- 成功するために大切なもの
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2009.05.31 Sundayいやー、危なかった。
もう少しで貴章のゴールを見逃すところだった。
キリンカップを最初から見ることが出来ず、スポーツナビからのスタメン発表メールで貴章がサブなのを確認してから、こりゃ出番があっても後半からだろうと決めつけて、「天地人」の方を先に見たりしていたのだ。
で、まともにサッカーが見られる状態になったのは、後半も半ばになってからで、貴章がすでにピッチに入っていたことに気づいたのは、貴章がゴールを決めた瞬間だったという、ていたらくw
でも、貴章らしさ全開のゴールだったよなぁ。
スイス戦の代表初ゴールといい、とことん泥臭くて、とことんひたむきなゴールが、やっぱり貴章らしくていい。
コンディションのよさは、シーズン開幕からずっと続いているだけに、そのままW杯最終予選に臨めそうなのは何よりだと思う。
新潟のことは、残っている選手が頑張ってくれるはずだから、貴章は今は代表のことだけ考えてくれればいい。
頑張れ。
話は替わって。
昨夜のNHK「土曜スポーツタイム」の「究める」というコーナーで、柏の菅沼実を取り上げていた。
NHKが注目したのは、菅沼のヘディング。
2008シーズンのJ1で、ヘディングゴール決定率1位だったのは菅沼だったとは、初めて知った(ちなみに2位は、新潟にいたアレッサンドロ)。
FWとしては小柄な部類に入っている彼が、なぜヘディングが得意になったのかは、子どもの頃、お父さんとキャッチボールをしていたときに言われた一言がきっかけだったという。
「キャッチボールは、必ず相手の目の高さに合わせて、胸の位置で取れるように投げるのが基本だ。それはサッカーでも同じだよ」
一見、野球にサッカーを結びつけるのは強引なように思えるけれど、キャッチボールも、パスも、チームメートとの意志疎通ができていなければダメ、という真理は同じだ、ということを、お父さんは言いたかったのだと思う。
その言葉を素直に受け止めた息子は、それ以来、クロスボールやパスを必ず目の高さで確認して、ヘディングでも足元でも対応できるようなボールの受け方を意識するようになり、その結果、低い体勢でもヘディングシュートが決められるようになったのだという。
もしも、彼が「けっ、野球とサッカーなんて、関係ねーじゃねぇかよ」という受け止め方しかできなかったら、プロサッカー選手にはなれなかったかもしれない。
周囲の人たちをリスペクトし、忠告に耳を傾ける素直さと、自分なりに消化してモノにできる賢さがあるから、成功するアスリートになれる。
また、そういった気質は、選手をスカウティングする際に、強化担当者が重要視する部分でもある、という。
「選手との契約では、人の言葉に聞く耳を持っているかどうか、という人間性をまず見ます。それがないと、伸びませんから」
とは、複数の人から実際に聞いた話だ。
貴章についても、以前のサッカー講座で当時の若杉育成部長が、
「矢野くんは、頭がよくて素直で、本当にいい子なんですよ」
と手放しに褒めていた。
やはり、代表に呼ばれるような選手には、テクニックや身体能力だけではない、それなりの理由があるってことなのだ。
- 今頃気がついた
- 空を舞うために必要なもの
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2009.05.30 Saturday
今日は埼スタへは行かず、ラーメン博にも三條機械スタジアムへも行っていない。
その代わり、三越に行ったついでに、水原の藤岡染工場と長岡造形大学のコラボ手拭いの新作が出ていたので、2種類ほど買ってきた。
画像は、そのうちの1本、「白根大凧合戦」柄。
来週末だよね?本番は。
上野優作が新潟にいた頃、家族を連れて見に来ていた、という話を聞いた。今の選手たちにも、あの迫力ある空中戦をぜひ見てほしいけれど、来週末はアウェイ広島戦だから無理だね。残念。
さて、今日の浦和戦。
行ってないしスカパーも見ていないので、さっぱり分からんちん、なんだけれど、モバアルのテキストを見ながら、前半のチャンスを逃した後は、いいところがあまりない試合みたいだなぁ、とは感じていた。
終わってから、スカパー観戦をしていた人に聞いたら、
「今季ワーストゲームでしょう」
とのこと。うーむ。
ダイジェストはBSの「Jリーグタイム」で見たが、チャンスを逃しているうちに、あんな簡単な失点の仕方をしていては、そりゃ無理だな、という感じ。
今日は絶対に勝たなくてはいけない試合だということは、選手たちが一番分かっていたはずで、そのつもりで試合に臨んでいたと思うけれど、ナビ杯で「絶対に勝たなくてはいけない試合」というときに限って、ダメダメな試合をしてしまうのは今に始まったことじゃない。
意識すればするほど、体が別物になっちゃうってことなのか、ウチは。
うーん、困ったねぇ。そこらへんの「勝つためのメンタリティ」って、どうやったら身につくのだろうか。
こればっかりは、練習で身につくもんじゃないしなぁ。
ヒリヒリするような試合体験を重ねないと、難しいんだろうけど、そんな経験を積むためには、もっとカップ戦で勝ち抜いていかないとダメだしなあ。勝ち抜けたことがないから、身につかないんだもんなぁ。
いやー、困ったw
恐らく、ウッチーの試合後コメントが全てなんだろう。
もう、こうなるとね。キアイしかないでしょ。…と、結局は精神論に持っていってしまうのも、発想が貧困すぎてイヤなんだけど(ニガワラ)
1%でも可能性がある限り、そのために200%のベストを尽くすしかないでしょ。
いいじゃん。十分ヒリヒリできるじゃん。
大空に舞うために、丁丁発止の勝負に挑む、白根大凧合戦のようにね。
- 明日はナビ杯浦和戦ですが、ここはひとつ雑誌でもどうぞ
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2009.05.29 Fridayさて、雑誌を2冊ほど。
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 6/4号 [雑誌]
一部で、「ぐっちいさんは今回のNumberは紹介する気はないんだろうねー」という声があると耳にしたのだがw
いや、確かに、このタイトルを見た瞬間は、おのれ文春、いくら早稲田OBが多いからって、「早稲田力」なんて特集を出すんなら、「慶応力」とか「明治力」とか「法政力」とかも出すくらいの気はあんのかよゴルァ、と思ったのは事実w
正直なところ、「浦和レッズ力」の方がよっぽど気にならないww
しかし、日本のスポーツ界におけるワセダブランドの貢献度の高さは素直に認めよう。いくら浦和サポが「日本サッカー界における浦和レッズの影響力」について熱く語っても、ワセダの足元にも及んではいないのだよ…ってことが改めて実感できる一冊である。
ええ、ええ、どうせ明治はワセダの引き立て役ですよーだ。
でも、ライバルの存在なしでは、今の早稲田の地位もないってことなのさ。(オトナゲない言い分w)
ワセダ特集を読んだ後は、ぜひモンテディオ山形のノンフィクションも読んでほしい。やっぱりいい監督だよなぁ、小林伸二さん。
特にミヤの話は、新潟サポ的にも、ちと泣ける。
Soccer clinic (サッカークリニック) 2009年 06月号 [雑誌]
新潟の攻撃のキモは、サイド攻撃。ここで重要になってくるのは、両SBやSHが前を追い越す動き…「オーバーラップ」であることは言うまでもないわけで。で、今回の特集は「オーバーラップ」である。
そのトレーニングの実際例も興味深いけど、今回最大の読みどころは、アルビレックス新潟ジュニアユースの堀沢監督へのロングインタビュー。
去年のU-15高円宮杯で準優勝という実績を残し、全国的にも一躍脚光を浴びたアルビジュニアユースでは、どんな育成方針で指導しているのか。そこには、中学や高校のサッカー部とは違う、「プロクラブの下部組織」ならではの考え方がある。
トレーニングはチーム戦術より個人の技術向上に重きを置き、大会に勝つための練習は基本的にしていないという。だから、一定以上のレベルにある選手はジュニアユースでの練習よりもユースへの練習参加を優先させる。これは、ユースでもトップ昇格が見込まれる選手が、ユースよりもトップチームでの練習、そしてユースの大会よりもサテライトリーグ出場を優先しているのに繋がっている。
プロの下部組織では、高円宮杯などの大会は、それそのものが目的になることはない。あくまでもプロ選手になるためのトレーニングの一過程にある大会、という捉え方だ。
「プロクラブの下部組織なので、選手たちに個人としての財産を持たせてあげて、上につなげていくことがすべてだと考えています。この年代だからこそ、そこを徹底してやっておかないといけない。試合の勝ち負けばかりを追求して、いざふたを開けてみたら技術の足りない選手ばかりでは意味がないですから。」
他にはトレーニング内容の実際例も紹介されており、サポーターにはあまり知られていない分野だと思うので、ぜひ読んでみてほしい。
- 22歳はもう若くない
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2009.05.29 Fridayひっそりとスポニチに出ていたこの記事に、少し考えさせられた。
千葉のFW青木がJ2岡山に移籍
そうか、青木孝太も移籍かぁ。
槇野が代表に呼ばれて注目を集めている一方で、2007U-20W杯メンバー(あるいは代表招集歴のある同世代選手)はそれぞれに、各チームでポジション争いで苦闘している選手が多く、出場機会を求めて移籍を選択した選手も少なくない。
福元、河原、青山隼、デカモリシ、ハーフナー・マイク、柳川などなど。梅崎や太田宏介はステップアップ移籍だから、この範疇には入らないだろうけれど。
22歳。世間的にはまだまだ若いが、サッカーの世界では決してそうではない。チームの末っ子的な立場で、ノビノビと若さや勢いだけで勝負できていた季節を過ぎて、もう一皮ふた皮剥けることを求められる時期であり、様々な例を見ると、この時期に最初の壁にぶつかる選手が多いように感じる。
ここで壁を乗り越えられるかどうかが、サイクルの短いサッカー界では、重要な意味を持つわけだけれど、クラブの方針で壁を乗り越えるまで待ってもらえた山本真希のような例は、残念ながら日本ではそう多くない。
今回の青木孝太の移籍は、代表で仲がよかったアトムにとっても、感じるところがあるんじゃないかな、と思う。
J全体を見てみると、伸び悩んでいる選手の成長を促すためにレンタル移籍で修行に出す、という手順を踏むことが多くなった気がする。
そこでうまくきっかけを掴めば、レンタル復帰の道も早く拓けるし、そこからグッと飛躍した例はいくらでもある。今季ひと皮剥けた活躍をしている広島の高萩も、その成功例のひとりだろう。
栃木へ行った河原も、サイドに居場所を見出して3得点している。来季、すぐに新潟に戻ってくるかどうかはまだ分からないが、現時点ではレンタル移籍がうまくいっている方ではあると思う。本当に成功だったかどうかの答えが出るのは、まだまだ先ではあるけれど。
それでも、レンタル先で目論見通りに出番を増やす選手ばかりではない。どこへ行ってもプロとしての理想と現実のはざまの闘いが待っているのだし、それを乗り越えるのは、そんなに容易なことじゃないだろう。
青木孝太は、高校サッカーで脚光を浴び、千葉でもU-20日本代表でも、スピードと鋭敏な得点感覚で印象に残る活躍した選手。
出番を失った理由は分からないが(ミラー監督体制になってから一気に出番を失った印象があるのは、気のせいだろうか)、千葉の若手育成の常道であるJFLジェフリザーブズではなく、J2岡山へのレンタルを選んだあたりに、クラブがそのポテンシャルの高さを評価していることが伺える。
岡山で結果を出して、千葉でチャンスを再び掴むのが基本線なのはもちろんだが、評価次第では他クラブからオファーをもらう可能性だってある。
移籍をきっかけに、どんな未来図が描けるかは、全ては本人次第。他クラブの選手ではあるけれど、頑張れ、の一言だ。
- キリンカップと欧州CL決勝をざっくりと
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2009.05.28 Thursday昨夜のキリンカップは、リアルタイムでは後半の後半しか見られなかったので、10時からのBS-TBSの中継録画の方を見た。
初物好きはメディアの常だけれど、それにしてものっけから山田直輝山田直輝うるさいぞこらw
いや、ちっちゃい山田くんのことは嫌いじゃないけどね。
90分通じて一番印象に残ったのは、本田圭佑。
いやー、プレースタイルが変わったなぁ。あんなに走る選手じゃなかったよなぁ、昔は。
中途半端な王様プレーが多かった名古屋時代から比べると、プレーが大人になった。技術の高さは相変わらずだけれど、そこに献身性がプラスされた感じ。オランダでの2年間で、確かな成長を感じさせてくれた。
フェンロが2部降格してしまったとき、強豪クラブへの移籍よりも残留を選んだことは、本田にとっては正解だったんじゃないかな。
チリがどの程度本気で闘ってくれたのかは分からないが、日本にとってはウズベキスタン戦へのいいテストにはなったのでは、と思う。
貴章が最後の最後で使われたのはよかった。持ち味も出していたし、得点にも絡んでいたしね。4点目に山田直輝が本田をアシストしたプレーをアシストした動きは、いかにも貴章らしかった。
ただ、あの使い方では今までと同じだし、もっと違う使い方も試して欲しかったのが本音。
もちろん、チームと代表とではサッカーのスタイルも、求められるプレーも違うのが当たり前で、代表クラスの選手なら、そのどちらも標準以上のレベルでこなせないようでは困るのだが、試合後の岡田監督の記者会見で、
「(玉田の代わりに山田直輝を使ったことについて)前線が矢野と山田くらいしかいなかったが、矢野の使い方は僕の頭のなかではちょっと違ったので思い切って使った」
というコメントを見ると、その真意が今ひとつ分からないが、ちょっと限界を感じてしまったのも確か。
貴章の本当のよさが生かされる場は、日本では新潟しかないのかもしれないな…と、エルゴラ最新号のインタビューで淳さんが、貴章について言及しているくだりを思い出しながら考えたりもした。
貴章は、もしも移籍を目指すなら、国内よりも海外を目指した方がいい。いや、真面目な話。
代表の試合を見た後、早朝に眠い目をこすりながら、欧州CL決勝を見た。
バルサ完勝。
2点目のメッシのゴールなんて、そこに至るまでの見事な崩しも含めて素晴らしかった。
そんなバルサのパーフェクトなパスサッカーの前に、何もできなかったマンチェスター・ユナイテッド。
あんなに存在感のないC・ロナウドを見るのも、何だか新鮮な気もした。
個人的には、相変わらず元気なプジョルの姿が見られて、それだけでも大満足。我ながら簡単だな、おいw
- というわけで
- 6月7日はナビ杯アウェイ広島戦ですがビッグスワンでラグビー観戦もできます、というお知らせ
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2009.05.27 Wednesday
だいぶ前のエントリーに、チラッと触れただけなので、ちっとも告知にもなってませんがw
6月7日、ビッグアーチでのナビ杯広島戦当日は、ビッグスワンで13時から、ラグビーの春のオープン戦・慶應義塾大学vs法政大学が開催されます。
毎年秋に1〜2試合は新潟でも開催されるラグビートップリーグの試合が、国体のため今年はナシ、という悲しいお知らせがトップリーグから発表があったため、新潟でトップレベルのラグビー試合が見られるのは、実質この試合だけ、ということになります。(あ、国体でもラグビーは見られますけどね)
というわけで、ビッグアーチに行かないという方、ここはひとつ、ラグビーはいかがでしょう。
サッカーと同じフットボールですが、ひと味もふた味も違う迫力とスピード感が体感できますよん。
慶應も法政も、今季の大学ラグビーを湧かせてくれるはず。法政は1stジャージの色がオレンジとブルーなので、新潟的には親しみやすいかもw ラグビーシーズンが始まる前に、一足早くチェックしてみてください。
前売りチケット全席自由1,200円(当日1,500円)は、ただいまトップカルチャー蔦屋書店・峰弥書店、HIRASEI遊TSUTAYA、カンタベリーショップラブラ万代にて発売中です。
おっと。そう言う自分がまだチケット買ってませんでした。今夜にでもカンタベリーショップで買ってこようっと。
当日は、新潟駅南口より臨時バスも運行。ごんべえ農園さんも出店します(ごんべえさんのご主人は「本当はね、自分もラグビー見たいんですよぉぉぉ」と、えらく張り切ってますw)。
詳しくは、新潟県ラグビー協会HPまで。
- 「主導権を握る」とは?
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2009.05.25 Monday
【主導権】(しゅどう-けん)
中心となって物事を行う力。イニシアチブ。(goo辞書より)
【イニシアチブ】[initiative(開始)]
主導権、指導権、先手、先制。優位を保ち攻勢に出て、局面をリードすること。(コンサイスカタカナ語辞典より)
スポーツ用語として、よく使われる言葉に「主導権」「イニシアチブ」がある。「試合の主導権を握る(イニシアチブをとる)」とかね。
それはどのスポーツでも通用する言葉だと思うけれど、攻守交代のある野球のような競技よりも、流れの中でどんどん攻守が入れ替わるサッカーやラグビーなどの方が、よりしっくりくる感じがする。あくまでも個人的なイメージだけれど。
でも、この「主導権」「イニシアチブ」という言葉。結構解釈が難しいな、と思うことがある。
例えば、先日の清水戦。
メディアの戦評で、
「主導権を握っていたのは新潟だった」
という表現が複数あって、うーん、あの試合の流れでも、主導権は握れていたという解釈でいいのかなぁ?と思った。これは、他の試合でも何度か感じた感覚。
「主導権」「イニシアチブ」の勝手な私的解釈からすると、主導権=ボールポゼッションではなく、どちらが意図した通りに流れを作っていたか、というイメージ。
そう考えると、清水戦で意図した流れを作っていたのは清水の方で、新潟はその流れに乗せられてしまっていたように見えたので、新潟に主導権があったという解釈に、少し違和感を感じてしまったのだ。
うーん、よく分かんない。
で、「主導権」をキーワードに検索してみたら、チェスのサイトが出てきた。
勝つための優れた戦術や狙いがあっても、それを実行できなければ意味がありません。そのためにはまず、自分の手番でなければいけません。
したがって、必要なのは主導権の維持なのです。
ふーむ。つまり「主導権」というのは、「どちらが攻めているか」ってことでいいのか。
主導権を維持する方法はいくつかあります。
(1)、チェックをかける。
(2)、相手の駒を捕る。
(3)、高い価値の駒を狙う。
このあたりは、チェスの専門用語が入ってきているので、チェスを知らないと解釈しづらいところではあるけれど、何となく言わんとしていることは分かる気がする。
主導権を維持するために、終始こちらから仕掛けていくことってことだよね。うん、これは分かるな。
確かに、攻撃的だったのは新潟で、どちらかと言えば守備的だったのは清水の方だった。
だけど、それだけで「主導権は新潟」ってことにはならないんじゃないかと思うのだけれどなぁ。
別のサイトを見てみると、こういうものが出てきた。
会話の主導権がどこにあるのかということで、結果が大きく変わるのです。
普通、主導権を握った方が有利だと考えられていますが、必ずしもそうではありません。
主導権を相手にうまく渡した方が有利な場合が、たくさんあります。
欲を言えば、主導権を相手に渡したり、主導権を握ったりと、その主導権をコントロールできれば申し分ないわけですな。
ああ、なるほど。これこれ、ワタクシが感じてたのは。
主導権を握っていたのは新潟だったとしても、主導権をコントロールしていたのは清水だった。そう考えれば、物凄く納得できる。
つまり、
「負けたけど主導権は握れていたから」
ということは、負け試合をポジティブに解釈できる要素ではあるのだけれど、その一方で、
「でも主導権をコントロールできなかった」
という視点も持ち合わせていないと、早晩落とし穴にハマることになる。この辺の勝負に対するバランス感覚は、とても重要なんじゃないだろうか。
そのあたり、清水戦後の勲の厳しいコメントを見ると、ウチの選手たちはちゃんと分かっているようだから、心配することもなさそうなのが幸い。
もちろん、試合は主導権を握ったまま勝つのが理想だけれど、それだけでは勝てない。
もっと上に行くためには、主導権をコントロールするしたたかさも必要っていうわけだ。
- 朝市をうろつきつつ清水戦総括