2009年03月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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ゴートクのことを少しだけ
磐田戦の後、ゴートクの出来が芳しくなかったこともあって、
「去年の天皇杯FC東京戦では、素晴らしかったのに…」
という声があった。

ワタクシは鳥取にも大分にも行っていないので、トップチームの公式戦でのゴートクのプレーを観たのは、開幕戦と磐田戦だけ。開幕戦は、終盤の守備固めとして短時間プレーしただけだから参考程度として、実質的にプロ選手としてのゴートクをじっくり見たのは、一昨日が初めてだ。

本来は、積極的なアタックが持ち味の選手だと思うけれど(ユースやサテではそうだったしね)、磐田戦では、それが十分発揮されたとは言い難く、どこか消極的だったのが気になった。
それでも、ハーフタイムで淳さんに何か言われたのか、後半の立ち上がりでは右サイドをオーバーラップする「ゴートクらしさ」が出てきて、おお!と思ったんだけれど、残念ながら長続きしなかった。磐田のプレスに気圧されていたようにも感じたんだけれど、どうだったんだろうか。

恐らく、ではあるけど、ゴートクは「コワイモノ知らず」でプレーできていた2種登録の頃と比べると、プロになって様々な現実に直面するようになって、コワイモノを知り、殻を破るためにもがいている段階に入ってきた、ということなんだろう。つまり、プロ選手として本格化をするための、助走期間。

ユースの頃はクラブハウスのオレンジカフェで、一般客と同じスペースで食事していたのが、トップ昇格が発表される少し前から、他のユース仲間からひとり離れて、パーテーションの向こう側の選手スペースで食事をするようになった。その瞬間から、助走期間は始まっていたわけだ。

だから、今はどんどんミスをして悩んで試行錯誤していけばいいと思う。
もともと持っているポテンシャルは高いのだから、淳さんや先輩たちのアドバイスに耳を傾けながら、素直に伸びていけばいい。

ウッチーのようないいお手本がすぐそばにいる環境というのは、本当に幸せだよね。

ゴートクに望むことは、自分を信じて、自分のストロングポイントを忘れずにプレーしてほしいってことかな。
自分をしっかり持っていれば、結果はついてくるもの。大丈夫、心配ない。助走からランディングするタイミングさえ掴んでしまえば、あとは飛び立つだけだ。


ゴートクといえばカレーが大好きで、オレンジカフェでも、サイドメニューのミニうどんにカレールーをかけて、おいしそうに食べてたのを思い出すけど、あれね、うどんにいきなりカレーだけかけるんじゃなくて、めんつゆも一緒にかければ、本格的な味のカレーうどんになるんだよ。
…って教えてあげたかったんだけれど、パーテーションの向こう側に行っちゃったしなぁw
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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キミは昔のキミじゃない
【昨日の試合結果】

ヤマザキナビスコカップAグループ第2節(ビッグスワン)

アルビレックス新潟 0-0 ジュビロ磐田



いやー。おいしかったなぁ、村上牛のタタキ丼!4月4日は新発田雑煮を食べようっと。

ごんべえさんのところではビールだけを買い、ご主人に、今年もラグビーの試合で出店するんですかー?と聞いたら、
「もちろん!出しますよー。あっ、6月7日の大学ラグビーでも出店しますから、よろしくお願いします!」
とニッコニコ顔。
そう、6月7日はビッグスワンで大学ラグビー招待試合、慶應義塾大学vs法政大学なのだ(ラグビーファンの皆様、そして両校OBの皆様はお見逃しなく!)。ごんべえさんのうまいもんを食べながらラグビー観戦。楽しみ楽しみ。
「本当はね、店出すより、自分もラグビーが観たいんですよねぇ〜!」
と、ご主人w 考えてみれば、ワタクシがごんべえ農園さんに初めて出会ったのは、サッカーじゃなくてラグビーのときだったっけ。ラグビーが大好きなんだね。もしかしたら、体格的にラグビー経験者だったりして。今度聞いてみようかな。

そうこうしている間に、県スポの駐車場方面から、ゆるゆると新潟交通の「アルビラッピングバス」が登場。Eゲート前広場の一角に停まった。
みんな、わらわらと集まってきて記念撮影開始。

アルビバス横
横。登場している選手は、マルシオ、ワンちゃん、ウッチー、北野。隅っこで、ちっちゃく両手を挙げているウッチーがかわいいw

アルビバス後ろ
後ろ。試合前の円陣。さらに直近のホームゲームスケジュールが掲示されている。これはいいですね。

このバスが、試合当日のシャトルバスとして走るほか、普段は内野営業所管轄の路線バス(西小針線・有明線・大堀線)としても走ることになっている。
西小針線と有明線が利用バス路線であるワタクシとしては、週末にバスを利用するときに乗れたらいいな。



…と、試合前の話がやたらと長くて、ここからやっと本題に入るw

試合の率直な感想としては、あそこまで徹底した作戦を採ってきた磐田、というのも潔いと言えば潔いとは思ったが、新潟がJ1に昇格したばかりの頃の磐田戦を思い出すと、あまりにも隔世の感があるなぁ、というのが実感。
2004年の1stステージでの、ホーム磐田戦。
ヨンハッの先制ゴールで、もしかして結構やれる?と夢を見たのは一瞬。後は磐田に好きなようにパスを回されるばかりで、あっさりと逆転されて1-2の敗戦。1点差のスコア以上に敗北感が漂う試合内容で、試合後には名波に、
「最初の失点は交通事故みたいなもんだから」
と事も無げに言われてしまい、悔しさ倍増したのも、今は昔。

徹底的なドン引きで、明白なカウンター狙いの磐田。
そして試合終了数分前には、スコアレスドロー上等とばかりに時間稼ぎを始める磐田。

あぁ、キミは昔のキミじゃない。

そんなことを言っても、そこから1点も獲れなかったというのも切ない話なのだが、磐田の守備意識は「真ん中を固めつつ、新潟のストロングポイントを潰す」…つまり、両サイドを潰すということで徹底していた。実にシンプル。それだからこそ、磐田の選手たちも迷いがなかったようにも見えた。
磐田には、新潟の強さも脆さも内側から熟知している石井コーチがいる。試合前は、対ジウシーニョ、なんて言っていたけれど、実は最大の敵はジウシーニョでも前田遼一でもなく、石井コーチだったってことかもしれない。

新潟は、選手たちになぜか迷いが見られ、「勝たなければ」という意識が空回りしているようで、パスミスが続出。ほとんど自滅に近かった。千代がジウシーニョ相手にあたふたしているのを見て、去年のヤマスタがトラウマになってたりしてなぁ、なんてことを考えてしまった。

普通にやれれば勝てた試合だっただろうけど、サッカーに限らずスポーツは、「普通にやる」ことが一番難しいのだ。

それを一番思い知ったのがゴートクだったかもしれない。これが成長の糧になってくれればいい、と思う。

貴章がベンチスタートで、ゴートクのプレーにいつもの積極性が見られず、全く上がってこれないために右サイドが死に(これって犬塚のせいですかね)、左サイドもジウトンのところが狙われて、ペドロが下がってフォローに行く場面が増え、攻撃の威力が落ちた。まさに、磐田の思うツボだっただろう。

その一方で、磐田のカウンター攻撃は活発だったものの、これはやられるかもしれない、という危険な香りは薄め。シュートは打たれてはいたけれど、千代とみっちゃんのところでミスが出たときにヒヤッとしたくらいで、恐怖感を感じるような攻撃はほとんどなかった。
気になったのは、前田遼一。本当はジウシーニョと同様か、それ以上に脅威のFWのはずなのに、存在感がなく、周囲も全く前田を活かせてない。あれでは点が獲れないだろうな。

後半になると、淳さんが攻めに出た。オオシ→貴章、ゴートク→松尾、ワンちゃん→アトムと、明らかに「点を獲る」というメッセージを込めた交替策で、貴章が入ると一気にチームが活性化した。
やっぱり、ウチは貴章のチームなんだよ。
「攻めダルマ」淳さんの意志はチームにもきちんと伝わり、後半の大半は新潟が攻めていたけれど、「ドン引き相手を崩す攻め方」という課題解消というわけにはいかず、そのまま試合終了。

こういう試合をしっかりと勝ちきる強さを持たなければいけないね、新潟は。

それでも、収穫はちゃんとあった。
ヨンチョルを90分使えたこと。ゴートクの経験。松尾の復帰。
ひとつひとつ、収穫を形にしていくことで、チームはさらに成長できるだろう。


試合後は、磐田サポさんたちと、駅前の壱勢で新幹線の時間が来るまで打ち上げ。
何でも、磐田ゴール裏では、
「ウチは3月までがプレシーズンマッチだから。首位のチームがこの程度なら、何とかなるさ」
なんて言っていたらしい。なははw
シーズンは始まったばかりだし、お互いにポジティブに行きましょ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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んーと
NEC_0764.jpg
磐田サポさんたちと、傷を舐め合いながら飲んでいたら、更新が遅くなりましたw

今日の試合はね、自分と石井コーチに負けた(負けてねーけど)試合ですね。

あの時、教えてくれてありがとう、石井さん!って言える日が来なきゃダメですよ、ウチは。


そして、改めて感じたのは、新潟が今の4-3-3で戦えるのは、勲とみっちゃんのおかげ。オオシありきのシステムって言われてるけど、あの二人に対する信頼感がなければ、いかに淳さんでも踏み切れなかったと思う。
勲のワンボランチのように見えて、実質は勲とみっちゃんのダブルボランチなんだなー、と。

さらには、淳さんの攻めダルマっぷりもよく分かった分だけ、まだまだ足りない部分が鮮明になった気がする。



続きはまた後で。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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バーレーン戦
19時前、バーレーン戦のスタメンを知らせるスポーツナビの速報メールが届く。

うーん、貴章はスタメンじゃないのか。出番は後半かなあ、なんてのんきに考えながら、テレビも見ずに家の用事をこなしていたら…

ベンチ入りもしてませんでした、という見事なオチ。

直前合宿では3トップを試していたと聞いていたけれど、蓋を開ければ玉田の1トップ気味の、実質田中たっちゃんとの2トップ。サブに入ったFWは岡崎ひとり。
巻を呼ばず、貴章をベンチ外にした岡ちゃんは、やっぱりFWには高さを求めていないようだし(ポストプレー=高さ、とは考えていないみたいだ)、貴章のことも、ポストプレーヤーとして呼んだわけではないだろう。
結局3トップではなく2トップに決めた時点で、貴章は選択肢から消えたってことかもしれない。

「リスクを犯してでも攻めに出る」ために貴章を選んだと言ってはいたが、貴章が岡ちゃんに決断させるような、圧倒的な存在感を直前練習で見せられなかったのであれば、悔しいけど仕方がない。

やっぱり、淳さんみたいな肝っ玉の座ってる監督じゃないと、貴章は使い切れないのかもね。


でも、呼ばれたことは貴章にとっても新潟にとっても、大きな意味がある。
代表で得たもの、得られなかったものを力に変えて、成長できるのが貴章だと思うしね。
経験と悔しさを手土産に、新潟で頑張れ。


というわけで、明日の磐田戦は、ペドロ―オオシ―貴章の3トップ復活ってことでOK?



で、肝心の試合の方だけど、後で録画を見た。
攻めながら点が獲れないのは相変わらずながら、選手たちの高い位置からのプレスと攻撃的意識が目立っていた。
岡ちゃんは、「高さvs高さ」という考え方を捨てたのかな、と思いつつ、もっと「リスクを犯した」ワイドな攻撃が見たかったけど、貴章がいないんだからしょうがないかw
両SBが元気だったし、遠藤の存在感が凄かったね。
卒業式を諦めた甲斐があったんじゃないの?にゃがともクンw

まあ、W杯には行けるんじゃね?
いつまでも、出ることが目的ってだけじゃダメだとは思うけど。
author:ぐっちい, category:サッカー
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あかねタンキター
雪だ雪だと騒いでいたら、あっという間に溶けw、それでも週末に来県予定の親しい磐田サポさんたちには、

「雪は積もらないとは思うけど(たぶん)、降る可能性は高い。少なくとも寒いと思うから、そのつもりで来てちょ」

と、さんざん脅かしているところ。
いや、寒くなると思って来てもらった方が身のためですよ、本当に。

一昨日、メールでスポットボランティア募集(今回はマッチデープログラム配布だそうです)のお知らせが来たのだけれど、客人が来るので今回はごめんなさい。
その代わり、勝ち点3を置いてってもらいますからw

で、ついさっき、オフィシャルを覗いてみたら、4/4のマリノス戦当日に、

八木あかねタンのサッカー講座キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

というわけで、早速ポチッと申し込み。前回の中西哲っちゃんは抽選負けしたので、今回は行けますようにー。
マリノスサポの方でも参加できるので、ぜひぜひどうぞ。国際副審のレクチャーをタダで聴けるチャンスですよ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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今朝の新潟市内
image.jpg
おはようございます。

目が覚めたら、こんなことになってました(滝汗)

新潟は積雪1cmってとこでしょうか。


日曜日はナビ杯磐田戦ですが、予報では雪です。


いざとなったら、オレンジボールいっとく?


なんて、ネタにする以前に、真面目な話、練習できませんがな(泣)

雪国チームだからって、「雪は地の利」なんて言っていた某サッカー番組があったけど、んなわけねーじゃん(怒)



えーと。磐田サポのみなさま。万全な冬支度で新潟にお越しくださいまし。
author:ぐっちい, category:モブログ
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貴章がいなかったりペドロが出られなかったりしたけど、それはそれ
エルゴラ
エルゴラの「蹴球風見鶏」に登場の家鴨白鳥一家。
三つ子ちゃんたちの、

「2週間首位だって!すげー!」

というセリフが、今の新潟サポの実感ですな。
そう、4月3日までは首位。決まっていることはそれだけで、まだまだなーんにも手にしちゃいないんですよ。


というわけで、昨夜はナビ杯大宮戦。
平日アウェイ、しかも年度末という時期に仕事を休めるはずもなく。しかも試合の時間帯はバタバタしていて、モバアルのチェックもほとんどできないという状況で、辛うじてスコア速報をチラ見しながら、得点経過や選手交替などを見ていた。

だから、1-2という結果と、ゴールを決めたのがジウトンで、マルシオのFKからのこぼれ球を足でループ気味に(!)決めたこと(ラッキーゴールだったという話もなくはないが)、おまけにハタチのバースデーゴールって、どんだけ運を持ってるんだwということ、そして途中から4-3-3に切り替えた、ということくらいしか分かってない。

それでも、試合後の監督や選手のコメントを見ると、前向きなコメントが大半だったようなので、
「守りを固められてボールを持たされると、攻め手がなくなる」
という、去年から続く課題が明確になったということも含めて、必要以上に下向きに考えることはないんじゃないかな。

ペドロが大宮との契約条件のおかげで大宮戦は出られず、貴章は代表、ウッチーはケガ…と、勝てなかった言い訳に使おうと思えば使えるネタはあるけれど、それを言ったら負け。
どんなに飛車角落ちであっても、本当に強いチームはちゃんと勝つんだから。要するに、ウチはまだまだだねってことなんだろうね。

それでも、今年取り組んでいる4-3-3は着実に選手たちがモノにしているということが分かったことは、よかったんじゃないかと。
課題克服の取り組みはしっかりとやらなければいけないけれど、まだまだ伸びシロがあるチームだから、その成長過程を見ていくことができるのは、何とも楽しみだ。

昨日の試合では、両サイド(特にジウトンとゴートクのところ)が狙われていたようだし、相手の新潟研究は進んでいる。それならば、自分たちが相手の研究を上回るスピードでブラッシュアップしていかないと。
選手層が一朝一夕で厚くなるわけじゃない。それを嘆いても始まらない。忘れてはいけないのは、新潟の成長力を見せつけるチャンスが、今ここにあるってこと。

さぁて、次、行きますか。
磐田戦は貴章は無理でもペドロが出られるしな!
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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今夜はナビ杯大宮戦ですが
http://www.sport-nippo.com/forza/soccer/albinews.php?t=&k=1397

ペドロが、レンタル元の大宮との移籍契約上、大宮戦には不出場という条件が盛り込まれているため、今日の試合に出られないんだとか。うぬぬ。
このような契約条件って、三浦アツが神戸から横浜FCに移籍するときにも付けられていたと記憶しているし、国内でも国際的にも、サッカーではよくある話なんだけれど…。

おのれ、大宮。そんな余計な知恵をどこで付けたんだw

レンタルで出した選手にホームでゴールを決められるなんてステキな経験を、一度くらいしてみたらどうだっ。
(はい、ウチは慎吾にやられますたw)

ヤツらが「うまいことやった」とほくそ笑んでいるのかと思うと、何だか無性に悔しいので、今日はぜってー勝て。


というわけで、ペドロと貴章不在の本日は、久々の4-4-2でございます。
ヨンチョルとゴートクのティーンエイジャー2人と、今日めでたくハタチになったジウトンという、ピッチピチな3人がスタメン予定らしいので、実にナビ杯らしい布陣になる模様。
久々スタメンの千葉ちゃんも含めて、リーグ戦にも繋がるプレーでじゃんじゃかアピールしていただきたく。

さあ。タイトル奪取に向けた第一歩。勝ち点3必須でお願いしますよ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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野球はやっぱりいいね
斎藤祐也が岩崎恭子と結婚する、というニュースに、ラグビー選手の結婚がこういうネタになるのって、今泉清が涼風真世と結婚したとき以来なんじゃないだろうか、と考えたりした午前中。
岩崎恭子ちゃんって、ほとんど芸能人の範疇なんだね、今は。

で、ご多分に洩れず、WBC決勝の方に頭が行っていたわけだw


え?仕事中にテレビ見てたんだろって?いやいやいやいやいやいやいや、け、決してそんなことは(滝汗)


それにしても、WBC2連覇。あっぱれのひと言。
岩隈も素晴らしかったし、結局新聞の1面トップはイチローが持ってくことになってるんだな、とかw、でも、その前の岩村の盗塁が効いたよなぁ、とか、とにかく面白い試合だった。
いろんな意味で劇的勝利の立て役者になったwダルビッシュも、相変わらず何かを持っているとしか言いようがない。

面白い試合ではあったけれど、それですなわち大会が成功かと言えば、それはまた別の話。
5回も日韓戦があったことに象徴されるように、甚だしく偏りのあった対戦カードは、もともとこの大会の言い出しっぺであるアメリカが、自分たちが優勝しやすいような仕組みにしている(なるべく早い段階で強豪国と当たらないようにして、勝ち上がりやすくするというシナリオ)、という背景があるというのは、よく知られた話ではあるけれど、さすがに、次回からは仕組みを変更しようという動きがあるようだ。

WBC、次回は対戦システム改善へ

当然といえば当然なんだけれど、どんなに自分たちに有利になるような仕組みにしても、アメリカ代表が2大会連続で決勝へ進むことすらできない現実に、さすがのアメリカも折れたんだろうか?
このような動きが出てくるところを見ると、まだ健全な芽はあるのかもしれないが…そうか、2次ラウンドの対戦カードがあんなことになったのは(それだから日韓戦が5回も行われた原因になってるわけだけど)、キューバがゴネたからだったとは、初めて知った。
政治とスポーツが決して無縁になれないのは、ある程度は仕方がないにしても、どうにかクリアしてほしい問題だ。

それでも、やっぱり野球は面白い。
前回大会のときもそうだったけれど、WBCを見た後には、決まってそう実感する。
サッカーもいいけど、野球もね。Jリーグと野球をヤブにらみしつつ、今年も毎日が過ぎていくってわけだ。
県立球場が完成したら、新潟のスポーツシーンがどう変わっていくのか。Jリーグと野球がうまく連動して盛り上がるような仕組みができるといいな、なんて思ったりしている。


というわけで。最後にオマケ。

凹むジョー
4番打者で出場したのに、2度も目の前で青木が敬遠された上に、結局さっぱり打てなかったので凹んでいる城島の図w
打つ方では満足できなくても、捕手として、リードで大貢献したんだから、素晴らしかったと思うよジョーは。
author:ぐっちい, category:野球
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九石ドームの芝
大分戦の映像をテレビで見たとき、真っ先に目が行ったのが九石ドームの芝生だった。

選手が走るたびに芝生がめくれ、キックで踏ん張れば掘れてしまう。
これはケガ人が出ても不思議じゃないな、と思わざるを得ない状況で、ウッチーが前半17分で負傷交替することになったのは、以前から痛みがあったという左足内転筋を悪化させたためだが、踏ん張りの利かないピッチ状況も、少なからず影響があったのではないだろうか。

その原因には、このシーズンオフ期間に張り替えを行った芝生がまだ根付いていない、ということだそうだけれど、もともと日照条件がよくなく、さらに開閉式ドーム屋根があるために風通しが悪い…などなど、芝生育成に多くの問題を抱えていたスタジアム。芝生を貼り替えたばかりであれば、あの状況も仕方がないとしか言いようがない。
そのような悪条件の中、九石ドーム芝生管理担当者の方々のご苦労はいかばかりか。ホームスタジアムとして使用している大分の選手たちも、足下の不安を抱えながらのプレーは大変だろうな、と思う。
ピッチが原因のケガ人が出ないことを祈るばかりだ。

翻って、ビッグスワン。
一昨年にはJリーグベストピッチ賞を受賞し、芝生の美しさには定評があるが、九石ドームほどではないにしても、日照条件による芝生の成長ムラには苦労が多いという。
その原因がスタジアムの屋根によってできる「日陰」で、四方を屋根で覆われているビッグスワンでは、どうしても芝生に日陰ができる。
日陰になりやすい箇所とそうでない箇所では、当然のことながら芝生の成長速度や丈夫さに差が出るし、試合で傷つきやすいのは、日陰になりやすい箇所で、プレー中に選手がそのあたりで転んだりすると、担当者の方は「ドキッとする」そうだ。
さらに、新潟では降雪による「雪腐れ病」という雪国特有の病気もあり、夏に日照不足が起こると、芝生が弱ってしまう。
そういった、決して恵まれているとは言えない条件の中、毎年3月中旬のホーム開幕戦を美しいピッチで迎えられるというのは、本当に素晴らしいことだし、そこに至るまでの努力には頭が下がる。

これから新潟も、ピッチの緑の鮮やかさが目に染みる季節になる。
今年は秋に国体もあるので、芝生管理にはさらに手数がかかると思う。
試合前やハーフタイムに、念入りに芝生のメンテナンス作業をする担当者のみなさんもまた、ナイスゲームの演出者なのだということを心に置きながら、選手たちの躍動を目に焼き付けておきたい。


スタジアムの芝生について、詳しくは、ぜひこちらを。
東北電力ビッグスワンスタジアムHP「芝生のはてな」
author:ぐっちい, category:サッカー
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