2013年11月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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3度目の石巻


先週の金曜日、仕事で今年2度目の石巻へ。
3月は石巻といっても限りなく南三陸町に近い十三浜。今回は石巻港と牡鹿半島の方へ。笹かまぼこメーカーと水産加工会社への訪問だった。

石巻港に行くのは2年ぶりで、前回は港の周辺に大規模な瓦礫置き場があったり、道路の中央分離帯に、「鯨大和煮」の巨大な缶詰のオブジェが横たわっていたりしていたが、今回はそのいずれもが撤去されていた。

港周辺は少しずつ新しい建物が増えつつあり、操業再開した工場などもあちこちに見受けられるようになってきたものの、それほど目に見えて復興が進んでいるようにも見えない。
印象的だったのが、港周辺に新しい住宅がちらほら建っていることで、震災後、新しい建物ばかりになった神戸市灘の酒蔵周辺の風景を思い出した。

街が新しくなる、ということは、古いものが一気に失われた、ということなんだよな。

そして、津波に襲われてもなお、同じ場所に家を建て直すという、一見理解しがたいことも、当事者にはそれだけ、理屈じゃない深い思いがある、ということも感じさせられた。

石巻港では、操業再開した工場がある一方で、新しく建て直したものの、ライフラインがいまだに復旧していないために、操業再開したくてもできない工場も少なくないとのことだった。

メーカーの方から、懸命に復興への歩みを進めようとしている石巻の現状と、その一方で、慢性的な人手不足で、求人を出してもなかなか人が集まらず困っている、ということも聞いた。
そこは2年前とあまり変わってないんだなぁ…。
ただ、パチンコ店に通りかかると、2年前は平日の昼間から満車だった駐車場が、今回は半分くらいの入りだったのは、それだけ仕事を再開した人が増えたということかもしれない。


石巻港から、牡鹿半島方面へ。港からさらに車で50分近くかかるのね。
リアス式海岸沿いの道は、とても風光明媚。訪問した給分浜の水産加工会社は、目の前が海。カキの養殖筏がいくつも浮かんでいた。
それでも、震災前と比べると、筏の数はまだまだ少ないという。
そこにある海は美しく、太平洋側では珍しく、夕日が海に落ちる場所。あの日、あの一瞬だけ牙を剥いたのだ。


そこかしこに、震災の爪痕が色濃く残っている被災地でも、そこに暮らす人たちは明るく、ホスピタリティに満ちていた。
その背景には、様々な苦悩があるのだろうし、将来の見通しが不透明な部分は、あまりにも多いのだと思うけれど、それをほとんど表に出さず、外から来た人間を手厚くもてなそうとしてくれる。
その気持ちに触れるたびに、自分にできることは何かを考えさせられる。

何をもって「復興した」と言えるようになるのか。それにはどのくらいの歳月が必要なのか。
まだまだ道は遠く、私たちがやるべきことはたくさんあるなぁ…。
author:ぐっちい, category:日々のこと
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月刊サッカーマガジンを買ってみた


先月で20年の週刊誌としての歴史を閉じ、今月から月刊化した「サッカーマガジン」。
「サッカーマガジン[ゾーン]」というタイトルで、ツネ様を特別編集長に迎え、サカマガ時代とは一線を画した作りになっていることを強調しているように見えるのだけど、記念すべき第1号の表紙がいきなりツネ様。

ツネ様が表紙に登場すると、妙にセレブ感がUPして、サッカー雑誌というよりも「Men's Ex」とか「ゲーテ」とか、そのあたりに見えるんですけどw(決して「LEON」ではない)

内容としては、サカマガ時代とは相当趣が違い、試合そのもののデータは掲載されていない。
海外サッカーに割かれるページが格段に増えて、Jリーグ濃度はますます薄まっている印象だ。Jリーグについては、各クラブのマネージメントとか、選手のインサイドストーリーといったネタが多い。
ファッションチェック(今回はFC東京。アーリアジャスールのポージングが…w)とか、選手の行きつけレストラン(今回は鈴木啓太さんおすすめのセレブなお店)、愛車紹介(今回は闘莉王さんがランクルをご紹介なさっております)なんてページもあって、昔あった「Footival」を思い出したぞw

紙媒体としての雑誌の生き残り策としてスタートを切った「月刊サッカーマガジン」ではあるけれど、創刊号はまだまだ手探り状態というのが見て取れる。どういう層をターゲットにするのか、今一つ掴みどころがない。
号を重ねるごとに固まってくることを期待したいところ。

次号も積極的に買おうと思うかどうかは、正直微妙なところなんだけれど、アルビSの是永さんがコラムを書いてるし、又吉直樹の連載コラム、ブックディレクターの幅允孝さんのブックレビュー、安田理大のサッカー青春私小説(恋愛ネタあり)は読みたいかも。

なるべく立ち読みで終わらせずに、買うように努力しますです。
author:ぐっちい, category:
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10周年メモリアルとチームの成長


11月23日のホーム仙台戦は、ちょうどJ1昇格決定から10周年の記念日ということもあって、とにかくイベント企画がてんこ盛りだったビッグスワン。
キデさんや直樹、ヨンハッ、マサ、アラケンといったレジェンドの登場や(それにしても、みんな変わらないね)、ローソンサンクスデーなのにハッピーターンを入場者に無料配布してくれた亀田製菓さんなどなど、メモリアルデーの盛り上げのために各方面が協力してくれた。
コレオもばっちり決まったしね。



4万人を集めようプロジェクトは、結局3万2,000人超でとどまったけれど、スタジアムの雰囲気は素晴らしかったですね。4万人時代と遜色ない盛り上がり方だったんじゃないかな。

最近のビッグスワンの雰囲気がいいなぁと思うのは、選手たちのプレーに対する反応の仕方。
達也が猛然とGKにチェイシングをかけるだけで、「うぉぉぉぉ」と盛り上がり、ボール奪取に拍手が起こるスタジアムなんて、たぶん他にないんじゃね?と思う。
ヤンツーさんが標榜するサッカーの真骨頂を、サポーターがちゃんと理解しているってことだし、そんな声援を受けるチームがホームで負けなくなるのは、とても自然な流れなんだろう。

試合は、前線からの徹底したプレスで仙台に後手を踏ませた新潟が、前半18分、ジンスがもらってアトムが蹴ったFKを、達也がオーバーヘッドで繋ぎ、ヒデが左足で素晴らしい弾道のゴールを決めて先制。ヒデの卓越したシュート力が如何なく発揮されたゴールだった。

結果的にその1点が決勝点になったわけだけれど、全般的に危ないシーンも少なく、スコア以上に差のある内容だった。
むしろ、もう2点は獲れたんじゃないかと思ったほどで、文字通りの完勝。
仙台GK林は、さすが代表招集されたことがあるだけに、いいGKだよね。ヒガシとのGK対決は、なかなか見応えがあった。その林に対して、猛然とチェイシングをかけてはミスキックを誘発させていた達也GJ。久々スタメンだった水輝も頑張った。
ナルのボランチ、ミカの右SB、実はこれが一番の適性だったのかもしれない、と思わせてくれるほどのレベル。ナルのパスさばき、ミカの上下の運動量。本当の適材適所を見抜く目を持ってる監督というのは、やっぱり強い。


結局1点しか獲れなかった背景には、クロスの精度の問題などもあったとは思うけれど、それ以上に、

「ケンゴに得点王を取らせたい」

という気持ちが選手たちに強すぎたのもあったかな、と思う。
だって、レオとかアトムとか、自分でシュート打てる状況なのに、わざわざケンゴへのパスを選択してたりしてたしね。
たぶん、自分で打っていれば決まったゴールもあったんじゃないだろうか。
でも、パスを選択したくなってしまうだけのものを、ケンゴは持っているということ。愛されてますねw
大久保が1点追加してしまったので、4ゴール差になってしまったけれど、チャンスが失われたわけじゃない。最後までチャレンジできるというのは幸せなことだなぁ。

濡れたピッチに滑ったり転んだりする選手が多かったけれど(アトムはハーフタイムにスパイクを雨用に履き替えてましたね)、全体的にミスが少なく、充実した内容の好ゲームになった。
その上で仙台を圧倒できたというのは素晴らしい。

今シーズンが始まる前、開幕ダッシュよりも、シーズン終盤に上位争いができるチームになってほしいと思っていたけれど、その通りの成長カーブを辿ってきてくれたことが、なんだかうれしい。
強くなったなぁ。たくましくなったなぁ。勢いじゃなくて地力がついてきたって感じだよね。
それだけに、このチームを見られるのがあと2試合しかないというのが、とても残念だ。

このメンバーで来シーズンもやれたら、どんなチームになるだろう。
選手の去就について、いろいろと聞こえ始めてきたこの季節、そればかり夢想している。

残り2試合。悔いを残さぬように。
次節、目の前でマリノスの胴上げを見る羽目にならないように(←ここ重要)
最後の最後まで、新潟らしいサッカーを貫くまでだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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残り3試合
内田 潤選手の契約について

午後、いきなり飛んできたモバアルメールに驚いた。
リーグ戦も残り3試合というタイミングでの契約満了の発表というのは、過去記憶にない。

クラブ側の配慮とか、事情とか、ウッチー本人の意向とか、いろいろあったんだろうなと思う。ある程度は覚悟していたとはいえ、やっぱりショックはショックだ。
大好きな選手だったからね。

2006年の夏に鹿島から移籍してきたウッチーは、気がつけば、鹿島よりも新潟の方が在籍期間が長くなっていた。
ウッチーの思い出のシーンといえば、2008年最終節の終了寸前のスーパーミドルとか、神戸戦でPKを蹴ろうとした大久保嘉人の耳元で囁いた「右に蹴るんだろ」とか、いろいろあるんだけれど、私にとって、

「アルビレックス新潟の内田潤」

としてのウッチーの存在を決定づけた試合が、2006年10月14日のJ1第27節、ホーム京都戦だった。

新潟に移籍してから、なかなか際立った存在感を発揮できていなかったウッチーが、立ち上がりから素晴らしいプレーを見せ続けてくれて、

「ウッチーってうまいなぁ〜、うまいなぁ〜!」

と、一緒に見ていたサポ仲間にしつこく呟きまくっていた。そして、移籍後初ゴールであり、バースデーゴール。
右斜めからの、まさに「ウッチーゾーン」と言える角度からの技ありゴールだった記憶がある。

その試合から、少なくとも私にとってウッチーは、「新潟の右SB」として絶対的な存在になった。

その後のマルシオとの右サイドは、クラブ史上に残る名コンビだったと思う。


プレー以外では、本当に1度だけなんだけれど、聖籠のファンサゾーンで、いちかちゃんと生まれたばかりのさくらちゃん向けのプレゼントを手渡したことがあった。
イチゴ柄の手ぬぐいと、桜の花びら柄のトートバッグ。
それを見た瞬間、

「おっ、かっわいい〜!ちなんでいただいて、ありがとうございます!」

と満面の笑顔で喜んでくれた、その親○カ全開の表情が、何ともいえずいい味を出していたっけな…。


これから先のことを、ウッチー自身はどう考えているのかは分からないけれど、それはウッチーの決断を待ちたい。(本音を言えば…おっと、これ以上は今は言うまい)

まずは残り3試合。

全部勝ってウッチーの門出を祝いたい。

チームが好調なときも、苦しいときも、ウッチーの存在がどれだけ拠りどころになったか。
それは選手たちにとってだけでなく、サポーターにとってもそうだったと思う。

最後に、

「新潟に来てくれてありがとう」

という気持ちを、メッセージに込めるつもりだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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マレーフィールド、大銀ドーム、ベアスタ
日曜日は、一日家で留守番役。せっせと石油出しをしたりしていた(新潟もそういう季節になりました)。

その前夜はJ-SPORTSのライブ中継で、エジンバラのマレーフィールドで行われたラグビー日本代表vsスコットランド代表の試合を見た。
スコットランドとは1989年の秩父宮で歴史的勝利を挙げているが(私もその試合をバックスタンドで見ていた)、その試合はテストマッチ認定されておらず、W杯以外の対戦で初めての「ガチ勝負」だった。
最終スコアは42-17だったので、完敗という表現が妥当といえばそうなのだけれど、とても内容の濃い好ゲームで、ジャパンも2度1点差まで追い上げた。福岡の2トライは素晴らしかったですね。
オールブラックス戦とスコットランド戦、ジャパンの進化がハッキリとした形で確認できる試合が続き、ラグビーファンとしては楽しくて仕方がない。

それと、スコットランド国歌の「フラワー・オブ・スコットランド」は何度聴いても美しい歌だけれど、あれほどの大合唱を聞かされると、マレーフィールドで勝つのは難しいと言われるのも道理だなぁ、と。
個人的には、今のジャパンにはぜひロンドンのトゥイッケナムでイングランド代表と対戦して、あの「スウィング・ロー」の大合唱の中の超アウェイゲームを戦う機会があればいいなぁ、と思っている。

ところで、ジャパンの最年少の2人(筑波大の福岡と早稲田の藤田)は、大学から飛び級で戦う場を与えられるといいのにな、と思う。例えば、Jリーグの特別指定選手のような制度が、ラグビーにもあるといい。国内では大学ラグビーかせいぜい日本選手権しか場がないというのは、いかにも惜しい。
本音を言えば、この2人が今すぐにでも日本を飛び出してスーパーラグビーに挑戦するくらいのことができたら、日本ラグビーにとっても大きなプラスになると思うんですけれどね。


**********


さて、昨日は、J1・J2同時開催で、新潟は大分でアウェイゲームを戦った。

J1・J2同時開催だとチャンネル選びが大変で、新潟の試合が始まるまでは、BS1でJ2のG大阪vs京都を観たり、スカパーに戻ってマリノスvs名古屋や千葉vs長崎の試合を観たり、なかなか忙しいw
その中で、印象に残ったのが長崎の強さで、J2昇格初年度で、昇格プレーオフ出場圏内に入っているのが、本当に凄いと思う。このチームで、マイコーは春までプレーしてたんだよなぁ。

16時からは大分vs新潟をメインに、同時進行の鳥栖vs磐田も気にしつつ、という観戦になった。

新潟は立ち上がりから、大分に対する苦手意識を感じさせない(というか、実際には選手は苦手意識なんて持ってないのかもしれない)試合運び。
レオとナルのボランチコンビも堂に入ってきて、右SBに入ったミカが、どんどん上がってくる。

そんな中、生まれた先制点。

一瞬、何が起こったのか、テレビ画面を観て我が目を疑った。

大分のGKが前に蹴ったはずのゴールキックが、ネットに吸い込まれてる!w

達也の背中にゴールキックが当たって跳ね返った、ということなんだけれど、何しろ初めて見るシーンだったので、「こ、これはオウンゴールなのか?」などと、とっ散らかったことを考える始末。
いや、最後に触ったのが達也なんだから、達也のゴールに決まってるじゃんw

よほど達也の存在感というか、背中が大きかったってことなんでしょう。
うん、そういうことにしようw

その後、圧倒的に攻めながらゴールを決められずにいるうちに、守備の隙を突かれて、大分のルーキー・松本にプロ初ゴールを献上。なぜ、ウチはこうも初物に弱いのか。
ちなみに、元ガンバの家長のプロ初ゴールは2004年のビッグスワンですからねw

新潟の両サイドは、新しいコンビを組み直してから数試合しかこなしていないので、連携面の未成熟さが、特にディフェンスに現れるのは仕方ないことなんだろうけど、何とか早く安心して観ていられるレベルに到達していただければと。

このまま1-1で前半終了っていうのはイヤだなーと思っていたら、前半終了間際にケンゴが決めてくれた。
CKから、そのこぼれをマイコーがケンゴに絶妙なパスを入れ、ケンゴは左足でトラップした後、相手DFを軽くかわして右足でゴール。お見事。
マイコーのケンゴへのアシストは何度目だっけ。

後半は、アトムのゴラッソなスーパーミドルで3点目。(このゴール、J1の11月ノミネートゴールに選ばれましたね)

大分は、イキのいい若手が多くて、新潟としても手こずる場面も多々あったのだけれど、やはり、肝心なところでプレーの精度が低いんだね。
でも、若手が順調に成長すれば、いいチームになると思うんですよね。

試合の終盤は、鳥栖vs磐田とザッピングしつつの観戦で、あまり真面目に見てませんでした。どーもすみません。
でも、試合後のインタビューでのヤンツーさんの、“らしくない”にこやかさを見ると、手応え十分な試合だったんだなぁ、ということがよく分かる。
(ヤンツーさんのインタビューは、とても分かりやすいバロメーターですからw)


**********


同時刻、鳥栖が1-0で磐田に勝ち、磐田のJ2降格が決まった。
すでに時間の問題だったので驚きはないけれど、その昔、何度もチンチンにされてきた新潟の立場から見ると、やはり感慨深いものはある。
しかも、引導を渡した鳥栖にはキクちゃんがいた。

2003年、J1昇格を決めた直後の天皇杯で、当時まだまだ強かった磐田に0-4で一蹴され、J1の厳しさを教えられた。
思えば、あの試合が「磐田に勝ちたい」という思いの原点だったと思う。

2004年の1stステージでホームでJ1初対戦したとき、ヨンハッのゴールで先制して喜んだのもつかの間、あっさり逆転負け。
試合後、名波に、

「(先制されたが)あれは事故みたいなもんだから」

と余裕のコメントをされたときの悔しさは、忘れようにも忘れられない。

何と言っても2006年のヤマスタでの惨敗と、淳さん退任が発表された直後のヤマスタで、選手の気持ちが入りまくった完勝。そして昨シーズン、監督交代のきっかけになったビッグスワン。
なんだかんだで、要所要所に磐田戦の思い出が出てくる。

その後、ヤンツーさんが新潟の監督になったり、「おお・きく・なる」の3人組が一時新潟に揃ったり、などということは、10年前には想像しようもなかったし、そこに磐田の問題点が見え隠れしているようにも感じている。

とにかく、私たちにJ1の厳しさを最初に教えてくれたチームの降格は、いろいろと考えさせられることが多い。

個人的なことを言えば、新しくなったヤマスタ、まだ行ってないんだよなぁ。スタジアムグルメも、浜松餃子くらいしか食べてない。

だから、というわけじゃないけれど、なるべく早くJ1に戻ってきてくださいよ。磐田サポには知り合いも増えたし、やっぱり磐田と対戦できないのはつまらない。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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3連休in東京

この3連休は、東京に行っていた。

もともと、3日に大学のクラス会があり、当初は3日に東京へ行って、4日に新潟に帰ってくるつもりだったのだけれど、2日に秩父宮ラグビー場で日本代表vsオールブラックス(NZ代表)の国際親善試合が行われるということになって、急きょ前日入りすることにしたのだ。

そんなことを決めてから、友人から3日のクラス会の前に東京宝塚劇場へ宝塚歌劇を観に行こうと誘われたり、スヌーピー展がちょうど六本木ヒルズの森アートギャラリーで開催中であることを知ったり、さらにはアルビレックス新潟ユースが出場する、Jユースカップ決勝トーナメント1回戦が4日に西が丘サッカー場で行われることになり、おまけに、神田古本まつりまで。もう、こうなったら全部行ってしまえ、ということにしてしまった。

おかげで超過密日程になりましたけどねw

初日は、お茶の水のホテルに荷物を預けてから神田古本まつりに行き、覗いてみるだけ…と思っていたのが、結局4冊購入。



ああ、荷物を増やしてしまった…。


そして、秩父宮ラグビー場へ。

この日の神宮外苑は、国立競技場でヤマザキナビスコカップ決勝の柏vs浦和と、神宮球場で東京六大学野球の早慶戦が同時開催されることになっていた。
信濃町駅で友人と待ち合わせている最中も、改札を出た人が、どんどん外苑方向へと流れていく。

秩父宮ラグビー場も、チケットが発売後2時間で完売しただけあって、入場するだけでも大行列。

試合開始前から盛り上がっていた秩父宮の雰囲気は、オールブラックスによる「ハカ」で最高潮に。「海自の歌姫」による君が代も素晴らしかったなぁ。



試合の方も、立ち上がりの日本代表の健闘は期待を抱かせるに十分だったものの、徐々にオールブラックスが地力を発揮。身体のサイズやフィジカルの強さ、スピード、技術の確かさなどなど、すべてにおいて格が違う。
それでも、日本代表は最後まで攻めに徹し、終了直前にはサイドに飛び込んだ左WTB福岡がトライか、と思われたが、ビデオ判定の結果、足がタッチラインを踏んでいたことが分かり、トライは認められず。
結局、54-6と点差は開いたけれど、随所に見どころがあって楽しい試合だった。

もう、最後のノーサイド寸前の攻防はね。日本代表のチャレンジとともに、絶対にトライを取らせないというオールブラックスのプライドを感じましたね。それを観ただけでも、十分入場料がペイした感じ。
いいもの観ました。


翌日は、東京宝塚劇場へ宝塚歌劇団花組公演を見て(宝塚はもはや伝統芸能ですね、あれは)、夜はお茶の水の明治大学紫紺館でクラス会。
去年に続いて2年連続の開催だったのだけれど、御茶ノ水駅前の和民での二次会まで、とにかく盛り上がり、笑い通し。
卒業からもう25年経っても、あっという間に昔に戻れるのがクラスメートの素晴らしさ。
もう来年開催の日程も決めちゃったし、みんな来年も元気で会いましょう。


最終日の4日はまず、11時キックオフのJユースカップ決勝トーナメント1回戦・アルビレックス新潟ユースvsFC KAGOSHIMA U-18を観に、西が丘へ。

結果は3-1でアルビユース勝利だったのだけれど、FC KAGOSHIMAはスピードがある選手が多く、ハードワークできる好チームだった。アルビユースの選手がスピード負けするシーンもしばしば。やはり、決勝トーナメントに出てくるチームは力がある。

アルビユースでは酒井家の末っ子・ゴーソンが別格。トップ昇格できるだろうか。
そして、ゴーソンと同じく、今年トップチームに2種登録されている2年生の小池くんは左SBでの出場。積極的なオーバーラップでチャンスを何度も作っていた。たぶん、本職はSBではないと思うんだけれど、かなり面白い選手だなぁと。2種登録されるのも分かる気がした。

アルビユースの次戦は、10日に東京ガス深川グラウンドで、FC東京U-18と対戦。
13時キックオフだそうなので、行ける方はぜひ応援に行ってあげてください。




西が丘を後にして、そのまま六本木に移動し、六本木ヒルズでのスヌーピー展へ。
入場まで20分くらいかかってしまったけれど、非常に展示が充実していて、見ごたえ十分。スヌーピーファンは必見ですよ、これは。
展示の最後の方では撮影OKの場所もあったので、少しばかりパチリ。



そろそろ東京駅へ移動しようかと外に出ると、広場ではすでにクリスマスツリーの飾りつけが始まっていた。
ついこの間までハロウィンだったのに、もうクリスマスですか〜。東京は新潟よりも半月は時間の流れが速い。
もっとのんびり行こうよw

author:ぐっちい, category:日々のこと
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