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光の射す方へ

ここのところの激動っぷりに、ブログを書こうと思いつつ、なかなか手がつかなかった。



え?別に待ってなかったですか?いやー、わはははは。

フミさんの辞任については、Facebookに書いたのだけれど、昨オフの監督選考の迷走から始まっていたことだと思っているし、そんな中、火中の栗を拾ってくれたフミさんには、ただただ申し訳なく、感謝の気持ちしかない。
そして、昨年に続いてまたしても担ぎ出すことになってしまったフチさんとウッチーにも、申し訳なさと感謝しかない。



そんな中、迎えたホーム浦和戦。
正直なところ、代表やケガで不在な選手が複数いる現状で、何とか勝ち点が取れればとは思っていたが、結果はやはり厳しいものだった。



先制点はよかったんだけれどな。マサルのアシストも、武蔵の入り方もタイミングがピッタリで、久しぶりに会心のゴールだったと思うのだ。



ただ、試合開始早々の先制点に、これは浦和に火をつけるかもしれないと感じ、相当気を引き締めてかからないとだぞ…と思っていたのだが、その喜びの時間もわずかなものだった。



わずか4分後にラファのアシストで武藤に同点ゴールを押し込まれると、防戦一方になった。新潟は変則的な5バックで、マサルが左SBの位置に入るという守備陣形で対抗したが、簡単にクロスを上げられ、不用意なファウルを与えているうちに、前半31分までの間に2ゴール追加されてしまった。



そして、前半35分、浦和はラファをベンチに下げる。名目上は足の違和感だったのかもしれないが、ゲームの流れから、累積警告がリーチになっているラファに無理をさせなかったということなのだろう。
ああ、浦和にベストメンバーじゃなくても、楽に勝てると見切られてしまった。同じJ1なのに、こんな悔しいことがあるだろうか。



新潟は、立ち上がりこそ積極的に前から奪いに行き、それが先制点に繋がったのだが、失点してからは徐々に前から奪うプレーが減っていった。
これは以前からの課題なのだが、圧倒的に助け合うプレーが少なすぎる。責任感を持って最後まで自分の役割を果たそうという意識が低い選手が一人でもいれば、新潟のようなチームはあっという間にチーム全体にしわ寄せが来る。その犠牲になった一人がマサルで、左サイドでプレスバックしてこない武蔵やボールウォッチャーになってしまうジュフン、助けに来てくれないロメロの間で、前へ後ろへ攻守に孤軍奮闘を余儀なくされていた。
マサルが一人で何役も背負わされている以上、左サイドを浦和がどんどん狙ってくるのは当然で、そこから破綻するのも極自然なことのように思えた。



このような場面は他の場所でも頻発していて、攻守ともに数的優位が作れず、常に1vs1の勝負になってしまっていた。カバーしてくれる仲間がいなければ、チャレンジだってできないんじゃないだろうか。そんな中、身を粉にして仲間を助けに走っている選手が助けを得られず、消耗していく様子は見ていて辛い。


大谷も、ミスがなかったわけではないけれど、前に出るときは出る、という決断力と勇気で失点を防いでいた。
守備陣も、そんな守護神をもっと信頼して、ラインをもっと上げる勇気を持ってもいいんじゃないか、とも思う。

とにかく、チャレンジ&カバーの基本に立ち返ってほしい。勇気を持ってほしい。それができるだけで、随分変わるんじゃないだろうか。試合終了の笛が鳴るまでの間、ずっとそんなことを思っていた。

後半、良さが出たとは言うけれど、それは6失点目を喫してから。そこから浦和が圧力を弱めたことを考慮しなければならないが、積極性を思い出した、その感覚は、忘れないでほしいと思うのだ。



メインスタンド2層目の、普段はFM PORTの放送席になっている個室に、新監督と新コーチの姿があった。
この試合を、どんな目で見ていたのだろう。







新監督として発表された呂比須ワグナー氏。多くの人がそうであるように、イメージはフランスW杯に出場した日本代表時代のもので、決定力のあるストライカーだったことと、W杯前の特番で、お母さんとのエピソードでボロボロ泣いたこと、かなぁ。正直言って、どんなサッカーを志向している人なのかよく分からないけれど、今日の記者会見では、



「パスを回してスペースを突く攻撃サッカー」



という言葉を口にしていた。そして、



「システムを変える」



とも。



昔と変わらぬ流暢な日本語で語り、新コーチのサンドロも、高校から日本で生活していた人だけあって、スムーズな日本語をしゃべっていた。
日本語とポルトガル語を両方操れる指揮官といえば思い出すのは淳さんだが、淳さん時代のブラジル人選手たちがそうであったように、意思疎通がスムーズに行ってくれれば、ホニもガリャもジャンも、もっと力が出せるようになるかもしれない。日本人選手たちとのコミュニケーションも、もっとうまくいくかもしれない。



まずはそこに、光明を見出したい。



なぜこんな状況になったかという検証は、シーズン終了後でいい。



賽は投げられた。



後は覚悟を持って、やり切るだけなんだ。必ず道は拓けると信じて一歩一歩前へ進むことだけを考えよう。


author:ぐっちい, category:アルビレックス
comments(4), -
Comment
「え?別に待ってなかったですか?いやー、わはははは。」…と、おっしゃいますが、私は待っていましたよ。いつでも、的確な試合分析と人を見る目に感服していますので…。
あのフランス大会前の予選のように、呂比須氏に期待するのみです。監督としての成功も期待したいと思います。
橙大好き!, 2017/05/16 3:29 PM
>橙大好き!さん
どうもありがとうございます。試合を見ると、書きたいことが色々と出てくるのですが、すぐに書かないと書けなくなる、ということを、改めて学びましたw
呂比須監督とサンドロコーチは、ポルトガル語と日本語のバイリンガルであることが、一番の強みかなと思います。

何とか、チームが上向きになってくれることを祈ります。
ぐっちい, 2017/05/17 6:05 PM
亀レスですが、私も更新を心待ちにしておりました。
「苦しいときはぐっちぃさんのブログを見て!」がヤンツーさんが去って以降の私の信念です。それでも更新されない時は、Twitterを拝見しております。

※某掲示半ではマサルのことを貶す人ばかり。あんなに懸命にチームの穴を塞ごうとしているのに、それが見えないなんて…。
こちらの記事で至極当然のことを的確に表現していただき、ほっとしました。
乱文、失礼しました。
猫太郎, 2017/05/22 2:42 PM
>猫太郎さん
ありがとうございます。
いやいや、そんな大げさなものではw
マサルは、自分の役割がちゃんと分かってるし、責任感が強いので、あちこち顔を出す分、ミスすると目立つんですよね。でも、マサルのような選手がいるから成り立つのが新潟というチームだと思うので、しっかりとプレーを見ていきたいと思います。
ぐっちい, 2017/05/24 5:28 PM