2013年08月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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殻を破る

 昨日は、会社の者を車に乗せ、新潟駅南口で取引先の人をピックアップしてビッグスワンへ。
弁天橋通りが渋滞していたので、こりゃーキックオフには間に合わんなぁ、と思いつつ、よもやま話。
考えてみればこの2人を車に乗せてビッグスワンに行ったのは何度目かなんだけれど、勝率10割なんである。前回は、確か3年前の清水戦。あの時は4-1だったよなぁ。


2人とも久しぶりのサッカー観戦で、ケンゴをまだ見たことがないという。


──見といた方がいいですよぉ、絶対に出世するから!


と猛烈プッシュしておいた。そして、


──磐田戦というと、過去何度か惨敗した思い出が強烈で、去年なんかホームで1-6で負けて、それで監督が替わったんですよねぇ〜。


「それで監督が替わったなら、よかったってことなんじゃないの?」


──ん〜、まぁね〜、そうとも言うかもね〜、わははは。


「今年は“倍返し”すればいいじゃん」


──去年の倍返しなら12点獲らなきゃな〜


なんてバカ話をしながらビッグスワン到着。南側駐車場が満車で鍋潟駐車場に回されてしまい、Sスタンドの下あたりを歩いているうちにキックオフの笛が聞こえ、E2スタンドに入ったとたん、マイコーがカルリーニョスをペナ内で倒してPKを獲られてしまった。なぬー、到着したとたんこれかよ〜。


新潟は全体的に動きが鈍く、選手同士の距離が遠い。その結果、プレスもかからない。なんだなんだ、このバランスの悪さは。
アトムが出場停止でいないというだけで、ここまでバランスが悪くなってしまうものなんだろうか?セイヤにアトムと同じプレーを求めるつもりはないけれど、左サイドは向いていないのかもしれない。途中でナルとセイヤがサイドを替えたり、いろいろと試行錯誤してる感じもあった。


攻守ともに走り回っていたアトムがいないせいか、ミカがあちこちをケアして回らなければならず(時々ミカを見失ったw)、その結果レオとの位置関係のバランスがよくないように見えた。健太郎も忙しそうだったなぁ。


2失点目は、そりゃーあそこまでマエリョーをフリーにしちゃえばシュート打たれるべ、という感じ。
とにかく、磐田にやられているというより、自分たちで苦しくしてしまっているようなプレーの連続。これはハーフタイムに出るな、やんつーさんの「ちゃぶ台ひっくり返し」がw


「これは、後半頭から誰か交替するかもね〜」
と観戦仲間と話していたら、セイヤからホージェルに替えてきた。これはもう、「点を獲るぞ」というサインだよね。
ホジェさんって、動きがそこはかとなくマンガチック。Eテレの「シャキーン!」とか「みぃつけた!」あたりに出てきそうなキャラクターなんですよ。特にドリブルが独特過ぎて、敵だけでなく味方も欺いてしまいそうなのがドキドキものなんだけどw
でも、ホジェさんオリジナルな間合いを、磐田の選手たちは嫌がってるように見えた。


やはり、ハーフタイムにやんつーさんの一言があったのか、選手同士の距離感がグッとよくなった感じ。
そうなると、ボールも奪えるようになるし、セカンドも拾える。磐田がペースダウンしたというのもあったけれど。


そこから一気の4得点、逆転ですからね。ケンゴがエースの働きをしてくれたのはもちろんだけど、健太郎&マイコーのビルドアップの貢献も高かったし、レオは相変わらず凄かったし、ナルが頑張ってましたねぇ。
ナルの川崎戦後のコメントについて、
「元磐田の10番が、いい具合に新潟に染まってきた」
とサポーターの間で評判になっていたけれど、プレーのひとつひとつに、殻を破ろうとする気持ちを感じた。新潟らしく「走る」意識を高く持ちながら、持ち味である高い戦術眼を発揮する。「磐田の10番」だった時代とはひと味もふた味も違う「新しい成岡翔」への脱皮を、物凄く期待しちゃうなぁ。
尚紀にも、迷いながらも脱皮への意識を感じるし、人間は年齢には関係なく、意識ひとつでどんどん成長できるってことですね。そうやって選手が変化していくのを見ていく楽しみが、このチームにはある。



磐田は、勢いが前半で終わってしまった。後半、山崎亮平が出てきたら怖かったけれど、結局使わなかったね、関塚さん。
チーム全体がすぐにしぼんでしまう印象があるのが、敵ながら気になる。特に明治出身の2人、もっとガツガツ頑張らないといかんだろ。



8月はここまで、3勝1分1敗。10勝3分10敗の勝ち点33で10位まで上がってきた。去年の今頃はどうだったかなと思って調べてみたら、23節終了時点で6勝6分11敗の勝ち点24の16位だった。そして何と、J2に降格した神戸が、その時点で10勝3分10敗の勝ち点33で11位だったのだ。今の新潟とほとんど同じだったのだなぁ。神戸の最終勝ち点が39だったから、残り11試合で勝ち点を6しか積み上げられなかったというわけだ。うげげ。
神戸や、今の大宮の例を見るまでもなく、たったひとつのボタンの掛け違いで、あっという間に転げ落ちる可能性があるJ1リーグ。好調だからと慢心せず、より一層気を引き締めて上位を目指さなければいかん、ということですね。
そのためにも、次の浦和戦はさらに大事な試合になる。


 


試合後、ローソンに寄ってAmazonで注文しておいたCDを受け取った。
何を買ったかというと、これ。



「あまちゃん歌のアルバム」。「潮騒のメモリー」「暦の上ではディセンバー」もよかったけど、個人的には「南部ダイバーの歌」に泣けたぞw

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トレーニングはウソをつかない

金曜日の夜は、エコスタでサポーターズCDのシール貼り作業を少しだけ手伝い(到着したのが遅かったので、10枚くらいしか貼ってないけど)、役得の先行販売で一足先にCDをゲット。
車中で早速聴きながら帰った。
今年もクオリティが高いですよ。やっぱりプロのミュージシャンが参加すると違うなぁ。
それに、レオの歌声も入ってるし。来年はぜひ、Negiccoさんに、カバーガールだけじゃなく歌ってもらいましょうw

土曜日、昼過ぎに仕事で潟東の田んぼへ行き、終わってから車を置きに自宅へ戻り、そこから電車とシャトルバスでスタジアムに到着したのが16時半過ぎ。
移動中に飛んできたスタメンメールを見たら、CBのコンビが健太郎&クナンから、健太郎&マイコーに変わっている。
水曜日に聖籠へトレーニングを見に行ったときも、マイコーのプレーがとてもよかったので、これは近い将来、マイコーがCBのレギュラーに食い込んでくる可能性はあるなぁ、と思っていたのだ。
でも、まさかこんなに早く、それが実現するとは思わなかった。


Eゲート広場で何か夕食を調達しようかと思ったのだけれど、さすがにキックオフ1時間半前というタイミングでは、どこも大行列。しょうがない、中に入ってから何か買うか…。


Eゲートから中に入ると、コンコースで選手のトークショーが行われていて、ノリと水輝がしゃべっている。水輝ってああ見えて結構しゃべりが達者なんだよね。


夕食は何にしよう…と考えながらゲートをくぐると、いつも大行列になっているイタリア軒のブースが、意外と人が少ない。冷製パスタは売り切れていたけれど、あまり待たずに冷し中華をゲット。
これが、スープが甘ったるくなくさっぱりとしていて、とても美味しかったんですよ。また食べたい!行列してなければw


冷し中華とエビスを手にいつものE2自由席へ行くと、ファミリー客がいつになく多くて、夏休みがもうすぐ終わることを感じさせる雰囲気。遅く来た人たちは、席の確保に苦労していたようだった。
でも、これでも3万人超えにはならなかったんだよね。うーん。





試合開始直前に見えた、ビッグスワンの夕焼け。
雲が金色に輝き、だんだん濃いオレンジ色に変化していく。ビッグスワンを劇場化させる舞台装置のひとつに、確実に「夕日の美しさ」というのもあるよな、といつも思う。



さて、試合。


立ち上がりから川崎もかなりプレッシャーをかけてきて、お互いにがつがつプレッシャー合戦みたいな感じになっていた。
少々ハイテンポになりすぎているのが気になった。
ペースとしては、新潟の方に分があるように思えたのだけれど、攻撃にかかるところでミスが出て、なかなかゴールまで迫れない。
そんな中、いきなり大久保のスーパーミドルで先制されてしまった。むむーん。


もっとも、まだまだ時間はあるし、崩されて失点したわけでもなかったから、そんなに心配しなくてもいいのかな、とは思った。続けていれば、新潟の時間はやってくる。
そのためにも、前半の失点はこれだけに抑えないと。


後半に入って、いきなり川崎が攻勢に出てきたけれど、そのピンチを凌ぐと、川崎の出足がそこからピタッと止まった。
前半飛ばしすぎて足が止まったのか、1点を守りきる方向に転換したのか。
一緒に観戦している仲間と、
「あれ?川崎の足、止まってね?」
と言っていると間もなく、ケンゴの同点ゴールが決まった。うおー。ジンスのクロス、素晴らしかったなぁ。


その直後、畳みかけるようにヒデの逆転ゴール。ゴール前の細かいパス交換から、ケンゴとヒデのワンツーですよ。
この通じ合い加減。その後の喜び合い方といい、試合後の様子といい、絶対にデキてるね、この2人w


新潟の得点シーンを見ていると、ロングボールで裏を狙ったり、サイドの突破からクロスを上げる、ゴール前でのワンタッチのパス交換で相手守備を崩す、などなど、聖籠のトレーニング風景で見た通りのプレーができているのがよく分かる。
毎日積み重ねてきたものが成熟し、試合に反映される。チームとして最も望ましい流れが、今の新潟にはできている気がする。
そして、新潟に戻ってきてからまだ1ヶ月経っていないマイコーが、その成熟しつつあるチームに即座にフィットしていることが、何とも凄いなぁ、と思うのだ。
(2008年に成立学園高校から高卒ルーキーとして入団し、1年目はもっぱらサテライトリーグ。翌2009年からはJAPANサッカーカレッジ、ツエーゲン金沢、Vファーレン長崎と、4年半にわたる修行生活。地域リーグ、JFLが主な出場歴で、J2ではケガの影響で1試合しか出ずに、そのまま新潟に戻ってきたマイコー。その期間がどのようなものだったか、どんな指導者に出会い、どんなチームメートたちに恵まれてきたのか、ぜひインタビューを聞いてみたい)

個人的には、清水ユース時代からずっと応援している川崎の山本真希が、時々レオとマッチアップするのが愉快で仕方がなかったのだけれど、あまり目立たなかったですね。
中村憲剛と山本真希のところから決定的なパスをほとんど出させなかったことが、この試合のポイントだったと思うし、そこらへんの対策は、やんつーさんのスカウティング戦略でバッチリできていたんだろう。
それが実現できたことには、レオとミカの存在が物凄く大きかったと感じるところ。それに、ロングボールで中盤をあえて省略させて、ボールを触らせないというやり方というのもあるのかな、なんて思ったり。素人考えですけどね。


いずれにしても、新潟の戦略がズバリ当たった試合だったと思う。


いやー、それに何と言ってもね。ビッグスワンで川崎に連敗してらんないでしょ。
「何か知らんけど、ビッグスワンでは思い通りの試合ができないなぁ」
って、ずっと関塚さんが経験してきたことを、これからは風間さんに経験してもらおう。
川崎戦では、何かが起こる。以前はその主役が森勇介だったりしたけどw、今回はコーチの退席処分なんてのもあったし。
また不敗神話が始まるんですよ、ここから。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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感じろ!

 昨日は3ヶ月に1度の定期検診のため、1日休みを取った。
で、午前中は聖籠へ。練習を見学して、その後クサカリマサオ隊を実施するとのことだったので、時間が合えばそれに参加してから病院へ行こうかな〜と思ったのだ。




9時過ぎに聖籠に到着すると、Bピッチではすでに監督・コーチ陣が勢ぞろいしていて、練習の準備中。見ると、ヒデとマイコーがチューブトレーニングをしている。
続々とクラブハウスから出てくる選手たちを、ピッチで待ち構えるやんつーさんたち。まさに、「手ぐすね引いてる」感w


ウォーミングアップの後は、ハーフコートでワンタッチ、ツータッチなどの制限付きでの実戦練習。
ボールを持ったら前を向いてパスをするか、シュートを狙うかのどちらかが求められていたようで、バックパスが出ると、すかさずやんつーさんが笛を吹いてプレーを止めていた。


海風が吹いて、それほど暑くはなかったのだけれど、選手たちは相当蒸し暑かったと見え、健太郎のタレ目がますますタレ目になり、ナルは全身シャワーを浴びたかのよう。
でも、みんな必死にボールに食らいついていた。


練習見学での楽しみは、やんつーさんが選手たちにかける声を聞くこと。
特に若手選手に対しては鋭いツッコミが入る。その対象になりやすいのが、ケンゴ、ジンス、ノリ、尚紀。


「ケンゴ!そこ入ってこい!」
「ジンス、感じろ!」(「感じろ!」という言葉は、ケンゴに対しても度々使っている)
「川口!そこまで来たなら打て!」
フリーマン役をやっていたとき一瞬反応が遅れたノリに対しては、すかさず、
「ノリ!」
と声がかかる。


声をかけられると、彼らは即座にプレーで反応するので、教えていて楽しいんだろうなぁ。
そして、負けじとファイトする中堅・ベテランたち。いい感じでチームが回ってる気がする。


ホージェルはまだ余力を残してプレーしてる印象だけれど、ボールを持ったときに「何かをしでかす感」があるのがいい。
マイコーもいいですね。1vs1の強さと、攻撃参加への意識の高さで非常に存在感がある。これからも試合で使われていくんじゃないだろうか。


1時間半で全体練習終了。ふと見ると、勲、ウッチー、達也の子どもたちが走り回っていた。似たような年格好の子どもが多いから、子ども同士でも仲良しだったりするみたいだ。
達也の上の子は、この間はボールを蹴ってたけど、今回は縄跳び。体を動かすのが大好きなんだね。



結局、時間がなくなってクサカリマサオ隊参加は断念。こういうときじゃないと参加できないのになぁ。残念だなぁ。
でも、ぬこたんのオレンジエプロン姿はなかなか似合ってましたよw

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山口晃展と鹿島戦

 

先週の土曜日は普通に仕事だったのだけれど、未消化だった2.5時間分の代休を急遽取ることになり、15時半で終了。これ幸いと行った先が新潟市美術館。現在開催中の「山口晃展」を見た。


あ、同姓だけど縁もゆかりもありません。当たり前ですがw


これがもう、とにかく面白いのなんの。浮世絵や鳥獣戯画やウォーリーを探せ的なものが好きな人はもちろんのこと、発想の自由さをいろいろな視点で楽しめる作品ばかりなので、アートにそれほど興味がないという人にもぜひ足を運んでいただきたい。
私は会期中にもう1回くらい行きたいな〜と思っている。


そうそう、少し前に連載された「ほぼ日刊イトイ新聞」の山口晃さんインタビューも面白かったので、ご参考までに。



で、帰宅後、スカパーで鹿島戦観戦。
結果的に負けちゃいましたけどね。ワクワク感に満ちた面白い試合だったなぁ。


尚紀が後半の早い時間帯でイエロー2枚で退場になり、難しい試合展開になってしまったけれど、1人少ないということを感じさせないハードワークで、最後まで勝つ可能性を感じさせてくれた。
最後の最後まで、足が止まらなかったもんね。この猛暑の中、1人減っても最後まで走りきれるというのは凄い。改めて、マイチームの選手たちに惚れ直しましたねぇ。トゥッコさんにとっても、フィジコ冥利に尽きる試合だったのではないだろうか。


初スタメンだった舞行龍も、1vs1の対応だけでなく、機を見てボールを前へ運ぶプレーなど、随所に光るものを見せてくれた。
2008年のサテライトリーグではSBでのプレーしか見なかったから、いつの間にかセントラルのポジションが板についていたことにビックリした。Vファーレン長崎では昨シーズンは主にボランチ起用だったと聞くし、レンタル先で適性を見極めてもらったということだろうか。4年半の長い修行旅には大きな意味があったということか。


スカパーの実況では、スタジアムに日本代表のザック監督が観戦に訪れているという話から、
「もしかしたら、舞行龍ジェームスも日本国籍を取得したので、視野に入っている可能性がありますね」
と言っていたので、ええ!と思ったのだけれど、舞行龍はすでにNZ代表として国際Aマッチに出場しているとのこと。つまり、日本代表に選ばれる資格がないってことなんですよね。うーん、そうかぁ。残念だなぁ。


また、Jリーグデビューを果たしたホージェルも、ドリブラーとしての片鱗を見せてくれた。たぶんまだ100%の力でプレーはしてないんだろうな、という感じだったけれど、それでもあれだけやれるということ。フルスペックではどれくらいのプレーを見せてもらえるのか。
まだまだディフェンス面など課題も多いけれど(結果的に、決勝点を奪われるきっかけになってしまったしね)、期待されている攻撃面での活躍を期待したい。


負け試合で「面白かった」というのも不謹慎なのかもしれないけれど、チームの確かな成長を感じ取れたことは嬉しかったし、それだけに勝ちたい試合だった。勝てるチャンスはあったよなぁ、最後のホイッスルが鳴る瞬間まで。


アトムとレオは神でした。
左サイドの攻防は見応えがあった。アトム&ジンスvsダイゴ、やりあってましたねぇw
ケンゴは試合ごとに貫禄がついてくる。
尚紀の退場は、試合の流れを難しくしてしまったプレーではあったけど、やんつーさんが試合後のインタビューで語っていたように、仕方がないと思う。アグレッシブにやった結果だから。これを成長の糧にしてくれれば、それでいい。
それより、ムラのペナ内でのプレーがPKにならなかったのはラッキーだったな。


これで、今年は鹿島に3連敗ということになってしまった。
しばらくカシスタでも負けてなかったし、1シーズンで鹿島相手に全敗なんてことも久しくなかったので、少なからず、むむー、という感じだ。
でも、どんなに上位が相手でも、自分たちの戦い方を変えず、がっぷり四ッに持ち込むさまは、新潟の成長を物語る。解説の羽中田さんが、やんつーさんの采配や新潟の良さについて事細かく語ってくれたこともよかった。


大切なのは、連敗をしないこと。だから、川崎戦、磐田戦と続くホーム連戦で必ず勝つ。
28日の磐田戦が、今季最後のミッドウィーク開催になるけれど、ホームで闘えることはアドバンテージになると思う。
8月最後の浦和戦はアウェイだけれど、暑さ厳しい折に遠距離移動が少ない日程ということを天の配剤としよう。


ところで、週間予報によると、土曜日の川崎戦は雨予想になってるのだけれど、それはちょっと勘弁してほしいんだけどなぁ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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甲府を遠く離れて佐渡の旅

     甲府の最高気温が40℃を超えた土曜日、私はと言えば小瀬へは行かず、友人夫婦と3人で1泊の佐渡旅行に行っていた。


実は、人生初佐渡。毎日家から佐渡を見ていて、仕事で佐渡観光の記事を書くことも多いのに、今まで一歩も足を踏み入れたことがなかったのであるw
だから、佐渡の観光名所や美味しい店なんかの知識は頭に入ってるんだけれど、さっぱり土地勘がないんだな、これが。
というわけで、移動はレンタカーのカーナビに頼りっきりの旅になった。


で、佐渡上陸後最初の目的地は羽茂。なぜに羽茂?というのには立派な理由があって、同行の友人(前職の同期)が、羽茂出身の兄弟デュオ・平川地一丁目の大ファンで、彼らが生まれ育ったところに行ってみたい、という希望があったからなのだ。
羽茂へ行く途中、真野の市街地を通ったら、あちこちに「真野まつり」の幟が立っていて、


「あ〜、真野まつりでよく歌ってたって言ってたなぁ〜」


と、それだけでしみじみモード突入の彼女。そして、そのしみじみモードが頂点に達したのは、彼らの母校、羽茂高校の校舎の前に立ったときだった。


NCM_0037.JPG

なんつーか、我が子の足跡を辿る母親の気持ち、みたいなもんなんでしょうねぇ。


その後、小木港を回って宿根木へ行くと、そこの街並み保存地区でCDジャケットの撮影もやったらしく、ロケ地を目の当たりにして三度目のしみじみモードに入っていたのであった。



その夜は相川のホテルに泊まり、翌日は佐渡金山→トキの森公園、というコース。


佐渡金山は個人的にぜひとも行ってみたかった場所で、特に北沢浮遊選鉱場は感動したなぁ。





なんかもう、ギリシャ遺跡のような、ラピュタに出てきそうな、物凄く雰囲気のある所だった。早く世界文化遺産に正式登録されるといいですね。



トキの森公園には、「トキふれあいプラザ」という施設ができて、トキを間近で観察できるようになった。
いや、ホント、かなり近くで見られるんですよ。おすすめ。




佐渡は東京23区の1.5倍の広さがある島なので、1泊では全然回りきれない。次回は最低2泊はしようと、友人夫婦と誓い合ったのは言うまでもなく。
お土産に、佐渡のおいしいソーセージメーカー「へんじんもっこ」の「たまとろサラミ」を買って帰りました。楽しみだなぁ。




で、甲府戦は、ホテルで「真野鶴大吟醸」を3人で飲みながら食事をしている間のことで、夕食が終わってからまとめて得点メールも試合結果メールもまとめて見た。
おお、ケンゴがまた点獲ってるわー、と思ったら、その3分後に甲府の柏に同点ゴールを決められている。
ぬぬー。


しかし、日中の最高気温が40℃超だった甲府で、夜の試合とは言っても、相当暑かったはず。だって、先週のホーム清水戦は、新潟の最高気温は27℃だったんだよね。まずは試合以前に13℃もの温度差と戦わなければならなかったのは、想像するより遥かに厳しかったと思う。
さらに、出場停止でレオとジンスを欠く状況で勝ち点1を持って帰ってこられたことは、かなりポジティブに考えていいんじゃないかなぁ、と思いながら、帰宅してから録画を見た。


感想としては、前半の決定機に点が獲れなかったのが響いたかな、という感じではあったのだけれど、猛暑の中でも選手たちは走れていたし、攻撃の形も作れていた。
ケンゴのゴールシーンはよかったですね。久々にSBとしてのムラのプレーを見たけれど、ムラらしい縦への攻撃力が、チャンスを作った。ヒデのパスもよかったし、アトムのクロスもスーパー。
そんなプレーの連続が、ケンゴの素晴らしいヘディングに繋がった。


直後に追いつかれたのはいただけないし、突き放すこともできなかったのは課題だろうけれど、見ていて選手たちが自信を持って戦っているのが伝わってきた。
そして、レオやジンスがいない状況でも、誰か特定の個人に頼るサッカーではなく、チーム全体の連動性で戦うサッカーができるようになったから、そんなに2人の不在を痛いと感じることもなかった。
確実に成長してます、このチーム。


もちろん勝ち点3獲れると獲れないのとでは大違い、というのは分かる。でも、内容も次に繋がるものだったし、この勝ち点1は今後のリーグ戦にとても意味を持つ数字だと思うんですよ。


それにしても、選手たちはよく走ってたなぁ。やっぱりフィジカルトレーニングの成果がハッキリ出てますよね。


それと、舞行龍の出場がこんなに早く実現するとは思わなかった。プレー見るの、2008年のサテライトリーグ以来ですよ。あの時は右SBだったけれど。
どうやらSBよりもCBの方で使われるようだけど、今まで苦労してきた分、頑張ってほしいなぁ。


 


休み明けの今日、出社したら、後期日程告知ポスターが届いていた。



おおー、ケンゴがセンターですよw
若きエースを支える頼もしい先輩たち(ジンスは後輩だけどw)、みたいな構図がいいですねぇ。
今のチームの流れをそのまま表現したようなデザイン。さらに成長しながら、最後まで行きましょう。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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より攻撃的に、アグレッシブに

昨日から、夏の甲子園が開幕。
日本文理は初日の第2試合で、優勝候補の大阪桐蔭と対戦して、2-10の敗戦だった。残念。


それにしても、大阪桐蔭の打者は凄いね。森友哉か。覚えておきます。


日本文理も、確かに点差は離れた敗戦だったけれど、真っ向勝負に出て、引くところがなかった。新潟県の高校野球がレベルアップしたのも、攻撃力で対等以上にやれるようになったからだと思うのだけれど、文理のバッティングを見ていて、改めてそれを感じた。


守り勝つよりも、打ち勝つ野球。どんなにスーパーなエースがいても、点を獲らなきゃ勝てない。
よりレベルが高い投手が出てくる甲子園で勝ち抜くためには、県大会を全試合コールド勝ち(決勝はコールドがないけれど)するくらいの攻撃力が必要で、そこに安定した投手力があれば、なおよい。それは、2009年夏の日本文理が証明したことだった。


そういう意識をしっかりと植え付けてきたのは、大井監督の功績のひとつなんでしょうね。


サッカーのアルビレックスだって、リアクションサッカーからアクションサッカーに転換している。
より攻撃的に、アグレッシブに。
新潟のスポーツの流れが、そんな方向へ転換しつつある…。



2009年夏の甲子園で、日本文理が全国に向けて発信した野球は、どんなものだったか。その背景にあるものは何なのか。
それをもう一度振り返りたくなったら、この本を読むといい。
岡田さんの処女作は、素晴らしい力作です。

author:ぐっちい, category:野球
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タマジュン的清水戦

 

土曜日の清水戦は久しぶりにサッカー講座もあったので、ちょっと早めにスタジアムへ出かけた。


今回のサッカー講座は、当日の試合中継の解説・玉乃淳さんと、実況・下田恒幸アナウンサーという顔ぶれ。


タマジュンといえば、現役時代はビッグスワンでもプレーを見た記憶があるし(調べてみたら、2005年ホーム東京V戦で後半に途中出場だった)、解説者に転向後はその自由すぎる解説っぷりでつとに有名。去年の最終節、奇跡の残留劇の解説も担当していたことで、新潟サポーターの中にもかなり浸透しているのではないだろうか。


今回もどんなことをしゃべるのか、かなり楽しみにして行ったのだけれど、まぁ、ほぼ期待通りかそれ以上だったなぁw まさか、いきなりサングラス姿でスペイン語の歌を歌いながら登場するとは思わなかったw
ICレコーダーを持ち込んで一語一句を再現したい気分はヤマヤマなのだけれど、あまりに内容がファンキーすぎて放送コードに引っかかりそうな部分が多々あったので、今回は自重しときますw


一部をご紹介すると、新潟の選手の印象について、


「かわいい選手が多いですよね〜。強化部長は“かわいい”を基準にして選手を集めているとしか思えない」
「川口くんは、嵐の6人目でいいんじゃないですか」


ケンゴについては、開口一番、
「まだまだ物足りませんね!……パフォーマンスが!ワーッと盛り上がってサポーターの方へ走っていく割には、何もやらないですよねぇ」


そっちですかw


「川又堅碁がゴールを決めたら、こういうパフォーマンスをやるっていう楽しみがないと。あのパフォーマンスをやるからゴールを決まるんだっていう風にならないと」


ははぁ〜。後半部分はちょっと分かる気がする。
集客のために魅力を発信していく意味で、タマジュン的視点っていうのは案外重要だと思うなぁ。
このタマジュンサッカー講座に参加した方は、J-SPORTSでの実況中継をあとでチェックするのが楽しかったんじゃないかな。


それと、去年の最終節で、残留が決まったあとに勲が感情を抑えながらインタビューに答えているのを見て、思い切りもらい泣きしてたら、隣の西岡アナが全くもって冷静で、


「何て冷たい人間なんだ!と思った」


とかw その西岡アナも、広島の優勝が決まった試合の実況では、感極まって1分30秒言葉が出なかった、という。常に冷静さが求められるアナウンサーも、やっぱり人ですからね。


今回、へぇ〜、そうなんだ、と思ったのは、Jリーグ中継の解説者もフリーアナウンサーも、年間契約ではなく、1試合ごとの契約だということ。つまり、1つでも失敗すると次の依頼が来なくなる、というシビアな世界なのだ。


 


タマジュンのオンステージを楽しんでから、そのままのテンションで試合に突入。


立ち上がりから、電池切れ上等の紙一重の展開ではあったけれど、終始ゲームをコントロールしていたのは新潟だったし、完勝といってもいい試合だったんじゃないだろうか。


いやー、それにしても杉山浩太の跳び蹴りにはビックリした。故意ではなかったとはいえ、一発レッドじゃなかったのも、えー、そういうものなん?という感じだったけれど、それ以上に、胸を蹴られたケンゴの冷静さにはビックリした。
過度に痛がるそぶりも見せず、激高もせず、すぐに立ち上がってPKを蹴る態勢に入ろうとする姿に、ちょっと凄味みたいなものを感じたのだ。
こういう選手は、どんどん成長できるんだろうなぁ。


凄かったと言えば、アトムとジンスの左サイド。このコンビの成熟度合いは、ほぼ完成の域に達している。
攻守に大奮闘のアトムはMOM級の活躍だったし、ジンスは韓国代表を経験してすっかりプレーに自信がみなぎっている。
それだけに、ジンスの最後の最後でイエロー2枚での退場は、多分に不運だった。ジンスが故意でやったわけではなく、主審が悪いわけでもないと思うので、運が悪かったと切り替えるしかない、といったところ。次の試合にジンスがいないのは痛いけれど(レオさんもいないのも痛いけど)、必ず誰かがしっかりとやってくれるだろう。


他に印象に残ったことは、達也の言わずもがなの存在感と、ナルの攻撃能力の高さ、ラドンチッチvsクナンの怪獣対決。


ケンゴがゴールを奪えているのは、達也の気の利いたプレーの連発のおかげである部分が大きいし、ナルは守備をあまり意識させずに自由に動いてもらった方が、チームにとって圧倒的にプラスになる。守備面に対する批判も耳にするけれど、今季の新潟が点を獲れるようになったのは、ナルの存在も大きいと思うしね。その分、ミカの仕事が増えてるし、右サイドが押し込まれる展開の時は厳しいものがあるのは確かだけれど、チームとしてはそれは盛り込み済みでやってるってことなんでしょう。
正直言って、新潟で、ナルがここまで走れて、頑張れる選手だとは、それまでのイメージが変わった部分もある。新潟移籍が一皮むけるチャンスになってるんじゃないだろうか。
ラドンチッチvsクナンは、見応え十分の迫力だったけれど、クナンは若干分が悪かったかな。でもよく頑張ってましたよ。あの失点は余計だったけど(苦笑)


それと、石毛はやっぱりいいね。サイドバックじゃない方がいいと思うけどなぁ。



帰宅後、早速録画をチェック。
スタジアムでは分からなかったけれど、ケンゴってば、ゴールを決めたあとにヘンなパフォーマンスをこっそりやってたんだねw
それを見逃さず、「何だこれ!」とすかさずツッコミを入れるタマジュンw
どうですか、タマジュンさん、こんなパフォーマンスでいかがでしょうか。


そして、後半アディショナルタイムに、だめ押しの3点目を決めたヒデのゴールについて、


「(シュートを)ゴールに吸い込ませる岡本の、恐らく人間性でしょうね」


褒めてるのは分かるんだけど、何なんだ、人間性ってwww


タマジュンに始まってタマジュンに終わる。清水戦はまさにそれに尽きる試合だったなぁ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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初連勝

 

6月に1ヶ月以上の中断があったかと思ったら、今度は東アジアカップ開催のため2週間のプチ中断期間が入った。
来年はW杯もあるし、この「中断期間」というものから逃れられない運命にあるわけだ。


東アジアカップは新潟サポ的にも結構楽しめたんじゃないかな、と思うのだけど、どうだろうか。
日本代表には大輔と千葉ちゃん、韓国代表にはジンスとヨンチョル。
アルビレックスに在籍経験のある選手が3人、現在在籍中が1人。4人も「アルビがらみ」の選手が出ていたのだ。
特に、日本の2戦目のオーストラリア戦では、スタメンCBが大輔と千葉ちゃんである。2011年の新潟のCBコンビがそのまま、日本代表の試合で見られるとは、それだけでお腹いっぱいって感じ。
日韓戦には大輔も千葉ちゃんも出なかったけれど、ジンスが韓国代表でも左サイドをブイブイゆわしてる姿を見るだけで眼福。ヨンチョルも途中出場したし。これで柿谷の決勝ゴールで日本が勝ったのだから、まさに大団円。ごちそうさまでした。



で、そのプチ中断期間中にキクちゃんが鳥栖へ行き、ホージェル・ガウーショという実に覚えにくい名前の新ブラジル人選手がやってきた。
不安と期待がない交ぜになりつつ迎えた、今季2度目の「中断明け初戦」、セレッソ大阪戦。


仕事を定時で上がって、バイパスを飛ばしてビッグスワンに到着したのがキックオフ20分前。
Eゲート前広場で夕食を調達して、スタジアムに入る。


試合の方は、のっけから各メディアのカメラマンさんたちが、新潟のゴール側(つまりセレッソが攻める側)に大集結していて、あからさまに柿谷・山口螢・扇原の「東アジアカップトリオ」が目当て、というか、要するに柿谷のゴール目当てというのが分かってしまうのが、むむむ!という感じ。
よぉし、そうなればその期待を裏切ってやろうじゃないの。


しかし、立ち上がりはどちらもスローで、様子見なのか、蒸し暑いからセーブしているのか、疲れているのか、ピッチの芝がボコボコなのが気になるのか…という感じ。
プレーもセカンドボールがなかなか拾えず、ハッキリしない感じがしたので、こんな調子でやってると、どこかで絶対やられるなぁ、と思いながら見ていた。それは多分に「お互い様」だったのだけれど。
柿谷も山口螢も、東アジアカップを100とすれば、70〜80くらいのプレーぶりだったんじゃないだろうか。
その代わり、ジンスは元気でしたけどねw


煮え切らないゲーム展開の中、印象に残ったのが前半なかば過ぎくらいの達也のプレー。
立ち上がりからずっと、誰よりも走り回っていたし惜しいシュートもあった達也だけれど、そのとき、ガツンと相手にプレッシャーを掛けに行ったのだった。何か、チーム全体にカツを入れるような感じがあった。
あぁ、達也がいてくれてよかったなぁぁぁぁぁ。


前半の終わり頃になると、新潟の選手たちの動きがよくなってきた感じがあったので、前半を0-0で折り返せたことは本当によかった。


ハーフタイム。
件のホージェルくんが入団の挨拶をすると言う。
途中入団の選手がサポーターの前で挨拶するなんて、初めてじゃないかなぁ。少なくとも自分の記憶にはない。

そのホージェルくん。いかにもレゲエっぽい、ファンキーな見た目とは裏腹に、挨拶は至ってマジメ。いかにも、ウチの強化部が連れてきそうな感じの選手だなぁ。
体はそんなに大きくないし、華奢な感じがするくらいだけれど、サイドのドリブラーらしいので、早くプレーを見てみたい。


後半、セレッソが攻勢に出てきたときには、さすがにヒヤヒヤはしたけれど、思ったより怖くはなかった。柿谷よりもむしろ、酒本と丸橋の方が怖かったかも。それと、山口螢がフリーで動ける状況が多かったので(ミカのポジショニングがちょっとよく分からなかったんですよねぇ)、わー、やべー、と思うこと数回。柿谷には、決定的なピンチを作られたりもしたけれど。
それでも、うまく助け合ってピンチをしのいでいた感じがよかった。


試合はカウンター合戦みたいになっていて、最後の最後に電池切れした方が負け、という感じだったけれど、そこで後手を踏まなかったのが、健太郎のゴールに繋がったような気がした。


まぁ、粘り勝ちですよね。
ミスも多くて、決してデキのいい試合だった訳じゃないと思うけれど、相手のミスに助けられたというのも、チームとして粘れた結果だと思うし。
泥臭く勝ちを拾うたくましさが、このチームには徐々につき始めてるのかもしれないな、と思った。そこが「チームの成長」であり、「柳下イズム」っていうことなのかも。


試合終了後、選手たちが各スタンドにバンザイ回りをしているうちに、バケツをひっくり返したような豪雨になった。
ずぶ濡れでヒーローインタビューを受けていた健太郎が気の毒で気の毒で。


「こんなに天気の悪い中、たくさん応援に来てくださって…」


と、雨がしたたる顔を手で拭いながら健太郎は何度も言ってたけど、いや、サポーターはキミほど濡れてないからw


いや〜〜〜、やっぱりホームで勝つっていいなぁ。え?連勝?あ、中断期間で湘南戦が遠くなっちゃったからうっかりしてたけど、そうか、今季初の連勝かぁ。
そりゃー、土曜日もホームなんだし、清水に勝って3連勝しましょうよ、ねぇ。


 


ところで、今回のマッチデープログラムの選手インタビューが勲だったのだけれど、その中で、勲がこんなことを言っていた。


「自分の特長を出すというよりも、求められているプレーができないと使ってもらえないと、今年は強く感じている」


ちょうど同じ頃、鳥栖でスタメンデビューを果たしたキクちゃんが、試合後のコメントで、


「自分が好きなプレー」


という言葉を使っているのを見て、今回のレンタル移籍に関して、一気に腑に落ちる感じがした。
「求められているプレー」と「自分が好きなプレー」が一致しないものだったとすれば、チームを出る選択というのもあるだろうなぁ、と思ったのだ。もちろん、それだけの理由じゃないでしょうけれど。
一般人だって同じだもんね。「実際の仕事内容」と「自分がやりたい分野」が一致しなければ、転職を考えることだってある。


ただ、自分の苦手分野を克服して成長することだってできたと思うけれど、それは本人にしか分からないことで、勝手に第三者が言えることじゃないってのも分かる。


とりあえず今は、鳥栖で頑張って結果を出してほしいってことなんですよ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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