- また来年
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2008.12.31 Wednesday
これを見ると、代表召集がただの罰ゲームにしか思えないのは、なぜなんだろう?(ごあいさつ)
さてさて。2008年も残り1日となりました。
今年も皆様には大変お世話になりました。感謝申し上げます。
ブログの方向性について、悩んだ時期もありましたが、情報を書くよりも、自分が見て感じたことを書くことに重きを置く、というスタンスで続けていこうと考えています。
テーマは、鈴木サッカーばりに、「ブレない」ってとこで、来年も行こうかなとw
誰にでも、自分にしか書けないことが、必ずあるはずなので。
今年はアルビに関わることが格段に増え、ある種の達成感は味わえましたが、来年はもっと楽な気持ちで関われる年になればいいな、と願っております(苦笑)
それでは皆様、来年もよろしくお願いします。
よいお年を!
- ジュニアユースと天皇杯
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2008.12.29 Monday本来なら、先週の土曜日が仕事納めだったのだけれど、仕事が終わらずに今日も仕事。
その間、高円宮杯U-15決勝の経過を気にしたり、天皇杯準決勝の途中経過をチェックしていた。
アルビジュニアユースは、0-1でFC東京U-15深川に敗戦、準優勝。残念だったけど、よく頑張った。新潟のサッカーに、またひとつ歴史を刻んだことを祝福したい。
優勝したFC東京は、初優勝だそう。確か、深川はFC東京にとってルーツの土地だから、そこを本拠にしたチームが優勝したことに、クラブとして大きな意味があるのではないかな。おめでとうございます。
18時過ぎに仕事を終え、年末の挨拶がてら、駅南の某サッカーショップへ。
五十嵐さんと、河原の移籍のことや、天皇杯、クラブワールドカップの話などをして、さんざん油を売ってから帰宅。
テレビを点けると、NHKBSで、ガンバ大阪vs横浜F・マリノスの再放送中。さっき、五十嵐さんから聞いた感想を頭に置きながら見た。
大島が、途中から交替出場してきた。すでに気持ちは「ウチの子」気分w
しかし、大島になかなかいいボールが入らず、持味を十分出せてないな、と感じていた延長後半、絶好の縦のハイボールが入った。
一瞬、ガンバDFの裏に消える動きをした大島が、胸トラップでパスを受け、振り向きざまにシュート。
残念ながら、ふかしてしまったけど、パスを受けるまでの動きや、ボールの納め方など、大島のハイレベルな技術が発揮されたプレーだった。
いやー、このプレーを来年、新潟で見られるんだなあ。ワクワクするぞ。貴章も頑張れ。
- うーん
- 花園
- 「女子の時代」の、締めくくり
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2008.12.28 Sunday
いやー。強かったねぇ、ダイワスカーレット。ウオッカが出走しなくても、「牝馬の時代」の締めくくりにふさわしいレースになった、そんなグランプリ、有馬記念。
2008年のスポーツシーンを総括した、「Number」719号の表紙も、「女子の時代」を象徴している。
来年は、もっと存在感を発揮しないとヤバイよ、男子も。
女子はもっと強く、男子はもっと頑張れ。
来年の日本のスポーツが、ますます楽しみだ。新潟でも、アルビも国体もね。
ちなみに、今回の「Number」。ドイツ在住のサッカーライター、木崎伸也さんの、ドイツにおける「秋春制の是非」についてのコラムが面白い。そうか、日本の秋春制論者がよく引き合いに出すブンデスリーガでも、春秋制の方がいいという声がある、ということか。賛成派も反対派も、一読の価値があると思う。
さて。先ほど立て続けに届いた、モバアルメールふたつ。
トップチームに、ガンバ大阪ユースからFWブルーノが加入。レディースには、浦和レディースから2人が移籍加入してくる。
ブルーノくんについては、練習生として聖籠に来ていた話は聞いていたし、エルゴラの先行情報もあって、ホンマかいな?という感じだったけれど、正式発表があってホッとした、というのが本音。
ストライカーとしては、Jユースカップでの活躍からしても、能力の高さは疑いのないところ。ただ、ブラジル人らしく、シンプルにゴールを目指すタイプの選手、ということなので、チーム戦術にどこまで柔軟性を持ってフィットできるのかということと、なぜガンバ大阪でトップ昇格できなかったのかについては、それなりに理由があるはずなので、そのあたりの見極めを十分した上での獲得なんだろう。
これでFWの新戦力は2人目。次は中盤かサイドにもう1人欲しいね。
ブルーノがブラジル国籍なら、外国人は4人目ということになるし、即戦力の外国人は、ブラジル人ではなく、アジア枠ということになるかもしれない。
まだまだ、色々と動きはありそうだ。
大量退団で気になっていたレディースも、先日の高校と大学からの新加入2人に続いて、浦和から即戦力が2人。去年までとは、明らかに補強の仕方が違う。
これからもまだまだ補強の発表があるだろうし、その中で、あの大量退団についてのクラブ側の意図が分かってくると思う。
いずれにしても、ストーブリーグは、これからが本番だ。
- 一足お先にコクリツへ
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2008.12.27 Saturday今日は一応、仕事納め。
しかしながら、仕事が終わらなかったので、月曜日もまた仕事なんだけど(泣)
そんな中、西が丘へ高円宮杯U-15準決勝応援のために現地入りしている某氏から電話。札幌に勝って決勝進出を決めた報告だった。
29日の決勝の相手は、FC東京U-15深川。会場は、国立競技場。
おいおい、ジュニアユースに先越されちゃったぞ、トップチーム!
1年でも早く、ナビ杯や天皇杯でコクリツに行こう。
29日は、仕事をしながらコクリツに思いを馳せることにしよう。
その後、立て続けに届いたモバアルメール。
藤井くんの草津への完全移籍と、大島秀夫の完全移籍加入のお知らせだった。
藤井くんは、広島ユース時代から注目していた選手だったし、その注目高校生が新潟に来てくれるという、今までにない展開を経験した初めての選手だったので、私なりに思い入れは強い。
マリノス戦での頑張りと、浦和戦の試合後に号泣していた姿は、いつまでも心の中に残しておくよ。
草津で愛される選手になってください。
大島に関しては、何も説明もいらないし、本当に期待してる。それだけ。
恩師を慕って新潟に来るのだから、頑張ってくれると思う。あの泥臭いプレースタイルは、新潟に合うだろうし。
あとは、来季のオプションを淳さんがどう組んでくるか、それが本当に楽しみだ。
去る人もいれば、やってくる人もいる。
この季節には定番の情景だけれど、そのひとつひとつに、重大な決断があったということを、サポーターとして、心に置いておきたい。
- 春秋制でよかったよ
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2008.12.26 Friday暴風雪波浪警報が出まくりの新潟からお送りいたします。
北海道では新千歳空港が閉鎖だそうで、北海道への行き来を予定していた方々が大変なことになっている様子が、ニュースに出ていたわけで。
いやー、良かったですねぇ、犬飼さん。昨夜の天皇杯の試合会場が札幌ドームじゃなくて!
会場が札幌ドームだったりしたら、ガンバと名古屋の選手が札幌で足止めを食うところだった。
もしも秋春制で、こんな日にビッグスワンで試合が予定されていたら…と思うと、惨状が目に浮かぶようで、ガクブルものですな。
積雪量はまだ大したことはないけれど、とにかく暴風雪がスゴイ。
横殴りと言うよりは、地面から吹き付けてくるような地吹雪状態だからねぇ。とても試合なんかできたもんじゃない。スタンドの体感温度も間違いなく氷点下だろうし。
最悪の場合は、飛行機が欠航になり、アウェイチームが新潟にたどり着くことすらできなくなる、という事態も十分起こりうる。
何だったら、こういう日にサッカーが出来るかどうか、観戦が可能かどうか、一度実地体験してみた方がいいと思いますよ?
日曜日の朝にボケーッとNHKを見ていたら、「小さな旅」という番組で、広島県安芸高田市が紹介されていた。
お、ここってサンフレッチェ広島の練習場がある場所じゃないかい?と思いながら見ていたら、ウワサ通りの山の中。地元では神楽が伝統芸能なんだそう。
すると…
11月初旬に雪が積もってる!Σ( ̄□ ̄;)
新潟市内だって、この頃はまだ雪のかけらも降らなかったってのに。
なるほど、サンフレッチェが秋春制反対なのは、こういうことなのかと、一気に合点がいったのだが…。
ふと思い出したのが、藤井くんが広島ユースから新潟に加入したばかりの頃。
あの年のチーム始動時には、聖籠にはがっつり雪が積もっていて、スタッフ総出の雪かきで、辛うじてランニングコースだけは確保されていた、という状況。当然、ボールを使った練習は、屋根付きフットサルコートで、だった。
藤井くんは当時のコメントで、
「積もった雪を見て、ますます新潟が好きになりました」
なんてことを言っていたのだけれど、その時は、そうか、広島から来ると雪が珍しいんだろうなあ、と勝手に解釈していたのだが、今にして思えば、藤井くんにとっては広島ユースでの3年間で見慣れた風景だったのだ。うーむ、知らなかった…。
というわけで、新潟の冬の寒さは、実際に体験してみないと分からない部分が多いとは思うけれど、この度、新フィジコに決定した吉満コーチには、そこんとこ、うまく対応していただきたく。何とぞよろしくお願いします。
ずっとブラジル人フィジコ続きだった新潟では、日本人フィジコって8年ぶりなんですな。
- ちょっくら宣伝
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2008.12.25 Thursdayさて、ここでちょっくら宣伝です。
12月28日と1月4日の2日間、BSNラジオ「黒崎識正のオレンジ魂」(朝9時〜9時30分)という番組に出演いたします。
テーマは「2008年新潟のスポーツを振り返る」「2009年新潟のスポーツはどうなる?」といったところ。
まあ、その、テーマなんて言っても大仰なものではなく、黒崎くんとの茶飲み話を、横で聞き耳立てるようなノリで聞いてくださればよろしいかと(実際、お茶飲んでたし)。大したことはしゃべっておりませんw
20日にBSNのスタジオで収録したのですが、当初は28日の1日だけの放送だったのが、成り行きで1月4日にも…ということになり、話は2回に分かれております。
黒崎くんがランダムに振ってきた話題について、ワタクシが口を挟む、みたいな感じでしゃべってますが、いきなりラグビー話からスタートしているのはご愛嬌。28日放送分では秋春制についても触れています。どんなことを話したかは…聞いてのお楽しみってことでw
ラジオに出るのは久々でしたが、体調管理に失敗して風邪を引いてしまい、収録当日の朝までは声が全く出なかったのを、何とか復活させての出演でした。
というわけで、お聞き苦しいかとは思いますが、適当にスルーしてやってくだせぇ。
- 1985年の甲子園
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2008.12.24 Wednesday私がこんなタイトルで書き出すと、間違いなく「阪神タイガース優勝」ネタだろう、と思われるだろうけれど、今回はちょいと違う。
あの年のタイガースの優勝シーンは、セ・リーグでも日本シリーズでも、どちらもビジター試合だったため(リーグ優勝は神宮、日本シリーズ優勝は西武球場)、甲子園の風景とあまり直結していないのだ。あの年のタイガースと甲子園の記憶をリンクさせるとすれば、バックスクリーン3連発だろうな、やっぱり。
話題は、甲子園は甲子園でもタイガースではなく、甲子園ボウル。アメリカンフットボールの大学王座決定戦のことだ。
私が在学していた当時の明治大学は、スポーツといえば野球とラグビー、という今と変わらぬ図式だったのだけれど、85年シーズンはアメフトも相当強かった。
あの頃の大学アメフト界といえば、関東は日大、関西は京大と関学の時代。特に日大フェニックスの強さはハンパではなく、関東大学リーグでは無人の野を行く勢いだった。
そんな関東の勢力図に風穴を開けたのが、明大グリフィンズ。普段はアメフトなんて見たこともない一般学生であった私の耳にも、「アメフト部の吉村っていうRBと、渡辺っていうQBはスゴイらしい」という評判は聞こえてきていた。
関東大学リーグで順調に勝ち進み、甲子園ボウル出場権を賭けた関東大学王座決定戦・パルサーボウル(その後、日産がスポンサーから撤退したため、今はクラッシュボウルという名前になった)では、東海大に57-14で圧勝。関西王者の関西学院大との甲子園ボウルに駒を進めたのである。
確か、このパルサーボウルには、にわかアメフトファンと化した明大生が、大挙して横浜スタジアムへ応援に行ったのではなかったかな。私は行かなかったのだけど。
そして、12月の甲子園ボウル。その2週間ほど前にはラグビー早明戦でしっかり勝って、関東大学ラグビー対抗戦の優勝を決めていたから、その勢いでアメフトも…という空気が校内には漂っていた。
とはいえ、甲子園は遠い。
ビンボー学生だらけの明大生に、関西まで応援に行くお金などあるわけがなく(わざわざそのために資金をバイトで稼ぐ根性もあるわけでもなく)、TBSでの生中継観戦でガマンするしかなかった。
で、試合は、立ち上がりから物凄い点の取り合いのシーソーゲームとなり、アメフトのルールもロクに知らない一般学生にも、その試合の壮絶さが十分過ぎるほど理解できる試合展開。
関学の芝川、明治の吉村というスター選手が、前評判通りの活躍を見せてくれたことも、その試合の盛り上がりに一役買っていた。
とにかく、大学No.1RBの吉村が、走り出したら止まらない、止められない。
あの試合を現地観戦する幸運に恵まれた明大生やOBは、「ヨシムラ〜!」と叫びながら熱狂していただろう。そう考えると、23年経った今でも羨ましい。
試合も残り30秒で、関学が芝川のランで48-46と明治を逆転すると、その直後、明大QB渡辺のロングパスが決まり、関学ゴール前3ヤードまで攻め込んだ。
明治に残されたチャンスは、ラストワンプレー。
ここで、明治には、吉村のランに託すか、フィールドゴールを狙うかの2つの選択肢が残された。そこで、明治が選んだのはフィールドゴール。フィールドゴールが決まれば3点。逆転できる。
そのキッカーに指名されたのが、その試合で獅子奮迅の活躍を見せていた吉村だったのである。
(後に、吉村に蹴らせるよりも、別の選手の方が良かったのではないか、あるいは、吉村のランに全てを賭けた方が良かったのではないか、という議論があったそうだが、そのとき、吉村は試合中のアクシデントで脳震とうを起こしていて、走りきる余力はなかった。そして、当時の明大監督が、
「今年は吉村のおかげで勝ってきたチーム。吉村が蹴ってダメなら、みんなが納得できる」
と判断して吉村を指名した、というエピソードが残っている。)
ゴールに向けて、ボールをセットする吉村の後ろ姿が、テレビ画面に映し出される。
テレビで見ているこちら側のハラハラドキドキも、頂点に上り詰めようとしたその瞬間………
画面が切り替わった。
うわー、なんだこれは!と思う間もなく、画面には、「誠に残念ながら、放送時間終了」という表示が。
この一番のクライマックスをぶった切るとは、甲子園ボウルを舐めてるだろ、TBS!(いや、制作はMBSだったのだからTBSに当たるのは筋違いなんだが)
この怒りは、去年のラグビーW杯で、日本代表のトライシーンをぶった切った日テレに対するものと、ほとんど同じであるw
そのフィールドゴールが外れ、関学の大学日本一、そしてお正月のライスボウル出場が決定したと知ったのは、その日の夜のスポーツニュースであった。あまりにも腹が立ったので、TBSは見ずに、NHKを見たのだけれど。
大活躍を見せた吉村は、試合後の表彰式で、ミルズ杯(大学年間最優秀選手賞)を受賞した。負けたチームからミルズ杯受賞者が出たのは、吉村を含めても過去2人しかいないというから、いかにこの試合での吉村の活躍が凄かったか、ということなのだが、翌日のスポーツ紙には、ミルズ杯の栄誉よりも試合に負けた悔しさで泣き出した吉村の顔が、大写しで掲載されていたのだった。
その翌日、学校へ行くと、クラスでもサークルでも、甲子園ボウルの話でもちきりだったのだが、誰もが口にしていたのは、
「TBS許すまじ」
という言葉の数々。放送終了後にTBSに抗議電話をした、という人も何人かいたので、抗議電話の総数は相当なものだったんじゃないだろうか。
同じネットワークとはいえ、MBSの不手際のあおりを食う羽目になったTBSさんも、さぞかし大変だっただろうねぇ。
今年の甲子園ボウルは、立命館が法政に勝った。ここ数年、立命館の強さが目立つようだ。23年前とは、確実に勢力図が変わってきている。
明大グリフィンズは、あの試合を最後に、1度も甲子園ボウルまで駒を進めていない。
あの年を最後の輝きにするには、まだまだ早すぎる、と思う。
- プレビュー総集編で今年を振り返る
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2008.12.22 Monday
さて。先週、ニューズラインより発売された「アルビレックス新潟プレビュー総集編」。
もう大半の方がお買い求めになったかと。
今回も、インタビュー記事が非常に読み応えあり。淳さんの、今季のチームについて、車のレギュレーションに例えて語っているくだりは、とても分かりやすい。来季はどんなレギュレーションになるんだろうか?
選手たちへのインタビューは、今季の苦しさがしみじみと伝わってきて、例年以上にグッと来る。
今年は、シーズン前から想定外の連続で、これは苦しいシーズンになりそうだな…という予感は最初からあった。早速それが、開幕4連敗という形で現れてくるとは、さすがに考えていなかったけれど。
みんなが苦しい思いをした。クラブもチームもサポーターも、みんながそれを乗り越えようと、試行錯誤の連続だった。
ここに至るまでも、サポーターの力で様々なことを成し遂げてきたと思うけれど、今年は本当に、サポーターひとりひとりが、チームのために、選手たちのために何ができるかを考え、実行に移した。
そして、みんなが一つになって頑張れたから、壁を乗り越えることができた。
淳さんが言うように、残留争いはしないに越したことはないし「いい経験」とは言ってはいけないのかもしれないけれど、人事を尽くした、という手応えは残ったんじゃないかと思う。
新潟は、クラブ、チーム、サポーターが、常に同じベクトルを共有してこそのチーム。降格するチームは決まって、内部崩壊から始まる。少なくとも、新潟が今の一体感を保ち続けていられる限り、ちょっとやそっとのことでは降格はしない。いや、してはいけない、させてはいけない、という方が正確かな。
田村新社長の「原点回帰」という言葉は、胸に刻んでおきたい。
補強や契約更改のニュースが日本全国で飛び交う今日この頃、オフはオフで気の休まることはないけれど、2009年版アルビレックス新潟のお目見えの日を楽しみに年越しを……あ、その前に風邪を治さないとw