2011年10月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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青森
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一昨日、昨日と仕事で青森出張していた。

目的地は浪岡と五所川原のりんご農園。


写真は、りんご畑と岩木山。


岩木山も、道中の東北道から見えた岩手山も、すっくと立つ凛とした佇まいが印象的な山だった。
author:ぐっちい, category:日々のこと
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オールブラックス優勝

ラグビーワールドカップ2011ニュージーランド大会が閉幕した。


決勝は、1987年の第1回大会と同じ、NZオールブラックスvsフランス。


試合前の両国国歌斉唱から、スタジアムの雰囲気の盛り上がり方が、画面を通じても伝わってきた。


さらに、オールブラックスのハカ。対峙するフランスがどうするか注目していたら、渡り鳥のV字飛行のような形で選手たちが手をつないで立ち、ハカを演じるオールブラックスに向かって、グイッと前に出たのだ。
ここまで挑戦的なリアクションをする国は、今まで見たことがない。うおー、気合い入ってますよフランス!俄然盛り上がってまいりました!


前半早々にオールブラックスが、ラインアウトからのサインプレーによるPRウッドコクのトライで先制したが、フランスが得意のオープンラグビーでオールブラックスを揺さぶる。
どちらもSOが負傷交代するというアクシデントに見舞われる大激戦の末、8-7というラグビーとしては滅多にないロースコアでオールブラックスが逃げ切った。
結果的に勝敗を分けたのはPGの成否。オールブラックスで途中交代で入ったドナルドが後半4分にPG成功。一方のフランスは、後半24分にトランデュクが逆転を狙うPGを決められなかった。


とにかく凄い試合だったなぁ。
オールブラックスがこんなに苦しむ試合は今大会では初めて見た。テレビ画面からは、「攻めるフランス」「耐えるオールブラックス」という様相が見て取れたし、実際にスタッツを見ても、ポゼッションなどではフランスの方が優勢だったのだ。フランスとしても勝てるチャンスだっただけに、悔しいだろう。


地元開催であり、NZ地震からの復興のシンボルとしての活躍が期待されてきたプレッシャーと、本大会に入ってから主力に負傷者が続出したこと(SOなんてダン・カーターを筆頭に3人もケガをしたのだ)など、逆境の中での優勝だった。
優勝が決まった瞬間のオールブラックスの選手たちの喜びようは、ちょっと感動的だった。


それにしても、オールブラックスのW杯優勝が第1回大会以来24年ぶり、というのが信じられない。だからこそ、嬉しさもひとしおだったんだろうなぁ。
試合後のインタビューでの、リッチー・マコウ主将の晴れ晴れとした表情と、


「選手、スタッフ、そして、国民みんなの勝利だと思う」


というコメントも印象に残った。



さて。W杯も終わった。
日本国内では、大学ラグビーがすでに開幕しているが、今週末からはトップリーグも開幕する。
今シーズンのトップリーグは、オールブラックスやワラビーズ、スプリングボクスから有力選手の移籍加入が決まっている。中でもW杯でも大活躍したオールブラックスのノヌーやムリアイナは、注目されるところ。
私もノヌーのプレーを見に、リコーの試合に行ってみたい。もちろん、J-SPORTSでも見られますけど。


ちなみに、新潟では11月6日にビッグスワンで、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスvs福岡サニックスブルースの試合が予定されているが、この両チームにもオールブラックス経験者が新加入している。
新潟で世界トップレベルのプレーが見られる貴重なチャンスなので、ぜひビッグスワンへ。


Jリーグも大詰めが近づき、気が気じゃない日々が続いている上に、さらにW杯の興奮のままラグビーの国内シーズンも本格化するとなると、エネルギーの振り分け方が難しいがw(ちなみに、10月15日にビッグスワンであった明治vs青学も、もちろん見に行きましたよ)
まあ、何とか頑張りますw

author:ぐっちい, category:ラグビー
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降格の現実

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【昨日の試合結果】


J1リーグ第30節(東北電力ビッグスワンスタジアム)


アルビレックス新潟 3-1 アビスパ福岡


【得点者】
2分・勲(新潟)、64分、82分・ヨンチョル(新潟)、88分・高橋(福岡)


 



前日の夜は、市内某所のレストランで、サポーター有志でえのきどいちろうさんとエイヤードの丸山さんを囲む会「えのきどナイト」で盛り上がっていた。
「えのきどナイト」なんて銘打ってはいたものの、実にこぢんまりと、いつもの飲み会と大して変わらないノリだったわけだがw 


「人間って、ここまで一気に成長できるものだろうか」
という驚きとともに、今シーズンのアトムのブレイクスルーについてしみじみと語り合ったり、武者小路さんのこととか、ジャミくんが「はしだのりひこに似てるね」と言われたりとかw
まあ、何ともまとめようのない盛り上がりっぷりだったのである。


「はしだのりひこ」で本人以外のほぼ全員が一斉に反応したことから、参加者の平均年齢の高さが分かろうというものw


他にも内輪的な濃い話もいろいろあって、もうお腹いっぱい。時間を作ってくださったえのきどさんと丸山さん、コーディネーターの浅妻さんには感謝の言葉もございませぬ。



というわけで、翌日の福岡戦。
試合前にはえのきどさんのサッカー講座があったのだけれど、それには参加せずにカナール広場で、熊本からやってきたウルトラオブリ夫婦と7ヶ月ぶりに会っていた(3月の博多の森以来、ですね)。
その後、ダンナは福岡のゴール裏へ、嫁(新潟人)は一緒にE2へ。
嫁は元新潟サポであり、ヨンチョルが大好き。リーグ開幕の頃に登場して話題になったヨンチョルの上半身ヌードポスターに鋭く反応し、
「あれほしいから、ぐっちいさん、もらってきてください!」
と言っていたのである。さすがにダンナに、


「そんなものを貼るスペースは、わが家にはない!」


と一言のもと却下されていたわけだがw



試合は、立ち上がりにいきなりの勲のスーパーゴールで幕開け。
前半のウチにもう1点獲れるかな、と思っていたら、前半の途中から攻撃に人数がかけられなくなり、あれだけ積極的に前に出ていたダブルボランチが後ろに下がり気味。
選手たちの試合後コメントを見ると、しきりに「リスクマネージメント」という言葉が出てきていたので、そういうことだったんだなとは思ったが、前線と中盤以降の間が間延びするような状態が出現していたのが、とても残念だった。
それでも、結果的に前がかりになった相手を逆手にとって、必殺カウンターで追加点が獲れたのだから、狙い通りだったわけだけど、相手に助けられた部分は多かったとは思う。


そんな中、久しぶりのリーグ戦出場(開幕戦以来なんだっけ?)のウッチーが素晴らしかった。
あまり上がってこないボランチコンビや左サイドのゴートクと対照的に、気がつけばするすると前線に上がってきている。
相手をいなしながらのパスの出し方とか、ディフェンスの間合いとか、これぞウッチー、という感じのうまさ。
福岡の左サイドといえば松浦が怖かったのだけれど、松浦の存在が消されていたのは、ウッチーの功績大、なんじゃないだろうか。
ムラの負傷で回ってきた出番ではあったけれど、ウッチーがいてくれて本当によかった。頼りにしてます。


ミシェウさんの縦横無尽さと、ロペスの攻守に体を張ったプレーは、今の新潟にはなくてはならないもの。


前線と中盤以降の間延び加減に、キクちゃん不在の影響をそこはかとなく感じつつ、でも、次の柏戦では戻ってくるしな、と思ってたら、ミシェウさん次節出場停止かよ!
ムラのケガはどんな加減なんだろ?
ケンゴに出番は回ってくるのか?
などなど。
とにかく今は、勲とアトムにはカードとケガだけは勘弁してください、とお願いしたい気分である。



試合終了のホイッスルが鳴り、J2降格が決定した福岡の選手たちの多くが、ピッチに倒れ込んだ。
うつむいたまま、ゴール裏へ挨拶しに行く選手たちを、多数のメディアが追いかけ、そのカメラは福岡のゴール裏サポーターにも向けられた。
ウルトラオブリはさすがに少人数だったけれど、よく声が出ていたし、負けて帰りたくない、選手たちを後押ししようという思いが伝わってきていた。
ダンナもバンデーラの中で頑張っていただけに、覚悟はできていただろうけど、やはり悔しかったと思う。


目の前で展開される、J2降格の現実。
メディアはこの時期になると、優勝争いか残留争いしか追いかけなくなる。
降格チームが悲嘆に暮れるシーンは、絵になるし、ストーリーも作りやすいからカメラが向けられる。
「落ちる」というのはつまり、こういうことなんだと、しみじみ思った。
「降格してやり直した方がいい」なんてことを、簡単に口にはできない。あのシーンを目の当たりにしてしまったらね。


帰り、ダンナには会わなかった。さすがに、言葉のかけようがないと思ったからだった。


もしも、これが自分の立場だったら…。


新潟はずっとJ1にいなくちゃダメだ。そのためにやれることは、何でもやろう。サポーターにできることは限定的だけれど、それでもやれることはあるはずで、それを続ける努力だけは怠らないようにしたい。


自分が生き残るために、眼下の敵を蹴落とす。
新潟が初めて、直接それを断行した日が、2011年10月23日だった。 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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塩竃ブックエイド

塩竃ブックエイド

一箱古本市inオギノ通り祭を主催したニイガタブックライトさんから、参加した店主に塩竃ブックエイドへの本の寄付の呼びかけがあったので、数冊見つくろって北書店に届けてきた。

このイベントは、東日本大震災の津波で多くの本も流され、本のない生活を余儀なくされている被災地の皆さんに、本を読む喜びを味わってもらおうというもの。
その中で開催される「古本バザー」に出品する本を募る、ということだった。

最初は無料で被災地の皆さんに本を提供する予定だったようなのだが、どんな値段でも自分で本を選び、お金を出して買いたい、という希望が現地からあったとのことで、バザーという形をとることになったようだ。

それって、いいな。

やっぱり、本屋さんで棚を眺めながら本を手に取り、気が合った本をレジに持って行くときの喜びは、タダで一方的に本をもらうのでは到底味わえない。

自分のお金で本が買いたいという、被災地のみなさんの気持ちは、とてもよく分かる、気がする。


今回はスポーツ本ではなく、日々の暮らしに直結するようなジャンルの本を選んでみた。

喜んでもらえるといいな。

どんな人が買ってくれるんだろう?

そう考えるだけで、ちょっとワクワクしてしまう。

被災地のみなさんに、いい本との出会いがありますように。
一箱古本市に参加したみんなは、きっとそんな思いで、塩竃に送る本を選んでいるんじゃないかな。

author:ぐっちい, category:
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一箱古本市と川崎戦

【日曜日の試合結果】


J1リーグ第29節(等々力陸上競技場)


川崎フロンターレ 1-2 アルビレックス新潟


【得点者】
59分・ロペス(新潟)、70分・ロペス(新潟)、89分・ジュニーニョ(川崎)


 


天皇杯の翌日から仕事で遠出したりしていたため、あれだけネタ満載だった天皇杯のことも書けないまま、ここまで引っ張ってしまったw
その間に、ビッグスワンで関東大学ラグビー対抗戦の明治vs青学もあったし、書くことは山ほどあるんだけどな。


で、昨日は等々力へは行かず、オギノ通りで一箱古本市のスポーツ本専門店「ぐっちい書房」の店主として、古本を売っていたのである。

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えのきどいちろうさんが春に学校町通りで開催された一箱古本市に参加したかったけど、予定が合わずに断念したという話を聞いていたので、一箱古本市に出店するんですよぉ、とメッセージを送った。
すると、えのきどさんの返信には、こんなことが書いてあった。


「「何が売れた」「何がおすすめでまだ残ってる」「誰々が来た」等々、ツイッターでつぶやくといいですよ。
一種のオフ会みたいな性格があるよ。
僕ものぞきに行きたいけど、等々力だなぁ。
とことんつきあうことに決めてるんよ。」


川崎戦当日に古本を売ってるようなヘタレサポの私とは違って、えのきどさんの覚悟は素晴らしいなぁ。



というわけで、昨日は朝9時に出店者はオギノ通り集合。私も本をトランクに詰めてガラガラと引っ張っていった。
1テントに6店舗ずつという割り当てで、適当な場所を確保。両隣になった店主さんたちと友好を深めながら、10時からの販売スタートを待った。


お客さんはスタート早々からひっきりなしに訪れて、結構な賑わいになった。

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スポーツ本なんて、コアな本好きの人たちには売れないジャンルかもなぁ、と思っていたら、販売開始から間もなく、年配の男性がやってきた。
本を一通り眺めてから、その人が手に取ったのは、後藤正治「スカウト」。広島カープなどの名スカウトとして知られた木庭敦さんのノンフィクションだった。
その人は、木庭スカウトのことをよくご存知のようで、
「こんな本があるとは知らなかった」
と、すぐに買い求めてくれた。販売1冊目!感動。


その後は、スポーツ本専門が私しかいなかったこともあってか、覗きに来てくれるお客さんが思った以上に多く、予想以上に売れた。
意外と女性が多かったなぁ、という印象。
「山際淳司はないの?」
と聞かれて、
──持ってるんですけど、手放せないんですよねー。
「やっぱりそうよねー。もう新作は出ないものね。山際さんの功績は、スポーツを女性にも読みやすく書いたということよね」
というやりとりも楽しい。スポーツ好きの女性って、案外多いんだよね。


そして、見るからに部活帰りの某高校サッカー部員が、無言で立ち読みをして、
「これください」
とぶっきらぼうに300円を差し出してくれたのが、山本佳司「野洲スタイル」。プチ感動。


中には、
「ブログを拝見してます」
と言ってくださる方も何人かいたり、冷やかしに来ただけのサポ仲間とかw
いや、ホントに嬉しかったし、ありがたかった。感謝感謝でございます!


近所に住んでいるウチの社長まで見に来てくれて、2冊お買い上げ&差し入れ付。ありがとうございますありがとうございます。


そんなとき、見に来てくれたサポ仲間から、腹黒ライター夫妻が禁断のアウェイ遠征で等々力に行ってしまったことを聞かされた。
なんですとー!
あの夫婦が揃ってアウェイに行くと負けるというジンクスが、頭をよぎるw
思わず、
「何で誰も引き留めなかったん?!」
と言ってしまったではないかw



結局、売れたのは14冊。持って行った本の半分以上が売れた。ありがとうございます。
売れた本を書き出してみると…


「スカウト」後藤正治
「日出づる国の奴隷野球」ロバート・ホワイティング
「アメリカ野球主義」芝山幹郎
「究極の勝利」清宮克幸
「野球引込線」W.P.キンセラ
「ボールのないところで勝負は決まる」湯浅健二
「岡田武史監督と考えたスポーツと感性」志岐幸子
「空っぽのスタジアムからの挑戦」平塚晶人
「何苦楚日記」田口 壮
「いつもキャッチボールが教えてくれた」佐藤倫朗
「母の男言葉」伊集院 静
「野洲スタイル」山本佳司
「スポーツニュースは怖い」森田浩之
「マグナムサッカー」


特に、最後の最後まで手放すのが惜しくて出品を迷った「アメリカ野球主義」を目敏く見つけて買ってくれたのが、北書店の佐藤さんだった。
いやー、さすがお目が高い。本当にいい本なんですよ、これ。


15時に終了したあと、北書店で表彰式(売上冊数ランキング、売上金額ランキング、棚の作り方No.1など)、そして打ち上げ。
本屋さんの店内で、たくさんの本に囲まれながら、本好きの人たちと大いに飲み、食べ、情報交換をするという至福のひととき。
そうこうしている間に、等々力から勝利メールも届き、これ以上にない幸せな一日になった。


えーと、また次回の一箱古本市にも出ます出ます。えのきどさんも、ぜひ!



帰宅してから、録画しておいた川崎戦の映像を見た。


90分間、ハードワークし続ける新潟の選手たち。
ディフェンスの勝利だとは思うけれど、同じディフェンスでも「守るためのディフェンス」ではなく、「攻めるためのディフェンス」を徹底したからこそ、あのロペスの見事な2つのゴールが生まれたのだと思う。
前に出る守備が、素晴らしい攻撃に繋がる。


勲とキクちゃんのボランチコンビが出色の出来。
特にキクちゃんの気迫に満ちたボール奪取は、ラグビー用語の「ジャッカル」という言葉を使いたくなるほどの迫力があった。
何事もなければ、MVPは文句なしにキクちゃんにあげたいところだったのだが、まさかのイエロー2枚での退場。
2枚目の遅延行為のイエローは、どう見てもいただけない。
退場で1人減ることで、どれだけチームに迷惑をかけることか。あんないらないイエロー貰うクセは、ぜひ改善していただきたい。


とりあえず、アウェイの勝ち点3でひと息入れることはできた。
まだまだ予断は許さない状況ではあるけれど、ふと上を見上げれば、一ケタ順位も十分可能な位置でもあるということに気がつく。


このチームは、本来ならこんな順位にいちゃいけないんだよ。
もっと上を目指そうよ。目指せるはずなんだから。

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一箱古本市inオギノ通り祭

一箱古本市inオギノ通り祭


今度の日曜日(10月16日)、新潟市中央区のオギノ通りでお祭りが開催されます。

その日は等々力で川崎戦なんですが、私はそちらへは行かず、一箱古書店主として出店することになりました。

お店の名前は、


「ぐっちい書房」


…ひねりもなんもありませんw


手持ちのスポーツ関連書籍の中から、選りすぐったものを販売する予定。

等々力に行かなくて、少しお時間がある方、ぜひぶらっとオギノ通りまでいらっしゃってください。

古町周辺での買い物ついでとか、新潟市美術館でアートを見た帰りとか、マリンピア日本海にイルカショーを見に行ったついでとか、そんなノリで。

一応、お店が分かるように立て看板は出すので、見つけた際はぜひお声がけを。

お待ちしております。

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鈴木武蔵
新加入内定第1号が、まさか彼だとは。
昨日あたりから、どうやら新潟に入るらしい、という噂はあったけれど。
いや、びっくり。

レアルマドリードが獲得オファーを検討してるっていうニュースがあったのは、U-17W杯の後だったが、U-17W杯でのプレーの印象は、ひとこと、

「粗削り」

お父さんがジャマイカ人で、お母さんが日本人という血筋で、見るからに身体能力が高そう。
スピードタイプのドリブラーという印象で、身長はあるけど、ポストプレーヤーではないようだ。

タイプ的には(粗削りという意味でも)、貴章に似てる気がするんだけど、どうかな。


まだまだ、個人で勝負してナンボの選手という感じで、育てるには時間がかかりそうだし、特徴がハッキリしているので、新潟の枠に入れようとするのではなく、その特徴を伸ばすようにした方がいいかもしれない。

いずれにしても、長い目で見ていく必要があると思う。
もっとも、そこは新潟サポは得意とするところだから、大丈夫でしょうw


とにかく、大器であることは間違いないので、クラブの育成力と、本人の伸びる力がうまくマッチすれば大化けするかも。
あんなに粗削りだった貴章が、W杯に出場するまでに育ったように。

これは、新潟にとっても面白いチャレンジになる気がする。
日本サッカーの将来を担う可能性を持った選手を預かるんだから、責任重大ですよ。

どんな風に育っていくのか、楽しみで仕方がない。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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阿部慎之助の言葉

糸井重里さんのサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」をほぼ毎日閲覧しているのだけれど、本日分の「今日のダーリン」に、昨日の東京ドームでの試合後、ジャイアンツの阿部慎之助が残したコメントが紹介されていた。

昨日先発した東野投手への、厳しい言葉。


 「他に投げられるピッチャーがいたら、投げられないでしょう。
いないから投げさせてもらえるんだよ。
投げられる喜びを感じてやってほしい。
いつまでも自分と戦ってちゃいけない。
敵と戦ってほしいよ」


同じ話を伝えた記事が、今日付のスポーツ報知にも掲載されている。

「いつまでも自分と戦ってちゃいけない。
敵と戦ってほしいよ」

凄いな、阿部慎之助。なぜ彼がジャイアンツでキャプテンを任されているのかが、よく分かる気がする。

ふと連想したのは、川又堅碁のこと。

新潟に入団してきてからずっと、もっぱらサテライトリーグや練習試合に出ていた頃のケンゴは、必ずゴールを決めていた。

「試合では必ず2つ以上ゴールを決めたい」

というようなコメントを、目にした記憶がある。
ゴールを決めることこそが自分の存在意義、という信念を持っているようだった。
いや、もちろん、FWなら当然な考え方なんだろうけれど、あまりにもゴールゴールと言い続けるケンゴに、危なっかしさを感じていたのも事実。
実際、サテの試合では、ケンゴはゴールだけしか目に入ってないかのように見えた。

でもさ。素人の私が言うのもおこがましいけど、サッカーはゴールだけじゃないと思うよ?

ケンゴのがむしゃらな、というか、ゴールが欲しくてテンパってる姿を見るたびに、そんな声をかけたくなった。

たぶん、ケンゴはずっと、敵よりも自分と戦うので必死だったんだろうなぁ。

ナビ杯名古屋戦でのプロ初ゴールは、しっかりと周りが見えていた中で、落ち着いたプレーの結果生まれたものだったように思う。
延長前半にキクちゃんのゴールをお膳立てした頑張りも、ケンゴの精神的な成長を感じさせてくれた。

糸井さんは、阿部慎之助の言葉について、こう書いている。


じぶんはどうあるべきか、
じぶんに足りないところはどこか、
じぶんの道はこれでいいのか?
そういうことを考えることは、悪いことじゃない。
だけど、目がじぶんに向いているうちは、
ふらふらと不安定でしかいられないんだよなぁ。
目をじぶんから離さないと、力は出せない。



これは、他の若手選手たちにも、言えることだと思う。
「若手育成」の一番の難しさは、選手たちが「目を自分から離す」ことができるかどうか、じゃないかという気がする。
アルビの若手たちは、まだまだ「内なる戦い」に終始している選手が多いように見えるのだが。

ケンゴは、いよいよ自分との戦いから、敵との戦いへと向かっていくのだろうか。
あの初ゴールが、ケンゴをどう変えていくのだろうか。
見届けていきたい。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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2つのゴール
ナビ杯準々決勝、名古屋戦。


このときのために、急遽昨日、フジテレビNEXTに契約した。

それだけ、見たい試合だった。
何かがある予感があった。


そして、その予感は当たった。

試合は延長で負けたけれど、終了間際のケンゴの同点ゴールと、延長前半のキクちゃんのゴール。

この2つのゴールのために、この試合があったんじゃないかとすら思える。


ケンゴのプロ公式戦初ゴールは、常に骨を惜しまず走っていた頑張りがもたらしたもの。
最後に走り込んできたコース、素晴らしかったな。

そしてキクちゃんのゴールは、ドイツから帰国後初ゴール。
再出発のゴール、と言ってもいい。
それをお膳立てしたのが、ケンゴの頑張りだったというのも、この試合を象徴しているかのようだった。


ケンゴも、キクちゃんも、ここからがスタートなんだよ。


2人のゴールには、本人だけではなく、ここまで支えてきてくれた人たちの思いも籠められている。
ようやく、ようやく、それに応えることができたのだ。一番うれしいのは、本人たちだろう。

そういう意味でも、彼等にとっても、アルビレックスにとっても、本当に大きな意味を持つ試合になった。
本当に、よかった。本当に。

もう、それだけで十分だ。



さあ、次へ行きましょう。

戦いはまだまだ続く。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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シルク・ドゥ・ソレイユZED

ディズニーリゾートで公演を続けていた「シルク・ドゥ・ソレイユZED」が、今年いっぱいで終了するというニュースを聞いたのは、夏頃だったか。
東日本大震災後、客足が鈍り、終了が決まったとのことだった。


去年、社員旅行のオプショナルで「シルク・ドゥ・ソレイユZED」を見た。これは凄いなぁ、という言葉しか出てこない。
人間って、体ひとつでここまでやれちゃうんだ、と。


そして、人間の体というのは、造形として見ても、とても美しくできている。
そんな根源的な部分での感動に溢れた舞台だった。


12月31日のフィナーレまであと約2ヶ月半。
まだ見ていないという方には、このラストチャンスにぜひ足を運んでみてほしい。
エンターテイメントを超越したエンターテイメントを目撃してほしい。


チケットは決して安くはないけれど、それだけの価値はある、と思いますよ。

author:ぐっちい, category:日々のこと
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