2012年09月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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アルビレックス散歩道2011

 

モバアルと公式サイトで連載中の、えのきどいちろうさんのコラム「アルビレックス散歩道」。


昨シーズン1年分をまとめた「アルビレックス散歩道2011」が完成しました。


縁あって、ウチの会社で編集・印刷・製本までをお手伝いさせていただきました。


明日、クラブに納品して、29日からスタジアムで発売開始です。
(30日からオフィシャルインターネットショップ、10月2日からオレンジガーデンで順次発売。前作同様、ISBNコードのない私家版なので、一般書店やAmazonなどでは買えません)


浦和サポ専務は、


「ちゃんとお金出して買うから、ぜひ読みたい!」


と、大変喜んでおります。
それよか、なんでガンバに5失点したり、大宮に追いつかれたり、ちっとは新潟のサポートをせんかい、来年新潟で浦和戦が観られなくなっても知らねーぞゴルァ、なんて全然思ってませんから、是非買ってくださいw


 


表紙のイラストは、昨年のホーム山形戦でFKを決めたアトムが、夜空を指さす姿。グッと来ますね。


文字校正をしながら、1冊分の原稿を一気に読みましたが、ああ、このときはこんなことがあったなぁ、とか、色々と思い出しました。


えのきどさんも書いてましたけど、本文にはアトムインタビューが新たに収録されています。これが本当に読み応え抜群!
初めて聞く話も出てくるので、ぜひ読んでみてください。
アトムがここまでしゃべるとは、インタビュアーとしてのえのきどさんの力量としか言いようがありません。さすがです。


前作も買っている人なら分かる、背表紙の遊びゴコロ、なんてのもありますがw



土曜日のスタジアム販売では、えのきどさんのサイン会も開催されるとのことですから、29日のスタジアムでのお買上げがオススメですよ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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責任感を持って

 

土曜日は、16時から磐田戦が、夜はラグビートップリーグの東芝vsパナソニックという、ワタクシ的大一番2連発があり、どちらもJ-SPORTSでライブ中継だったので録画しながら観戦していた。


東芝vsパナソニックの中継は、解説がラグビージャーナリストの村上晃一さんだったかと思うのだけれど(違ってたらごめんなさい)、ちょっと印象に残った言葉があった。
パナソニックの左WTB・三宅敬が、少し流れたパスをファンブルしそうになりながらもしっかりと胸に抱いて突破したプレーに、


「三宅選手は、責任感のあるプレーをしますよね。絶対にミスをしない」


と評価したのだった。


責任感のあるプレー。
仲間から託されたボールは、何が何でもミスせずに、一歩でも前へ運び、トライへ結びつけようとする。
当たり前のようでいて、とても高い意識と技術が必要なプレーでもある。
三宅という選手のパーソナリティーを最大限に評価した、いい言葉だなぁと思った。


それにしても、今シーズンのトップリーグは開幕週からハイレベルな試合が続いている。
ソニー・ビル・ウィリアムズのプレーも、期待に違わないクォリティの高さだ。
東芝戦を見ていて、ソニー・ビルの凄さは、あのインパクトの強いオフロードパスだけではなく、視野の広さと確かな戦術眼にあるということも実感した。
やっぱり、観に行かなきゃな、SBWのプレーを。


 


さて、磐田戦。


5月19日の対戦では、1-6と大敗し、クラブ史上初のシーズン途中での監督交代のきっかけになっただけに、新潟の選手たちからは、リベンジへの強い思いがテレビ画面からも伝わってくるようだった。
確かに、ポゼッション率では磐田の方が上ではあったけれど、攻撃そのものに怖さはあまり感じられなかったし、ヒガシのセーブにも余裕があった。
むしろ、決定的なチャンスは新潟の方が多かったと思う。


両チームともGKがハイパフォーマンスを見せ、守備がしっかりしていたのでとても引き締まったナイスゲームになった。
ヒガシも素晴らしかったけど、磐田の八田も凄かったなぁ。ポジショニングとか飛び出しのタイミングとか、敵ながら素晴らしかった。セイヤが八田との1vs1を止められたのも、八田の絶妙なポジショニングを褒めるべきシーンだった気がする。
もちろん、それでもなおセイヤには決めて欲しかったけれど。


どうしてもロペスとミシェウのところでボールが収まらず、ボールを失うシーンが多くて有効な攻撃が繰り出せなかった前半に比べ、特に貴章が入ったあたりから前線の動きが活発になり、決定的なチャンスが生まれるようになった。
貴章は、ハイボールの競り合いでも完勝。ボールを持ってからの迫力も、往事に戻っているように見えた。
だからこそ、最後の、あのシーン…。


右サイドを猛然とドリブル突破した貴章からの、ミシェウのシュートがネットを揺らしたあのシーン。
オフサイドの笛は、聞きたくなかった。


貴章のセンタリング(シュートかと思ったけれど、試合後のコメントによればセンタリングだったんだね)を八田が足で触ったように見えたのだけれど、後でじっくり録画を見返したら当たっていなかったようだった。
ミシェウがオフサイドを取られたわけだけれど、ボール保持者である貴章とミシェウの位置関係、相手DFとの位置関係がどうだったのか、ミシェウが一瞬戻るような仕草をしたことがジャッジに影響したのか…いずれにしても難しいシーンだったと思う。
勝ち点3が必須な状況で、得点に直結するジャッジだっただけに、悔しさは募ってしまう。


悔しい引き分けになってしまった中で、選手たちはいいサッカーをしていたし、やんつーさんが練習で取り組んできた形は、試合でも発揮できるようになってきた。
だからこそ、勝ちが欲しい。勝って自信を持って欲しい。


しかし、サポーターだって、悔しいことには変わりないとはいえ、試合後にやんつーさんをブチ切れさせるほどのヤジを飛ばす意味が分からない。
やんつーさんが激高している様子は、スカパー映像でも大写しになっていて、何事?!と思っていたのだけれど、やんつーさんをブチ切れさせたのは新潟サポ、磐田サポ両方だったとの目撃情報がある。
チーム、クラブ、サポーターがひとつにならなければいけない時に、サポーターが足を引っ張るなんて情けない。
それは、現実と真っ正面から戦う覚悟が、サポーターにちゃんとできてない証拠なんじゃないのか。
チームの頑張りが伝わってくる試合だっただけに、なおさら残念だ。


新潟が「日本一の大サポーター」と持ち上げられた時代はとうに過ぎた。今は、未曾有の危機の中で、選手たちと共に闘えるサポーターにならなければ。そう自分自身に言い聞かせたい。
この期に及んで、「自分はサポーターじゃなくてファンだしー」なんて言いっこなしですよ。


というわけで、次のホーム名古屋戦では初砂かぶり席観戦だ。
選手の間近で応援できるなんて、こんな幸せはない。選手の力に少しでもなれるように、責任感をもって頑張りますぜ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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脱皮せよ


先週の木曜日、仕事のこともあったので、聖籠に行った。

Bピッチでは、紅白戦が行われていて、選手同士の距離感を近くすること、サポートの動きを強化すること、そして前線は相手DFの裏に出る動きを意識することなどが徹底されていた。

その中で、いい形でのゴールが生まれていたので、選手の中に、いいイメージが出来上がるといいな、と思いながら見ていた。


昨日のガンバ戦。
結果的に新潟が終了間際に追い付いてのドローで、BS-TBSの実況アナは、
「ガンバにとっては、勝ち点2を失った悔しい結果となりました」
と言っていたけれど、それは新潟にとっても同じ。
前半から、練習や紅白戦でできていたことをやっていれば、勝てる試合だったはずなのだ。

後半開始早々、ミカが中に切れ込んでシュートまで持って行ったシーン。

これだよ、これ!練習通りじゃん!

と、思わず叫んでしまった。
その後も、聖籠でトレーニングしてきたことが、そのまま出来ているシーンが続いた。
後半になって、ガンバの足が止まったこともあるにしても、なぜ前半からできない?
ハーフタイムでやんつーさんにネジを巻かれて、ようやく出来るようでは困るのだ。

なぜビビる?
なぜ怖がる?

精神論を持ち出すのはイヤなんだけど、練習でできていることを、試合で最初から出せないのを観てしまうと、何とも歯がゆい。
それは、試合後の会見で、やんつーさんがハッキリ言ってましたけど。

一度負け慣れてしまったチームに、再び「やれる」という意識を植え付ける作業は、簡単なことではないだろうけど、選手たちには脱皮してほしいんだな。

脱皮して、そこからやっと始まることが、たくさんあるはずなんだ。

36番くんも、そうなんだよ。

後半、ミシェウの決定的なシュートを、体を張ってブロックしたのはDFではなく遠藤だった。

その鬼気迫るプレー、意地を感じるプレーに、遠藤の思いを感じた。
残留争いとは、こういうことなのだ。


最後の最後で悔いを残さないためにも、がんばってくれ。
残り時間は少ない。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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先週末の出来事いろいろ

   

先週の土曜日は、日帰りで東京へ。ジェブ・エンターテイメントのフットボールビジネスセミナー受講が主目的の上京だった。

朝6時台の新幹線で新潟を出て、9時前に西新宿の地上に出ると雨が降っていたのだけれど、それはすぐに止み、ご覧の通りの抜けるような青空になった。
空が高く見えるなぁ。やっぱり秋なんだな。

今回のテーマは、午前のセミナー1が「Jリーグ外国人選手の契約の歴史と実態」、午後のセミナー2が「選手データアナライズ〜欧州と日本のトレンド比較〜〜欧州はどのような日本人選手を求めているのか〜」というもの。
セミナー1は田邊さん、セミナー2は仁科さんが講師だったが、どちらも面白かった。
特に、セミナー1はJリーグのブラジル人選手の契約実態がよく分かって勉強になった。私もロペスのことで気になっていたことがあったので、質疑応答で質問してみたりした。


15時にセミナーが終わったので、15時半キックオフのFIFA U-20女子W杯3位決定戦を観に行ってみようと、急いで国立競技場へ移動。



U-20日本女子代表vsU-20ナイジェリア女子代表。

遠目から見ただけでも、ナイジェリアとの体格差、フィジカル差が一目瞭然で、試合展開も攻め込まれるシーンが多かったのだけれど、DF陣の頑張りと、ナイジェリアの荒削りなプレーに助けられたのとで、乗り切ることが出来ていた。
土光って、いい選手だなぁ。ポスト岩清水って感じなんですかね。あれで16歳だって。落ち着いたプレーぶりにビックリ。

話題の田中陽子は、小柄だけれど、いつでも、どこにいるのかすぐに分かった。
ぴょんぴょんとスキップするような、バネのある走り。
先制ゴールは彼女の左足の無回転ミドルだったのだけれど、本当は利き足は右なんだってね。
それで、左であんな凄いシュートを打っちゃうんだ。恐るべし、田中陽子。

 


試合は、2-1で日本が勝ち、3位決定。
危ないシーンもあったけど、よく頑張りました。
攻撃力は素晴らしいし、とても可能性のある選手たちだった、ヤングなでしこ。
守勢に回ったときに、もっとたくましさが出せるようになったら、相当レベルアップできるんじゃないかな。楽しみです。




ヤングなでしこを見てから、秩父宮ラグビー場に移動して、ラグビートップリーグ、NEC vs トヨタを観戦。
こういうハシゴが簡単にできてしまうところが、神宮外苑の素晴らしさだね。

考えてみると、秩父宮にナイター照明が復活して以来、ナイトゲームを見るのは初めてかもしれない。
何だか新鮮。

昨シーズンのトップリーグトライ王・NECのナドロの、物凄いステップワークが見られただけでも入場料1,500円がペイした気分だった。
試合も白熱して、トヨタが終了直前に逆転して、27-26で勝利。
終始、試合の主導権を握っていたのはNECだっただけに、最後の最後でパントキック一発でトライを獲られたのは、相当悔しいんじゃないかな。

今年も、ラグビートップリーグは盛り上がりそうです。



そして、日曜日。
当然天皇杯を見に市陸へ行くつもりだったのだけれど(川口くんデビュー戦という情報もあったし)、どうしても抜けられない家事が発生して、泣く泣く断念。
だから、試合は夜の天皇杯ダイジェストで得点シーンを見ただけだ。

川口くんは、結局、延長戦を含む120分をフル出場。ロペスの同点ゴールのアシストまでした。
最初は消極的なプレーもあったようだけれど、場慣れするにつれて、持ち味が出せるようになったようだ。
天皇杯でデビューのユースっ子といえば、ゴートク以来ですかね。

最後はへとへとになって、両足を痙って動けないのに交代枠がなく…という状況だったようだけれど、忘れられないデビュー戦になっただろう。
あの試合が始まりだった、と振り返ることが出来るように、これから順調に成長していってほしいな。


ところで、試合後、バックスタンドで観戦していた人たちは、見たくないシーンを見てしまったようだ。
原因は何かは分からないし、本人に言い分もあるだろうけど、この残留争いの佳境で、そんな姿をサポーターに見せちゃいかんよ。
えのきどさんのコラムに書いてあった通り。みんな、キミの復活を待ってるんだ。

author:ぐっちい, category:日々のこと
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ブルーのスワン、ブルーのゴートク

 

昨日は、急遽お誘いを受けてビッグスワンへ、久しぶりに代表戦を観に行った。
某大手広告代理店の招待席だったこともあって、未だかつてないブルジョア席だったのだけれど(後ろの席にはNegiccoの楓ちゃんまでいましたねぇ)、普段Jリーグなんて見に来ない人たちなんだろうなぁ、という雰囲気が充満していた。


みなさん、本田圭佑とか香川とか吉田麻也や長谷部とかを見て感動してたみたいだけれど、Jリーグで何度も彼らはビッグスワンでプレーしてるんだよね。
欧州組は、宮市以外はみんなJリーグでのプレーが評価されて海外移籍した選手。やっぱりJリーグあっての日本代表なのですよ。


試合の方は、ザックさん、色々試してるんだな、という感じだった。
トップ下3人同時起用(本田、香川、清武)は、ぜひやりたかったパターンだったんだろうし、この3人を使った場合の1トップの適任者も見極めたかったんじゃないかと思う。
果たして、ハーフナー・マイクでいいのかどうか。点は獲ったけど、試合全体を考えれば、気の利いた動きが出来る前田遼一の方がいいのかもね。


そして、本田のオレ様度がさらに4割増しくらいになってたことや、岡崎の攻守の献身には感じ入った。
本田と香川を並び立たせることは、永遠の課題なのかもしれないなぁ、とも。



この試合で一番ビッグスワンが沸いたシーンと言えば、何と言ってもゴートクが途中交代で出場したときだっただろう。
ちょうど、私の席は日本代表ベンチの斜め後ろだったので、Nスタンド前でアップしているサブメンバーのところへ、ベンチからコーチが伝令に走るのがよく見えた。


今度は誰が呼ばれるのかな?…あっ、ゴートクだ!


それに気がついたメインスタンドの観客席から拍手と歓声が起こる中、ゴートクが小走りにベンチへと走っていく。
そして、背番号6の背中がピッチサイドに立ったとき、ビッグスワン全体から大歓声が起こった。


思えば、去年の今頃は、ゴートクはオレンジのユニフォームを着てビッグスワンのピッチに立っていたのだ。
それから1年後に、日本代表メンバーという形でビッグスワンに戻ってくることになるとは、当時は想像すらしていなかった。
積極的なオーバーラップも、去年のマリノス戦でのプロ初ゴールと同じ角度から打ったシュートも、何だか遠い目になっちゃうほど懐かしかった。ゴートクがドイツへ行ってから、まだ1年経ってないのにね。


とはいえ、長友と内田篤人がいない状況で、SBのスタメンが駒野と酒井宏樹というチョイスだったと考えると、ゴートクの代表内でのプライオリティはまだまだ低いということも、よく分かる試合でもあった。
まだまだこれから、シュツットガルトで試合に出続けて、結果を出して、ザックにファーストチョイスしてもらえるようにならないといかんよね。


帰りは、あまりにも人が多いのと道路の混雑を考えて、シャトルバスには乗らずに歩いた。
途中、ブルーのユニをたくさん乗せたシャトルバスが何台も走っていったけれど、代表戦のたびに、どこにもオレンジがないのが、どうしても違和感を感じてしまう。
やっぱり、ビッグスワンは、ブルーよりもオレンジがよく似合うんだよなぁ。

author:ぐっちい, category:サッカー
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悔いを残さぬように



もう9月だというのに、ちっとも秋になってくれない新潟だけれど、ふと見上げた夕焼け空は、雲がすっかり秋模様になっていた。


暑くたってどうだって、秋は秋なんである。ラグビーシーズンだって始まっちゃったしね。


土曜日のセレッソ戦。カナール広場でサポ仲間と話をしながら、フロム・クレセントのライブを聴いていると、目の前を某コラムニストさんがふらりと通りかかったので、少しだけ立ち話。
今日とガンバ戦は、正真正銘の大山のぶ代シリーズですねぇ〜、なんてしゃべってから別れた後、ご本人に会ったらぜひ聞きたかったことを聞きそびれたことを思い出したw
いや、その、サッカーのことじゃないんだけど。
日本ハムファンとして「今の斎藤佑樹はどうなんですか」ってことを聞きたかったのだ。どうでもいい話だけどw



さて、試合のことは、どう書いたらいいのかよく分からないので、割愛したい気分なのだが(柿谷には、敵ながら萌えたなんてナイショだ)、ちょっと考えたことがひとつ。


それは、シビアな残留争いの中で、「現実的な戦い方」と「面白いサッカー」は両立できるのか、ということだ。
思い出すのは2005年の残留争いで、あのときのソリさんは、本来の持ち味であったはずの「スペクタクルなサッカー」を捨てて、とにかく超現実路線のサッカーをやった。ぶっちゃけ、つまらなかった。
2008年の淳さんも、要所要所ではやはり現実的なサッカーをやってたと思う。
あのときは、残留のためにはそれも仕方がないよなぁと、試合を見ていた記憶がある。


今シーズン、開幕戦はまだよかったけれど、その後は「なぜこのメンバーで、こんなサッカーしかできないんだろう?」というモヤモヤした思いを抱き続けてきた。
そして監督が交代し、上野さん、やんつーさんとバトンが渡っていく過程で、ようやく新潟らしいアグレッシブさを取り戻しつつあった。試合が格段に面白くなったのも、この頃からだ。


その一方で、やんつーさんが監督になってから、チームを蝕んでいたものの本体が、鮮明になったことも確か。
聖籠へ行くと、やんつーさんが得点力向上のためのトレーニングを、いろいろと考えながらやっているのも分かる。それでも、いざ試合になると、勝負どころで慌ててミスをしたり、最後の精度を欠くプレーが、どうしても出てしまう。
監督としても、頭を悩ませているところなんじゃないかと思ってしまう。
2年間で身についてしまったものを、ほんの3ヶ月足らずで払拭することの難しさ。チームの積み重ねの大切さを、痛感させられる。
やんつーさんとしても、理想と現実の間で苦労があるんだろうなぁ、と。


面白いサッカーで勝ってほしい。それは永遠のサポーターの願い。
でも、現実を見据えつつ、面白さや理想よりも、目の前の勝ち点を取りに行くためのサッカーをやるという覚悟も、見る側には必要なんだと思う。これは、2005年の経験から身に沁みたことなんだけれどね。


さて、残り10試合。現実的目標としては、まずは勝ち点15を積み上げること。つまり、最低限でも5勝5敗のペースで、ということだ。
決して5敗してもいいということではなく、負け試合をどれくらい引き分け以上に持ち込めるかも問われる。チームの底力、総合力が試される。


選手たちにかける言葉があるとすれば、ただひとつ。
シーズンが終わったとき、悔いを残さないでほしい、ということだけだ。
自分がもっとやれていたら状況は違っていたはずなのに、なんて思いだけは残さないでほしい。
それは、自分自身に向けた言葉でもあるんだけれど。 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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