嵐の山口戦翌日、聖籠にて | ぐっちいのスポーツを読もう!
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嵐の山口戦翌日、聖籠にて

 

嵐の中でレノファ山口と2-2のドローで終わった翌日、参院選の投票をしてから練習試合を観に聖籠へ出かけた。

 

バッタリ会ったサポ仲間が、

 

「やっぱりね、昨日みたいな試合を観ちゃうと、ここに来たくなっちゃいますよね」

 

と言う。うん、そうだね。そういう人、多いんじゃないかな。

 

山口戦は、台風の影響をモロに受け、強い風雨の中で行われた。

水が浮いたピッチでは、ボールが止まってしまい、そこに目掛けて両チームの選手たちが殺到する。その分、普段よりきつめのボディコンタクトが増え、選手同士がエキサイトする場面が多かった。

 

こういうコンディションでは、よりボール扱いの技術の優劣が鮮明になる。2014年9月のホーム仙台戦もこんな感じの試合で、レオシルバや小林裕紀の足元のうまさを改めて思い知った。そしてこの試合でも、レオナルドやフランシス、高木善朗の技術の高さが際立った。レオナルドの2得点はまさにそれで、もしかしたら、2004年の日本平でエジミウソンがスーパーサイヤ人化したように、この山口戦を境に、レオナルドがスーパーサイヤ人になるんじゃないか、という妄想を抱くのだった。

 

だからこそ、終了間際で追い付かれてのドローは悔しかった。何より、あれだけ戦術以前のコンディションの中で奮闘した選手たちに勝たせてあげたかった。

結果的に、バイタルエリアを空けてしまう、人はいるのに相手の選手をフリーにしてしまう悪癖が失点に直結してしまったのは、悪天候とは関係ない課題であり続けているので、J1に戻るためには何としてでも改善しなければならない。

 

ただ、チームに成長が見られる部分としては、ここ数試合、先制されてもビハインドを跳ね返す力が出てきたこと。

このリバウンドメンタリティの発露は、もしかしたら最近導入されたメンタルコーチの効果なんじゃないか。

ここは、サポ仲間と意見一致した部分なのだ。

 

 

この日の練習試合はU-18と45分×2。

ズミさんや達也がフル出場だったのは、山口戦で善朗がイエローをもらい、2試合出場停止にリーチがかかってしまったことも関係あるのかもしれない。こんな時、ズミさんや達也の存在は大きい。

達也は4得点。そしてズミさんは、終了間際のCKを蹴った時、前線の選手がボールに合わせる動きをしなかったのにぶちギレて、声を荒げた。やっぱり、ベテランの力は大切だな。言うべき時には言い合わないと。

 

U-18の中では10番を背負う本田修也が目立っていて、別格感があった。相手が嫌がる動き、味方を生かす動きができる。

彼も3年生だけれど、トップ昇格はあるだろうか。

 

 

試合後、ファンサをしてからクラブハウスに引き揚げる選手、居残り練習をする選手がいる中で、家族を連れてきていた達也が、長女の聖愛(せいら)ちゃんに無回転シュートをマンツーマンで教えていた。中学2年でアルビレディースU-15の有望株でもあり、ジェルソンコーチも一緒にアドバイスを送る。

 

 

鋭い無回転シュートを決める聖愛ちゃん。

 

「女子中学生でこれだけの無回転蹴られる選手は、ほとんどいないよ」

 

と言う達也パパの言葉は、親バカではない真剣味があった。

キーパー役を買って出た藤田くんが片手でボールに触ると、

 

「骨折するぞ!」

 

と言ったのは、ちょっと笑ったけれど。

 

パパによく似たドリブラー。パパ直伝の無回転シュートを完璧にマスターしたら、どんな選手になるだろう。

何年か後に、聖愛ちゃんがなでしこジャパンに選ばれたら、この日の聖籠を思い出すかもしれない。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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