2012年01月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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上越サポ宴会とカニとあんこうと日本海ドライブ

この週末は、上越サポのカニ宴会に呼ばれて行ってきた。
2年前の新年会以来の上越だったのだけど、あのときはイノシシ鍋だったなぁ。食べるものがいちいち豪勢です、上越宴会。


ここはひとつ、お約束のPUFFYでもBGMにして、「カニ食べ行こうぉぉぉぉ」なんて車中ヒトカラやりながら行くのがよかったかもしれないが、あいにくPUFFYのCDは持ってないw


で、上越へ行くルートとしては普通は高速利用なんだけれど、高速道路の風景って単調ですぐ飽きてしまうので、ここはひとつ時間もあることだし、荒波の日本海でも眺めながら行くかと、シーサイドライン→8号線の下道ルートを選択。


途中で道の駅に立ち寄ったりしながら、のんびりと走った。

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あなた追って出雲崎〜 悲しみ〜の〜日本海〜(早い話が、ここは出雲崎天領の里)


上越高田に到着して、ホテルへ行く前に、まず最初の目的地へ。

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粟飴で有名な老舗の飴屋さん、高田孫左衛門商店。上越に来たら、ここのかんずり味の飴を買うのがお約束なんである。



ホテルにチェックインしたあと、高田駅へ。18時半集合で、宴会先のお店が送迎バスを出してくれるとのこと。
あれ?今回は高田で飲むんじゃないの?


送迎バスに乗り、どんどん高田から離れ、雪深くなっていく中、連れて行かれたお店は、同じ上越市でも板倉区w
雪の積もり方が、高田の1.5倍くらいだよ(滝汗)


お店は「割烹かまた」さん。カニづくし会席コースなどという、何とも贅沢極まりない内容で、これで飲み放題7,500円ってのはリーズナブル過ぎるんじゃないかという感じ。東京だったら間違いなく、1万円は超えてる内容とレベル。
だって、カニ味噌、押し寿司、茹でガニ、焼きガニ、天ぷら、カニシュウマイ、カニのお刺身、カニサラダ、カニのおみそ汁…ですよ、もう。
カニのお刺身なんて、初めて食べたなぁ。


ただ、問題は↓このお方のように、食べるときに無言になってしまうってことなんだけれどw
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いや、もう、当分カニは食べなくてもいいっていうくらい、堪能しまくりました。ごちそうさまでございました。


 


翌日は、せっかく上越まで来たので、いろいろと行きたかったところへ行くことにした。


まずは、金谷山の日本スキー発祥記念館。
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レルヒさん…じゃなくて、レルヒ少佐が高田で日本初のスキーを伝えた功績を称える記念館。
昔からのスキー板の変遷とか、面白かったですねぇ。
それと、昔は上越地方にいくつもあったスキー板製作所の紹介も興味深かった。平成9年にカザマスキーが廃業して、今はひとつも残っていないというのが残念。
数年前に仕事で、三条にあるスノーボードの製作所へ行ったことがあるんだけれど、スキーやボードの板も技術革新が顕著で、世界レベルの競争に勝たなければならないし、地場産業として成り立っていくには難しい部分が多いのだろうな。



じっくり新潟と日本のスキーの歴史を見学したあと、急いで糸魚川へ移動。


今回の旅最大の目的地、フォッサマグナミュージアムへ。
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ここがもう、見応え満載のミュージアム。化石や石が好きな人には宝の山みたいなところで、うんこの化石なんてものまであるw これで入場料500円は安すぎるだろう。
別に地質学オタではないのだが、雪がなくなったら、ぜひジオパーク巡りをやってみたい。そのためのツアーバスも出てるみたいだし。



ここから糸魚川駅方面へ移動して、駅前のパーキングに車を置いて、雁木通りなどをぶらぶらしてみた。

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なかなか風情のある町屋が多いですねぇ。でも日曜日なのに人が少ないねw

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糸魚川駅周辺には町屋などの古い民家が点在していて、なかなかいい感じ。

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これは相馬御風の邸宅。早稲田の校歌って相馬御風作詩だったっけ?


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そして、「マキノの飴」発見!


ここも今回の目的地の一つ。買いたかったのがこれ。↓
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冬限定「さらし飴」。ミルク味のやわらかい飴なのだ。


マキノの飴は、今では新潟ふるさと村などでも手に入るが、「さらし飴」だけは糸魚川に買いに来ないと手に入らない。
何年か前に、新潟三越で開催された職人技展で、マキノの若旦那さんが出店していたときに買って以来の「さらし飴」だ。嬉しい。


あまりゆっくりもできなかったので、次は雪のないときに来て、もう少しぶらぶらしてみたい。
考えてみれば、高田もいつも夕方に来て宴会に出て、翌日早々に帰るということばかりやってるので、まともに街歩きをしたことがないのだ。
高田も見て回りたいところがたくさんあるから、次は早めに来て、ゆっくり街を歩いてみよう。

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新潟への帰路、「あんこう祭り」開催中のマリンドリーム能生に寄って、あんこう汁、1杯500円なり。おいしゅうございました。



カニにあんこうに、魚介類ばっかり食べてた2日間。新潟の冬グルメの底力を堪能した上越の旅なのであった。次はいつ頃行こうかなぁ。

author:ぐっちい, category:日々のこと
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プロスポーツ選手の移籍に思う様々なこと

昨日、テレビ映像で2つの移籍会見を見た。


ひとつが、アルビレディースから日テレベレーザへ移籍する阪口夢穂。そしてもうひとつは、北海道日本ハムファイターズからテキサス・レンジャースへ移籍するダルビッシュ有。


サッカーと野球、片や国内の同一リーグ内移籍であり、片や海外移籍という違いはあるけれど、2人の言葉には、どこか共通したニュアンスが伝わってきたのが印象に残った。


もっと成長したい。さらに高みを目指して勝負したい。


使う言葉は違っても、2人からはそんな思いが共通項として浮かび上がってくる。そして、その目の先にあるのはオリンピックやメジャーリーグといったステージで、「世界を相手に闘う」ということ。
2人の視線は、目先の移籍そのものではなく、もっと先を見ている。


選手の移籍が報じられるたびに、所属チームのファンやサポーターは心をかき乱されてしまったりするわけだけれど、その理由を知りたいと思っても、なかなか難しい。公式コメントでは真意が伝わらないことも多いだろう。
そういう意味で、2人の率直な言葉が映像として残ったことは、非常に貴重な機会だったと思う。
ダルビッシュに至っては、札幌ドームで約1万人のファンを前に、メディアでも報じられなかった本心を語ったのだから、ファンも納得してダルをメジャーに送り出せるんじゃないだろうか。


本音を言えば、サッカーでも海外移籍をする選手と直接お別れができる場がもっとあるといいとは思うが、サッカーはオフが短く、海外移籍の場合、一刻でも早いチーム合流を求められることが多いため、そんな時間は取れないのが実情。
シーズン制が日米とも春スタートで、シーズンオフも長い野球だから可能なイベントだろうし、直接言葉が聞けた日本ハムファンが正直うらやましい。



私たちは選手の移籍に触れると、つい裏にあるものを邪推してしまったりもするし、ダルビッシュのように、球団と代理人の交渉の舞台裏が見え隠れすることもあるけれど、それでもやはり、選手たち自身は、移籍についてとてもピュアに考えているんだと、2人の言葉を聞いて改めて思う。


プロとして、あくまでもチャレンジを選択する、自分が最も輝ける場所を求める気持ち。
ウソも誇張もなく、「もっと成長したい、上手くなりたい」という純粋な、アスリートとしての本能。


選手の移籍についてもっと知りたくて参加するようになった、ジェブエンターテイメントのフットボールビジネスセミナーでも、最終的に行き着くところは、「選手本人の思い」だということに毎回気付かされる。
正式オファーが届いてから、限られた時間の中で話し合い、考えに考え、そして選手自身が下した最終決断は、何を差し置いても尊重されるものだ。


ファンやサポーターにとっては、愛した選手がチームを去るのを見送るしかないのは、確かに辛いものだけれど、彼ら彼女らの心に何かを残すことができたなら、それだけで幸せじゃないかと考えるようになった。
選手たちが去り際に語る感謝の言葉は、ただの社交辞令なんかではないと思っている。
立場は違っても選手たちとともに同じ目標に向かっていた日々は、お互いにとって目に見えない財産となって、永遠に心に残っていくものだと信じて、また始まる新しいシーズンを楽しみたい。

author:ぐっちい, category:その他スポーツ
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谷川俊太郎さん、阪口夢穂、2012年チーム始動

この週末も、北書店での谷川俊太郎さんのトークイベントに参加したり、ラグビートップリーグの府中ダービーを見たり(これがまた、試合終了寸前に東芝が逆転トライを決めて、全勝のサントリーを破るという、劇的な試合だったのだ)、相変わらずサッカーとは無縁の日常を過ごしていた。


そんな中、突然飛び込んできた、レディースの阪口夢穂の日テレベレーザ移籍のニュースは、気持ちをサッカーに引き戻させられる一瞬ではあったけれど。



土曜日の午前中に開催された、谷川俊太郎さんのトークは、北書店の佐藤さんとのリラックスした語らいと、サービス精神旺盛さのおかげで、とても濃密で楽しい1時間半になった。
うちの母と同い年だから、今年81歳になる谷川さん。とてもチャーミングな人だったなぁ。
生まれたときから、お父さんの山ほどの蔵書に囲まれて育ったおかげで、本にはうんざりしていて、本屋に行くのがあまり好きじゃないなんて話を、書店でのトークイベントでサラッとしてしまうなど、ほどよく自由で自然体の人。
谷川さんの詩のイメージによく似ている。


「自分の詩をトイレに飾ってもらうのが理想なの」


という言葉が、ちょっといいなぁ、と思った。


 


阪口夢穂の移籍は、本当に電撃で、まさかの展開ではあったけれど、ベレーザとはプロ契約と聞いて、ああ、仕方がないなと、あっさり諦めがついた。
アルビレディースでプロ契約は、まだ無理な話だ。


でも、翌日の新潟日報朝刊に出ていた田村社長のコメントに、
「仕事や環境、お金ということではなく、ベレーザという名門チームへの憧れがあるようだ」
とあって、それを読んで何だか、すとんと腑に落ちた感じがした。
ベレーザの歴史は日本女子サッカーの歴史でもある。そこへの素直な憧れが移籍動機になるというのは、分かる気がする。


経営難で澤、大野、近賀、南山という主力中の主力とのプロ契約を打ち切り、INACへ手放して僅か1年で、新たに阪口夢穂とのプロ契約に踏み切ったベレーザの思惑には、いろいろと感じるところはあるけれど、夢穂自身はもっとピュアにチャレンジを選んだんだと思う。


彼女が新潟に移籍してきたとき、しばらくレディースの試合に足を運んでいなかった私を、「阪口見たさ」で市陸へと向かわせてくれた。
そこで見た「世界レベル」は、確実にアルビレディースをレベルアップさせてくれたと思う。


今まで、新潟でプレーしてくれてありがとう。ロンドン五輪での活躍を楽しみにしてるよ。


 


さて。
昨日はアルビレックス新潟の2012年新体制発表があった。
いよいよ、2012年版アルビレックス新潟が始動したというわけだ。
帰宅してから、録画しておいた夕方のローカルニュース映像も見たのだけれど、正直言って、大井と平井がオレンジユニを着ているのが、まだ目に慣れないw


併せて、新背番号も発表になった。
大井と平井、小谷野は、それぞれ前所属でつけていた番号そのまま。平井が14番になったことで、セイヤが7番に変わった。これはセイヤに対する期待もこめられていると思うので、ぜひ昨年以上の活躍をお願いしたいところ。


2番が空き番号になってるのは、大野カズくんが帰ってくる場所を空けていると判断しておこうw


うーん、9番が空いてるな。そのココロは…(と、その先の妄想はとりあえず自由だ)


その他は、空き番号だったところに、うまくはめ込んだ、という感じ。



記者会見の後の、イオン新潟南での一般お披露目イベントも盛り上がったようだし、まずは初日はつつがなく終了した模様。


後は、今日から以降の本格練習、そして高知→静岡キャンプで十分に仕上げていただきたい。ただでさえ人の入れ替わりが多いので、開幕までにチームの熟成度を一定のレベルまでに上げるというのは、そんなに簡単なことではないだろうから。


ところで、今朝の朝日新聞新潟版に、有田記者の署名記事があったのだけれど、その内容がとてもよかった。
手元に記事がないので、記憶をたどって書くと、


「新加入選手には代表クラスはいないが、チャンスに飢えている選手が多い。かつて、前所属クラブではレギュラーではなかった矢野貴章やチョ・ヨンチョルは、新潟で我慢強くチャンスを与えられ続けた結果、代表まで成長した。
順位の変動に一喜一憂するのも楽しいが、新潟でチャンスをつかむ選手の成長を見ていくのも醍醐味だ」


という内容だった。


貴章が新潟に移籍してきたとき、4年後のW杯に出場する姿を想像できたサポーターはほとんどいなかったと思う。
ヨンチョルは、横浜FCでは主力ではなかったが、新潟での成長が評価されて、韓国A代表に呼ばれるようになった。


今年の新加入選手9人(復帰のブルーノを入れると10人)の中から、新潟でブレイクする選手がどれくらい現れるか。新潟のチームとしての浮沈も、それによって決まってくるんじゃないだろうか。
未知数な選手が多いだけに不確定要素も多く、その分、サッカーメディアでのシーズン前評価はあまり上がらないだろうが、そこはあまり気にする必要はないと思う。
新戦力だけでなく、チーム全体でチャレンジする意識が高くなれば、ブレイクする選手も増えてくるはず。チームや選手が、どんな成長を遂げていくのか、楽しみに見ていきたい。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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石巻へ
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昨日は仕事で、仙台と石巻へ行っていた。

車で新潟を出るときから天気がよく、磐越道の県境付近で濃い霧に遭った以外は、久しぶりの冬晴れを経験できた。

磐梯山SAから見る磐梯山は、白銀に染まってキレイだったなぁ。
そもそも、冬に福島県側に出ることがまずないので、雪の磐梯山を見るのは初体験かもしれない。


仙台で帳合先メーカーの社長さんと合流し、石巻へ。

途中、仙台東部道路を走っているあたりから、震災や津波の傷跡が鮮明に見えてくるようになった。

三陸道の石巻港ICを下りると、津波で大きな被害を受けた地域に入る。
瓦礫は既に撤去されているので、広大な更地のあちこちに、かろうじて全壊を逃れた民家やビル、倉庫などが見える。

1階部分は津波に破壊されているのに、2階の窓に洗濯物が干してある家がある。
2階で実際に生活している様子がうかがえる民家が、相当数に及ぶことが、目視しただけでもわかった。

道路の中央分離帯に横たわる、巨大な缶詰看板。

津波で押し流され、破壊された廃車の山。

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石巻港では、陥没した地盤をかさ上げする工事が始まっていて、あちこちに大きな段差ができている。


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新築直後に津波に遭い、空洞になってしまった倉庫。
残っている壁が、まだ新しさを感じさせるのが悲しい。

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石巻港の奥にそびえる、小高い山。
この山の手前を走る国道では、あの日、港から避難を急ぐ車で大渋滞になっており、そこに津波が押し寄せた。
津波がおさまった後、山の麓には無数の車が突き刺さっていたそうだ。

「この道で、たくさんの人が亡くなったんです」

と、地元の人が教えてくれた。

「あの日の夜、暗闇から、どこかの車に閉じ込められている人が助けを求める叫び声が聞こえてきたんです。
まだ水が引いてない状況で、とても助けに行けず…それが心残りで」


震災当日から、直後の混乱のことや、 着実に復興に向かっている石巻港の状況など、辛いことや希望を感じることなどを聞く一方で、震災から月日が経ち、あらわになりつつある負の部分のことにも、話が及んだ。

現地では人手不足が深刻で、ハローワークに求人を出しても応募がなかったりする。
よく「雇用の創出が課題」という話がニュースでも出てくるが、それとは噛み合わない現実が、被災地では生まれている。

インフラの復興は進んでも、一度崩されてしまった気持ちの部分を立て直すのは容易なことじゃない。
「働ける喜び」を笑顔で語ってくれる人たちがいる一方で、仕事があっても気持ちがついていかない人たちもいる。
これからは、「心の復興」が大きな課題になっていくのかもしれない。

失われた風景と、失われた心と。

震災と津波が奪っていったものは、本当に計り知れない。

人の心を立て直す「復興支援」とは…。
author:ぐっちい, category:日々のこと
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みずつち学校、カズ、山田章仁

この週末は、土曜日に礎町の木揚場教会へ、みずつち学校(水と土の芸術祭のプレイベント)に参加したり、夜は寺尾のくいしん坊でサポ仲間の新年会があったりした。


みずつち学校では、水と土の芸術祭参与の大熊孝さん(新大名誉教授)と、プロデューサーの小川弘幸さんのトークセッションがあった。
お二人とも話し上手で、水と土の芸術祭の狙いや想いなどを分かりやすく語ってくれたのだが、大熊さんの話の中で、内野町が新川造成工事景気で発展したこと、人足などが町へ繰り出し、飲み食いをしたため、内野町には料亭や割烹が多くできたこと、新川は天然うなぎが獲れる川であったことなどを知った。
なるほどなぁ。確かに、内野駅周辺には今でも料亭や割烹がたくさんあるが、私はずっと、それは新川漁港の漁師さんたちが使っていたからだと思っていた。そして、新川にかかる三日月橋のたもとには、うなぎ屋さんもある。そうか、新川で獲れたうなぎを焼いてたのか。納得。


また、
「ハイテク技術が発展するためには、技術そのものよりも、ラッキーに恵まれることの方がウエイトが高いのです。だから原発も、今まで大きな事故がなかったのはラッキーが重なっていたからだと考えた方がいい」
という話にも、妙に納得させられたのだった。



日曜日は、家の周辺の雪かきなどをしながら、テレビではラグビートップリーグやカズが出場したFリーグを見たりしていた。


カズを見ていて、印象に残ったのはプレーそのものだけでなく、試合後のインタビューだった。


「勉強になりました」


カズの凄さは、その年齢でいまだにバリバリのプロサッカー選手でいられる自己管理の凄さ以上に、自分はもっと上手くなれると思っている向上心の強さだと、改めて思った。



ラグビートップリーグでは、ヤマハvsNECとパナソニックvsトヨタを立て続けに見た。
パナソニックの試合を見ているとき、パナソニックのWTB山田章仁のランニングプレーに目を奪われた。
この選手のランニングスキルは、日本人選手の中では1、2を争うだろうとずっと思っているのだけれど、タックルを受けても上体を巧みにひねり、ステップを踏みながらかわし、トップスピードのまま走り抜ける。
以前、山田章仁を取り上げたドキュメンタリー番組で、タックルを受けてもボディバランスを失わないための体幹トレーニングを中心にやっている、という話があった。
あの上体の使い方って、そのためのトレーニングをしていかないと身につかないものなんだろうなぁと、いつものことながらホレボレしてしまう。


今のところ、15人制日本代表よりも7人制日本代表の方での活躍が目立つが、日本代表ヘッドコーチがエディさんに替わるのを機に、15人制日本代表へのチャンスも増えるかもしれない。
4年後のW杯やリオ五輪に向けて、目を離さずに見ていきたい選手だ。


http://www.youtube.com/embed/t6jVFWTV3ow

author:ぐっちい, category:その他スポーツ
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ちょっとバタバタとまとめ

京都サンガF.C.から中村 太亮選手 期限付き移籍加入のお知らせ

ガンバ大阪から平井 将生選手 期限付き移籍加入のお知らせ

韓国・慶煕大より金 眞秀(キム・ジンス)選手 新加入のお知らせ

ハファエル選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ



ボーッとしている間に、ここ数日でバタバタといろんなニュースが飛んできて、いやはや困ったもんである。


中村太亮は、実を言うとプレーを見た記憶が残ってない。
左サイドで攻撃力が魅力な選手ということらしい。


ガンバの平井は、印象に残ってるなんてもんじゃない選手なので、正直言って、レンタルとは言えガンバを出たこと自体にビックリした。
これも監督交代の影響なんですかね。
裏に出るスピードも決定力も十分な実績があるし、クロさんが直接出馬して説得したとのこと。


「断り切れないくらいに誘ってくれた」


ってのは名言だねw
クロさんに熱く説得されたら、そりゃー断り切れなくなるだろうなぁw
ぜひ新婚ホヤホヤの元タレントの美人奥様と一緒に、新潟へいらっしゃいませ。



韓国からのキム・ジンスについては、U-20韓国代表ということくらいしか知らないが、左SBだそうである。
積極的なオーバーラップと正確なクロスが持ち味とか。楽しみですね。
それにしても、ヨンチョルとゴートクの左サイドコンビが一気にいなくなってしまったと思ったら、補強が左サイド中心になってる感じがする。


キム・ヨングンとキム・ジンスは大学生で、日本でプレーするのも初めてなので、日本語は全然しゃべれないだろうけど、通訳は置くのかどうか。
あえて通訳を置かず、本人たちの頑張りにゆだねるという手もあるんだけど、どうするのかな。
今思うと、本当に、あのヨンチョルの日本語コミュニケーション力は凄かったと思うねw


ハファエルについては、結局公式戦でプレーを見たのが、去年の天皇杯が最初で最後だったので、もう少し見てみたかったな、というのが本音。
サマーフェスタでの「ショーシューリキ」は、一生忘れませんw
まだ若いし、成長して新潟に戻ってきてくれたら楽しいけどな。


 


さて、現有戦力で契約更新が発表されていない4人(ロペス、アンディ、黒河、フミヤ)の動向次第ではあるけれど、とりあえず今季の補強は一段落、といったところなんじゃないかと思うのだが、加入が発表されている顔ぶれはこんな感じ。



小谷野顕治(鹿島→完全移籍加入)    MF(右)
鈴木武蔵(桐生一高→新加入)      FW
西村竜馬(新潟ユース→トップ昇格)   CB
ブルーノ・カスタニェイラ(新潟S→復帰) FW
大井健太郎(磐田→完全移籍加入)    CB
中村太亮(京都→レンタル移籍加入)   SB・MF(左)
平井将生(G大阪→レンタル移籍加入)   FW
キム・ヨングン(韓国・崇実大→新加入) MF(トップ下or左SH)
キム・ジンス(韓国・慶煕大→新加入)  SB(左)



これを見ると、CBの2人以外は、徹底して攻撃的な選手を補強した印象がある。守備的MFは現有戦力が全員残ったというのが大きかったんだろうなぁ。
また、右サイドも基本は現有戦力で、という考えが見て取れる。
明確な補強ポイントが見えるところが、いかにもウチの強化部らしい。


で、以前から思ってたんだけど、ウチってレフティーを獲ることが多い気がするんだけど、それって神田センセイ自身がレフティーだったから、なんだろうか?w
スカウトの鈴木健仁さんは右SBだったけどねw


何はともあれ、ちょっと面白いチームになりそうな気がする。そのためにも、4名様はちゃんと契約更新してくださいよ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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グッドラック

河原 和寿選手 栃木SCへ完全移籍のお知らせ



何というか、来るべき時が来た、という感じのお知らせ。

ずっと宙ぶらりんな感じがして、いい加減、白か黒か決めてあげればいいのに、と気になっていたので、心からよかったなぁ、と思うのだ。

カワを初めて見たのは、2004年7月の新潟国際ユースでU-18日本代表メンバーとして出ていたとき。
北京五輪世代が中心で、後の「調子ノリ世代」も多数含まれていた。
だから、他のメンバーは今から思えばそうそうたるもので、高萩洋次郎、本田圭佑、梅崎司、柏木陽介、槙野智章、森脇良太、狩野健太、山本真希など、今では各チームで主力になっている選手が多かった。
当時のカワは、高校3年生。

その年の秋、カワが新潟に新入団が決まったというニュースがあり、同じく新潟国際ユースに出ていた藤井大輔も広島ユースから新潟に入ると聞き、そんなレベルの新人が新潟に入ってくるようになったのかと、ちょいとばかり感慨深かったのを覚えている。

新潟国際ユースに出場した年代別代表の選手が、その後新潟に入団してくるという流れがひとつできた、最初のケースだったと思う。(フミヤと鈴木武蔵もこのパターンだ)


入団してからのカワは、決して期待通りに育ってくれたわけではないけれど、2006年4月のアルウィンでのプロ初ゴールや、2007年3月のホーム開幕戦・浦和戦での、試合終了間際の追撃ゴール(結果的に、これがアトムの同点ゴールの導火線になったわけだ)など、記憶に残るプレーを見せてくれた。
アトムと一緒に出場したアジアユースやU-20W杯では、夢を見させてくれたしね。

プロとして、記憶に残る選手になるのがいいのか、記録に残る選手になるのがいいのかは、どちらが上とも言える話ではないが、記録は数字に残っても、記憶は人の心にしか残らない。
でも、心に刻まれたシーンは、そう簡単に消えたりはしない。

だから、栃木でも、サポーターの記憶に残るプレーを、ひとつでも多く見せてほしい。

もちろん、記録に残る選手になることも目指してほしいけれど。

栃木をJ1に導いて、今度はライバルとして対戦する日を楽しみにしたい。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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本当に見たかったラグビー

この週末は、高校ラグビー、大学ラグビー、高校サッカーの決勝があり、ラグビートップリーグの再開もあった。おかげで、生中継を見たり、録画を見たりで、すっかり頭の中がスポーツ漬けになってしまったw


とか言っても、いつもそうだといえばそうなので、今に始まったことじゃないのだがw J-SPORTSと契約してからは特にその傾向が強くなった。
うーむ、これは社会生活的にはどうなのかw


さすがに、1日中スポーツ漬けというのもまずかろうと思い、脳内を少しバランスよくするために、新潟市美術館の新春美術展に出かけたりもしていたんである。
いやー、やっぱりいいわ、東山魁夷。川端康成の美術に対する造詣の深さも凄いね。
もっとも、川端康成の美術道楽のウラでは、あまりの金払いの悪さに泣く古美術商多数、だったらしいがw


そんなわけで、高校サッカーとラグビートップリーグは、出かけた先で携帯などでチェックしていたため、リアルタイムには見ていない。高校ラグビーの決勝も仕事中だったため、帰宅してから録画を見た。
生中継をリアルタイムに見ていたのは、大学ラグビー決勝の帝京vs天理。


ほぼ危なげなく勝ち上がってきた、2連覇中の帝京と、法政、慶応、関東学院を撃破して初めての決勝進出を果たした天理の対戦は、予想以上の大接戦となり、最後の最後まで目が離せない展開になった。


結果的には、12-12のまま、引き分け両校優勝寸前で、帝京がSO森田主将のPGで勝ち越し、同志社以来2校目の3連覇達成となったわけだが、試合内容は、もしかしたら天理が勝つんじゃないか、とドキドキしてしまうほどのものだった。


強力FWと固いディフェンスで、ボールを圧倒的に支配する帝京(実際、数字的にも帝京のボール支配率が大きく上回っていた)に対して、天理はFWの素早い集散と、フィールドをワイドに使うオープンラグビーで持ち味を発揮。帝京ディフェンスに揺さぶりを掛け、ここまで失トライゼロだった帝京から2トライを奪い取った。
強力FWを擁するチームに対するゲームの作り方としては、天理のやり方はうまく嵌っていた気がする。
簡単にキックを蹴らず、ボールと人がよく動き、ワイドに展開するラグビー。こんなワクワクする試合は久しぶりに見たなぁ。


これは、高校ラグビー準々決勝の東福岡vs桐蔭学園でも感じたワクワク感で、タッチキックよりもオープンに展開することでゲインしていく様子は、ラグビーというスポーツが持つ本来の面白さを思い出させてくれた。


こういうラグビーが見たかったんだなぁ、やっぱり。


これからのトップリーグ終盤戦、そして日本選手権と、こんなワクワク感を持って見ることができたら、どんなに素晴らしいだろう。
テレビで初めてラグビーを見た人が、ラグビーの面白さを知り、ラグビー場へ行ってみたいと思ってくれたら。


そんなことをつくづくと考える、ラグビー的週末なのだった。

author:ぐっちい, category:ラグビー
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行く人、来る人

大島 秀夫選手 コンサドーレ札幌へ完全移籍のお知らせ

ジュビロ磐田から大井 健太郎選手 移籍加入のお知らせ



年明けから、さすがに契約更新だの移籍だの移籍加入だの、チームの動きが出てきた感じ。
今年はチーム始動も、リーグ戦開幕も1週間ほど遅いので、この動きはいつもより長く続くんじゃないだろうか。
たぶん、まだ契約更新していない選手の中から、他クラブに移籍という話はもうないんじゃないかと思うので(たぶん、ですよw)、とりあえず入ってくる話だけを楽しみにしておこう。



オオシが新潟に戻ってこないのは、予想の範囲内だったのでショックはないが、好きな選手だったからさすがに寂しい。


マリノスを戦力外になったと聞いて、新潟に来てくれないかなぁと思っていたら、本当に来てくれた。
2008年のクリスマスの日、マリノスのオフ日を利用して新潟にやってきて、住む部屋を即日で決め、横浜へとんぼ返りしていった。
その日は新潟をクリスマス寒波が襲っていて相当寒く、そんな新潟の大荒れ天気に対して、オオシはひとこと、


「ありえないっす!」


と言い残して帰って行ったそうなw


そんなオオシの凄さを目の当たりにしたのは、翌3月のリーグ開幕戦。味スタで見たオオシのポストプレーは、職人技というよりも芸術の域に達しているかのように見えるほど、完成されたものだった。
どんなボールでも、どんな態勢でも、オオシに入ったボールはしっかりと収まる。
その見事さに、私の前の席にいた人が、
「何だあれ!」
と驚嘆していた。


山形時代からの恩師でもある、淳さんの退任が決まった直後の磐田戦で見せてくれた2ゴールは、テレビで見ていてグッと来た。
2010年シーズン序盤の苦しい時期を、支えてくれたのもオオシだった。


札幌なら、今度は敵として闘うことができる。
元気な姿を、いつものオオシらしいプレーが見られることを楽しみにしとこう。


 


大井健太郎の加入には、正直ビックリしているところだ。


だって、「ジュビロ花の84年トリオ」(大井、菊地、成岡で“おおきくなる”)のうち、キクちゃんと大井が新潟に揃うなんて、9年前に彼らがルーキーだった頃、想像した人がいただろうか(いや、いないw)


正直なところ、大井のプレー自体はあまり何度も見ていないので、1vs1に強い、高さがある、ヘディングが強い…といった程度のイメージしか持てていない。
例えるなら、千代に似たタイプのCBかな、という感じ。千代よりはスピードはありそうだけど、フィードがそんなに目立っていい方ではない、という点では、やっぱり似てるかも。


しかし、キクちゃんとは大の仲良しでもあるし、いじられキャラ的なところがあるので、千葉ちゃんなき今、ムードメーカーとしての期待も高まるわけであるw


ともかく、即戦力として入ってくる選手には期待しかしてないので、何が何でも頑張っていただきたい。
ドゾ、ヨロシク。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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2012年のはじまりと鈴木武蔵

あけましておめでとうございます。


今日から仕事始め。
今年もマイペースで参りますよ。よろしくお願いします。


 



さて。


この年末年始は、どこにも出かけず、テレビでスポーツ観戦ばかりしていた。


花園で新潟工の選手として、サポ仲間の次男坊くんが途中出場してきて、テレビの前で思わず歓声を上げた。


新潟西高イレブンの徹底したハードワークに感動した。


アルビレディースの元日決勝に、近い将来、トップチームとレディースが、2005年のヴェルディとベレーザのようにアベックタイトルを獲得する日を夢に見た。


箱根駅伝で、明治が3位。有望な1年生たちの堂々とした走りに、広がる未来を感じた。


大学ラグビー準決勝で、天理大があそこまで急激に強くなった秘密は何だろう、と思った。


今季、アルビに新入団する桐生一高の鈴木武蔵くんの、果てしない未完の大器っぷりに、アルビの3年後、5年後に思いをはせた。



…とまあ、こんな具合だったので、1年の始まりとしては上々、ではないかなw



ところで、鈴木武蔵くんについては、「ユース教授」安藤隆人さんがスポーツナビのコラムで書いている。

ハットトリックを含めて、2試合で4得点という爆発に、ついつい即戦力として期待したくなるが、あくまでも長い目で、じっくりと「本物」に育てていきたい選手だなと、改めて思った。
ここまで規格外な選手を新人に迎えるのは、新潟としては初めて。
だからこそ、促成栽培ではなく、選手としてしっかりとした土台を作り上げて、さらに上のレベルへと導く責任が、新潟にはあると思う。
新潟としての育成方針もあるだろうし、そこは焦れずに、成長を見守っていきたい。


その上で大きく育ってくれたら、本当に嬉しいだろうなぁ。
代表とかW杯とか、そんなレベルを超えた何かを夢見させてくれる選手は、今までいなかったから、本当にワクワクするなぁ。


そう思うからこそ、今は、桐生一高にとって初めての、彼にとっては最初で最後の高校選手権を、かけがえのないチームメートたちと一緒に戦う姿を、静かに見守ってあげたい。そうしてあげてほしい。
その分、春からはアルビの選手としての鈴木武蔵を、思い切り応援したい。そういう考え方は、受け入れてもらえないのかな?

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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