2010年10月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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田邊伸明さんトークショーについてのお知らせ

 田邊伸明さんトークショーに参加申込みをしてくださった皆様、本当にありがとうございます。


ここ数日で、バタバタと申込みが増えまして(おそらく、えのきどいちろうさんのサッカー講座との兼ね合いもあったと思われますが)、申込数が100人に達しました。
ありがとうございました。


会場が広くないこともあり、ここで一旦、募集を打ち切らせていただくことになりました。(当日参加受付もいたしません)
参加するつもりでまだ申し込んでなかったという方、申し訳ありません。


今週の初め頃はまだ80人になるかならないかで、それでも80人と聞いて田邊さんは、
「増えましたねー。でも、喜んでいただけるなら嬉しいです」
とおっしゃっていたのですが、100人と聞いたら、どんな反応が返ってくるかが楽しみでもありますw


また、えのきどさんのサッカー講座も開催されることについて、
「せっかくですから、えのきどさんと一緒にやってもよかったですね(笑)」
なんておっしゃってたのは、ここだけの話ですがw
そうだなぁ、田邊さんにえのきどさんがツッコむ図、というのも見てみたかったですねw


聞き手役として、皆さんの知的好奇心を満足させられるように頑張りたいと思います。
もっとも、聞き手役が気張らなくても、田邊さんはしゃべりの達人なので、お任せしちゃってもいいのですがw


まずは自分たちが楽しむことが、皆さんを楽しませることに繋がっていくと思っていますので、目一杯楽しみたいと思います。



なお、当日の席は先着順となります。
立ち見をお願いすることもありますので、ご理解・ご協力を心よりお願いいたします。
また、レストハウス前の駐車場は、ラ・ピアンタのお客様駐車場ですので、トークショー参加の方は駐車できません。
マイカーでお越しの方は、南側駐車場か民間駐車場をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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田邊伸明さんトークショー、まだまだ受付中です!
10月31日の鹿島戦のビッグスワン周辺は、なかなかの激戦区。

13:00〜
プレナスなでしこリーグ最終節 アルビレックス新潟レディースvsジェフ千葉レディース(スワンフィールド)

13:30〜15:00
田邊伸明さんトークショー(新潟県スポーツ公園レストハウス)


そして今日クラブから発表されたのが、

14:00〜15:30
えのきどいちろうさんのサッカー講座


でたー。

レディースの最終節があるので、サッカー講座はやらないんじゃないかなーと思っていたら、やっちゃうんですか。
しかも、時間がモロかぶりじゃないですか。クラブ的にいいんですか、それで!w


いや、むしろ、様々なイベントがあるおかげで、全体が活性化するというか、スタジアムに行くといろいろやってて面白そう、ということになればいいわけですよ。(と、オトナなことを言ってみるw)

よし、頑張りますよ。
現在、田邊さんとは電話やメールでやりとりをしながら、当日の内容について打ち合わせしております。

かなり濃い内容になることは間違いなし。当日は、参加者のみなさん全員に、ジェブエンターテイメント特製のレジュメもご用意しております。

まだ席には十分余裕がございます。
当日参加も受け付けますので、お誘い合わせの上、ご来場ください!

申込み要項は以下の通りです↓

田邊伸明トークショー「選手の移籍って何?代理人さんに聞いてみようスペシャル!」
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ミカのダイレクトボレーに高橋直樹を思い出す名古屋戦


家のことでバタバタしていて、バタバタとビッグスワンに到着してみたら、あちこちで行列ができていた。


ついこの間、ディズニーリゾートの大行列を見てきたばかりで、何だか最近は行列ついているw(で、自分はほとんどそこには並ばないというw)


ひとつはJA全農にいがたの餅つきブースで、ファビとミョウとムサシがお餅を配っていた。


もうひとつは日清どん兵衛ブースで、新しくなったうどんの無料試食会。


その2つの大行列の合間に山古志の闘牛の牛太郎くんが大人しく繋がれていたり、おけさ柿の試食ブースがあったりと、とにかく人が多いEゲート前広場。一応、おけさ柿の試食だけはしてきた。
一応、私もタダには弱いのでw



さて、試合の方はというと、立ち上がりからガンガンとプレッシャーをかけにくる名古屋。過去のビッグスワンでの、やる気あるのかないのか分からんちんだった名古屋とは、ちと違うぞ今年は。
何より、毎年スワンでは一番やる気がなさそうに見えた中村直志が効いている。直志が本気でプレーしているのをスワンで見るのは、初めてのような気がするーw
首位独走チームという立場がそうさせるのであろうか。


それでも、マルシオとミシェウの変幻自在な動きと、オオシのうっとりするようなポストプレー連発で、互角の展開。
前半までは、ポゼッション自体は名古屋の方が上だったと思うけれど、新潟も守って守ってカウンター、という受け身ではなく、あくまでも攻撃的に、名古屋のスキを突く展開。


そこから、マルシオの今年何本目か分からないくらいの芸術的なFKが決まって先制(最初は、飛び込んだダイゴのヘッドだと思ったのだが、マルシオってことになったらしい。実際、ダイゴは触ってたらしいけど)。
その直後にケネディにゴール前の混戦で蹴り込まれて、すぐに同点になったのだけれど、その後のピンチをしっかりと凌いだのが大きかった。


いやー。ビックリしましたねぇ、ミカのダイレクトボレー。

おお!なんか似たようなシーンを、その昔見た覚えがあるぞ!

あれは2004年の日本平。
慎吾の左サイドからのクロスから、あっと驚くダイレクトボレーを決めてみせたのが高橋直樹であった。あのときを彷彿とさせるシーンではないか。
後日、直樹の奥様のお父さんでもあるラーメンことぶきのご主人が、
「このあいだ、慎吾が店に来たから、思わず“ありがとう”ってお礼言っちゃったよ」
とご機嫌だったのを思い出すなぁw

ゴールライン間際まで頑張ってボールを運んだミシェウからのマイナス気味のクロスも素晴らしかったが、ミカがシュート態勢に入った瞬間、こりゃ入るな、と確信したくらい、とにかく間合いもタイミングも完璧。
ミカは試合後、「オレ、持ってるね!」と言ってたそうだけど、いや、持ってる持ってるw
この日のミカは出場停止のヨンチョルに代わって左SHに入っていたが、1得点1アシストという目に見える結果だけでなく、彼の特長が生かされたプレーを連発していた。もしかしたら、ボランチよりもこっちの方が合ってる?


そして、何より勲。
パスもランも素晴らしい。そして相変わらずの危機察知能力。確かにマルシオがいないとうまくチームが機能しないことが多いけど、勲がいない試合の方がもっと怖い。
そんな選手になってしまったなぁ。


ミカの勝ち越しゴールの直後、そんな勲からの絶妙なタイミングでのパスが、ファーサイドでフリーになっていたオオシに通って、前半だけで3得点。
このオオシのゴールで前半のうちに3点目が獲れたことが、この試合の流れを決めたという感じだった。


オオシは、いつも走り回っては、絶妙なポストプレーを見せてくれてきた。ゴールの数だけで計れる選手ではない。
だから、ゴールしたときのオオシの笑顔はうれしかった。


だって、初めてJr.を抱っこして選手入場したんだもんね。
「子どもを抱いて入場して、ゴールを決めたい」
と、プレビューのインタビューでも語っていた通りになった。



後半は、もう完全に新潟ペース。
中村直志が2枚目のイエローで退場になってからは、名古屋の運動量が目に見えて落ちていくのが分かった。名古屋って、割とラテン気質なチームというイメージが昔からあって、調子に乗ると凄いけど、ダメなときはあっさりと戦意喪失してしまうように見える。
過去、J1でビッグスワンで一度も勝てない理由には、そんなメンタル的な問題が大きいんじゃないかなと思うのだけれど、結局、この日の名古屋もそんな状態に陥っていた。


新潟は面白いようにパスが回り、ウチってこんなにポゼッションが上手になったんだなぁ、なんてしみじみしちゃうくらいだったのだが、やはり大きいのは芝生が復活したことじゃないかと思う。
貴章がドイツへ行って、貴章なきあとの新しい新潟のサッカーを構築していく大事な時期に、肝心の芝生がダメになってしまった。
このときのダメージは、マルシオやミシェウのケガや代表招集によるメンバー交代よりも、大変なことだった。
生命線のパスサッカーへの障害がなくなれば、これくらいやれるチームになったのだと実感させてもらえたことも、この名古屋戦の大きな収穫だった気がする。



ところで、ハーフタイムにチラッとツイッターを見たら、浦和の鈴木啓太がテレビ観戦していたらしく、
「新潟いいね」
とつぶやいていた。
そして、
「本間、ミシェウ、リシャルデス」
と、名前を挙げていたのが目についた。


ああ啓太さん、ミカのこととか、玉田に仕事をさせなかったゴートクのこととか、いろいろと褒めてやってくださいよ。
今年は、浦和とは新潟のバイオリズムが落ちているときにしか対戦できなかったけど、来年はね。頑張りますよ、勝てるように。
マルシオが反対側に行っちゃうかもしれないけどなw



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試合前に選手フィギュアを買ったらミカだった。

この引きの強さを褒めてくれいw




そういえば、試合終了後、千代が走ってピッチの中に入ってきて、一目散に走っていった先がみっちゃんだった。
握手を交わした2人に、新潟では名コンビだったもんなぁ、と、少ししみじみ。
千代も早くスタメンを掴めるように頑張れ、だ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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4-1
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いや〜〜〜〜〜〜〜。勝つっていいわぁー。


ミカのボレーを見て、6年前の日本平での直樹のボレーを思い出しましたw
author:ぐっちい, category:モブログ
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田邊伸明トークショー「選手の移籍って何?代理人さんに聞いてみようスペシャル!」開催のお知らせ
 
去る9月11日開催の「宇都宮徹壱トークショー“日々是世界杯in新潟”」に続く、アルビレックス新潟サポーター主催手弁当突撃企画第2回目は、日本サッカー協会認定選手代理人として活躍中の田邊伸明さんをゲストに開催することになりました。
田邊さんは、プロサッカー選手などのマネージメント・エージェント会社である(株)ジェブエンターテイメント代表取締役であり、中澤佑二選手、稲本潤一選手、大久保嘉人選手などや、新潟では西大伍選手の代理人を務めていらっしゃいます。

今回は「FIFA基準の新移籍ルールって何だ?新潟が生きる道は?」「代理人ここだけの話」を2大テーマに、オープンに語っていただきたいと思います。

そもそも、選手代理人って何者?何やってる人?
あの選手の移籍には、どんな裏話があったの?
資金の少ない地方クラブである新潟が、新移籍ルールのもとで生き残っていくためにはどうすればいいの?

報道やネットの裏情報をどこまで信じていいのか分からない、本当のところを知りたいと思っている参加者の皆さんからの質問も、あらかじめ受け付けます。
選手の移籍は、サポーターにとっても毎年やきもきさせられるテーマ。
新潟で代理人の方から直接話が聞ける貴重な機会です。多数の方のご参加をお待ちしております!

【日時】
10月31日(日)鹿島アントラーズ戦当日
13:30〜15:00(受付13:20〜)
【場所】
新潟県スポーツ公園レストハウス(ビッグスワン至近、ラ・ピアンタ隣)
【会費】
お一人様500円
※特に定員は設けません。みなさんが座れるよう、座席は十分ご用意しておりますが、参加多数の場合はやむを得ず当日立ち見をお願いする場合があります。ご了承ください。
※参加キャンセルは当日でも必ずメール等でご連絡ください。

【懇親会】
会場 ひゃんで!(新潟駅南口)
20:30〜
先着30名
会費 4,000円(飲み放題)
※キャンセルは前日までに必ずご連絡をお願いいたします。当日キャンセルの場合は申し訳ありませんがキャンセル料を頂戴いたします。

【参加申し込み方法】
一般の方…soccersalon@yahoo.co.jp から
サポーターズリンク新潟SNSにご加入の方…サポリン内「田邊伸明トークショー」イベントトピック掲示板 から
それぞれ
・代表者氏名(HNで可)・人数
・参加者氏名(HNで可)
・懇親会への参加希望・人数
・田邊伸明さんへの質問(任意)
を明記の上、お申し込みください。


【ゲストプロフィール】
田邊伸明 (たなべのぶあき)
(株)ジェブエンターテイメント代表取締役
日本サッカー協会認定選手代理人

1966年東京都生まれ。大学卒業後、スポーツイベント会社に就職、1991年からサッカー選手のマネージメント業務を開始。
また、ワールドスポーツプラザ「カンピオーネ」、「ワールドスポーツカフェ」等のプロデュース、サッカービデオ/DVDの日本語版監修などサッカービジネス全般のコンサルティング業務なども手掛ける。
1999年日本サッカー協会のFIFA(国際サッカー連盟)選手代理人試験を受験し、2000年FIFAより選手代理人ライセンスの発行を受ける。
主な契約選手は、中澤佑二(横浜Fマリノス)、稲本潤一(川崎フロンターレ)、田中達也(浦和レッズ)、大久保嘉人(ヴィッセル神戸)、チョン・テセ(ボーフム)、鈴木慎吾(京都サンガ)、菊地直哉(大分トリニータ)、西大伍(アルビレックス新潟)など。

(株)ジェブエンターテイメントHP
http://www.jebentertainment.jp/

※ご記入いただくお客様の個人情報は、アルビレックス新潟サポーター有志トークショー企画部が適正に管理いたします。本イベントのご参加の集計・返信のために使用し、その他の目的に使用することはございません。



アルビレックス新潟サポーター有志トークショー企画部
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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高円宮杯決勝を見ながらU-19アジア選手権を思う

 新潟に戻ってきたのが10日の深夜(というか、11日の早朝)だったため、11日はおとなしくテレビで高円宮杯決勝・サンフレッチェ広島ユースvsFC東京U-18を観ながら、U-19アジア選手権準々決勝・U-19日本代表vsU-19韓国代表をテキストライブで追っていた。



テレビ画面で展開される広島ユースとFC東京U-18の試合は、両チームとも選手がよく鍛えられ、とにかく足元の技術が高さが目についた。足元の技術が高いのは、今のユース年代共通の印象なのだけれど、特にFC東京は「巧いなぁ」と思わされる選手が多かった。
実際、先制したのはFC東京の方だったし、攻守の切り替えの早さもポゼッションもFC東京の方が上だったと思うけれど、前半終了間際に追いつかれると、後半は広島ユースの方が押し込む時間帯が増えた。
広島のボールを奪ったところからの一気呵成のカウンターは、非常に迫力があり、たくましさがあった。その勢いに、最後はFC東京U-18の選手たちが気圧されるような雰囲気があり、それが広島ユースの逆転に繋がった感じだった。



広島ユースのゴール裏に張られたダンマクには、こう書かれていた。



「気持ちには引力がある」



聞くところによると、これは広島ユースの森山佳郎監督が選手たちに言い聞かせている言葉らしい。
それを見事に体現した広島ユースの栄冠は、素晴らしかった。技術ではFC東京U-18の方が上だったと思うが、気持ちの面で後手を踏んでしまったようだった。やはり、この年代ではメンタル的な部分が勝負を大きく左右しやすいのだろうか。




そんな埼スタの試合を観ながら、文字だけ追っていたU-19アジア選手権の日韓戦は、日本が指宿の2ゴールでリードしたものの、前半の終盤15分の間に韓国に瞬く間に3点を入れられ、逆転されてしまった。
時折覗き観たtwitterでは、CS放送で観戦している人たちの、厳しいツイートが並んでいた。



「韓国に、気持ちで負けている」



そんな言葉を見て、今、目の前のテレビ画面で戦っている広島ユースとFC東京U-18の選手たちが、まるで日韓戦を投影しているかのように感じてしまった。
FC東京U-18が日本、広島ユースを韓国に置き換えれば、わかりやすいのかもしれない、と。



日本はそのまま2-3で敗れ、2年前に続いて今回も、U-20W杯本大会出場を逃してしまった。
2年前のU-19アジア選手権の韓国戦と、状況はほとんど同じ。あのときはテレビ中継があったので見ていたのだけれど、韓国にはヨンチョルがいて、切り裂くようなドリブルに、日本選手は誰もついていけなかった。そして、日本側のピッチにはフミヤがいた。
そして今回は、ゴートクがスタメン出場し、後半に傷んだゴートクと交代出場したのはマサルだった。
新潟の選手が2大会連続で、悪夢をピッチで味わうことになるとは思いもしなかったが、この苦しい経験を糧にするよりも、やはりU-20W杯を経験してほしかった。
2年前と今年、U-20W杯本大会出場を逃した世代が、ロンドン五輪を目指すチームの主力になるのである。
世界大会の厳しさをほとんど経験できないまま、五輪を目指すということは、想像を遙かに超えた難問題になっていくのかもしれない。五輪代表監督に決まっている関塚さんの手腕と、選手たちの悔しさのエネルギーに託したいところだ。



高円宮杯を見てもよく分かるが、今のユース年代は本当に巧い。ワンタッチパスが面白いように繋がるのを見ると、子どもの頃から鍛えられているんだろうなぁ、と感じる。
でも、巧いだけではアジアでは、韓国には勝てないという現実を見せつけられると、足元の技術を追い求めることの脆さも感じてしまう。
技術は、もしかしたら日本選手の方が上かもしれないが、韓国を超えるために、日本のユース世代に一番教えなければならないことは、もっと他にあるんじゃないか、と。



「気持ちには引力がある」



日本サッカーが立ち戻るべき原点を指し示す、深い言葉だと思った。



悔しい思いを胸に新潟に戻ってくるゴートクとマサルの、Jリーグでの成長に期待したい。

author:ぐっちい, category:サッカー
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天皇杯には行かずに佐藤雅彦展とシルク・ドゥ・ソレイユ

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この3連休は天皇杯にもラグビートップリーグにも行けず、社員旅行で千葉方面(ねずみーらんど近辺)にいた。


初日はすぐに自由行動だったので、ホテルに荷物を預けてからすぐに連れと一緒に六本木の東京ミッドタウンへ。
ここにある21_21DESIGN SIGHTで11月3日まで開催中の、佐藤雅彦ディレクション「“これも自分と認めざるを得ない”展」を観るためだ。


佐藤雅彦さんは、NHK教育テレビで「ピタゴラスイッチ」「Eテレ0655」「Eテレ2355」など、子どもから大人まで楽しめる、実験的な番組を展開している人だけれど、この展覧会は、まさに「佐藤雅彦的」エッセンスが凝縮されたもの。
展覧会というと、作品を見て回るイメージだが、これは違う。最初から最後まで、とことん「参加型」。というより、「自分自身が主役」になってしまう展覧会なのである。


センサーで登録した自分の指紋が、他の人たちの指紋と一緒に、「指紋の池」の中で魚のように泳ぎ出す。
そして、もう一度センサーに指先を押しつけると、泳いでいた自分の指紋が、いちもくさんに泳いで自分の元へと戻ってくる。
その様子を見て、自分の指紋に対して初めて「人格」を感じ、「愛おしい」という感情が湧いてくる不思議。


「男性」「女性」
「29歳以下」「30歳以上」
「笑顔」「無表情」
という2つずつ並んだ扉の、どちらかの前に立つと、テレビカメラが顔を判断して選択した扉が開く。


自分の体の輪郭をレーザーで映し出すと、その輪郭の長さをロープをまっすぐに引っ張ることで知ることができる。


ペンを持った手をカメラで映し出すと、そのペンの持ち方によって、
「あなたは○組です」
と分類される。



自分がそれと気付かなかった、あるいは意識したことがなかった自分自身の「属性」が、ひとつひとつのテーマに挑戦するたびに思い知らされることになる。
これは、何とも不思議な感覚だった。
そうか、自分ってこうだったんだ、みたいな。



ちなみに、扉のアトラクションでは、わざと「男性」の前に立ったり、「29歳以下」の前に立ったりしてみたのだが、ことごとくテレビカメラに見破られたw
醸し出す雰囲気とか顔のシワの数は、さすがにカメラの眼を騙すことはできなかったってわけだw


 


ミッドタウンを出てから、急いで舞浜に戻り、16時からの「シルク・ドゥ・ソレイユZED」公演を観た。


これは、今話題のサーカスなのだけれど、とにかく凄いの一言。
人間の身体能力の限界というのは、いったいどこにあるんだろう?
どんなにハイテク技術が発展しても、人間を能力を超えるものは作ることはできないんじゃないか、と思わされる。


佐藤雅彦展も、シルク・ドゥ・ソレイユZEDも、アプローチの仕方は全く違うけれど、「自分自身」や「人間の能力」の再発見という意味で、共通するものだった。


たった1日で、目からウロコが100枚くらい落ちた気がするなぁ。ふぅ、すっきり。

author:ぐっちい, category:日々のこと
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ファーム日本選手権とセレッソ戦

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土曜日、アルビは長居でセレッソ戦を戦っている間、私はエコスタでファーム日本選手権の阪神vs千葉ロッテを観ていたのである。



試合は、阪神先発の簫一傑(台湾出身)の緩急織り交ぜたピッチングが素晴らしく、7回終了までパーフェクトピッチング。
阪神が4-0とリードしていたので、簫が完全試合をやっちゃうかどうかに興味の大半が移っていた。



しかし、8回、簫がロッテに初ヒットを許し、その後タイムリーを打たれて1点を失ってから、ゲーム展開がガラリと変わってしまうのだから、野球って分からない。
その後出てくる阪神の投手たちが打たれるわ、コントロールが定まらないわで、気がつけば9回には勝ち越されていた。



何ですかね、この先日の一軍の横浜戦リプレイみたいな試合展開は。



一軍と違ったのは、9回裏に追いついて延長に持ち込んだところだったのだが、それでも10回表に登板した横山くん(日本文理出身)が立ち上がりこそはまずまずだったものの、ランナーをためてしまい、結局それが決勝点になってしまった。
はぁぁぁぁ。



ちなみに、負け投手になってしまった横山くんだったが、彼に対する大歓声は凄かった。
苦い経験になってしまったけれど、これを糧にして、次は一軍で堂々と投げられるように頑張れ。

阪神は痛い逆転負けでファーム日本一を逃してしまったわけだけれど、簫のピッチングは眼福だったし、相変わらず元気というかウザいマリサポ(ここではマリノスではなくマリーンズのことだ)を久しぶりに生で見て、非常に楽しかった。


で、その試合の真っ最中、モバアルの速報メールで播戸のゴールで先制されたのを知って、うううむ、という感じだったのだが、何がうれしかったって、一瞬、明堂のゴールとされた同点ゴールですよ。



いやー、やったなぁ、ミョウ。プロ2年目、同期のヒガシやミカの活躍に刺激を受けながら、頑張ってきた成果がやっとひとつ出たなぁ。



と思ったら、すぐにオオシのゴールと訂正されてしまったけれど、オオシのゴールも欲しかったところだから、もうこの際どっちでもいいや。という気分になったものの、帰宅してからゴールシーンの映像を見たら、これはミョウのゴールってことにしてあげようよ−、という感じではあった。



モバアルの文字情報から伝わってくるものは限りがあるので、何とも言えないけれど、4-3-3という新システムでアンカーを千葉ちゃん、というのは、思い切ったチャレンジではあったとは思うけれど、必ずしもうまくいったわけではなかったようだった。
でも、今のチーム状態であえてチャレンジするクロさんの剛胆さというか、怖いもの知らずというか、まあ、そのあたりの感じは、クロさんの真骨頂であるし、その結果、マサルやミョウなどの若い選手が台頭してきているのだから、そこは失わないで欲しいと思う。



チャレンジっていうのはさ、続けてこそ意味があるんだし、やらなきゃ結果だって出ないんだよ。今年は、来年、再来年へと繋げていく年にしなくちゃいけないんだから。




帰宅してから、BSでFC東京vs湘南を少しだけ観たのだけれど、残留争いの渦中にあるチーム同士の戦いの中で、恐らくベストを尽くしているはずの湘南が失点を重ねていく様子に、何だかやるせない気分になってしまった。
監督がソリさんってこともあるけれどね。



2004年、2005年と、ソリさんが新潟の監督としてJ1を戦っていたシーズン、決してラクだった訳じゃないし、ベテランと外国人選手に頼るしかないチーム事情だったことも変わりがない。
それでも、新潟では踏ん張り通せて、湘南では踏ん張りが利かないのはなぜなのか。どこにどんな差があったというのか。
テレビ画面から伝わってくる空気からも、考えさせられることが多い今日この頃。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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