2010年05月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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雨のグラーツ、イングランド戦雑感
NHK地上波で、日曜夜9時という実に見やすい時間設定の生中継。
久しぶりに最初から最後まで、じっくりと観戦しようと思っていたのに、「龍馬伝」が終わってからのインターバルでお風呂に入ろうと思ったのが運のツキ。

お風呂から出てきたときには、もう日本に先制点が入ってしまっていたw

というわけで、闘莉王の先制シーンは、その後のリプレイ画像で見ることになった。すげー損した気分。

イングランドのスタメンは1.5軍とは言っても、ルーニーもテリーもランパードもいた。そして後半にはジェラードやジョー・コールらも出てきた。
重要なのは、ジェラードたちを後半に引っ張り出したことで、それだけイングランドをある程度は本気にさせる試合はできたわけだ。

日本の選手たちは、前半からよく走り、ディフェンスのバランスもよかった。一人に対して数人で囲んでボールを奪うシーンは、感動的ですらあり、韓国戦とは別チームのようだった。
ただ残念なのは、ピッチ状態や選手たち自身のコンディションの問題もあったせいか、電池切れが前半の終わり頃に早々に訪れてしまったことである。
このスタイルでW杯を闘うなら、いかに電池切れの時間帯を遅らせることができるか、ということが重要になってくるのだろうし、そうなると交替枠の使い方がポイントになるのだろう。
何と言っても、本番の試合会場は高地なのだから、電池切れはもっと早まる。

この試合、最近コンディション不良などで使われていなかった松井や玉田を優先して使われたこともあってか、貴章の出番はなかったが、恐らくW杯本大会では、試合展開にもよるが十分出番はあるんじゃないだろうか。
なぜ平山や前田が選ばれずに貴章が選ばれたのか、非常によく理解できる試合だったし、この試合で使われなかったことは、あまり気にしていない。
貴章がW杯のピッチに立つイメージは、もうできた。

ダイレクトパスやボールの奪い方、先制シーンのセットプレーでのトリックプレー、アップダウンを激しく繰り返していた長友、アンカー役をしっかりとこなしていた阿部ちゃん、神懸かっていた川島(ルーニーとの対決で見せ場を作るようなGKに成長したとは、新潟サポとしても非常に感慨深いw)など、様々な可能性が見えた。
オウンゴールに繋がった引きすぎたディフェンスには課題が残るけれど、どうにかW杯を闘える状態にはなってきた、ということかもしれない。

まずはドイツ大会のようなコンディショニングの失敗を繰り返さないように、マネジメントはしっかりとお願いします、カントク。
author:ぐっちい, category:サッカー
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ナビ杯大宮戦
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土曜日のナビ杯は、試合前から「アルビレックス新潟vs大宮アルディージャ」というよりは「アルビレックス新潟vs鈴木淳」みたいなニオイがプンプンの煽られ方だったので、むしろそっちの方がイヤな感じだった。
だいたい、このような「因縁の対決」的な煽られ方をした試合で、よかった記憶があまりないw

クロさん的には、例えるなら、
「仕事でコンペのプレゼンをしに行ったら、ライバル会社の発表者が前職の上司だった」
みたいな感じ?(例えが分かりにくいw)


この日はサッカー講座に参加申し込みをしていたので、早めに行ったら早く着きすぎてしまい、ちょうどお昼どきだったので、みかづきで「越後みそイタリアン」を注文してカナールでランチ。

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ピリ辛みそ味でうまい!でも、期間限定で店舗での販売は終わってるんだよね。来年まで待たないといけないのが残念。

サッカー講座は、鳴尾直軌&木寺浩一というアルビ生え抜きスクールコーチの2人。
話は現役時代のエピソードを中心に、コーチとしての考え方や今後についてまで。ナルとキデさんのキャラやスタンスの違いなどが面白かったんだけれど、内容については、また後日レポでもしましょうかね。


さて、試合の方は、お互いにミスが多く、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開。
大宮戦はグダグダになるのが定番ではあるのだけれど、確かに凡戦ではあったのだが意外と楽しめたのは、大宮が変わりつつあることが見えたからなのかもしれない。
いやー、コワイよ、大宮。中断期間で淳さんイズムが浸透したら、もっと変わると思う。ラファエルは怖かったし、大卒ルーキーの金久保は、2001年頃の慎吾のようだった。
次に対戦するのは、第33節。その頃にはお互いにどうなっているのだろうか。

新潟のスタメンは、京都戦からファグネル→オオシ、ミカ→慶行、大輔→千葉ちゃん、黒河→ヒガシ、という変更。

前半の新潟はパスは回るものの、バイタルエリアまでなかなかボールが行かないし、ミシェウがややブレーキになっていたこともあって、大宮を脅かすような攻撃はできていなかった。
むしろボールの奪われ方が悪く、カウンターを浴びてはDF陣とヒガシの奮闘で跳ね返す、という展開。

ここはミカの運動量が必要じゃないかなぁ、と思っていたのだが、後半途中で慶行に替わってミカが入ってから攻撃に人数をかけられるようになり、目に見えて活性化した。
その後にミシェウに替わって入り、左SHの位置に入ったフミヤも(この時点で新潟のフォーメーションは明確な4-4-2になった)いいアクセントになり、前線の動きが活発になる。やっぱりね、フミヤはSBよりもSHの方が活きる気がするね。

得点シーンは、ダイゴのクロスをオオシが潰れながらスルーして、フリーになっていたマルシオが蹴り込んだもの。
ダイゴにボールが渡るところではミカの動きがポイントになっていたし、マルシオがフリーになったのは、フミヤが相手DFをうまく引きつけていたからだ。
交替出場の2人の頑張りは素晴らしかった。

とか言いつつ、ワタクシ的MVPは千葉ちゃんだけどね。
すげーよ千葉ちゃん。もう、あのペナルティエリア内での漢タックル。あれは萌えた。攻撃的な守備で、なおかつカードを貰わない。そんなハイパーCBになりつつある。みっちゃんとのCBコンビは完全に千代を超えたと言ってもいい。

そして、ヒガシ。相手のGKが北野だったわけだけれど、この試合ほど、その違いが明確に見えた試合はなかった。
ヨンチョルだったかにピンポイントのフィードを通したのは凄かったし、キックを数種類使い分けられるというのも素晴らしい。前への飛び出しのタイミングも的確で、見ていて安心感がある。
攻撃の基点になれるGKは、新潟のようなチームには特に必要だったということを、改めて実感する。


試合はそのまま1-0で勝利。
課題と収穫が交互に現れるような試合だったけれど(どうしてもミカ<慶行なの?クロさん)、間違いなく次には繋げられる内容にはなったと思う。中断期間でよりレベルアップするためには、どんな試合もプラスにしていかなくては。
終盤にヒロシに替わって出てきたウッチーも、試合をクローズする役割をしっかりと果たしてくれたし、何より、勝利のバンザイをするときの嬉しそうな顔がよかった。
考えてみれば、ウッチーとビッグスワンでバンザイをするのは、これが今年初めてなのだった。


試合終了のホイッスルが鳴った後、ベンチの方へ目をやると、淳さんが新潟ベンチに向かって歩いていく姿が見えた。
新潟ベンチではスタッフや選手たちが輪になって喜んでいる真っ最中で、誰も淳さんに気がつかない。
うわー、誰か気づけよ!と思いながら見ていたら、クロさんが慌てて駆け寄り、ガッチリと握手。すると、コーチ陣も選手たちも、我も我もと淳さんのもとに詰めかけ、最後は握手責めといった雰囲気になった。

この光景、前にも見たことがあるなぁ、と思ったら、何年か前に「調子乗り世代」のU-20日本代表が新潟でキャンプを張ったとき、柏木や山本真希、梅崎らが市陸で淳さんを見つけてすっ飛んでいき、握手責めにしていたのを思い出した。

淳さんの、指導者としての在り方を、改めて感じさせてくれた大宮戦でもあったのだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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データは知っている
Twitterをやっていると、思わぬTwitter効果ってものがあるわけで、今朝、まさにそんな体験をした。
出勤で家を出て、信号待ちの間に何気なくTwitter画面を見ていたら、

「みなとトンネルが通行止らしい」

という文字。通勤経路としてみなとトンネルを毎日利用している人間にとっては、重要なニュース。
おかげで、途中でルート変更してバイパスを利用できたので、遅刻せずに済んだ。ビバTwitter。

で、もうひとつ、Twitterで紹介されていた新聞記事。

“進退伺い”した岡田監督が目指したもの(日経ビジネスオンライン)

貴章がW杯代表に選ばれた理由を、詳細なデータ分析から解説した記事で、記事を書いたデータスタジアムの森本美行さんは、スポーツのデータ分析のオーソリティーとして有名な人だ。

岡田監督が評価した、貴章の守備能力の高さは、今回のメンバー選考でのライバルたちとデータ比較しても突出して高い。
中でも、貴章の数値で目立っているのは「自陣での守備力」。
自陣で相手ボールを奪ってピンチの芽を摘み、そこから長い距離をドリブルで敵陣に進入し、攻撃に転じる…つまり、ピンチをチャンスに変えるスイッチ役としての能力が、他のどのFWよりも高いことが分かる。
その点、特に平山、前田、興梠は、ゴール前での決定力はあっても、守備をしないことや、ボールを前に運ぶ能力(このデータではボールゲイン)の低さが、弱者として闘わなくてはならないW杯の日本代表としては評価されなかったということだ。

新潟のサポーターの立場からすれば、今まで至極当たり前のものとして評価してきた貴章のプレーが、ここまで明確にデータという形で証明されると、我が意を得たり、という気分になる。

世間一般では「サプライズ」のひと言で片付けられがちな貴章の選出も、今の日本代表に求められる能力を高レベルで持っているという意味で、ちっともサプライズではないことを、データは教えてくれている。
スタジアムでしっかりと新潟の試合を取材し、もっと深く分析してくれるスポーツメディアがいてくれたら、貴章に対する報道のされ方も変わるだろうにな、と思うと、何だか歯がゆい気もする。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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千里の道も一歩から
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仕事が終わったのが18時半過ぎ。途中、バイパスの事故渋滞にはまりそうになり、急遽下道でスタジアムへ向かった。
夕食として、ごんべえ農園のカレーを買ってからバックスタンドに入ったときには、前半も30分近くになっていた。

カレーで腹ごしらえをしていると、ボールを奪われてあっという間にカウンターを食らい、公式戦初スタメンだった大輔が、柳沢との1vs1を制することができずに失点してしまった。
よりにもよって、こっちがカレーで気が散ってるときに…w(しかし、何度食べてもごんべえカレーはうまい)


結果的に4失点してしまったわけだが、その点の獲られ方が、いかにも急造ディフェンスラインといった風情の連係の悪さによるものばかり。後半の2失点は、前掛かりになっているところにカウンターを食らった結果なので、まぁ、おまけみたいなもので、実質的には、前半の2失点で決まった試合だった。
試合後のみっちゃんのコメントによれば、今回のメンバーでコンビネーション練習をしたのが、試合前日の紅白戦が初めてだったとのこと。突貫工事のディフェンスラインでは、連係が取れないのも仕方がないといえば仕方がないことだった。

新潟にもチャンスがなかったわけではなく、決定的なシーンも何度もあったのだが、シュートがポストに嫌われたり、京都の体を張ったディフェンスに阻まれたりで、なかなかゴールをこじ開けられなかった。
パスは回っても、結局は連動性よりも個での勝負に持ち込むばかりでは、ゴールは遠い。

前半は、ボールの収まりどころがなく、パスは回っても基点がない状態。それが、ハーフタイムでファグネルに替えてオオシを入れたことで、ようやく基点ができ、攻撃が活性化された。
今年のオオシは、開幕から好調を維持している割には出場機会が激減しているというジレンマの中にあるが、あの柔軟性溢れるポストプレーは本当に素晴らしい。いつ見てもサッカーがうまい選手だ。
新潟は、メンバー的にゼロトップがやれるほどの中盤力はないだけに、オオシの存在はもっと重視された方がいいんじゃなかろうか。


一番残念だったのは、この試合には、チーム内での生き残りを賭けてアピールしなければならない選手が何人も出ていたと思うのだが、そのほとんどがアピールできたとは言い難い出来だったことだ。
W杯で貴章とゴートクが不在の中、チャンスを掴めた選手がいたようには見えなかった。

ヒロシはもっとヨンチョルを追い越す動きを積極的にしなければ、ヨンチョルを活かすことも自分を活かすこともできないし、ファグネルはポジショニングがよくない上に、まだ自分で打開できるところまでには至っていない。京都のカウンターに対応できなかった大輔も、苦い公式戦初スタメンになってしまった。
黒河はフィードはさすがだったが、カウンター対応に対するコーチングはできていたのだろうか。

本当は、おおっ、という戦力の台頭の萌芽を見たかったのだけれど、世の中、そんなに甘くはないってことだ(ニガワラ)
クロさんが大輔を90分使い通したことにも現れているように、チーム力の底上げは、この中断期間の最重要課題。我慢強く続けていくしかないんだろう。


そんな中、スタジアムにいた人の多くが光明を見たのは、相変わらずピッチのあちこちに顔を出すミカのハードワークと、大輔のプロ初ゴールだったかもしれない。
ヘディングを叩き込んだ後、喜びもせずに一直線に自分のポジションに戻っていった大輔の厳しい表情は、きっと忘れないと思う。
記念すべきプロ初ゴールが苦い記憶になってしまったとしても、大輔のプロとしてのキャリアは、その瞬間にようやく始まったのだ。
これからのサッカー人生の中で、本人も幾度となく思い出すに違いない試合を共有できた1万4000人は、それだけでも幸せだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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日韓戦を見て母が言うには
日韓戦は、ワンセグをつけた時には既に失点していた(ニガワラ)
その後、ずっと見ていたのだが…。

素人目にも韓国との実力差は明白で、力の差があるなら日本はハードワークで対抗するしかないと思ったのだが、肝心なハードワークすらできていない。
パク・チソンに簡単に突破されてしまったフィジカルの弱さといい、いつの間に、こんなに「闘えない」集団になってしまったのかと、見ていて愕然としてしまった。
W杯開幕まで半月しかないというのに。

顔ぶれを見ても、闘える選手は揃っているはずなのだが、何がどうなって、こんなに歯車が狂ってしまったのだろう。
こうなったら、監督主導というより選手主導でやってしまった方が、いい結果が出るんじゃなかろうか。

新潟も、リーグ戦開幕8戦未勝利から4連勝というV字回復をした最大要因は、監督の力というよりも、選手たちの精神的自立が促進されたからじゃないかと思っている。
ましてや代表なら、監督がブレても選手はブレずにやれるメンツが揃っているんじゃないかと思うがな。


ところで。
サッカーに全く興味がないウチの母が、先日NHKで放送された「スポーツ大陸」の本田圭佑特集を見て、本田のことをいたく気に入ったらしく、日韓戦のダイジェストをニュースで観ながらこんなことを言った。

「本田はどうだったの、本田は。…え?前を向けなかったって?ダメじゃない。この間の番組で『常に前を向いてプレーしようとするのが本田の良さ』って言ってたわよ」

まさか、ウチの母に「前を向いてプレーする」という本質的な言葉を言わせてしまうとは。まさしく、本田△!w

W杯が終わった頃に、母がどんなことを口走るようになるかは、本田圭佑と貴章次第だと言っても過言ではないので、とにかく頑張ってくれい。
author:ぐっちい, category:サッカー
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思い出はウツクシすぎて
昨日は気がつけば早朝(深夜ですね)からサッカー観連番組(途中でbjリーグ3位決定戦)を見続けていた。

CL決勝は睡魔に負けて見なかったが、'86年メキシコW杯準々決勝・アルゼンチンvsイングランド、NHK「スポーツ大陸」の本田圭佑特集、'86年メキシコW杯決勝・アルゼンチンvs西ドイツ、NHKスペシャルのメッシ特集、そして〆は「GIANT KILLING」。

'86年メキシコW杯は、初めてまともに見たFIFA W杯として、サッカー観戦の原点的な大会ということもあり、記憶に残る試合が多い。
当時はまだ、日本ではBS放送もペイパービューも存在しなかった時代、W杯はすべて地上波の生中継。アルゼンチンvsイングランドも、アルゼンチンvs西ドイツも、真夜中に必死に起きて見ていた。
マラドーナの「神の手」も、「5人抜き」も、下宿の室内アンテナテレビの小さなブラウン管の中での出来事だった。

NHKスペシャルで「メッシの5人抜き」の映像を流していたけれど、やはりマラドーナのインパクトには負ける。
「こんなことができてしまうのか!」
という衝撃は、メッシやC・ロナウドが、ハイビジョンの大画面の中でどんなスーパープレーを見せたとしても、ビンボー学生だった頃に見た小さな画面の粗い映像には叶わないのだ。

こんなことを書くと、ペレやジーコやベッケンバウアーやクライフの時代をリアルタイムに知っている、古参の正統派サッカーファンには「ニワカ」と言われてしまうだろうけれど、やっぱり私にとってはW杯やトヨタカップといえば、イコール、マラドーナであり、プラティニであったりする。
その後も、数多くのスーパースターが登場したけれど、彼らが私の中でマラドーナやプラティニを越えることはない(それと同じ意味で、ご本人がどんなにオジサン化しようと、監督としてクエスチョンをつけられようと、木村和司は永遠のスターである)。

もしかしたら、人間の脳内で思い出を永遠に美化させるには、4年に1度という周期はちょうどいいのかもしれないね。

新潟から初めてのW杯選手が生まれることになった2010年南アフリカW杯は、貴章がそのピッチに立った瞬間に、間違いなく、新潟サポーターの脳内で永遠に美化される大会になるだろう。


その前に、今日は日韓戦。貴章のスタメンはないかもしれないが、出番はどこかで必ずあると思う。
南アへのいい足がかりとなるように、期待を込めて観戦したい。中継がテレ朝なのが気になるけどなw
author:ぐっちい, category:サッカー
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ナビ杯FC東京戦と月刊Niigata
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今日は駒沢公園へは行かず、古町、本町周辺でこまごまとした用事を済ませた。

駒沢の様子は、もっぱらモバアルで。

ダイゴのイエローを
「アルビレックス新潟 松下にイエロー」
とテキストライブに書いてあるのを見て、落ち着け広報、わんちゃんはアルビの選手じゃないぞ、と密かにツッコミを入れたりしていたのだが、外出先でリロードしまくるうちに、電池がなくなってしまったw

試合終了の時間帯に帰宅してから充電したら、ロスタイムに大竹に決勝ゴールを奪われて負けたことを知った。


むむむむむ。


テキストライブでは、前半は新潟、後半はFC東京のペース、という印象を受けた。
ところどころで、新潟の連携のズレや、判断や攻守の切り替えの遅さが伝わって来る。
これは、現地の気温の高さのせいなのだろうか。

新潟が夏場に勝てなくなる現象が、地球温暖化で前倒しになっているのだとしたら、ちょっと困るなぁ、と思っているのだが、長期予報によれば、今年の夏は冷夏らしい。

その予報が当たってくれるなら、例年のような真夏の大失速、なんてこともないかもしれない。そこに期待するか…などと思いつつ、今日のパフォーマンスは、現地で観ていた人達の目にはどう映ったのだろうか、ということが気になる。


何はともあれ、テキストによれば多くのチャンスを作れていた前半に得点できていれば…というところなのだが、主力の半分近くが不在だったにも関わらず、ピンチを踏ん張り通したFC東京を褒めるべきだろう。

4連勝したとは言っても、ひとたび運動量が激減してしまえば、やはり新潟は苦しい。
貴章とゴートクの不在が、ハードワークできる選手が減ってしまうことに直結してしまっては困る。今いる選手たちに、とにかく頑張ってほしい。頑張れるはずだから。


今日勝てなかったのは残念だけど、要するに、来週のホーム2連戦を連勝することが最低限のノルマってことでしょ?
相手が京都だろうと淳さんだろうと(あえて大宮とは言わない)関係ない。

勝つべ。




さて。

今日発売の「月刊Niigata」6月号。

おなじみの浅妻コラムは、W杯代表に選出された貴章の話。
文章全体から「キショーLOVE」が伝わって来る。
新潟サポならうなずける話ばかりなので、ぜひ読んでいただきたい。

そういえば。4年くらい前に、「J'sサッカー」(だったっけ?)に、やはり浅妻さんが

「矢野貴章が愛される理由」

と題して、長文コラムを書いたことがあったけど、あの集大成版と言ってもいいだろう。

W杯前に、ぜひご一読を。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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代表は合宿、チームはナビ杯
そうか、今日から貴章とゴートクは代表に合流して、W杯が終わるまで戻ってこないんだなぁ。
頑張ってこいよぉぉぉぉ!と、とりあえず埼玉方面に向かってつぶやいてみる。

明日は貴章とゴートクだけじゃなく、トゥーロン行ってるフミヤとカズ、U-19に行ってるマサルも含めて5人も不在の中、ナビ杯FC東京戦を闘うわけである。
いやー、ただでさえ少人数なのにさらに人が減っちゃってるので、FC東京さんお手柔らかにお願いしますぅ(上目遣いで)と、ここぞとばかりに言ってみるテスト。エエ、言ってみたかったんですよ、こういうセリフ。

…あ、FC東京さんはもっと主力が減るんでしたね。

聞くところによると、スタメン濃厚のワンちゃんが東口くんに対して、
「お前が出たら、絶対点を取ってやるからな!」(当然関西訛りで)
と早くもジャブを繰り出しているらしい。
ワンちゃんってば、ガンバ戦の前でも藤ヶ谷にそんな挑発を…してないよな、たぶんw

私としては、そんなワンちゃんがFC東京の中ではどんな位置づけにあるのか興味があるし、明日の試合会場である駒沢は、その昔、高校選手権2回戦で暁星と闘った母校の応援に行った思い出の競技場でもあるので、ノスタルジーに浸りに行きたいのはヤマヤマだったのだが、まぁ、いろいろとあってお留守番である。残念。


「J's GOAL」には、ナビスコカップニューヒーロー賞候補として、東口くんが紹介されている(隣にいるのはFC東京の重松だけど)。もちろん、ニューヒーロー賞の資格はナビ杯開幕時に23歳以下だった選手全員にあるのだから、ミカたちにもチャンスはある。
受賞できるかどうかはチーム成績にも左右されるので、最低でも決勝トーナメントには進出する必要がある。クラブ初の決勝トーナメント進出のためにも、明日の試合は負けられない。

ホーム&アウェーとか、アウェーゴールの明暗といった決勝トーナメント特有のドキドキ感を、ぜひこのチームで味わってみたい。
新潟に一番足りない“経験値”を積み上げるためにも、中断期間を中身の濃いものにするためにも、絶対に勝ちたい。
もちろん、選手たちはサポが考えている数十倍は勝ち残りたいと思っているだろう。それに、決勝トーナメントまで進めば、貴章たちも出場できる。

何よりクラブにとっても、決勝トーナメントに進出するということは、その分ホームゲーム数が増えるわけで、クラブのチケット収入が増える、ということにもなる。
これはもう、チームもクラブもサポも一丸となって上を目指すしかないね。うむ。


ところで、ちょっと懐かしい写真。

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2010年版新潟経営大学学校案内に掲載した、東口くんインタビュー。取材日は2009年3月6日、J1開幕戦前日。
当日はあいにくの雨で、予定していたグラウンドでの撮影ができなかったのだけれど、ウチの優秀なデザイナー氏がテクニックを駆使して「いかにもグラウンドで撮影しました」的な画像に仕上げてくれたw
こうやって見ると、この頃はまだ学生の雰囲気だったけれど、今はすっかりプロの顔になったってことがよく分かる。



そうやって、選手としても人間的にも大きくなって、最強のスーパーサイヤGKになっていただきたい。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ニューヨーク生まれ三条育ち、お母さんはドイツ人。
2010FIFAワールドカップ 南アフリカ SAMURAI BLUE(日本代表) サポートメンバー [ JFA ]

貴章が本メンバーに選ばれたのに続いて、今度はサポートメンバーにゴートクが選ばれた。素晴らしい。

何が素晴らしいって、ゴートクはいかにもハーフな顔立ちながらネイティブな三条弁を操り、アルビユースからの生え抜き選手である、ということだ。

ニューヨーク生まれの三条育ち。お母さんはドイツ人。
こんなグローカル(Global & Local)な選手が、試合には出られないサポートメンバーとは言え、日本サッカーの将来を担う期待の星のひとりとして、南アフリカへ行くのである。
少しくらいコーフンしたってバチは当たるまい。

数年前のサッカー講座で、当時アルビの育成部長だった若杉透さんが、まだユースの2年生だったゴートクの話になると、

「ウエンツに似てるんですよ、うふふふふふ」

と、まるで自分の孫の話をしているかのような相好の崩し方をしたのが忘れられないw もう、秘蔵っ子中の秘蔵っ子だったもんね、あの頃のゴートクは。

初めてゴートクのプレーをユースの試合で観たときはFWで、その次に観たときには右SHになっていた。そして、ユースの3年生のときには、完全に右SBとして育てる方向になっていた。
2種登録選手として天皇杯でスタメン出場したのも、この頃のこと。
FWやサイドハーフでプレーしていた頃よりも、サイドバック転向で、フィジカルの強さや前への推進力が活かされているように感じる。

トップ昇格したルーキーイヤーの去年は、ウッチーの後釜となるべく右SBで度々出場し、今年はチーム事情もあってか左SBが主戦場になっているが、やはり右サイドで活きるタイプだと思っている。JFAではどう育てようとしているのだろうか。

淳さんとクロさんのもと、辛抱強く使われることで成長してきた選手だけれど、何と言っても、アルビユースでの育成期間が大きかったのだろうね(もちろん、中学時代、小学生時代も指導者に恵まれていたのだろう)。
今、この選出を一番喜んでいるのは、ユース監督の片渕さんじゃないかな、と勝手に想像している。

片渕さんはかつてアルビでプレーして、アルビを最後に引退して指導者になった人。
つまり、元アルビ選手が育てた生え抜き選手が、ユース育ちのゴートク。
それだけでも、新潟にとっていかに大きい出来事かが分かる。

まだまだミスも多いし、成長しなければならない部分はたくさんあるけれど、南アで目一杯、様々なことを吸収してくれるだろう。
貴章と2人、どんなものを新潟に持ち帰ってきてくれるのか、それが楽しみで仕方がない。
そして、2人の留守の間に、ポジションを奪い取る勢いの選手が出てくるかどうか。それは中断明け以降のチームの行く末に、大きな意味を持つ。



それにしても、5月がこんな怒濤の月になろうとはねぇ…。
色々なことが次から次へと起こって、ついていくのが大変だよ(ニガワラ)
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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大安吉日、そして
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昨日は、会社の同僚である犬好きデザイナーくん(元ホークス現巨人の大道ファン)の華燭の典のため、ビッグスワンを通り越して笹神の五十嵐邸ガーデンへ。

珍しく着物を着て行ったので、
「披露宴抜け出してビッグスワンへ行って、矢野貴章に花束贈呈すんのか」
とか、
「実はその下にレプユニ着てるんだろ」
とか、
「跳びはねないの?」
「コールしないの?」
とか、社長や浦和サポ専務以下、会社のメンバーにいじられた。

花束贈呈もコールもやらねーよ!w(したいけど)


えのきどいちろう&大高洋夫のサッカー講座がお腹の皮がよじれるくらい面白かったとか、勲ゴール時の千葉ちゃんの狼藉がひどかったとかw、試合後の貴章の挨拶が脱力系だったとか、行けなかったのが返す返すも悔しいが、

ふん。いいんだ。
こっちもめでたくも愉快な披露宴だったし、何てったって、一足先に乾杯したスワンレイクビールが絶品に美味しかったもんねーだ。



帰宅して、ゆっくり録画を見た。


お互いに攻守の切替が速く、持ち味が出たナイスゲームだったね。
90分間、両チームとも緊張感が途切れることがなかった。
山形も哲学を感じるチーム。お互いに頑張って、来年も再来年も一緒にJ1で闘いたい。そんな気持ちにさせてもらえる試合だった。


この試合では、両チーム合わせて4つのゴールが生まれたが、どれも素晴らしい、ハイレベルなものだった。



ミヤの先制ゴールは、スーパー。新潟の守備にミスはなかったし、東口くんにも無理だっただろう。ミヤを褒め讃えるしかない。浦和から新潟に移籍してきたばかりの頃を思い出したなぁ。試合全体を通じて、キレキレだった。
ルックスを含めたアンチエイジング加減は、福山雅治並みである(いや、褒めてるんだよミヤ)

マルシオのFKは、福岡ドームで見た松坂大輔の高速スライダーのようだった。

勲の逆転ゴールは、エクセレント。シルビーニョみたいだった。しかし、そのあとのフルボッコのされ方は…w
特に千葉ちゃんと慶行は、訴えられても文句言えないレベルだと思うwww

ヨンチョルの3点目は、最後は個人技だけど、その前のマルシオのボール奪取から、繋いだ形。やはりドリブルで長い距離を走れたとき、本当に持ち味が出るし、ゴールに向かう強い意志がプレーに現れるのが素晴らしい。



新潟は、守備は安心して見ていられるところまで安定して来たし、GKやCBが基点になって仕掛けるという面では、むしろ去年よりレベルが上がっている。
守備がそこまで整備されれば、攻撃もよくなるのが自然の流れであることが、山形戦でも証明されたと思う。

その背景には、ミシェウと慶行のフィットが順調に進んでいることと、若い両SBの成長が大きいね。


6年ぶりの4連勝で中断期間を迎えられるのは、本当によかった。ほんの半月ほど前までは予測できなかったことだった。
クロさんも選手たちも、結果を出すことで自信を深めていく様子が、手に取るように分かった。

とはいえ、中断期間ではどのチームも、補強を含めてレベルアップしてくる。
新潟も、今の順位は不規則な日程の中で、もっとも試合消化数が多いグループの中にあるゆえの刹那的なものだ。さらに一皮、ふた皮むけた姿で7月を迎えなければ、順位なんて、あっという間にひっくり返るということは忘れないようにしなければ。
この中断期間の過ごし方は、今シーズンの行方を決めると言ってもいいだろう。心してかかりたい。

新潟も、選手たち個々だけでなく、クラブ、サポーターを含めた全体のレベルアップが必要不可欠。
まだまだまだまだ、頑張らなくちゃ。(自分も含めて、だけど)


そして、貴章。

W杯の壮行試合に行けなかったのは残念だったけど、貴章なら大丈夫だと思ってる。

貴章のプレーは、テレビでしか見たことがない人にはなかなか理解してもらえないが、90分トータル、テレビ画面に映っていない部分のプレーがいかに大切かを教えてくれるのが矢野貴章という選手だと思う。

サッカーは、ボールのないところ、つまりテレビカメラは映さないところで勝負を決める仕事がある。
スタジアムで見なければ分からない大切なことを、貴章から教えてもらえている私たち新潟サポーターは、本当に幸せだ。

W杯までケガなく、最高のコンディションで本番を迎えられるように。
遠く南アからの中継画面の中にいる貴章に出会えることを、みんなが待っている。

FLY!

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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