2011年08月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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久々な本の話が「逃避めし」
評価:
吉田 戦車
イースト・プレス
¥ 1,460
(2011-07-12)

 以前「ほぼ日」で話題だった連載が単行本になったことを知り、この手の本がいかにも売ってそうな、市役所前の北書店へ行ってみた。

しかし、「ほぼ日」関連の本があるあたりに見当たらなかったので、店長さんに声をかけた。

「本の注文したいんですけど…」
「お?そうですか。何でしょう」
「イースト・プレスから出てる、吉田戦車の『逃避めし』っていう本なんですけど」

店長さんは早速ノートPCで検索をしてくれた。

「あー、これか。見逃してました。面白そう」

来週には届くので連絡しますよ、連絡先は…前にもらってると思うんで、大丈夫です。

店長さんとそんなやりとりをして、店を出た。


で、「入荷しました」という連絡が来たのが昨日のこと。注文したのが先週末だったので、1週間足らずだ。
昔は書店で注文すると取次通しで1ヶ月くらい待たされるのが普通だったことを考えると、今は本当に早くなったもんだと感心する。
まあ、そうでもしないと、Amazonに勝てないもんねぇ。

仕事帰りに北書店へ寄ると、店長さんがうれしそうに言った。

「これ、面白いですねぇ。“塩らっきょうカレーライス添え”なんて笑っちゃいました。ウチで売る分も注文しましたよ」

こういうやりとりは、さすがにAmazonではできない。町の本屋さんって、これだからいいんだよね。



というわけで、この「逃避めし」。

マンガ家の吉田戦車さんには、締切直前でお尻に火が付いたときとか、とにかく切羽詰まった状況に陥ると台所に籠もり、創作料理を始めてしまう性癖があったらしい。

まあ、よくありますけどね。自分も、真っ先に片付けなければならないことを置いといて、ついついネットを見ちゃうとか、雑誌を読んじゃうとか、サッカーを見に行っちゃうとか、あるある。

人はそれを、「現実逃避」と言う。

この本には79品のレシピが掲載されていて、その大半がB級を極めた超シンプルメニューなのだけれど、写真だけ見ると、かなりおいしそう。
きっと実物もおいしいに違いない。
「『夕やけ番長』の納豆ご飯」とか、今度作ってみようかなぁ。

人間、切羽詰まったときに現実逃避に走ると、たまにビビッと思わぬヒラメキが降臨することがある。
もしかしたら、吉田戦車のシュールなマンガは、現実逃避に走ってる間に生まれたものだったりするのかも。

そういえば、この本の中で勉強になったことがひとつだけ。
挽肉は、牛、豚、鶏をブレンドするとうまい、という話。
牛と豚と比べると鶏肉が傷みやすいので、まず牛・豚・鶏の合い挽肉なんてのはまず売ってないが、ようするに、挽肉を3種類買ってきて家でブレンドしてみればいいのだな。今度やってみよう。
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福島の特別な夏。

「福島の特別な夏。〜第93回全国高等学校野球選手権福島大会〜」
(ほぼ日刊イトイ新聞)

糸井重里さんが主宰しているサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を、ほぼ毎日見ている。
そこでの糸井さんのエッセイや、様々な連載を眺めながら、時折目からウロコが落ちてみたり、良品と思わぬ出会いをして「いい買い物」(散財ではないぞ、決して)をさせてもらうこともある。
最近も、ここで吉田戦車さんの「逃避めし」という本が出たことを知り、市役所前の北書店に駆け込んで注文をした。
北書店の店長さんは早速、ノートPCの検索画面を眺め、
「おお、これは見逃してた。面白そう」
と言いながら発注してくれた。で、ついさっき入荷の連絡が来た。すぐに取りに行かなくちゃ。



さて、その「ほぼ日」で、ずっと読んでいた連載があった。


「福島の特別な夏。」


東日本大震災によって発生した福島第一原発事故は、あまりにも大きな影響を、あまりにも広範囲にもたらし、未だに終息の気配すらない。
そんな中、どうにか開催にこぎ着けた夏の甲子園福島県予選を、「ほぼ日」クルーの永田さんという人が追いかけた。聖光学院が戦った甲子園まで。


同じ福島県でも、直接被害を受けた学校もあれば、震災の影響をほぼ受けなかった学校もある。
しかし、この夏が、全ての学校、全ての選手たちにとって、特別なものになってしまった。


それが政府のせいなのか、東電のせいなのかなんて議論は、ここでする気はないし、あまり意味がない。


ほんの半年前までは当たり前にできていた「野球をする」という日常が、当たり前ではなくなった。その事実の、ずっしりとした重さ。
でも、その重さを背負いながらも、選手たちは「特別な夏」を、「いつもと変わらない夏」と同じように戦おうとしているように見えた。



その日々を、関係者や選手たちと向き合いながら、淡々と、丹念に追う連載を読みながら、ふと思い出したこと。



原発事故の警戒区域内にある双葉町に、福島県立双葉高校という学校がある。
過去3度、夏の甲子園に出場したことがある伝統校なのだけれど、その双葉高校が初めて甲子園に出場した夏のことを、なぜか覚えている。


江川卓が「怪物」と呼ばれ、広島商が優勝した1973年夏。


なぜ双葉高校を覚えているかというと、ユニフォームの袖に、原子力マークが入っていたからだ。
子ども心にも、そのインパクトは強かった。
調べてみると、福島第一原発が営業運転を開始したのが1971年。
「原発の町」という称号は、当時はとても誇るべきことだったんだろうと思う。
40年後の出来事など、想像した人はほとんどいなかっただろうし、「いつもの夏」は永遠に続くと信じてたはずなのだ。


双葉高校野球部は、震災前は40人ほどいた部員が散り散りになり、避難先で転校してしまったりして、夏の福島県大会では15人で戦ったという。
来年は、どうなるか分からない。学校自体の先行きも分からない。
そして、同じ立場に立たされている学校は、双葉高校以外にもたくさんあるし、サッカー少年もラグビー少年も…たくさんのスポーツ少年少女たちが岐路に立たされているのだろう。


山脈ひとつ隔てた隣県で、同様に原発を抱える新潟にとっても、「福島の特別な夏」は、決して他人事じゃない。
もしも「起こるはずがないこと」が起こり、当たり前が当たり前でなくなったとき、私たちはどう考え、どう行動するだろうか。本当に、色々なことを考えさせられる連載だった。

author:ぐっちい, category:野球
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開幕直前の前準備
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昨日、買った2冊。

世の中の目が、たとえ世界陸上やザックJAPANやなでしこJAPANに向いていようとも、

ラグビーワールドカップ開幕直前ですよみなさん!

と、声を大にして言ってしまうのである。


というわけで、「ラグビーマガジン」10月号と、大友信彦著「オールブラックスが強い理由〜ラグビー世界最強組織の常勝スピリット」(東邦出版)。

ラグマガのメイン特集はもちろん、W杯。
大友さんの本は、意外と少ないオールブラックス本として、興味深く読みたい。
サッカーならバルサ本みたいなものだけど、バルサ本はあれだけ出てるのに、ラグビーは関連本の絶対数が少なすぎるよなぁと思う。


W杯本大会では、日本代表はオールブラックスと予選リーグ2戦目で戦うことになっている。
本大会直前のトライネーションズで、スプリングボクス(南ア代表)とワラビーズ(オーストラリア代表)に敗れたオールブラックスだけれど、それでもなお、世界最強チームであることに変わりはないと思う。

それに、何と言っても今回は開催国でもあるし、NZ地震の被災者への思いもあるだろうし、本来の姿でW杯本番を迎えてくるだろう。

その世界最強チームに対して、カーワンJAPANがどんな戦いを見せるのか、色々と感じるところはあるけれど、やはり楽しみなんだなぁ、これが。

大会オープニングゲームは、9月9日、オールブラックスvsトンガ。会場はオークランド。
日本初戦は翌10日、vsフランス。会場はノースハーバー。オールブラックスとは16日に対戦する。

個人的に見たいチームは、前回大会で旋風を巻き起こしたアルゼンチン。
SOエルナンデスがケガで不出場なのが残念だけどね。

そして、見たい選手は、やっぱりイングランドのウィルキンソン(ミーハー言うなw)

今年はJ-SPORTSで、思い存分ライブで楽しみたい。




ところで、今年のラグビーシーズンは、新潟でも2試合、国内トップレベルの公式戦がビッグスワンで開催されるので、備忘録として。

10月15日(土)
関東大学ラグビー対抗戦A
明治大学 vs 青山学院大学
(13時キックオフ)

11月6日(日)
ラグビートップリーグ
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス vs 福岡サニックスブルース
(13時キックオフ)
author:ぐっちい, category:ラグビー
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広島戦のことは書かずにサマーフェスタ

広島戦のことを書くつもりだったのだけど、今回は華麗にスルー。


いや、録画は見ましたけれどね。結局、課題はずっと変わらないわけで。
今週予定されている秋田でのミニキャンプで、どれくらい様々なギャップを埋められるかに、残り10試合がかかっているわけだよね。
監督や選手が一番よく分かってるはずなんだから。
とにかく頑張ってくれ。それしかない。


で、菊地直哉ブログの広島戦についての書き込みを見ていたら、6年前にも似たような状況で、プチ中断期間に十日町キャンプがあったことを思い出した。
6年前の方が、今年よりもシビアな状況だったと思うが、MSNのキャンプレポートには、当時20歳だったキクちゃんが、大半が年上のチームメートたちにこんなことを言ったと書いてあった。


「当たり前なことほど、ちゃんと口に出して確認し合わなきゃいけない」


当時の主力メンバーでは最年少だった彼の言葉には、十分すぎるほどのインパクトがあった。
今の若いチームの中では、上から数えた方が早い立ち位置にいるけれど、その分だけ、このミニキャンプでは6年前以上の存在感を発揮することを期待されてるんだと思う。



さて。
昨日はビッグスワンで、恒例のサマーフェスタが行われた。
震災の影響でリーグのスケジュールが変わり、7月の中断期間がなくなったので、今年は開催できないのかも…と思っていたら、ブラジルW杯アジア3次予選のプチ中断期間を前に、何とか開催にこぎつけた、という感じなのだろう。


入場者数は去年、一昨年より少ない気がしたけれど、みんな盛り上がっていたし、選手たちもリフレッシュできたんじゃないだろうか。
何より、広島戦の翌日だったから、選手たちの元気そうな表情が見られただけでもホッとしたなぁ。


11時過ぎにメインスタンドに入り、混む前に先にお昼を調達。


食べたのは東口チームの「辛!旨!冷やし中華」と「菊地選手イチオシ!とろ〜りチーズとさっぱり梅のカツレツ」。


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新潟グランドホテルプレゼンツの冷やし中華。キムチが効いてて美味でございました。
韓国のりも載っててうまい!


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とろ〜りチーズとさっぱり梅のカツレツ。梅と大葉のコンビネーションが絶妙。揚げたてだったので、なおさら美味。
これってもしかして、キクちゃんの「おふくろの味」ってこと?



オークションの盛り上がりを横目で見つつ(みなさん、一体おいくら現金をお持ちだったのでしょうw)、フラッとコンコースに出ると、AED体験コーナーでデモンストレーションが始まるところだったので、しばし見学。
人工呼吸のデモ人形を前に、実演体験を行ったのはムラとアトムの2人。2人とも人工呼吸とAEDは初体験とのこと。


まずは、人形を誰に見立ててやるか、という話になり、ムラは、
「川又堅碁」
と即答w アトムも迷わず、「じゃあ、木暮郁哉で」。


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「ケンゴ〜〜〜っ。しっかりしろぉぉぉ!」と迫真の演技を見せるムラw(左)。



真剣な表情で、日本赤十字社職員の人の説明を聞く2人。


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AEDの操作を体験するアトム。終始、アトムの真剣さが印象的だったなぁ。



人工呼吸や心臓マッサージの講習では、2人とも初めてとは思えないくらい上手だった。私もやったことがあるけど、人工呼吸って難しいんですよね、ちゃんと息を胸に入れるのが。



松田直樹のことがあってから、俄然注目を浴びているAED。ビッグスワンにはスタンドのコンコースの何カ所かに設置されているし、アルビレックス新潟としても以前から試合や練習で常に携行している。さらに、今シーズン前のメディカルチェックで不整脈の診断を受けた選手が出たので、AEDの数を増やしたと聞いている。
AED講習は、選手にも義務づけた方がいいかもしれないなーと、ムラとアトムを見ていて思ったのだった。


ところで、講習中にフラッと顔を出したのがフミヤ。
アトムが使っている人形がフミヤを想定していると聞いて、
「え〜、あれ、オレなの?」
と笑っていたけど、ついでに講習受けていけばよかったのにw



席に戻ると、メインスタンド前のイベントステージでは、選手パフォーマンスが始まるところだった。


一番手はレディース若手による、ハリーポッター&チアリーディング。あの踊り、アルビチアから指導を受けたのかと思うくらい堂に入っていたんだけど。


続いては、マグ、酒井兄弟、マサルによる「マルモリダンス」。脱臼した左肩を吊ったヤスくんによるボーカル付でw

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若手メンバーによる少女時代。その衣装、どこから調達してくるんですかw フミヤのカツラ、似合いすぎだしw



最後に、
「どうやら、ハファエル選手から皆さんに重要なお知らせがあるようです」
という言葉とともに登場したハファ。
なぜかケータイを耳に当てながら、


「ショ〜シュ〜リキ〜」


その意表を突いた一発芸に、場内爆笑。結局、ハファが一人で根こそぎ持ってった感w



イベントの最後を飾るのは、アディダススペシャルマッチ。対戦するのは、
クロさん、田村社長以下、コーチングスタッフ、チームスタッフ+アルビBBの選手による「チームクロサキ」。
トップチームとレディース混成の「チームミカ」。



ここで大注目は、何と言ってもキクちゃんのGKでしょうw


思い起こせば2005年10月1日。
等々力での川崎戦で、GKのノザがハンドで一発退場。すでに交代枠を使い切ってしまっていたため、フィールドの誰かをGKに仕立てるしかなく、キクちゃんが生涯初のGKを務めたという、あの伝説のシーン。
http://www.albirex.co.jp/past/data2005/kiroku/1001.html


その後、松田直樹がナビスコカップで急造GKを務めて話題になったけど、あのときだって、一部のサッカーファンの間では「あの菊地直哉が…」と話題になったのだ。


解説席にいた千葉ちゃんの、

「まぁ、経験者ってことでw」

というひと言に、スタンド爆笑。いや、あの当時は全然笑い事じゃなかったんだけどさw


試合前、ウォーミングアップで大真面目にセービング練習をするキクちゃん。実は本人、まんざらじゃないと見たw


試合本番では、先日の大宮戦でミカのシュートをギリギリで掻き出した北野ばりのセービング(?)を見せたり、目立つとこは目立ってましたねw
前半途中で交替したので、もうお役ご免かと思いきや、後半もDFラインで出てたし、もしかしたらチームミカの中では一番出場時間が長かったんじゃなかろうか。


そうそう、この試合でビックリしたのが、CFWに入ったマグのポストプレー。ヘディングでのボールの落としが見事!FWとして、試合で使えないかしらw
そして、軽快なプレーで沸かせてくれたのがチームクロサキのウメさん。さすがジャミネイロの現役w
試合は、双方決め手を欠いてスコアレスドローでござりました。



試合が終わってすぐ、混雑を避けて外に出たので、最後の表彰式は見なかったのだけれど、どうやらMVPは黒河だったらしい。
試合にも出なかったし、ダンスもやらなかったけれど(ケガ人だからねw)、スペシャルマッチの試合中、ベンチ前でコントみたいなウォーミングアップの手伝いを再三していて、スタンドの笑いを誘っていたので、まぁ、いいんじゃないですかw



私としては、スワンフィールドで同時間に行われていた、大畑大介&スクラム釜石のメンバーによる「ちびっこラグビー教室」にも心惹かれたのだがw
選手たちが心身ともにリフレッシュして、楽しんでいた様子が見られたので、それが何よりでありましたよ。

さ、3日間のオフで完全リフレッシュして、秋田ミニキャンプからリスタートしましょ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ベンチの監督にマイクをつけてみたら

最近、野球のアルビレックスBCのホームゲームで、Ustream配信を試験的に行っているのをご存知だろうか。


http://www.ustream.tv/channel/albibc


これは、アルビBCの橋上監督にマイクをつけてもらい、カメラをベンチ内に持ち込んで映像と音声を配信するという試み。


私もアルビBCがUst配信を始めたことは知ってはいたのだが、実際に見たことはなく、このプロジェクトの仕掛けをやっている人が知り合いだったため、批評を頼まれて初めて見てみた。


 


いや、これ、面白いわw



橋上監督がよくつぶやく、というか、ぼやくぼやくw
まさに、師匠・ノムさん譲りww


「なんであの場面で、あそこに投げるかなぁ〜」
とか、
「あ〜、こういうところがまだまだ甘いんだよ」
などとボヤキまくり、走塁ミスをした選手を呼んで、
「お前の気持ちは分かるけどな、でも、バッターは4番なんだよ。そこをよく考えろよ」
と諭す。

ゲスト出演した古田敦也が、
「あれは“つぶやき”を超えてますねw 僕より橋上さんの方が、野村監督の血を受け継いでいると、改めて思いましたw」
と言うほど、とにかく含蓄のあるボヤキのオンパレードなのである。


監督の野球観やマネージメントがあからさまに見えるので、監督としては若干ツライ試みなのかもしれないけれど、それにOKを出した橋上さんって人は、なかなかの器、という気がする。



さすがに、同じことをNPBでやるというのは難しいだろうから、これはもう、独立リーグの自由度の高さによる特権、と言ってもいい。
まずはBCリーグならではの楽しみ方の提供という意味で、ぜひ続けていっていただきたい。



他にも、スタジアム内のミニFMによる実況中継や、審判マイクなど、いろいろとやれそうなことは試してみればいいと思う。
実際、ラグビーでは早明戦や日本選手権決勝のような主要試合では、スタジアム内でミニFMによるルール解説を行っている。ラグビーにできるなら、野球だってサッカーだってできるんじゃない?



さて、この試み、他のスポーツにも使えないものか。
まずはJリーグで、審判マイク、やってみません?



明日、エコスタで行われるアルビBCのホームゲームで、またUst配信を行うそうなので、関心がある方はぜひ覗いてみては。

author:ぐっちい, category:BCリーグ
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いつもの大宮戦でもあり、いつもと違う大宮戦でもあり

【昨日の試合結果】


J1リーグ第23節(東北電力ビッグスワンスタジアム)


アルビレックス新潟 0-0 大宮アルディージャ


 


会社の定時は18時。
そこからバタバタと帰り支度をして、車に飛び乗ってバイパスを走る。
紫竹山ICから栗の木バイパスに入り、姥ヶ山ICで下りてスタジアムへ。


平日ナイターや土曜出勤日のナイトゲームは、いつもこんな感じだ。


バイパスがスムーズなら、18時30分頃にはスタジアムの駐車場に入れる。
運悪く渋滞にはまった場合、はまった場所にもよるけれど、竹尾IC手前であれば竹尾ICで下りて下道を走ると、キックオフぎりぎりで入れるかどうか、といったところ。


で、昨日はどうだったかと言うと、スタジアムの駐車場へは至ってスムーズで予定通りだったのだけれど、予定外だったのは南側駐車場が満車なので、鍋潟駐車場にまわされたこと。
えっ、平日なのに結構人が来てるんかいな、と思ったら、観客数は1万8000人。
やっぱり、私と同じように、車で会社から直接来る人が多いのだろうなぁ。それでも、大宮サポが意外と多く来場していてビックリした。


いつものようにEゲート前のフードコートで、ごんべえ農園さんの「とろろ飯」500円也を買ったら、きゅうりの一本漬けをサービスしてもらった。うーん、シアワセ。なんて豊かな夕食なんでございましょう。



E2に入り、席でとろろ飯を食べ始めたところでキックオフ。
立ち上がりからお互いにボールが落ち着かず、様子見の展開。今日もスタメンにはミシェウさんではなくアンディが入ってるけど、うーん、やっぱりまだまだフィットしてないなー。Jリーグのプレッシャーの早さに対応できていない。もう少しの我慢なんだろうなぁ。
印象としては、アンディ適応に努力中(ロペスだけじゃなく、もっと他の選手にもパスを出してくれればありがたい)。ヨンチョル壁を乗り越えようともがき中。セイヤもう一歩頑張ってくれ。イシ、もうちょい上がってほしいなぁ。そんな感じ?


それと、北野がボールを持つたびに、相変わらずゴール裏からブーイングが起こる。
え〜〜〜、まだやるの?もうええやん、ウチにはA代表GKがいるんだからさー。


前半は、新潟がサイド攻撃をうまく使えず、中央付近での縦パスに終始したようなところがあった。
後半、アンディからミシェウさんに替わったら、サイドにボールが回るようになり、ピッチをワイドに使えるようになったので、やっぱりミシェウさんがいるといないとでは違うなぁ、と。
大宮は、完全に上田康太中心のチームになってる感じ。ピンパォンが大宮のユニ着てるのが、何だか不思議だったな。ずっと空気だったけどw
前半早々にイ・チョンスが足を痛めて交替してしまったが、それはかなり新潟にとってはラッキーだったと思う。


それにしても、イ・チョンスがケガした時間帯や転び方は、NAC5でのヨンチョルとほとんど同じだったなぁ。
毎度毎度、何かが起こる大宮戦だけど、今年も例年通りに何事もなく終わることがなかった、というわけだ。


でも、いつもと違っていたのは、大宮のサッカーが昔とは違い、ポゼッション重視でクリエイティブさがあったこと。これが鈴木淳効果ってことなんだろうけど。
対する新潟は、グループ戦術で対抗するというより、かなり個人に偏ってきている印象が、試合を追うごとに強くなるのが気になっている。
チームが成熟していけば、チームの塊としての「感じ合う」力がもっと出てくるのだろうか。選手個々を見ると頑張っているし、いいプレーもたくさんあるんだけれど、チーム全体として、もうちょっとやれるだろう、という気分にさせられてしまう。


うーん、そのあたりのことを詳細に書くには、私自身にサッカーの言葉と知識が足りないので、ちゃんと書ける人にお任せしますw



ラファエルすげーとか、藤本相変わらず邪魔くさいとか、大宮にも目につくプレーはいろいろあったが、何といっても新潟にとって、キクちゃんのスーパーっぷりは、もはや財産。
あの視野の広さとポジショニング、意図が明確に伝わる、メッセージ性のあるパスやドリブルは、唯一無二の存在になっている。
とにかく余計なカードは貰わないように、何よりケガをしないようにお願いしますよ。



さて、今週末のアウェー広島戦が終わると、プチ中断期間になる。
次の観戦は9月10日のホーム鹿島戦までお預けだ。
その間、ブラジルW杯アジア3次予選も、なでしこJAPANのロンドン五輪予選もあるけど、9月9日からはラグビーW杯も始まっちゃうしなぁ。
9月3日は東京でジェブのフットボールビジネスセミナーもあるし、いろいろと大変だわんw


 


 


あ、そうそう。ミカのシュートがゴールに入ったかどうかについて。
そのシーンをかなりアップで見せてくれたNHKの映像を見たけれど、その角度からは入っているようには映ってなかったですね。
ちょうどゴールライン上にボールが落ちていたので、ノーゴール判定は妥当ではないでしょうか。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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伝統芸能
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由緒正しい大宮戦でござった。
author:ぐっちい, category:モブログ
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ラグビーW杯開幕18日前、準備はできましたか日テレさん

昨日の夜は、大河ドラマも18時台のBSプレミアムでの先行放送を見て(実は、秀忠が登場するようになってから、ちっとばかり面白くなってきたのだ)、19時からはラグビーW杯壮行試合、日本vsアメリカをテレビ観戦するために、万全な態勢を整えておいた。


今年、ラグビーW杯を迎えるにあたり、私としては4年前の反省を活かして、わが家の(というより自室の)テレビのチャンネル数を増やした。
つまり、ラグビーのために「J-SPORTS」に加入!ということ。
4年前のラグビーW杯ではCSに加入していなかったため、日テレの地上波中継に頼るしかなく、エライ目に遭ったからである。
いや、日テレ中継が見どころもない100%ダメダメだったかといえば、そういうわけではなく、清宮克幸の自由すぎる解説っぷりが堪能できるという収穫はあったことはあったのだが…。


まぁ、そのあたりの事情は当時のエントリーで確認していただくとして、とにかく、この時ほどJ-SPORTSに入ってないとダメだなこりゃ、と思ったことはない。



で、そんなこんなでめでたくJ-SPORTS契約者となり、スーパー15にハイネケンカップ、トライネーションズ、シックスネーションズ、パシフィックネーションズなどなど、数あるラグビーの試合を国内外問わず見られるようになって、ウハウハな気分でラグビー観戦ライフを堪能し始めているところなわけである。


そんな中、迎えた昨日のアメリカ戦。
生中継がJ-SPORTSに加えて、W杯本大会を前回大会に続いて地上波中継することになっている日テレが、この試合についてはBS日テレで放送するという。
実況自体は、アナウンサー、解説者を含めて断然J-SPORTSの方がいいに決まってるのだが、BSはハイビジョン放送なので画質がいいことと、解説が大畑大介だったので、BS日テレをチョイスしてみた。
だって、4年前にあんなことがあったんだから、さすがに学習してるでしょうよ、日テレさんも。


結局、そのチョイスが運命の分かれ道というか、何というかw



試合そのものは、W杯壮行試合というよりも、代表メンバー最終セレクション試合という意味合いが強く、特にボーダーライン上にいる選手たちの気合い空回りっぷりが、少々痛々しかった。


もうさー、あんなに攻め込んではノックオンだのオーバーザトップだのノットリリースザボールだのミスしてはチャンスを潰し、ラインアウトもダメとなると、これで本番は大丈夫なん?と思わざるを得なかったわけだが、トライシーンは日本らしいライン攻撃からのものが多かったので、それをとりあえず収穫としよう。
いや、同じことを本大会ではフランスやオールブラックス相手にできるかっていうのが、一番の問題ではあるのだけれども。


一時アメリカに逆転を許したJAPANが、東芝の宇薄(うすずき)のトライで逆転したところまではよかった。
でも、得点差は6点、1トライ1ゴールであっさり逆転されてしまう点差である。
後半の最終盤はアメリカが相当攻め込んできていたため、手に汗握る展開。ラスト1プレーを告げるホーンが鳴り響き、さあ、守れ、勝って終わってくれ!と思った瞬間…


CM突入!(爆)


ああああ。またやっちまったか日テレ。


即座にチャンネルをJ-SPORTSに替えたことは言うまでもないが、BS日テレでのみ観戦していた人は、ノーサイドの瞬間を見ることもできず、後になって試合結果だけを知らされるという事態になったわけだ。



4年前はJAPANのトライシーンをすっ飛ばし、今度はノーサイドの瞬間をぶった切る。
なかなか乗り越えられない「放送枠」の壁があるのは分かるけど、サッカーの代表戦ではちゃんと最後まで放送してるじゃんw
ラグビーはそこまで無理するほど、スポンサーを説得できないほど弱いコンテンツなのか。悲しいのぉ。


今回はなかったけれど、本大会では必ず1試合に1回や2回はビデオ判定があると想定すると、試合時間は規定の80分+10〜15分くらいに考えておいた方がいい。
W杯本大会の中継の際には、それくらいの枠を確保できているのだろうか。
何だか不安だのぉ〜。
昨日の試合がJAPANの最終セレクション試合だったのだから、日テレにとっても最終シミュレーション試合だったはず。常に「想定外のことは起こる」ことをシミュレートできたんなら、いいんですけどね。


ま、私はJ-SPORTSで見るからいいけどw


 


さて、本日、ラグビーワールドカップNZ大会出場の日本代表最終メンバー発表
開幕は9月9日。日本の初戦は10日のフランス戦。
いよいよ迫ってきましたよ。
日テレさんも、いよいよですよ!w

author:ぐっちい, category:ラグビー
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チームの芯
神戸戦はダイジェスト映像でしか見てないので、まずは録画放送を待ってから書くべきなのだろうけど、待ってたら次の大宮戦が来てしまうので、とりあえず書いておく。


モバアルのテキストライブや、ダイジェストでの得点シーン、失点シーンから感じることは、
「このチームには、まだまだ立ち返るべき芯が出来てない」
ということ。

うまくいかなくなったとき、立ち返る原点があれば、チームって、そんな簡単に崩れたりはしないものだと思う。
そういう意味では、まだ出来てないな、という印象が消えないままなのだ。

デキのよさが続かない不安定さは、そのせいなのだろうなぁ。


チームの芯。
それはグループ戦術でもあるだろうし、人でもあるだろう。

今年の新潟のサッカーはこれだ、というものは何なのか。
苦しいときにチームを支える精神的支柱は誰なのか。

そろそろ、チームとしての道筋を見つけないと、どんどん時間が過ぎて行ってしまう。


新潟の原点は、特定のスーパーな選手に頼るサッカーではない。
若い選手の成長を促しながら勝利を求める、さらには指導者も育てるというのは、本当に大変なこと。

新潟のチャレンジを結実させるためにも、「自分たちの芯」を一刻も早く確立しなければ。
残されている時間は多くない。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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記録より記憶
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夏の甲子園決勝を前に、「Number785号」の特集は、「甲子園最強高校伝説 覇者たちの夏。」


スポーツでよく言われるのは、

「記録よりも記憶に残る」

というフレーズ。

高校野球は、もちろん記録に残るチームや選手も確かに存在するけれど、基本的には、どんなスターでもみんなが

「記録よりも記憶に残る」

チームや選手たちであると思う。

PL学園時代の清原と桑田も例外ではない。

彼らが残した「記録」は記憶にあまり残っていないけれど、そのプレーの「記憶」は、いまだに脳裏に焼き付いて離れない。

江川卓も原辰徳も坂本佳一も荒木大輔も松坂大輔も斎藤佑樹も田中将大も、みんなそうだ。


そんな特集の中で、Jリーグで「記憶に残る選手」として屈指の存在だった松田直樹の追悼特集があるのも、何だか縁を感じる。


選手たちにとって、どちらが幸せに感じるのだろうか。

記録に残る選手になることと、記憶に残る選手になることの、どちらが。


個人的な思いからすれば、少なくとも、「記憶に残る選手」のプレーは、永遠に色あせないものだと思う。

そのプレーは、永遠にサポーターの心に残る。
author:ぐっちい, category:
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