゥドゥからペナ内でスライディングタックルでボールを奪い切ったプレーは圧巻でしたね)など、ポジティブな要素はたくさんある。
何より、勝って反省できるのは素晴らしいことだと思う。

たかが1勝、されど1勝。

やっとスタートラインに立てた。
ここから、このチームは始まるのだ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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