2009年01月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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「2008Jリーグスタジアム観戦者調査報告書」を読んでみた(訂正版)
前回のエントリーで触れた、Jリーグ観戦者調査の詳細が、Jリーグ公式サイトにUPされている。
今回、新潟でアンケートが行われたのは9月の神戸戦。1000枚配布されたそうである。
私も以前、アンケートに協力したことがあるけれど、そのときはMr.ピッチのボールペンをもらった。書きやすくて、今でも仕事で使っている。

http://www.j-league.or.jp/aboutj/2008kansensha.pdf

プリントアウトして、じっくり読んでみての雑感。

・観戦者の平均年齢は37.4歳。新潟は42.3歳でJ全体の第3位。
ちなみに一番若いのは、柏の34.8歳。まあ、ゴール裏見てれば分かりますな。
・新潟は50代以上の割合の高さが目立つ。
・2007年は40.0歳だったから、1年の間に2.3歳も高齢化が進んでいる。家族で観戦していたサポーターの子どもが、進学やら部活やらでスタジアムにくる機会が減りはじめる年代に差し掛かってきた、ということもあるかもしれない。
・新潟の男女比は、ほぼ半々で、若干男性が多いが、2007年と比べると、6.2%も落ちている。
・スタジアムへの平均アクセス時間は、J平均が56.6分に対して、新潟は41.4分。それだけ地元率が高い、ということ。この傾向は地方クラブほど高いので、地域密着度の高さと比例しているようだ。
ちなみに、一番アクセス時間が長いのは、ダントツで鹿島の95.2分。さすが鹿島國、パスポートがいるからねw
・新潟で気になるのは、遠距離からの観客が減少傾向にあること。駐車場の渋滞が嫌で足が遠退いた人も実際にいるし、これは具体的な対策を考えないと。
・情報入手経路では、新潟は1位が「新聞(一般紙)」。他のJ1クラブは全て1位が「ウェブサイト」なんだけどw 新潟以外で新聞が1位なのは、徳島と熊本だけである。
新潟県のインターネット利用率の低さを考えれば、理解はできる結果なんだけど、携帯サイトも含めて、新潟では使い勝手が悪い、という評価なのでは。頑張れ、クラブの中の人。
・シーズンチケット購入理由は、1位が「クラブの愛着」ではあるのだが、57.4%はJ全体では高い方ではない(1位はFC東京の86.9%)。その代わり、「同じ仲間で応援したいから」が25.9%で1位なのが特徴的。ファミリー層が多いからですかね。
・観戦勧誘行動では、「よく誘う」「ときどき誘う」合わせて60.6%は、中の下の低さ。ダントツ1位の大分が84.8%と考えると、サポーターももっと頑張れる余地があるってことだね。

新潟の高齢化が進んでいることは、スタジアムに行けばリアルに実感できるし、新規のファンが開拓できていない表れであることは確か。
このデータから、新潟に足りないものや、努力する必要があることが透けて見えてくる。
クラブには、この結果をきちんと生かしてほしいのはもちろんだけれど、サポーターにもできることがある、ということを自覚して、行動していかなきゃな、と感じる。

さて、私もいろいろ考えてみよ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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もっとメディア戦略を
天気予報によれば、新潟の好天も、そろそろ終わりに近づいてきているようで、今週末は雨、来週からは再び雪だるまマークがずらりと並んでいる。
今年の冬は、暖かい日が続いたと思ったら雪がどっさり降り、その差がずいぶん激しいような気がする。この不安定さも地球温暖化の影響なのか。温暖化するから雪が減る、なんて一概には言えないのですよ、犬飼さん。

それにしても、日本代表がバーレーンに負けたと言われても、テレビ中継がないと、一気に遠い世界の話のように感じてしまう。実際、試合が行われたバーレーンは、日本から遠い。テレビで見ていると、すぐそこで行われている出来事に感じるけれど、それがないと、バーレーンがいかに遠い場所か、ということを思い知らされる。テレビの威力を痛感するのは、こういう時だ。
JFAやJリーグが、放映権問題で右往左往するのも分かる気がする。


ところで昨日、Jリーグから観戦者調査の結果が発表になり、Jリーグ観戦者の高齢化が浮き彫りになった、というニュースが流れた。

Jリーグ観戦者、40代以上が4割に=観戦者調査で判明(時事通信)
Jリーグ、若年層開拓は難問?(産経新聞)

確かに、昔から観戦者の平均年齢が高いビッグスワンはもちろんのこと、日本平やヤマハスタジアムへ行っても、10代、20代は意外と少ない。
私のビッグスワンでの定位置であるバック2層目自由席では、高校、大学生くらいの年代のグループに出会うことはあるけれど、指定席に比べれば格段にチケットが安い、ということもあるだろう。あるいは、サッカー部で招待券をもらえることもあるのかもしれないが。

Jリーグのチケットは、自由席であっても、学生が自分で買って頻繁に通えるほど安くはないし、Jリーグのスター不在も大きいかもしれない。
神戸はツネ様人気でシーズンチケットの売り上げが激増しているそうだが、ツネ様ファンの年齢層は割と高めなんじゃないだろうか。若年層開拓にツネ様が寄与してくれるかどうかは分からない。

しかし、ここまで観戦者の高齢化がはっきりしてくると、ますます秋春開催なんて難しいのではないかな。
真冬の寒さにもへこたれずにスタジアムにやってくるファンは、高齢化が進めば進むほど減ってしまうとしか思えないのだが。


Jリーグの若年層ファンが減っていることと、無関係ではないのではないかと思われる話が、元Jリーグクラブ広報だった「おにぎり」氏(ワタクシが知っている「おにぎり」君とは、どうやら別人らしいw)の個人ブログに書かれている。
この存在を知ったのは「サポティスタ」で紹介されていたからなのだけれど、5回にわたって書かれている「Jのさらなる飛躍のために」というエントリーを見ると、いろいろ考えさせられる。これは、アルビレックス新潟にも当然通じる話だ。
オニギライズ

Jリーグがスカパー独占になって以来、BS中継も地上波中継も激減してしまった今、「内輪受け」の度合いが増してきたJリーグには、ライト層に「目で訴える」材料が見つけにくくなってきた。Jリーグにスターがいないのも、その影響が少なくないと思う。

クラブ単位で見ても、新潟の選手のメディア露出は、ハッキリ言って少ない。以前から関心を持っていたり、実際にスタジアム観戦している人でない限り、今のアルビにどんな選手がいるのか、全然知らないという人が圧倒的に多いだろう。事実、スタジアムへ行ったこともない我が家の両親が知っている名前といえば、「反町監督」「野澤」「鈴木慎吾」「エジミウソン」であり、今は辛うじて淳さんを認識している程度。選手については、貴章のことを「ああ、日本代表に呼ばれた選手がいたっけね」という、何とも心許ない状況なのだ。

もっとクラブとしてのメディア戦略を明確に打ち出していかないと、ファンの新規開拓は難しくなる一方だ。
選手のメディア露出だけでなく、学校訪問やサッカー教室、トークショー、サイン会、一昨年開催したサマーフェスタのようなイベント開催でもいい。選手と市民が直接ふれあえる取り組みはどんどんやっていくべきで、選手への「思い入れの創出」は、スタジアムへ足を運んでみようというきっかけにもなる。そうすれば、若年層開拓にも繋がっていくんじゃないだろうか。
特に、新潟のような地方クラブは、大都市圏のクラブに比べて、選手を身近に感じられやすいメリットがあるのだから、それを生かさない手はない。

…というような話を、先日、クラブスタッフの人に会った時に、勢いに任せてしゃべりまくってしまったw
クラブも今年のスローガン「3C」の中に「Communication(コミュニケーション)」という言葉を入れているように、すでにいろいろと考えてくれているはずだし、それをハッキリとした形で見せてくれるものと、期待したい。期待してますよ?期待してるんですからね、ホントに。
author:ぐっちい, category:サッカー
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冬のイメージ
先日、運転をしながらカーラジオを聴いていたら、「冬の歌と言えばランキング」なんてのをやっていた。
詳しい順位は忘れたけれど、ベスト3に入っていたのが、確か、「たき火」「北風小僧の寒太郎」「スキー」だった、と思う。
「たき火」にしても「北風小僧の寒太郎」にしても、これって太平洋側というか、関東の冬のイメージだよなあ。雪が降ったら落ち葉焚きはできないし、日本海側に北風が吹きすさぶときには横殴りの雪も一緒に降ってくるから、寒太郎がノンキに空を飛んでる場合じゃない。

日本海側の冬のイメージは、「越冬つばめ」とか「哀しみ本線日本海」みたいに、どうしても演歌になってしまうけれど(広瀬香美とかEXILEあたりはスキーリゾート限定だしね)、意外と冬の荒れた日本海の風景にしっくりくるのが、桑田佳祐の「月」だということに、ある時、CDを聴きながら海岸道路を走っていて気がついた。
あのハーモニカの音色と桑田の歌声が、白波が立つ鈍色の海に合うんだなあ、これが。


…とまあ、日本海側と太平洋側とでは、冬の歌のイメージひとつ取っても、これだけ違いがあるのだから、太平洋側でしか暮らしたことがない人たちに、雪国の冬を理解してもらうことは、相当難しいだろう。
だからといって、分かってもらわなくてもいい、というわけにもいかないので、少しでも多く、こちら側から情報を発信し続けていく努力は必要だな、と、常日頃考えながら仕事をしているつもりなんだけれど、まだまだだ。


そんなことを考えたのは、各メディアで報じられた通り、Jリーグ冬開催反対署名の集計が新潟市内で行われて、53,964筆という結果が発表になったからである。
冬開催に反対するJリーグサポーター有志の会公式サイト

これは、新潟だけでなく、北海道から九州まで、雪国からも雪国以外からも集まった署名の数。
それぞれの地域の事情は異なるし、雪国の事情を全員が100%理解してのものではないにしても、それでも「冬開催はイヤ」という共通した思いが、これだけの数にのぼるという事実を、JFAはどう考えるだろうか。
そしてこれには、冬開催反対という意味だけでなく、「選手やファン、サポーターのため」と口では言いながら、実は二の次にしか考えていないJFAの姿勢に対する反発がかなりの割合で含まれていることも、忘れないでいただきたい。
author:ぐっちい, category:サッカー
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ラグビークライマックス
アルビが高知キャンプに出発し、いよいよJリーグ気分が盛り上がりつつあるところで、空気読まずにラグビーの話w

昨日、ラグビートップチャレンジシリーズ最終節が花園ラグビー場で行われ、来季のトップリーグ復帰を決めているリコーブラックラムズが、ホンダヒートに54-20で勝ってトップチャレンジシリーズ1位になり、日本選手権出場権を獲得。2/7に秩父宮で行われる1回戦で帝京大学と対戦することが決まった。

リコーには、元ワラビーズのSOラーカムが所属しているが、トップリーグのサントリーサンゴリアスには、同じく元ワラビーズのSHグレーガンがいる。
2/1から始まるトップリーグプレーオフ「マイクロソフトカップ」の結果によっては、リコーとサントリーが対戦する可能性があり、一昨年のラグビーW杯を沸かせた、世界最高峰HBコンビが日本で対決するシーンが実現するかもしれない。
サッカーで言えば、例えば、ロナウジーニョとカカーがJリーグで対戦するみたいなレベルの話だから、ラグビーファン的には凄い話なのである。

国内のラグビーシーズンは、今週末からトップリーグ上位4チームによるプレーオフが始まり、トップリーグ王者が決まる。そして2/7からは日本選手権。ここには、トップリーグベスト6、トップチャレンジ1位、大学選手権1、2位、クラブチーム1位の計10チームが出場して、ラグビー日本一を争う。2/28が決勝だ。
今年のラグビーシーンも、いよいよクライマックスを迎えようとしている。

この時期に、発売されたラグビー関連雑誌が2冊。

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「ラグビーマガジン」3月号と「Number」721号。
どちらも、トップリーグをはじめ、大学選手権、全国高校ラグビーを中心に、この年末年始を盛り上げた各カテゴリーの全国大会を特集していて、かなり読み応えがある。

「ラグビーマガジン」には、新潟大学が準優勝した全国大学地区対抗大会の特集記事が2ページにわたって掲載されているが、新大について詳しく触れている記事が、読んでいて泣ける。

「Number」では、関東学院と明治の特集記事に、学生スポーツの難しさを痛感させられた。一度瓦解してしまったチームや、勝者のメンタリティーを失ってしまったチームを立て直すのは、容易なことではない。それが学生チームなら、なおさらだ。
復活のためには、ある程度の血を流す覚悟も必要なのではないか。特に明治を見ていると、そう思う。
author:ぐっちい, category:ラグビー
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またもや味スタとは何の罰ゲームなのか
アルビの選手たちが高知キャンプに出発する当日の朝に、まるでおあつらえ向きの大雪である。空気読んでるねw
朝の海岸道路では防砂林に頭から突っ込んでいる事故車に遭遇してしまった。一体、どんな運転をしていたのやら。
最近はみなとトンネルでも死亡事故現場を目撃してしまったし、やけに事故に出くわすことが多いので、みなさん、雪道運転はくれぐれも慎重に参りましょう。

で、以前からウワサにはなっていたけれど、昨日、明確にJ1開幕戦の相手がFC東京と発表になった。


まーたーでーすーかー。


J1昇格6年目にして、開幕戦がFC東京というのは、もうこれで3回目。ホーム開幕戦を入れれば、3月中にFC東京と対戦する確率たるや、相当なもんである。もういい加減胸焼けしそうなんですが、どういうことでしょうか日程くん。
まあ、いきなり大分や広島に飛ばされるよりは、近いからいいんだけど。

過去のFC東京との開幕戦は、J1昇格初年度に0-1で負けたけれど、新潟的には決して悪い試合ではなかったのでよしとするとして、その翌年は石川ナオに青野がチンチンにされるわ、幸治郎は退場するわで、とにかく散々だった。それを言うなら、去年のホーム開幕戦もいい勝負だったけれど。

3月にFC東京とやって、いい思いをしたのは1度くらいしかないので、今年こそは何とかしたい。去年はJ1で初めて最終節に勝ったんだから、今年は開幕戦で初勝利だな。うむ。

開幕戦は仕事日と重なることが多かったので、行ったことがなかったのだが、今年は休みだし、あの東京ドロンパとやらが動くところを生で見てみたいので(動画は見たけどね)、いっちょ味スタへ行ってみっかな。

それにしても、あのタヌキもどき。ローラーブレードやったりするところを見ると、そのうちにパルちゃん並にバック転でもやる気なんじゃないだろうか。
それなら、Mr.カラスコみたいに味スタの陸上トラックをバイクで爆走するとか、フェンスをよじ登るとか、開幕戦までにそれくらいの芸は仕込んでおいてほしいぞ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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春を待ちわびて
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この週末で、すっかり雪景色になった新潟。

アルビの新潟トレーニングが終わるまで雪が待ってくれたのは、今年こそは頑張れよってことなんでしょう。

雪景色でモノトーンになってしまう街の中で、この季節、鮮やかな赤が一際目を引くのが、椿の花。

雪の中で、エネルギーを内に蓄えながら、じっと春を待ちわびる、雪国の思いを表現している花だと思います。


3月7日、味スタのFC東京戦に向けて、明日、アルビレックス新潟は高知キャンプに出発します。

鈴木アルビ4年目のシーズン。淳さんや選手たちと共に戦う準備を、私たちも始めなきゃいけませんね。
author:ぐっちい, category:モブログ
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久々の淳さん
NHK新潟のニュースで、ジウトンの入団発表と一緒に、淳さんの記者会見が放送されていた。

おお、お元気そうで何よりですよ。

ここで、淳さんの注目の一言。

「今季は、厳しいシーズンを乗り切るためにも、オプションを増やす必要があると思います。ポジション変更など、様々な可能性にトライしたい」

中盤の選手をサイドに、あるいはその逆など、色々と考えているそうである。

へぇ〜。

例えば、勲やフミヤをサイドで使ったり、マルシオやワンちゃんをボランチやトップ下で使ったりとか、そんなイメージかな?

三門がどれくらいやれるかによっても変わってくるだろうし、FW陣でもポジション変更があるかもしれない。
CB以外は色々試すかもしれないね。

本当は去年もそれがやりたかったらしいけど、その余裕がなくてできなかったってことのようだし。

淳さんがそう発言するってことは、今回の補強には、ある程度の手応えを感じているってことかもしれない。


さて、明後日からのキャンプで、どんなトライがなされ、どんなチームになるんだろう?淳さんのお手並み拝見。楽しみにしてます。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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神経戦
帰宅してBS1をつけたら、女子バスケWリーグのトヨタvsシャンソンを中継していたので、何気なく見ていた。

フリースローで、相手チアリーダーがゴール下で、お約束の悩殺妨害ポーズをするのを見て、男子ならまだしも、女子でそれは効果ないと思うんだけど、なんてツッコミをいれつつw


試合は終始トヨタがリードする展開だったが、第4クォーターで猛然とシャンソンが追い上げ。残り10数秒で逆転、1点リード。

しかし、バスケットボールというスポーツでは、残りが10秒で1点リードなど、リードのうちに入らない。
バスケではファウルのたびに時計が止まるから、負けている方はできるだけ時間稼ぎをしようとするし、リードしている側は一刻でも早く試合を終わらせようとする。ここからの駆け引きが面白い。

この試合でも、リードされたトヨタが、相手ファウルを誘って、フリースローで再逆転に成功した。
最後の最後で、シャンソンは根負けした。

決定的なシャンソンのファウルのシーンで、
「あーっ。引っ張ってしまいましたねー」
という解説者の声に、つくづくバスケって最後は神経戦だな、と思いながら脳裏に思い浮かんだのは、3年前のビッグスワンのホーム広島戦だった。

エジ不在で、2トップが貴章と中原という、まだまだ頼りなかった若手コンビだったこの試合。中原のJ1初ゴールという、願ってもいない形でリードを奪い、このままいけば勝てる、という空気がスタジアムを覆い始めた頃、まだルーキーだったヒロシがPA内で優作のユニを引っ張ってしまい、PKを獲られてドローに持ち込まれた、あのシーン。

あれは、優作がベテランらしく、若いヒロシに身を持ってJリーグの厳しさを教えてくれた場面として、NHK新潟でとても公平とは言い難い解説をしていたwソリさんの「あーっ」というため息とともに、忘れられないものになっている(スタジアムでは目の真下での出来事だったから、なおさら)。

そう、あの時も、ヒロシは優作との神経戦に負けたのだ。

ルーキーだったヒロシにとっては、高い授業料を払って学ぶところも多かっただろうが、いまだに不用意なファウルが決定的な場面で出てしまうのは、そろそろ改善しないとヤバイんじゃないかと思うけどねw

バスケの方はそのまま、トヨタがシャンソンに劇的勝利。凄い試合だった。
明日の第2戦では、シャンソンもリベンジを狙ってくるだろうし、また激戦になりそうだ。
author:ぐっちい, category:モブログ
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春はセンバツから
昔から「春はセンバツから」というけれど、アルビレックスサポーターとなってからは、春はJリーグ開幕と一緒にやってくるという感覚になってしまった。野球も、今年は「春はWBCから」ということになるのだろうか。
それでも、やはりセンバツ出場校が決まると、ああ、春だなあ、と思うことに変わりはない。

今日、第81回選抜高校野球出場校の選考会があり、新潟からは北信越優勝の日本文理が、すんなりと決まった。21世紀枠候補だった村上桜ヶ丘は残念。さすがに、地域性重視の選抜だから、同県から2校、というのは、北信越大会で1、2位独占でもしない限りは難しいってことだろう。

出場32校はこちら。

以前から話題になっていた、早稲田実と慶応の「早慶ダブル出場」が実現。伝統校である両校が、今までセンバツでは同時出場したことがなかったというのも不思議な気がするけれど、これで本大会で対戦が実現しようものなら、メディアが盛り上げようとするんだろうなあ。両校の著名人OBなんかを引っ張り出したりしてね(さすがに小室哲哉は呼ばないだろうけどw)。

ワタクシ的に、おお、と思ったのは、関東地区から選出された習志野。勲の母校だから…ということとは全く関係なく、33年ぶり出場、というのが目を引いた。
そうか、習志野はそんなに遠ざかってましたかねぇ、センバツから(夏の甲子園には直近では2001年に出場しているはず)。
33年前というと、その前年の夏の甲子園で全国優勝したのに続いての出場だったけれど、2回戦で東洋大姫路にサヨナラ負けしている。ちなみに、その年には新潟からも糸魚川商工が出場したのだが、1回戦で鉾田一高の戸田投手にノーヒットノーランを食らったのであった…。
この試合、テレビで見ていたので覚えているけれど、物凄い投手戦で、結果的に0-1というスコア。糸魚川商工のエースも素晴らしかったのだ。いや、ホントに。

この大会で優勝したのは広島の崇徳高校。黒田(元ヤクルト)─応武(早大卒)という超高校級バッテリーを擁して、いかにも広島の学校らしい、ソツのない大人な野球をするチームであった。
ちなみに、応武捕手は現在では早大野球部監督。ハンカチ王子・斎藤佑樹投手のネタになると決まってメディアに登場する、あのサングラスのこわもての監督さんである。
高校No.1捕手と言われていたにも関わらず、プロの誘いを蹴飛ばして早稲田進学を選び、六大学や社会人でも活躍してソウル五輪代表にもなったが、結局プロには行かずに指導者の道を選んだ人だ。天職だったんでしょうね、指導者が。

ついでに言えば、この大会の入場行進曲は、岩崎宏美の「センチメンタル」。今年はGReeeeNの「キセキ」。時代を感じますねぇ。


習志野や早慶以外でも、久々出場の箕島高校など、懐かしい名門校の名前がちらほら見えるのも楽しい、今年のセンバツ。
さて、文理はどこまで頑張れるかな。
author:ぐっちい, category:野球
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選手にとっての新潟
ハギーの現役引退、ヴェルディ普及部スタッフ就任のニュースがあって、元アルビ選手の動向がぼちぼち聞こえてくる今日この頃。

そんな中、元アルビの井上公平が、新潟に職を得て戻ってきたそうだ。どういう仕事をするのか詳しくは知らないのだが、新潟を離れて久しいのに、また戻ってきてくれるのは、本当に嬉しいこと。
松尾のように、もう一度新潟に復帰してきた選手もいれば、移籍後もオフになると決まって新潟に遊びに来る選手たちがいる。引退して新潟で職を得る人もいる。中には、市議会議員になっちゃったりとかw
新潟の何が、彼らを呼ぶのだろうか。ずっと暮らしていると、新潟が持っている魅力に気がつかないことが多いけれど、それを教えてくれるのは、アルビ選手たちであることが多い気がする。


昨日のスポニチ新潟版には、ルーキー三門の記事が大きく出ていた。
チームの雰囲気や、クラブハウスと練習場のすぐそばに選手寮があるという環境に、
「新潟を選んで正解だった」
と、改めて感じているとのこと。
ワンちゃんが新潟残留を強く希望したのも、「今のメンバーと一緒にもっと強くなりたい」という気持ちからだったと言うし、今オフ、日本人選手の流出が最小限で済んだのも、ワンちゃんと同じ思いの選手が多かったからなのかもしれない。それだけ、新潟は選手たちの仲がいいし、結束が固い。残留争いを乗り越えられたのも、そのためだと思っている。
三門も、そんなチームの雰囲気を好ましく思っているんだろう。

三門は即戦力として期待されている選手だから、順調に行けば、ビッグスワンのピッチに立つ日も早い時期に来るかもしれない。ビッグスワンのスタンドをピッチレベルから見上げたとき、改めて「新潟に来てよかった」と思ってほしい。そして、新潟という土地も好きになってくれたら、と思う。

淳さんがあるインタビューで「新潟を愛する選手を育てたい」と語っていたように、新潟でのプレーを選択してくれた選手たちのために、今年もサポーターとして出来る限りのことはしたい。そして、新潟のことを好きになってくれれば、こんな嬉しいことはない。

プロサッカー選手とサポーターは一期一会の間柄だけれど、その一期一会が、選手の生き方を変えるきっかけにもなるという事例を、新潟では何度も見てきた。

新潟が歩んでいる方向性は、正解かどうかは分からないけれど、間違ってはいないと、もっと自信を持っていい。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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