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アルビBCはどこへ行く
今年からスタートしたプロ野球独立リーグ「北信越BCリーグ」も、レギュラーシーズンが終了。
新潟アルビレックスBCの戦績は次の通り、ということになった。

18勝52敗2分 4位(最下位)
勝率0.257
ゲーム差 3位信濃と15差、首位石川とは27.5差


4チーム中ダントツ最下位。結局試合は2試合しか見に行けてないので、試合そのものについては語れることは少ないのだけれど、合同トライアウト、ドラフトによる選手分配と、まずは全チームがほぼ横一線の戦力でスタートしたリーグ戦で、ここまで「ひとり負け」するというのは、ちょっと考えられない。
シーズンが始まる前に、いろいろと見聞きしてきたことから抱いていた懸念が、ここまで見事に現実化してしまうと、何ともやるせない気分になってしまうが、1年目の成績そのものについてあれこれ重箱の隅をつついても仕方がないとも思うので、これ以上は何も言うまい。
しかし、ここまで「ひとり負け」してしまった最大要因は「指導者の差」というのが関係者を含む大方の評価。そこが問題なのだ。

そんな折、一時辞意をほのめかしていた後藤監督が、紆余曲折の末、一転続投ということになった。
本来なら、
「まだスタートしたばかりだし、若葉マーク監督なんだから、今年は我慢して来年こそは力を発揮してもらおう」
と言いたいところなのだが(実際、ソリさんだってそうやって監督として大きくなったのだし)、今回ばかりはそうも言っていられない。
采配云々よりも、監督として一番重要な能力である「チームマネージメント力」が欠けていることが分かってしまった人物の続投を許すという球団の判断には疑問符を付けざるを得ないからである。

後藤監督が貫いてきた徹底した「放任主義」は、ジャイアンツやヤンキースなら通用する部分もあるのかもしれないが、どこか自分に対する甘さを持った選手が多い独立リーグには向いていない。
初代リーグチャンピオンになった石川ミリオンスターズ・金森栄治監督と2位の富山サンダーバーズ・鈴木康友監督は、どちらも選手としても指導者としても実績がある人たちだが、シーズン前に選手を集めて、異口同音にこう言ったそうである。

「心配するな。お前たちのことはオレが上手くしてやる」

プロ選手と肩書きはついていても、技術的な問題や精神面の問題で上のレベルで野球ができない選手が大半の独立リーグは、放任主義が通用するほど甘くはない。そのことを指導者が理解できているかどうかでここまで差がつく、という典型例のようなシーズンになってしまった。
そして何より、肝心な選手の人心掌握が全くと言っていいほどできていないというのは、指導者として致命的ではないのか。

発足以来試行錯誤が続いたBCリーグも、来季からは福井と群馬の2球団が入り、将来的にはさらに拡大する方向で動いている。その中で、アルビレックスBCの迷走ぶりばかりが目立つ状況はどうにかしないといけないと思うし、アルビBCに関わっている人は誰もがそう考えているはずだ。それが、まるで流れに逆行するかのような監督続投ではチームが前進していけるとはとても思えない。むしろ、失うものの方が大きすぎることを考えると、そっちの方が怖いのだ。
同じアルビでも、チーム発足当初からチームの成長状況に応じた適材適所の監督選びを続けてきたサッカーとは、そこで大きな差がある。

今日、後藤監督の会見があるそうだが、そこで今シーズンをどう総括し、来季に向けてのチームの方向性をどう示すのか。それをじっくりと聞かせていただいてから、もう一度よく考えてみたい。
author:ぐっちい, category:BCリーグ
comments(5), trackbacks(0)
Comment
後藤監督で決まりと分かった昨年の心配が当たりましたね。
ぐっちいさんは大丈夫と言ってましたが、私の方が先見の明がありましたね。
A1住人, 2007/10/19 4:32 PM
 それ見たことかと神様気取りで語るのは自分の主義では無いのですが
今回の大沈没はすべからず監督のせいなの?という気がするのですがね・・・
 開幕前のキャンプの時間の短さ、さらにはドラフトにおける人選。
運営側のマネジメントの悪さも要因のような気がします。
デル, 2007/10/19 7:03 PM
首脳陣の経験のなさもありますが
フロントの経験のなさもあるかなという感じもします
もちろんプレーする選手にも問題があるでしょう
問題はそれらを総括してどこが悪いか
そして何を改善すべきかだと思います
予算の問題もありますからやれることには限りがあると思いますが
優先順位をつけてやってほしいですね
後藤監督もこのままでは終れないでしょうし
どれだけの選手が残留するかわかりませんが
選手の反撃も期待したいと思います
K・A, 2007/10/19 8:28 PM
続投ですか・・
もう一度チャンス与えてもいいかなという感じはしますが・・
それでだめなら、ヤクルトの監督をやめた古田さんに署名活動でもして一年ぐらい監督お願いするのも手かなと、野球に関する情熱や危機感は古田さんのほうが強いと感じますし
(友達との飲み会の会話ですが・・)
ちなみに明日は、というか今日は等々力参戦です。
あらぼー, 2007/10/20 12:40 AM
みなさま、ありがとうございます。
去年の11月の監督就任会見についてのエントリーのコメントで、「長い目で見ましょう」とは書きましたが(大丈夫とは一言も書いてませんがな)、ここには書けない話でいろいろと問題点が噴出しており、とても長い目では見られなくなった、というのが本当のところです。
もちろん、フロントの経験不足も大きな要因なのは言うまでもありません。
キャンプの時間の短さも、後藤監督が決めたことですし(他の球団はもっと早くから選手を集合させてました)、ドラフトの人選の基本は戦力の平等分配でしたから、それはあまり関係ないと思います。
来季のためにも、フロントのことを含めた総括は日を改めてじっくりとやりたいと思います。
ぐっちい, 2007/10/20 2:19 PM









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