ラグビーの花芽〜私的ラグビーワールドカップ | ぐっちいのスポーツを読もう!
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ラグビーの花芽〜私的ラグビーワールドカップ

 

2019年も残り約3週間。ラグビーW杯が閉幕してからも1ヶ月以上が経ってしまった。

未だにラグビー日本代表のメンバーが各メディアに顔を出す状況が続いていて、今年の流行語大賞には「ONE TEAM」が選ばれたりもしている。

 

こんな状況になろうとは、半年前に想像した人がいただろうか。少なくとも私は、半年前どころか開幕1ヶ月前でもまだ、「日本戦以外の観客席が空席だらけだったらどうしよう」とか「テレビ視聴率が1ケタ台にしかならなかったら、いろいろ言われそうでイヤだなー」とか思っていたのだ。それがどの試合も満員か満員に近く、テレビ視聴率も日本vs南アフリカが瞬間視聴率で50%近くを記録するとは。

スタジアムだけではなく、入場者100万人超えのW杯新記録を樹立したファンゾーンや、試合会場から遠く離れた新潟でさえ、メディアシップでのパブリックビューイングは大盛況だった。

イングランドvs南アの決勝のパブリックビューイングへ行った時、このパブリックビューイングの仕掛け人である、新潟県ラグビー協会会長の三膳さんが、ビール片手に試合を見ながら熱い解説を繰り広げていると、隣にいた若者コンビに、

 

「ラグビー詳しいっすね!」

 

と言われていたのが、一番のハイライトであるw

 

さて。そんな私も、予選プール2試合を観に行った。フランスvsアルゼンチン(東京スタジアム)とジョージアvsウルグアイ(熊谷ラグビー場)。

味の素スタジアムがW杯期間中だけは、正式名称の「東京スタジアム」に戻り、Jリーグで訪れる時とは違って見えた。

 

調布駅前広場のファンゾーン。ラグビー体験コーナーでは、トップリーグ選手たちに親子でチャレンジ!

 

飛田給駅前。ワールドカップ期間中は味の素スタジアムではなく東京スタジアムに戻った

 

アルゼンチンファンのみなさん

 

ニワトリのコスプレしてるフランスファンのおじさんたちは大人気。(ニワトリはフランスの国鳥です)

 

フランスファンは陽気でした

 

スタジアム内のファンゾーンでは、茶の湯の体験コーナーも。やはり正座は辛そう

 

この日はフランスvsアルゼンチンでしたが、他国のファンも多数観戦してましたね。スコットランドファンとアイルランドファンのカップルがハイネケンを注文

 

そしてW杯のために改装された熊谷ラグビー場は、何もかもがピカピカで(トイレもホテルのようだった)、ラグビー場までの道が交通規制でシャトルバス専用レーンになって渋滞知らず、街全体がラグビーを盛り上げようという空気に満ちていた。

 

熊谷駅前のラグビー少年像。熊谷ラグビー場開設当時にはなかったですねー、これは。

 

熊谷ファンゾーンのシャトルバス乗り場

 

熊谷駅でもらった「スクマム!クマガヤ」(ラグビータウン熊谷のブランド)のクマくんのウチワ(開くとラグビーロード沿いのお店が紹介されているイラストマップになっている優れもの)と、販売していたピンバッジ

 

新しくなった熊谷ラグビー場。トイレまでピカピカでした

 

熊谷のスタンドにいたボランティアの高校生はラグビー部員で、

 

「ここは、県大会の決勝会場なので、いつも僕らはここを目標に練習しているんです。それがW杯の試合会場になっているなんて、夢のようです」

 

と、目を輝かせながら話してくれた。こうやってラグビーW杯はレガシーを生み出していくのだろうな。本当に、日本で開催できてよかった。それだけに、新潟でもやりたかった。

そういえば、W杯を記念して丸屋本店が発売した「ノーサイド最中」というお菓子は、20年後に次のW杯が日本で開催されるまで販売するそうな。やるなぁ、丸屋本店さん。(話によると、社長が同志社でラグビーをやっていた人なんだとか)

20年後。今度こそは、新潟も開催都市になろう。

 

W杯が終わり、日本代表もジョセフHCが引き続き指揮を執ることが発表され、トニー・ブラウンアタックコーチの留任もほぼ確定のようだ。(長谷川慎スクラムコーチはヤマハ復帰が発表された)

初のベスト8進出という偉業達成の余韻はまだまだ続いているけれど、もう4年後のフランス大会に向けて一刻も早くスタートを切らなければ間に合わない。

この日本でのラグビー熱が、さらに盛り上がるために、やれることはたくさんあるよなぁと思うのだ。そのためにも、日本代表は進化し続けなければならないし、日本代表が強くなるためにも、トップリーグや大学ラグビー、高校ラグビー、そしてジュニア世代のラグビーが、もっともっと盛り上がらないとね。

 

11月30日、大学のクラス会で東京へ行ったついでに、関東大学ラグビー対抗戦の慶應vs帝京を観に秩父宮ラグビー場へ行った。

29-24で慶應が9年ぶりに帝京に勝ったのだが、大学ラグビーらしい熱があり、エモーショナルなナイスゲームだった。

私の斜め前に座っている父子がいて、まだ幼稚園生くらいの男の子は、プレー一つひとつに反応し、「すごい、すごーい!」と手を叩いて喜んでいた。あぁ、この子はそのうちラグビースクールに入るかもしれないなぁ、入ってくれないかなぁと思いながらその様子を眺めていた。

W杯がきっかけで、ラグビースクールの入会希望者が激増しているという。ようやく芽吹き始めたラグビーの花芽を、大切に育ててほしいと、心から思う。

author:ぐっちい, category:ラグビー
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