2013年12月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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大掃除の成果
年の瀬です。仕事納めです。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

会社で捨てる雑誌、参考資料として残しておく雑誌の分別をしていたら、こんなものが出てきました。



「月刊にいがた」2006年7月号。特集は「寝ても覚めてもアルビ好き」。

「月刊にいがた」では、その後、アルビ特集なんて企画してないんじゃないかなぁ。

懐かしい!淳さんも慎吾もアトムもコールリーダーもみんな若い!w
淳さんの頭に白髪が全然ない!
喜多靖の顔を見ると、思わず「強化部長ぉぉ〜」と呼んでしまうw

この頃は、まだFM新潟でスポンサー無しのサポーター番組「フェブレ・フットボレラ」やってたんだよなぁ。

浅妻さんの「フットボールジャンキー」が連載第15回目だって。今はもう連載100回超えたよね。ちなみに、この回はドイツW杯現地レポートでした。


…とまぁ、ついつい読みふけってしまって、大掃除の手が止まるというのはお約束。

 

ところで。昨日はナルとツボさんの契約更新が発表されて、ミカにはマリノスだけじゃなく大宮からも正式オファーが届いているなんて話が出てきて、ミカってばモテモテやのぉ〜、という感じの1日でした。

まぁ、ミカくらいの選手であれば、引く手あまたなのは当然ではあるんですけれどね。

これから年末年始にかけて、INとOUTの話が目まぐるしく出てくるでしょう。
17日が新チーム始動ですから、1月の第2週あたりまでには、2014年シーズンのチームの顔ぶれが、ほぼ出揃うのではないかと思います。

もう、あっという間ですよ、サッカーのオフなんて。プロ野球のオフより全然短いですもん。

ブログの更新は、たぶん年内最後になります。
みなさん、よいお年を!

…さてと。大掃除の続きをやるかぁ。
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柳下アルビのマーチ
昨日、今日と、車のカーナビに「メリークリスマス!」と挨拶されたぐっちいでございます。
クリスマスイブもクリスマスも、律儀に挨拶してくれるんですねw
まぁ、いいんですけど。


今日の新潟日報モアのアルビサポーターブログ、読まれましたでしょうか。
ハマちゃんが、とてもいい文章書いてます。

移籍していく選手に対して、自分たちは何ができたか、今いる選手たちに何をしていけばいいのか。
毎年のことながら、大きな命題だなぁと思いますね。

基本的に、選手は移籍していくものです。一期一会だからこそ、1つのシーズンがかけがえのないものになっていくんじゃないかな、と感じています。
移籍を決めた選手に悪口雑言を言う前に、まずはクラブを成長させていく努力を自分たちがしていかなければならない。
そういうことですね。

 

さて、クリスマスだから、というわけではないけれど、先日のえのきどトークショーの懇親会で、皆さんの前で披露した歌があるので、ご紹介します。
これ、上越在住のサポ仲間が作った替え歌なんですけれど、これが大好評。

ぜひ、「三百六十五歩のマーチ」のメロディーで歌ってみてくださいな。
 

【柳下アルビのマーチ】


優勝は歩いてこない だから走ってゆくんだね

引き分け1点 勝てば3点 2点取られたら倍返し

できないやつにはヤンツーパンチ 汗かきべそかき走ろうよ

三門が走ったそのあとにゃ 綺麗なゴールを生むでしょう

ゴール前でクロス上げて ヤンツー!ヤンツー!

休まないで走れ

そーれ ヤンツー!ヤンツー!ヤンツー!ヤンツー!



名曲でしょ?w

ここに象徴的にミカの名前が出てくるところが秀逸だなぁと思うのですが(それだけ、新潟のサッカーを体現している選手のひとり、ということですからね)、折しも、ミカにマリノスからオファーが来ているというニュースもあったり(ニガワラ

ミカの決断はどうなるか分かりませんけれど、万が一ミカがいなくなったとしても、ここに名前が当てはまる選手がきっと出てくると思うんですよ。それが、新潟のDNAだから。

そうやって、チームは成長していくんだと思います。
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決して変わらないもの
昨日の皇后杯決勝、アルビレックス新潟レディースvsINAC神戸レオネッサはナイスゲームだった。
最後の最後まで、お互いが持ち味を出し合い、どっちに転ぶかわからない展開。
結果的にPK戦にまでもつれ込んだのは、サッカーの神様がどちらに微笑もうか悩んだからなんじゃないかな、なんて思っている。

確かに、選手個々の能力やチームとしての完成度の高さはINACの方が何段も上だったと思うけれど、チームとしての約束事を全員が理解して最後まで遂行する力は、アルビレディースは相当なレベルになっていたと思う。
リーグ戦では苦しんだけれど、能仲監督はここまでチームを作り上げたんだなぁ。
2年前に決勝進出したチームから大幅にメンバーが入れ替わって、チームを再構築する苦労は新人監督にとっては並大抵なものではなかったと思う。でも、ここまでチームを持ってきた能仲さんと、選手たちの頑張りには賛辞を贈りたい。
これをスタートラインとして、来季の飛躍を期待したいところ。

それにしても、トップチームもレディースもユースもジュニアユースも、新潟はチームとして目指す方向が変わらない。粘り強く、泥臭く、ひたむきに、最後までやりきるサッカーを、どのカテゴリーでも見せてくれる。
これって、当たり前のようでいて、その実、簡単なことではないですよ。トップチームとユースが全然違うサッカーをしているクラブなんて、いくらでもある。
監督や選手がどんなに入れ替わっても変わらないDNAのようなものが、新潟には確かにあるということを、改めてレディースの選手たちが見せてくれた。

それだけに勝たせてあげたかったなぁ。

 


さて、12月22日に北書店にて、「えのきどいちろうトークショーin北書店」を開催しました。
当初60名定員の予定が、気が付けば80名超。締め切った後も続々と申し込みがあったそうなので、全部受けていたら下手すると100名近くまで行ったかもしれないですね。
かなりの密集状態でしたが、みなさん、楽しんでいただけましたでしょうか?

一時は関越トンネルの通行止めで、高速バスに乗っていたえのきどさんが谷川SA付近で足止めを食うという事態が発生。どうなることかと思いましたが、30分程度の遅延で済んで、どうにか14時開演に間に合いました。
いやー、よかった。

で、その場でもシネ・ウインドさんに告知していただきましたが、来年2月22日(土)〜28日(金)にシネ・ウインドにて、「にいがたサッカームービーウィーク2014」を開催することになりました。
上映予定作品は、「サントス〜美しきブラジリアン・サッカー」(ブラジル映画)、「狂熱のザンクトパウリ・スタジアム」(ドイツ映画)の2作品。
映画上映のほかにも、トークショーなどの各種イベントも予定しています。えのきどさんにもご登場願う予定です。

3月1日にJ1リーグ開幕という日程が決まり、奇しくも開幕直前のキックオフイベント的な感じになりました。
詳細が決まりましたら、追々ご紹介していきたいと思います。
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また会う日まで
菊地 直哉選手 サガン鳥栖へ完全移籍のお知らせ



昨夜に思わぬタイミングでモバアルメールが届いて、意表を突かれた。
公式発表は鳥栖の天皇杯が終わってからかな、と思っていたのだけれど、鳥栖の選手として、ハッキリとした形で天皇杯に臨みたかったのかな、なんてことを漠然と感じている。

正直言って、書きたいことはレンタルが決まったときに書いたので、改めて書くことはあまりない。

必要とされる場所で、自分らしさを発揮できることが、プロサッカー選手としての喜びであるならば、サガン鳥栖との出会いは、まさに邂逅だったと言えるかもしれない。
請われて行くというのは、幸せなことですよ。うん。


シーズン終盤に、監督・選手への「42300通のラブコール作戦」で、どうしても伝えたいことがあったので、キクちゃんにメッセージを書いた。

鳥栖へ完全移籍するだろうと思っていたので、引き留めの言葉は書かなかった。

ただひとつ、分かってほしかったことがあった。

それは、新潟のサポーターの思い。

2011年にキクちゃんが新潟に戻ってくると決まったとき、たくさんのサポーターが喜んだ。
もちろん、例の不祥事のこともあって、批判的なサポーターもいたことは確かだけれど、ゴール裏中心部は、すぐに

「菊地直哉を全力で応援する」

と表明してくれた。
そして、シーズン開幕に合わせて作ったチャントに、新潟に戻ってきてくれた喜びと期待を込めた。
あのとき、移籍加入選手で開幕時にチャントを作ってもらえたのは、ロペスとキクちゃんの2人だけだったと記憶しているけれど、それだけみんなが、「新潟の菊地直哉」として再び応援できることを喜んだんですよ、と。

その新潟サポーターのキクちゃんへの思いを、分かってほしかった。

伝わったかどうかは、分からないけれども。


正直言って、鳥栖への移籍を選ぶよりも、自分の力で壁を乗り越える、ヤンツーさんに「使いたい」と思わせるプレーを見せてほしかったというのが本音。
ナルや健太郎が変われたんだから、キクちゃんだって変われたはずだと思うんだよ。変わりたくなかったのかもしれないけれど。


でも、キクちゃんには感謝の気持ちも大きい。
選手が移籍していくことに対して、嘆きや諦念、あるいは達観してばかりいた新潟サポーターに、縁が繋がっていれば戻ってきてくれるんだという喜びを与えてくれたことに、心からありがとうと言いたい。

来年はビッグスワンで、あるいはベアスタで。「鳥栖の菊地直哉」と会いまみえる日を楽しみにしている。
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戻ってくる人、戻っていく人
大野 和成選手 復帰のお知らせ

加藤 大選手 復帰のお知らせ

東口 順昭選手 ガンバ大阪へ完全移籍のお知らせ



昨日今日と、バタバタとINとOUTのモバアルメールが届いた。
そういう季節になったなぁ…。

カズとマサルは、それぞれ2年半、2年の長期レンタルを経て新潟に戻ってくる。

カズは湘南では主力としてJ2、J1を戦い、マサルは愛媛2年目で堂々と主力を張るまでになった。
それぞれに経験値を高めて、心身ともにたくましくなったと思う。特にひ弱さがあったマサルが、どこまでメンタル的に強くなったか、本当に楽しみ。
今年のケンゴのように、2人とも新潟で本格化してほしいな。



戻ってくる人がいれば、戻っていく人もいる。


ヒガシは、早い時期からガンバ移籍の噂が出ていたし、ある程度覚悟はしていたので、ああ、ついに来たか…という感じ。
もともとガンバジュニアユース出身で、大阪出身でもあるし、故郷に帰ると考えればいいだけのことだと自分に言い聞かせている。
違約金を残してくれることは、新潟へのせめてもの気持ちだと思いたい。

ヒガシとは、彼の母校の新潟経営大学の学校案内制作で2度ほどお世話になり、そのたびに、実直で真面目な人柄に助けられた。

思い出深いのは、初めての取材のとき。
2009年3月、リーグ開幕戦・FC東京戦の前日。
もしもメンバー入りしたら取材は別の日に、ということだったのだけれど、幸か不幸かベンチ外となり、予定通りに、ということになった。
大学の食堂でヒガシの到着を待っていると、ドア越しに、鮮やかなグリーンのパーカーにグリーンのスニーカーというファッションで、ひょいひょいと歩いてくるヒガシの姿が見えた。

職員室の一角で、大学時代の勉強の話や、サッカー部のこと、経営大に転入して、初めて大学のキャンパスに足を踏み入れたときの印象、恩師の堀井先生のことなど、いろいろ聞いた。
経営大サッカー部としてビッグスワンでボールパーソンを務めたとき、ゴール裏に立っていたら、ノザから
「お前、そんなところで何してんだよぉぉぉ」
といじられた、とかw

将来の夢については、

「欧州でプレーしてみたいんです」

とハッキリと言っていた。当時はGKの欧州挑戦といえば川口能活くらいしか例がなかったので、実現できるといいですねぇ、なんてことを言った気がする。

一通り話を聞いた後、撮影ということになり、カメラマンが準備するのを待ちながら雑談。

──明日、私も味スタ行くんですよ。

「えっ、マジっすか!」

──朝3時にバスで新潟出発なんですけどね。

「ええええっ、3時?!明日って昼過ぎの試合ですよね?!…ヤバッ」

──いやー、向こうに着いたら着いたで、ダンマクの準備したり、いろいろとやることがいっぱいあるんですよ、サポーターは。

「マジっすか!ヤバッ、ヤバッ」

そのとき、ヒガシは5回以上は「ヤバッ」と言った。


撮影も終わって、私たちが帰るとき、大学広報の人と一緒にヒガシも見送りに出てくれて、別れ際、

「頑張ってください!応援…」

とお辞儀をされた。選手から「頑張ってください」と言われたのは、後にも先にもヒガシだけであるw


その後、2年前の4月のリーグ中断中に、2度目の取材をした。ちょうど震災復興チャリティーマッチで日本代表に呼ばれた直後だったこともあって、まだ初々しかった2009年と比べて、自信にあふれた表情をしていたのが印象に残っている。
経験を積み上げると、これだけ顔つきが変わるんだなぁ、と思ったものだった。


プロになってから、とにかくケガが多くて、在籍年数に比べて出場試合数はそんなには多くない。
それでも、これだけのインパクトを新潟サポーターに与えたのだから、フルで1シーズンを戦ったら、どんな実績を残すキーパーなのか、それを新潟で見たかったというのは本音だ。
でも、それをガンバで、という選択をしたのはヒガシ自身なので、ガンバの選手としては応援できないし、ビッグスワンで対戦してもブーイングも拍手もしないつもりだけれど(そこは新潟サポとしての意地ですねw)、欧州挑戦が実現したら改めて応援したい、とは思っている。


新潟は新潟で、頑張るよ。ヤスという逸材がいるわけだし。ヤスを一本立ちさせられるかどうかが、新潟にとっての新たなチャレンジになる。
それを繰り返して、ここまでやってきたチームだから。ヤスが新潟の守護神に育っていく姿を、しかと見届けるとしよう。

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満席御礼
参加申し込みを受け付けておりました、「えのきどいちろうトークショーin北書店」(12月22日開催)ですが、おかげさまで満席となりました。

多数のお申し込み、ありがとうございました!

当日は超満員のため、少々密集状態になるかと思いますが、ゴール裏だと思えば大丈夫w

今年最後の3連休中日のひとときを「えのきど版アルビゆく年くる年」(と勝手に命名)でお楽しみください。

お待ち申し上げております!
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ベストイレブン
新潟の選手が選ばれていない代表戦が、今一つ盛り上がらないように、優秀選手に誰も選ばれていない「Jリーグアウォーズ」も盛り上がらない。
だって、選手入場時の一瞬にしか新潟の選手が映らないんだもの。

しかし今回、新潟からはレオとケンゴの2人が優秀選手に選ばれていたので、ベストイレブン発表は俄然盛り上がった。(その前にベストピッチ賞に2年連続でビッグスワンが選ばれるという快挙もあったし)
レオは今季J1のベストボランチだと思うので、選ばれるんじゃないかなぁ、と思っていたら、残念ながら選外。しかし、最後の最後、大トリでケンゴの名前が呼ばれた。


ああああ。ケンゴがベストイレブンですってよ、お父さん!
2010年のマルシオ以来、新潟史上2人目ですよ。



ルーキー年(2008年)は、サテで点を取りまくってたけど、ナビ杯マリノス戦では交替出場した10分後には再交替させられるという、淳さんの愛のムチを受け、

2009年は、リーグ戦とナビ杯で1試合ずつだけの出場に終わり、

2010年は、半年ブラジル留学に行ったものの、帰ってきてから数試合しか使ってもらえず(ゴールも決められず)、

2011年は、出場機会を増やすもシュートをことごとくバーやポストに当てまくり、プロ初先発のチャンスを前に腹痛を起こし(それでも、ようやっとナビ杯と天皇杯で公式戦初ゴールを記録)、闘莉王には「お前誰だよ」とスゴまれ、

2012年は、J2の岡山へ1年レンタルの修業の旅に出されて、ゴール感覚を思い出し、

2013年、新潟に戻ってきて、聖籠でヤンツーさんにいじり倒され、図に乗りそうになると途中交替させられたりしながら、田中達也の背中を見て成長。←今ココ。



こんな紆余曲折の成長カーブを描いてきたケンゴが、これからどこまで行くのか。

来シーズンは、当然周りから研究されるだろうから、苦労することも増えるかもしれないけれど、ケンゴならその上を行けるはず。

去年、岡山に預けていたために、覚醒した瞬間を新潟で見届けられなかった悔しさがあるので、できるだけ長く、その成長過程を新潟で見ていけたら幸せだ。
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キャリアハイ
先日、達也の今シーズンの出場試合数が31になり、これは浦和時代を含めても自己新記録だという記事が新潟日報に出たこともあって(最終節前に出た記事なので、最終的には32まで伸ばした)、「キャリアハイ」についてちょっとtwitter上の一部で話題になった。

達也がこれまで、リーグ戦で年間30試合以上に出場したことがなかったというのも意外。
2003年の26試合出場11得点が戦績上では現時点でのキャリアハイということなんだろうけど、やはり31歳になって出場試合数を大きく伸ばすというのは、つくづく凄いことだと思う。
1年を通じてほとんどケガらしいケガもせず、パフォーマンスの質が落ちることもなかった。そこは、新潟のコーチングスタッフとメディカルスタッフの力もあるだろうね。

達也以外にも、ナルが初めてリーグ戦全試合出場を果たし、ケンゴのゴール数23も去年のJ2岡山時代の18を遥かに超えた。
数字という形で記録に残る部分だけでなく、パフォーマンス的にキャリアハイと言える選手が何人もいるだろう。
ヒデも「プロになって一番いいシーズン」と言ってたし、アトムの充実ぶりも、過去最高レベルに到達したんじゃないだろうか。
10年来、ナルを見続けている成岡サポさんが、

「今年のナルは、パフォーマンス的に過去最高のシーズンだと思う」

と言っていたので、なるほどなぁ、そうだろうなぁ、と思ったのだ。

それでは、監督はどうか。
ヤンツーさんのJ1監督歴の中でのキャリアハイは、やはり磐田時代の2003年、ということになる。

リーグ戦は最終節まで優勝争いをしながら年間順位2位、天皇杯優勝。

新人監督としてこれだけの結果を出したのに、結局フロントと強化方針の違いから衝突して、選手からの慰留を振り切って辞めてしまったのは、キャラ的にヤンツーさんらしいというか何というかw

件の成岡サポさんに、ヤンツーさんのキャリアハイは2003年だよねぇ、と言ったら、

「成績は確かにそうだけど、楽しそうに監督やってるのは今が一番じゃないかなぁ〜」

ははぁ、なるほどw
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To be continued


毎年、新潟ではリーグ開幕戦はアウェーで闘い、最終節をホームで迎えるという順番になっている。
これは、リーグ開幕戦の3月第1週は新潟では積雪の可能性が高いということもあって、やむを得ずのスケジュールなのだろうけれど、12月第1土曜日も積雪とまではいかなくても、霙や霰、雪に出くわすことは結構多い。
晴れの最終節って、たぶん2002年を最後に経験してないんじゃないかな。あの日は、本当に空も市陸の雰囲気も底抜けに明るかった。


で、今年の最終節も、お約束のように霙交じりの雨模様。
それでも、入り待ちの時間帯には雲の切れ間がのぞき、雨が止んでくれた。
去年の最終節の入り待ちは、ずっと霙が降っていて本当に寒かったけれど、残留を後押しするための入り待ちだった去年と比べて、今年は「7位確定」「賞金圏内」を後押しする入り待ち。悲壮感に満ちていた去年とは、当たり前のことだけれど、雰囲気がまるで違う。明るくてポジティブな空気は、2002年の市陸にちょっと似てるかなぁ、と思った。

先に名古屋の選手バスが入ってきて、最前列の席にピクシーが座っているのが見えた。
「おー、ピクシーだピクシーだ」
「生ピクシー見た」
などと、みんなでつぶやきながら見送る。貴章の顔は見えなかったな。

しばらくして、新潟の選手バス。いつものように「アイシテルニイガタ」を歌って出迎える。選手たちは、とても落ち着いた表情に見えた。


試合の方は、名古屋がケガ人や出場停止で若手主体のメンバーに切り替えてきていて、ベストメンバーの新潟としては、勝たないとダメだな、という感じ。
立ち上がりから、名古屋が想像以上にプレッシャーをかけてきて、ボール回しをうまくできない場面や、ボランチの田口あたりがうまくパスの起点になってチャンスを作られたり、ということもあったけれど、基本的にはゲームの主導権を握っていたのは新潟だったと思う。

それにしても、イッパイイッパイな感じの名古屋に比べて、新潟の選手に余裕を感じるなんて、昔は逆だったけどなぁw

ただ、名古屋は前線にはケネディがいない代わりに、永井などスピードのある選手を入れていたので、ここに後半あたりから貴章が入ってきたら、かなりイヤかもしれないなぁ、と思った。

後半、お互いにチャンスを作りあう中で、ナルのポスト直撃スーパーミドルなんてのもあったのだけれど(あれは決まったらカッコよかったなぁ)、なかなか点が入らない。ピンチをヒガシのスーパーセーブなどで凌いでいるうちに、向こうに行きかけた流れがこちらに戻ってくる。
相変わらずの存在感を発揮するレオが、ケンゴに縦パスを入れると、ケンゴがワンタッチでアトムに渡そうとしたところで、相手DFに当たったボールが、再びケンゴのところにこぼれてきた。それを左足一閃でゴール。
またしても、こぼれ球がケンゴのところに転がってきた。そういうことなんだよね、今年のケンゴは。
そして、ゆりかごダンスがあったので、誰のところに子どもが生まれたの?と思ったら、クラブ広報の栗原さんだったとのこと。クラブスタッフのためにゆりかごダンスをするなんて、新潟らしくていいじゃない。

ケンゴのゴールの直後にピッチに入ってきた貴章(拍手でしたね)は、予想通りスピードに乗ったプレーで脅威になった。フリーでシュートを打たれたときが一番怖かったけれど、残念そこはヒガシだ。
あの場面で決めきれないのもまた、貴章らしいといえば貴章らしい。

新潟の2点目は、自分で打たずに出したケンゴのパスを、しっかりとアトムが決めたもの。得点王を取るなら、1点でも多く取らなきゃいけないのに、あの場面でフォアザチームのプレーを選択するケンゴ。本当に成長した1年だったなぁ。

そして、後半アディショナルタイムに、ミカに代わってウッチーがピッチに立ったときの大歓声は、いつまでも思い出に残る名場面になった。
数日前まで別メで練習していたウッチーを、最終節のベンチ入りメンバーに選び、最後の最後でピッチに立たせる決断をしたヤンツーさんの、心情を思う。
それができたのも、2点リードしていたからで、他の選手たちがウッチーのラストゲームのおぜん立てをした、ということ。
ピッチに立ったウッチーは、短い出場時間の中で、気の利いたパスや、ボール奪取など、らしいプレーをしっかり見せてくれたのはさすがだった。

2-0で試合終了。
7位確定、17勝4分13敗、勝ち点55。賞金1,000万円!
勝利数も勝ち点もJ1でのクラブ最多であり、5連勝、ホーム9連勝も記録だ。
こうして、記録ずくめの2013年シーズンが終わった。

最終戦セレモニーでは、ヤンツーさんの
「3ヶ月後を楽しみにしていてください」
という言葉に盛り上がり、退団するウッチーとムラのあいさつにしんみりして。
家族持ちの選手は子どもを連れて場内一周をしていたけれど、達也が2人の娘を連れて歩いていて、娘たちがとてもはしゃいでいる姿が目に留まった。
1年前の埼スタの最終戦セレモニーで、退団のあいさつをする達也の横で、ずっと泣き通しだったお姉ちゃんが、今日はビッグスワンで笑ってる。それを見ただけでも、今年がどんなにいい1年だったか、と思わずにはいられない。



2013年シーズンはどんなシーズンだったか、言葉で表すとすれば、

「成長」「進化」「変化」「本格化」

など、いろいろな言葉が思い浮かぶ。
チームがどんどん試合ごとに成長し、プレーが進化していった背景には、選手個々の意識の変化がプレーに好影響を与えていたことがあると思う。
そして、成長から本格化へとステップアップした選手もいた。

変われた選手、変われなかった選手で、明暗が分かれたシーズンでもあった気がする。
トレーニングでできない選手は、試合でも使わない。ヤンツーさんの指導が、聖籠で徹底されていた。

えのきどさんもプレビューのコラムで書いていたけれど、一番「変化」したのがナルであり、さらにはヒデだったんじゃないだろうか。
もともと足元の高い技術を持っていた2人が、ハードワークと最後まで走りきる力を身に付けた。右SHからボランチへ、FWから左SHへとコンバートを経験したことで、さらにプレーの幅が広がったように見える。
特にヒデなんて、試合ごとにできるプレーが増えていって、これは凄いなぁ、と目を見張った。
ナルは、磐田時代のイメージといえば「足元の選手」で、あんなに走れる、頑張れる選手だとは思わなかった。

来シーズンがどうなるかは、今の主力メンバーがどれくらい残るかにもよるとは思うけれど、間違いなく新しく入ってくる、あるいは戻ってくる選手たちもいるわけで、またヤンツーさんがどんなチーム作りをしていくのかが楽しみで仕方がない。

考えてみれば、もう1ヶ月後には新チームの顔ぶれもほぼ出揃い、始動を待つばかりになっている頃。
あぁ、サッカーのオフなんて、あっという間だなぁ。

物語は、まだまだ始まったばかり。来年へと続けていこう。

新しいデザインのユニフォームを身にまとった選手たちが、新潟のピッチを駆けめぐる日を楽しみに、いろいろと妄想にふけることにしようかな。

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えのきどいちろうトークショーin北書店のお知らせ

楽しかったアルビレックス新潟の2013シーズンもいよいよフィナーレ。もっとこのチームの試合を見ていたい!という想いは尽きませんが、このメンバーで闘えるのも最終節名古屋戦を残すのみとなりました。さ、寂しい…。
当日は、昨年の最終節同様、入り待ちが計画されております!


http://www.albirex.co.jp/news/home_game/40571


名古屋に勝って、7位を確定させて(賞金1,000万円ゲットして)、有終の美を飾りましょう!



さて、今年もオフ企画として、「えのきどいちろうトークショーin北書店」開催が決定しました!
思えば1年前、北書店にえのきどさんを初めてお迎えしたのは、あの最終節の翌日でした。
集まった参加者は、70人超のみなさん!店内が熱気に包まれましたね〜。


今年も、盛り上がった2013シーズンの余韻に浸り、来たるべき来シーズンに思いを馳せながら、クリスマス前のひとときを、えのきどさんの味わい深いトークでお楽しみいただきたいと思います。
ぜひお誘い合わせの上、奮ってご参加ください。



【えのきどいちろうトークショー】


【開催日】2013年12月22日(日)


【時間】14時〜16時(サイン会あり)


【会場】新潟市中央区医学町2-10-1 ダイアパレス医学町1F・北書店


【定員】60名(先着順。定員になり次第締め切らせていただきます)


【参加費】お一人様1,000円(当日受付にて)


【懇親会】17時〜(会場:北書店) 定員20名 お一人様3,000円


【お申込み方法】北書店まで、メール(sato@kitashoten.net)にて
(1)代表者名
(2)連絡先(電話番号)
(3)参加人数
(4)懇親会参加・不参加
をご明記の上、お申し込みください。北書店店頭でも承ります。


※北書店には専用駐車場がありません。市役所駐車場、白山公園駐車場など周辺の有料駐車場か、公共交通機関(JR白山駅から徒歩約15分、バス「市役所前」下車すぐ)をご利用ください。

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