この10日間、療養病棟に長期入院していた伯母が亡くなり(97歳だったので大往生ですね)、葬儀関係やその後の各種手続きで忙殺されていて、悔しい引き分けになったヴェルディ戦のことも、頭からすっ飛んでいたというのが正直なところでした。
そんな中、こんな寝耳に水のニュースが飛び込んできました。
まぁ、この件についてはあちこちで語られ尽くした感があるので、今さら私が何かを書いても…という気もしますが、とりあえず備忘録的に少し書こうかなと思い立ったわけです。
新井くんについては、昨シーズン、新潟に戻ってきてくれたことは、本当にアルビに関わる大半の人が喜んだ出来事だったと思うのです。
新潟経営大を卒業する直前の高知キャンプで、練習生として参加して、シーズン開幕直前に契約を勝ち取った彼のことは、たぐいまれなシンデレラストーリーとして記憶に残るものでしたから、新潟サポーターが彼に抱く思い入れは、他の選手とは少し趣を異にするものだっただろうと思うんですね。
相思相愛だと勝手に思い込んでいた関係性が、まさかこんな形で突然一方的に断ち切られるとは、誰も思ってもいなかったし、望んでもいなかったことです。
まだ移籍ウインドーが開いている期間内ですし、よそでも移籍が決まったニュースは度々耳にします。
ただ、「チームの副キャプテンで開幕戦で決勝ゴールを決めた」選手が、開幕から4試合消化しただけのタイミングで同カテゴリーのチームに完全移籍を決断するというのは、ルールには反していないとはいえ、やはりどう考えても理解を超えた出来事としか言いようがありません。
昨シーズンまで副キャプテンを務めていた早川史哉くんが、「次は若い選手に担って欲しい」と、秋山くんと新井くんの二人に副キャプテンを託した思いを、どう受け止めていたのか。
「てっぺんを取る」というリキさんの言葉を理解して、自分たちの力で「てっぺん」にふさわしいチームを作り上げる覚悟だったんじゃないのかいと、本人に問いたい気持ちでいっぱいではありますが、そんな遠回りをするよりも、現時点で新潟よりも近道で行けそうな広島に行くことにしたんだな、という本音が、日刊スポーツの記事でのコメントで露わになってしまいました。
ひと言、悔しい。
2008年の坂本の移籍よりも、数十倍悔しい。
絶対に広島には負けないし、てっぺん取ってやる。
今はそういう気持ちです。
(日刊スポーツの記事にある「理解してもらうには時間がかかるかもしれないが、いつか応援してもらえるようなことがあれば、僕は救われます」という言葉には、そんな甘いこと言ってられる立場じゃないでしょ、という感想しかありません)
もっともっと強くなろう。こんな悔しい思いをせずに済むためには、とにかく強くなるしかありません。
ふぅ。さらっと触れるだけにしようと思っていたのに、ついつい書き過ぎました…。
さて、気を取り直して、J1が代表ウィークのおかげでお休みだった先週末、新潟市陸上競技場へWE.リーグのアルビレックス新潟レディースvsセレッソ大阪ヤンマーレディースを観に行ってきました。
レディースの試合はWE.リーグになってから初めて観たので、何年ぶりになるのかな。
暖かくて、ずっと晴れていたので、日焼けしちゃったかな。
結果は1-0で勝利。
川澄奈穂美選手のプレーを、アルビレディースの選手として観たのは初めてでしたが(恐らく川澄ちゃんを観た前回は、INAC神戸の選手としてだったと思います)、彼女の存在は本当に大きいなということを実感しました。
橋川監督の下、選手たちがこれほどまで自信を持ってプレーしている。奥山監督時代もこんな感じだったなぁ、なんて思い出したりしましたね。
選手たちが自分たちのやり方に自信を持ってプレーすることの大切さは、男子チームを見ていてもよく分かります。
この試合、男子選手たちも複数観戦に訪れていたようですね。いい刺激を貰ったことでしょう。
お互いに刺激を与えあって高め合い、「新潟にタイトルを」の目標にたどり着きたいと、切に思うのでした。
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【2024年明治安田生命J1リーグ第3節】
デンカビッグスワンスタジアム
アルビレックス新潟 1-0 名古屋グランパス
【得点者】
88分 長谷川元希(新潟)
【警告】
永井謙佑(名古屋)、新井直人(新潟)
1週間前からずっと、この日の天気を気にしていて、週間予報に目を凝らす日々でした。
雪マークがついたり、雨マークに変わったり、なかなか予報が安定しないのは、今の時期では「あるある」なのですが…。
前日のNHK新潟ニュース「新潟610」のお天気コーナーでは、ついに気圧配置が典型的な冬型になり、気象予報士の加藤さん(アナウンサー顔負けの美声の持ち主)が、
「明日はビッグスワンでホーム開幕戦なので、心配ですねぇ」
と、おっしゃる。典型的な冬型ということは、恐らく風が強いし雪も降る。もうこれは覚悟を決めるしかありません。
2005年ホーム開幕戦の大分戦レベルの天気になるかもしれないと、とにかく防寒対策を徹底することにしました。
まぁ、新潟の人間は慣れてますが、名古屋サポさんは辛いだろうなぁ。
当日は果たして、明け方から強い季節風が吹き荒れ、暴風雪警報が出る始末。JR越後線にも遅れが出ました。
風の方向は完全な北風。いつもE2席のS寄りにいる私の席では、右頬に風が吹き付ける形でした。
いつもなら、もう少し西寄りの方向から風が来るんですけどね。
北風ということは、ビジター席には真正面から吹雪が吹き付ける形になったはずで、屋根があっても何の役にも立たない状況になっていたんじゃないでしょうか(実際、名古屋サポさんたちのSNSを見ると、そんな感じだったようでした)。
まさにブリザード。こんな天気の時は、お約束のようにユーミンの「ブリザード」が脳内ループすることになるわけですw
まぁ、再来年から秋春制になるわけで、新潟のホーム開幕も1週早まる可能性があるようですから、今回は積雪がなかっただけでもラッキーと思っていただいて。
待ちに待ったホーム開幕戦。Eゲート前広場やカナール脇でサポ仲間と「新年のご挨拶」をしつつ、予約していた今季初の「アルビめし」を受け取りに。
ホーム開幕にふさわしく、パッケージはゴメスキャプテン。
名古屋戦なので、味噌カツごはん。美味でございました。
そして、おまけのコースターはコジコジでした。愛知県生まれ、グランパスアカデミー出身でしたね、彼は。
試合は、立ち上がりからハイプレスをかけてくる名古屋の間をパスを通しながら敵陣に迫る新潟、という、予想通りの展開。
名古屋は新潟のビルドアップの起点となるコジコジに、相当圧をかけてきました。
ゴールキックのシーンでは、FWがペナルティエリアのラインぎりぎりのところまでしか下がらず、コジコジとCBコンビに圧倒的プレッシャーをかける、という形をあからさまに取ってきました。
わが軍としても、そこは予想通りだったんじゃないかなと思います。
それでも、中盤のプレッシャーが恐れていたほどではなかったこともあってか、秋山・宮本のボランチコンビは、割と自由にパスを出せていた気がします。
前線では初スタメンの小野裕二(おのゆ)が、ポストプレーもパスも別格なうまさ。ちょっとホレボレとしてしまいました。
そして、開幕戦で大活躍だった宮本くんが、もしかして開幕戦以上の出来では?という素晴らしさ。体の入れ方が本当にうまい。相手の前に体を入れて、足をにゅるっと伸ばしてボールを奪う感じは、ちょっとレオ・シルバっぽい?攻撃の意識も高いし、次はゴールが見たいですね。
(宮本くんの存在があるおかげで、秋山くんもどんどん攻撃的に出て行けるし、宮本くんも攻撃に打って出る場面も多く、いい組み合わせだなと思いました)
また、この試合でも攻守に神出鬼没だった小見ちゃん。とある名古屋サポさんがSNSで、「小見邪魔くさい」とつぶやいていたことをお知らせいたしますw
新潟が主導権を握り、あと一歩まで迫るものの、そこは守備の堅さで定評があった(さりげなく過去形)名古屋さんなので、なかなかゴールを割らせてくれません。
ウチも決め切る力をもっとつけないとなぁ。
終始得点の匂いを漂わせつつ、その一方で名古屋の反撃をしのいでいるうちに、もしかしてこれは不完全燃焼のスコアレスドローという流れだろうか…という嫌な予感が漂い始めた試合終盤、ヨシくんに代わってトップ下に入った長谷川元希が、ついにやってくれました。
トミーがボールを奪って奏哉に渡し、パスを受けた秋山くんが長谷川元希にパスを出すと、ぽっかり空いたスペースをドリブルで持ち上がる。ペナルティエリアの左手前でシュートを打つと、相手DFに当たって軌道が変わり、GKランゲラックの頭上を越えてゴールマウスの中へ。(地上波中継でゲスト解説だったアルビレディースの川澄ちゃんが、頭上を越えた瞬間に「入ったぁぁぁぁぁ!」と叫んでましたねw)
ディフレクションとは言え、シュートは打たなきゃ入らない、という格言通りのゴールとなりました。
長谷川元希はそのまま新潟ゴール裏に向かって走り、サポーターに対してガッツポーズを見せていました。嬉しかったんでしょうね。
移籍加入が決まってから、甲府時代に見せていた創造性あふれるプレースタイルが伊藤涼太郎と比べられることも多く、背番号がオランダへ旅立った三戸ちゃんの14番を引き継いだこともあって、前任者と比較されることにプレッシャーを感じることもあったと聞きます。
しかし、涼太郎でも三戸ちゃんでもなく、ましてや本間至恩とも違う、長谷川元希としての存在感を自ら示したことは、今季がJ1初挑戦のシーズンである彼にとって、この上もないスタートになったのではないでしょうか。
これは、プロローグに過ぎません。初ゴールを決めたことで、プレッシャーから解き放たれた彼が、ピッチで疾走する姿を、これからも見ていきたいと思います。
]]>パナソニックスタジアム吹田
ガンバ大阪 1-0 アルビレックス新潟
【得点者】
75分 宇佐美貴史(G大阪)
【警告】
岸本武流・一森純(G大阪)
新潟はこの日、朝から猛烈な強風が吹き付ける天候で、真冬に逆戻りしたかのような寒さでした。
何なんですかねー、3月に入ったらずっと寒い。2月半ばのあの異様な暖かさの揺り戻しでしょうか。
とりあえず、先走ってタイヤ交換しなくてよかったな、と。
毎年のように、ホーム開幕戦直前になると雪が降って、聖籠やスワンを心配しなければならないのは新潟の宿命とは言え、再来年から秋春制が始まれば、さらに心配の種が尽きないことになるわけです。やれやれ。
さて、ガンバ戦。私はDAZNでのリアルタイム視聴だったわけですが…
寒そうでしたね、パナスタ。強風が吹き付け、2試合連続の強風の中での試合になったようでした。
それにしても…いやー、何もやらせてもらえなかったなぁ、というのが率直な感想です。
ガンバのポヤトス監督は、昨シーズンの対戦時も新潟のサッカーを絶賛してくれて、新潟に対して強いリスペクトの気持ちを持っていることは分かっていましたが、リスペクトを持って新潟に対するスカウティングを徹底してきました。
以前のガンバ戦と言えば、対策などおかまいなしに圧倒的攻撃力でねじ伏せようとしてくるイメージで、こちらもありったけの攻守をぶつける、という図式。
その結果、惨殺されるか打ち合いの末競り勝つか、という二者択一的な感じがありました。
でも、今のガンバは過渡期ということもあって、力でねじ伏せようとするようなサッカーはしない。
相手のストロングを消す、潰すということを徹底してくる。
いかにその術中に嵌らないのようするかがポイントだったと思うのですが、見事に嵌ってしまいました。
どなたかがSNSで「今の新潟は自分たちに矢印を向け過ぎる」と書いていたと記憶していますが、何だかその言葉が物凄く腑に落ちる負け方だったと思います。
ガンバが徹底してマンツーマン気味にハイプレスをかけてくるのは、ある程度予測はできていたと思うのですが、それでもプレスの餌食になって打開できずに終わってしまう。
剥がしきれず、有効な縦パスも入れられず。ゴール付近まで迫っても、中谷という、ガンバが手に入れた新しい盾に阻まれる。
本当に力があるチームなら、そこをアイディアで乗り越えるのでしょうが、今の新潟にはまだそこまでの力はない、ということなのでしょう。
マイコーが前節の脳震盪の影響で出場できず、CBの顔ぶれが変わったこと、前節で豊富な運動量と気の利かせ方で存在感を発揮した宮本くんがスタメンを外れたことなど、気になる点はいくつかはありました。
でも、宮本くんを最後まで使わなかったことなど、リキさんが「あえて」そうしたんじゃないかという気もするんですよね。
「てっぺん」を取るためには、チーム力を総合的に底上げしていかなければならないと考えれば、必要な成長痛は厭わない、ということ。
もちろん、素人考えですがw
ただ、普通ならもっと失点していてもおかしくないところを、PK(あの新井くんのプレーは責められないと思います)の1点だけで抑えたということは、もっとポジティブに捉えてもいいのではないか、と思っています。
ビルドアップに課題を残したトミーと史哉のCBコンビも、失点を防ぐという点では及第点のプレーぶりだったと思いますし、守備に関しては悪くなかったんじゃないかな、と。
むしろ、今この時期に、考え得る課題が明確に露呈したことを僥倖として、一歩一歩積み上げていくしかない。何だか、一昨年のアウェイ秋田戦の時にも似たようなことを書いた気がしますがw
今後も、ガンバのような戦い方を挑んでくるチームはたくさんあるはずですし、次のホーム開幕戦の相手である名古屋は、まさにそんなチームです。
個人的にはマイチームの成長力を信じているので、ますます名古屋戦が楽しみになりました。
え?今度の土曜日は雨予報?!
たまには晴れましょうよ、せっかくのホーム開幕戦なんだからー。
]]>駅前不動産スタジアム
サガン鳥栖 1-2 アルビレックス新潟
【得点者】
5分 福田晃斗(鳥栖)
45+3分 谷口海斗(新潟)
54分 新井直人(新潟)
【警告】
新井直人・宮本英治(新潟)、原田亘(鳥栖)
この日は、Jリーグ日程発表の前にすでに確定していた予定があり、新潟におりました。
しかも、その予定は鳥栖戦の時間とほぼ被っていたため、テレビやDAZNでリアルタイム視聴も無理な状況。
まぁ、仕方がない。
(Jリーグ日程発表がもっと早ければ…と愚痴一つ)
午前中、近所の八百屋さんへ買い物へ行くと、そのはす向かいにある「こばり坂クリニック」に、アルビのLフラッグが掲げられていました。
(このクリニックは、アルビのチームドクターである渡邊先生が昨秋開業した整形外科クリニックなのです)
もしかしたら、今後も試合がある日はフラッグを掲げてくださるのかな?(休診日でなければ)
ちなみに、「Number1091号」に、こばり坂クリニックの記事広告が掲載されています。渡邊先生のカッコいいお姿も掲載されているので、ぜひご一読をw
先約の用事に出かけている間、こそこそとスマホで途中経過はチェックしていて、福ちゃんに先制ゴールを決められたこと、海斗と新井くんのゴールで逆転勝ちしたことは確認済みでした。
すぐにでも試合の追っかけ再生がしたかったのですが、家事やら何やらでそれもできず。
翌朝4時前にバッチリ目が醒めてしまったので、そこから布団の中でDAZNの見逃しフル視聴をしてしまいましたw
前半30分過ぎまでは、完全に鳥栖にペースを握られていましたね。強風の風下という不利な条件もあったかもしれませんが(空中でボールが一瞬止まるなんて、2020年開幕戦の正田醤油スタ以来ですよ。あの時はもっとひどくて、グラウンダーのボールも止まりましたからね)。
強度の高いマンツーマンディフェンスに手を焼き、攻めあぐねている間にカウンターでやられるという、よくある試合展開でした。
(あのしつこいディフェンスは、鳥栖の菊地直哉ヘッドコーチの指導の賜物なんでしょう。キクちゃんの現役時代を思い出すような)
福ちゃんの先制ゴールは、秋山くんのクリアがしっかりしていれば防げたでしょうが、その代わりマルセロ・ヒアンに1発くらいやられていたかもしれません(危ないシーンはあったけど、やられなくてよかったー)。
その直前のコジコジのパスミスといい、やはりミスの連続は失点に直結します。
前半30分過ぎまでのピンチの連続を乗り越えると、少しずつ新潟もエンジンがかかってきて(というか、飛ばしていた鳥栖の勢いが少しずつ緩んできたというか)、新潟にもチャンスが生まれるようになり、それでもなかなかシュートまで行けないシーンが多かったのですが、その停滞感を一気に払拭してくれたのが、前半アディショナルタイムに飛び出した海斗のスーパーゴール。
相手ボールを奪った奏哉が孝司さんに渡し、孝司さんからワンタッチで宮本くんへ、そして宮本くんがワンタッチで裏抜けしようとしていた海斗へ浮き球パス。
そこから海斗が相手DFとの競り合いを制してボレーシュート。物凄い軌道でゴールネットに突き刺さりました。
(試合後のインタビューによれば、ああいう場面ではキーパーが前に出てくるという分析が出ていたので狙っていたとのこと。もっくん率いる新潟の新生テクニカルチームの勝利でもありますね)
その直後に前半終了のホイッスルが鳴ったので、時間帯といい、新潟にとってはこれ以上ないゴールになりました。
後半は立ち上がりから完全に新潟がペースを握りました。
中でも目立っていたのはエーちゃんの右サイド。彼のドリブルには天性のスピードに加えてフィジカルの強さも身につけて、昨シーズン終了後からのオフ期間、かなりいい準備をしてきたのではないかと感じました。
新潟のサッカー番組「キックオフ新潟」で、日刊スポーツ記者の小林さんから、エーちゃんがキャンプ中、ベテラン選手の食事をじっくり観察して、栄養の採り方を学んでいたというエピソードが紹介されていました。その意識の高まりは、今季に賭ける思いの強さの表れなんじゃないでしょうか。
そしてもう一人、小見ちゃん。びっくりしたのはセットプレーのキッカーを任されていたことでした。
(セットプレーは、他には秋山くん、ヨシくんが蹴ってましたかね)
そして逆転ゴールは小見ちゃんのCKから、孝司さんがヘッドでスラして新井くんがヘッドで押し込んだというもの。
小見ちゃんの正確なプレースキックは大きな驚きであり、発見だったような気がします。いよいよ、何でも出来ちゃう小見ちゃん誕生、でしょうか。小見ちゃんのプレースキッカーとしての才能を見出したのは、リキさんだったのかコーチ陣の誰かだったのか、気になるところです。
昨年まで、どこかおっとりとした雰囲気があったエーちゃんと小見ちゃんの変身っぷりは、今季のブレイクスルー候補の筆頭として期待するしかありません。
その他にも、珍しくPKを失敗した孝司さんですが、素晴らしいポストプレーや、新井くんの逆転ゴールのアシスト、惜しくもオフサイドになった幻のゴールなど、コンディションの良さを感じさせるものでした。シーズン最初から体がよく動いている印象です。
新井くんも開幕からフルスロットルな活躍ぶり。これはシーズン5ゴールは堅いなw
終盤、魂の顔面ブロックを見せたマイコー。脳震盪が心配されましたが、モバアルZのINSIDEの映像を見ると、試合後のロッカールームでは元気そうだったので、あまり心配しなくてもよさそうな気がします。ただ、脳震盪と診断されれば次節は欠場ということになるかも…。
豊富な運動量とボール奪取能力を遺憾なく発揮し、海斗の同点ゴールをおぜん立てした宮本くん、後半途中交代ながらドリブルなど持ち味を見せてくれた長谷川元希など、新戦力が力を見せ、マイコーに代わって入った史哉もしっかりと試合をクローズするプレーを見せるなど、課題だけでなく収穫も大きかった開幕戦。
勝ち点3以上の価値がある試合になったんじゃないでしょうか。
ところで、鳥栖戦をリアタイできなかった先約とは、新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあでのNHK交響楽団演奏会でした。
N響が新潟に来ることはそうそうないので、これを逃す手はないとチケットを買ったのです。
曲目はドヴォルザークのスラブ舞曲第1番とチェロ協奏曲ロ短調作品104、シューマンの交響曲第1番「春」。
指揮は沼尻竜典さん、チェロはフランスのカミーユ・トマさん、ゲストコンサートマスターに注目の若手バイオリニスト郷古廉(ごうこ・すなお)さんを迎えた編成でした。
シューマンの交響曲第1番は、シューマン自身が最愛の人クララと念願かなって結婚した1年後に作られた作品で、幸福の絶頂期にあったことが曲全体から溢れているような、春の到来を告げるかのような素晴らしい交響曲でした。
シューマンが「春の交響曲」と呼んだこの曲が、アルビの勝利と相まって、新潟にもようやく春が到来したかのような、そんな晴れ晴れとした気分を運んできてくれました。
春は名のみの風の寒さや、とは言え、これから本当の春がやってきます。
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2月中からもうタイヤ交換のスケジュールを考えるとか、過去あまり経験がないのですが…。
とか言っている間に、もう今週末からJリーグ開幕ですよ。本当にサッカーのオフシーズンはあっという間に過ぎ去ってしまいますね。
毎年恒例の「デジっち」も放送されて、相変わらずの千葉ちゃん劇場のおかげで、いい感じにあったまってまいりました。
(去年は佐渡まさしで、今回はスラムダンクオマージュ。その完成度の高さは、他チームの追随を許しませんね)
チームは沖縄→高知と続いたキャンプも無事終了し、シュウが虫垂炎の手術を受けて開幕に間に合わなさそうという以外は、大きなけが人もなく、いいトレーニングが積めたようです。
(私もつい最近虫垂を取ったばかりなので分かりますが、虫垂を取った後の回復は、簡単なようでいて体調万全に戻るまでには少し時間がかかると思うので、くれぐれもお大事に!)
さて、シーズン頭から「てっぺんを取る」をテーマにチーム作りが進んでいるわけですが、これくらいの期待感を持って入るシーズンというのは、記憶に残っているところでは2014年以来くらいじゃないかな、と思います。
あの2014年も、2013年が後半戦だけ見ればリーグ1位だったということもあって、期待感が高まった状態で迎えたシーズンでした。
ただ、2014年は結局失速してしまい、最終順位は12位。
さらにさかのぼれば、J1初昇格した2004年を10位という好成績で終え、大型補強をして挑んだ2005年も、上位進出を目指していたはずが、結果的に残留争いに巻き込まれてしまい、何とか12位でフィニッシュして残留を果たすという、苦いシーズンになってしまいました。
(2007年の6位(クラブ史上最高順位)の翌年が13位と急降下した2008年は、淳さんの問題と言うより、誰かさんが新チームスタートギリギリのタイミングで移籍を決めてしまったことによるチーム編成の狂いが大きな原因だったと思われるので、ここでは割愛)
過去の経験を振り返れば、好成績だった翌年に苦しいシーズンを送るというパターンが繰り返されてきただけに、今シーズンのアルビも「2年目のジンクス」を乗り越えられるかどうかが勝負を分ける気がしています。
2005年のソリさんも、2014年のヤンツーさんも、前年の好成績で自信を持ち、さらなる飛躍を目指して意欲的なことを始めようとしてうまくいかなかった、という印象なんですね。
果たしてリキさんはどうなのか。ぜひともブレることなく突き進んでいただきたい。その点ではあまり心配はしてませんが。
昨シーズンの主力からはヤンくんと泰基、三戸ちゃんが抜けただけで済んだこと、チームコンセプトに合いそうな選手の獲得に成功したこと、その新戦力がみな「新潟のサッカーがやりたい」という高い志をもって来てくれたこと。
今から試合を見るのが楽しみで仕方ありません。
選手たちへの期待は今まで以上に高まっていますが、特に今季は秋山くんと小見ちゃんがブレイクスルーの時を迎えるような気がしています。
もちろん、何もかもうまくいくなんて思わないし、苦しい時期を過ごさなければならないこともあるでしょう。
でも、きっと大丈夫。そんな日々を今まで何度も乗り越えてきた我々ですから。
チャレンジし続けていかなければ、新しい景色に到達することなどできない。
「過去最高成績」とか中途半端で曖昧な目標ではなく、あくまでも「てっぺんを目指す」と言ったリキさんと、「タイトル」「優勝」を口にするようになった選手たちに力が与えられるような、そんなサポーターでありたい。
それが今季の個人的な目標です。
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1月13日。アルビレックス新潟激励会2024@新潟テルサ。
アジアカップにオーストラリア代表の一員として出場するデンデンを除く29人の選手たちが、一堂に会したこの日。
欠員が出た軍団星とアベンジャーズに補充はあるのか、あるとすればそれは誰なのか、という、実に平和なテーマを胸に参加したわけですが、どうやらアベンジャーズには「長谷川元希」という新メンバーが現れたらしいこと、軍団星は補充というより「島田組」に取り込まれるという噂があるらしいことなどが明らかになったのでしたw
(軍団星リーダーの星くんは、「それならそれで」と対して気にかけていない様子なのが、星くんらしくてよろしいw)
そんな小ネタも交えつつ、今年も、まるでクラス替えがほとんどなしの学年持ち上がり(数人の転校生あり)の高校生の新学期のような、和気あいあいとした雰囲気の選手たちなのでした。
詳しくは、アルビ公式YouTubeにトーク部分がUPされているので、ぜひこちらをご覧ください。
先日の新体制発表会見から引き続きだったので、新加入選手についてはその時と印象は同じでしたが、レンタルバックということでその場にはいなかった遠藤くん(いわきFCから復帰)が、レンタル以前とは雰囲気が随分変わったなと感じましたね。
とても堂々としていて、自信が表情や立ち居振る舞いに滲み出ているような気がしました。
いわきFCで過ごした日々は、とても充実していたのでしょう。
今季、注目したい選手のひとりです。
新体制発表の時もそうでしたが、選手たちが躊躇なく「優勝」「タイトル」という言葉を口にする様子は、感慨深いものがありました。
改めて、サポーターも乗り遅れないようにしなければ。
君と行く この道のりの行先は
まだ見ぬ夢の 頂であると
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遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
とは言え、元日早々に襲った地震のおかげで、お正月気分など吹き飛んでしまっていましたが。
我が家は液状化現象の被害が多発した新潟市西区ですが、砂丘地帯のてっぺんに位置するので、被害はほとんどありませんでした。
しかしながら、1?も離れていない場所で家が傾いたり、電柱が傾いたり、道路が陥没したりしているのを見ると、砂丘の上と下とでこんなに状況が違ってしまうものかと驚いてしまいます。
被害に遭った地域の暮らしが、一日でも早く元通りになりますように。
さて、1月10日に新潟日報メディアシップの日報ホールで、アルビレックス新潟新体制発表記者会見が行われ、後援会員枠で当選したので、参加してきました。
内容はアルビ公式YouTubeで動画が公開されているので、ぜひこちらを。
受付開始時間の少し前にメディアシップに到着し、日報ホールへ行こうとエスカレーターに乗ると、目の前にリキさんとテラさんが立っているのが見えました。
受付を済ませ、会場内へ。当選した後援会員は約100人とのこと。みなさん、仕事は〜?w
立石勇生さんのMCで始まった記者会見。新加入選手7人とリキさん、中野社長、寺川強化本部長が席に着きました。
選手たちの表情は7人7様。緊張気味な選手が多い中、小野裕二は一人だけ雰囲気が違って見えましたね。物凄くオーラがある。
マリノスや鳥栖の選手として何度となく対戦して、何度も痛い目に遭わせられた小野裕二が、アルビのユニフォームを着ている。なんとも不思議な感覚でした。
たぶん、この不思議な感覚は、田中達也を初めて激励会で見た時と同じかな。
その小野裕二の口から
「新潟でタイトルを取るために来ました」「スタジアムをもっと満員にしたい」「新潟をもっと盛り上げたい」
なんてキラーワードがどんどん出てくるので、うわー、まじかよー、と心の中でつぶやく自分がいました。
小野裕二だけでなく、他の選手たちもまるで申し合わせたかのように、
「新潟で優勝したい」
と言うのです。そして、
「新潟のサッカーがやりたくて決めました」
とも。
テラさんは交渉の席で、
「新潟がタイトルを取るためにも、キミの力が必要だ」
とか、殺し文句を言ったのかな。
「テッペンを取る」
と珍しく明確な目標を口にしたリキさんを筆頭に、今季のアルビは選手たちの目はすでに上を見ている。これはもう、サポーターも覚悟を決めるしかないのではないかと思うんですよね。
「そんなの無理だよ」なんて言っているうちは、タイトルなんて夢のまた夢。
まずはその夢に乗っかるところから始めよう、と思ったのでした。
7人の選手たちは、それぞれに堂々と語り、自信を感じさせました。
中でも、関西福祉大から新加入の奥村仁は、我が道を行ってる感があって面白いな。プレーが見てみたいと思った一人です。
(早稲田の森璃太は練習見学時に黙々と正確なクロスを上げ続けていたので、次は試合で見てみたい)
いわきFCから加入の宮本英治は、ボランチとしてのボール奪取には絶対的な自信を持っている様子でしたし、甲府から来た長谷川元希は初J1に今から心躍らせているようでした。「トップ下で勝負したい」と明言したあたり、それはつまりヨシくんへの挑戦状だね?そういうことを言ったのは伊藤涼太郎以来だよ?
レノファ山口から来た吉満大介は、いい人オーラ全開。キーパーズのよき兄貴分になってくれるでしょう。
青空くんは、チームの末っ子になるわけだけど、物怖じしないから大丈夫でしょw
リキさんは、そんな彼らに対して、
「ポジションが確約されているわけではない。「自分が何者かを示せ」と言いました」
とのこと。
多士済々の新しい仲間を迎えて、アルビレックス新潟2024、スタートです。
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【明治安田生命J1リーグ第34節】
アルビレックス新潟 1-0 セレッソ大阪
【得点者】
87分 長倉幹樹(新潟)
【警告】
星雄次(新潟)
数日前はあんなに天気が良かったのに、なぜピンポイントでこの日を目がけて大荒れになるのか。
いかにも冬の新潟らしい天候に見舞われた一日でした。
天気予報を確認して、裏起毛パンツの下には裏起毛レギンスを履き、ヒートテックの上から、首の付け根にカイロを貼り、風を通さないシェルパーカー(アルビ仕様)の上から、先日購入したばかりのフリースポンチョ(アルビグッズ)を羽織り、膝には昨シーズン買ったフリースひざ掛け(アルビグッズ)をかける…という完全防備で臨みました。
結果的に、首の付け根の貼るカイロとフリースポンチョが威力を発揮しました。
アウターの上から羽織るフリースポンチョ、超おすすめです。来季のホーム開幕戦でも、この作戦で行こう。
ランチとして、「アルビめし」を予約していたのですが、ヨシくん、ゴメス、史哉の3人がイタリア軒さんで作ったという「円陣ベーグル」(ヨシくんの命名センスは素晴らしい!)を100個限定販売するというので、今季限りで廃止になるNESシーズンパスを最後に活用すべく、Sゲートから先行入場してイタリア軒ブースに買いに行きました。
とはいえ、「アルビめし」を優先で食べなければならぬので、円陣ベーグルはお持ち帰り。
翌日、朝食としていただきました。美味しかったけどかなりボリューミーでしたねぇ。母と半分こして、ちょうどよかったな。
さて、試合。
とはいえ、これはもう87分の、11人全員が関与して長倉くんが決めた決勝ゴールにつきますね。
まさに、今季の新潟を象徴するような、まさに集大成と呼ぶのにふさわしいゴールでした。
あんな美しいゴールを、スワンで見られる幸せ。
しかも、決めたのが移籍後初ゴールとなった長倉くんだったというのも、今季が来季に確実に繋がっていくことを実感させてくれるものでした。
こんなに出来すぎなストーリーが、最後の最後で待ち構えていようとは。
1-0という最低限のスコアでの決着となりましたが、内容としては、スコア以上の完勝だったんじゃないでしょうか。
ピンチは主に前半までで、前半の30分過ぎ以降は、ピンチらしいピンチもなかった気がします。
開幕戦で追いついてドローには持ち込めたものの、J1のクオリティを見せつけられたセレッソ大阪に、ほぼやりたいことをやらせずに勝利した最終節。これ以上ない幕切れでした。
最終戦セレモニーでは、契約満了が発表されたネスカウ、セグさんの挨拶でしんみりしたところで、ガミガミの明るさに救われました。
試合後、涙を流したヤンくんに、別れの予感を感じつつ…。
こうして、2024シーズンは、おおむね幸せな結末を迎えることができたのでした。
楽しかったよ、また来年!
新潟駅のぽんしゅ館角打ちで、ひとり祝勝会。
八海山のひやおろしが沁みるなぁ〜。
最終戦の2日後。
予感通りに、ヤンくんのFC東京への完全移籍が発表になり、去年がほぼ無風のオフだっただけに、久しぶりの寂しさを味わったわけですが、その30分後には浦和へ移籍か、と言われていたコジコジの急転直下の契約更新の発表が飛んでくるという、なんともジェットコースターな1日を過ごすことになりましたw
(こんなに早いコジコジの契約更新は、サポーターのダメージを最小限にしようという、コジコジの優しさだったのでは…と勝手に思っていますw)
そうしたら、今度は鳥栖の小野裕二の完全移籍加入?!
同じJ1のライバルチームの10番を引っこ抜くなんていう荒業を使えるようになったんですかね、ウチはw
小野裕二はもともとマリノスのアカデミー出身で、リキさんの教え子なので、そのコネクションであることは明白なわけですが、何だか波乱万丈なオフになりそうな予感がします。
悲しい気持ちは最小限に、新チーム始動を迎えたいものです。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 0-0 FC東京
【得点者】
なし
【警告】
星雄次・舞行龍ジェームズ(新潟)、松木玖生・小泉慶(FC東京)
実を言うと、この試合当時は入院中で、スワンまで歩いて行ける距離にある病院(ぶっちゃけ市民病院ですがw)の最上階の病室におりました。
入院中は毎朝、目の前にある鳥屋野潟にいる白鳥たちが、田んぼに向かって飛び立っていく姿を眺めるのが楽しみでした。
朝食を食べ終わって鳥屋野潟を見ると、さっきまであんなにたくさんいた白鳥がすっかり出払っていた…なんてこともよくありました。
試合は病室のテレビでNHK中継を見ていました。
スタジアムにいるわけではないのに、すぐそばというロケーションのおかげで、家で普通に見ているよりも臨場感を感じましたね。
不思議な感覚でした。
(毎日Xで入院日記的なつぶやきを書いていたので、詳細はぜひそちらをw)
結果的にスコアレスドローだったわけですが、主導権を握り続けていたのは新潟で、ディエゴ・オリベイラもアダイウトンもしっかりとウチのDF陣が抑えていたので、怖さはほとんど感じませんでした。
この2人を抑えていれば、渡邊凌磨も怖さが半減する感じだったかな。(でも、やっぱりいい選手ですよ凌磨は。いつでも帰ってきていいんだよ?)
この試合でとにかく素晴らしかったのが星くんで、相変わらずの豊富な運動量と気の利いたプレーだけでなく、1vs1のバトルでも力強く、何だか凄みを感じました。
試合出場数は多くはないですが、出れば必ず爪痕を残す。それが星雄次です。
そして、久しぶりのスタメンだった海斗も、よかったですね。シュートの狙い方も、力強いチェイスも、らしさが戻ってきました。
むしろ、チェイスは威力を増しているような…。
10月にスワンで代表戦を見て、日本代表のプレーに大いに刺激を受けたそうですが、その成果が出ているのかもしれませんね。
特に目立ったのがこの2人で、それ以外では千葉ちゃんと長友のおじさん2人の頑張りにも感銘を受けました。
ほぼ同年代の2人の衰えを知らないプレーに励まされた人も多いんじゃないでしょうかw
この試合では、試合内容以上にクローズアップされたのが主審の山下さんだったかもしれません。
(主審がクローズアップされる試合というのは、あまり好ましくないのですが)
山下さんとは新潟は縁が深くて、昨シーズン、Jリーグ初主審の試合がスワンでした。その後、今年も含めて山下さん担当の試合に当たることが多いのは、偶然なんですかね。
J2ではメリハリの利いたストレスが少ない笛を吹くイメージがありましたが、J1ではスピードに付いていけない印象が強く、苦労しているんだろうなと感じることが増えました。
男子の試合を女性がジャッジするのは、相当大変だと思うんですよね。身体能力という意味での性差は、努力すれば乗り越えられるというものではありません。
(その昔、タッチラグビーのレフェリー資格を取った時に、いきなり男子の試合を任されてしまい、スピードの追いつけなくて悲惨な結果に終わった苦い経験があります。競技もレベルも全く違うので比較するなという話ですがw)
昨年のW杯でも、女性審判団の試合があったり、女性レフェリーを男子の試合でも登用するのは国際的な流れのようなので、Jリーグもそれに則っているのでしょうが、ちょっと考えた方がいいのではと思ってしまいます。
スピードがない主審は、カードでコントロールしようとしがちな傾向を感じますが、この試合でも、カードを出す前に、どれくらい選手とコミュニケーションを取っていたのかが見えない場面が多々ありました。
スピードがないという欠点を補うためにも、ポジショニングやコミュニケーションなどをもっと磨く必要があるのではないかなと。
キビキビとしたジャッジが好感を持てる主審なだけに、もっと適所で起用されればいいのにな、と感じています。
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(サンガスタジアムby KYOCERA)
京都サンガF.C. 0-1 アルビレックス新潟
【得点者】
34分 渡邊泰基(新潟)
【警告】
佐藤響・麻田将吾(京都)、三戸舜介(新潟)
今シーズンもこの試合を含めて残り4試合。
京都は第17節のホームで1-3で敗れた相手。涼太郎のラストゲームを飾ることが出来なかった、あの雨の試合です。
あの時は、京都の強度の高いプレスをいなすことができず、新潟の持ち味を殺されたまま終わってしまった印象が残っていますが、それだけに、チームの成長を計るには格好の相手とも言えました。
今季、シーズンダブルを食らった相手は、今のところ名古屋、鹿島のみ(実はこれは昇格組の1年目としては地味に凄いことじゃないでしょうか)。
だからこそ、京都にシーズンダブルを食らう訳にはいかないのです。
今回はDAZNでの観戦でした。
立ち上がりから、京都は予想通りに前からどんどんプレッシャーをかけてきました。
最初はそれに手こずるような気配があった新潟でしたが、無理にポゼッションにこだわらず、ロングボールを使いながら、高い位置を保とうとする京都DFの裏を狙う作戦のようでした。
だから、前半終了時のスタッツのポゼッション率が京都の方が高く出た時、実況アナウンサーや解説者が驚いていましたが、新潟としては別に驚くようなことではなく、狙い通りだったという認識でいいんじゃないかな、と思います。
その狙いを形にできたのは、エーちゃんの貢献が大でしたね。
負けなしのこの6試合、彼の絶好調ぶりが目立ちますし、周りも信頼してパスを出してるんだな、ということがよく分かります。
エーちゃんのプレーが鳥栖戦ではPKを呼び、京都戦ではFK獲得に直結し、ヨシくんのピンポイントFK→タイキのナイスゴールに繋がりました。
淡白なところがあって過小評価されがちなエーちゃんですが、いよいよブレイクスルーの時を迎えたのかもしれません。
(来年も新潟にいて欲しいけど、レンタル元のマリノスが簡単に手放すとは思えず…どうなりますか)
京都がやってくることは、ほぼ想定内だったと思うのですが、さすがに後半、原大智だのパトリックだの木下だの、体の大きい選手を繰り出してきて、体格のミスマッチを突かれそうになった時はドキドキしましたが、それに対してヤンくんに替えてマイコーを入れて5バック(しかも練習を一度もしていない!)で対抗するという裏技を繰り出すリキさんには、驚かされました。
選手たちはハーフタイムに「5バックやるかもしれないけど、気にしないでやってくれ」と言われたそうですが、練習でもやっていないことをサラッと「気にしないでやってくれ」と言えてしまう指揮官と、「やることはハッキリしてたからね」(マイコー&新井くん談@バストーーク)と、違和感なくミッション遂行してみせた選手たち。何だか、凄みのあるチームになって来たなぁ、と思うのです。
さて、これで6戦負けなし、FC東京が広島に敗れたため、順位もFC東京を抜いて10位浮上。いよいよ次節はFC東京との直接対決になります。
FC東京には味スタで敗れているので、その借りを返さなければなりません。そして、目標の一桁順位のためにも、次節は京都さんには川崎に勝っていただかなければ。
(私はスワンへは行けないので、テレビ観戦になりますが、NHKで中継してもらえるのはありがたい)
目指すはもっと上、です。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-1 サガン鳥栖
【得点者】
45+4分 鈴木孝司(新潟)=PK
45+5分 小野裕二(鳥栖)
【警告】
舞行龍ジェームズ(新潟)
あんなに猛暑で芝生も傷んだ(谷口農園の枝豆も枯れた)夏がいつの間にか通り過ぎ、この日のスワンは久しぶりに貼るカイロを発動させてしまった寒さでした。
さすがにビールなんか飲めません!
(いや、それ以前に、諸事情あって久々の車だったのですが)
試合の数日前、後援会からのメールで「チームバスウェルカムクルー」に当選したという知らせが来て、集合時間が10時40分とのこと。
行く前にひとつ用事を済ませなければならないことを考えると、これは車でスタジアム入りしないと間に合わないぞ、ということになり、慌てて駐車券を購入したのでした。
さて、当日。
P3駐車場に車を置いてスタジアムの方へ歩いていると、前を歩いていた鳥栖サポのお兄さんがEゲートの方へ足を向けようとしてから、急に私の方を振り返り、
「ビジターが近いのはこっちじゃなくて、あっちでしたっけ?」
と尋ねてきました。
私は1秒ほど考えてから、
「あー、そうですね、あっちですねぇー」
と、ビッグスワン前交差点の方を指差したのでした。たぶん、お兄さんは久々のスワン来訪で、反対に行きそうになってから記憶が蘇ったんでしょうねw
いい試合にしましょうねぇ〜。
後援会ブースでウェルカムクルーの集合場所の案内図を受け取ったのですが、すでに時間はギリギリ。
でも、図を見ても3番ゲートがどこなのか、いまいちピンとこない。
Nゲートを通り過ぎて、公園管理事務所の近くまで来てから警備員さんに聞いても要領を得ず、少し戻ってNゲートのバイトくんに聞いても分からず、歩いていたスタッフさんに聞くと、もう少し戻らなければいけないということが判明。
もう集合時間が過ぎていたので、走った走った。
よくよく見たら、3番ゲートはフードコートを過ぎたあたりにあるマラソンゲートだったんですねw
もう集合場所には人がおらず、顔見知りのアルビのスタッフさんがいたので、ぜぇぜぇ言いながら
「ウェルカムクルー遅刻しました!」
と言うと、Kさんは笑いながら
「そっちを右に曲がってすぐ左です」
と教えていただけたのでした。
その時のKさんの顔が救いの神に見えましたよ、本当に。
ま、間に合った…(はぁはぁ)
なるほど、こんな感じなんですなー。確かに選手が近い。
選手たちは自分のゲーフラやタオマフを見つけると、ちゃんと挨拶していくのでした。
私はゲーフラは持っていないので、とりあえず持ってきたタオマフは35番。でも、この日は肝心の千葉ちゃんがベンチ外だったんですよねぇ。残念!
選手たちがスタジアム内に姿を消すと、クルーは現地解散。
私はそのままEゲート前広場の方へ移動。てことは気が付けばスタジアムの外周を1周したってことじゃないですかw
そう考えたら急にお腹が空いてきたので、十日町市ブースでランチを調達することにしました。
妻有ポークローストポーク丼!
付け合わせの茄子とパプリカの素揚げもいい組み合わせ。
いやー、妻有ポーク美味しいなぁ〜。十日町のお米も美味しいなぁ〜。
何とかお腹も落ち着いて、ひと息ついた頃に、試合前のウォーミングアップ練習開始。
見たところ、新潟も鳥栖もシュート練習がイマイチ入っていないように見えるのは気のせいでしょうかw
点がそんなに入るような試合にならないような予感を感じつつ、キックオフ!
ナイスゲームというか、面白い試合でしたね。力が拮抗しているチーム同士、ディフェンスに破綻もなく、お互いの狙いを出そうという意識の高さを感じる試合でした。
それでも、チャンスの数は新潟の方が多かったと思うんですね。
目についたのは右サイドのエーちゃんを走らせる形。エーちゃんがキレキレだったということもあって、それはかなり有効だったのですが、せっかく左にシュウがいるのに、なんで使わないのかな、というのはありました。
でも、シュウへのマークがきつくて、パスを出しづらかったというのもあるのかもしれません。(エーちゃんはスタメンとしてはノーマークだったのか、比較的自由にボールを持てていました)
もっと鳥栖のハイプレスに苦しむのかなと思っていましたが、意外とうまく剥がせていました。少しでもプレスがキツイ相手だと攻撃が手詰まりになっていた前半戦とは、かなり様相が違う。
やはりチームは成長しているんだなと感じました。
最初の新潟の大チャンスは前半16分、ヤンくんがゴール前で抜け出して、シュートを左に外したシーン。
左にシュウがフリーで、右にはエーちゃんもいたので、シュウにパスを出していれば1点、でした。
GKが飛び出してきていて、DFも絡んできていたので、確率の高い選択をして欲しかったなぁ…気持ちは分かるけど!
あー、もったいない!
エーちゃんを走らせる攻撃が実を結んだのが前半アディショナルタイム。
エーちゃんのクロスに鳥栖DFが手を当て、VARの結果PKに。PK職人の孝司さんがうまいフェイントでGKを反対側に転ばして、ゴール。孝司さんうまいなぁ。
今季、新潟が得たPKの初得点だったらしいです。
で、喜んでる間もなく鳥栖に運ばれ、クロスを上げられて、マイコーがヘディングで跳ね返せず、奏哉が戻り切れず、ファーサイドに待ち構えていた小野裕二にヘディングを決められて、あっという間に同点。
あああああ、もったいない!!!
気が緩んだわけではないと思いますが、一瞬のスキがあったのは間違いないわけで、こういう失点はなくしていかないとだなぁ〜。
試合はそのまま一進一退、新潟はシュートを何本も外し、鳥栖も決定的なチャンスをほとんど生み出せず、試合終了。
新潟にとっては、もったいないおばけが団体で押し寄せたような試合になりました。
あ、でも引き分け以上でJ1残留決定だったわけだから、残留決まったんだなぁと思うと、ホッとしたような、それでも一桁順位を目指す上では勝ちきらなきゃいかんのよ…と悔しいような、何とも複雑な気持ち。
鳥栖にシーズンダブル食らわなくてよかった、という安堵感もありました。
次の京都も前半戦では負けているので(あの大事な涼太郎のラストゲームで!)、今度は勝ちましょう。
私が次に現地参戦できるのは最終節。それまで負けなしでよろしくお願いしますねー。
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川崎戦の振り返りはしないんかい!と自分でツッコミを入れつつ、J1リーグ中断期間をいいことに、ラグビーW杯にかまけている毎日を過ごしております。
川崎戦はあれだけの試合をして川崎相手にシーズンダブルを達成したので(天皇杯準々決勝は負けたと言ってもPK戦負けなので、わたくしの脳内ではあくまでもドローです)、浮かれポンチなことを書きたかったのですが、現地で見ていない試合なので、ちょっとスルーしてました。
ああ、行きたかったなぁ等々力。
天皇杯の川崎戦を観て、これは等々力で今年は勝てる、という確信めいたものを感じたのです。
なにしろ、J1では等々力で勝ったのは2011年くらいしか記憶にないのですよ。
ついにやってきた等々力勝利の大チャンスだと、そう思いました。
ぎりぎりまで行こうかと考えて、ホテルも検索したりしたのですが、ちょっと諸事情により断念しました。
DAZNの映像を見て、やっぱり行きたかったなぁ。
あんなに新潟の選手たちが躍動している試合を目の当たりにできた人は、本当に幸せです。うらやましい。
新潟は3ゴール決めたわけですが、どれも素晴らしかったですね。
先制点…三戸ちゃん超絶ミドル→クロスバー→跳ね返りを孝司さんが押し込む
2点目…CK崩れから三戸ちゃん→ヨシくんがクロス→スルーしてファーサイドに流れたボールを新井くんがアウトにかけたシュート(曲がりましたね!)
3点目…長倉くんが粘って繋ぐ→星くんが左サイドに展開→シュウがドリブルで内に切れ込み、そのままスーパーミドル
…うーん、何度でも繰り返して観たいゴールばかりです。
中でも、シュウのゴールは、本人がケガで不本意な時期を過ごしただけに、本人やチームメートたちの喜び方もハンパではなく、格別のものでした。
そういえば、昨夜、DAZNの公式YouTubeでシュウの町田時代からのベストゴール集がUPされていたので、何気なく観ていたら、なぜこれだけの選手がJ1でプレーするまでに、何年も月日を費やさなければならなかったのだろうと思いましたね。
(それは、長倉くんほどの選手が、なぜ大卒ですぐにプロになれなかったんだろうという思いと似ています)
聞くところによると、シュウ獲得は、他クラブとの競合の末だったらしいので、寺川強化部長の「いい仕事」を痛感します。
もしも競合に敗れていたら…と思うと、ゾッとしますね。
(長倉くん獲得もお見事でした)
…などと、DAZNでしか観ていないのに、まるで現地で見ていたかのようなことを、長々と書いてしまいましたw
で、しばらく試合も現地観戦できないし、サマーフェスタも行けなかったので…というわけでもないのですが、今のところ家ではJ SPORTSやNHK(たまに日テレ)で、現在開催中のラグビーW杯フランス大会を見まくっております。
フランスですから、ナイトゲームはこちらの明け方なので、絶賛寝不足中ですw
ベスト4以上を目指して戦った日本代表は、残念ながら予選プール敗退が決まってしまいましたが、どの試合も素晴らしい試合を見せてくれました。
特に、最後のアルゼンチン戦は、魂が揺さぶられるような試合でした。
アルゼンチンはサッカーだけでなくラグビーも強く、過去、W杯で3位に入ったこともあります。伝統的にFW、BKともフィジカルが強く、さらにスピードに長けた選手が多い。そして毎回好キッカーを擁しているので、PGで着実に加点する勝負強さもあります。
難敵であることは最初から分かっていましたが、そのアルゼンチンのFWをスクラムで押すジャパン、という構図は、ちょっと感動的ですらありました。(イングランド戦でもスクラム戦で互角以上だったので、うっかり泣きそうになりました)
もしかして、いけるかも?と思った時間帯もありましたが、最後は地力の差で押し切られた感がありましたね。
スクラムでは互角以上だったのものの、ラインアウトと接点の攻防で思うようにいかなかったのが全てだったかもしれません。
ジャパンの戦いは目標を達成することなく、予選プールで終わりました。
でも、リーグワンやテストマッチでしばらくキックが不調だった松田力也が、W杯本番では全4試合で1本しか外さなかったこと、明治出身のSH福田くんがサモア戦で初キャップを獲得したこと、一度最終メンバーから外れたものの、ケガ人発生で追加招集された山中亮平が、アルゼンチン戦後半で出場を果たしたこと、そしてアルゼンチンに敗れた後のガッキーの涙。
今大会も、心に残るシーンをたくさん残してくれたジャパンの選手たちには、感謝しかありません。
予選プール3位になったことで、次回W杯出場権を確保したので、気持ちは4年後へ!
ただ、あくまでもベスト4以上を目指すのであれば、今のままでは頭打ちです。日本ラグビー界がドラスティックに変化する覚悟を決める、そして行動に移すべき時が来ていると感じます。
そして、W杯はこれからいよいよベスト8の戦いが始まります。
ベスト8の組み合わせはこうなりました。
ウェールズvsアルゼンチン(10月15日0:00キックオフ(深夜))
アイルランドvsニュージーランド(10月15日4:00キックオフ(早朝))
イングランドvsフィジー(10月16日0:00キックオフ(深夜))
フランスvs南アフリカ(10月16日4:00キックオフ(早朝))
いやー、凄いカードばかり。どれも見逃せません。つまり、次の日曜と月曜は寝るなとw
寝不足の週末は、まだまだ続くのです。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 3-1 横浜FC
【得点者】
6分 三戸舜介(新潟)
25分 ユーリ・ララ(横浜FC)
62分 渡邊泰基(新潟)
90分 高宇洋(新潟)
【警告】
ンドカ・ボニフェイス、吉野恭平(横浜FC)
この日から、試合はナイトゲームシーズンからデーゲームシーズンへと移行。
これまでの猛暑が嘘のように、爽やかな秋風が吹き渡るビッグスワン周辺。
コンコースから見える五頭連峰も、青く輝いておりました。
まさに「青い山脈」!
(真ん中は五頭山ですよね?たぶん…)
14時キックオフということは、バックスタンドは試合終了まで直射日光に晒される、というわけで、久しぶりにSスタンドに座ることにしたのでした。
すっかり秋の気配が濃厚になってきた新潟。
スタグルも、この日で夏メニューが終わり、というお店も多いようで。
イタリア軒さんの公式SNSで「今季最後」と告知があったので、今回のランチはアルビめしではなく、冷製シーフードパスタにしました。相変わらず野菜たっぷり!別添えのソースも美味しい。
残り少ないホームゲーム、次はVOVOカレーにしようかなぁ。
Sスタンドからだと、ビッグフラッグとビッグジャージもよく見えます。
おお、キレイだなぁー。
試合は、ガンガン前からプレスをかけてくる横浜FCと、それをいなしながらパスで前進を図る新潟、という構図でしたね。
前半6分、島田理事がうまくボールを動かし、三戸ちゃんに縦パスを通すと、相手DFのプレッシャーをうまくかわして放ったシュートが、GKの手を後ろにはじいてゴールに突き刺さりました。
実を言うと、私の位置からはGKが虚を突かれたような感じに見えたので、シュートではなくクロスのつもりだったのかな?と思ったんですよね。
後で映像を確認したら、ほぼ無回転に近いシュートだったようで、GKの目には変化して見えたのでしょうか。
なんか、「入っちゃった!」という感じのゴールでしたが、いやいや、先制ですよ先制。
新曲のチャントが発表された三戸ちゃん、まさにメモリアルゴールじゃないですか。
その後、攻勢に出た横浜FCに押される展開が続き、25分にはユーリ・ララにうまく頭で合わせられて同点。
その後もピンチが続きましたが、残念そこはコジコジだ、なのでした。
(試合後の「バストーーク!」に登場した奏哉ママじゃなくても、「守護神〜(はぁと×3)」と呼びたくなりますw)
前半は横浜FCに押し込まれ続ける展開で、いつ逆転されるかとヒヤヒヤもの。
攻撃も横浜FCの守備を打ち破れないまま、前半終了。
横浜FCが前からガンガンとプレスをかけてくるなら、空いてくるスペースもあるんじゃないかと思ったりもしたのですが、うまく突けなかったですね。
誰かスイッチを入れる役をしないと、なかなか打開できないなぁという印象。
後半、さてどんな交替カードを切るだろうと思っていると、交替の前にヨシくんのCKから泰基がヘディングで押し込み、勝ち越し。
泰基にとってJ1初ゴールであり、新潟でも初ゴールだったわけですが、競り合うことなくあっさり決まったように見えるほど、鮮やかでした。
ヨシくんのキックも素晴らしかった!
その後、交替カードを使い、エーちゃん→シュウ、孝司さん→長倉くんを入れ、その後、ヨシくん→巧、ヒロキ→ヤンくん、さらには島田理事→新井くんを入れたので、SBの配置換えかな?と思っていたら、なんと新井くんがそのままボランチへ。
いつかどこかで、新井くんのボランチを観たことがある気がするなぁ…と記憶をたどってみると、新井くんが大卒ルーキーだった年のフクアリの千葉戦に到達したのでした。
あの時はCBでスタメンで、後半にボランチに移動したんでした。(調べたら、その試合では泰基も左SBでスタメンでしたね)
で、新井くんのボランチがいきなり機能してしまうところに、新井くんの非凡なセンスを感じてしまうわけですが、もしかしてこれが「ボランチ新井」への魔改造の第一歩、ということになるのかどうか。(リキさんにその気があるのかどうか)
そして、ダメ押しの3点目も、新井くんが基点になったところから生まれたのでした。
ヤンくん、ゴラッソ!
それにしても、右SHをエーちゃんと巧で回すパターン(今日はエーちゃん→巧、今までは巧→エーちゃん)がハマりつつあります。
スピードのあるドリブルでかき回すエーちゃんと、フィジカルでゴリゴリ来る巧をそれぞれ前後半で相手にしなければならないというのは、相手チームとしてもしんどいだろうなと感じますね。
この試合で見た感じでは、前半、パワフルな巧で相手を疲れさせて、後半、エーちゃんのスピードでさらに疲れさせる、という順番がいいような気がしましたが、どうでしょうか。
三戸ちゃん、泰基、ヒロキ、巧、エーちゃんと、若い衆の台頭が著しい今日この頃。ここにアジア大会に行っている小見ちゃんが返ってきて。この流れが最後まで続いてくれると嬉しいなぁ。
試合後の勝利のパフォーマンスでは、ダメ押しゴールを決めたヤンくんが主役でした。
何をするのかな?と思っていたら、選手たちが肩を組んで一列に並ぶ中、阿部ちゃんがゴールマウスに立ち、ヤンくんがボールを持ってペナルティスポットに歩いて行くのが見えました。
ああ、天皇杯準々決勝のPK戦リベンジか!
ヤンくんが右隅にPKを決め、チームメートたちにもみくちゃにされつつ、最後は胴上げという流れ。
ピッチでの悔しい思いはピッチでしか晴らせないなら、PK戦の悔しさもPK戦でしか晴らせないものなのかもしれません。
発案者は阿部ちゃんだそうですが、なかなかいいものを観させていただきました。
こんな素敵な2023年版アルビレックス新潟の試合が見られるのも、あと5試合です。
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【明治安田生命J1リーグ第26節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-1 浦和レッズ
【得点者】
38分 アレクサンダー・ショルツ(浦和)=PK
81分 小見洋太(新潟)
【警告】
秋山裕紀(新潟)
記録的な猛暑と少雨続きで、いつもは美しいビッグスワンの芝も疲弊が目立つ中(何度もJリーグベストピッチ賞に輝く腕自慢の芝管理のみなさんの優れた経験と能力をもってしても芝を枯らしてしまう異常気象、恐るべしとしか言いようがありません)、この日は久しぶりに涼しさを感じました。
曇り気味で直射日光に晒されることがほとんどなかったこともあって、カナールでぼんやり水面を眺めたり、ステージでの出来心のお二人のトークを聴いたりする余裕があったのですから。
思えば、この程度で涼しいと感じること自体、普通ならあり得ないことなんですけれどね。
今日は村上市のブースが出ていたので、そこでランチを調達しました。
ローストビーフ弁当や唐揚げ弁当も美味しそうだったけれど、お腹の空き具合がそこまでではなかったので、岩のりおにぎりを。
スタッフのお姉さんの、
「中身は鮭です!」
との言葉に心惹かれて。岩のりも鮭も岩船産コシヒカリも、オール村上なおにぎりでした。
おいしい!
小さい頃、瀬波に住んでたんですよぉー、と話すと、
「そうなんですね!もうすぐ瀬波大祭ですねー」
と、お姉さん。瀬波大祭、懐かしいなぁ。瀬波の商店街にある仲良しの魚屋さんの2階で、行列見たなぁ。
この日は、朱鷺メッセでなにわ男子のライブがあり、それ目的の女性ファンが大挙して新潟入りしているのは、新潟駅での様子を見ても分かることでした。
その分、ホテルがどこも満室で、しかも高値になっているという話も聞きましたし、そのあおりを浦和サポや、県外の新潟サポが受けているとも聞いていました。
(試合後にシャトルバス乗り場での浦和サポさんの会話で、長岡のホテルを取った人もいたことを知りました)
もっとも、試合開始が18時なので、試合を最後まで見ても最終の新幹線で帰れるといえば帰れるし、夜行バスという手もあるにはあるのですが…。
Sスタンドの1層、2層を全て埋め尽くすと思われていた浦和サポが、ふたを開けてみれば3分の2くらいでとどまっていたのを見ると、「なにわ男子」の影響は少なくなかったのかもしれません。S寄りのE2席に座っていた私の耳には、声量もいつもの迫力には欠けていましたし。
それでも、少ないなりにコレオを繰り出してきたあたりに、浦和サポの意地みたいなものは感じました。
さて、試合前に夕食を…ということで、浦和戦だから混むだろうという予測の元、いつものように予約した「アルビめし」を。
パッケージは今回は外国人トリオですか。
プルコギと唐揚げ、卵チャーハン。小サイズ。
おまけのコースターは三戸ちゃんで、あー、ダブったなぁと思っていたら、よくよく見たら直筆サイン入りでした。
湘南戦のヨシくんに続いて、サイン入りー。
そういえば、前回はヨシくんが2ゴール決めたしなぁ。てことは今日は三戸ちゃんが…
試合は、後半の展開ばかりが記憶に残って、前半の記憶があいまいなのですがw
浦和は新潟のパターンをよく研究しているな、ということと、新潟は左サイドに長倉くんを配置したせいか左偏重で、右サイドの巧をもっと使えばいいのに、と思っていました。
実際、前半に巧がドリブルでペナルティエリア内まで持ち込んだのを見た時、浦和の明本を突破できそうな感じはあったんですよね。
ただ、なぜ判で押したようにみんな左サイドに展開しようとするのか、サイドチェンジが少ないのか。
結局、長倉くんにパスを入れれば何とかしてくれる安心感があり、巧ももっとボールを呼び込むアクションをしなければならないし、せっかくボールが来てもすぐに後ろに戻してしまうのでは、持ち味出ないじゃないか、という印象を持ちました。
頑張れ巧。
ハンドでPKを取られて先制され(ハンド判定については、思うところはありますが)、このままでは浦和に試合をクローズされてしまうなぁ…と思っていたところで、流れを変えたのが後半の選手交代でした。
秋山くん、三戸ちゃん、小見ちゃんを一気に入れ、その後にエーちゃんを入れる。
最近、この交代枠の使い方が効果を発揮する試合が多いですね。一気にスピードが上がるので、相手のリズムを崩すのに効果的なのだろうなぁと感じます。
中でも、エーちゃんが自分の持ち味をコンスタントに発揮できるようになったのは大きいなと思います。
同点ゴールのシーンも、ドリブルで右サイドを突破したエーちゃんがカットインし、明本をなぎ倒して中央にパスを送り、それが小見ちゃんのゴールに繋がりました。
エーちゃんが明本にフィジカル負けしなかったどころか、見事に吹っ飛ばしたところで勝負あった感がありますが、エーちゃんもそこまでやれるようになったのか…。何だか感慨深い。
よし、来年も新潟にいましょう!(真顔で)
そして小見ちゃん。ついにJ1初ゴールですよ。まさか初ゴールが浦和戦とは、持ってるなぁと思いますが、山ほどチャンスがあったけど、ようやくですよ。何だか遠い目になっちゃいますね。
これでケチャドバ行きましょう!(真顔で)
その後、新潟が猛攻を仕掛け、浦和が耐えるシーンが続きましたが、惜しいシーンはありましたが、逆転ならず。
ちなみに、浦和から勝ち点を取ったのは、ホームでの2016年1stステージ第12節以来なんですね。あの時はスコアレスドローでした。
試合後、シャトルバス乗り場で前にいた浦和サポの大学生2人が、新潟サポの女性に話しかけられていましたが、
「新潟のサッカーの評判は去年から噂には聞いていたけれど、今日見て納得しました。凄くいいサッカーしていると思います」
と丁寧に、礼儀正しく答えているのが印象的でした。(無事に長岡のホテルに行けたでしょうか?)
今回は、残念なピッチでの試合になってしまい、浦和には負傷交代もあったのは、我々にとっても不本意でした。
来年は、本来の美しいピッチのビッグスワンで試合やりましょう。お待ちしております。
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【天皇杯JFA103回全日本サッカー選手権大会準々決勝】
アルビレックス新潟 2-2 川崎フロンターレ
(PK 3-4)
【得点者】
30分 谷口海斗(新潟)
68分 瀬古樹(川崎)
109分 山田新(川崎)
120+1分 早川史哉(新潟)
完敗だった鹿島戦を経て、チームがどんな時間を過ごし、天皇杯に備えてきたか。
それが一番の注目点の試合でした。
試合前、一緒に観戦するサポ仲間と新潟駅前で昼のみをし(福岡では食べなかったもつ鍋をいただきました。おいしかったー)、涼しくなった頃合いを見てスタジアムへ。
こんなことができるのも、今回はゾーン指定ではなく指定席になったおかげなのですがw
水曜日のナイトゲームという条件の中でも、客足は順調のようでした。
いつもは天皇杯には冷めているけど、さすがに準々決勝は違う。
試合前、ピッチを見ると、前回のホームゲーム当時とは様相が一変していました。
あの美しいスワンの芝生が枯れている!
あぁ、この夏の猛暑が、こんな形でスワンにも影響を与えてしまったのか…。
これほどの惨状は2010年夏以来ですが、あの時はスタジアムライブが行われた直後という特殊な事情だったことを考えると、自然災害による芝生の劣化は、ビッグスワン開場史上なかったことじゃないでしょうか。
グラウンドキーパーのみなさんのご苦労はいかばかりかと…。
(というわけなので、今後スワンで試合をする相手チームの皆様には、ビッグスワンの芝生管理チームの労苦を慮っていただければ幸いです)
前回準々決勝に進出したのは2009年でしたね。
この試合の前くらいだったか、鈴木淳監督のシーズン限りの退任が発表されていたこともあり、このシーズンのチームが大好きだった私としては1試合も見逃してはいけないと、清水エスパルスとの試合を見届けに、日本平スタジアムまで足を運んだのでした。
思えば、あの試合も延長戦でした。(あの時は延長で終わりましたが)
あの年は、結果的に天皇杯は全試合観に行ったのですが、今回は富山と町田へは行っていません。
いや、行っていないから、どうという話でもないし、2009年と比べて熱意が欠けていたわけでもありません。あの年は、両親も元気でしたから、家のことも顧みずとも自由に動けていた、ただそれだけのことです。
それだけに、準々決勝会場がビッグスワンだと知った時は、これほどの果報があろうかと思ったのです。
天皇杯としては混んでいるシャトルバスや、Eゲート前広場の賑わい。
広場にフードコートがなかったのが寂しかったですが、昼のみでお腹いっぱいだったので、それも無問題。
それにしても、川崎サポーターのみなさんも平日の天皇杯としては異例の多さだったと思いますし、新潟のNスタンドもびっしりでしたね。私がいたバックスタンドもほぼ満席でした。
思えば、カップ戦で頂点が見える位置まで勝ち残ったのは、2015年のナビスコカップベスト4以来ですから、「タイトルを取る」と言っていた選手たちの願いが叶う数歩手前まで来ていた試合でした。
スタメンの顔ぶれは、直近のリーグ戦の鹿島戦から全員入れ替えるという陣容でした。
そこに、リキさんの信念を感じることができます。
天皇杯で上位に勝ち残ったからといって、いきなりリーグ戦の主力に切り替えるというのは、リキさんの中にはなかったのではないか。そんな気がします。
一方の川崎はリーグ戦とほとんどメンバーの入れ替えはなし。
ガチメンバーで何が何でもタイトルを取るという決意の表れだったでしょうか。
でも、試合が始まってみると、立ち上がりはハイペースで試合を進める川崎のペースに乗せられて、ノンストップな展開になっていましたが、徐々に慣れていき、ショートカウンターを繰り出す中で先制点が生まれました。
久しぶりの海斗の得点。
それも、エーちゃんからのパスを受けた後、相手選手をハンドオフ一発で吹っ飛ばしてのミドルシュート。
久々に海斗らしいゴラッソでしたね。
CBに入った史哉も、さすがの予測、そして前がよく見えている縦パスなど、今季出場試合では一番の出来だったんじゃないかと思います。千葉ちゃんとのCBコンビは危なげなかったと思います。
ただ、失点シーンはいつもの課題のクロスから。
やはり、リーグ戦の今後のことを考えても、チームとしてここは何としても改善して欲しいところです。
結局1-1のまま、延長戦へ。
延長後半で勝ち越された時は、さすがにもうだめか、と思ってしまいましたが、選手たちは全く諦めていなかったのでした。
延長後半アディショナルタイム。本当にラストワンプレーだったと思います。
GKの航斗も上がってきて、最後の総攻撃をしかける場面。クロス(上げたのは三戸ちゃん?)をヘディングでゴールに叩き込んだのは史哉でした。
その瞬間、スタジアム全体が浮き上がったような感覚があり、次の瞬間、大歓声が爆発しました。
昨年の仙台戦で再昇格が決まった瞬間ともまた違う、不思議な感覚でした。
うまく表現できないのですが、スタジアムが一つの生き物になったような、と表現すればいいのでしょうか。
試合はそのまま終わり、PK戦へと移っていくのでした。
思えば、公式戦でのPK戦を生で見るのは初めての経験でした。
アルビがPK戦を戦うのは、2006年の天皇杯札幌戦以来だったでしょうか。
もう、ここから先は運が大きく左右するので、サッカーとは別物だなと、改めて感じました。
PK3-4。
アルビレックス新潟の2023年の天皇杯は、準々決勝で終わりを告げました。
毎年、この試合は今シーズンのベストゲームだな、と感じる試合があります。
でも、心が揺さぶられる試合に出会うのは、何年かに1度あればいい方だと思います。
勝ち負けを超越した試合。
結果が全てなのは当然ですが、それでも、このチームを応援していて良かったと、心の奥底から思える試合でした。
これから先、何度でも、猛暑の夜の激闘を思い出すんだろうなぁ。そんな気がします。
ただ、そんな試合だっただけに、なおさら勝ちたかった。このチームで最後まで行きたかった。
リーグ戦からスタメンを総入れ替えしたことに対する異議も聞こえてきますが、むしろあのメンバーでの戦いを貫いたことも、それはそれでアリだなと、個人的には感じています。
間違いなく、アルビレックス新潟はいいチームです。そして必ずもっと強くなれる。いや、強くなりましょう。
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ホテル朝食バイキングを堪能してから(最終日は朝便で帰るので朝食を食べる暇がないため、堪能しようとついつい食べ過ぎましたw)、ホテルがキャナルシティ博多の真ん前だったので、博多の街を歩いてみようと思い立ちました。
まずは、ホテルから徒歩3分くらいにある、櫛田神社へ。
夏は博多祇園山笠、秋は博多おくんちの舞台になります。
ちょうど訪ねたのが朝の通勤時間帯だったこともあって、通りかかる通勤客が、鳥居の前でお辞儀をして行ったり、本殿まで入ってお参りしていく姿が多くあり、地元の人たちに本当に大事にされている神社なんだなと感じました。
本殿。
境内には飾り山が展示されていました。話によると、山笠が終わると飾り山は基本解体されるそうですが、ここ櫛田神社では6月以外は通年展示されているんだそうです。
見られるとは思っていなかったので感動。
表側は「歌舞伎十八番暫(しばらく)」。
反対側は「ヤマタノオロチ」。
それぞれ制作した人形師さんの名前が表示されていました。
そういえば、その昔、「博多っ子純情」を原作にした「走らんか!」という朝ドラがあって、主人公の父親が人形師で、その役を演じていたのが丹波哲郎だったなぁ。
境内には、川上音二郎と貞子(貞奴)夫妻の寄進碑が。
あー、川上音二郎って博多っ子なのね。
川上音二郎といえば、「オッペケペー節」。妻の貞奴を主人公にした大河ドラマ「春の波濤」では、貞奴役は松坂慶子、音二郎役は中村雅俊でした。
櫛田神社のご神木「櫛田のぎなん」。
樹齢1000年以上と言われる銀杏の木です。
神社の鳥居前には、博多町家ふるさと館という施設がありました。
町家を移設保存した資料館だそうです。館長は「博多っ子純情」の作者・長谷川法世さん。
博多織の織機。
山笠とおくんちのジオラマ。
町家の内部。
中庭の「博多っ子純情」w
アルビユニを着て行ったので、受付で「どちらからいらっしゃいましたか?」と聞かれましたw
「新潟です。今日はアビスパと試合なので」と答えて、胸の亀田製菓を文字を見せると、
「美味しそうですねー」
という反応が。新しいリアクションw
川端町の商店街の中をぶらぶらしているうちにお昼時になったので、「かろのうろん」という老舗の博多うどん店へ行くことにしました。
知らなかったのですが、ここは「博多っ子純情」にも登場する、博多うどんの有名店なんだそうです。
もちろん食べたのは「ごぼ天うどん」。
ただ、店内撮影禁止だったので、うどんの写真はありませんw
(以前は撮影OKだったそうなので、いろいろとあったんでしょうね、マナー違反が…)
お出汁の利いたつゆと、歯ごたえ抜群のごぼ天、ちょっとやわやわのうどんが大変美味しかったですね。
それにしても、「かろのうろん」という店名は、博多弁がダ行がラ行に発音されることから、「かどのうどん」が訛ったものらしいですが(角地にお店があります)、ダ行がラ行に変わるのは新潟弁と同じですねぇ。
博多料理にある「おきゅうと」は、新潟で言えば「えごねり」ですから、意外と福岡と新潟って共通点があるのかも…。
福岡4度目にして、初めて博多の旧市街を歩きまわりましたが、まだまだ歩き足りないので、続きはまた次回に…。
一旦ホテルに戻って休んでから、スタジアムへと出かけたのでした。
【おまけ】
8月19日(土)、最終日。
7時30分発の飛行機で帰るため、ホテル朝食も食べずに福岡空港へ。
空港へ行くと、案の定、アルビの選手たちの姿がありました。
(孝司さんに、着ているオレンジTシャツをチラ見されましたw)
手荷物検査場の列で、前にゴメスがいたので一声かけようかなと思いつつ、結局何もしませんでした(ヘタレ)。
選手たちは新潟に到着したら、そのまま聖籠に直行してクールダウンするんかなぁ、大変だなぁと思いつつ、飛行機に乗り込みました。
さよなら福岡、また来るよ!
新潟空港に到着して、トイレに寄って行こうとしたら、男子トイレと女子トイレのサインが見づらく、うっかり男子トイレに入りそうになったのですが、寸でのところで気づいて立ち止まったら、男子トイレの中から三戸ちゃんが出てきました。うぇぇぇぇ。
思わず、やらかした猫がその場をごまかすように、知らんぷりを決め込んだのですがw
(たぶん、三戸ちゃんには変なオバハンだと思われたに違いない)
まぁ、最後にオチはつきましたが、実に濃厚な福岡旅になりました。
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ここは時系列に。よろしくお付き合いください。
8月17日(木)。
朝9時35分新潟発福岡行きのIBEXに乗り、一路福岡へ。
何しろ12年ぶりの福岡、飛行機に乗ること自体それ以来なので、まず無事に機上の人になれるかが心配だったわけですがw
スムーズに乗ることが出来ました。
新潟空港では、何人かのサポ仲間と遭遇(そのうち一人は、仕事場が空港なので、お仕事中でした)。
試合の翌朝の便で新潟に戻る話をすると、
「それって、選手と一緒じゃないですか」
と言われ、ハッとしました。あー、言われてみればそうだな、きっと。
福岡空港に到着する直前、外を見ると玄界灘に浮かぶ志賀島や能古島などの島影の向こうに、PayPayドームと福岡タワーの姿が見えました。
あー、来たよ来ましたよ福岡に!
予定より5分早く、11時20分福岡着。
ちょうどお昼時だし、以前、元ゴスペルマスターに連れて行ってもらった西新のラーメン屋さんで担々麺を食べようと、地下鉄空港線姪浜行きに乗り込みました。
すると、空港駅からはキャリーバッグを持った女子が多数。博多からも。
今日はドームではホークス戦はないし、アイドルのライブでもあるのかな?と調べてみると、どうやら韓国のアイドルグループ「Stray Kids」のドームツアーがあるようでした。
彼女らの目的地がPayPayドームなら、最寄り駅の唐人町で降りるに違いないと思っていたら、大当たり。
ぞろぞろと唐人町で降りて行ったのでした。
(私の目的地の西新はその一つ先)
西新駅で降り、目的地の担々麺の店「潤」は、オレンジ通りと呼ばれる商店街の入り口近くにありました。
こちらにお邪魔するのは20年ぶりくらい。お店のご主人は、どうやら代替わりしたらしく、息子さんが受け継いだようでした。
メニューは担々麺と中華そばのみ(おにぎりとセットにもできます)で、カウンター席しかない小さなお店です。
担々麺。とてもあっさりしたスープで、レタスやカイワレが載っています。
スープは海老の風味が利いていて、飲み干したくなるくらい。(さすがに我慢しました)
ご主人に新潟から20年ぶりに来たと話すと、物凄く恐縮されてしまいましたw
目的の一つを果たしたところで、ホークスタウンへ行きたかったのですが、例のギャルたちでごった返していると考えると、ちょっとやめておくことにして、懐かしの大濠公園へ行くことにしました。
潤に連れて行ってくれたマスターが経営していたバー「ゴスペル」は、大濠公園近くのNHK福岡放送局や気象台の近所にあったんです。
大濠公園駅を降り、公園内をぶらぶら。
お濠にはたくさん白鳥がいますねぇー。こんなに白鳥がいるなら、明日の試合は勝ちだなw
お、美術館。
んん?香取慎吾の個展?入ってみるかー。
ほほう。芸術が爆発してますな。
この他にコレクション展を見たのですが、そちらの方が面白かったかも。
久しぶりに小金井ゆかりの画家・中村研一の作品や、新潟ゆかりの阿部展也の作品が見られて嬉しかったですね。
棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」は、新潟の雪梁舎美術館で見て以来だったなぁ。
美術館のカフェで一休みしてから、またぶらぶらと公園内を歩いて駅へ戻り、ホテルの部屋でゆっくりして、持って来ていたホークスユニ(21和田)に着替えてから、マスターが現在勤めている都ホテル博多の「ワインと天ぷらの店あら木」へ出かけました。
こちらの店は立ち飲みスタイルで、ワインと天ぷらの組み合わせを楽しめるのですが、何よりマスターとの再会が嬉しくて、ワインが進みました。
12年ぶりだと、積もる話もたくさんありすぎて、懐かしい人の話、ホークスの話など、楽しかったなぁ。
マスター、ありがとうございました!
マスターは今月いっぱいでお店を退職して、来月からは古巣のホテルのバーにバーテンダーとして復帰するとのこと。
次回はそちらに顔を出しますね!
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【明治安田生命J1リーグ第24節】
(ベスト電器スタジアム)
アルビレックス新潟 1‐0 アビスパ福岡
【得点者】
19分 オウンゴールという名の長谷川巧(新潟)
【警告】
秋山裕紀、渡邊泰基(新潟)、井手口陽介(福岡)、新井直人(新潟)、奈良竜樹(福岡)
8月17〜19日、2泊3日(19日は朝便で新潟に帰ったので、実質2泊2日)の日程で福岡へ行ってきました。
福岡は4度目、2011年のリーグ開幕戦以来です。
あの時は、3‐0で快勝したのですが、福岡の選手に成岡さんがいて、イエローカード2枚でサッカー人生初退場するという、実に貴重なものを見ることになったのでした。
東日本大震災が発生する1週間前のことでした。
久しぶりの福岡は、試合の他には観光以上に「久しぶりの再会」の方が重要な旅でした。
実に濃い旅になったので、昨年の岩手遠征に続いて、試合編と旅編計3回(予定)に分けてお送りいたします。
というわけで、まずは試合編。
この日はホテル周辺の博多旧市街地を歩き回り、博多の街の活気や歴史に触れて、満ち足りた気分でスタジアムへと出かけました。
12年ぶりの博多の森。12年前はレベルファイブスタジアムで、今はベスト電器スタジアムですね。
(ベスト電器といえば、以前新潟にも旧ダイエーや西区の寺尾新町東にお店がありました)
私の席はメインスタンドのビジター側だったのですが、チケットに書いてある「M1ゲート」が見当たらない。
12年前もメインスタンドだったのに、どうやって入場したのかちっとも覚えていません。
列整理を担当していたスタッフさんに尋ねても、
「M1ゲート?聞いたことない」
なんて言われる始末。えー。
どうやら、ビジターゴール裏席と同じビジターゲートから入って、スタジアム内にM1ゲートがあるらしい、ということを突き止めました(事前にちゃんと調べとけ)。
スタジアムグルメも、メインスタンド側はあまり店がなく、そういえばバックスタンドの方が充実してるんだっけ…と思い出したのですが(確か鶏の炭火焼きとかあったような記憶がうっすらと)、暑い中バックスタンドまで出張る元気もありません。
まぁ、お腹が特に空いてるわけではないし、冷たいよもぎ茶(越後薬草製)をマグボトルに入れて持って来ているから、それでいいか…と思いつつスタンドに入ると、メインスタンド下のコンコースにグルメ売店がありました。
パクチー魚飯。タイ米使用のエスニック料理。魚のフライ(アジかな?)とスパイシーなルー(辛さが選べる)、パクチーがたっぷり載ったご飯物。なかなか美味。
ビールもサイズが大・中・小とサイズが選べるのがいいですねー(中にしておきました)
12年前にはなかった気がするなぁ、こんなメニュー。
今回の席は、メインスタンドビジター側の最上段。
物凄く眺めがよくて、ピッチ全体が見渡せる席だったのですが、難点はメインの大型ビジョンの上半分が屋根に隠れて見えないことw
まぁ、逆サイドの小さめのビジョンは見えるから、いっかw
私の斜め前には、福岡ユニを着たお兄さんが一人で座っていましたが、試合前のGK練習が始まると、スマホでコジコジの様子を動画撮影していました。
試合中も、福岡を熱心に応援しつつも、コジコジのプレー動画を撮ったりもしていたので、コジコジによほど注目している様子でした。もしかして、自分もGKなのかしら。
(一番最初に掲載しているピッチ画像の左下に、スマホを構えて撮影中のお兄さんの姿がちらっと映っています↑
まさか、福岡の強化部じゃないですよねw)
さて、試合ですが…。
ホームで大逆転勝ちした時のイメージで、福岡は立ち上がりからガツガツとプレスをかけてくるものだと思っていたのですが、前からあまり追ってこないのが意外でした。
コジコジは放っておかれてましたし、中盤も思いのほかボールを持てる状況。これは福岡の撒き餌作戦か何か?とも思ったのですが、新潟の選手たちはボールを持たされているという感じではなく、実にノビノビとパスを回します。
特にスタメンだった島田理事が、前節に続き絶好調。
縦横無尽に走り回りながら、気持ちよくパスを配給していき、先制点もその流れの中から生まれましたね。
新井くん、長倉くん、理事が動きながらパス交換をし、最後は理事が走り込んだ巧に強いセンタリングを送って、ゴール。
あそこで走り込んできた巧もあっぱれでした。
福岡の選手に当たったらしく、結果的にオウンゴールと記録が訂正されましたが、いやー、あれは巧のゴールですよー。
リキさんも試合後のインタビューで
「あれは長谷川のゴールです。私はそう思います」
ときっぱり言ってましたし、巧のゴールってことにしましょうよー。
その後は、追加点のチャンスも多くありつつも、後半にはさすがの福岡も攻勢を強めてきて、ヒヤヒヤするシーンもありましたが、選手たちはスキを見せることなく、実に手堅く試合を進めました。
そんな中、やはり異彩を放っていたのが長倉くんでしたね。
ドリブルのスピードもさることながら、何人にも囲まれながらもボールロストせず、しれっとパスを繋げてしまうキープ力、体の入れ方、しれっとボールを奪うディフェンス力、しれっとループシュートを狙う視野の広さ…。
足りなかったのはゴールだけでしたが、とにかく何もかも「しれっと」やってのけてしまうのです。
分かっちゃいたけど、改めて凄い選手です。
後半、新井くんがちょっと相手やジャッジにイライラしてイエローを貰ったり、獅子奮迅の活躍だったマイコーに疲れが見えたところで、リキさんは守備にテコ入れする交替カードを切りました。
3枚替えする直前、ベンチでヨシくんがユニに着替えている姿が見えたので、ヨシくんを誰に替えるのかな、と思っていたのですが、守備陣に小さな異変が見えたところで、即座に交替カードを変えたみたいなんですね、リキさんは。
結局、ヨシくんはユニに着替えたままベンチで試合終了のホイッスルを聴くことになったわけですが、ベンチ入りしたのに使われずに終わるなんて、新潟に移籍してから初めてなんじゃないかな。
リキさんの交替カードの切り方の絶妙さと、ヨシくんをベンチに置いたまま勝ってしまうとは、チームも成長したなぁと思わずにいられませんでした。
1‐0で試合終了。
猛攻に耐えて守り抜いたというようなギリギリ感よりも、自分たちの手のひらの上で試合を進めたという印象が強く、スコア以上に完勝だった気がします。
これで、福岡相手にシーズンダブル。
シーズンダブルを達成したのは、広島に続いて2チーム目です。
これからも、前回負けたチームには勝利を。勝ったチームにはシーズンダブルを。ひとつひとつ積み重ねていきましょう。
帰りはシャトルバスで福岡空港へ。
空港前の電光掲示版には、「気温30℃ 湿度73%」と表示されていました。
ぐぇぇ。いやー、蒸し暑かったですねぇ。よくぞ勝った!
博多行きの地下鉄では、福岡サポのご夫婦に席を譲られ(明らかに私よりも年上のご主人でした)、恐縮していると、
「また来年頑張りましょう」
とご主人。
あぁ、来年も福岡に来たいなぁ。そう思った博多の夜でした。
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【明治安田生命J1リーグ第23節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-2 湘南ベルマーレ
【得点者】
10分 大橋祐紀(湘南)
26分 ディサロ燦シルヴァーノ(湘南)
75分・90+3分 高木善朗(新潟)
【警告】
新井直人(新潟)、小野瀬康介・大橋祐紀・田中聡(湘南)
「昨日より涼しくてよかったですねー」
そんな言葉があちこちで飛び交ったこの日。
涼しいと言っても、ただ、猛暑日にはならなかったというだけで「涼しい」と感じてしまうくらいには、感覚がマヒしてしまっていますw
ビッグスワンがある県スポーツ公園の木々も、ぐったりしているように見えました。
Eゲート前広場には、ずらりと新潟県の除雪車が展示されていたのですが、これは除雪車を見て少しでも涼しい気分になって欲しいという配慮なのでしょうかw
いや、何をやっても何を見ても、暑いもんは暑いんですよ、まったく。
スタジアム周辺は、湘南サポのみなさんの姿も多く、お盆休み時期ということもあって、観客数が多くなりそうな気配がありました。
(そういえば、新潟駅南口のシャトルバス乗り場のスタッフさんが、「今日は28,000人予想みたいですよ」と言ってたなぁ)
夕食は、いつものようにアルビめしを予約していたのですが、各フード売店の行列ぶりを見ると、やはり予約しておいて大正解なのでした。
今回のパッケージは、軍団星の面々。この日のスタメンには星くんとヤンくんが名を連ねておりました。
予約していたお弁当は、小さいサイズ。ターメリックライスの上に鶏そぼろと唐揚げ、夏野菜サラダがのってます。(大サイズにはこれにさらにチキン南蛮がプラスされていたらしい)
最近、アルビめしは小サイズも選べるようになったのは、本当にありがたい。これくらいでちょうどいいので。
アルビめしには、おまけで選手写真入りコースターがもらえるのですが、今回のいただきものはこれ。
おおー、ヨシくん!しかも直筆サイン入りじゃないですか。
(これで無事コンプリートですよ。5連続で奏哉が出た時は、どうなることかと思いましたがw)
スタッフのお兄さんは、
「おめでとうございます!直筆サイン入り、大当たりです!」
と手渡してくれましたが、これが実は大いなるフラグになっていたことを知るのは、これから約3時間後のことでした…。
その後、メインスタンド前では高木パパこと高木豊さんと、元豊山関の小柳亮太さんによるトークショーがありました。
最後に、高木パパは「最後まで信じて応援しましょう」とひと言。
この言葉が最後の最後に重要になる試合になりました。
さて、試合。
立ち上がりこそ、こちらが先にチャンスを作り、湘南ゴールに迫るシーンも多かったのですが、決定的チャンスを逃しているうちに、やってくるのが失点シーン。
ビルドアップのパスをカットされて、あっさりと展開され、サクっと失点。
何だかもう、いい加減デジャヴなんですが。
一方で、ボールは持てるものの、湘南にパスの出し手よりも受け手の方を徹底マークされて、パスカットされるシーンが頻発していました。
GKや2CBの方にはプレスにはあまり来ず、そこからパスが入るボランチ方面に猛然とプレスに来る。そしてボールを奪った瞬間にスイッチが入って、最終ラインにどんどんプレッシャーをかけながら攻め上がってくる、という印象でした。
徹底してるなぁ、山口智監督。(個人的に、G大阪時代、クレバーなプレーが好きな選手でした)
結局、大野カズからの一発ロングボールを前線に通されて、なぜかどフリーになっていたディサロにあっさり2点目を決められ、一方でチャンスは作るものの、周りをちゃんと見て、生かし生かされるプレーが少ない新潟は、ほとんど何もさせてもらえないままで前半終了。
さて、これは困ったぞ…。
こうなったら、周りが見えるヨシくんと、新戦力の長倉くんを早めに入れるしかないんじゃなかろうか。
(長倉くんの場合は、とにかく早くプレーが見たかったというのが本音ですが)
ハーフタイムでヨシくんが入り、65分でエーちゃん、長倉くん、島田理事が入ったことで、両サイドを広く使った攻撃が機能し始めました。
いやー、長倉くん、凄いなぁ。左サイドに入ってドリブルを開始すると、ピッチの風景が一変したように感じました。
ボールキープもうまいし、周りをしっかり見てボールを落とせるし、ドリブルにキレもあるし、あぁ、何でもできちゃう選手なんだなぁ。
こんな選手が昨シーズンの今頃くらいまではアマチュアとしてプレーしていたというのが信じられない。なぜ、新卒の段階でJリーグのスカウト網に引っかからなかったのかが不思議です。
結果的に、後半に切った交替枠で入った選手たちが2点ビハインドを追いつくお膳立てをしたわけなので、勝ったような気分になりましたが…いや、ちょっと待て。
それならあの「もったいない前半」はどういうことなのか。
前半がうまくいかずにビハインドを負い、後半猛然と反撃に出るというパターンが、ここのところ繰り返されているので、さすがに改善していただきたいところです。
それにしても…ヨシくんの2ゴールは素晴らしかったですね。やっと戻ってきてくれました。
私にヨシくんのコースターを渡してくれたお兄さんが言っていた「大当たり」とは、実はこの2ゴールのことを指していたのではないかと思えるほどです。
1点目は、長倉くんがキープして島田理事に繋ぎ、島田理事から入ったパスをズドン。
2点目は、ワイドに開いた孝司さんがヨシくんにクロスを入れてズドン。
思わず、翌日の「Jリーグタイム」で復習しちゃいましたよ。
そして、何と言っても長倉くんですね。
65分に投入されてからの約30分で、彼の持つ素晴らしいポテンシャルの一端は見せてもらえた気がします。
でも、もっと長く見たい。次はぜひスタメンで見たいですね。
今回は左サイドでしたが(本人の話によると初体験だったとのこと)、今度はトップでのプレーが見たいなぁ。
見るだけでワクワクする、胸がときめく選手が入って来てくれました。
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(国立競技場)
名古屋グランパス 1‐0 アルビレックス新潟
【得点者】
森下龍矢(名古屋)
【警告】
田上大地、太田修介、高宇洋(新潟)、米本拓司(名古屋)
名古屋戦の前に、天皇杯4回戦の町田戦があったわけですが、今月の福岡遠征を前に緊縮財政中のわたくしとしましては、大人しく新潟で留守番組でした。
天皇杯、よかったですね。2009年以来のベスト8。
それも、延長戦突入寸前で、小見ちゃんが決勝ゴールを挙げるという劇的展開。
ダブルにめでたい。
後日、ベスト8の組み合わせ抽選があり、8月30日にスワンで川崎戦ということになりました。
おー、ホームでやれるのか!ありがたやありがたや。
前回のベスト8の時は、相手が清水だったので、日本平まで行ったんですよね。
日本平スタジアムへ行く途中で、地元農家さんがみかんを売っていて、それを買った人からみかんをごちそうになったなぁ、なんてことを思い出しました。
(あの年の天皇杯は、初戦の奈良クラブ戦を観に福井まで行き、3回戦の横浜FC戦はスワンで、4回戦の明治大学戦を観に山形まで行き…という具合に、結局全試合現地観戦したのでした)
さて、名古屋戦は、家でDAZNを観たいのは山々でしたが、まぁ、いろいろあってリアタイできず、その代わりテレビでラグビーの代表戦を見るという状況で、試合の推移はもっぱらスマホで確認していました。
早い時間帯での失点があり、田上がレッドカード確認のVAR対象になり(何とかイエローで済みましたが)、孝司さんが名古屋の米本にカニばさみタックルを受けたり、修が見た目でも分かるくらいの決して軽くはないケガで交代するなど、波乱万丈な試合になってしまったようです。
(国立競技場の観戦環境も、評判がすこぶる芳しくないようでしたね)
新国立は未経験なので、いずれ行くこともあるだろうくらいに考えていますが、ゆったりとした作りのスワンに慣れている身としては、新国立の座席幅や列間隔の狭さは辛そうだな、という印象です。
(もしかして、新潟のエコスタと似たり寄ったり?)
旧国立の方が見やすかったかもなぁ。
試合の方は何しろハイライトでしか見ていないので、内容については触れませんが、サカマガの記事がこの試合の雰囲気をよく伝えてくれているように感じたので、こちらに上げておきますね。
【名古屋&新潟】長谷川健太vs松橋力蔵。「まあ、いいかな」と「手数をかける必要が」という真夏の夜の監督対決 - サッカーマガジンWEBhttps://t.co/LLxnVpJUwZ#Jリーグ #J1 #名古屋グランパス #grampus #アルビレックス新潟 #albirex #長谷川健太 #松橋力蔵 #J1第22節
— サッカーマガジン (@soccer_m_1966) August 6, 2023
すでに天皇杯決勝で再戦してリベンジする気満々の我らが指揮官。
かっけぇ。
ケンタさんvsリキさんの日産先輩後輩対決第3ラウンドを、ぜひ見たい。
何が何でも決勝に行くしかないじゃないですか。
]]>(札幌厚別公園競技場)
北海道コンサドーレ札幌 0-1 アルビレックス新潟
【得点者】
53分 鈴木孝司(新潟)
【警告】
荒野拓馬、金子拓郎、宮澤裕樹、ルーカス・フェルナンデス(札幌)
高宇洋、小島亨介(新潟)
【退場】
61分 新井直人(新潟)
キックオフ時間の少し前に、私は本町の美容室に予約を入れていました。
時間帯的にちょうどランチ時だったので、まず人情横丁の信吉屋でワンタンメンを食べてから行こうと考えて、いそいそと出かけたのでした。
お店に到着したのは11時10分頃。
当然のごとく満席だったので、店の前のイス席で待っていました。
この時間に来ても、日によってはワンタンメンは完売になってしまうほどなのですが、この日は余裕で間に合いました。
久しぶりのワンタンメン。あっさりスープとツルッとしたワンタンがナイスバランス。
信吉屋さんは冷房のない店なのですが、どんなに猛暑の日でも、必ずワンタンメンを注文する人が多数いますw
(レモンを絞って食べる冷やしラーメンも絶品なのですが)
我慢大会よろしく、大汗をかきながら食べるアツアツのワンタンメン、美味しいんですよねぇ。
その後、美容室へ移動して(徒歩3分くらいですが)、髪を切ってもらいながらスマホで試合経過をチェック。
帰りのバスの車中でもう一度見ると、先制してる!しかも孝司さん!わーい。
帰宅して、DAZN画面を立ち上げると、実況の内容の様子がおかしい。
んん?「数的不利」????
まさか、退場者が????
そこでスマホで試合経過を確認すると、新井くんが一発レッドで退場したらしい、ということが分かりました。
な、なんだってー!
どういう形での一発レッドだったのかを確認することもできないまま、残り30分近くの時間を1人少ない10人で戦うことを余儀なくされている新潟の選手たちに、ただただ頑張ってくれと、祈るような思いでした。
守って守って守り抜く、胃が痛くなるような展開で終始するのかと覚悟していたのですが、意外と新潟のチャンスシーンも多かったのは、新井くん退場後に、巧を入れたことが大きかったように感じました。
天皇杯富山戦から右SHで起用されている巧は、SB時代の特徴でもあった前への推進力を、さらにノビノビと発揮していているようでした。
ユースの頃から、巧と言えばSBかCBで、SHでのプレーは記憶にないのですが、もしかして、巧にとっての天職は右SHなのではないか、と思わされるほど。
前への推進力があり、フィジカルが強く1vs1ではまず負けることがない巧のプレーは、明らかに札幌は嫌がっているように見えました。
SHだった星くんをボランチに、SBが本職の泰基をCBに…といった風に、本職では殻を破り切れなかった選手をコンバートし、才能を開花させてしまうリキさんの「魔改造」戦略が、ついに巧をSBからSHに動かして輝かせてしまうことで、さらに加速しているようです。
まさにこれこそ「全員戦力」。
次に魔改造されるのは誰だろう?と夢が広がるじゃないですかw
ボールを持った巧が、札幌のトイメンの選手をチンチンにする様子が映し出されるたびに、あぁ、これは浪漫だなぁ、としみじみ感じ入りながら、その昔読んだ村上龍の短編小説集「走れ!タカハシ」を思い出していました。
あの小説の中で、市井の人々が広島カープの韋駄天・高橋慶彦が出塁するたびに、観客席やテレビの前で、
「走れ!タカハシ」「走れ!ヨシヒコ」
と叫び、心の中で祈ったように、
「走れ!ハセガワ」「走れ!タクミ」
と心の中で叫んだ新潟サポーターが数多くいたはずです。
トップ昇格後、出番に恵まれず、群馬や金沢へ武者修行の旅に出され、金沢でヤンツーさんのもと自信をつけて戻ってきても、限られた出番しかなかった巧にとっては、今季は背水の陣という思いなのではないかと感じていました。
試合後のリキさんのインタビュー内容を見ると、やはり巧の前への推進力を大きく買っていて、それを活かすためのSH起用だったことが感じ取れます。
そして、そのリキさんの期待に見事に応えた巧は、しっかりと自分の進むべき道を自らの力で切り拓いて見せました。
画面越しに見た雨の厚別の試合は、アウェイでの勝ち点3という意味の大きさはもちろんですが、これから先も幾度となく思い出すことになるかもしれないな、と思うのです。
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【明治安田生命J1リーグ第20節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 0-1 ヴィッセル神戸
【得点者】
15分 大迫勇也(神戸)
【警告】
秋山裕紀(新潟)
J1だからこそ体験できる、初めての金曜ナイトゲーム「金J」。
何だか、SNSを見ると、午後休を取ってスタジアムに来る人が結構多そうでしたが、それでも金曜だし、週末よりは空いているだろうと思いながらスタジアムへ行くと…何だか、先週末の広島戦よりも人が多いような…?
みなさん、仕事は〜?
(オマエモナー)
聞いた話では、動員が25000人超えそうだとのこと。
見たところ、NSGグループの学徒動員もかかっていたようでもあるし、その分増えているとはいえ、やはり水曜よりも金曜の方が有休が取りやすいという事情もある様子。
よく見ると、神戸サポさんもなにげに多いようでした。
というわけで、今日の夕食は平日ナイター恒例(個人的に)のVOVOカレー。
結局、バターチキンカレーとビーフカレーのコンビにしてしまうというパターンなのでした。
Eゲート前広場には、七夕ということで笹に短冊が飾られて、よく見ると選手が書いたものも。
ラーメン断ち、頑張れw
早くケガ治してねー
とにかくがんばれ
えっ、それ以上?!(いや、サッカー選手として人間として、ということだねw)
3人目生まれたしなー。お父ちゃんの物欲を満たすためにも、もっと稼がにゃw
目の前の敵が最強の敵!ですね監督!
とりあえず、私が撮影できる高さにある目についた短冊はこんなところw
さて、試合ですが、神戸は今まで対戦して来た中で、一番の強度だった気がしますね。
神戸の前では、広島ですら緩く感じるくらい。
前半15分、星くんが2人に囲まれてボールを奪われて失点したシーン(コジコジからのパスも完全に読まれてましたね)は、神戸のプレッシャーに対応できなかった結果だったと感じました。
その後、神戸のプレッシャーに慣れて対応できるようになっていったので、なおさらもったいない失点でしたが、あそこで決め切るのが大迫の素晴らしさ、これぞストライカーです。
(羨ましい)
失点後は徐々に新潟ペースになり、強度の高い神戸と戦うことで、選手たちが研ぎ澄まされていくようでした。
失点に直結するミスをしてしまった星くんも、すぐにらしさを取り戻し、失点を挽回するために獅子奮迅の頑張りを見せていただけに、ハーフタイムでの交代は残念なことでした。
この試合、終始、神戸の大迫・武藤vs新潟のCBコンビ(トミー&タイキ)の対決が面白く、タイキが武藤とか大迫とかビッグネームを相手にしても飄々と自分の持ち味を発揮している姿は、本当に頼もしかったですね。
トミー&タイキ(トミーとマツ、あるいはタイガー&バニー的)の素晴らしさは、スピードがあり、高さと判断力にも長けているということで、タイキは千葉ちゃんばりの楔パス(パスの強さが昔の「千葉ちゃんの漢パス」を彷彿とさせます)を繰り出すようになり、まさに鬼に金棒。
大迫からはボールを奪いきれなくても、しつこく絡み続けていました。
最初は「誰だよお前」という感じでいなすような雰囲気があった大迫が、だんだん「なんだコイツは」という感じになっていったのが面白く、後半にトミーが大迫にボールを奪われそうになった時、タイキが疾風のように飛んできて、見事に救って行ったシーンは最高で、何度でも繰り返してみたくなります。(大迫が悔しがっていたのが印象的でした)
結果的に、攻め続けたにも関わらず、最後の精度を欠き、追いつき追い越すことができないまま終わってしまいました。
神戸は強かったなぁ。こちらの矢印をすぐに潰しに来る強さとスピード、イーブンボールに対する働きかけの一歩が常に新潟を上回っていた様子は、今季対戦したどのチームよりも強さを感じました。
そして、やはり大迫の存在は大きいな。ボールが収まり、決定力もある、分かっちゃいたけど、やっぱり凄いです。
でも、負けたけれど、本当に面白い試合でした。結果以外は本当に最高で、サッカーの面白さが凝縮してましたね。
試合終了の瞬間、ピッチに崩れ落ちる選手が何人もいて、その悔しさが伝わってきましたが、確実に彼らは成長していることも感じさせてもらえました。
三戸ちゃんのトップ下、いいなぁ。サイドよりもイキイキしてるように見えますね。
J1で揉まれて、強いチーム、素晴らしい選手と対戦することで、チームが研ぎ澄まされていく。
それを1試合だけで実感させてもらいました。
まだまだ強くなろう。強くなれる。必ず。
負けは悔しいけど、間違いなく言えるのは、金Jは楽しい、ということです。
金曜日なのに土曜日のような気がして、曜日感覚がズレるけどw
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明治安田生命J1リーグ第19節
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-0 サンフレッチェ広島
【得点者】
25分 三戸舜介(新潟)
28分 新井直人(新潟)
【警告】
川村拓夢、荒木隼人(広島)
午前中まで、結構な雨降りだった新潟市内。
天気予報通り、昼頃には雨は上がり、天候は回復傾向という話だったので、思い切って雨具は一切持たずにスワンへ出かけました。
この日は、上越・柏崎地方が大雨だったため、観戦を諦めた人も少なくなかったのではないかと思われましたが、それでも約2万人が詰めかけたことは、予想以上でしたね。
五泉市ブースで冷えた吉清水のペットボトルを購入。
たまに新潟駅のぽんしゅ館で買うことがあるくらい、大好きな美味しい水なので、買えてラッキー。
(ブースに「5000」という数字が入ったサングラスをかけているお姉さんがいたので、「なんで5000なんですか?」と言いかけて、「あ!五泉だからかw」と気づくという、間の悪さを発揮してしまいましたw
どーもすんません)
新発売のグッズの中に欲しいものがあったので、Eゲート階段上のグッズ売店へ行くと、ほとんど並ぶことなく難なくゲット。
これからは、ここでグッズ買おうかな。
そして、アルビめしの受け取りの連絡がLINEに届いたので、いそいそとE2コンコースにあるアルビめしブースへ。
パッケージは広島戦だけあって、千葉ちゃん×4。
「美味い!和彦もビックリ!」
わはははははw
このキャッチフレーズ、本人が考えたんですかねw
ターメリックライスの上に、豚の生姜焼きと豚しゃぶかな?
ニンジンのラぺに和えた紫キャベツサラダは、サンフレッチェ広島のイメージらしい。
何もかも、大変美味しゅうございました。
結構多めにご来場のサンフレッチェ広島サポーターのみなさんは、メンバー発表時には千葉ちゃんに大拍手を送ってくれました。
どこへ行っても愛されて、古巣対戦でも万雷の拍手をもらえる千葉ちゃんは、もしかしたら日本で一番幸せなプロサッカー選手なのかもしれませんね。
試合は、前半の早い時間帯で新潟が三戸ちゃんの見事なゴールで先制し、新井くんのゴール(アシストは三戸ちゃんでしたね)で追加点を取るという、第2節での対戦と同じような流れ。
広島のプレッシャーをパスワークで剥がしていく様は、第2節で見た風景とよく似ていました。
そして、後半では、前回対戦では広島の猛攻に防戦一方になって、命からがら逃げ切り勝ちしたのとは違い、確かに猛攻は受けたけれど、前回と比べると余裕のある守りっぷりだったな、という印象なのです。
危ないシーンは、コジコジ(オレンジのキーパーグローブとスパイクが神々しかったですねぇ)と最終ラインの選手たちがしっかりと守り、ヒヤヒヤする場面はむしろ、前回対戦時より少なかったように感じます。
トミーさんと泰基のCBコンビは、試合を重ねるごとに盤石になっていきますね。
トミーの凄さは言わずもがなですが、泰基の成長っぷりは目を見張ります。スピードと強さ、高さを兼ね備え、思い切りのいい縦パスを繰り出せる左利きCB。
こう書いているだけでも、どこのチームも喉から手が出るほど欲しくなる要素満載じゃないですか。
いやー、今オフにオファーが殺到するんじゃないかと思うと、気が気ではありませんw
(星くんのSH→ボランチ、泰基のSB→CBという、リキさん式魔改造の凄みを感じますねー)
そして、トップ下の三戸ちゃんの躍動、小見ちゃんの献身、星くんのひらりひらりとした八艘飛びのような身のこなしと気の利かせ方(星くんに牛若丸の格好をさせたら似合いそうw)、ダニーロの負傷退場でスクランブル出場だったエーちゃんの頑張り(思い切りのいいドリブルが戻ってきましたね)、絶対に相手を好きにさせない奏哉の負けん気…など、見どころは満載。
三戸ちゃんはサイドよりもトップ下の方が持ち味が生きるなぁ、なんてことを思いながら見ていました。
これで、海斗が決定的な1vs1のシーンを決めてくれていたら、文句なしのパーフェクトゲームでしたが、そこは次の機会に。
頑張れ海斗。
リーグ戦では久しぶりの勝利のプラネタスワン。
ナイトゲームでは美しさが映えますね。どんどんやりましょう。
私のプラネタスワンは、3年前だったかの着せ替えグッズでカスタマイズしてあります。コジコジ若いなーw
この時は背番号22だったんだなぁ。(当時の背番号1は大谷幸輝でした)
ケガ人続出や涼太郎の海外挑戦、相手からの対策強化など、様々な壁にぶち当たりつつ、チームは着実に進化しているのだということを、改めて感じさせてもらえた広島戦。
壁を完全に乗り越えたわけではありませんが、克服への道筋は見えてきたんじゃないでしょうか。
広島相手にシーズンダブルって、クラブ初なんですよね、確か。
それも、前回対戦よりも内容も進化しての勝利。素晴らしい。
勝てない時期は、苦し紛れにロングボールに頼ってしまう傾向がありましたが、今日はほとんどそういうシーンはなく、繋いで剥がして間や裏を突く、という新潟らしさが戻ってきました。
次の試合は金J神戸戦。
前回対戦はスコアレスドローでしたが、神戸相手でもチームの成長を見せつけて勝ちたいですね。
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【明治安田生命J1リーグ第17節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-3 京都サンガ
【得点者】
28分 豊川雄太(京都)
72分 新井直人(新潟)
75分 パトリック(京都)
80分 パトリック(京都)
【警告】
川崎颯太(京都)、田上大地、伊藤涼太郎(新潟)
本当は、晴れて欲しかったし、勝ちたかった。
そして、何より、勝って涼太郎の笑顔が見たかったですね。
でも、そんな試合に限って、こういうことになってしまうのはなぜなのでしょうか。
ゲームの入りは悪くなかったと思うのです。
予想通り、京都は前からどんどんプレスをかけてきましたし、ファウル覚悟の強い当たりで来るのも想定内でした。
それをうまくいなしながら、縦パスを入れながら前進できることはできていたと思いますし、フィニッシュまで行けるシーンも少なくありませんでした。
ただ、特に前半はサイドの選手がなかなか中に入ってこず、相手に本当の意味での脅威を与えられていたかは微妙ではありましたが。
チャンスをモノにできないうちに、スキを突かれて失点してしまうのは、ここのところコピペのように繰り返されています。
恐らく、相手にはこう思われている。
「新潟はボールを持たせていれば、いつか自分で勝手にミスするから、持たせておけばいい」
「縦パスが入ったら、必ず一旦落としてワンツーで侵入しようとするから、そこを狙えば簡単にボールが奪える」
それが、「コピペ失点」の根本的な原因のような気がしました、京都戦を見ていて。
失点の責任は、最終的には最終ラインの選手たちに向いてしまいますが、まずはそのあたりから改善していかないといけないのではないか。それが後半戦に向けた課題のひとつになっていくのではないか、と感じたのです。
ここのところの失点を見て、さらに感じるのは、選手たちが「悪い意味でJ1に慣れてしまった」のではないか、ということでした。
序盤戦では、ちょっとしたスキを見せると即座に失点に直結してしまう怖さを思い知ったはずでした。
下位との対戦が続いた最近では、相手はびっくりするほど引いて守ってくることが多く、ボールは持てるしチャンスも作れてしまう。でも、結局前進しきれる前に、パスミスや判断ミスでボールロストしてしまい、準備ができていないから簡単に運ばれてフィニッシュにまで一気に持ち込まれてしまう。
個人的には、そういう風に見えてしまうのです。
どこかで、危機アラートが鈍ってしまっていないか、もう一度チームとして確認して欲しいところです。
前半戦が終了して、4勝5分8敗の勝ち点17で13位。19得点28失点で得失点差は−9。
本当は勝ち点20台に乗せておきたいところでした。
リキさんは「J1は選手たちの可能性を引き出してくれる舞台」だと言っていましたが、それが目に見えて分かる選手と、J1の壁をなかなか乗り越えられない選手の2通りに分かれてしまったな、というのが率直な感想です。
「全員戦力」はJ2では可能でも、J1ではなかなかそうはいかない。それは仕方のないことだろうなとも思います。
伊藤涼太郎はJ1で輝きを増し、ベルギーへと旅立つことになりました。
きっと彼は、ベルギーでも真摯で貪欲な姿勢で、一歩一歩階段を上っていくことでしょう。
絶対的なエースを失うことになった新潟は、それでも、涼太郎を失うことで新たな可能性を見出すチャンスを得たとも言えます。
誰かがいなくなれば、誰かが出てくる。
それは既存の選手の中から出てくるのか、あるいは外から新たに入ってくるのか、それは神のみぞ知る、です。
これから始まる後半戦のストーリーを、楽しんでいきたいと思います。それができるのは、サポーターの特権ですからね。
最後の涼太郎の挨拶、素晴らしかったですね。さすがにホロっとしてしまいました。
ああやって、自分の考えをプレーでも言葉でも明確に伝えることができるというのはプロとして成功する大切な要素で、それを兼ね備えた本当に稀有な選手と出会えたんだなと、感動すら覚えます。
1年半だけの在籍で、これだけ新潟を愛してくれた、そして私たちも心から愛せた選手との出会いは、ずっと大切にしていきたいと思うのです。
キックオフと同時にApple Watchにアラート出た😆#ビッグスワン#albirex#JLEAGUE pic.twitter.com/OtXc0wN5oK
— 田邊伸明⚽ (@jebetanabe) June 11, 2023
涼太郎のエージェントである田邊伸明さんも、ビッグスワンで観戦していたようですね。
今後とも涼太郎のことをよろしくお願いいたします。
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天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会2回戦
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-0 レイラック滋賀(滋賀県代表)
【得点者】
38分 ダニーロ・ゴメス(新潟)
伊藤涼太郎のシントトロイデン移籍が正式発表された直後の試合でした。
ラストゲームが11日の京都戦になるとのことでしたが、果たして、天皇杯にはベンチ入りするのか微妙なところでしたが、スタメンではなかったものの、ベンチ入りしてきましたね。
試合前、オレンジガーデンに寄って少し買い物をしてから(スタッフの方の話によると、やはり涼太郎グッズの売れ行きが凄い、とのこと)、外へ出ると、大会プログラムを手売りしていた学生さんが、恐る恐る、という感じで声を掛けてきました。
「あのー、プログラムはいかがですか?」
あー、一部1000円ですよね。1冊ください。
(本当は買う予定ではなかったけれど、何だか気の毒になったもので)
天皇杯のプログラムの楽しみは、出場チームの登録選手名がすべて掲載されていることで、じっくり読んでいると、あ、この選手、今はここにいるのかー、と消息が分かったりすることなんですよね。
で、レイラック滋賀には誰がいるのかなと眺めていたら、元マリノスの松本翔の名前がありました。懐かしい。
高知ユナイテッドFCにいたことは知っていたけど、今は滋賀なのね。年齢を見ると、あー、ウチの星くんとマリノスユースの同級生なんだなぁ。てことはリキさんチルドレンではないですか。
(松本翔は料理上手で有名で、彼のTwitter@sh0t1me444は美味しそうな手料理が満載なのです)
試合前のウォーミングアップでは、千葉ちゃんと談笑する姿も見受けられ、さすが松本くんくらいになると顔が広いなぁ。
試合は、ほぼ新潟のハーフコートゲーム。5点くらい取れても良かったかなと思いますが、今まで散々痛い目に遭って来た天皇杯初戦としては、クリーンシートで勝てたこと、ダニーロが移籍後初得点を挙げたことは非常にポジティブな要素だったと思います。
(試合の序盤でクロスバー直撃の大ピンチはありましたが、それくらいでしたね)
滋賀は現在JFL首位だそうで、カウンターに自信を持っている様子が見て取れました。ただ、サイドを持ちあがれても前線にスピードがある選手がいないので、脅威にはなっていなかった気がします。
最終ラインにスピード負けしないトミーが入っていたし、奏哉と巧の両SBも安定していました。
巧の頑張りは目につきましたし、最近身体が大きくなってきた奏哉が簡単に相手を跳ね飛ばして突進する姿には、あんたはデクラーク(ラグビー南ア代表のスクラムハーフ)か、とツッコミを入れたくなりましたw
サッカー選手がムキムキになり過ぎると、キレ味やスピードが落ちることがありますが、奏哉の場合はそんなことはないようです。上手な筋肉のつけ方をしてるのだろうなぁ。
エーちゃんが終盤に負傷交代したのが唯一の心配でしたが、試合後のバストーークを見ると、大丈夫のようですね。よかったよかった。
試合後、久しぶりに見る夜のプラネタスワンは美しかったですね。
これからはリーグ戦もナイトゲームの季節になるので、プラネタスワンが映えます。どんどん見たいものです。
そして、後半になって涼太郎がピッチに登場したことは、サポーターの中には京都戦に来られない人もいるでしょうし、滋賀の選手やサポーターにとっても、プレーを見せることができたのは、よかったんじゃないかなと思います。
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【明治安田生命J1リーグ第16節】
(レモンガススタジアム)
アルビレックス新潟 2-2 湘南ベルマーレ
【得点者】
2分 町野修斗(湘南)
30分 谷口海斗(新潟)
62分 谷口海斗(新潟)
83分 小野瀬康介(湘南)
【警告】
大岩一貴、杉岡大輝、奥野耕平、?橋直也(湘南)
湘南戦は、今季2度目のアウェイ参戦でした。
今回は、ビッグフラッグお広げ隊のチャーターバスに便乗させていただいたのでした。
車中には、白山神社で御祈祷していただいたという御神酒(麒麟山)が持ち込まれ、その振る舞い酒をいただきつつの道行き。
関東・東海地方が豪雨に見舞われた翌日だったわけですが、高速道路はあちこちで通行止めになっており、その度に高速を降りて八王子の旧街道などを走りつつ(久しぶりにJR高尾駅と京王線高尾山口駅の駅前を通ったりして、ちょっとした遠足気分)、それでも当初の到着予定より多少の遅れ程度で、無事に平塚のレモンガススタジアムに到着。
(改めて、バスの運転手さんやツアー企画者の方のルート選択の的確さに感じ入りました。感謝感謝です)
おじいちゃん、新潟から来ましたよー
キックオフまでまだ時間的に余裕があり、チケットも指定席だったので、まずはのんびりとスタグル探訪。
しらす丼が売り切れだったので、しらす塩焼きそばとカマスの串揚げ。そしてベルマーレサワー。
ビッグスワンのスタグルは肉類が多いけれど、湘南は海鮮メニューが豊富でした。うらやましい。
スワンも浜焼き復活しないかしら。
ベルマーレサワーは柑橘系でちょっと甘め。塩焼きそばの塩っ気といいバランスでしたね。
そして、燦然と輝くクラフトビールブース。いいなー。パパー、これスワンにも欲しい〜!
ビールの種類は3、4種類(うろ覚え)。ベルマーレビールは以前は緑色に着色されていたらしいですが、今は見た目ノーマルです。
ベルマーレビール第2弾の「ベルマーレIPA」。ホップの香り豊かで、美味しいIPAでした。
というわけで、お腹も満たされたので、いざスタジアム内へ。
やってきました、レモンガススタジアム。実を言うと個人的にお初でした。
雰囲気は市陸や山形のNDソフトスタジアム、秋田のソユースタジアムっぽい。いかにも地方都市の陸上競技場、という雰囲気です。
そして、何より蒸し暑い!数日前まで雨の心配をして、念のためポンチョも持参していたのに!
試合は、早々にいきなり千葉ちゃんのハンドでPKを取られる、という展開。
確かに、あれは千葉ちゃんのミスだけど…。その前に自陣でボールロストするところから始まったことなので、やっぱり中盤あたりできちんとフィルターかけてあげないと、みんなDFの責任にされてしまうのは酷だなぁと。
しかし、しっかりボールが持てていて、相手ゴールには迫れていたので、点は取れるような予感はありました。
そんな中、涼太郎の楔のパスがビシッと裏抜けした海斗に入って、海斗がそのまま体を反転してゴール。同点。
開幕戦で先制ゴールを取って以来の、待ち望んでいた海斗のゴールでしたが、ここ最近足元でパスを受けようとしたり、パスを受けに降りてくるばかりで、裏抜けする自分の持ち味を忘れているように見えた海斗が、この試合は本来のプレーを思い出したかのように、どんどん裏を狙ってましたね。
(のちに試合の映像を見ると、このシーンの直前にリキさんが「海斗!縦へ行け!」と声を掛けていたんですね。さすが)
後半にはセットプレーでもゴールを決めたし、このまま再覚醒、ということになって欲しいものです。
後半に逆転した後、湘南の攻勢に受け身になってしまい、同点を許してしまいましたが、選手個々もチームも、きっかけを掴めた試合になったんじゃないかな、という気がします。
一度受け身になると、なかなか状況を挽回できないのが気がかりですが…。
考えてみれば、ヤンくんは湘南の杉岡と、市船の同級生対決でしたね。二人が高校時代、高円宮杯U-18プレミア戦でスワンフィールドでアルビU-18と対戦した時のことを思い出しました(確か、ヤンくんにはミドルシュート決められました)。
試合終了。2−2。
試合後、バスですぐスタジアムを出発。
途中、今年4月にオープンしたばかりだという、平塚のアウトレットモールに立ち寄りました。
夕食は、フードコートの韓国料理店で冷麺を。さっぱりしたものが食べたかったんですよね。
アウトレットの中をうろうろしている時、目についたスノーピークのショップに入ったら、私が着ていたアルビユニ(カルピスユニの方)を見たスタッフさんが、
「引き分けでしたねー」
と声を掛けてきました。さすが、新潟の地場産業・スノーピーク。ちゃんとわかっていらっしゃるw
途中立ち寄った越後川口SAでも、
「遠征帰りですか」
と声を掛けてくる若い男性がいて、試合のことを聞かれました。
最初のPKがハンドだったこと、コジコジのスーパーセーブで助けられたことなどを話すと、
「あー、小島。いいですよね、彼。僕もGKだったんで、分かります」
とのこと。ユニを着ていたおかげで、帰り道でもいろいろな人と話ができて、楽しい遠征でありました。
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伊藤 涼太郎 選手 シント=トロイデンVV(ベルギー)に完全移籍のお知らせ
私だけではないと思いますが、今シーズンのはじめから、いずれ涼太郎はどこかへ羽ばたいていってしまうだろう、という予感はずっとありました。
できれば、夏とは言わず、今シーズン一杯は新潟にいてくれないかなぁ、とは思っていたのですが。
その一方で、25歳という海外移籍を目指すには遅すぎる年齢を考えると、オファーが来たら行くだろうなぁ、とも。
涼太郎のファーストインプレッションは、鮮烈なものでした。
昨シーズン開幕前の新体制発表会見で、移籍加入選手として登壇した涼太郎が、
「大きな覚悟を持って移籍してきました」
と、決然とした口調と真っ直ぐなまなざしで決意表明をした姿は、久々に新潟に出現した「大物」の雰囲気を漂わせ、それ以来、涼太郎の一挙一動からは目が離せなくなっていました。
これで、ヨシくんにおんぶにだっこだったチームが、涼太郎の存在でまた次の次元へと進んで行けるのではないか。そんな予感がありました。
しかしながら、シーズン当初はチームにフィットするまで出場時間も限られる試合が多かったので、持ち味を発揮するまでには少し時間が必要でした。
でも、チームが勝っても自分のプレーに納得がいかないと厳しい表情を崩さず、負けた時には責任を一身に背負ったかのよう。常に自分自身に矢印を向けているストイックさに、何とか涼太郎が報われて欲しいなと思わずにはいられませんでした。
今でも脳裏に焼き付いているシーンがあります。
去年の3月、アウェイ秋田戦。この日がホーム開幕戦だった秋田では、まだピッチ脇には雪が残っていて、さらに氷雨が朝から降り続き、雪かきを終えたばかりのピッチは芝生が軟弱で、あっという間に田んぼのようなコンディションになってしまいました。新潟のパスサッカーは当然機能せず、一瞬のスキを突かれて失った1点が重くのしかかり、0‐1の敗戦。
涼太郎が白いパンツを芝生の緑色に染めながら、ドロドロになって必死にプレーしていた姿は、心に刺さるものがありました。
あれから1年3ヶ月。涼太郎はあっという間に新潟の顔になり、ヨシくん長期離脱の中、そんな不安を吹き飛ばす活躍で新潟をJ1復帰J2優勝へと導き、J1の舞台でも鮮烈なイメージを残して、ベルギーへの階段を駆け上っていきました。
涼太郎のシントトロイデン移籍が公式リリースされたのが、ベルギーリーグで至恩がトップチーム初ゴールを決めた日だったというのも、何かの縁かもしれませんね。
聖籠で切磋琢磨していた2人が、いつかベルギーリーグで相まみえる日が楽しみで仕方ありません。
それにしても、涼太郎が浦和でプロ入りして、水戸、大分を渡り歩き、最終的に新潟へやってきたこと。
新潟でリキさんの薫陶を受け、ヨシくんや至恩、三戸ちゃんなどのチームメートと出会い、自分のストロングポイントを研ぎ澄ますことができたこと。
その一つひとつが、絶妙のタイミングであり、奇跡の積み重ねだったのだなと感じています。
そして、このタイミングで相思相愛の幸せな別れ方ができるのも、「奇跡のようなこと」です。
幸い、11日の京都戦までは新潟の選手としてプレーする機会があるようです。
最後にお別れを言える機会を残してくれたシントトロイデンさん、ありがとう。(至恩は移籍決定の時期が遅かったので、先方からチーム合流を急かされたため、お別れ言えませんでしたからね)
ぜひ京都に勝って涼太郎を盛大に送り出したいと思います。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-3 ガンバ大阪
【得点者】
2分 倉田秋(G大阪)
44分 ファン・アラーノ(G大阪)
48分 舞行龍ジェームズ(新潟)
56分 黒川圭介(G大阪)
【警告】
島田譲(新潟)
この試合、ブログを書くかどうかちょっと悩んだんですね。
スルーする、という手もありだったとは思うのです。
でも、ここでスルーしたら、え?試合なんかあったっけ?というフリをしたら負けだな、という気持ちが自分の中にありました。
今季はいろいろな負けをすでに経験していますが、このガンバ戦ほど、なぜこうなった、という思いが強い試合は他にありません。
いや、負けること自体は、どうということではないのです。
プロは結果、勝てなければ意味がない、という考え方もあることは承知の上で書きますが(私もその考え方を否定するものではありません)、6年ぶりに戻ってきたJ1で、しかも6年前とは行われているサッカーの質が大きく変わってしまった中で、ここまでそれなりに勝ち星を挙げることができているのは、やや出来すぎかな、という気がしますし。
しかし、この試合のスタッツを見て、このスコアをすぐ言い当てられる人はほとんどいないだろうな、というのが正直なところで、なぜこうなった、という「読後感」だけが残るのです。
あのガンバ大阪が(かつては圧倒的な攻撃力で蹂躙された記憶が残るチームが)、じっくり構えてスペースを消し、新潟の良さを消すサッカーを挑んでくる、という隔世の感がある状況で、失われたスペースをこじ開けることができず、ミスであっさり失点してしまう。
新潟の選手たちのナイーブさばかりが目に付く内容に終始してしまった感があります。
ミスをいちいち論う気はさらさらありません。
サッカーはミスのスポーツで、相手にミス(技術的なミスもあれば、判断ミスもある)を起こさせて得点するものでもあるわけで、そこはガンバの選手たちに一日の長があり、その術中にまんまとハマる新潟の選手たちは、まだまだ未熟だ、ということです。
でも、気になるのは、この日の新潟の選手たちが自分のところへボールが転がってくるのを怖がっているように見えたことでした。
(もちろん、あくまでも私の目には、です)
新潟のサッカーを貫くためには、選手が自信を失ってはいけない。新潟がいい時は、選手たちが自分のところへボールをどんどん呼び込んでいるように見えます。
私は、新潟のサッカーがJ1で通用しないとは全く思っていません。
むしろ、今のやり方をブレずに貫いてほしい。貫いてこそ、壁は乗り越えられると思っています。
そのためにも、ひとりひとりが一層成長する必要があるでしょう。
そして、一日も早く孝司さんと星くんに戻ってきてほしい。
特に孝司さんがいないと涼太郎が生きないし、むやみに急ぎたがる稚拙な試合運びになってしまう。
星くんの運動量と気の利いたプレーがほしいと思うシーンも多々ありました。
孝司さんが生み出す緩急のリズムは、今や新潟の生命線なのだということを、改めて思い知る試合でもありました。
サッカーの神様、もしも願いが叶うなら、孝司さんに使い減りしない肉体と、あと10歳の若さを!(無理難題)
ところでこの日、私が座っていた場所のすぐ後ろに、某強豪高校サッカー部の部員たちがやってきて、最後まで一生懸命試合を見ていました。
私のいるあたりは、よく大学・高校のサッカー部やアルビのアカデミー、街クラブの子どもたちが団体で観戦しているので、彼らの反応をいつも興味深く聞き耳を立てています。
かつてJ1にいた頃は、ガンバ戦やマリノス戦などが相手の時は、相手のスター選手のプレーに対する反応がほとんどで、
(少しは新潟も応援してよ)
と心の中で思うことが多かったのですが、この日の高校生たちは、ガンバの選手については半田陸とジェバリのことを言っていた程度で、それ以外はアルビの選手のプレーに対する反応がほとんどでした。時代は変わったなぁ。
特に、涼太郎とネスカウに対する反応が強かったのが印象的に残りました。
ネスカウの1プレー1プレーに、
「あいつすげーな!」「可能性あるぞ」「モノが違うんじゃね?」
と、大盛り上がり。
やっぱりプレーヤー目線で見るネスカウのプレーは、インパクトがあるんだなと感じたのでした。
この日食べたスタグルは、柏崎市ブースで買った「THERE IS NOEND」さんの「柏崎野菜のガパオライス」。
THERE IS NOENDさんは、去年も柏崎市デーに野菜たっぷりのお弁当を販売していた、柏崎市の野菜ソムリエさんのお弁当屋さんで、去年食べた「やさい天丼」が本当に美味しかったので、今回もまた買ってみました。
いやー、美味しかったー!
柏崎市デーだけでなく、もう1回くらいスポット出店してくれませんかねー。あ、柏崎まで買いに行けばいいのかw
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明治安田生命J1リーグ第13節
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-1 横浜F・マリノス
【得点者】
45分+1分 藤田譲瑠チマ(横浜)
57分 伊藤涼太郎(新潟)
67分 三戸舜介(新潟)
【警告】
なし
この日は、前職の同僚が奥様と一緒に10数年ぶりのスワンということで、スタグルなどをアテンドしたりしているうちに、スタジアム入りがキーパー練習開始後になりました。
外の人出を見た感じ、今日は観客が多そうだなぁと思っていたのですが、遅れてスタンドに入ると、いつもいるあたりは埋まっていて、いつもとは少し違う位置での観戦となりました。
まずはランチ。今回も「アルビめし」です。
パッケージは涼太郎。
「タイトルを取る おいしいから食べてね!」
というメッセージ入り。
今回は小サイズにしてみました。
相手が横浜F・マリノスということで、中身は中華弁当。ご飯はチャーハン。
その中で、涼太郎の好物だという「ちくわの磯辺揚げ」が輝きを放っておりますw
試合は、前半の立ち上がりこそ新潟が攻め込むシーンがありましたが、前半はおおむねマリノスペース。
外国人3トップは脅威だし、一発の斜め横断ロングスルーパスで局面を一気に打開されたりするクオリティーを見せつけられると、やはり前年王者は伊達じゃないなと思わされるものがありました。
だから、前半は0-0で折り返せれば御の字だな、と思っていたのですが、それをアディショナルタイムの藤田のヘッドで簡単に打ち砕かれてしまいました。
うーむ。
しかし、後半に入ると、マリノスのプレッシャーが弱くなり、新潟のボール保持率が一気に上がった感がありました。
高い位置でボールを奪える回数が増え、そこからの涼太郎の同点ゴール。
そして、ついに飛び出した、三戸ちゃんのJ1初ゴールは、目が醒めるようなスーパーミドルでした。
この流れを見て、2004年に初めてマリノスに勝った試合を思い出しました。
私の記憶が確かならば、あの試合も先制されて、モトさんのミドルで追いついて、慎吾のゴールで逆転した…という流れじゃなかったっけ?
あれ以来、マリノス戦は割と相性がいいイメージがあったのですが、勝ったのは10年ぶりだったんですね。
2013年に日産スタジアムでマリノスの優勝を阻止する勝利を挙げた後、一度も勝てずにJ2に降格していたわけで、自分の記憶などいい加減なものです。
久しぶりのマリノス戦勝利というこtもありますが、それだけでなく、単純に試合として面白かったのと、カードが一枚も出ないクリーンな試合で、真っ向勝負で勝ったということが、何より素晴らしかったと思います。
以下、雑感。
・コジコジの守護神っぷり。
・相手の強力外国人に仕事をほとんどさせなかった、ウチの両SB。
・やっぱり涼太郎には孝司さんが欠かせない。
・ヤンくん神出鬼没。
・小見ちゃん頑張れ。
・前へ動きながらパスを出すの大事。
・目には目を、パスサッカーにはパスサッカーを。
・試合後、マリノスゴール裏に挨拶へ行ったエーちゃんの愛されっぷり。
・千葉ちゃんの赤パンツ。(マリノスサポの皆さん、スワンでは試合後の寸劇を見るところまでがアウェイです)
久々の会心の勝利は、新潟の選手たちがどんどんJ1仕様になっていく一歩として、記憶に残るものになりました。
]]>(ニッパツ三ツ沢球技場)
横浜FC 1-0 アルビレックス新潟
【得点者】
ユーリ・ララ(横浜FC)
【警告】
渡邊泰基、田上大地(新潟)、小川航基(横浜FC)、伊藤涼太郎(新潟)
明治安田生命J1リーグ第12節
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 0-0 柏レイソル
【得点者】
なし
【警告】
細谷真大、高嶺朋樹、立田悠悟(柏)、藤原奏哉、堀米悠斗(新潟)、武藤雄樹(柏)
実は、この2試合ともテレビ観戦でした。
三ツ沢へは最初から行く予定ではなかったのですが、柏戦は当日朝、あとは最寄り駅まで行くだけ、という段階になって、体調を崩していた母をどうしても一人で置いておくわけにはいかなくなり、断念。
どちらも勝てはしませんでしたが、内容的には対照的な試合になったんじゃないでしょうか。
横浜FCも柏も引いて守る対応だったことに変わりはなかったと思うのですが、メンバーが違うとはいえ、活路を見いだせずにいいところなく敗れた横浜FC戦に比べて、柏戦はチームとしての原点に立ち返り、パスで相手を崩しながらゴールを目指す姿勢が目立っていたように感じます。
中でも、柏戦スタメンの小見ちゃんの「何でもできる子」加減がパワーアップしていて、前への推進力、球際の強さ、運動量はますます磨きがかかり、成長の伸び具合は今のところチームで一番なんじゃないかと思えるほどです。
これでシュートの決定力が磨かれれば、無敵のアタッカーになれそうです。
小見ちゃんと比べると、いまだJ1の壁を乗り越え切れていない三戸ちゃんですが、横浜FC戦よりも柏戦での積極姿勢が目立ち、あとは決めるだけのシュートシーンまで到達できる回数が増えました。
ただ、J2時代と比べてスピードの優位性がなく、球際でもまだまだ勝てないシーンが多いので、壁を乗り越えるまでにはもう一歩、という感じではありますが、その分だけ伸びしろがあるということです。
そして何と言っても存在感が抜群だったのが孝司さん。孝司さんのクレバーなポストワークは、涼太郎の良さも引き出します。
(正直なところ、孝司さんがいる試合といない試合では、明らかに涼太郎のプレーが変わるように感じるのですが、そこらへんが分かるデータがあるといいな、と思ったりします)
幻のゴールになったシーンや、試合終了間際の惜しいシュートなどのシーンは、孝司さんならではという気がしました。
その他にも、相変わらずの行動範囲の広さと気の利かせ方で攻守に顔を出し続けた星くん(ケガが心配ですねー。見たところハムストリングスの負傷のようですが)、スピード勝負を挑まれても最後まで果敢に対応し続けた奏哉、まず前へ出て縦パス、という意識がいつにも増して高かったように見える千葉ちゃんとマイコー、安定感があって安心して見ていられた航斗など、「よかった探し」が楽しい試合でもありました。
それだけに勝ちたかったですねぇ…。
柏戦では、Jリーグの手配ミスでVARの機材がスワンに届かないという、前代未聞の出来事がありました。
VAR機材の運搬は外部に業務委託をしているそうですが(設置も含め、なんですかね?)、スタジアムに到着後設定完了までに4時間半を費やすので、14時キックオフの試合であれば、少なくとも9時までには到着していなければならないことになります。
VARのバイトをしていたという人のtweetによると、デーゲームであれば前日のうちにスタジアムに到着しておくのが普通で、当日入りは考えられないそうですから、朝になっても到着していないので手配ミスに気付いた…という、なんともお粗末な話のようです。
なぜこんなことになったのか、色々と憶測が飛び交いましたが(間違って日立台へ行ってしまったのでは、という意見には笑いました)、個人的にはキックオフ時間を間違って認識していた(19時キックオフだと思っていた)というあたりなんじゃないかな、と睨んでおりますが…どうなんでしょうね。
異例のVARなしの試合になってしまったわけですが、何とかVAR案件が発生せずに終わってくれれば…という願いもむなしく、よりにもよって孝司さんの幻のゴールを生んでしまいました。
この日はBSNテレビで生中継をやっていたので、オフサイド判定されたシーンはリプレイをスローモーションで流してくれて、どうやら奏哉がオフサイドを取られたらしい、ということが分かりましたが、その手前のシーンで柏の選手にハンドがあったというのは気づきませんでした。
「Jリーグジャッジリプレイ」での見解は、「オフサイドは正解だが、ハンド見落としがあった。VARがあれば検証されて認められたのでは」とのこと。
オフサイドでのノーゴールは正しいが、ハンドが認められていればPKにはなった、ということになるわけですね。
孝司さんならPKを難なく決めてくれたと思うので、ますます勝ち点2を失った感がつのりますが…VARがなくても、他にゴールを決めるチャンスは山ほどあって、それをことごとく決められなかったことの方に矢印を向けるべきなのでしょう。
今後二度とこのようなことを起こしてもらいたくないですし、こんな不可抗力のアクシデントを乗り越える強さを持たなければいけないなと、改めて思うのでした。
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(味の素スタジアム)
FC東京 2-1 アルビレックス新潟
【得点者】
8分 仲川輝人(FC東京)
12分 伊藤涼太郎(新潟)
34分 ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
【警告】
小見洋太、高木善朗、千葉和彦(新潟)、小泉慶(FC東京)
実を言うと、当初は味スタへ行く予定にしていたわけではないのです。
前職の同僚からLINEで
「味スタ行かないの?」
というメッセージが来たのがそもそものきっかけでした。
彼は現在東京勤務で、もう一人東京勤務中の元上司と一緒に、私を誘って味スタへ行こうという計画を立てた、とのこと。
そして彼が言うには、
「じゃあ、チケット取ってもらえます?」
あん?チケット取ってくれるんじゃないんかい!とツッコミを入れつつ、いそいそとJリーグチケットでビジター2層目席のチケットを取ってしまうという、根性よしなのでした(苦笑)
そして以前、母が
「あなたがサッカーで遠征に行く時、私もついて行こうかしら。試合の間はどこか観光に行ってるから」
と言っていたことを思い出し、母に「一緒に東京行く?」と言うと、当人乗り気。
さすがに90オーバーの年寄りを、いくら東京に慣れているとはいえ、ひとりで大東京に放つなどということは恐ろしくてできないので、府中在住の従姉にお願いして、国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展」に連れて行ってもらうことにしたのでした。
当日は、東京駅まで迎えに来てくれた従姉に母を預け、私は一路飛田給へ…と言いたいところだったのですが、ちょうどお昼時だったため、味スタでの混雑を考えて、東京駅で先にランチしていくことにしました。
チキンとポークの2種盛りカレー、おいひー。
お腹が落ち着いたところで、ようやく中央線に飛び乗り、新宿経由で飛田給へ。新宿で途中下車したら、外国人観光客の女性に「西口改札へ行きたいのだけど、どこですか?」と尋ねられ、一応ちゃんと教えてから京王線へ。
それにしても新宿駅、外国人観光客多かったですねぇ。
到着。久しぶりに来ました味スタ。
味スタに来たのは、4年前の9月にラグビーW杯のフランスvsアルゼンチンを見に来て以来だなぁ。あの 時は、公式スポンサー以外の企業名はご法度だったらしく、味スタではなく東京スタジアムでしたけどね。(正面のAJINOMOTO STADIUMの文字は目隠しされてました)
FC東京戦に限定すると、2014年以来ですね。
いい眺め。味スタの作りはビッグスワンに似ているので(2層目のスタンドの傾斜や、スタジアムの配置の方角など)、本当の意味での球技専用スタジアムではない割にはピッチが近く見えます。
試合は、立ち上がりは新潟がペースを握り、パスがよく繋がり、ボールをロストしても即時奪回ができていたので、何度もチャンスを作っていました。
しかし、そこで得点できないでいると、パスを引っかけられるとそのままカウンターを食らい、最後は仲川(なんでFC東京にいるんですかあなたは)にゴールを決められてしまいました。
それでも、新潟も怯まずチャンスを作り出していき、涼太郎がファウルを受けて得たFKを、涼太郎自身がファーの位置に蹴り込んで同点。
一進一退のゲーム展開でしたが、34分にはディエゴ・オリヴェイラに個の力を見せつけられるゴラッソを決められて、突き放されました。
ディエゴ・オリヴェイラの近くにはゴメスが寄って行っていましたが、一瞬動きを止めたオリヴェイラにつられて足が止まった瞬間、足を振り抜いたボールは、物凄い弾道でゴールに吸い込まれて行きました。
まさか。あの位置、あのタイミングで打ってくるとは。
何度となく見せつけられた個の力。これがJ1の怖さです。
後半になると、個の力、プレー強度の差に翻弄されるシーンも見受けられましたが、それでも新潟の選手たちは足を止めず、果敢に挑んでいきました。
それでも遠いゴール。
微妙な判定があったのも確かですが、それ以上に、ボールを奪いきれないあたりに、J1の高い壁を感じる試合でした。
中でも、ヤンくんや三戸ちゃんあたりは、壁を感じているかもしれません。小見ちゃんはもう少しで乗り越えられそうな気もしますが。
1-2で試合終了。
連敗は痛いですが、選手たちのプレーからは、鹿島戦で何もさせてもらえなかった悔しさを糧とする力強さを感じました。
悔しい負けだけど、勝ちたかったけれど、いい試合でした。
きっと彼らなら、必ず乗り越えてくれる。そんな期待感が残る試合だったと思います。
このチームと共に歩んでいく今シーズン。もっともっと頑張らなくちゃな。
試合後、一緒に観戦した元上司は、
「いい試合だったね。応援は勝ってたよ。凄かった」
と、楽しそうな顔をしていました。
そのまますぐにスタジアム外へ出たので、アルベルさんや、渡邊凌磨と小泉慶がゴール裏に挨拶に来て、アルベルさんが泣いていたということも、後になって知りました。
アルベルさんの目には、新潟のサッカーがどう映ったでしょうか。
私は2人と別れ、母と従姉と合流するために府中駅へ移動。
大混雑になっているであろう飛田給駅は避けて、歩いて隣の武蔵野台駅から電車に乗ることにしました。
武蔵野台駅。30年ぶりくらいに来ましたけど、えらくきれいになったなー。
京王線沿線の各駅は、どこも様変わりしていて、明大前なんてホームを増やす工事中で、次に来る時にはかなり変わっていそうです。
私の知っている東京は、遠くなりにけり、です。
翌朝、従姉宅から近くの多摩川の土手まで散歩。
京王線の多摩川橋梁を、聖蹟桜ヶ丘駅を出発した新宿行きの電車が渡っていきました。
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(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 0-2 鹿島アントラーズ
【得点者】
3分 鈴木優磨(鹿島)
26分 垣田裕暉(鹿島)
【警告】
鈴木優磨、仲間隼斗(鹿島)、舞行龍ジェームズ(新潟)
この日は9時から、町内会の総会に出席しなければならず(今年は班長になってしまったので)、近所のコミュニティーセンターへ出かけました。
10時くらいに終わるだろうから、そのまま小針駅へ行ってスワンへ行けばいいや、とタカをくくっていたのです。
だが、しかし。
除雪予算や、今後の役員の選定方法を巡って、いろいろ細かいツッコミ(ぶっちゃけ、ただの重箱の隅ってやつ)を入れてくる御仁がいて、議論が停滞しっ放し。
あっという間に11時も過ぎ、このままでは会議が終わるころには日が暮れるし、こっちはキックオフまでにはスワンへ行きたいんじゃ!という気持ちもあったので、ちっとも発言しない諸先輩方を差し置いて、
「あの、論点を整理していいですか?」
とご意見申し上げてしまったのでした。
ようやく会がお開きになったのは11時半。お土産にお弁当がある、ということでしたが、もうすでにアルビめしを予約していたので、「これから出かけるので…」と丁重にご辞退申し上げると、
「あっ、ビッグスワンですか?」
と言われてしまい、いろいろとすでにバレバレなのでありましたw
(町内会レベルでも、除雪の年間予算で揉めるんですよ、それが雪国では現実なんですよ田嶋さん!)
スタジアムに到着したのが12時半過ぎで、あちこち見て回る余裕などなく、バタバタとスタジアム内に入って「アルビめし」を受け取りに行き、ようやく落ち着いた頃には13時も過ぎ、あっという間に試合前のアップ練習の時間になりました。
落ち着かない気分のまま、あっという間にキックオフ。
そしてあっという間の失点。おーーーーーい!
試合の詳細は割愛して、とにかく、完敗の一言でしたね。
今季で一番悪い内容の試合だったんじゃないでしょうか。
前からガンガンくるというよりも、ブロックを構えてくる鹿島に対して、局所局所でのボールのせめぎ合いに悉く負け、ボールは握れるけれど、その分ボールロストも多い、という、一番やりたくなかった試合展開。
そして、クロスに対する守備の甘さもしっかりと突かれました。
鹿島はしっかりと、新潟のウィークポイントを研究してきましたね。
ずっと状態が悪かった鹿島ですが、明らかに監督も選手たちも頭の中を切り替えて、開き直ってやるべきことを徹底して来たという印象です。
新潟としては、あれだけスペースを消され、裏狙いも封じ込まれてしまうと厳しい。
それでも、チャンスが全く作れなかったわけではないので(特に3枚替えしてからは)、得点チャンスもありましたが、やはりそこは「最後のところの精度」ということになってしまうのでしょうか。
選手一人ひとりも、コメントを見る限り、自分自身の課題を突き付けられて、思うところの多い試合になったようです。
誰が悪かったとか、誰が戦犯だとか言っても意味をなさない、チーム全体の課題が露わになった試合。
選手たちがどう考え、次に向かおうとしているのかが気になっていましたが、オフ明けの練習のミーティングでの様子が記事になっていました。(コジマタケヒロのアルビ日記2023vol.8(にいがた経済新聞))
ここで、リキさんが選手たちにかけたという言葉がとても印象に残ります。
「負けたからといって自分自身の価値を下げるな」
サポーターはどうしても目の前の勝敗に一喜一憂しがちですが、選手たちにはブレずに前に進んで欲しい。
そのための後押しはいくらでもしますし、やはりサポーターとして、チームと同じ方向を向いて進んで行きたい。
その思いを新たにした鹿島戦でした。
次のFC東京戦は、もう明後日です。
今季のFC東京は、デュエルの強さとクロスの精度ではJ1屈指のチームではないかと思います。
私も久しぶりに味スタへ行きます。アルベルさんにも、凌磨にも慶にも、誰にも負けたくありません。
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明治安田生命J1リーグ第8節
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 3-2 アビスパ福岡
【得点者】
17分 紺野和也(福岡)
32分 小田逸稀(福岡)
47分 伊藤涼太郎(新潟)
90+3分 伊藤涼太郎(新潟)
90+5分 伊藤涼太郎(新潟)
【警告】
なし
この日は朝からバタバタしていて、いくつかのアクシデントがあって出かけるのが遅れてしまい、スタジアムに到着したのはシーズンパス先行入場が始まる10分ほど前でした。
本当は、ランチは久しぶりにVOVOカレーにするつもりだったのに、VOVOさんのキッチンカーまで行く余裕がなく、予定変更でスタジアム内のイタリア軒へ(それでも、今季初に食べたカレーとハヤシのあいがけは、安定の美味しさでした)。
次の鹿島戦は、また「アルビめし」にしますけどねw
試合は、この日はスワンに来ていなかったウルトラオブリ(福岡ゴール裏中心部)OBの友人と、LINEでやりとりをしながらの観戦となりました。
前半は、とにかく福岡の守備が素晴らしくて、何もさせてもらえませんでしたね。
よくスカウティングがされていて、新潟が嫌がる守備のやり方を徹底していました。
前からガンガンプレッシャーをかけてくるというよりは、スペースを消してくる守備。特に中央付近のスペースはほとんどなく、外回りのパス回しにならざるを得ない、新潟の攻撃。
ボールを持たされ、ウチの攻撃が停滞している間に、ボールを奪われてセットプレーで失点する、典型的な試合展開となってしまいました。
福岡に負ける時って、だいたいこういう試合展開だよなぁ。
いやー、これは困ったなぁ。どうしたら打開できるだろうか。これはもう、ガンガン打てるところからミドルを打って、無理くりにでもこじ開けるしかないんじゃないだろうか…。
などと、ぼんやりと考えをめぐらす素人頭。
そんなことは釈迦に説法なのは分かっているんですけどね。
ハーフタイムのロッカールームで、リキさんが選手たちにある言葉を預けたらしいことは、後日のNHK「Jリーグタイム」でも紹介していましたが、後半立ち上がり、いきなりポンポンとワンタッチパスで相手DFを剥がし、太田くんがファウルをもらったところから、試合の流れは少しずつ変わっていきました。
そして、涼太郎の物凄いFKで1点を返し、さらに72分に太田くん→海斗、ダニーロ→小見ちゃん、孝司さん→詠太郎と一気に3枚替えを敢行すると、試合の流れは明白に変わりましたね。
海斗が前線から追い回し、小見ちゃんとエーちゃんの両サイドがどんどん仕掛けると、あれだけ堅固だった福岡のディフェンスに隙間ができるようになりました。
特に小見ちゃんとエーちゃんの登場は、イヤだったんじゃないかな。
小見ちゃんとエーちゃんが仕掛けると、福岡の守備がそっちに引っ張られる割合が増え、中央付近のスペースが広くなり、涼太郎を循環するパスがとてもスムーズになったような気がしました。
涼太郎の自由度が増すと、同点ゴールのような海斗とのワンツー、そして逆転ゴールのように涼太郎の右足の前にボールが転がってくる、ということになるんだな、と。
凄いなぁ、涼太郎。アルビ選手のハットトリックをスワンで見るのって、いつ以来だったっけ?
この試合で、個人的にとても印象的なシーンは、涼太郎のゴールシーンよりも、別のシーンにありました。
確か、同点に追いつく少し前、後半アディショナルタイムに入った頃。
トミーや奏哉が足を攣り、必死に足を伸ばそうとしている姿が目に入りました。あぁ、前半から相当走らされているからなぁ、と思ったのですが、それと同時に、福岡の選手に気取られて、狙い撃ちされたら大変なことになる、と危機を感じた矢先のことでした。
福岡が左サイドからボールを持ちあがる気配があり、それに気づいた奏哉が、猛然とプレッシャーに走り出したのです。
ついさっきまで足が攣っていたのに、どこにあんなスプリントができる力が残っていたのか。
選手たちの「絶対に勝つんだ」という気持ちが表れた、象徴的なシーンだったと感じています。
あと一歩 ここからあと一歩
ココロが
草臥れた足を走らせる
(King Gnu「Stardom」より)
そしてそれが、最後の最後まで途切れることのない声援と歌声を、選手たちに届け続けたサポーターの力も寄与した結果だったとすれば、これ以上の喜びはありません。
]]>(ノエビアスタジアム神戸)
ヴィッセル神戸 0-0 アルビレックス新潟
【警告】
島田譲(新潟)、吉田孝行(神戸)、トーマス・デン(新潟)、武藤嘉紀、山口蛍(神戸)
名古屋戦では手痛い洗礼を受けたVARに、今度は救われる。
昨日の悪魔は、今日の神。
そんな言葉が頭をよぎる、怒涛の結末でした。
試合そのものは終始白熱しましたね。面白かったなぁ。
個々の力は当然、神戸の方が上ですが、新潟はチームとして対等の勝負を挑みました。
たぶん、昔の新潟なら、引きこもって守りを固め、スキを狙ってカウンターを仕掛ける、という戦い方になっただろうと思いますが、リキさんが作り上げたチームは、引きこもるという道は選ばない。
後半アディショナルタイムにパトリッキのゴールがあり、VARの判定を待っている間、新潟の選手たちはもう次の攻撃に移るべく態勢を整えていました。恐らく、残り時間は何秒もなかったんじゃないでしょうか。
VARの結果、ゴールが取り消されたため、事なきを得ましたが、それでも決して諦めずにファイティングポーズを取っていた、その姿勢こそが、This is アルビレックス、です。
勇敢なフットボール。本当にいいチームだと思います。
チャンスは作れていたけれど、本当の意味で神戸を追い詰めるような攻撃ができていたかというと、必ずしもそうとは言えないのは現実ですが、7月にホームで対戦する日が、ますます楽しみになったことは間違いありません。
次の対戦は金曜開催。いわゆる「金J」です。BS1あたりで生中継してくれるかな。
試合後、新潟ゴール裏にゴートクが挨拶に来た様子が、映像にありました。
万雷の拍手で迎える新潟サポに、神戸サポさんの中にはビックリした人もいたようですが、それがゴートクと新潟の関係性です。
「引退する前にもう一度、新潟でプレーしたい」
という意向を過去何度も口にしていたゴートクの、その言葉は、私たちの心に刻まれています。
いつかまた、一緒に戦えるといいね。
でも、今回の
「新潟には怖さはなかった」
という言葉も忘れないぜ!w
次に会う時には、もっと強い新潟を披露しますよ。必ず!
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JリーグYBCルヴァンカップ第3節
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-0 柏レイゾル
【得点者】
6分 松田詠太郎(新潟)
16分 小見洋太(新潟)
【警告】
フロート(柏)
J1では例年、ちょうど新潟が桜が満開になる頃に、カップ戦の平日ナイトゲームがありました。
6年ぶり、ということなりますかね。
新潟県スポーツ公園の桜は、そろそろ散りはじめを迎えていました。
カップ戦ではいつもフード売店が激減するので、それを予測して、今回も「アルビめし」を予約していました。
おっ、パッケージは若い衆ばかり。カップ戦仕様ですねぇ。
おまけのコースターは、今回も奏哉。初めてダブりましたw
メニューはチキンオーバーライスにサラダ。
ターメリックライスとチキンの組み合わせが実に美味でした。
包み紙の裏に、「食べ終わったら底も見てね」とあったので確認すると、
「ARIGATO」
のメッセージが。こちらこそ、美味しいお弁当をいつもありがとうございます、日精サービスさん。
ナイトゲームの時にはいつも楽しみにしている夕焼けは、この日は曇りだったので、ほんのりオレンジでした。
さて、試合なのですが…。
ウチの若い衆たちが躍動していて、実に楽しい試合だったのですが、それよりも柏の状態の悪さが気になりました。
いくらターンオーバーしていたとはいえ、何がやりたいのかさっぱり分からない内容で、選手たちが迷子になっているように見えました。
私の席からは柏のベンチがよく見えるのですが、2失点後、ネルシーニョ監督が苛立ちを隠せず、手元の作戦ボードを投げ捨てる様子が見えてビックリ。(他のコーチが拾っていましたが)
終始、柏のベンチの雰囲気が不穏で、そちらの方にばかり目が行ってしまいまし
新潟の若手選手たちは、ノビノビと自分たちのやるべきことをしっかりとやってました。
そこに何の迷いもない。
サッカーライターの西部謙司さんが「footbolista」のコラムで、新潟の「崩し」の特長として
「門を通すパス」
(ここでいう「門」は、守備側の選手が2人並んでいる状態のこと)
と表現していましたが、そういう目でアルビのパスワークを見ていると、本当によく分かるんですね。
門をこじ開けるために、相手ディフェンスの間、間にパスを通していく。そのリズムがとても心地いい。
特にこの試合では、それを堪能できました。
本来なら、前半のうちに3点取るべき試合だったと思いますが、結果的に最初の2点でとどまってしまったことは、やはり課題なのだろうと思います。
とどめを刺せないうちに、相手の逆襲を食らう、というパターンがJ1では増えているので、相手が対策を取ってきても、それを上回るものを身につけていかなければいけないなぁ。
お互いにターンオーバーしたメンバーでの対戦で完勝で来たこと、リーグ戦で出番が少ない選手たちが、それぞれにアピールできたこと、名古屋戦で退場して試合を壊してしまったマイコーが、意地を見せてくれたこと。
そして、何より勝てたこと。
この試合で得たポジティブな要素をしっかり今後に生かしていってほしいものです。
試合後のプラネタスワン。
やっぱりナイトゲームは美しさが倍増しますね。
試合後、外へ出ると、スワンがレインボーに輝いておりました。
次のナイトゲームは5月24日(ルヴァンカップ福岡戦)ですね。
アウェイでの対戦では敗れた福岡に、いい雰囲気のスタジアムで雪辱したいものです。
ところで、発表になりましたね。ついにアルビレッジでの練習見学が解禁になります。
とはいえ、一般公開に設定されている日に限られるので、見たところ、あまり回数は多くないようですが、ようやくアルビレッジにも日常が戻りつつあるんだなと実感できて、とても嬉しいニュースでした。
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明治安田生命J1リーグ第6節
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-3 名古屋グランパス
【得点者】
35分 太田修介(新潟)
56分 永井謙佑(名古屋)
80分 キャスパー・ユンカー(名古屋)
90+4分 稲垣 祥(名古屋)
【警告・退場】
早川史哉(新潟)、舞行龍ジェームズ(新潟)=退場、藤井陽也、石田凌太郎(名古屋)
いやー、素晴らしい天気、そして満開の桜。
この日のビッグスワン周辺は、絶好のお花見日和でした。毎年訪れるお花見サッカーの日。雪国民としては、長い冬を乗り越えた先にある、神様からの贈り物です。
そして、予約しておいた「アルビめし」。
今回は新潟のタレかつvs名古屋の味噌カツの食べ比べでした。
個人的にはやっぱりタレかつ派ですが、久しぶりに食べた味噌カツも美味でございました。
そして何と言っても「ふきのとう味噌」と「タケノコとがんもどきの煮物」!
春ですねぇ〜。
(ちなみに、今回のコースターは奏哉でした。今のところコースターはダブらずに3枚集まりました)
新潟市西区出身でアルビサポの俳優・清水伸さんや、テレビ解説のヨンハなど、嬉しい顔も見えました。
(清水伸さんは、最近では「鎌倉殿の13人」での熱演が記憶に新しいところですが、今日から始まった新しい朝ドラ「らんまん」では、主人公の親戚役で早速登場してましたね。今回も困り顔の演技が楽しみです)
さて、このままお花見しにビッグスワンへ行ってきましたよーという話でお茶を濁したいところなのですが、さすがに試合について触れないわけにはいかず…。
どんなに現実逃避したって、試合結果は変わらないですからねぇ。
現在2位、ここまで1失点しかしていない堅守の名古屋相手に、果たして新潟の攻撃が通用するのか、というのが最大の見どころだったと思うのですが、前半35分までは、気持ちよく機能していたと思うのです。
タレントが揃っている名古屋の攻撃陣や、中枢をつかさどる米本と稲垣のボランチ陣について、実のよくスカウティングをしていて、孝司さんが相手ボランチに睨みを利かせ、両サイドが相手のSB裏をどんどん狙って(ダニーロはどんどんチームにフィットしてきますね)、名古屋はとてもやりにくそうにしていました。
名古屋はもっとハイプレスを仕掛けてくるものとばかり思っていたのですが、もともと名古屋のディフェンスはハイプレスではなく、どちらかと言えば引いて守る系らしく、そうなると涼太郎が自由に動ける。
先制点はそんな中で生まれた、実に新潟らしいゴールでした。(太田くんはもう4点目かー。彼の嗅覚って凄いなぁ。半分はダニーロの得点ですよね)
本当に、ここまでは最高の試合展開だったのです。それが、わずかその1分後に、全てを覆すような展開が待ち受けていようとは…。
(それまでは、やべー、このままだと名古屋に勝ってしまう、と思ってました。それがよくなかったんだな…)
マイコーが高い位置まで出て行って、名古屋の選手にタックルをした時、最初はイエローだったので、うわ、史哉もイエロー貰ったし、CBが二人とも前半のうちにイエロー貰うのはイヤだなぁ、と思っていました。J2だったら、ここで話は済んでいたわけです。(後日、DAZNの「Jリーグジャッジリプレイ」で取り上げられて、「レッドが妥当だった」という結論になったかもしれませんが)
しかし、VARの介入があり、大画面に「退場確認中」と出た時は、ええっ、ちょっと勘弁してよ、と祈るような思いでした。
が、大画面にレビュー画像がスローモーションで繰り返し流れた時、マイコーの足の揚げ方、何より足裏を見せて相手のスネに入るようなタックルを確認した瞬間、ああ、これはもう弁解の余地がない…と覚悟するしかありませんでした。
そして、主審が画面チェックを行った後、イエローは取り消され、レッドカードに。
先制点の直後に、事態は最悪な方向へと暗転してしまったのです。
ついに来た、VARの洗礼。
試合後に会った名古屋サポさんに聞いたところによると、足を上げて足裏を見せるようなタックルは、VARはまず見逃さないとのこと。最後にレビューが会場に流れたら、ほぼ確定なんだとか。
マイコーは以前から、危ないタックルの仕方をする傾向があるので、これからJ1を闘って行く上で、そこは改めていかないと、また同じことを繰り返しかねません。とにかくVAR対策はしっかりとチームとして共有していかなければならない課題でしょう。
VARこわい。
うーん、高い授業料だったけど、糧としなければなりませんね。
あっ、余談ですが、試合後に食べたこれ(低温調理のレバ刺し)がめちゃくちゃ美味しかったんですよ。
客人のみなさんと一緒に「ウマいウマい」と言いながら食べました。
(余談終わり)
その後、守備固めとして孝司さんを下げて田上くんを入れたわけですが、孝司さんを下げざるを得なかったのも、試合の流れには大きな影響を与えたように感じます。
孝司さんがいなくなったことで、相手ボランチが息を吹き返し、涼太郎がプレッシャーにモロに晒される事態になりました。
孝司さんにとっても、涼太郎にとっても、他の選手にとっても、不本意だったでしょう。
もちろん、リキさんにとっても、スカウティング担当の赤野コーチや波空くんにとっても。
後半はとにかく相手の攻勢を耐えるしかなく、ボールを奪い返しても、無理に繋ごうとして奪い返されるという繰り返し。
名古屋のプレッシャーは思ったよりはきつくないように見えたので、もう少しやりようがあった気がするのですが、それも所詮素人考えなのでしょう。
とにかく、ピッチ上の選手たちから冷静さが失われているように見えました。
もともと数的優位を作ることで攻撃を組み立てていたチームが、数的不利になって個の能力差が露わになってしまうと、そこを乗り越えられなくなってしまう。
これは、今後もJ1ではつきまとう課題でしょうが、何とか乗り越えてもらいたい。
数的不利になった時の戦い方も含めて、まだまだ成長する余地はありそうです。
結果的に1-3の逆転負け。
気が付けば久しぶりのリーグ戦連敗です。でも、まだまだシーズンは続きます。
前半の戦い方には明るい展望も見えましたし、自信を失う必要など全くなく、進む道を変える必要もありません。
個人的に、サッポロ黒ラベルのこのキャッチコピーが大好きなんですよねー。
「丸くなるな、星になれ。」
賢さを備えつつ、とことん、とんがってやりましょう。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-0 鹿島アントラーズ
【得点者】
52分 秋山裕紀(新潟)
【警告】
常本佳吾、ディエゴ ピトゥカ(鹿島)
最初に白状しましょう。
この日、私はビッグスワンではなく市陸におりました。
新潟では年に1回しか開催されない、ラグビーリーグワン公式戦。
この日の試合はディビジョン1ではなくディビジョン2(Jリーグで言えばJ2ですね)でしたが、首位を走る浦安D-Rocks(かつてのNTTコミュニケーションズ)と、2位の三重ホンダヒートという、首位攻防戦でした。
浦安には元スコットランド代表SHのレイドロー(2019年のラグビーW杯日本大会では、予選プールで日本と対戦しました)と、元明治大学SHでキャプテンだった飯沼連がいて、どちらもぜひ見たい選手でしたし、恐らく引退が近いレイドロー(W杯で来日して日本が大好きになり、日本でのプレーを選択してくれた選手でした)のプレーを生で見られるチャンスはこれが最後だろうという思いもあり、ビッグスワンに後ろ髪をひかれつつも、ラグビーを優先したのでした。
新潟は一日冷たい雨に見舞われ、屋根のない市陸の環境はなかなか厳しいものがありました。
でも、想像以上に観客も多く、年に1回しか新潟で見られないリーグワンの試合を楽しみにしていた人が多かったのだろうなぁと思いました。
こちらの試合は12時キックオフで、試合は遅くとも14時前には終わるので、観客席にはアルビのオレンジポンチョを着ている人もいましたが(頑張ってハシゴされたでしょうか?)、私は17時から新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあで東京交響楽団定期演奏会があり、母を連れて行くというミッションもあったため、ビッグスワンは諦めたのでした。
リーグワンD2首位攻防戦だったということもあり、試合は白熱しました。浦安が勝ちましたが、三重も強かったですね。レイドローも後半から出場して、世界レベルのキックが見られて満足でした。
スタジアム前ではトークショーやラグビー体験教室もあり、キッチンカーも多く出店していたので、なかなかの賑わいでした。
私は旧吉田町のカフェのキッチンカーでバターチキンカレーを食べましたが、美味しかったですね。鶏のレモン和えも食べたかったな。
ルヴァンカップの途中経過は、ラグビーを見ながらスマホで確認していました。
そのために、スカパーのサッカーセットに久しぶりに契約して、録画予約もしてましたから。
帰宅して、深夜に録画を見たわけですが、ほぼベストメンバーの鹿島に対して、ウチの若い衆が勇気をもって戦っていたのがとても印象に残りました。
それぞれに課題を抱えつつ、それでも自分のストロングポイントを出そうという姿勢が伝わってきて、これはリキさんイズムとしか言いようがないなぁと。
この日の出場選手の大半は、アピールできたんじゃないでしょうか?
ただ、小見ちゃんが試合終了後も笑顔がなかったのは、自分のプレーに納得できなかったからでしょうか。
(オフ明けの練習には、坊主頭で参加したようなので、思うところはあったのでしょう)
早くゴールが決まるといいなぁ。そうすれば気持ちも変わりますよね。
鹿島については、やはり個々の強さ、上手さはさすがだと思いました。
が、秋山くんにあっさりミドルを打たせて失点しているシーンを見ると、リスク管理が全くできていない。崩されてないからという言い訳は通用しない、鹿島らしからぬ緩さを感じたりもしました。
DFリーダーが、攻撃で点が取れないことを問題にしているコメントを残しているのを見ても、なんか私のイメージの鹿島とは違うなぁと思ってしまうのです。
J1を離れている間に、時代は変わったのですかね。
しかしながら、来月には今度はリーグ戦で鹿島を再びスワンに迎え撃たなければなりません。
恐らく、同じ轍を踏まない覚悟で来るでしょう、鹿島さんは。
心して迎え撃ち、返り討ちにするしかありません。
次はリーグ戦。現在2位の名古屋が相手です。
J1でも屈指の堅守を誇り、前線に複数のタレントを擁するチームですね。
今回は私ももちろんスタジアムへ行きます。
はてさて、どんな試合になるでしょうか。楽しみは尽きません。
]]>(浦和駒場スタジアム)
浦和レッドダイヤモンズ 2-1 アルビレックス新潟
【得点者】
10分 太田修介(新潟)
35分 酒井宏樹(浦和)
45+2分 明本考浩(浦和)
【警告】
小泉佳穂(浦和)、ダニーロ・ゴメス(新潟)
6年ぶりのアウェイ浦和戦は、埼玉スタジアムが芝生張替え中とのことで、懐かしの駒場。
そのおかげで、ビジター席チケットは瞬殺。1年間分の運を使う勢いじゃないとチケットが手に入らない、ということになってしまいました。
え?わたくし?
すんません、勝ち目のない勝負にはハナから参戦しない主義なものでw
でも、「Jリーグタイム」を見ていたら、チケットはないけどスタジアムの空気を近くで味わいたいからと、駒場まで足を運んだという2人のお姉様サポのひとりがめちゃめちゃ知っている人だったので、うわー、もう何だかすげーなー、ヘタレですんません、という気分になってしまったのでした。
駒場スタジアムでの試合は2000年8月2日以来。
あの年、1年だけJ2にいた浦和との試合は、市陸では6-1、4-2、駒場では1-5、1-3(当時はホーム&アウェイ2試合ずつ、計4回対戦というレギュレーション)と、お互いのホームで点を取りまくって勝つ、という、殴り合い上等な対戦成績でした。
こちらがJ1に昇格した2004年以降は、浦和戦初勝利は2005年6月11日のナビスコカップ予選リーグ(ホームで3-0)。リーグ戦での勝利は2006年7月19日の第13節(ホームで2-1)。最後に勝ったのは2015年9月2日のナビスコカップ準々決勝第1レグ(ホームで5-0)でした。まぁ、この3試合しか勝ってないんですけど。
アウェイ浦和戦と言うと、2004年に秋葉忠宏が豪快なオウンゴールを決めてしまい、翌日ビッグスワンで行われたTBS「スーパーサッカーPLUS」の公開収録で、水沼貴史さんに「今日はゴールに蹴っていいですから!」というツッコミを受けた、なんていう記憶の方が鮮明だという体たらくで、「勝てない」というイメージばかりが先行してしまっているのですが(苦笑)
この日の試合は、今までで最も勝利に近かったアウェイ浦和戦だったと思います。
がっぷり四つの真っ向勝負を挑んで、結果的に跳ね返されたわけですが、一番サッカーで勝負できた気がします。
もちろん、それでも勝てなかったという事実は残ってしまうのですが…。
涼太郎が徹底マークされて、思い通りのプレーが出来なかったとか、セイフティーにクリアできなかったボールを悉くゴールに結びつけられてしまったとか(酒井宏樹と明本考浩のゴールはどちらもスーパーでした)、プレーの精度をもっと磨いていく必要があるなとか、いろいろと思うところはありますが、それでも持ち味は出せていたと思うし、アルビレックス新潟とはどういうチームなのか、ということは示せたと感じています。
後半、果敢に前に出てパスを配給していたトミーとマイコーのプレー(ボランチを助けようという意識だったでしょうか)には感銘を受けましたし、何人にも囲まれながらもボールを奪われずに抜け出した涼太郎からも、この試合に賭ける思いが伝わってきました。
少し心配なのは、これは開幕当初から続いているのですが、三戸ちゃんが「J1の壁」を前に、本来の思い切りの良さが薄れてしまっているように見えることですが、これも時間が解決してくれるでしょう。
三戸ちゃんなら、必ずJ1にアジャストできるはずです。
迷わず行けよ、ですよ、三戸ちゃん。
新潟は伊藤涼太郎を抑えておけば大丈夫、と思われているかもしれませんが、ここにヨシくんが復帰して、涼太郎とのコラボが復活したらどうなるのか。
まだまだ、J1仕様の新潟は全貌を現したわけではありません。
他チームにとっても、そして我々サポーターにとっても未知の領域がある。
新潟の真価は、ここからです。そのためにも、序盤戦で強度の高いチームとの対戦が続くのは、むしろ幸運だとも思うのです。
一方の浦和。個の能力の高さは疑いもありませんが(オギーを久しぶりに見られたのは嬉しかったですね)、印象に残ったのは岩尾、小泉、明本といった「元J2」の選手たちでした。
彼らをしっかりと主力として取り込めているあたりに、浦和も少しイメージが変わったかな、と。
9月のホームでの再戦が楽しみです。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-0 川崎フロンターレ
【得点者】
22分 伊藤涼太郎(新潟)
【警告】
三戸舜介(新潟)、橘田健人、ジョアン・シミッチ(川崎)
ホーム開幕戦から1週間。アウェイが2つ続けば、次はホームが2つ続く幸せを噛みしめつつ、晴天のビッグスワンへと出かけました。
ホーム開幕戦よりもさらに観客数が増えるということもあり、Sゲートが完全に川崎サポ専用になったので、10時過ぎにスタジアムに到着すると、Eゲート前にはすでにシーズンパス待機列ができていました。
うわ、シーズンパスでも並ぶのか…と思いつつ、市町村デーのブースやキッチンカーを眺めることも諦めて、先行入場時刻を待つことにしました。
これが毎試合続くのは、ちとしんどいなぁと思いつつ、これぞJ1。行列も楽しまなければね。
11時30分、先行入場開始。
E2のいつものあたりに席を確保してホッとしながらビールを飲んでいると、予約していた「アルビめし」の受け取り時刻を知らせるショートメールが来たので、いそいそと受け取りに行きました。
じゃじゃーん。
今日のおまけのコースターは涼太郎。今日もよろしく頼みましたよー
アルビマグロのハンバーグ、サバの唐揚げかぐら南蛮ソース、小千谷産にんじんのラぺ、ポテトサラダ、川崎名物味噌だれ餃子などなど、盛りだくさん。
それにしても、川崎名物が味噌だれ餃子とは、初めて知りましたよ。美味しかったけど。
(そういえば、その昔、代々木八幡のラーメン屋さんの名物だった蒸し餃子が味噌だれだったなー。あれを思い出す味でした)
ビジター席は川崎サポさんでいっぱい。6年ぶりにまた会えましたねぇ。チャントがいちいち懐かしく、J1に戻ってきた実感がありました。
試合前恒例のスプリンクラー散水時は、いつも以上に丁寧に「場所によっては水がかかる可能性があるのでお気を付けください」というアナウンスをしていたけれど、それって過去の経験に基づくものでしょうかw
試合は、立ち上がりから川崎の圧力に押されるシーンが多かったのですが、そのスピードと強さに新潟の選手たちが慣れるのは意外と早かった気がします。
特に泰基は1vs1で勝てるようになりましたし。
川崎さん、さすがにパス回しが洗練されてますなぁーと思いながら見ていたら、それを上回るプレーを繰り出す伊藤涼太郎という選手が新潟におりました。
先制点のシーンは、泰基がボール奪取(相手は山根?)して涼太郎にパスを出し、それを涼太郎が思い切り振り抜いて決めたわけですが、その手前でマイコーがスライディングでパスカットしたところが実質的な起点だったと思うのです。
マイコーは気合が入ったプレーをしてましたね、最後まで。古巣相手というのはやっぱり気合の入り方が違うのだろうな。アカデミー時代(U-15まで)を川崎で過ごしたヤンくんもしかり。
涼太郎は今季2点目。ていうか、今のところ、新潟の全得点に絡んでるわけですから、もはや次元が違います。
J1に通用するかどうかではなく、すでにJ1でも異次元の領域に入っているとしか思えません。
夏にヨーロッパに引っ張って行かれても不思議ではないレベル。
(早くヨシくん戻ってきて〜)
後半に入ると、新潟の攻撃はよりスムーズになります。何度も決定的な得点チャンスが訪れますが、なかなか決まらないのは、そこはJ1だから、でしょうか。
まだまだ精度を高めて、決め切るところまで持って行かないと、今後辛い場面は多々出てくると思います。でも、やってくれるでしょう、彼らなら。
逆に失点してもおかしくないシーンでは、最終ラインとコジコジが鉄壁で、川崎にゴールを許しませんでした。
マイコーとトミーのCBコンビも、奏哉と泰基のSBコンビも素晴らしかったですね。
泰基は自信になっただろうなぁ。
トミーの守備範囲の広さは素晴らしい。スピードがあって体が強いって、本当に尊い。(祝!オーストラリア代表選出)
マイコーは川崎に対して成長を見せることができたんじゃないでしょうか。
後半、こちら側で奏哉と家長のやり合いが観られたのが本当に楽しかったのですが、奏哉が家長をしっかり押さえこんでいる姿は、なおさら眼福でありました。
得点チャンスがあった三戸ちゃんや孝司さん、太田くんは、いいプレーもたくさんありました。後は決め切るだけ。
小見ちゃんもね。
1-0。
川崎戦勝利は2014年第27節にホームで3-0で勝って以来なんですね。
昔は、11年連続くらいでホーム無敗だったこともあるんだけどなぁ(トオイメ)
ケガ人続出で飛車角落ちに等しい(しかも大島と山村が負傷退場する不運)川崎でしたが、見ていて、チームとしての機能が落ちているように感じ、そろそろ過渡期に差し掛かっているのかな、とも。
それでも、新潟の勝利の価値が落ちるわけではありません。慢心はせず、自信を持って行きましょう。
翌日、Googleフォトから、1年前に秋田のホテルの部屋で高清水といぶりがっこビール漬けで一杯やってる画像が提示されてきましたw
そうか、アウェイ秋田戦からちょうど1年か。
みぞれ交じりの雨の中、田んぼのようになったピッチで0-1で負けたあの試合。
あの時、移籍間もない涼太郎が、まだチームにフィットしきれずに本領発揮から程遠い状況ながら、それでも必死にボールを追ってユニフォームをドロドロにしていた姿を思い出します。
白いアウェイユニのパンツに、芝生の緑色が沁み込んでいたっけなぁ。
そんな涼太郎が、今やJ1で毎節ベストイレブンに選出されるほどの活躍ぶり。
いったい、どこまで高みへ行ってしまうのでしょう。
君はもう、1年前の君じゃない。
たぶんそれは、涼太郎だけじゃない。
そんな言葉が脳内を駆け巡るのです。
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【明治安田生命J1リーグ第3節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-2 北海道コンサドーレ札幌
【得点者】
17分 青木亮太(札幌)
21分 伊藤涼太郎(新潟)
45+1分 太田修介(新潟)
79分 浅野雄也(札幌)
【警告】
馬場晴也、中村桐耶(札幌)
いよいよ迎えたホーム開幕戦の日。
ゆるゆると電車に乗り、新潟駅で新しくオープンした店をちょっと眺めてからシャトルバスに乗り、10時くらいにはスタジアムに到着していたいなぁ、観客が多くなるみたいだし…と思っていました。
しかし、急に母を車で送らなければならなくなり、仕方なく、そのまま車で行くことに。
当然駐車券を買っておらず、クラブからアナウンスされた新潟テルサ前の臨時駐車場に車を置いて、ビッグスワンまで歩くことにしました。
テルサからビッグスワンまでは徒歩15分くらい。天気が悪くなければ、快適なお散歩距離です。
ビッグスワンに到着したのは10時半過ぎ。すでにあちこちに大行列ができていました。
出会ったサポ仲間と「年始の挨拶」をしただけでグッズ売店も覗かず、シーズンパス先行入場で早々にスタジアムの中へ。
いつもはE2なのですが、「お誘いチケット」を渡していた前職の元同僚に合わせてSスタンドに座りました。
この日のランチは、事前予約しておいた「アルビめし」。
選手の好物や地元食材、相手チームにちなんだメニューなど盛りだくさんなお弁当ですが、今回のパッケージは古巣対戦になるはずだったゴメスでした(広島戦で負傷して、無念の欠場)。
おまけのコースターは三戸ちゃんでした。
札幌にちなんだおかずは、鶏のザンギとじゃがバター。
地元食材のおかずは、長岡野菜が主役。大口れんこんとかぐら南蛮味噌かな。長岡野菜でもある茄子は、今の時期に新潟県産はないので、恐らく高知県産あたりではないかと。
ご飯は菜飯でした。
スタグルで行列せずに済む事前予約は、本当に便利。ストレスが軽減されますね。
元同僚とも無事合流し、そんなこんなでキックオフ。
札幌のメンバーを見ると、いつの間にか西大伍が復帰してるし、青木亮太と小林祐希がいるのがちょっと違和感。シャビエルがいなくなったのが残念。見てみたかったですけどね。J2でもたもたしている間に、いろいろと状況は変わってしまうのです。
札幌のオールコートマンツーマンに対して、前半はうまく剥がせるシーンが多かったと思うのです。
でも、札幌のプレスは強く、足も良く伸びてくるので、ボールロストも多かったのも確か。三戸ちゃんあたりは、ドリブルが引っかけられることが多く、苦しんでるなぁ、と思いました。
それでも、涼太郎の鮮やかなシュートで同点に追いつくと(この時の三戸ちゃんの仕掛けは素晴らしかったですね)、前半終了間際には涼太郎のFKから太田くんが思い切りよく蹴り込み、逆転。
おお、これは連勝行けちゃう?と思ったんですよね、この段階で。そのためにも3点目が欲しかったですね。チャンスはあっただけに。
しかし、J1での戦いは消耗が激しいようで(相当動かされてますからね)、前節もそうでしたが、後半になると疲労が目に見えるようになります。
一歩も判断も少しずつ遅くなり、プレー強度が落ちていく。そして、前節のゴメスに続いて、今回は千葉ちゃんが負傷退場。
疲労の蓄積が気になるところです。
でも、後半途中から出場した小見ちゃんに積極性が戻ってきたことや(ゴールを決めるまであと一歩まで来ました)、ゴメスに代わって出場した泰基も、守備の難しい対応を頑張ってました(ゴメスのような気の利かせ方ができるようになれば…とは思いますが)、若い選手たちに光明が見えた試合でもありました。
何と言っても、開幕からずっと点が取れているのが一番ですよ。同じ引き分けでも、0-0と2-2では大違いです。やりたいことができている時は点が取れる、なんて当たり前と言えば当たり前なのですが、今後はやりたいことをやらせてもらえない時にどうするか、というのが課題を乗り越えていかなければ。
チーム全体として、J1の強度とスピードに慣れるまであと少し。しっかりと積み重ねていきたいものです。
J1は予想通りしんどい。それでも楽しい。この感覚はJ2ではなかったものです。ワクワクを通り越してゾクゾクしますね(いい意味で、ですよ)。
ゾクゾクすると言えば、この試合で4回もあったVAR。
聞くところによると、今季から場内にリプレイ映像を流せるようになったらしいのですが、結局一度も流さなかったのが残念でした。
ラグビーのTMO(テレビジョンマッチオフィシャル…VARと同じくビデオ判定のこと)は必ずスローモーションで角度を変えながら映像を場内に流すので、観客もそれを見ながらワイワイやれるのですが、ただ「ゴール確認中」なんていう文字だけを表示されて待たされるのは居心地悪いなぁ、というのが本音です。
(前節の試合後、島田理事が「VARこわっ」と言っていた気持ちが分かる気がしました)
それでも、思ったよりはアディショナルタイムが伸びずに済んでよかったですけどね。
]]>(エディオンスタジアム広島)
サンフレッチェ広島 1-2 アルビレックス新潟
【得点者】
14分 太田修介(新潟)
37分 鈴木孝司(新潟)
79分 塩谷 司(広島)
【警告】
トーマス・デン、島田譲、ネスカウ(新潟)、森島司(広島)
この日の午前中は、新潟市歴史博物館みなとぴあの博物館講座を受講しに行き、北書店で油を売ってから、帰宅したのはキックオフ20分前。
以前からとにかく相性が悪い広島が相手。
調べてみると、最後に広島に勝ったのは2012年第9節なんですね。
あの試合は今日と同じスタジアムで、広島の猛攻を耐え抜いた末に、菊地直哉の決勝ゴールで1-0で勝ったのでした(この試合では、千葉ちゃんが広島の選手として出場してました)。
その後、今度は勝てるかも?と密かに期待していたヤンツーさん時代にも、ヤンツーさんが「つまらないサッカーに負けた」と言い放った試合もあったりして、結局苦手意識を克服することができないまま、ここまで来てしまいました。
それにしても、監督が変わろうと、選手が入れ替わろうと、ずっと広島が苦手で3バックが苦手、というのは、サッカースタイルが変化した今となっては、いい加減に克服したいところです。
試合の立ち上がりは、広島の圧力がさすがに強くて、我慢の時間帯が続きましたが、新潟がそれに慣れてくると、一気に新潟がボールを回す時間が増えたように感じました。
伊藤涼太郎のコンダクターっぷりや、千葉ちゃんの落ち着きとズバッと入れる縦パスが冴えていて、コジコジの安定感など、センターラインが機能し尽くしているのが凄いなぁ、というのが、前節に続く実感です。
広島相手でも、こんなにパスが回るんだ…。
途中から、広島は前からの圧力よりもブロックを敷いて新潟にボールを持たせる方向に変えてきたように見え、広島ほどのチーム(昨シーズンJ1の3位チームですからね)がやり方を変えざるを得ないというのも、なかなか見られない光景でした。
そんな中での太田修介の先制ゴールと、修介がアシストした鈴木孝司の2点目ゴールは、完全に広島守備を崩した結果。
それを前半のうちに取れたというのは、この試合では本当に大きかったんじゃないでしょうか。
後半になると、広島が一転して徹底的なマンツーマンで新潟のパス回しを封じ、気が付けば後半はシュートゼロだったんですね。
逆に広島には15本もシュートを浴びるというタコ殴り状態になったわけですが、それでも失点は塩谷のスーパーミドルのみ。新潟の選手たちは攻め込まれながら耐え忍ぶ、という感じと言うより、ひとりひとりが落ち着いてやるべきことをやった、という雰囲気でした。
チームとしても、個人としても、J2時代よりさらに研ぎ澄まされてきた印象を受けましたが、前半と後半とが違うゲームになる傾向(相手の対策をなかなか上回れない)は以前から(アルベルさんの時もそうだったし)なので、やはり克服しなくてはならない宿題です。
リキさんは、やり方を変えない人ですが、決して頑迷ということではなく、あくまでも個人戦術をブラッシュアップさせることを徹底しているような気がします。選手たちの可能性を信じている。それが「究極を目指す」ということなのでしょう。
「J1は選手の能力を引き上げてくれる舞台」
だとリキさんは言います。昨シーズン以上に凄みを増している涼太郎や、ノビノビ走り回っている三戸ちゃん、選手生命がまたひと回り伸びたように見える千葉ちゃん、落ち着きに一層磨きがかかっているように見えるコジコジなど、その言葉の意味を嚙みしめている開幕2試合です。
さあ、次はいよいよホーム開幕戦ですね。
話は変わって。
みなとぴあでは、「近世新潟町─地下に広がる江戸時代の町─」という企画展が開催中です。
現在の新潟市中央区の通称新潟島と呼ばれるエリアは、もともとは信濃川の中州で、「古新潟町」と呼ばれる古い中心部は、江戸時代初期(1655年)に「明暦の移転」で現在の位置に移転してくるまでは、現在の西大畑町周辺の砂丘地帯にありました。
古新潟町の古地図。一列に並ぶお寺も、街並も、そのまま位置を変えずにそっくり信濃川の中州に移転したのです。
古新潟町の痕跡は今のところ見つかっていないそうですが、移転後のいわゆる「近世新潟町」は、古町周辺などから遺跡として見つかっています。
近世新潟町は湊町としてとても栄えていて、遺跡からは伊万里焼や唐津焼などの高級な焼き物や、調度品など、豊かな暮らしぶりがうかがえるものが出土しています。
再現された近世新潟町の宴会料理。もう鯛尽くしですよ鯛尽くし!
街の変遷がよくわかる古地図や古文書などが多数展示されているので、新潟市の歴史に関心がある方は、ぜひみなとぴあへ足を運んでみてくださいねー。
博物館講座後に外へ出たら、佐渡汽船のおけさ丸(右)とときわ丸(左)が並んで停泊していました。
いつも交互に佐渡と新潟を行ったり来たりしている2つの船が同時に新潟港に停泊しているのは、珍しい光景なのですが、もしかして、おけさ丸は点検なのかな?なんて思いながら見ていました。
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実は毎週日曜日の朝は「NHK短歌」「NHK俳句」を視聴し、「NHK短歌」のテキストも毎月買いつつ、こっそりと短歌を手帳に書き記す、なんてこともやってまして…
「舞いあがれ!」はヒロインの幼馴染から先日夫に昇格した貴司くん(演じるのは赤楚衛二…松田詠太郎似)が詠む短歌に、いつも注目しているわけです。
いつも、アルビの試合を見ながら、こそこそと短歌を詠みつつ、あまりのセンスのなさに公表もせずにいましたが、今回のアルビのJ1復帰戦を見ながら、つらつらと、こんな一首が思い浮かびました。
君と行く この道のりの行先は
まだ見ぬ夢の頂(いただき)であると
今季に限らないことですが、選手たちが口にする「タイトルが取りたい」「胸のエンブレムに星をつけたい」という夢に対して、サポーターがちゃんと乗っかっていかない歯がゆさを、常々感じていました。
サポーターがちゃんと自信を持って、選手たちと同じ夢を見て行ける、併走できるように。
言葉にできない夢は実現しないと思いますし、選手たちも夢が語れないチームに魅力を感じないと思うので。
そんな願いを込めてみました。
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【明治安田生命J1リーグ第1節】
(ヨドコウ桜スタジアム)
セレッソ大阪 2-2 アルビレックス新潟
【得点者】
22分 谷口海斗(新潟)
27分 為田大貴(C大阪)
75分 奥埜博亮(C大阪)
80分 千葉和彦(新潟)
【警告】
毎熊晟矢(C大阪)
毎年のことながら、シーズン開幕の朝は緊張します。
どんな試合になるんだろう。上手くいくといいけどなぁ。
まだ起こってもいない事象に対して、ああでもないこうでもないと、いらぬ心配をして、最悪の事態ばかり想像してしまう。
まぁ、サポーターあるある、なんですけどね。
朝、いつものようにNHKテレビ体操をしてから新潟日報朝刊を開くと、テレビ欄にNHKで中継を予定されていた試合の紹介文が目に飛び込んできました。
J1開幕戦だし、絶対に「縦読み」の細工をほどこしてくるだろうなぁと思って目を凝らしたら…。
やっぱり!
「まず1勝を」
という文言が浮かび上がってきました。(上の画像参照)
今季、NHKの新潟戦中継が例年に比べて多いという話を聞いていたのですが(実際、前半戦だけでも地上波とBS1で想像以上に中継が多いようです)、気合入ってるなぁ。日報さんも。
多くのサポーターがそうだったと思いますが、昨シーズンの選手たちの大半が残ってくれたものの、補強は必要最小限にとどまり(もちろん、選び抜かれた選手たちですが)、去年と顔ぶれも戦術も同じで、ちゃんとJ1に通用するんだろうかと少なからず不安はあったと思います。(正直言って、私もそうでした)
でも、いざ試合が始まってみると、今まで通りのスタイルでノビノビとプレーしている新潟の選手たちを見ているうちに、その不安は消えていきました。
あぁ、楽しそうにサッカーやってるなぁ。J1上がってよかったなぁ。
リキさんが「J1は選手の力を引き上げてくれる舞台」だと言っていたけれど、本当にそうだなぁ。
新戦力のうち、出場したのは新井くんだけでしたが(とはいえ、彼はアルベル時代を経験しているので、すでにアドバンテージを持っています)、既存戦力でも戦えることを証明したのは大きかったと思います。
そこに新戦力がアジャストしたら、どんな進化を見せてくれるのか、楽しみじゃないですか。
J2時代には相手チームがファウル覚悟で捨て身で止めに来ることも多く、選手がいつケガするかヒヤヒヤさせられたものですが、J1では、特にセレッソ大阪というチームはそんな不安にかられることはありませんでした。
自分たちのテクニックに自信があれば、無駄なファウルは仕掛けてこないものなのだということを、6年ぶりのJ1で改めて思い知ったのでした。
そんなフェアな雰囲気で行われる試合が、凡戦になるわけはなく、お互いに持ち味を発揮して攻め合う、素晴らしい試合になりました。
たぶん、リキさんとセレッソの小菊監督って似てるんじゃないかなーと思っていたら、S級ライセンス取得の同期で切磋琢磨した間柄とのこと。なるほどなぁ。
谷口海斗の先制ゴールは美しかったですね。
昨シーズン、やっていたプレーそのままで点を取ったというイメージです。
伊藤涼太郎が一層凄みを増している。ここに高木善朗が復帰して来たら、どんな感じになるんでしょう。
そして同点ゴールの千葉ちゃん。涼太郎のコーナーキックも精度が高かったですが、思えば千葉ちゃんが新潟に戻ってきた2021年シーズンの開幕戦、決勝ゴールを決めたのも千葉ちゃんでした。
この試合でも、攻守にチームに安心感をもたらしてくれていましたし、やはりタダものではないです、千葉ちゃん。
(お笑い担当は仮の姿)
新潟の2ゴールをアシストした涼太郎と相変わらずの落ち着きでビッグセーブを見せた小島亨介は、早速他チームの補強候補リストに書き加えられたんじゃないかと思うと、気が気ではありませんがw
その一方でセレッソのゴールシーンは、どれもJ1のクオリティの高さを示すものでした。
同点ゴールのクルークスの精度の高いクロス、逆転ゴールを演出した香川真司のスルーパス。
ちょっとしたパスミスや、プレスが少し緩んだ瞬間も、セレッソクラスのチームには見逃してもらえない、ということも実感しました。
早速勉強させてもらいましたね。
どうやら、去年まで積み上げてきたサッカーはJ1でも通用しそうだという安心感と、それでもまだまだ足りない、という思い。
その両方が脳内を駆け巡った開幕戦でした。
恐らく、リキさんは、J1仕様の戦術を特別に用意するというよりは、今のサッカーをもっともっとブラッシュアップしていくことしか、今は考えていないでしょう。
とはいえ、足りないと判断したら新たなものにチャレンジする柔軟性は持っていると思います。
新潟日報テレビ欄の縦読みのように、「まずは1勝」。
話はそこからだ、という気がしています。
【おまけ】
試合後、とあるセレッソサポさんがTwitterでつぶやいていた感想が目に入りました。
「普通にアルビレックス新潟の攻撃って恐怖なんよ
パスサッカーと思いきや縦に抜け出してくるしで」
なるほどなぁ。この強みはもっともっと磨いていきたいですね。
]]>
長い長いと思っていたオフシーズンもあっという間に終わり、いよいよ明日から2023年シーズンのJ1リーグが開幕します。
いやー、いよいよですよ、いよいよ。6年ぶりかぁー。
2017年にJ2降格が決まって以来、J1のことはよその出来事のように感じていました。
三笘ってそんなに凄いんだー、とか。
久々のJ1なので、現状が全く分かっていない浦島太郎状態なわけですが、J2で苦戦した磐田がサクっと1年で降格してしまうわけですから、そこで生き残っていくことは容易なことではないという覚悟はできています。
各メディアの順位予想が出ていますが、予想通り、大半が最下位予想。えっ、横浜FCよりも下なの?とは思いますが、大型補強を敢行した横浜FCの方が、その分高評価になってるのかもしれませんね。あ、J2得点王の小川航基もいるしな。
でも、大型補強をした後のチーム作りで苦労するのは、過去の新潟も経験していることなので(例えば、2005年とか。大型補強して、いざ上位争い!と思ったら、残留確定したのはギリギリでした)、サッカーは足し算ではない、ということだけは心に留めておきたいところです。
ご存じの通り、今季の新潟の補強は、まずは既存戦力の慰留を第一に、既存では足りない個性をプラスする、という方針でした。
その結果、補強は町田から太田修介、セレッソ大阪から新井直人、そしてブラジル人2人のみ。
逆にOUTしたのはイッペイ・シノヅカ、アレクサンドレ・ゲデス、矢村健の3人。それ以外は全員残留となりました。
強化部長のテラさん、監督のリキさんにとっては、予定していたチーム編成がほぼ100%叶ったオフシーズンとなったそうで、そんなオフは過去あったかなぁ、と記憶をたどるのですが、ないなぁ、たぶん。
補強は少人数ながら、太田修介、新井直人については、間違いなく新潟に向いている。新井くんは3年ぶりの復帰ですし、アルベル監督初年度を知っているので、移籍加入というよりは、レンタル移籍から戻ってきました、みたいな感覚があります。
太田くんは甲府や町田で対戦していて、とてもいやな選手だったので、味方になってくれるのは本当に心強い。
ブラジル人については、クラブに復帰したブラジル担当スカウトの細貝さんが見つけてきた選手たちなので、その審美眼に期待したいところです。
とにかく、ワクワクしますね。
何より、選手たちが充実したオフを過ごし、J1での戦いにワクワクしている様子が伝わってくるのがなによりです。
激励会で見た選手たちは、お正月明けのような雰囲気はなく、シュッとした顔をしていたのが印象的でした。
(昔のマイコーなんて、オフに故郷のニュージーランドでBBQ三昧して太って新潟に帰ってきて、激励会ではプクッとしてましたが、まったくそんな雰囲気はありませんでしたね)
リキさんを始め、それぞれが並々ならぬ覚悟を持って挑むJ1シーズン。
J2に降格してから5年、途切れることなく続いてきた新潟のストーリーというものは確実に存在していて、その意味を問うシーズンになります。
はてさて、どんな戦いが待ち構えているのでしょう。
こんな気分が2004年以来なので、ワクワクしかありません。
スタジアムでお会いしましょう!(まずはホーム開幕戦かな)
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ああ、ついにこの日が来てしまったなぁ。
大分トリニータからのニュースリリースを見た時の、率直な感想です。
契約満了が発表された時から、何となく引退を選びそうな予感がありました。まだやれる年齢だし、現役を続けて欲しかったのは本音ですが、その一方で、ボロボロになるまで現役を続けるようなタイプでもなさそうなので、引退する時はスパッと決めそうな気がしていました。
結果的に、その予感は当たったわけですが…。
心残りは、裕紀が名古屋グランパスへ移籍して以降、彼のプレーをビッグスワンで見るチャンスがなかったことです。
名古屋ではそもそも新潟とはカテゴリーがすれ違いだったので対戦機会がなく、大分トリニータがJ2に降格して来た昨シーズンは、ようやくチャンス到来だったわけですが、ホームでの大分戦では、裕紀はベンチ外でした。
運動量豊富にピッチを走り回り、時折ハッとするような長短のパスを繰り出す、あの裕紀らしいプレーを、もう一度見たかったな。
小林裕紀という選手ほど、ご縁を感じた選手はいませんでした。
ファーストインプレッションは、彼が明大3年の時、天皇杯3回戦で新潟との対戦が実現した、NDソフトスタジアムでの試合でした。
その試合は、私にとって母校とアルビの夢の対戦だったこともあり、明大サッカー部のタオマフを首に巻き、明大ゴール裏で観戦していました。
その年の明大はとにかく強くて、天皇杯では湘南と山形を撃破して旋風を巻き起こしていました。その中心選手が10番を背負っていた山田大記であり、ボランチの小林裕紀、エースストライカーの山本紘之(現日本テレビアナウンサー)でした。
新潟との試合でも、裕紀は多彩なパスで存在感を発揮し、試合終了間際にはクロスバー直撃のミドルシュートも放ちました。
明大にはハードワークできる選手が揃っていて、一人でもいいから新潟に来てくれないかなと思っていたのですが、ジュビロ磐田から裕紀が移籍してきた時は、本当にこんなことってあるんだなと感動したものです。
新潟ではレオ・シルバと不動のボランチコンビを組み、ボール奪取に長けたレオと、一手先二手先を見たパスを出す裕紀の組み合わせは絶妙なバランスでした。
中でも、2014年ホーム川崎戦で、交代直後のラファエル・シルバにアシストしたロビングパスは圧巻でしたね。相手が嫌がるところへ、シレッとパスを出す、裕紀の真骨頂が発揮されたシーンでした。
聖籠ではファンサが苦手な選手で、どさくさに紛れて帰ってしまうし、愛想はないし、リップサービスもできない、Jリーガーとしては損な性分だなぁと感じたものでした。
それでも、何度か受けた裕紀のファンサは、今でも印象深いのです。
初めて背番号6のユニにサインを入れてもらった時、
「でっかく書いていいっすか!」
と嬉々としてサインを書いてくれたこと。
2016年の天皇杯マリノス戦前の練習後、
「明日はノビノビやってくださいね」
と言葉をかけると、こちらの目を真っ直ぐ見ながら、
「ありがとうございます」
と手を差し出して握手してくれたこと。
2016年はキャプテンを任されて、チーム状態もあまりよくなかったシーズンを苦しみながらもJ1残留を果たした最終戦セレモニーで、
「チームをまとめられなかった僕の責任です」
と挨拶した表情を見て、本当に苦しかったんだろうな、もっとノビノビやらせてあげたかったなと感じたのでした。
それだけに、移籍先の名古屋や大分で本来のプレーを取り戻している様子には、救われる思いがしたのです。
これからは、指導者の道を進むとのことですが、サマーフェスタのサッカー教室で子どもたちを楽しそうに教えているところを見ると、育成年代の指導者にはかなり適性がありそうな気がしています。
小林裕紀が育てた選手を目の当たりにする日が来ることを楽しみに、今後も裕紀の動向には注目していこうと思っています。
親しくなった名古屋サポさんに、裕紀が新潟に所属していたシーズンの「アルビレックス散歩道」をプレゼントしたら、なんと本人からサインをもらってくださり、名刺付きで送っていただいたのも、素晴らしい思い出です。
ひとりの選手が新たな繋がりを作り出してくれるのも、Jリーグのよさだなぁと、つくづく思います。
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1月15日、新潟テルサで開催されたアルビレックス新潟激励会へ行ってきました。
実を言うと、チケットを取りそびれてしまい、有料配信で我慢するしかないか…と半ばあきらめかけていたところ、チケットを余分に取ってしまった方から譲っていただけることになり、ラッキーにも現地で見ることができたのでした。
(Tさん、ありがとうございました!)
事前の情報では、選手トークのMCは平畠啓史さんの予定だったのですが、同居しているお母さんが新型コロナに感染してしまい、平畠さんは濃厚接触者に認定されたため、急遽欠席。千葉ちゃんも体調不良で欠席ということになりました。
お二人とも、くれぐれもお大事に!(その後、高知キャンプの映像を見ると、千葉ちゃんは元気に参加しているようなので、ひと安心です)
ホールには、多数の取材陣。注目度の高さが伺えます。
まず、チームスタッフが登場。顔ぶれは変わっていないかな。
今年もよろしくお願いします。
そして、リキさんと選手たち。今シーズンはこのメンバーと、来月合流予定のブラジル人選手2人を加えた合計30名で戦います。
舞台は選手トークコーナーへ。
そういえば、今回は来賓あいさつがなかったですよね。その分、選手トークの時間が長くなってよかったですが。
欠席したMC平ちゃんの代打は、新しく営業本部長に就任した野澤さん。
総合司会の立石勇生さんが野澤さんに、「今年から晴れて正社員になったんだから…」と言ってましたが、ということは今までずっと契約社員だったんだなぁ。正社員おめでとうございます。
1組目。高宇洋、小見洋太、早川史哉、藤原奏哉、西村遥己、吉田陣平、田上大地。
奏哉は会場入りしてからスーツの上着の袖が破けてしまったそうで、「ちょうど坂井商事さんが来てるから直してもらってね。今年のスーツは大きめサイズをオーダーしてね」とノザに言われてましたw
そして、田上くんには田上町から観光大使のオファーが届いているというサプライズが。本人は寝耳に水だったようで、素でビビってるのには笑ったなぁ。
2組目。小島亨介、新井直人、トーマス・デン、舞行龍ジェームス、秋山裕紀、シマブク・カズヨシ。
カズは一発芸(泣きのもう一回付き)をやりきり、コジコジは「最近、柄本佑さんに似てるって言われました」(確かに似てるかも)。
ここで秋山くんとカズが、シーズン終了時にフィジカルコーチのやっさんから手渡されたトレーニングメニューを、その通りにやってなかったことが発覚w(カズはウェイトばかりやっていてダッシュメニューを見落としていた、秋山くんは母校の前橋育英高校で後輩たちとのトレーニングメニューばかりやっていた、とか)
おーい。
トークの小休止には、今シーズンの新ユニフォームお披露目。ただし、フィールドプレーヤーのユニはホーム・ビジターとも売り切れで、今はキーパーユニしか売ってないそうです。(1月15日現在)
新ユニの感想を聞かれ、三戸ちゃん曰く「去年とあまりデザインが変わってないですけど」と単刀直入なご意見w
でも、軽くて着やすいそうです。
3組目。谷口海斗、渡邊泰基、島田譲、阿部航斗、松田詠太郎、堀米悠斗、長谷川巧。
話題の中心は阿部ンジャーズ(阿部ちゃん、エーちゃん、巧、タイキの4人)について。軍団星に比べると人気がないとか、グッズが売れてないとか、いろいろ言ってましたが、私は買いましたよ、阿部ンジャーズのタンブラー!(オレンジガーデンへ行ったら売れ残っていたので、不憫に思って買った…なんてナイショだw)
ゴメスは新しくダニーロ・ゴメスが入ってくるので、「本物のゴメスが来ますからねー。でも今さら堀米とか呼ばれても対応できないっす」とのことw
この組が一番賑やかでしたねー。海斗のトークが年々こなれてきているのが印象的でした。
4組目。鈴木孝司、太田修介、伊藤涼太郎、三戸舜介、星雄次、瀬口拓弥、高木善朗。
話題の中心は、やはり新加入の太田くん。知り合いが全くいないチームに入ってしまったので「まだ気まずい」そうですが、星くんからは「優しいですよ」と言われ、「優しさチーム?1」の星くんから認定された「優しい人」という結論に。
涼太郎は契約更新時にテラさんから「10番が空いてるけど、どうや」と打診されたけれど、「去年13番のユニを買ってくれた人たちに、今年も13番を買って欲しいので」13番を継続したとのこと。
野澤さんの隣に座っていたヨシくんは、何かにつけて野澤さんに話を振られ、
「僕、解説者みたいですね」
と笑っておりました。
最後に、リキさんから挨拶。
「歩みを止めず、共に前に進んで行きましょう」
とのお言葉を頂戴しました。
激励会の印象は、チームの雰囲気が「クラス替えなしで学年持ち上がりした高校生の新学期初日」みたいだな、ということでした。
ワイワイと賑やかに、ツッコミを入れつつ盛り上がり、転校生二人(新井くんと太田くん)を巻き込んでる感じが。
気心が知れた仲間で、来るべきシーズンに立ち向かおうとするチームの結束を感じる激励会でした。
6年ぶりのJ1、楽しいことばかりではないでしょうが、サポーターも共に、一歩一歩前に向かっていくシーズンになればいいなと思います。
きっと大丈夫。リキさんと選手たちを信じましょう。
さあ、いよいよです!
]]>「とことんアルビ!!スペシャルJ1 への凱歌」、ご覧になりましたか?
改めて、今シーズンを振り返っていろいろあったな、と感じました。
特に、アウェイ秋田戦からホーム甲府戦への流れは、今季最大のターニングポイントだった気がするんです。
秋田へは私も行っていたので、ピッチ脇に残る雪と、田んぼのようになってしまったピッチと、白いアウェイユニを泥んこにしていた選手たちの姿は、今も脳裏に焼き付いています。
あの敗戦から立て直して、次のホーム甲府戦で見事な勝利を挙げたことが、シーズンの流れを作った気がしています。
大好きなんですよねー、あの試合のゴールシーン。
海斗も涼太郎も、実にフォトジェニックでした。
さて。
今月、親しい磐田サポさんが3年ぶりくらいで新潟に来てくれて、忘年会を女二人でささやかに開催したのですが、その帰り、駅南からタクシーに乗った時のこと。
行き先を告げて発車して間もなく、運転手さんがこう言うのです。
「お客さん、前にも乗りませんでした?」
えっ。
「以前、ビッグスワンから乗りませんでした?」
あー!乗ったことあります!
そこから、ありありと思い出したのです。アルビ話で運転手さんと盛り上がったことを。
確か、運転手さんは片渕さんのことを話していた記憶があります。
同じタクシーに乗り合わせるなんて、2022年の締めくくりとしては素晴らしいと思いませんか?
きっと来年もいいことがある、そんな予感がします。
今年も大変お世話になりました。
駄文にお付き合いいただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
久しぶりのJ1、戸惑うことも、現実を突きつけられることも多いでしょうが、必要以上に恐れることはありません。相手にとっても我々は「未知なるもの」なのです。
自分達の信じる道を貫き通してやりましょう。
今年も大変お世話になりました。
来年のアルビの幸福を願い、来年こそは、えのきどさんのトークショーを復活させたいという野望を胸に、2023年を迎えたいと思います。
よいお年を!
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先日、神戸の友人から写メが送られてきました。
見ると、その昔、社員旅行で京都へ行った時に、友人夫婦と京都で合流し、一緒に行った白峯神宮(球技の神様)で納めてきた私の絵馬でした。
「アルビレックス新潟が日本一になりますように」
と書かれたそれの日付は、2007年11月23日。ちょうど15年前です。
この年のアルビレックスは鈴木淳監督2年目で、淳さんイズムがチームに浸透し、補強もうまく行って常に中位より上の順位で戦い、最終的にJ1リーグをクラブ史上最高順位の6位でフィニッシュしたシーズンでした。
J1で残留争いとは全く無縁で過ごした初めてのシーズンだったので、この絵馬を書いた当時は、明るい未来しか思い描いていなかった気がしますね。
一層の飛躍を期した2008年は、チーム編成の一番大事な時期に移籍を決断してしまう主力選手が出てしまい、その穴埋めが間に合わないままシーズンを戦うことになり、2007年とは打って変わって残留争いにどっぷりハマることになってしまいました。
その翌年の2009年は、今度は4月くらいまではJ1首位を走るなど、淳さん時代の4年間は浮き沈みが激しかったですが、夢を見させてもらえた時期でもありました。
さて、6年ぶりにJ1を戦う来シーズン。
首都圏や関西圏など、大都市圏にチームが集中する中で、地勢的にも財政的にも不利な面が多い新潟が生き残っていくためには、やはり築き上げてきたサッカーの形を、とことんまでブラッシュアップさせていくことが重要なのだろうと思います。
この絵馬の願掛けが、いつか実現する日まで。
(そりゃー甲府にできることが、ウチにできないなんてことはないだろうよ、と本気で思ってますよ)
まずは目先の移籍市場の荒波に立ち向かっている最中でしょうが、ひとつでもいいニュースが聞きたいなと思う今日この頃なのです。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-1 FC町田ゼルビア
【得点者】
13分 三戸舜介(新潟)
38分 岡野 洵(町田)
83分 三戸舜介(新潟)
【警告】
ヴィニシウス・アラウージョ、深津康太(町田)
仙台戦に続き、3万人超の観客数が予想されていたこの日。
なるべく早めに行こうと9時半過ぎに新潟駅のシャトルバス乗り場へ行くと、物凄い長蛇の列に出くわしました。
この日は秋の新潟競馬開催日でもあり(しかも菊花賞当日)、新潟駅南口のシャトルバス乗り場には、ビッグスワン行きと新潟競馬場行きの2つの行列ができていて、列をさばくスタッフさんたちは、てきぱきと人を誘導していました。
いつも以上に、どんどんやってくるビッグスワン行きのバス。
仙台戦で久々の3万人超に遭遇し、入場がキックオフに間に合わない観客が続出したこともあって、クラブは早めの入場を呼び掛けていました。
それが、この出足の良さに繋がったのだろうと思いますが、それに対応する新潟交通さんの底力を感じさせる光景でした。
やはり、過去の4万人時代や、それ以前のFIFA W杯開催時の経験は伊達ではないのでしたw
スタジアムに到着すると、仙台戦同様に物凄い人の数で、あちこちに行列ができ、もはやグッズを買いたいとか、アルビポイントの引き換えがしたいとか言ってる状況ではなくなっていました。
とにかく、早く入って席で落ち着きたい。
フードドライブのブースに未利用の食品やタオルを渡し、予約していた応援弁当を受け取ると、すぐにシーズンパスの待機列へ。
そこには、チケット待機列ほどではないにしても、すでに長蛇の列ができており、最後尾に並ぶと、そこはシャトルバス乗り場からスタジアムへ通じるガード下でした。
列の前方を見ると、みなさんが雨が降ると傘を広げたりしているのを見て、ああ、ガード下だから傘を差さずに済んでラッキーだったなーと思う間もなく入場時間が来て、列が進み始めました。
そしてガード下を抜けてすぐに、突然雷鳴と共にゲリラ豪雨がw
いくら傘をさしていても、足元はずぶ濡れになり、靴の中にも水が浸入してきて、気持ち悪いことこの上ない。
スタジアムの屋根から滝のような雨だれも発生していたりして、もうとにかく早く中に入りたい、という気持ちだけでしたw
そして、やっとのことでスタジアムに入り、席に着いてからビールを買いに行き、ホッと一息。
豪雨の後のビールはうまいw
考えてみると、例年より最終戦が1ヶ月以上早いおかげで、それほど寒くなく、貼るカイロも使わず、ビールを飲む余裕があるなんてことは、恐らく初体験のような気がしますねー。
見ると、Nスタンド2層目の大型ビジョンの工事用足場が取り払われ、何ヶ月ぶりかで大型ビジョンが姿を現していました。
聞くところによると、工事が完了したばかりで引き渡しが終わっていないため、ビジョン周辺の座席は使用できないとのこと。
見ると、工事区域には立ち入れないようにフェンスが設置してありました。
でも、これでSスタンドの人たちも映像やスコア、メンバー表が見られるようになるので、よかったですねー。
雨は、試合が始まっても降ったりやんだりを繰り返していました。
試合は、立ち上がりから町田が前からどんどんプレッシャーをかけてきて、パスの出所をつぶしてきました。
ちょっと受けに回りそうになりかけましたが、この新潟対策は以前から町田がやってきていたことで、受け過ぎずにしのぎ、いつものパス回しを続けていけば、いずれ得点チャンスは訪れるんじゃないかなぁと思いながら見ていると、それは思った以上に早くやってきました。
中央に走り込んだ三戸ちゃんに涼太郎の縦パスが通り、抜け出した三戸ちゃんが落ち着いてゴール。
三戸ちゃんのスピードが、町田の守備網をあっという間に切り裂いてしまいました。それはまるで、ゴールに突き刺す一本の矢のよう。
それは、堅固に見える守りを崩すには、やはり卓越した個の力というのは大事だなと感じさせるものでした。
幸先のいい先制点が早い時間帯に入り、これをきっかけに町田の前からのプレッシャーが弱まったので、いずれ2点目も決まるだろうと思いながら、チャンスを逸しているうちに、ピンチはやってくるもの。
それは懸念があったセットプレーから喫した失点でした。
ショートコーナーから揺さぶられると、どうしてもウチは弱い。町田のスカウティングの成果でしょうし、ここであっさりと失点しているようでは、J1ではどんどん突いて来るでしょう。来季への課題ですね。
このまま引き分けで表彰式をやるのはイヤだなーと思っていた後半38分、マイコーの縦パスが三戸ちゃんに入り、途中出場していた孝司さんとワンツーでペナルティエリアへ侵入。
相手GKの動きを冷静に見極めた三戸ちゃんが、ふわりとループシュートを放ち、ゴールマウスに吸い込まれて行きました。
今季の新潟らしさが凝縮されたような勝ち越しゴールでした。
2-1。
ずっと苦手意識があり、現実に3連敗中だった町田とポポヴィッチ監督をしっかりと下してのフィニッシュ。
これで今季の新潟は連敗ゼロで終了することができました。
2位の横浜FCですら連敗はしてますからねー。
今季のチームに特徴的だったのは、負けた試合で出た課題を必ず次の試合で克服して見せる成長力でした。
よく「敗戦を糧にする」という言葉を使いますが、実際に次の試合で糧にできるチームって、そう多くはないと思うんですよね。
負けてもタダでは起きない逞しさが、今季の新潟にはありました。
アルベルさんが根付かせようとした「勝者のメンタリティ」を、リキさんが確かなものにした。そんな印象です。
試合後、表彰式があり、ついに新潟にJ2優勝のシャーレがやってきました。
2003年のJ2優勝時には実現できなかった、「キャプテンがシャーレを挙げる」シーンが、ビッグスワンで実現したのです。
この日、雨が完全にやむことはありませんでした。
2017年、試合に勝ったのに他会場の結果で降格が決まってしまった甲府戦も、雨でした。
勝ったのに、場内一周しながら謝罪の意味を込めたお辞儀を繰り返していた選手たちの姿は、今でも忘れられません。
シーズンの積み重ねの結果とはいえ、あまりにも理不尽で悔しくて、泣けて仕方がなかったのを思い出します。
そして今季、開幕から3戦連続引き分けで、シーズン初勝利を期して乗り込んだ秋田で、痛恨の初黒星を喫した時も、ピッチ脇にまだ雪が残る冷たい雨でした。
あの試合で、肩を脱臼して退場していくイッペイの痛みに歪んだ顔や、自分のミスで決勝点を奪われ、全責任を背負うような顔をしていたコジ、そして試合後にゴール裏へと一人向かって行ったゴメスの後ろ姿。
あの試合が、今季のチームの実質的なスタートだった気がしています。
思い起こせば、いつも始まりは雨の試合だったなぁ。
そして今、様々な「雨」を乗り越えて、新潟はJ2を卒業することができました。
来季からはJ1に舞台を移しますが、本当の勝負はここからです。
恐らくリキさんが監督を来季も務めてくれると思っていますが、吉永さん→アルベルさん→リキさんのリレーで成長してきた新潟のサッカーが、J1でどこまでやれるのか、想像するだけでもワクワクします。
また新たなアドベンチャーの始まりです。
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(味の素スタジアム)
東京ヴェルディ 1-0 アルビレックス新潟
【得点者】
染野唯月(ヴェルディ)
【警告】
なし
この試合は、天皇杯でのヴェルディの試合結果次第では、平日水曜日開催になる可能性がありました。
もしも平日開催となったら、新潟から行ける人も限られるし、平日に自由度がある者として、行っちゃおうっかなーと思っていたのです。
勝てば優勝が決まる大一番でしたが、結局、ヴェルディが敗退したおかげで日程が動かず、それなら、事前に予定していたイベントもあったので、そちらを優先することにしました。
参加したイベントはこれ。
メディアシップ日報ホールで開催された新潟日報みらい大学の公開講座「ラグビーに見る、地域振興」。
大好きなスポーツライターのお一人である藤島大さんの基調講演があるとのことで、これは聴かねばなるまい!と参加を決めました。
開場が13時からだったので、その前に腹ごしらえを。
久しぶりの四川飯店で、黒担々麺。うまー。
メディアシップ1Fのみなと広場には、アルビレックス新潟J1昇格を祝うバナーがありました。
ヴェルディ戦はこちらで公開講座に参加している時間とモロ被りだったので、リアルタイム観戦は断念。
途中経過をこそこそ見ることにしました。
前半の経過のデータを見ると、かなり新潟は守勢に回っている様子。
ここのところ4連勝中で9月から負けなしと絶好調のヴェルディ相手に、苦戦を強いられているようでした。
(まぁ、難しい試合になるだろうなとは思っていましたが)
藤島さんの基調講演は、「戦争をしないためのラグビー」がテーマ。
これはJ SPORTSで随時放送中の「藤島大一人語り」でも取り上げられたテーマでした。
国同士がラグビーでテストマッチ(国別対抗戦)を戦うことで、戦争をしないマインドを醸成する。そのためのラグビーの大切さ、価値を説いたものです。
(もともと、欧州や南半球のラグビーには、そういう側面があったようです)
そして、第2部は新潟県ラグビー協会会長の寺尾さん、元東福岡高校監督で新潟食料農業大学ラグビー部の谷崎監督、巻高校OBで昨シーズン限りで現役引退した小林訓也さん(三菱重工相模原ダイナボアーズリクルーター)と藤島さんによるパネルディスカッション。
育成年代のラグビー人口をどう増やすかが最大のテーマでしたが、藤島さんが「子どもたちや地域の人たちが勝つ喜びを知ること」の大切さを語っていたのが印象に残りました。
これって、成功体験を重ねることがいかに大切か、ということで、いわゆる勝者のメンタリティに繋がっていく話なんだろうなと感じたのでした。
公開講座が終わり、試合結果を確認すると、0-1の敗戦。うーん、今日の優勝決定はお預けになっちゃったかー。
でもこれってつまり、ホーム最終戦で勝てばいいんだよねぇ。
明日横浜FCが負けると決まっちゃう、という線もあるわけだけど、やっぱり勝って決めたいじゃないですか。
そんなことを考えながら、メディアシップ20Fそらの広場で開催中の、アルビレックス新潟報道写真展を見に行きました。
新潟日報の紙面やWEBで掲載されいた報道写真を一堂に集めたもので、実際に撮影した報道部の方のコメントもあり、今シーズンのアルビレックス新潟がどうやってJ1昇格に辿り着いたか、ということがよく分かる内容でした。
おすすめです。
そらの広場から見た新潟西港。残念ながら鳥海山は見えませんでしたが、青さが目に沁みました。
やっぱり新潟市はいい街です。
ヴェルディ戦はその後、録画しておいたNHKで確認しました。
ネットで言われているほど悪い試合だったわけではないように感じました。
印象に残ったのは、ヴェルディの守備の固さで、これは監督が城福浩さんになって特に鍛えられた印象です。
もともと攻撃面では個人能力が高い選手が多いチームが、しっかりと狙いを持った守備もできるようになれば、そりゃー強くなるよなぁと。
東京ヴェルディmeets城福浩。今季は残念ながらプレーオフ圏内を逃しましたが、来季はいよいよ強くなりそうな予感がします。
対戦が昇格決まってからでよかったですねw
新潟はヴェルディの堅固な守備をこじ開けられなかったわけですが、決定的なチャンスを決め切れなかった小見ちゃんはその悔しさを最終戦にぶつけてくれればいい。
ヘディングシュートを阻まれた奏哉は、後半のあの時間帯で攻撃に出ていく強さを今回も見せてくれました。あの無尽蔵のスタミナ、運動量は相変わらず凄い。
攻守に今まで以上の存在感を示してくれた秋山くんは、試合ごとにどんどん成長するなぁと。来季、彼が不動の存在になってくれれば、新潟の攻撃の幅もさらに広がっていくのではないでしょうか。
もちろん、J1に向けては新たにチーム編成をし直す必要性はありますが、今から芽を出している可能性には期待せずにはいられません。
何より、彼らは負けるたびに強くなってここまで来ました。
その本領をぜひ、次のシーズン最終戦で見せて欲しいと思います。
…と、こんなことを考えている間に、翌日の試合で金沢が横浜FCに勝ったという知らせが飛んできました。
えっ。つまり、J2優勝〜?!
う、嬉しい。嬉しいけど、移動中の新幹線の中で優勝が決まった昔の広島カープみたいな気分だなー。
そしてまたもやヤンツーさんに助けてもらってしまったw
試合後のヤンツーさんのにやけたインタビューを見ながら、金沢方面には足を向けて寝られないなぁ(我が家的にはそれをやると北枕になっちゃうし)、ますます町田に勝ってJ2卒業しないと、カッコつかないぞ…なんてことを思いつつ、思わずエビスビールをプシュッとしてしまった日曜の夜でした。
この1年、辛いこともあったけど、ここまで積み重ねてJ2の頂点に辿り着いた愛すべき選手たちに、乾杯!
(天皇杯で見事優勝したヴァンフォーレ甲府にも乾杯!)
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【明治安田生命J2リーグ第40節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 3-0 ベガルタ仙台
【得点者】
64分 伊藤涼太郎(新潟)
77分 伊藤涼太郎(新潟)
94分 アレクサンドレ・ゲデス(新潟)
【警告】
キム・テヒョン(仙台)
この日の深夜(早朝)、ビュービューと吹く風の音は、風向きも風速も、まるで真冬のようでした。
これはスワンは寒くなるかも…と、長袖のプルオーバーの上にジップアップパーカーを羽織り、少し暖かめの服装で出かけたのですが…思った以上に暑いw
まず、alliance2002主催のイベント「歩こう!ビッグスワンまで」に参加するため、10時に新潟駅南口広場に集合。
ビッグスワンまでの約4?の道のりを、いろいろとお話ししながら歩きました。
この日のスワンはチケット完売で3万人超の入場者が見込まれていたため、行きも帰りもシャトルバスが大変そうだったので、歩くつもりでいました。
歩いて約50分ほど。アルビの話をしながらだと、あっという間です。
スタジアムに到着したのは11時頃でしたが、Eゲート前広場は物凄い人で、あちこちに大行列ができていました。
特にチケットレーンの行列は、最後尾がどこなのかも分からないほど。
最終的にはエコスタを1周するくらいの長さになったそうですが…。
スタグル難民になるのが怖くて、事前に新発売のアルビレックス新潟応援弁当を予約購入していたので、それを受け取りに行きました。
選手たちの好物メニューと、対戦相手にちなんだメニューの詰め合わせ。なかなか豪華。
チキンライス、タレカツ丼、厚焼き玉子、南蛮海老のサラダ、塩鮭、鶏唐揚げの甘酢あんかけ、レンコンの煮物、そして仙台グルメとして牛タン焼き、ずんだあん、笹かまぼこ。
選手の好物はどれが誰の好物かは分からなかったのですが(明記してもらえると楽しいかも)、チキンライスは誰の好物なのやらw
応援弁当は、最終節の町田戦でも販売されますが(すでに売り切れ)、気になるのは対戦相手のご当地メニュー。町田のご当地メニューってなんでしょうね?
私はシーズンパスホルダーなので先行入場できたのですが、チケットレーンの大行列を見ると、入場レーンが2列ずつしかないのは少なすぎるんじゃないかなぁ、と思って見ていました。
やはり、入場がキックオフに間に合わない人が続出したようなので、そこは要改善ですね。
友人から席取りをお願いされたので、私も含めて4人分の席を確保し、ホッと一息ついていると、チケットレーンの入場が始まり、どんどん観客席が埋まって行きました。
キックオフ30分前くらいになると、座る席が見つけられずに最上段で席以外のところで見る人が多くいるようでした。
そういえば19年前の初昇格試合も、キックオフ1時間前に呑気に出かけて行ったら席がなく、立ち見したなぁ…(トオイメ)
3万人超えると、こんな感じになります。
仙台ゴール席。試合前に黄色いシートを全座席に並べ始めたので、コレオか何かをやるつもりなのかな?と思っていたら、とにかく座席を黄色に染めて、選手たちを後押ししようという考えだったようでした。
昇格プレーオフ圏内死守のために、仙台のサポーターも頑張っていました。(久しぶりに聴いた仙台のチャント、懐かしかったですねぇ)
さて、試合。
新潟の選手たちは、程よい気負いとリラックスで、とてもいい精神状態で試合に臨めているようでした。
さすが、リキさんのチームマネジメント、スキがありません。
特に、伊藤涼太郎の攻守にわたる獅子奮迅ぶりに、この試合に賭ける並々ならぬ思いを感じました。
涼太郎のヒートマップを確認していませんが、ほぼピッチ全体を走り回っていたのではないかと思わせる活躍でした。
だから、涼太郎には報われて欲しいと思いましたし、あの2ゴールは必然だったと感じています。
涼太郎の頑張りに対して、ゴール裏のコールが「伊藤」から「涼太郎」に変わった瞬間は、ちょっとグッときましたね(2014年の味スタで、山本康裕へのコールが「山本」から「コースケ」に変わった瞬間を思い出しました)。
来季の開幕戦にはチャントもお披露目になるんじゃないかな。
仙台とはリーグ開幕戦で対戦し、試合を終始優位に進めながら、結局スコアレスドローだっただけに、チームの成長を計るには最適な相手だったと思います。
その結果、3‐0の完勝。J2リーグのチーム総得点の1位(新潟71点)と2位(仙台65点)の対戦でしたが、最終盤に来て、気が付けば大きな差がついていたと思わせる内容でした。
前半、リトリートして前からもあまりプレッシャーを強くかけてこなかった仙台ですが(新潟の縦パスをつぶすことを徹底していたようでした)、後半は立ち上がりから前から追ってくるようになりました。
追ってくるということは、裏を突けばひっくり返せるということにもなるわけですが、新潟がパスで仙台の裏を突くと、あっさりとひっくり返り、それが続くと仙台の前からの攻勢がしぼんでしまうという流れ。
仙台が最終盤に来て失速してしまっている理由の一つがこのあたりなのかな、と思いながら見ていました。
新潟の3つのゴールは、どれも素晴らしかったですね。
(先制点のスローインが実は仙台ボールだったという話もありますが、それでも試合結果には大きな影響を及ぼさなかったのではと思えるほどの差がありました)
涼太郎のテクニカルな2ゴール、そして試合終了間際のゲデスのダメ押しゴール。
ゲデスの3点目は、古巣戦だったゲデスにとっても大きかったでしょうし、ゴールシーンに絡んだのが後半から途中交代で入って来た選手たちだったというのも、誰が出ても点が取れる今季の新潟を象徴するものでした。
試合終了。
ピッチ上で、ゴメス(堀米悠斗選手)と涼太郎が突っ伏しているのが見えました。
5年前の雨のホーム甲府戦。
1‐0で勝ったのに、こちらの試合終了を待たずに他会場の結果が出て、降格が決まったと分かった状態で、最後のホイッスルを聴いたあの日。
場内を一周して、スタンドに向かって深々と頭を下げる選手たちの姿に、泣けました。
その中に、ゴメスもいたわけですが、あの時、ゴメスがどんな表情をしていたのかは覚えていません。
今回、昇格したら泣けるかなぁと思っていたのですが、意外と涙は出ませんでしたね。
でも、試合後のセレモニーで、中野社長が「5年かかりました…」としみじみ噛みしめるように発した言葉を聞いた時、ちょっとホロっとしてしまいました。
コロナ禍がクラブ経営に大きな影を落とす中、ブラジル人選手の酒気帯び運転という不祥事が起こり、その事実隠蔽を問われて当時の是永社長が辞任。一度は社長を退いた中野さんが、急遽再任することになったのが2020年でした。
一番きつい時に社長を引き受けていただいたことは、本当に感謝しかありません。報われてよかったですよね。
5年でのJ1復帰が長かったか短かったかは分かりませんが、個人的には10年かかることを覚悟していたので、5年で戻れたなぁ、というのが実感です。
是永さんが連れてきてくれたアルベルさんが、新潟にパスサッカーの種を蒔き、そこから出てきた芽を、リキさんが育てて花を咲かせた。そんな2022年だったと思います。
とはいえ、まだ2試合残っていて、次の目標は「J2チャンピオンとしてJ1に挑戦する」ということに切り替わったので、これ以上の回顧はシーズン終了後に取っておきます。
今節、横浜FCが負けたので、次節のアウェイ東京V戦に勝てば、優勝が決まります。
まずはそこを目指して、スピードを緩めることなく、駆け抜けたいと思います。
試合後、同じ日に開催された「にいがた酒の陣NEXT」に参加しに新潟に来ていて、仙台戦も観に来てくれていた友人のFC東京サポと、古町で祝杯を挙げました。
来週末は「古町どんどん」が開催されるようですよ。
古町の鍋茶屋通りにある「海老の髭」。
花街の一角にあり、古い建物をリノベーションした店舗も風情があり、何より料理が美味しい。
(さすが安定のヨネクラグループ)
FC東京サポも喜んでくれました。来年は東京からたくさんイナゴさんたちが飛んでくるんだなぁ。
知り合いの他サポの方々からも、「来年行くのでよろしく」というメッセージが来ました。楽しみです。
]]>(NDソフトスタジアム山形)
モンテディオ山形 1-1 アルビレックス新潟
【得点者】
34分 ディサロ燦シルヴァーノ(山形)
85分 谷口海斗(新潟)
【警告】
松本怜大(山形)、高宇洋(新潟)
朝6時。市内某所に集合し、総勢6名で車に乗り込んで山形へ出発。
毎度のことながら、人に運転してもらう旅は素晴らしいw
(結局、今年は自走したのは秋田だけだったなー)
国道113号線周りのルートでしたが、途中水害があった関川村を通ると、川には流木が打ち上げられ、山肌にはあちこちに土砂崩れの跡があり、災害の爪痕は生々しく残っていました。
立ち寄った道の駅おぐにの裏にあるスキー場は、霧に霞んでいました。
すでにここで新潟サポの車が多数w
途中、道路工事による交互通行区間があり、道は渋滞気味。途中では観光地へは一切寄らず、一路スタジアムへ。
山形市内にはモンテディオ山形の面影を感じるようなものはほとんどなかったのですが、本拠地がある天童市内に入ると、さすがにのぼり旗がちらほらとありました。
NDスタへ行くのは久しぶりだったのですが、いつの間にか駐車場が舗装されていました。おおー。
そして、駐車場のすぐ隣がモンテディオの練習場になっており、トップチーム専用と思われるクラブハウスと天然芝ピッチの隣は人工芝ピッチがあり、ちょうど少年サッカーの大会をやっているようでした。アルビレッジではよく見る風景。
以前来た時は、モンテディオのクラブハウスなんてなかったなぁ。ちょっと来ないだけで、いろいろと変わりますね。
スタジアム前の広場は、羨ましいほどのスタグルの出店数。ワインまつりやら、麺まつりやら、大賑わいなのでした。
私は県内の有名ラーメン店が4店出店しているという一角へ。
酒田ラーメンという文字が見えたので、そこに並ぶことにしました。
考えてみれば、秋田の行き帰りに酒田は通るので、日東道を下りて酒田ラーメンを食べに行く、ということもできたわけですが、結局食べませんでしたからねー。でも、ここで食べられるなら、いいかw
三日月軒緑ヶ丘店の「酒田のふわとろワンタン麵3点盛」を。
あっさり魚介スープの醤油味。岩のりがいい仕事してました。
調べてみたら、三日月軒さんは人気店らしいですね。
新潟に戻ったら車を運転しなければいけないので、アルコール類はグッと我慢。
そこで、ノンアルがないかなーとフラフラしていたら、ノンアルカクテルがありました。
若い女性たちが楽しげにやってるお店で、ローズジントニックを。
使用しているローズシロップは村山市産だとか。
さっぱりとした味わいで美味しゅうございました。
3年ぶりくらいのNDスタ。楕円形のナイター照明が懐かしいw
この日の新潟サポは約5000人だったそうですが、スタジアムはオレンジとブルーで見事に二分されてました。
山形もPO圏内を目指して勝つしかない試合でしたからね。ゴール裏の人数は新潟の方が多かったようですが、山形のゴール裏からも気合が伝わってきました。
「天地人ダービー」という名前が使われていた時期もありましたが(米沢ならまだしも、天童で上杉は関係ないだろ、とずっと思ってましたw)、今までで一番ダービーっぽい雰囲気だった気がします。
さて、試合。
お互いにボールを持ちたい、パスで崩したい似たもの同士。
両監督は横浜F・マリノスでポステコグルー監督のもと、クラモフスキーさんはヘッドコーチ、リキさんはコーチを務めていた間柄。
選手も山田康太やイッペイ(シノヅカ選手)、エーちゃん(松田詠太郎選手)など、マリノス出身者が複数いるなど、何かにつけて共通点が多い両チーム。
始まると、ミラーゲームの匂いが伝わってきました。
序盤は新潟ペースだったと思うのですが、それも長続きせず、山形にボールを持たれ、押し込まれるシーンが多くなりました。
選手間の距離感も間延びしているように見え、セカンドボールを悉く拾われる。
最終ラインからのビルドアップも、ボールを下げたり横パスが多く、消極的なプレーが気になりました。
マイコー(舞行龍選手)が大宮戦で肩を痛めてベンチから外れたことも響いてますかね。
失点シーンはCKから。一度ははじき出しましたが、そのボールを拾われると山形の國分がサイドチェンジのロングパスを通し、山田康太が触ったボールをディサロに流し込まれました。
先制された後も、なかなか新潟のギアが上がらず、硬さが目立ったのは、やはり昇格の目に見えないプレッシャーだったんでしょうか。
これは、ハーフタイムでリキさんにねじを巻かれるな…。
ハーフタイムでいきなり孝司さんとイッペイ→谷口海斗と小見ちゃんという交代策。
そして71分に秋山くん→星くん。この交代策が悉く当たるところが、リキさん采配の真骨頂
海斗と小見ちゃんが動き回って山形にプレッシャーをかけ、星くんが入ったことで距離感が一気に改善したように感じました。
ボールを下げるシーンも減り、早川史哉から素晴らしい楔パスが入ったシーンは、思わず「おお!」と声が出てしまいました。
やはり、チームの矢印が前へ向いた時の新潟の強さはこれだ、という感じ。
しつこく間を突く攻撃を繰り返した結果、生まれたのが海斗の同点ゴールでした。
結果的に1‐1のドロー。
どちらも勝ちたかった試合でしたが、引き分けでもOKだった新潟と比べると、勝つ必要があった山形にはより痛い結末だったんじゃないでしょうか。山田康太の負傷交代も気になりますね。
新潟にとっては大きな勝ち点1となりました。
結果的に翌日の試合で岡山が金沢に負けたので、この試合で勝っていれば昇格が決まったのですが、残念でした。
要するに、「ホームで勝って決めろ」というサッカーの神様のご託宣ですよこれは。
その昔、広島カープが移動中の新幹線の中で、対象チームの敗戦で優勝が決まるというシーンをニュースで見たことがありますが、そんなのつまんないじゃないですかw(ここで例えがプロ野球かよ、というツッコミはさておき)
その結果、新潟の勝ち点が78になり、岡山が69のままで、岡山が残り試合全勝しても78にしかならないので、新潟はあと勝ち点1を積み上げれば自動昇格圏内の2位以上が決まることになりました。
つまり、次節の仙台戦で引き分け以上で昇格、ということです。
万が一、残り全敗したとしても、得失点差が14差という大差がついているので、ほぼ決まりと言っていいでしょう。
だから、ここからのターゲットは自動昇格圏内からJ2優勝、ということになります。
横浜FCが勝ったため、勝ち点差1に縮まりました。
横浜FCに抜かせないためにも、残り3試合全勝で行きましょう。
帰り、天童の道の駅に立ち寄って、足湯に入り、お土産も買ってきました。
山形へ行くと、いつも買ってしまう定番お土産、のし梅とミルクケーキ。
新潟で売ってる場所ないですかねー。
道の駅いいでには、やたら人懐こい、かわいい野良猫がいたのですが、いい年したオジサンたちが、
「いい子だねー」「いい顔してるねー」
なんて「岩合光昭口調」になったのには笑ったなぁw
さて、次の仙台戦はどうやら3万人超が集まる予想だそうですよ。
それでは皆様、無事、ビッグスワンでお会いしましょう。
]]>(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 1-0 大宮アルディージャ
【得点者】
72分 秋山裕紀(新潟)
【警告】
大山啓輔(大宮)
リーグ戦のナイトゲームシーズンも終わり、いよいよデーゲーム。そうなると、朝の準備が慌ただしくなり、バタバタと家を出ることになります。
何だか気が急いて、最寄りの小針駅まで小走りで行くと、何やら構内アナウンスが。耳をそばだてると、新潟駅で信号故障があり、越後線が運転見合わせ中とのこと。
とりあえず小針駅に新潟行の電車は来るけど、その先の運転再開のめどが立ってないので、小針駅で留め置かれるらしい。
なんだってー!
間もなく電車が来たので乗り込んだものの、発車はせず。さて、困ったなぁ。降りてバスにしようかなぁ、と思っていると、とりあえず関屋駅まで電車を動かすとの車内放送がありました。そして、関屋駅で再び運転見合わせになると。
とりあえず関屋駅まで電車で行って、そこで降りて信濃町バス停まで歩き、バスに乗ることにしました。
関屋駅から西大通りに出ると、バスが一つ手前の有明台に来ているのが見えました。おお、ラッキー。
やって来たバスは、電車が止まっている影響か、かなり混んでいました。
まぁ、最悪キックオフに間に合えばいいので、のんびりとバスで新潟駅へ。
ビッグスワンへ行くのに新潟駅までバスに乗るなんてことはほぼないので、当然のごとく、オレンジ色の物を身に着けているのは私一人。席を移動しようとしたら、リュックの外ポケットに差していたプラネタスワンを落としてしまい、他のお客さんに拾ってもらうという失態もあり(恥ずかしいのなんの)、バスで行こうとするとスワンと西区がいかに離れているかを痛感しました。
何とか新潟駅に到着し、シャトルバス乗り場へ行くと、結構な行列ができていました。いやー、これは今日の観客数、多いんじゃないかなぁ。
ふう、着いた。1時間半かかったなぁ。
喉が渇いたので、魚沼市ブースで冷たい甘酒を。美味しい。
Eゲート前広場には、いつも以上に人が多く、キッチンカー祭りなんてイベントもやっていることもあって、どこも行列。
行列の少ないキッチンカーを探すと、意外や意外、「日立台カリーぶ」のキッチンカーが比較的空いているようだったので、そちらへ。
日立台カリーぶのお兄さんがとても気さくで、
「俺、ここ(ビッグスワン)好きなんですよー。来年楽しみにしてます!」
とのこと。
また来ていただけるように、頑張ってJ1昇格しますわ。
日立台カリーぶ謹製「カリーイタリアン」。
スパイスカレーに温泉卵がいい仕事してます。
ランチしている間に、先行入場の時間になっていたので、食べてすぐにスタジアムへ。
チケットレーン前の大行列に、ただならぬものを感じ、つくづくシーズンパスホルダーでよかったと思うのでした。
ゲートでは前節負傷し、戦列を離れざるを得なくなったヨシくん(高木選手)の背番号33がプリントされたペーパーを渡され、ああ、これを選手入場時に掲げるってことなのだなと。
Eゲート前広場のオレンジトラックでのトークショーにはヨシくん本人も登場し、なんかもう、今日は大宮戦というよりヨシくんデーだなぁ、という雰囲気になっていました。
(こうやってクラブとサポーターが入れ込んでイベントを詰め込むと、試合の結果が芳しくないというパターンが過去何度もあったので、それだけが気がかりでしたが)
さて、試合。
立ち上がりから新潟がボールを握り、パスで大宮のゴールに迫っていきますが、フィニッシュの精度を欠き、前半無得点。
大宮はきれいな守備ブロックを敷き、なかなか崩せませんでした。
印象として、ちょっと選手たちも入れ込み過ぎてるように見えたので、もっと落ち着いてやればいいのにな、と思っていました。
こうやって攻めあぐねているうちに一発のピンチで失点するというのはよくあること。それだけが怖かったのですが、後半になると大宮の攻撃の時間が増え、危険なボールの失い方も増えましたが、そこで立ちはだかるのが守護神コジコジ(小島選手)。
本当に落ち着いていて、慌てることがないコジコジの存在は、本当に素晴らしい。何度助けられたか分かりません。
チームのシーズンMVPを選ぶなら、私はコジコジに10票くらい入れたい。
中をがっちり固める大宮ディフェンスに手こずり、サイド攻撃も不発気味、しつこく中を通すパスもなかなか決まらない状況で、秋山くん、孝司さん、イッペイを投入。この交代策が当たりました。
これで攻撃が一気に活性化し、待望の先制点は、秋山くんの新潟初ゴールでした。
誰もが認める天才ながら、その才能を持て余し気味で、2度のレンタル移籍を経験した秋山くんも、アルベルさんには使われたと思ったらバッタリと使われなくなったりして、相当悔しい気持ちがあったと思います。
それが、今年になってから課題の守備面に成長が見られるようになり、本来の持ち味である長短のパスにも冴えを見せるようになりました。
思えば、いつゴールを決めても不思議ではない状態にはなっていたということですね。
悔しさを抱えながらも、自分のやるべきことをしっかりと理解して、真摯に取り組んできたことが花開いたゴールだったように感じました。
これで今季初の4連勝。横浜FCと岡山も勝ちましたが、3位岡山との差は勝ち点8のまま。
最短では、次節、ウチが山形に勝って、翌日に岡山が引き分け以下だと、自動昇格の2位以内が決まることになりました。
あと、勝ち点5です。
もっとも、岡山は負けないでしょうから、現実的には昇格決定は次のホーム仙台戦の可能性が高いかな。
近道はありませんが、一戦一戦、大事に戦っていけば、おのずとゴールにたどり着けます。それが「自力で決められる」立場の強さです。
帰り、新潟駅ぽんしゅ館の角打ちで一人祝勝会。
麒麟山飲み比べセットと、おつまみ3種盛り(かきのもとのお浸し、ポテトサラダ、みょうがの酢漬け)。うまー
気が付くと、周りを大宮サポに囲まれてましたw
大宮サポさんたちのボヤキを聴きながら飲む麒麟山、最高でした(腹黒)
]]>(JITリサイクルインクスタジアム)
ヴァンフォーレ甲府 1-2 アルビレックス新潟
【得点者】
18分 小見洋太(アルビレックス新潟)
64分 三戸舜介(アルビレックス新潟)
81分 ウィリアン・リラ(ヴァンフォーレ甲府)
【警告】
エドゥアルド・マンシャ、関口正大(ヴァンフォーレ甲府)
3連戦の中日、週の真ん中水曜日のアウェイ。今季最後の平日ナイトゲームでした。
というわけで、内容はざっくりと。
平日ナイトゲームはホーム以外はなかなかリアルタイム観戦ができないのですが、19時30分と遅めのキックオフだったおかげで、キックオフ数分前にDAZNを視聴し始めることが出来ました。
甲府は新潟対策として、3バックではなく4バックにしてきたようですが、新潟相手に3バックを選択するチームが大半だった中で、あえての4バックというのと、達磨さんが相手に合わせてやり方を変えて来るというのが、個人的には意外だったのですが、Jリーグチームやシンガポール代表監督などを経験する中で、いろいろと引き出しを増やしてきたのかな、なんてことを思いました。
やはり甲府は天皇杯でベスト4に残っているだけあって、いいチームでした。
いつもよりボールも持てなかったし、シュート数もCK数も相手より少ないのは久しぶりでした。もっとも、ボール保持率でサッカーやってるわけではないのですが。
これはハーフタイムにリキさんの「ちゃぶ台ひっくり返し」があるかなぁと思っていたら、案の定、「甘すぎる!」とのカツが入ったとのこと(モバアル動画でそのシーンが出てましたが、かなりの迫力でした)。
さらに、ハーフタイムで一気の3枚替え(怒りの交代、というわけではなく、3連戦を踏まえコンディションを考慮したものでもあったようですが)。この交代枠の切り方が、チームがスムーズに循環するきっかけとなりました。
そんな中で、コジコジ(小島選手)の安定した守りと、久しぶりの先発だった早川史哉の頑張り(試合後、達磨さんから「ふみ、ヘディング強くなったな」と言われたそうです)、小見・三戸コンビの揃い踏みの活躍で、勝ち点3を持ち帰ることが出来ました。
この日は横浜FCと岡山が敗れたので、新潟が一歩抜け出す形になり、そういう意味でも大きな一勝だったんじゃないでしょうか。
【明治安田生命J2リーグ第37節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 2-0 水戸ホーリーホック
【得点者】
37分 星雄次(アルビレックス新潟)
52分 谷口海斗(アルビレックス新潟)
【警告】
椿直起(水戸ホーリーホック)、三戸舜介(アルビレックス新潟)、橋本卓海(水戸ホーリーホック)
朝、突然LINEで前職の同僚から「今日行くよ」とメッセージが来ました。
彼にはシーズンパス特典の「お友だちお誘いチケット」を渡していて、いつでも好きな時に来場してもらうことにしていたのですが、まさか当日連絡が来るとはw
最終的にチケット完売になったこの日。
夏頃から、E2スタンドには古いユニを着た人の姿をよく見かけるようになっていました。中には、ユニにびっしりと当時の選手たちのサインが書き込まれたものを着ている人もいます。
かつてはスタジアムによく足を運んでいたのに、しばらく足が遠のいていた人たちが戻って来たのかな。
そのまま、また毎試合来てくれるようになるといいなと思います。
ランチはVOVOカレー。今のところ、この組み合わせ(ビーフカレーとバターチキンカレー)がお気に入りですが、次回は千葉ちゃん発案の「4種盛り」にチャレンジしてみようかな。
この日の市町村デーは、見附市、燕市、田上町。
見附市ブースでは、今町べと人形「三角だるま」の新作が出ていました。
アルビバージョンの三角だるまは、前回の見附市デー以来の登場ですが、今回はミニサイズも販売。
対応してくださった見附市のスタッフの方(恐らく観光協会の中の人)によると、真ん中のオレンジだるまが新柄、右側のブルーに先っぽが白くなっているのが「水戸バージョン」なんだとか。
──水戸バージョンすか!
「まぁ、水戸をやっつけるという意味なんですけどね」
──(とは言っても、転ばしても起き上がってきますけどね、三角だるまだからw)
これって、定番の青だるまの先っちょを白く塗っただけですよね。それで水戸バージョンとは、何気に商売上手じゃないですか見附市さんw
いかがですか、水戸サポのみなさん、新潟土産に!
さて、試合。
ここのところ、新潟相手にはいつもと違う「新潟対策」を取ってくるチームが大半で(大分や横浜FCですらそうでした)、水戸も3バックにしてくるのかなと思いきや、秋葉監督はいつものやり方で臨んできました。
そこに、指導者・勝負師としてのアッキーの矜持を感じました。
内容として、新潟と水戸の現時点での力量差が出た試合だったと思いますが、何より嬉しかったのは、星くんの今季初ゴールでした。
今季はボランチとしての新境地を開拓している星くんですが使われ方が不安定で、ベンチ入りしても出番がなかったり、前節ではベンチ外。この日発売された「ラランジャ・アズール」のインタビューでも分かるように、かなり悔しさや納得のいかなさを抱えていることが容易に推測できていた星くんが、小見ちゃんのドリブル突破から涼太郎→谷口海斗を経由したボールを、まるで気持ちを叩きつけるかのような強烈な弾道でゴールに蹴り込んだ瞬間、心に伝わるものがありました。
それは、前半戦ではゴールを量産しながら、後半戦ではゴールに恵まれなかった海斗も同様で、後半のFKでゴメス(堀米選手)がGKとCBの間に蹴った絶妙なキックを頭で合わせたシュートにも、ここまで苦しんできた海斗の思いが凝縮されているように感じました。本当に決まってよかった。
悔しい気持ちを抱えた選手が、一つのプレーで報われる瞬間を目の当たりにできることは、サポーター冥利に尽きますね。
ヨシくん(高木選手)が前半のうちに負傷退場したのは、あまり軽いとは言えなさそうなケガのように見えたのでとても心配ですが、ヨシくんの不測の事態に、最初はバタバタしたチームもすぐに落ち着きを取り戻しました。
昨シーズンまでは、ヨシくんが不在だと、あっという間に詰んでしまうチームでは、もはやなくなった。チームの成長を実感します。
終盤のピンチも、マイコー(舞行龍選手)とトミー(トーマス・デン選手)が危なげなく守り、コジコジの好セーブもあって、難なく切り抜けました。
この3人は、J2レベルでは反則の守備陣なので、早くJ1に行かないとです。特にオーストラリア代表に選出されたトミーの読みとスピードはレベルが違う。トミーがスライディングタックルで無理やり相手を止めようとするプレーを、まだ見たことがありません。
2-0で勝利し、これで勝ち点74。
自動昇格枠争いの直接のライバルである3位の岡山が残り全勝しても勝ち点が81にしかならないので、岡山の上に行くためには勝ち点8を積み上げればいいことになります。
残り5試合で3勝が最低限のノルマ、という考え方です。
この段階で勝ち点計算をすると怒られそうな雰囲気が一部でありますが、ゴールの位置を確認せずに目の前しか見ずに必死になるというのも精神衛生上よくないので(個人的には)、きちんと自分たちの立ち位置を把握しておくことは、戦略として大事だと思うのですよね。
その上で、目の前の試合を一つひとつ勝って行けば、必ず目指すゴールにたどり着くはずです。
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【明治安田生命J2リーグ第35節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 3-0 FC琉球
【得点者】
55分 高木善朗(新潟)
75分 高木善朗(新潟)
85分 アレクサンドレ・ゲデス
【警告】
松田詠太郎
久しぶりに戻って来た晴れの日。岩手戦、大分戦と雨にたたられたので、なおさら青空がまぶしく感じました。
さて、大分に敗れたマイチーム。最下位とはいえ、監督交代後、力強さを増しているFC琉球相手に、どんな試合を見せてくれるのでしょうか。
ランチは久しぶりにイタリア軒の冷製パスタ。野菜たっぷりのシーフードパスタで、トマトベースのドレッシング風ソースをかけていただきます。
暑い日には本当に美味しい逸品ですが、夏季限定商品なので、スタジアムではあとどれくらい食べられるかな。
今日のガチャガチャでプチリボンマグネットとエアークッションチェーンを引いたら、どちらもトミーでした。
今日はトミーの日だなw
キックオフ直前の夕日。
上が当日(9月10日)、下が8月6日。
夕日が沈む位置が、8月よりも南寄りになっていました。
最近、雲の種類が秋らしくなったなと思っていましたが、太陽の軌道も確実に秋になっていることに気づいた瞬間でした。
さて、試合。
この日からのビッグスワンは、声出しが一部解禁になり、Nスタンド全体が声出し可能エリアになりました。
試合前のウォーミングアップ練習で選手たちが出てきた時に、満を持して発声された大歓声には、グッときましたね。
ああ、やっとビッグスワンが戻って来たんだと。
残留争いの渦中にあるチームを相手に、難しい試合になることは分かっていました。
実際、琉球は引いて守ってきましたが、幅を使ったり、間を突くパスを多用するなど、いつでも点が取れそうな雰囲気はありました。
ただ、最後が決まらないのは変わらぬ課題だなと思いつつ、孝司さんだったら、ここでどんなプレーを見せてくれたかな、なんてことを考えてしまっていました。
ベンチにもいない選手のことを考えるのは、よくないことだと分かってはいるんですけどね。
海斗は好調な時には難なく決めていたシュートが決まらず、あまり焦らずに落ち着いてやればいいんじゃないかな、なんてことを思ったり。
もっとも、ゴールが決まらなかった大きな原因の一つは、琉球GKカルバハルの上手さもあったことは間違いないでしょう。
後半開始前に、エーちゃんがヤンくんに右サイドのスペースを指差しながら、何か一生懸命話している様子を見て、選手たちも状況打開のために、色々と意見を出し合ってるんだなと思っていた矢先、待望の先制点のきっかけが泰基得意のロングスローだったのは、膠着した試合展開にはセットプレー大事、という鉄則を改めて思い出させるものでした。
泰基もずっとベンチ外が続いていて、ゴメスを休ませる意図もあったように思える今回のスタメンという大チャンスを、しっかりと自分の得意技でモノにできたことは、自信になったんじゃないでしょうか。
その後、三戸ちゃんが入って右サイドに一層動きが出たことで、事態は一気に新潟の流れになっていきました。
前半、サイド攻撃に工夫が足りずに無得点だったところに、後半投入された至恩が一気にその課題を解決してしまった、昨シーズンのアウェイ秋田戦を思い出すような、三戸ちゃんの活躍でした。
そして、2点目は本来新潟が磨いてきた形での崩し。涼太郎のヨシくんへのアシストは、まさに阿吽の呼吸。
シーズン序盤戦は、この2人をどう並び立たせるかの最適解が見つかるまで少し時間を要しましたが、今では2人が同時出場することで、お互いの良さを引き出しあう、バディみたいな関係性を感じるまでになりました。
今季のチームの成長を象徴しているかのようです。
3点目のゲデスの移籍後初ゴールは、ずっと結果が出せずにいた悔しさも歯がゆさも全て報われたような一瞬だったんじゃないでしょうか。
試合後のリキさんのゲデスに対するコメントは、選手一人ひとりをしっかりと見て、誰一人取り残さないリキさんの指導者としての矜持を感じさせるもので、とても感銘を受けました。
初めて公式戦でコンビを組んだマイコーとトミーのCBコンビは、もはやJ2では反則クラスなプレーを連発。サダム・スレイに抜け出されそうになった時、すぐに追いついて体を入れたトミーのスピードは素晴らしいの一言でした。
トミーがあっという間にチームの軸になれた背景には、チームには英語が話せる複数の選手(マイコー、千葉ちゃん、ヨシくん)がいるのも大きいかもしれませんね。
その後、試合終了まで途切れることがなかった「アイシテルニイガタ」の歌声は、まるでロンドンのラグビーの聖地・トゥイッケナムでイングランドファンが歌う「スウィング・ロー・スウィート・チャリオット」のような勇気に満ちた響きでした。
中秋の名月の光の下、それはそれは感動的な時間でした。
ビッグスワンに最大戦力が戻って来たのです、ついに。
試合後、場内を一周する選手たちを出迎えたプラネタスワン。
誰かが「いつもよりキレイに見えね?」と言っていたのが印象的でした。
光と歌声に満ちた週末。
この光が失われないように、一歩一歩しっかりとやっていかなければ。
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【明治安田生命J2リーグ第34節】
(デンカビッグスワンスタジアム)
アルビレックス新潟 0-1 大分トリニータ
【得点者】
19分 中川寛斗(大分)
【警告】
金崎夢生(大分)、藤原奏哉(新潟)
この日は、天気予報によると午後から曇りで、試合まで天気がもつ…はずでした。
VOVOさんのイノシシドライカレーを食べるあたりまでは、確かに降らなかったのですが…。
結局、キックオフの少し前くらいから降り出した雨は、最後まで止みませんでしたね。
それでも、やっぱり屋根があるスタジアムっていいなぁ!と、ホームスタジアムの素晴らしさには改めて感銘を受けました。
(アウェイから戻ってくると、より実感します)
次節の琉球戦からは、声出し応援検証試合となるため、拍手だけのスワンはこの試合が今季最後。
声出し禁止は確かに窮屈だけど、選手たちの声やボールを蹴る音が響くスタジアムも魅力的だったので、ちょっと寂しい気もします。
さて、試合ですが…。
大分とはスワンで随分勝ててない気がするなぁ、と思っていたら、最後に勝ったのが2005年ホーム開幕戦(あの吹雪の試合)だったという事実に行きつきました。
あれ?2013年の達也さんの背中ゴールで勝ったのって、アウェイだったっけ…。
チームの相性というのは、どんなに監督や選手が入れ替わろうと、不思議なもので延々と続きがちですが、何がよくないんでしょうねぇ。
この日の大分は、新潟対策としてボール保持は新潟に任せて、自分たちはブロックを敷きながらプレスにいそしむ、という感じ。
プレー強度という意味では、やはり昨年までJ1でやっていたチームらしく、今季対戦して来た相手では一番だった気がします。
中でも、トミーが中川にボールを奪われたシーンは、その中川にフリーでゴールを決められたことを考えると、とても示唆的だったなぁと思います。
中川は、柏にいた頃から小柄だけど物凄く上手くて、気が利いていて、イヤな選手だなと思っていました。
試合の立ち上がり当初は、新潟はボールを必要以上にコジコジまで下げるシーンが多く、そこを明確に狙われてきていました。
ボールは持たせるけど前へは運ばせない、ビルドアップのスタート地点へはとにかくプレッシャーをかける。
新潟はプレー強度で後手に回りがちで、もっとガツッと行かないとやられそうだなぁと思っていると、前半19分に失点。
増山にクロスを上げさせなければよかったのはもちろんですが、それ以上に中川をあそこまでフリーにしてしまったのが気になりました。
でも、失点直後から、新潟の戦い方が変わったように見えたんですよね。
コジコジにボールを下げるシーンが激減し、前へプレーを選択することが増えました。それと同時に千葉ちゃんやトミーから縦パスが入るようになった。
これは、ベンチから指示があったのでしょうか(試合後のリキさんの会見によると、ハーフタイムに矢印をもっと前へ向けるように指示をしたとのことですが)。それとも、この段階で選手たちに気づきがあって、選手たち自身で変えたのでしょうか。
そのあたりが知りたいなぁ。
いずれにせよ、前を向くプレーが増えたことで、必然的に新潟のチャンスが生まれるようになりました。
何度も大分の守備を崩してシュートまで持ち込むシーンがあったのですけれどね。一つでも決まっていれば…と思うと残念です。
(エーちゃんがペナルティエリア内で倒されたシーンは、私の位置からは完全に反対側で、PKかどうかはっきり分からなかったので、ここでは触れません)
ただ、小見ちゃんが自らのシュートではなく、パスを選択してしまったのは…うーん。
小見ちゃんは視野が広くて、プレーの選択肢が広い選手なのですが、時々それが裏目に出てしまうように感じられることがありますね。もう、小見ちゃんはシュートをとことん狙っていいと思うんですけれど、これも彼の伸びしろなんだろうな。
カズは失点に直結する判断ミスがありましたが、基本的には大分はカズのプレーを嫌がっていたと思います。
もっと細かい判断の部分が向上すれば、相当いい選手になるなぁと改めて感じました。
全体的に、判断の部分でミスやズレが散見される試合で、パスが合わないシーンが多かったなと感じました。
この日は、そういう日だったと思うしかありません。うちの選手たちなら、この試合の教訓を生かしてくれるはずです。
帰りのシャトルバス乗り場で私の後ろに大分サポさんが数人いて、その一人が、
「負けたらそのまま新幹線で日帰りするつもりだったけど、勝ったから、さっきホテルを取った」
なんて話していて、新潟との相性の良さについて語っているのが耳に入りました。
まぁ、新潟で美味しいものを食べて帰ってくださいね。
一つ負けても次の試合はすぐにやってきます。こんな日を乗り越えて、また次へと向かいます。
目の前の試合を、一歩一歩、です。
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この日は新花巻へ行くため、早めにホテルをチェックアウトし、徒歩で盛岡駅へ。
途中、北上川にかかる開運橋を渡ると、北上川は増水している様子でした。
(電光掲示板に「ダム放水中 増水注意」と注意喚起がありました)
新幹線で新花巻へ。
新花巻では宮沢賢治記念館へ行くバスまで時間があったので、駅の構内をぶらぶらしていると…。
お?
さすが花巻。ショーヘイオオタニさんのコーナーがあるではないですか。
花巻東高校のユニフォームを手にしたオオタニさんと菊池雄星の笑顔がまぶしいw
オオタニさんのグラブとスパイク。オオタニさん、足大きいなー
その隣には、花巻市内にある富士大学野球部出身のプロ野球選手の紹介コーナーがありました。
おお、西武の山川穂高って富士大学出身だったのね。
かつては東北の大学野球と言えば東北福祉大学だったけれど(金本とか大魔神佐々木とか大塚とか)、今や富士大学の時代なのだなぁ。
駅前には宮沢賢治をイメージした広場があり、レリーフがありました。
BGMで賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」のメロディーが流れていました。
ふらふらしているうちに路線バスが来たので乗車。
宮沢賢治記念館のバス停には5分ほどで到着しました。
まずは賢治童話村へ。
銀河ステーション入口に、「白鳥の停車場」のボードが。
はい、白鳥のサポーターが参りましたよ。昨日は鶴と対戦しました。
童話村は夜にライトアップされるそうで、森の中はちょっと幻想的な雰囲気に。
「月夜のでんしんばしら」もいました。
賢治の学校。
宮沢賢治の童話の世界を可視化したアートが展示されている施設です。
童話村を見てから、宮沢賢治記念館へ移動。
記念館は小高い丘の上にあり、ちょっとした登山でしたw
館内には宮沢賢治にまつわる資料が数多く展示されていて、賢治の生涯がよく分かる内容でした。
賢治の弟さんの清治さんが、賢治の書き文字を真似て書いたという黒板。
以前は外に飾られていたはずですが、さすがに今はガラスケースの中ですね。
賢治愛用のチェロ。「セロ弾きのゴーシュ」が有名ですが、賢治自身もチェロをたしなんでいました。
館内のカフェでホッと一息。
霧が出ていて幻想的。あいにくの雨でしたが、その雨のおかげで賢治の世界にふさわしい霧が見られて、逆に良かったかもしれません。
記念館を出て階段を下りていくと、賢治が設計した日時計花壇が大切に保存されていました。
賢治は花壇の設計も手掛けていて、それが今でも残されています。
駅へ戻るバスまで少し時間があったし、ちょうどお昼時だったので、来る時に見つけたかわいいお蕎麦屋さんへ行くことに。
そば処なめとこ山。
ネーミングはもちろん、賢治の童話「なめとこ山の熊」からですね。40代くらいのご夫婦が営む手打ちそばの店でした。
いただいたのは、辛味大根そば。
運んできてくださった店のご主人が、「そばの上に辛味大根を載せて食べると香りが楽しめますよ」と教えてくれました。
その通りに食べてみたら、ツーンとくる辛味が鼻から抜けて、とても美味しいそばでした。
またいつか再訪したいなぁ。
その後、新花巻から郡山へ移動し、新潟行きの高速バスに。
会津のあたりで、ちょうど日が沈みました。きれいなオレンジ色!
Sトラベルさんのパーフェクトな行程表のおかげで、心行くまで楽しめた3日間の岩手の旅でした。
勝ち点3も持ち帰ることが出来ましたしね。
次はサッカーとは関係なく行きたいですねー。まだまだ行ってない場所がたくさんありますから。
最後にSさん、マジで開業した方がいいですよw
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昨夜は盛岡在住の知人に連れて行ってもらって焼肉冷麺を食べたわけですが、ホテル朝食のバイキングメニューにも冷麺があり…ついつい食べてしまいましたw
この日は夜がいわぎんスタジアムで試合だったわけですが、今回の旅行で絶対に行きたいと思っていた場所のひとつ、釜石の鵜住居へ往復して試合に間に合うように移動する、というスケジュール。
Sトラベルさんにパーフェクトな行程表を組んでいただきました。
盛岡から釜石への距離感が分からなかったのですが、快速電車で片道2時間以上かかる予定。結構遠いんだなぁ。
盛岡駅から乗ったのは、東北本線→釜石線の快速はまゆり1号釜石行き。
ここから気分は、NHK BSプレミアム「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」の六角精児なのでしたw
電車は花巻駅から釜石線に入るわけですが、
東北新幹線と交わる新花巻駅のホームは、銀河鉄道のイメージ。
釜石線は「銀河ドリームライン釜石線」という愛称があるそうなのですが、その理由は、釜石線の前身である岩手軽便鉄道が宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出て来る銀河鉄道のモデルと言われているからなんですね。
釜石線の各駅ホームは、銀河鉄道のイメージのデザインになっており、駅名も、宮沢賢治が好んで使用していたエスペラント語名も併記されています。
車窓から見える風景は、イーハトーブそのもの。
釜石駅到着。エスペラント語の駅名は「ラ・オツェアーノ」。「大洋」という意味だそうです。
ついにやってきました、ラグビーの聖地・釜石。
駅には、ラグビーW杯2019日本大会開催の記念モニュメントと、猫のラグビーチームのオブジェがありました。
そういえば、今は亡き作家・山際淳司さんの作品で猫のラグビーチームを主人公にした「リバプール・キャッツの冒険」というファンタジーがあったなぁ。関係があるのかは分からないけれど、それを思い出しました。
そして、駅前には日本製鉄釜石製鉄所が。昔の新日鉄釜石ですね。あー、この風景、見覚えある!
「ようこそ鉄と魚とラグビーの街釜石へ!」。そしてはまゆりのエンブレム。ラグビーおたくとしては、気分爆上りですよw
ちょうどお昼時だったのと、三陸鉄道の時間までまだ間があったので、ランチすることにしました。
JR構内の立ち食いそばで釜石ラーメン。
釜石のご当地グルメなのですが、魚介系のあっさりした醤油ラーメンです。優しい美味しさ。
極細のちぢれ麺なのですが、これは製鉄所の工員さんたちが仕事の合間にすぐに食べられるように、茹で時間を短くするため工夫されたものなんだそうです。
工場に勤めている人たちのために生まれたラーメンという意味では、成り立ちが燕の背脂ラーメンと似ていますが、燕の方は町工場に出前するのに麺が伸びたりスープが冷めたりしないように、極太麺の背脂スープになったのと対照的ですね。面白いなぁ。
さて、腹ごしらえも済んだところで、ちょうど三陸鉄道の出発時刻が迫ってきました。
三陸鉄道といえば、すぐに「あまちゃん」を連想してしまう朝ドラ脳ですがw
この車両は新潟でも作ってるんですね。
目的地の鵜住居は、釜石駅から2つ目にありました。
鵜住居駅。小さな無人駅。子どもたちのイラストでデコレーションされて、とてもかわいい駅です。
駅前広場には、2019年のラグビーW杯開催地としての記念モニュメントがありました。
そして、駅を降り立ったら、ぜひ立ち寄りたいメモリアルな場所。
釜石祈りのパーク。
鵜住居は東日本大震災の大津波で大きな被害が出た地域で、街が根こそぎ流された場所です。
祈りのパークには釜石市で犠牲になった方々の名前が刻まれた慰霊碑と、その上に津波到達点の表示がありました。
駅周辺は広大な空き地が広がっていて、少しずつ家は建ち始めているとはいえ、まだまだ復興半ばだということがよく分かります。
写真に映っている河口堰の向こう側から津波が押し寄せたのだなぁ。
目的地の釜石鵜住居復興スタジアムは、祈りのパークの反対側(駅の反対側)にありました。
ここにはかつて、釜石東中学校と鵜住居小学校がありましたが、津波で流されました。
その跡地に、ラグビーW杯を開催するために、釜石の人たちの熱意を結集して、スタジアムを新築したのです。2019日本大会では、唯一の新築スタジアムでした。
W杯のフィジーvsウルグアイ戦が開催された時は、ゴールポスト裏には仮設スタンドが作られ、バックスタンドにも仮設スタンドが増設されましたが、今では仮設スタンドは撤去され、ゴールポスト裏は芝生エリアになっています。
外から自由に出入りできる作り。
フィールドでは、ラグビースクールの子どもたちが練習していました。
スタジアムの座席部分と主要な建物には、2017年の山火事で焼けてしまった木材を使用しています。
木の香りが心地よいスタジアムです。
メインスタンドの裏手には「釜石ラグビー神社」がありました。
おみくじを引いたら「末吉」。
「ノーサイドまで諦めなければ願いは叶う」とありましたよ。
盛岡から遠かったけれど、念願の鵜住居復興スタジアムに来られました。
盛岡と釜石の距離は、同じ岩手県でも内陸部と三陸海岸との遠さ、ということですね。
というわけで、目的を果たしたので、いざいわぎんスタジアムへ。
鵜住居駅前の物産館で地ビールを買い、それを飲みながらの帰路です。
ここでのBGMは、やはり、六角精児バンドの「ディーゼル」かな。
♪走〜る列車のリズムに合わせ 缶ビールが揺れている〜
ここまでは雨には降られませんでした。ここまでは。
いわぎんスタジアムではがっつり降られましたがw
]]>8月26日、旅の始まりはここ、万代シテイバスセンターでした。
Sトラベル(ひとつ前のエントリー参照)の行程表を片手に、乗り込んだのは郡山行の高速バス。
磐越自動車道を走り、終点の郡山駅に到着したのはお昼時でした。
ちょっと小腹が空いたので、駅ビル内の会津そばのお店でランチ。
冷たいすだちそば。
新潟のへぎそばも美味しいですが、やはりこういう十割そばの歯ごたえと香りはいいなぁ。すたちが爽やかでした。
郡山駅から東北新幹線に乗り換え、一ノ関へ。考えてみれば、新幹線と名の付くものに乗るのは、2年前の2月にラグビーを観に熊谷へ行って以来です。
実を言うと東北新幹線は初乗車。東北地方の太平洋側は、車でしか行ったことがないんですよね。
郡山駅新幹線ホームの発車メロディーはGReeeeNの「キセキ」。福島駅は古関裕而メロディー。なかなかいいなぁ。上越新幹線でもやればいいのにな(地元の民謡でもいいから)。
一ノ関で降り、駅前から路線バスに乗って中尊寺へ。ここが最初の目的地でした。
中尊寺のお堂巡りは、ほぼ山登りで、初日からいい運動になりましたw
能舞台
本堂
本堂の前では、猫が堂々と昼寝。
どんなに観光客に囲まれようと、迷惑そうな顔をするだけで全く動じないところが素晴らしいw
そういえば、昔沖縄へ行った時、今帰仁城入口広場の砂利の上に万歳の格好で眠りこけてた猫がいたなぁ〜。
本日のメイン、金色堂。
とはいっても、実物はこの建物の中に収められていて、拝観はできますが撮影不可でした。
いやー、ピッカピカでしたよピッカピカ!
みちのくのこんな奥まったところに栄華を築いていた藤原家。中央政権にとっては脅威だったでしょうねー。
義経が頼ったのも分かります。
帰りもバスを利用するつもりだったのですが、帰りのバス停の位置がよく分からなかったので、客待ちしていたタクシーに乗って一ノ関駅へ。
タクシーの運転手さんはかなりベテランそうな方で、新潟からサッカーを観に来たと言ったら、
「全国大会か何か?」
──いえいえ、Jリーグです。グルージャと新潟の試合で。
「グルージャ?……あー!」
ちょっと間があってから反応がありましたw
そして、今夜は冷麺を食べるんですよ、と話すと、
「冷麺はですね、お店によって麵にこだわりがあって、硬いのから柔らかいのまでいろいろあるんですよ。私は柔らかいのが好きでねー。表面が柔らかくて中に芯があるのがウマいんですよぉ〜(まだ続くけど略)」
と、熱い冷麺トークが始まったのでしたw
というわけで、一ノ関から新幹線で盛岡へ。
前職でお世話になった某T印刷の方が退職して盛岡にUターンしていたので、焼肉冷麺の店に連れて行っていただけることになり、ホテルまで迎えに来てくださいました。
食道園の焼肉冷麺。追いキムチ付き。うまー。
そして、もう一軒、なじみの店だというバーへ。
アイスモヒートとスイカのカクテル。
新潟からサッカーを観に来たと言ったら、飾りのスイカをハートマークにカットしてくれるサービスが。
この店のママさんは、かつてグルージャで監督をしていた頃の鳴尾直軌さんをよく知っていて、図らずも盛岡の地で鳴尾トークとなったのでしたw
世間は狭いw
何だかんだで昼から夜までディープな盛岡初日。メインイベントの試合は明日なのに、今からこんな調子で体力がもつのか。
そんな不安がよぎりつつも、怒涛の2日目、釜石編へと続く!
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なぜこんな余裕のある日程を組んだかと言いますと、当初は車で自走する計画だったからです。(自走の旅は日程に余裕がないと体力的精神的に辛くなるので)
今シーズンの試合日程が発表された時、ひとまず宿だけは取ろうと、早めに盛岡駅近くのドーミーインに連泊の予約を入れておきました。交通手段はゆっくり考えるとして…。
結果的に、早めの宿予約が好判断だったことを、後になって知ることになりました。
大曲の花火と日程が同じになって、盛岡周辺のホテルが軒並み満室になってしまい、あやうくホテル難民になるところでした。
結局、自走はやめて公共交通機関利用に切り替えたのですが、JRか高速バスか、秋田回りか福島回りか、かなり判断に悩むところだったので、時刻表が大好きな旅の達人であるサポ友Sさんに、立ち寄りたい場所も含めて相談したところ、なんと完璧な3日間の日程を組んでくれました(今後、この行程表を“Sトラベル”と呼ぶことにしますw)
そして最終的に試合を含めて非常に内容の濃い旅になったので、当ブログも4回(試合編、中尊寺編、釜石編、花巻編)に分けてお送りすることにします。
少々長くなりますが、よろしければお付き合いください。
今日は、まずは2日目、今回のメインイベントであったいわてグルージャ盛岡戦inいわぎんスタジアムを。
【明治安田生命J2リーグ第33節】
(いわぎんスタジアム)
いわてグルージャ盛岡 0-2 アルビレックス新潟
【得点者】
50分 伊藤涼太郎(新潟)
61分 高木善朗(新潟)
【警告】
田平起也、宮市剛(岩手)、田上大地(新潟)
いわぎんスタジアムは、座席があるのはメインスタンドのみ。それ以外はすべて芝生席という作りの専用球技場です。
印象としては、秋田のソユースタジアムの隣にある「あきぎんスタジアム(八橋サッカー・ラグビー場)」と似ていますね。
このピッチへの近さ、臨場感は、ビッグスワンにはないものです。ちょっと羨ましい。
この日の盛岡は夕方前から雨予報でしたが、キックオフ50分前くらいに到着した時はまだ雨は降っていませんでした。
でも、いつ降り出してもおかしくないような、どんよりとした雲が、上空を覆いつくしていました。
私は午前中から釜石へ行っていたので、スタジアム到着は少しギリギリになりました。
でも、盛岡駅西口のシャトルバス乗り場からすぐバスに乗れたので、割と余裕をもっての到着。あまりお腹が空いていなかったので、スタグルは買わず。
グッズ売店のすぐ隣に、バックスタンドA自由席のチケットをバックスタンドビジター席に交換してくれる場所があって、すんなりチケットを交換してもらえました。スタッフさんのにこやかな対応がとてもよく、トイレもきれいで快適だったので、私の中でのいわぎんスタジアムの評価は爆上りしましたw
(スタジアムのトイレの良し悪しは、特に女性ファンからの評価を大きく左右します。女性やファミリー層を増やしたければ、スタジアムのトイレ大事です!)
バックスタンドから見たビジター席(ゴール裏)。物凄く狭くて、席と言うよりは通路という感じでした。
もともと、こういう風に観客を入れる想定になっていないのでしょう。
場内に電光掲示板はなく、得点と試合計時を表示するボードがあるだけという、昔懐かしい感じ。メンバー表の表示もなかったのは不便でしたね。
よくJ SPORTSで高円宮杯プレミア戦の試合中継を見ることがありますが、そこに映るスタジアムの多くも、こんな感じです。
試合は、立ち上がりからグルージャの選手たちがガンガンプレスをかけてきて、まぁこうくるだろうなという想定内の流れになりました。
前からどんどん来るグルージャの選手をいなしつつゴールに迫り、ミドルも交えながら打ったシュートは前半10本。
向こうのGK野澤(19歳だそうですね)のファインセーブや、精度を欠いたことなどで、前半は0-0。
雨が降り出したこともあり、何となく雨のアウェイ秋田戦の思い出が頭をよぎり、こういう時、ちょっとしたスキが怖いんだよなーと思っていましたが、後半3分にスピードに乗って抜け出した岩手の奥山を後追いで倒してしまった田上にイエロー、PKということに。
これを決められたら、かなりやばいなぁと思っていると、コジコジががっちりと両手でPKストップ。
見た目では結構余裕で止めている感じだったので、グルージャのキッカー・モレラトの動きがスローモーションのように見えたのでしょうか。
この大ピンチをしのぐと、一気に新潟が攻勢に。海斗が落としたボールを若頭が涼太郎にパスすると、涼太郎がファーを巻くような芸術的なシュートで先制。
PKストップ直後の先制って、まさかこんな試合展開になるとはw
そして、セットプレーのこぼれを拾った涼太郎が全力で持ち上がり、左からエーちゃん、右からヨシくんがランニングしてくるのを確認すると、ヨシくんにラストパス。それをヨシくんがゴールに流し込んで2点目。
(ヨシくんはいつも「ゴールに流し込むだけでした」なんて言うけど、そんな簡単なシュートじゃないから!)
試合はそのまま、2-0で勝利となりました。
この日の涼太郎は前半からチーム最多のシュートを放ち、この試合に賭ける強い気持ちをプレーの随所に見せてくれました。
どんなにチームが勝っても、自分のプレーに納得がいかないと絶対に笑顔を見せない涼太郎ですが、もしかしたら彼の中には「満足」という言葉はないのかもしれません。
一つでも納得のいかないプレーがあったら、どんなにチームが勝っても自分自身に矢印を向ける。
ここまでプロ意識の高い選手は、なかなかいません。つくづくいい選手を獲得できたなと思います。テラさんの慧眼素晴らしい。
涼太郎の負けず嫌いがチームを救ってくれた試合は、今季何試合目でしょうか。
他にも、PKストップ以外にも素晴らしいセーブを見せてくれたコジコジ、守備やポストプレー、シュートで古巣相手に脅威であり続けた海斗、相手の特攻プレスにも落ち着き払い、機を見て持ち上がったり楔のパスを入れたトミー、再三のフリーランニングでゴールに結びつけたエーちゃんなどなど、ベンチメンバーを含む選手たちすべてが自分の仕事を責任感を持って果たした結果の勝利でした。
この日、横浜FCは勝ちましたが、仙台が負けたことで3位との勝ち点差は10と広がりました。
残り9試合の10差は、油断大敵とは言え、こちらが負けが込まない限りそうそうひっくり返せるものではありません。
仙台や岡山が勝とうと負けようと、こちらが勝てばよいのです。
そういう意味で、残り9試合中6試合がホームゲームとは、これ以上のアドバンテージはありません。日程くんありがとう!
しかも、琉球戦からは声出し応援エリアを設定することをクラブが決断したのは、そのアドバンテージを最大限に力にするという意図があるからでしょう。
まだまだ勝負はどう転ぶか分からないのだから、油断はできない。
それは確かですが、必要以上に恐れることはありません。新潟が新潟らしくあり続ければよいのです。
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