2011年05月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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浦和サポ専務と「浦和の大宮化」について語ってみた

【土曜日の試合結果】


J1リーグ第13節(埼玉スタジアム2002)


浦和レッズ 1-1 アルビレックス新潟


【得点者】
22分・エジミウソン(浦和)、70分・大輔(新潟)


 



現地へは行かず、リアルタイムにはモバアルのテキストライブで、その後、録画で映像を見た。


うーん。確かに引き分けすらしたことがなかった浦和アウェイで、初めて勝ち点を獲って帰ってこられたことは、一歩前進ではあるんだけど…。得点したのが大輔だったことも、ゴートクが存在感を発揮していたことも、新潟の未来を指し示しているように感じられて、うれしいことなんだけど…。

このモヤモヤ感は何なのか。

映像を見ると、ますます悔しさが募ってしまうのだ。勝たなきゃいけない試合だったでしょ、これは。
…と書いているうちに、さらに悔しさが倍増してきたぞ。選手は私の100倍は悔しいだろう。



というわけで、久しぶりに浦和サポ専務とサッカー話。


──えーと。おかげさまで、埼スタで初めて勝ち点いただきました。
「あー。そうなんだってなぁ」
──駒場でも勝ったことなかったですから。
「そうだったっけなぁ(遠い目)」
──それはそれとして、ちっともうれしくないんですけど。勝たなきゃいけない試合だったと思うんですよねぇ。
「新潟としてはそうだろうなぁ。浦和は儲けた試合だったと思うよ。新潟は、決定力の面で物足りないな。ウチと同じでw」
──今、ヨンチョルがケガで離脱してるので、一人で前に持って行ける選手が足りないってのはあると思います。
「あー、そうか。ヨンチョルか…」
──去年まではマルシオ依存で、今年はややヨンチョル依存になりかけているのが、ちと気になってます。
「なるほどね」
──でも、土曜日の試合の場合は、マルシオのアシストでエジが点取って、その後、大輔が点を入れたので、トータルすると2-0で新潟の勝ち、ということになるんですがw
「え?…あ〜、そういうことね。確かに。わははははははは」
──浦和的には、どのような総括になるわけですか、あの試合は。
「もうさー、何というかもう、バラバラなんだよねぇ。個人で行くだけで、何にも連動性がない」
──マルシオはどうなんですか。
「まだフィットしてないのは事実なんだけどさ、生かし方もうまくできてないと思うんだよねぇ」
──ここまでマルシオが点取ってないというのも、信じられないんですけど。FKの場面が少ないですよね。
「少ないねー。ていうか、バイタルエリア周辺でのプレー自体が少ないもん。前に出れてないっていうか。新潟では、マルシオに預けて、はたいて、前に出ながらまたボールを受けて…っていうのが多かったと思うんだけど、浦和ではそういう場面が少ないんだよね」
──新潟時代のような使われ方が、一番いいのかもしれませんけどね。浦和ではそうならないんですか。
「周りが動いてないからねー。マルシオがボール持っても、フォローがいないことが多い。あれじゃ生かせないよなぁ〜」
──追い越す選手がいないってことなんでしょうか。でも、そのうちにフィットするでしょう。マルシオ自身は限定したプレーしかできないような選手じゃないし。
「まぁな。それを待つしかないかなぁとは思うんだけどさー。そんなことを言ってる間に、気がつけば降格争いに巻き込まれそうで、それがコワイんだよなぁ」
──悪夢が蘇っちゃいますかw
「そうなんだよ!あんな思いはもうしたくないんだけど(再び遠い目)」
──ウチから選手を何人も持って行ってるわけですから、もうちょっとしっかりしてくださいw(若干上から目線的に)
「なんか、ウチは大宮みたいになってきた気がする…」
──なんですか、それはw
「あちこちからいい選手を獲ってくる割には強くならない、という意味でw」
──浦和の大宮化…なんて、そんな言葉を浦和サポから聞くなんて、画期的ですねw


 


さて。代表戦のため1週間の間が空くJ1。
このささやかな中断期間の使い方が、今後に少なくない影響を与えるんじゃないかという気がしている。
昨日、聖籠で順調にリハビリトレーニングを行っているヨンチョルとキクちゃんの姿を確認してきたので(ヨンチョルは全体練習合流が間近のようだ)、日暮さんの仕事も少しは減るかなーと思っていた矢先、U-22日本代表合宿で大輔がケガをして離脱、というニュース。


うーむ。日暮さんの多忙な日々はまだまだ続くのか…。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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代表3人

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東口 順昭選手 キリンカップサッカー2011 日本代表メンバーに選出
鈴木 大輔選手、酒井 高徳選手 U-22日本代表(ロンドン五輪2012)国際親善試合メンバーに選出



3月から制作をしていた「2012新潟経営大学キャンパスガイド」が、今日刷り上がってきた。


巻頭インタビューに登場しているのは卒業生であるヒガシ。


ヒガシが大学案内に登場するのは2年ぶり。2年前に会ったのは、リーグ開幕戦前日だった。
「明日、朝3時出発で味スタへ行くんですよぉ」
と言ったら、
「3時?!明日って、昼の試合ですよね?…やばっ」
とビックリされ、さらには別れ際に、


「頑張ってください、応援!」


と、逆に励まされた。選手から「頑張ってください」と言われたなんてことは、後にも先にもヒガシしかいないw


まだ学生っぽさが残っていた2年前と比べると、今のヒガシは顔つきもシャープになり、そこはかとないオーラを漂わせるようになった。
そんなことを本人に言ったら、
「今、ちょっとお腹を壊していて、体重が落ちてるんスよ。お腹を下しやすいんでー」
などとギャグで返すヒガシw いや、その余裕が違うんですよ、あの頃とは。


その後、結婚もし、A代表にも選ばれた。順調にステップアップを続けているように見えるけれど、その前には大きな紆余曲折を経験もしている。
大学の後輩たちに伝えたいことは?という問いに、
「自分が何のために大学に入ったのかを考え、信念を持ってほしい。学生時代は時間が豊富にあるのだから、有効に使わないともったいない」
と、キッパリとした口調で言ったヒガシは、
「これからもチームで結果を出して、代表に継続して選ばれるように頑張ります」
と語ってくれた。


その言葉通り、これが代表に定着する第一歩となるように。まずは6月1日、ビッグスワンでのペルー戦だ。



今日、A代表にヒガシが、U-22には大輔とゴートクが同時に選ばれた。
しかも、3人とも生え抜きである。
鹿島に行ったダイゴも、新潟での昨シーズンのブレイクがきっかけになって初選出された。

「昔は、鈴木慎吾が一番代表に近いなんて言われてたよねぇ」
なんて周囲と話をしながら、新潟もいよいよ、次の段階へと踏み込んできたのかと思うと、何だか遠い目になってしまうなぁ。 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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今さらガンバ大阪戦で感じたことをちょっとだけ

【土曜日の試合結果】


J1リーグ第12節(万博記念競技場)


ガンバ大阪 2-1 アルビレックス新潟


【得点者】
8分・アドリアーノ(G大阪)、77分・ミシェウ(新潟)、88分・アドリアーノ(G大阪)


 


先週土曜日の、しかも現地ではなく録画でしか見ていないアウェイゲームの話を今さら書いても仕方がないなぁとは思うのだけれど、明日のために、その1。ちょっとだけ。


前半は、ガンバの圧力にビビッたのかどうなのか分からないけれど(プロに対してビビッたなんて言葉は使いたくないのだが)、消極的なプレーが目立ったのが残念。
どうも、柏戦から相手に対して一歩引くようなプレーが全体に目立つのは、どうしたことかなぁ。


先週のサカダイに新潟について、
「若手育成に成功しているが、そのための強みと弱みが見え隠れしている」
という評価だったのが、なかなか鋭いなぁ、と思ったのだけれど、今の新潟の状況は「勝負弱さ」「脆さ」という「弱み」の方が表に出ている状態、という印象を持っている。


もっと自信を持ってやればいいのに、とは思うけれど、本物の自信っていうのは、本当の成功体験(疑似体験じゃなく)からしか得られないのが常なので、今はまだ難しいのかもしれない。


どうしても気になるのは、宇佐美に散々な目に遭っていたセイヤ。
うーん、これで一気に自信消失しないでほしいんだけどなぁ。
攻撃的に縦に出たときのスピード感や、何と言っても精度の高いクロスという最大の特長を持った選手なので、何とかブレイクしてほしいんですよ、私は。
右SBの位置が本当にいいのか、もしかしたらミカとセイヤのポジションを逆にした方がうまくいくんじゃね?とか、シロートなりに考えてみたりするのだが、聞くところによると、クロさんが新布陣をほのめかしているとか。
おー、浦和戦はどんなメンバー構成になるんだろ?ドキドキですねぇw


ともかく、全体的な印象としては、柏戦より内容はよかったと思うし、ゴートクと大輔は順調に育ってる感があって、そこは心強かった。
今年もこのまま、ファジーな感じのディフェンスで行くのか、ヨンチョルやキクちゃんが戻ってくるとどう変わってくるのか、まだまだ不確定要素が多いチームだけれど、考えてみればリーグが始まってからここまで、本当の意味のベストメンバーの試合は1度もやってないのだよね。


成長し続けるチームを見ていくのは、精神的にしんどいことも多いけれど、楽しさはその数倍。今は「弱み」が表に出ていても、シーズンが深まるにつれて「強み」がグッと出てくるに違いない(たぶん)。
リスクがある分、リターンも大きいよってことで、こっちもじっくり腰を据えて頑張るべ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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一里塚
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帰りの新潟駅から、とりあえず更新。

今日の柏戦。手痛い敗戦でもあり、想定内の敗戦でもあった。

やはり、「何となく、うまくいってた」程度では痛い目に遭うってことだね。
柏はびっくりするほど完成度が高かった。
攻守の切り替えの速さ、攻撃のバリエーションの豊富さも印象に残ったけど、これは凄いな、と思ったのは、整備された守備。

新潟との差を一番感じたのは、攻撃よりも守備だった。
守備がいいから点が取れるのだな、と。


新潟は、主力に怪我人続出のスクランブル状態ということもあって、今までにない若いメンバー構成。
高卒ルーキーのノリが、ミシェウと2トップを組むという、ドキドキワクワクもののスタメン。

サブメンバーにはヤス、マグもいて、高卒ルーキー全員がメンバー入り。
とにかく、平均年齢が物凄いことになっていたのである。

台所事情で仕方がない部分はあったとはいえ、このメンバーで今の柏と対戦できたことは、若手たちにとって、得るものの大きさは計り知れないんじゃないだろうか。

この試合が、彼らにとっての一里塚。

今日、この柏戦の本当の意味が分かるのは、来年、再来年かもしれない。
だからこそ、しっかりと見届けて行かないといけないのだよなぁ。

あの柏戦があったから、今の新潟があるんだと言えるようなチームになればいい。


まずは、今年のアウェイ柏戦への期待が、否応なしに盛り上がってきてしまうのだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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本気で目指せ、リオ五輪

新潟大学ラグビー部が、5月8日に秩父宮で行われた東日本大学セブンズで早稲田を破る大活躍を見せたことは、2つ前のエントリーで書いた。
今日届いた有料メルマガ「ラグビー!ラグビー!」最新号では、新大が早稲田に勝った試合の詳細のレポートが掲載されていて、いかに新大の選手たちが創造性あふれるラグビーを展開して早稲田を圧倒したか、ということがよく分かる。
もぉ、なんつーか、文字を追っているだけで鳥肌が立ってしまった。
当日、その試合を秩父宮で目の当たりにした人は、圧倒的な勝ち組でしょう。

すげーな、新大。


その後、状況は急展開。

そこでの活躍が認められて、キャプテンの増田選手が7人制ラグビー日本代表のセレクション合宿に呼ばれたんである!すげー。

7人制ラグビーと言えば、2016年のリオ五輪で正式種目になっている。
つまり、増田選手にはオリンピック出場の夢も膨らんじゃったりするわけだ。素晴らしい!

日本ラグビー協会の7人制ラグビー公式サイトには、そのセレクション合宿初日のレポートが掲載されている。

「正直、自分のような選手が来ていいものか…と思いました」

とは、なんと初々しいw

いや、もう、どんどんアピールしちゃってください。

そして、ここでの経験をチームに持ち帰って、今年こそ全国地区対抗で優勝を目指してくだされ。


それにしても、卒業生でもないのに新大ラグビー部にここまで肩入れしてしまうとは、自分でも不思議な感じ。
これだから、ラグビーって素晴らしいw

author:ぐっちい, category:ラグビー
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特長を出す、持ち味を発揮する

ここのところ、「特長」や「持ち味」について考えている。


サッカーに限らないことだけれど、その選手がプロとして成功できるかどうかの分岐点は、ひと目で特長、持ち味が分かるプレーができるかどうかだと思っている。
練習や試合では、まずそこを見るようにしているのだけれど、自分の持ち味を出そうと頑張る若手がいると、とても嬉しい気分になる。それが見たくてスタジアムやクラブハウスへ足を運んでいるようなもの、なのかも。


今、チャンスを与えられているのは、やはり、すぐに得意なプレー、持ち味が分かる選手たちだ。例えば、フミヤはドリブル、大輔は空中戦とフィード、といった具合に。
ケンゴは練習試合やサテの試合を見ていると、少々精度の低いパスでもゴールに流し込むだけの決定力があるのに、トップの試合ではテンパってしまう。彼の場合、メンタル的な部分が邪魔をしているように感じられるのが、とても残念。
逆に言えば、もっと落ち着きとメンタルの強さが備われば、一気に化けるかもしれない。その可能性に賭けたいのだが、果たして化けてくれるかどうか。ここはもう、本人次第としか言いようがない。


大宮戦でプロデビューを果たしたノリを評価したくなるのは、自分の持ち味をしっかり出そうとする気持ちの強さと、それを可能にする落ち着きを感じるから。これは高校時代に新潟県選抜などの試合で見たときと変わらない印象で、ダテにナイキの海外チャレンジプロジェクトのセレクションに合格はしてないな、と。
新潟がオファーを出していなかったら、今頃欧州に行っていたかもしれない選手なのだ。



昔の新潟は、ベテランに頼らざるを得ないチーム事情もあって、若手が育たないチームだった。だから、有望な高校生も大学生もなかなか来てくれなかった。
それが少しずつ状況が変わってきたのは、やはりJ1に上がってから。現役引退してすぐに強化部長に就任した神田センセイが、マリノスでチームメートだった鈴木健仁さんをスカウトとして呼んだこと、そして淳さんが監督になって、与えられたチャンスをモノにする若手が増えたことも大きかった(その代表格が貴章や北野だろう)。


去年の秋、サポーター主催のトークショーに出演していただいたエージェントの田邊伸明さんが、健仁さんについて、こんなことを言っていた。


「私は、鈴木さんというスカウトをとても評価しているんです。西大伍に新潟からオファーが来たとき、『右SBとして育てたい』という話だった。実はダイゴ自身は、札幌では右SBとしてプレーしたときのイメージが悪かったので、新潟からの話には悩んでいました。でも、鈴木さんがダイゴのプレーを見ていて、SBとしての適性を見抜いたんでしょうね。鈴木さんという人は着眼点が独特なんです」


スカウトの能力で必要不可欠なもののひとつに、選手の特長や持ち味を見抜く目、というものがあると思うのだけれど、健仁さんの審美眼は確実に、新潟で若手選手が育つ土壌を作っているのではなかろうか。


そしてクロさん。
監督としてはまだ経験も浅いし、発展途上だと思うけれど、選手起用や若手育成について、リスクを負うことを恐れないというイメージがある。
ここにきて若手の成長が顕著になっているのは、クロさんの大胆さがいい方向に出ていると感じる。これは監督として経験を積んでも失ってほしくない部分だ。



若手が育たなかったチームから、生え抜きや下部組織出身からA代表が生まれるチームに、新潟はなりつつある。
それは、スカウティングの成果だけでなく、選手たちが持ち味を発揮しやすい環境が、新潟に備わってきたからなのかもしれないな、とも感じている。
これは、クラブだけでなく、新潟県のサッカーに関わってきた人たちの努力の賜物でもある。「環境」は地の利だけじゃない。人が作っていくものだということを、しみじみと考える。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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大宮戦、バスケ、セブンス

【土曜日の試合結果】


J1リーグ第10節(NACK5スタジアム)


大宮アルディージャ 0-0 アルビレックス新潟


【得点者】
なし


 


この日は普通に仕事だったので、試合経過はJ'sGOALのスコアライブ速報を見て、映像は帰宅してからBS-TBSの留守録で見た。


少し目を離している間にヨンチョルは負傷交替してるわ、ノリは公式戦初出場は果たすわで、こりゃもう、映像で確認するしかないと意気込んで帰宅したのだけれど、放送再開した「ケータイ大喜利」を喜び勇んで見ているうちに寝落ちしてしまい、日曜日になってから見ることになった。やれやれ。


映像を見た率直な感想は、スコアだけを見ればいつもの大宮戦という感じだけれど、内容はお互いに攻め合っての好ゲーム。大宮はすっかり淳さん仕様になっている。
あんな面白いサッカーをやる大宮なんて、大宮じゃないやい!w


ただでさえキクちゃんやらウッチーやらイシやら、ケガ人続出で困った状況なのに、ここでさらにヨンチョルまで。ケガの程度はまだ分からないけれど、ちょっと勘弁してくんないかなー。
それでも、スクランブル出場したフミヤや、まるで覚醒したかのように好機を演出しまくったセイヤ、そしてラファエルと真っ向勝負で守りきった大輔、プロデビュー戦で積極果敢にシュートを放ったノリなど、この状況でぜひ頑張ってほしい若手選手たちがそれぞれの持ち味を発揮してくれたことは、これからの新潟にとって大きな意味を持つ。
確立しつつあるチャンスメイクのスタイルと比べて、フィニッシュに至るまでの崩しの形とか精度とか、中盤でのタメとか、まだまだ伸びシロがある部分は少なくないとはいえ、確かな光明は見えた。あとはヨンチョルのケガが大事に至らないことを願いたい。


ところで、様々な組み合わせが試されているボランチだけれど、現時点としてはやっぱり勲─慶行さんがベストだという結論は出たような気がする。
今後、キクちゃんが復帰してきたら、また試行錯誤があるかもしれないけど、これはポジティブな楽しみとしてとっておきたい。



ところで、最終盤に慶行さんに替わってピッチに登場したノリ。
登録メンバー入りした時点で、出番があるんじゃないかという気がしていたけれど、ついにプロデビュー。
兄ゴートクは2種登録時代に天皇杯で公式戦デビューし、プロデビューは09年の開幕戦でスタメン出場という早さだったけれど、弟のノリも開幕5戦目で出場。さすがに、持ってるものが違いますね、酒井兄弟は。


今年、何度か聖籠へ行ってトレーニングでのノリの様子を見ていたけれど、体の強さ、運動量の豊富さ、足元の確かさ、メンタル的な落ち着きなどから、デビューは比較的早いんじゃないかと思っていた。
短時間の出場だったにもかかわらず、積極的にシュートを放ったのも素晴らしい。初めての大舞台でも、物怖じせずに自分の持ち味を発揮しようとする気持ちの強さは、ゴートクとよく似ている。
チーム力の底上げのためにも、期待してますよ、ノリくん。



さて。少しサッカー以外の話を。


先週末、鳥屋野体育館で行われたbjリーグイースタンカンファレンスプレイオフセミファイナルで、新潟アルビレックスBBが秋田に連勝し、21・22日に有明コロシアムで行われるファイナル4進出決定。
プレイオフが新潟で開催されるのは、初めてだったっけ?
折しも、NBAでもプレイオフをやっていて、J-SPORTSでもその熱戦が放送されているところなので、あの熱気が新潟にもやってきたのかと思うと、これはかなりうれしいこと。見に行けばよかったなぁ。



そして、8日に秩父宮ラグビー場で行われた東日本大学セブンス選手権では、早稲田を破ってコンソレーション決勝まで勝ち上がった新潟大学ラグビー部の活躍が話題になった。
その様子は、ラグビージャーナリスト大友信彦さんのブログ「ツール・ド・ラグビー」でも紹介されている。7人制ラグビーとはいえ、この快進撃は快挙ですよ、これは。その勢いで今年こそ、全国地区対抗大学ラグビー大会で悲願の優勝を果たしていただきたい。応援してますよぉ〜。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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今さら神戸戦

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【火曜日の試合結果】


J1リーグ第9節(東北電力ビッグスワンスタジアム)


アルビレックス新潟 1-0 ヴィッセル神戸


【得点者】
74分・ロペス(新潟)


 



火曜日の試合の話を金曜日に書くっていうのも、いかがなものかと思うのだがw


この3連休中に、NHKとスカパーの中継映像を両方見ていた。
見比べると面白いね。カメラのアングルも違うし、実況アナと解説者の個性も違う。一度でいいから、NHKの中継をウメさんの解説で見てみたいのだけどな。
カメラのアングルが違うと、同じPKシーンでもあんなに見え方が違うのかと、改めて思った。
スカパー画面だとフミヤがひとりで転んだように見えるけれど、NHK画面だと茂木の足がフミヤのカカトあたりに接触したように見えた直後にフミヤが倒れた。
そして、茂木も、神戸の他の選手たちも抗議らしい抗議をしなかった。そういうことなんでしょ、結局。



スタジアムで見てからテレビで見直すと、同じプレーでも印象が変わって見えることもある。


ヨンチョルやロペス、ゴートクの凄さは言うまでもなく、ミカの運動量の凄まじさと、遠いところから一直線に飛んできてボールを奪うプレーとか、テレビで見直すとなおさら強調される。
でも、勲を固定したダブルボランチのベストな組み合わせってどれなんだろうな、ということは、シーズンが始まってからずっと、毎試合考えてしまう。慶行さんなのか、ミカなのか。今のところ、セレッソ戦での勲─キクちゃんの組み合わせが一番バランスがよかったような気がするのだけれど、全治2ヶ月ですかー。
勲とミカの組み合わせの場合、個性が全然違うから見ていて面白いのだけれど、どうしてもバランスが崩れるシーンが出てきてしまうのは仕方がないのかな。それぞれの持ち味を最大限に生かしながら、なおかつバランスを取るっていうのは、簡単なことじゃないんだろう。
慶行さんは今は90分フルが難しそうなので、キクちゃんが復帰するまでは、ミカと慶行さんでうまく回す感じが現時点でのベストなのかもしれない。そんなことを考えられるのも、ボランチに人材が揃っているおかげなのだよなぁ。


守備面では無失点ではあったけれど、課題はまだまだあるように見える。
テレビではそれほど分からなかったけれど、スタジアムで見ていたときには、守備時にやたらと人数が余っていて、その分、対応が後手に回っているように感じられたのだが、どうなんだろうか。
中盤と最終ラインのポジショニングなど、試合を重ねるごとに改善されていくのだろうか。気にして見ておこう。



攻撃面は、ミシェウさんのムラッ気が気になるけれど、開幕当初はアンバランスさが際立っていた両サイドが、試合ごとに向上していっているのが分かるのがうれしい。
やっぱり、セイヤは攻撃してナンボの選手だと思うし、守備は他でカバーすればいいくらいの気持ちでやればいいのではないかなぁ。
でも、この試合では守備も頑張ってた。一歩一歩ですよ、うん。



開幕戦もそうだったけれど、「悪いなりに勝つ」ということができるようになってきたのは、ひとつのチームの成長の形であると思う。
こうやって今年も、山あり谷あり、そしてチームが描く成長カーブを試合ごとに確かめていくシーズンになっていくのだろう。
その象徴が、大輔やフミヤ、ケンゴら4年目の選手たちであり、新潟サポがケンゴの初ゴールを心待ちにするのも分かる。ほら、「出来の○○な子ほどカワイイ」って言うじゃないですかw
いや、マジで早くゴール決めてくれんかな、ケンゴ。


 


【おまけ1】
スカパーの平ちゃんのビッグスワン登場は盛り上がりましたねぇw
相方を務めたオオシが、しゃべりも結構イケることを確認したというオマケもあったけれど、やっぱりツボは、


「強烈なアイコンタクト」


でしょうかw

【おまけ2】
神戸戦といえば、私の中でのお約束は「切り札で出てくるパク・カンジョ」
でも、今回は出てきませんでしたね、ベンチには入ってたけど。
若い若いと思っていたカンジョも気がつけばいいトシになり、神戸も森岡とか小川とか、若い選手が台頭してきました。

新潟もそうだけど、どこも世代交代は進んでいるってことです。


【おまけ3】
翌日、リカバリートレーニングとサブ組の練習を見に聖籠へ。
ちょうど子どもたちのサッカー大会が開かれていて、トップチームの練習を見学に来る子どもたちも多数おりました。
そして、選手たちのファンサが始まると、子どもたちが走ってそちら方向へ。


「酒井高徳がいたぁぁぁ!」
「東口にサインもらったぁぁぁぁ!」


と叫びながら戻っていく様子は、微笑ましいの一言。やっぱりいいよね、地元にプロサッカーチームがあって、日本代表選手がいるという環境は。


【おまけ4】
サブ組の練習では、ウワサのラファエル・サントスを見ました。
若い。大きい。体幹強そう。
シュート練習で、足元のボールタッチのうまさを披露してましたが…
背格好や雰囲気がノリと似ているので(サントスの方が大きいけど)、スタジアムで遠目で見たら区別できない自信マンマンw

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ふはー
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いやー。

勝った気がしないけど、勝っちゃった、みたいなw


何にしても勝つっていうのはいいことです。


悪いなりに勝つっていうのも大事。


それ以上に大事なのは、勝っても出た課題を克服するってことですね。



ロペスのゴールは凄かったなぁ。

ヨンチョルは反省はしても凹むな。

フミヤは頑張ってた。

ミカには便利屋で終わってほしくない。

セイヤも一歩一歩でしょう。

ミシェウさん、カリカリしちゃだめよ。

大輔も、もっともっとだ。




つくづく、バランスって大事だなと思った今日。


と、とりあえず更新。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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