2012年06月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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チャレンジし続ければ、何かが起こる

神戸戦をようやく録画でチェックして、1日も置かずにナビ杯大宮戦。
番組表を見たら、BSスカパー!で生中継があるじゃないですか!こういうとき、9月までの期間限定ではあるけれど、BSスカパー!を無料視聴できるのがありがたい。というわけで、録画予約をしておいた。


仕事を終えて、スタジアムに入ったのはキックオフ20分前。久々にみかづきで「夏野菜イタリアン」を買う。うまし。風も爽やかなのに、車だからビールが飲めないのが残念至極なのだけれど、こういうときこそ、ノンアルコールビールの出番かしら。


スタメンは、神戸戦から7人替えてきた。一方の大宮も、前の試合でスタメンだったのは青木だけ。その割には、いいメンバー揃ってるよね。ヨンチョルや上田康太もいるし。ラファエルやカルリーニョスはいないけれど(ボタフォゴ移籍が報じられているラファエルのプレーは、もう日本では見られないのだろうか?)
それにしても、新潟にはやんつーさん、キクちゃん、健太郎がいて、大宮には上田康太がいる。この磐田濃度の高さは何なのかw


試合では、神戸戦の消極的な試合運びが気になっていたので、メンバーも替わって、その点が改善されているのかどうかが注目点のひとつだった。
そして、貴章と平井の2トップは結果を残せるのか、フミヤのボランチは機能するのか、などなど。


結果として、試合の前半は、神戸戦の印象より悪くなっている感じで、貴章と平井がフィットしない、両サイドが全く機能しない、フミヤとミカのダブルボランチも、2人揃って引きすぎで位置関係があまりよくないのナイナイ尽くし。
これでは、明確に崩されているわけでもないのに、あっさり点を獲られるのも仕方がないのかも。


それでも、前半からフミヤの積極的な姿勢が目につき、シュートも放つなど、可能性を感じさせてくれるプレーが見られた。
やっぱりフミヤは、低い位置にいるよりも、もっと前目でプレーさせてあげた方が持ち味が出る。本来はトップ下なんだろうけど、ボランチに入るなら、ミカと横並びになるより、タテ関係になって前に出た方がいいんだろうなぁ、とか。


ダメダメだった前半から、後半がガラッと変わったのは、やはり貴章→ロペス、アラン→アトムという2枚替えからだったと思うが、横パスやバックパスが多かった前半と比べると、縦パスへの意識が強くなっていたのもよかったんじゃないだろうか。
あれは、ハーフタイム時にやんつーさんから修正が入ったのかな。


ロペスとアトムが入ってきて、フミヤがより攻撃的な意識を強めると、新潟にチャンスが多く生まれるようになった。
そんな中での、フミヤの追撃ゴール。
フミヤらしい仕掛けからのシュートを、相手に弾かれても、自分でボールを追いかけていき、追い付くやいなや、角度のない位置から間髪入れずにシュートを放った。
諦めずにこぼれ球を追ったこと、拾ってパスを出すのではなく、自分で決めに行ったこと。
今の新潟にとって、得点以上に勇気を与えるフミヤのプレーだった。


チャレンジの姿勢がほとんど見られなかった前半から、0-3になって大宮がヨンチョルを引っ込めるなど選手交替をした影響ももちろんあるにしても、チャレンジに対する意識が高まった後半に4得点(しかも、30分間で)というのは、新潟らしいサッカーを取り戻すきっかけになるかもしれない。


選手たちが、同じベクトルで闘うこと。(やんつーさんは「同じ絵を描く」と表現した)
自分たちのサッカーに、自信を持つこと。
チャレンジ&カバー、パス&ゴー。


チャレンジし続ければ、何かが起こる。
チャレンジのあるところに、結果はついてくる。


フミヤ、平井、大輔、武蔵のゴールひとつひとつに、新潟が見失いかけていた大切なものが、表現されていたんじゃないだろうか。



試合後。
メインスタンドへ移動するために、Nスタンドのコンコースを歩いていたら、何人もサポ仲間と会った。
その中のひとりが、
「試合内容はともかく、エンターテイメントとしては面白かったけどね〜」
と言っていたのが、この試合を端的に表していたような気がする。


でもさ。この「エンターテイメント性」が、去年から今年にかけて、ずっと欠けてたんだよね。
それが一瞬でも戻ってきたことは、素晴らしいことじゃないですか。
この日、スタジアムにいた人たちは、


「サッカーって面白い!」


と改めて感じたはずだから。


そして、「一瞬」が「継続」に変わっていけば、観客も戻ってくるかもしれないし。



この試合には、やんつーさんとしては、勝敗だけでなく「選手の見極め」も重要視して臨んでいたのではないかと思うのだけれど、その答えは、まず鹿島戦で見えてくるんじゃないだろうか。
消化試合のナビ杯は、直近のリーグ戦にも、チームの未来にも繋がっていることを、鹿島戦で見せてほしい。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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呼び覚まされる記憶


神戸戦については、明日(いや、今日か)にJ-SPORTSで録画放送があるので、それを観てから書くつもり。
確認したいシーンがあるので。

というわけで、今日は別の話。

土曜日。会社の送別会でけやき通りへ行くついでに立ち寄った、オレンジガーデン。

チームエディションのトレカを買ってみたら、出てきたのはこのカード。

わー、懐かしいな、これ。

このとき、アトムは前橋育英高校の3年生。キャプテンとして臨んだ高校選手権群馬県大会決勝で敗れ、その悔しさを、強化指定選手の立場でJリーグデビューとなった名古屋戦でぶつけていた。

アトムのデビュー戦といえば、鮮烈な印象を残したのが、その年の夏の大連実徳戦。
海本幸治郎が、アトムのことをベタ褒めしていたっけ。

ちなみに、この名古屋戦。
当時、磐田から半年レンタルで新潟にいたキクちゃんも、スタメンで勲とダブルボランチを組んでいた。

磐田からカード3枚を抱えたまま、新潟にやってきて、リーグ戦残り2試合まで、カードを貰わずに頑張っていたのに、あろうことか、シミュレーションでカード4枚目( -.-)

それも、テレビ観戦していたシロートの私でさえ、その瞬間に分かってしまうような、笑えるほどあからさまなシミュレーションであった。
おかげで、次の最終節浦和戦では、新潟はキクちゃん抜きで戦うことになった。(´д`)

私の記憶が確かならば、今のところ、瑞穂で唯一勝った試合のはずなのだが、覚えているシーンといえば、そんなことだったりする。

あれから7年、紆余曲折を経て、キクちゃんとアトムは、再びチームメイトとしてプレーしている。

それにしてもこの写真のアトム、ホントに華奢な美少年でしたねぇ。
今はすっかり、美丈夫っぷりが板に付いたけれど。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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シェーン・ウィリアムズ、日本に来たる



ラグビーの世界では「ウェールズの英雄」として名高いシェーン・ウィリアムズが、本当に日本にやってきた。


http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20120622-971347.html

(この写真だと、高岩監督がえのきどいちろうさんに見えるw 実際は似てないんだけどね)


シェーン・ウィリアムズが三菱重工相模原に加入するというニュースを聞いたのは、少し前のことだったが、にわかには信じられず、

「実はあの話はナシになりました」

というオチが待っているんじゃないかと、半分本気で心配していたほどであるw
ようやく、今日の新加入会見の記事を見て、ホントだったんだ、と思った。


ここ数年、ラグビートップリーグには世界のビッグネームが続々と加入していて、「元オールブラックス」とか「元ワラビーズ」とか「元スプリングボクス」とかの肩書きがついていても、そんなに驚くこともなくなっていた。
去年、オールブラックスでW杯に出場したばかりのブラッド・ソーンが、福岡サニックスの選手としてビッグスワンでプレーしているのを見て、日本のラグビー界も、こういう時代になったんだなぁと、しみじみ思ったものだ。


だがしかし。


シェーン・ウィリアムズの来日は、過去のビッグネームたちよりもインパクトが大きい。
いや、だって、あのシェーン・ウィリアムズですよ。
あのウェールズの魂のような選手が、まさか日本で、しかもトップリーグの下のカテゴリーであるトップイーストのチームでプレーするなんて、普通なら考えられない。


だって、メッシがJ2に入ったらビックリするじゃん。それみたいなもんですよw


シェーン・ウィリアムズの素晴らしさは、小さな体から繰り出すスピードと、卓越したステップワーク。
大きい相手を、ステップ一発で置き去りにするランニングは、見ていて鳥肌が立つ。


それを、今年から日本で見られるっていうのが凄いのだが、惜しむらくはトップイーストの試合はJ-SPORTSでも中継がない。
ここはひとつ、シェーン・ウィリアムズに免じて、トップイーストの試合を少しだけでいいから中継してくれませんかね、J-SPORTSさん、あるいはNHKさんw

いよいよとなったら、船橋や武蔵野あたりへ足を運ぶしかないか〜。


シェーン・ウィリアムズのセクシー極まりないステップワークを堪能したい方は、ぜひこちらを。

http://youtu.be/7fO5Ukg6Vok

author:ぐっちい, category:ラグビー
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岩手山



昨日のBSプレミアム「火野正平のにっぽん縦断こころ旅」を見ていたら、岩手山の風景が出てきたので、去年の写真を引っ張り出してみた。


去年10月に仕事で青森に行った帰り、東北道岩手山SAから見えた岩手山。


周りにこれといった山がない中、岩手山がひとり雄大な姿で、すっくと立っていた。


「ごちゃごちゃ、細かいことばっかり気にしてるんじゃないよ」
と言われてるみたいだった。


またあの山を見に行きたくなったなぁ。今度は旅行で。

author:ぐっちい, category:日々のこと
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これからが始まり



土曜日の清水戦は、何だか気がせいて、19時キックオフだというのに15時前にはすでにビッグスワンに到着していた。


おかげで、会う人会う人、


「珍しい時間にいるね」
「お前が入れ込んでるときって、ロクなことにならない」


などなど、ありがたいお言葉を頂戴することになった。


どうしても、上野さんが指揮する試合を1試合も現地観戦できなかったことが悔いになっていて、やんつーさんの初陣はちゃんと見届けなければ、という気分になっていた。


それと、ゴートクの登場時間を軽く1時間以上早く勘違いしていたってこともあるんだけどw



ドイツ帰りのゴートクは、すっかり逞しくなってたなぁ。
スタジアムでの帰国の挨拶でも、もともときちんとしたコメントが話せる選手ではあったけれど(日本のプロサッカー選手には意外と少ないんだよなぁ、日本代表レベルでも)、苦しい状況の古巣への思いを語っていた言葉は、胸を打つものがあった。
ゴートクは、ユースの頃から、トップチームの練習に参加するようになってからグッと伸び、Jリーグで成長し、ブンデスリーガへ行ってさらに伸びたように、高いレベルにもすぐに順応して成長できる力を持っている。
これからも、より高いレベルの中で揉まれて、世界的なSBになってほしい。その上で、新潟にお金を落としてくれればベストです、はい。



さて、試合のことを。


印象では、確かにやんつーさんが言っていたように、守備の整備はまだ手つかず、という感じではあったけれど、攻守の切り替え時のスイッチの入れ方、連動性という点では、選手たちの意識が明確に変わっているように見えた。
ボールを追う、パスを出した後も動きを止めない、という基本を再確認しただけでも、これだけ変わるのか、と。
思えば、昔はこれを普通にやってたわけだし、特別なプレーでも何でもないのだけれど、改めて「基本」とか「原点」という言葉の大切さを思い出させてもらった気がする。


それでも、前半の立ち上がりは、ジンスとアトムの左サイドが徹底的に狙われて、ジンスなどは明らかにテンパっていた。
イエローを1枚もらった後も、危ないプレーの連続で、これはもう1枚もらうのも時間の問題だぞ…と思った矢先に、やんつーさんが前半26分という早い時間帯に、ジンスをキクちゃんにチェンジ。
この采配には、ピッチにいる選手たちへ、与えられたミッションをひとりひとりがしっかりとこなし、今この状況を打破しないと後がないんだぞ、という強いメッセージが込められているように思えた。
交替させられたジンスが、ベンチに寄らずに一直線でロッカールームへ消えていった後ろ姿には、穏やかならぬ胸中が現れているようだったが、自分自身の成長のためにも、ここは踏ん張りどころだよ、ジンス。


本当は、ジンスには守備を気にせず、ノビノビと攻撃専門でやらせてあげられればいいのだけどな。2009年に「ジウトンパパ」だったみっちゃんみたいな役割を、ジンスに対してイシあたりができればいいんだけれど。


ジンスに替わってキクちゃんが左SBに入ると、明らかに試合の流れが変わった。
清水にやられ放題だった左サイドが、キクちゃんのしっかりとしたケアで落ち着くと、清水の攻撃が徐々にペースダウンしていく。
その中で、新潟もボールが持てる時間が生まれてきて、その中でのファーストチャンスが先制ゴールに結びついた。
勲→ミシェウ→アトム→セイヤという、流れの中で、相手守備を崩しての得点は、もしかしたら今季初くらいかも。だって、今までの得点って、相手からのこぼれ球を押し込んで、みたいなのばっかりだったしなぁ。
勲とミシェウのDFの間を通すパスも、アトムとセイヤの斜めに切れ込む動きも素晴らしかった。


後半になると、前半あれだけ試合を支配していた清水の動きが悪くなり、ミスも増えた。そこで新潟が追加点を獲れればよかったのだが、それがすぐできるくらいなら、ここまで苦労はしていない。もう少し時間が必要ってことなんだろう。
それでも、守備では怖い場面はほとんど訪れず、割と安心して見ていられたのだけれど、そんなノンキなヤツは私だけですねそうですねw


あぁ、勝った。勝つっていいなぁ。次の試合は2点獲って勝ってほしいなぁ。一歩一歩、立てば歩めのサポごころ。
試合終了後のスタジアムの雰囲気は、2005年のホームマリノス戦に似ている気がした。あのときも、本当に苦しかったもんなぁ。シーズン終盤だったあの試合を思い出すなんて、自分も実はテンパってるんだなw


やんつーさん体制のスタートは、幸先のいいものとなった。
ひとつの選手交替で試合の流れを変える、采配の妙も感じさせてもらえたが、これで評価されても、やんつーさんとしては困るのではないかな、という気がする。
やんつーさんは、ほとんどチームをいじっていない。選手たちの意識の部分への働きかけをしただけで、勝ち点3という結果が出た。
それが、心理マネージャーとしてのサッカー監督の仕事の重要性でもあり、サポーターのやんつーさんへの信頼感が一気に高まったのは事実だけれど、まだまだこれから。
本当にチームが立ち直って、上を目指せるようになるかどうかは、やんつーさんのカラーが前面に出始めてから、そこでようやく分かること。


確実に言えることは、試合後の監督コメントを読むのが楽しみ、という感覚が、久しぶりに戻ってきたということかもしれない。それだけでも、何だか幸せな気分になれるんだから、我ながら簡単だなw


 


ところで、ビッグスワンでの清水戦は、基本的に勝つイメージしかないのだが(日本平では相当負けてるけどね)、通算成績でも2敗しかしてないらしい(その中の1敗は、山本真希のFKで負けた試合だ)。
そのもともとの相性のよさもあるけれど、そこにさらに「辻尾JAPAN」の皆様方が詰めかけるようになってからは、さらに強化されたような気がするw
来年もJ1にいられるように頑張るので、来年もぜひご来場くださいまし。 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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やんつーさん

柳下正明監督 就任のお知らせ


ワタクシ的に「やんつーさん」と聞いて思い浮かぶ事柄といえば、


・「やぎした」ではなく「やなぎした」である。
・カップ戦に滅法強い。
・一見穏やかそうだが、一発レッドで退場したフッキをベンチ前で突き飛ばすくらい、怒らせるとコワイ。(そのフッキも今やセレソンでゴールまで決めてますからねぇ)
・名波がやんつーさん大好き。
・若手育成は文句なしにうまい。
・淳さんに匹敵するくらいブレない。(言い換えれば頑固)


という程度のレベルなのだがw
やんつーさんの取説は、磐田か札幌方面からいただくとして。


やんつーさんは、神田センセイとは大学の、貴章とは高校の先輩後輩の仲。
思わず、神田センセイがやんつーさん宅に、貴章を連れて土下座しに行く図、といったものを妄想してしまったのだがw(いや、もちろんそれはジョークとしてですよw)


ひとまずここは、直接の教え子であるキクちゃんと健太郎、セイヤが一番よく分かっていると思うので、


「わ、やんつーさんと一緒にできるのか!(喜)」


なのか、


「げげ。やんつーさんかよ!(滝汗)」


なのかw ぜひ3人のコメントが聞きたいところではある。



明確に言えることは、新潟の歴代監督の中ではNo.1の実績を誇る実力者であり、それほどの人が「火中の栗」を拾ってくれたということは、ともかく物凄いことだと思うのだ。
やんつーさんの決断には、感謝の言葉しかない。
クラブ、チーム、サポーターが同じベクトルで闘っていければ、必ず結果は出ると信じて、残りのシーズンをがんばるしかないっしょ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ナビ杯は見てないので一箱古本市の話

土曜日のナビ杯マリノス戦は、翌日の一箱古本市の出店準備でバタバタしていたため、モバアルチェックすらほとんどしていなかった。
ゴールの速報メールが来ないなぁ、と思っているうちに、やっと届いたメールは試合結果。
あぁ、スコアレスドローか。


ケガ人やコンディションを考えて、スタメンは2トップに平井と武蔵を起用したり、鹿島戦で出来がよかったらしいフミヤが今季初スタメンに入ったり、いろいろとチャレンジしていたようだが、結果は出なかった。
そんな中、フミヤのケガは、本人にとってもチームにとってもツライなぁ。


ようやく新監督候補の名前がメディアに出てくるようになり、恐らくそのお方で決まるのだろうけど、上野さんとしては少しでもいい形で繋ぎたかったはず。そういう意味でも不本意な試合だったかもしれない。
(なんて書いてたら、モバアルメールキター。やんつーさんについてはまた改めて書きますw)


さて。
昨日は、新潟市中央区学校町通で行われた「現代市(いまいち)」のイベントとして一箱古本市に参加してきた。


古本市だけで出店は65店。同時開催されていたフリーマーケットも入れると、とにかく大盛況なお祭りだったなぁ。
今回初参加のアイアンさんもいて、サポーター仲間が買いに来てくれたり、


「ブログ拝見してます!」


と言ってくれる人もいたり、とても楽しい5時間だった。


去年10月の一箱古本市inオギノ通り祭のときは、スポーツ本一本槍の品揃えにしたのだけれど、今回は雑誌や詩集絵本、アート本なども加えたラインアップにしてみた。
そして、前回は文庫本100円、単行本300円…といった具合に、一律価格にしていたのだが(ただ単にめんどくさかっただけw)、今回は本によって価格を変え、思い入れのある本に関しては高価格にした。
意外と、高値にした本ほどお客さまの反応が鋭くて、好意的だった。


今回、なかなか手放す気になれなかった山際淳司の希少本を出したら、山際淳司ファンだという青年が、
「僕、『スローカーブを、もう一球』が好きだったんです。亡くなった後に集成が出たのは知ってたんですが、高くて手が出せなくて…」
と、山際淳司への思いを熱く語ってくれた。その「山際淳司スポーツノンフィクション傑作集成」には2,000円の値段を付けていたのだけれど、そんな熱い思いを語られてしまうと、おばちゃん値切っちゃうよ!ということで半額にw


もう1冊の「海と風の冒険」は、山際淳司が亡くなった直後に出た追悼出版本で、亡くなる直前までスポーツ新聞に連載していたアメリカスカップの連載コラムをまとめたもの。ほぼ絶筆といってもいいくらいの本なのだけれど、それに鋭く反応した女性が買ってくれた。ありがとうございます。


もう1人、印象的だったお客さまは、「踊る大地球」を買ってくれた大学生。
別の人がその本を立ち読みしているのを、横から食い入るような目で見つめていたと思ったら、その後、


「大学で建築の勉強をしてるんですけど、今、土地の風俗とか民俗学とかも勉強してるんです。こういう本が欲しかったんです!」


と、懇願するような目で言われたので、その熱意にほだされて半額で販売w
おばちゃんは熱意のあるセーネンに弱いのだww


ちなみに「踊る大地球」は文化人類学者の山口昌男先生による、フィールドワークスケッチ集。国内外の庶民の暮らしやお祭りなどの風俗のスケッチが、とにかくイキイキしていて楽しい本。
マニアックだけどお気に入りの本だったので、ふさわしい人の手に渡ったのは何よりでございました。


他にも、子どもの頃から葉祥明の絵が好きだったというママさんや、滝平二郎の切り絵の本をいろいろ持っているという女性など、思い入れを語ってくれる人はたくさんいた。


自分の本を、そういう方々に直接手渡しできるっていうのが嬉しい。
他の店主さんたちとのコミュニケーションも楽しい一箱古本市。また参加するので、そのときにはぜひ遊びに来てください〜。



というわけで、今回売れた本をリストアップ。


「山際淳司スポーツノンフィクション傑作集成」(文藝春秋)
「海と風の冒険〜海のF1・アメリカズカップへの道」山際淳司(ぶんか社)
「天涯 第三〜風は踊り 星は燃え〜」沢木耕太郎(スイッチ・パブリッシング)
「踊る大地球〜フィールドワークスケッチ」山口昌男(晶文社)
「日本で初めてカーブを投げた男」鈴木康允・酒井堅次(小学館)
「東京大学応援部物語」最相葉月(集英社)
「サッカー批評31〜反町康治かく語りき!〜」(双葉社)
「ぼくはタイガースだ」絵・文:五味太郎(集英社)
「オレンヂ色のコマ」詩:サトウハチロー、絵:葉祥明(サンリオ)
「美しい船」詩:安浪雄嗣、絵:葉祥明(サンリオ)
「男たちの大リーグ」 デヴィッド・ハルバースタム(宝島社文庫)
「野球場で、観客はなぜ「野球に連れてって」を歌うのか?」佐山和夫(アスキー新書)
「スクールウォーズ〜落ちこぼれ軍団の奇跡〜」馬場信浩(光文社文庫)
「秋天の陽炎」金子達仁(文春文庫)
「戦後野球マンガ史〜手塚治虫のいない風景〜」米沢嘉博(平凡社新書)
「花さき山」作:斎藤隆介、切り絵:滝平二郎(岩崎書店)
詩とメルヘン別冊「葉祥明の世界」(サンリオ)
地図雑誌ラパン「沖縄ちず見聞録」(ゼンリン)
東京人'01年9月号「よみがえれ野球」(都市出版)
東京人'01年12月号「中央線の魔力part3」(都市出版)
東京人'03年12月号「志ん生・馬生・志ん朝」(都市出版)
東京人'04年10月号「2004年版神田神保町の歩き方」(都市出版)
月刊ウルマ「島の染織」(三浦クリエイティブ)
月刊ウルマ「なごみのカフェ」(三浦クリエイティブ)
月刊ウルマ「石垣島」(三浦クリエイティブ)
月刊ウルマ「奄美大島」(三浦クリエイティブ)



お買い上げいただいたみなさん、ありがとうございました!

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ナビ杯鹿島戦はカヤの外

昨日のナビ杯鹿島戦は、駐車券も購入済で仕事が終わったら駆けつけるつもりだったのだけれど、仕事が終わったのが20時。
これから行っても、スタジアムに入ったらすぐ試合終了のホイッスルを聞くことになってしまうので、泣く泣く断念した。


あぁ、生で観たかったな、上野さんがやろうとしているサッカーを。


ウッチーの今季絶望に続いて、昨日のメンバーからはキクちゃんと貴章も外れていた。
2人ともケガで、キクちゃんは軽傷で復帰は早いようだけれど、貴章が長引くかもしれない、とのこと。今、一番チームにいてほしい選手が次々とケガをしてしまうのは辛いところだが、そこは総力戦で頑張るしかないよね。
でも、現地組のつぶやきを見ると、やりたいことは理解できるとか、ジンスやフミヤがよかったという声などが聞こえてきて、負けたけれど、前向きな試合だったと受け止めていいのかな、と思っているところだ。


試合後の上野さんと選手たちのコメントを読むと、上野さんがしきりに、
「攻撃の形」
と言っているのが印象に残った。
攻撃の形がなかったところに、ゼロから作り上げていかなくてはならないのだから、苦労してるんだろうな、ということが伺える。
でも、選手たちに意欲的なコメントが多かったので、今はナビ杯をある程度利用してでも、チームの再構築をやっていくしかないんだろう。


あぁ、なんだか、えらく遠回りしてしまった感。



今朝の新潟日報には、新監督についての社長のコメントが出ていたけれど、


「16日の清水戦には新監督体制で。優先順位を付けて複数の候補者と交渉しているが、上野ヘッドコーチの内部昇格も選択肢の一つ」


とのこと。上野さんの内部昇格について相変わらず口にしているのを聞くと、結局それがファーストプライオリティなんじゃないの、と勘繰りたくもなるのだがw


監督不在が昨日で16日間続いている事態が、いかに普通ではないかということを、記事で強調して書いてあったが、候補者の名前も表に出ず、そもそも候補者が他にいるのかもよく分からない状況では、日報の記者さんでなくても苛立つ。
情報管理に徹底的な姿勢は結構なのだけれど、クラブの事の進め方に不満を持っているサポーターは多いということに、もう少し敏感になっていただきたいものである。



でもね。選手たちとチームは別ですよ。クラブには言いたいことが百ほどあっても、選手たちとチームは全力で応援しますとも。
この状況を乗り越えようと、必死に頑張っている上野さんや選手たちのことは、何があっても支えますよ。
というわけで、来週の清水戦が楽しみです。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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今度の日曜日は一箱古本市in現代市(いまいち)です

まだまだ先だと思って余裕をかましていた、一箱古本市in現代市

気がつけば、もう今度の日曜日(10日)に迫ってる!やばい!何も準備してない!


というわけで、昨日は出品する本の値段つけや、スリップ(売上カード)の準備などを、バタバタとやっていたのでありました。
まさに泥縄式w


今回はスポーツノンフィクション以外でも、売る気になったアート本や廃刊になった雑誌などを見つくろって並べる予定。
個人的に出したくなかったお宝本もあるので、ぜひぜひ見に来てください。


え?10日は十日町のクロアチアピッチで松本山雅との練習試合があるって?


あ〜、みんなそっち行っちゃうかなぁ〜〜〜。
ていうか、私も激しくそっちにそそられるんですがw


でも、古本市のオープンは朝10時からなので、十日町に行く前にちょっと道草…って手もありますよw
古本市には、個性的な一箱店主さんたちが多数出展。古本市だけでなく、フリマなどの催しもあるので楽しめると思います。


他のサポ仲間にも出店予定があるので、お誘い合わせの上、ぜひぜひみなさん遊びに来て下さい!


一箱古本市in現代市(いまいち)
日時 6月10日(日) 午前10時〜午後3時
会場 新潟市中央区学校町通


http://niigatabooklight.com/wp-content/uploads/2012/05/HITOHAKO2012.pdf

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