2014年10月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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どこまで成長できるか、変われるか
とにかく天気が良かったこの週末の新潟。

土曜日はLOFTへ行って、仕事用に来年の「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」を買い、北書店で本・雑誌を数冊購入。
日曜日は、鳥屋野潟近くに住む伯母の家に届け物をしたついでに、県スポーツ公園をぐるっと一周ウォーキング。ビッグスワンでは陸上の北信越高校新人大会をやっていて、エコスタと公園内の多目的広場では、docomo cup新潟地区中学軟式野球新人戦開催中。
実ににぎやかなビッグスワン周辺なのだった。


帰宅してから競馬の菊花賞を見て、そのままの流れで鳥栖戦をテレビ観戦。
新潟は裕紀、鳥栖は藤田と、お互いに攻守の要であるボランチを出場停止で欠いての試合だった。
新潟は裕紀の位置に慶が入り、慶がここのところ使われていた左SBには尚紀。尚紀はここ数試合、途中出場で左SBで使われてきただけに、そんなに心配しなくてもよさそうだった。

しかし、この日の新潟は、サブメンバーが6人しかいなかったのだ。
出場停止の裕紀以外は、全員ケガ。動ける選手を全員ベンチに入れて、それでも1人足りない。見事なまでの少数精鋭じゃないの(ニガワラ

てことは、この日の聖籠での居残り組練習は、裕紀以外は全員リハビリで、裕紀はフミさんとマンツーマントレーニングだった、というわけであるw
いやー、それはちょっと見たかったなぁ〜〜。
フミさんに、CKを特訓されてたりしたのだろうかw

さて、試合は、お互いにハードワークと攻守の切替の速さと堅守速攻を持ち味とするチーム同士の戦いだけに、いつもながらの鳥栖戦であり、接点でのせめぎ合いでは、花火が飛び散るのが見えるような、そんな試合になった。

この日の新潟で特に目立ったのは球際の強さであり、鳥栖のボールホルダーに対して、すぐに2人で挟み込んでボールを奪う。
こうなると、とにかく目立つのがレオなのは当然なのだけれど、慶とアトムが2人がかりでボール奪取するシーンもたびたび観られた。慶が左SBに入ったときもそうだったのだけれど、アトムの慶に対するサポートが素晴らしい。
「ジウトンパパ」が永田みっちゃんなら、今やアトムは「慶パパ」の地位を確立したと言っても過言ではないw
考えてみれば、ちょっと前までは「ジンスパパ」だったもんな、アトム。

イブの先制ゴールは、まさにアトムと慶によるボール奪取から生まれたもの。アトムと慶にキクちゃん以下鳥栖DF陣が気をとられている間にイブがフリーになっており、それを見たアトムがすかさず混戦の中から絶妙なスルーパスを出す。それをイブが落ち着いてゴールに流し込んだ。素晴らしい。

後半は、ビハインドを負う鳥栖が攻勢を強めてきたけれど、新潟はそれをかわしつつ、逆にボールを奪い返してはチャンスメイク。
それにしても、豊田に仕事らしい仕事させなかったマイコーは凄かったですねぇ。あそこまでヘディングで互角以上に渡り合えると、他の選手はラクだろうなぁ。マイコーがガツッと前に出ると、すかさずカバーに回る健太郎とのコンビにはスキがなかった。遅刻でベンチ外になるというカンフル剤が相当効いた感じかもしれないけどw

武蔵がイブとのコンビで、あまり有効な動き方ができていないこともあり(裏を狙うのはいいんだけど、もっと他のこともしてほしいなぁ)、この日は早めに達也が入った。
やっぱり、達也はいろいろと分かっていて、イブを生かすためには自分がどう動いたらいいかをよく考えてる。
試合後のインタビューで「寄る動きじゃなくて離れる動きを意識した」っていうのが、そのあたりの話になるんだと思うけれど。
新潟にとって待望の2点目は、イブが絶妙なターンで相手DFを何人も引きつけて達也をフリーにしたというのが大きいけれど、達也の気が利いた動き方もよかったんだと思う。
達也のシュートも、落ち着いてましたね。

鳥栖の猛反撃も、途中交替で入ってきたヒデもジュフンも、誰一人サボることなく、自分の役割を全うしながら凌ぎきった。

いい勝ち方でしたね。シーズン終盤に来て、ようやく普通にやれるようになった。
ハイプレスを基本に、パスを繋ぐところは繋ぐ、ショートカウンターに出るべきところではショートカウンターで。この見極めが、この日はスムーズだった。縦一辺倒ではなく、横へもボールを動かす(ただの「横パス」とは違う意味で)。これは試行錯誤の成果でもあると思う。ハイプレスがハマらなくても勝ち試合に持ってこれるようになれれば、とは思うけれど、この課題はまだまだ残っている。

この試合のMOMは、マイコーに差し上げたい気分なのだけれど、慶にもまた大きな可能性を感じることができたのはよかった。
裕紀のことを尊敬している(らしい)彼は、ややもすると裕紀っぽいプレーをしようとすることがよくあったのだけれど、この日は縦にドリブル突破を図ってシュートまで持っていったシーンなど、慶らしいプレーが随所に見られた。
そう、同じハードワークでも、裕紀のハードワークと慶のハードワークは違う。慶は慶の持ち味を発揮すればいいんだ。
自分の特徴を試合で表現できる高卒ルーキーなんて、そうそうお目にかかれない。
この伸び盛りは、一体どこまで伸びていくのだろうか。

残り4試合。次は裕紀が戻ってくる。残り全勝を目指すのは当然として、どこまで成長できるか、変われるかのチャレンジは最後まで続けていかなければいけない。来シーズンに結び付けていくためにもね。



ところで、この試合で妙に目立ったのが、キクちゃん。
試合中に、新潟の選手に絡む絡むw
それがどう見ても、じゃれついてるようにしか見えないww
レオとは笑顔で絡んでましたからねぇ〜。
FWをフリーにして2失点した内容は、DFリーダーとしては悔いが残るところだろうけど、まぁ、元気そうで何よりですw
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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中越地震から10年、そして清水戦のこと
今日は、中越地震発生から10年目。

もうあちこちで語られているので、多くは書かないけれど、あのとき、1ヶ月間使えなかったビッグスワンや、ようやく動き出した上越新幹線の光を、車でバイパスを走りながら確認したときに、ちょっと泣きそうになったことなんかを思い出した。

あの日、鹿島相手に2ゴールを決めた田中達也のヒーローインタビューをテレビで確認しながら、洗濯物を取り込もうとして外に出た瞬間、グラグラと揺れた。
そういう日だった。

あれから10年、そしてこれからの10年。一歩一歩足元を踏みしめて歩いていこう。



さて。昨日は清水戦だったわけで。

平日の日本平へ行けるわけもなく、試合中は仕事をしていて、頼りは得点メールだけだった。
そして、1-2の敗戦を確認してから、帰宅して録画を見た。

土砂降りのアイスタ。
そんな中、清水サポの声がよく聞こえる。残留争いの渦中にいるだけに、いつも以上に声がよく出ていた気がする。
もちろん、新潟サポの声も歌も、よく聞こえたけれど。

試合は、前半は清水、後半は新潟のペース、という色分けだった。
早い時間に清水の石毛に先制ゴールを決められてしまったけれど(一瞬ボールウォッチャーになってしまったなぁ)、新潟は臆することなく攻勢に出る。
積極的なミドルシュートが多かったのは、甲府戦の反省からか。

で、左サイドにいるコースケの姿を見て、試合の流れの中で左にポジションチェンジをしたのかと一瞬思ったのだけれど、そもそもアトムと左右チェンジした立ち位置だったのだな。

やはり清水相手だと試合がオープンになるので、新潟は多くのチャンスを作ることができた。武蔵も、甲府よりも清水のDFはスペースを与えてくれるので、裏への飛び出しも有効だった気がするけれど、やっぱり決めないとあかん。

新潟は、攻勢をかけながらも、最後のフィニッシュに至るところでミスが出てしまう。
判断ミスも、技術的なミスもあった。やはり、完成度を上げるには、時間がかかるのだろうなぁ。

それでも、CKから、裕紀の絶妙なクロスが入り、健太郎が強烈なヘディングシュートを決めたシーンは痺れた。
健太郎の思いが伝わってくるようだった。勝ちたい、絶対勝つんだ、負けてたまるか。

やっぱりサッカーはメンタルだ、と思った。技術や戦術を、メンタルが凌駕する場面は、今まで何度も見てきた。最後には勝ちたい気持ちが強い方が勝つ。
新潟は、そうやってJ1の荒波を乗り越えてきたチームなのだ。
健太郎のゴールには、メッセージが伝わってくるようだった。

結局、勝ち点3を獲らなければ意味がない清水の必死さに、新潟が押し切られるような形の試合になってしまった。
ノヴァコヴィッチを最後にフリーにしてしまったのは、悔いが残るだろう。

新潟の選手たちの勝ちたい気持ちが弱かったわけではないと思うし、ヤンツーさんだって勝ちたくて仕方がなかったのだ。
それでも、サッカーの神様は清水の味方をした。

まだまだ。まだまだだなぁ。
もっと厳しく突き詰めろと、サッカーの神様は言っている。

すぐに次の試合はやってくる。鳥栖戦、向こうは強い気持ちで勝ちにくるだろう。
こちらは裕紀が出場停止という事態になる。
チームの中でレオに匹敵する存在感を示している裕紀の不在は、正直痛い。でも、みんなの力で乗り越えていくしかない。
レオの相方が誰になるかは分からないけれど、清水戦で決勝点を奪われるきっかけになる守備をしてしまった慶に、リベンジを期待したい。

そして、勝って新潟に戻ってこよう。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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虎鷹日本シリーズに向けて11年前のブログを読み返してみた
今日からMLBではワールドシリーズが始まり、25日からはNPB日本シリーズが始まるわけです。
秋ですね。

で、今年の日本シリーズの対戦カードは、阪神タイガースvs福岡ソフトバンクホークス。

非常に「ワタクシ得」な顔合わせですw

このカードは2003年以来11年ぶり。
当時は、アルビレックス新潟が悲願のJ1昇格に向けて快進撃中であり、ビッグスワンでのホームゲームと日本シリーズが重なった日もあったんですよ。

その時のことを、ブログに書いたことを思い出して、旧ブログ(楽天ブログ)を引っ張り出してみました。

「マイ・スウィート・ホーム」

おおお。なつかしー。
アルビのことと日本シリーズのことで、ひとり盛り上がっていた当時の気分が、ありありと蘇るなぁ。
それに、文章が若いww

当時はアルビサポに知り合いがいなかったこともあり(スタジアムへはフラッとひとりで出かけていた時代です)、ブログを読みにきてくれる人がサッカーやアルビのことをよく知らないことを前提に書いていたので、若干説明的な文章になってるのもご愛嬌w

この日はビッグスワンでホーム甲府戦だったわけですが、文章を読むと、序盤では甲府の堅守に手こずっていた様子が分かりますね。
昔からあんまり試合展開が変わってないんだな、甲府戦ってw
この日は優作さんとマルクスのゴールで2-0で勝ちましたが。

この年の日本シリーズは、タイガースもホークスも、ホームでしか勝てなくて、「内弁慶シリーズ」なんて言われてたんです。
それを、「マイ・スウィート・ホーム・シリーズ」なんて、小じゃれたネーミングをしてくれたのが、当時NHK福岡でホークス戦中継を担当していた、小野塚康之アナウンサーだったわけです。
結果は、順番的に最後にホームゲームを闘うことができたホークスが日本一に。そんな日本シリーズでした。

あれから11年。
果たして、今年の虎鷹日本シリーズは、どんな試合になるのやら。
author:ぐっちい, category:野球
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由緒正しき甲府戦


ハッピーハロウィーン!byヴァンくん

ああ、ヴァンくんの胸の「はくばく」の文字がまぶしい!
実は我が家、最近はコシヒカリに押し麦を混ぜて炊くというヘルシー志向なので、はくばくさんには大変お世話になってるんですよ。はくばくサイコー。

川中島ダービーといえば、Eゲート前広場に上杉・武田両軍の武者行列が登場したり、それなりに雰囲気を演出してたもんだけど、今回は時期的にハロウィン一色。
ちなみに、アルビくん一家もハロウィンしていた。
そしてEゲート前広場では日本酒まつり。
Eスタンド1層目コンコースでは、「アルビレックス散歩道2013」出版記念の、えのきどいちろうさんのサイン会。
先着100名さまのサイン会整理券は、すぐになくなったらしく。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。
ぜひレオのインタビューでグッと来てください。
まだの方はオレンジガーデンか鹿島戦で買ってください。


…あ、前置きはいいから試合の話を書け、と。


いや、別に現実逃避したかったわけでは決してないけど、それがゼロかというと、完全否定も出来ず(ニガワラ


0-0。 スコアレスドロー。


0-0とか1-1とか、やたらドロー決着が多い印象がある甲府戦。
そして、今年もリーグ戦はアウェイもホームもドロー(ナビスコは勝ったけど)。なんとも由緒正しい甲府戦となったのだった。
何もサッカーまで、5度も戦って決着らしい決着がつかなかった川中島の戦いの史実に倣わんでも…と思わなくもないがw

試合展開は、徹底して引いて守り、間隙を縫ってカウンターを繰り出す甲府と、ボールは保持するんだけれど攻めあぐねる新潟、という、実に「This is 甲府戦」な展開。

新潟はバイタルエリア付近までボールを運んでも、なかなかシュートが打てず、結果的にシュート1本。
逆にパスを奪われて甲府のカウンターを浴びる、というヒヤヒヤなシーンが度々発生したけれど、甲府のやり方(ボールを奪ったらとにかく縦!)は分かりやすかったので、新潟の最終ラインは、そんなに手こずった感はなかったかも。結局クリスティアーノも出てこなかったし。

新潟の健太郎とマイコー、甲府の山本英臣と青山。
ポジショニングやカバーリング、対人の強さに優れたCBを擁したチーム同士の試合は、お互いに高い集中力を最後まで保ち続けたこともあって、守備的な試合だった割には楽しめたんですよ、個人的には。(J2ちっくなワーワーサッカーになってたのは否定しないけどw)


一方の攻撃面では、新潟は甲府の速いプレッシャーにミスも多く、徹底して引いた相手を崩すという面では、まだまだ物足りないし、アイディアが少なかったのも確か。
やっぱり、ラファエルが脚の違和感でメンバーから外れたのが大きかったかもなぁ。残念ながら、イブの相方のファーストチョイスはラファエルなんだよね。

武蔵は、裏を狙う意識は高かったけれど、イブとの関係性という点では改善の余地大アリだと思う。
いやー、イブと同じ動きで平行移動するんじゃなくて、イブの周辺で違う動き方しないと、相手は怖くないんじゃないかなー。すぐにコロコロ転ぶのもどうなんかなー。
後半、武蔵に替わって出てきた達也は、さすがにそこがよく分かっていて、イブの周りでいろいろな動き方をしていた。
スペースがないと何も出来ないようでは困る。スペースを自分で作り出そうと動けるのがラファエル。
武蔵がそういうプレーができるようになれば、一皮むけて、U-21日本代表にもいい影響を与えると思うんだけれども。(そしてよそのチームに目をつけられる…なんてことは考えないでおこうw)


それと、甲府は新潟のダブルボランチと両サイドに対するケアが徹底していた。レオと裕紀を自由にさせない、両サイドの前と後ろの連携を分断させる…。
特に甲府のFW河本は、右サイドに張って新潟の左サイドを潰すミッションを与えられていたようで、アトムと慶の連携がうまくいかないシーンが度々。
それでも、後半にはそこを慶がかいくぐってオーバーラップをしかけるようになったあたりに、慶の柔軟性の高さを感じた。そこにはアトムのサポートも大きいわけだけれど。
このままだと慶が左SBに定着しちゃうなぁ。いや、それがベストならそれでいいんだけど、自分がケガで離脱している間にそんな状況が進んでしまうと、カズも気が気じゃないだろう。もちろんミョンジェも。

新潟の右サイド、マツケンとコースケのコンビネーションはだんだん完成度が上がってきた感じはあるのだが、この試合では、コースケが前でスペースに走りこんでフリーになっているのに、マツケンが見ていなかったり、見ていてもレオにパスを出してしまったりするシーンが何度かあった。
そのたびにコースケが腕を振って、

「ああん、もう!」

という感じのジェスチャーをするのだった。うーむ、まだまだ成長する余地はあるよなぁ、ウチは。

そして、ゴール前では、打つべき時に打つ決断力と、最善のプレーを即座に選択する判断力をもっと磨かないといけないんだろうな。

今シーズン、チームとしてのプレーの幅を広げる取り組みがずっと続いているけれど、やっぱり時間がかかるんだなぁ、というのが正直なところ。
でも、3連敗したり天皇杯で負けたりしていた頃と比べて、チームが成長しているのは分かる。
12月第1土曜日までに、さらにどこまで成長できるか、変われるか。
スコアレスドローの試合の中からも、次への楽しみを見つけ出したい。

…って、もう明後日なのね、次の試合。



【おまけ】
ところで、川崎戦での西村主審と、この日の井上主審との大きな差は、アドバンテージの取り方だったように感じた。
西村さんはアドバンテージを取るタイミングの見極めがバツグンだったけれど、井上さんはちょっと物足りなかったのが残念。
川崎戦のコースケのゴールを生んだのは、ボールを奪取した慶、イブにドンピシャのロングパスを出した裕紀、仰向けに倒されながらも粘ってポストプレーを完遂したイブ、イブのサポートに走り込んでいたコースケ…と、ファインプレーがいくつも連動したからなんだけれど、そこに西村主審のアドバンテージ(イブへのファウル)があってこそだった、ということは、記憶に残しておきたい。
(と、川崎戦のエントリーで書き忘れたので、今頃リカバリーしてみますたw)
 
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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越後妻有の秋
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先週は木・金曜の2日間(9・10日)、仕事で十日町方面へ行っていました。

越後妻有は、すっかり秋。


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星峠の棚田も、稲刈り終了。


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光の館の天井から見上げる空は、どこまでも青く、高く。


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「再構築」の鏡面には、秋の風景が映りこんで、まるで絵画のようでした。


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「日本に向けて北を定めよ」が設置されている隣の中里中学校グラウンドでは、野球部が練習してました。


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前日に駆け込み予約して、何とか宿泊することが出来た、清津峡温泉「せとぐち」さんの朝食。
川西産新米コシヒカリと、こだわりのおかずが、とてもとても美味でした。

天気に恵まれ、撮影も取材も順調に進んで、参加したスタッフ一同、いい雰囲気で仕事できた2日間でした。


そういえば、12日はベルナティオのクロアチアピッチで、松本山雅とのトレーニングマッチがあったんですよね。行かなかったけれど。
その代わり、先駆けて、クロアチアピッチは眺めてきましたw

 
author:ぐっちい, category:日々のこと
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そして今年も「LOVE KAWASAKI」
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太平洋側に台風がやってきていて、新潟も朝は天気が良かったものの、お昼前には雨雲がやってきて、時折ポツポツと降る、そんな天候になった。

私は朝から、「一箱古本市in沼垂テラス2014」に参加するため、旧沼垂市場へ。
我が「ぐっちい書房」の常連になってくれてるサッカー少年をはじめ、たくさんの方に遊びに来ていただいたり、他の店主さんたちとの交流など、楽しかったなぁ。
まさか記念撮影まで頼まれるとは思わなかったけれどw

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店番をしていると、午前中聖籠へ行っていたサポ仲間からメールが来て、マイコーが聖籠の試合当日練習(ベンチ外メンバーのみ)にいた、ということを知る。
練習に出ているということは、ケガじゃない。そういえば、今週のモバアルで、ヤンツーさんが、
「1試合勝ったくらいで、緩んでる選手が何人かいた」
と嘆いていたけれど、さては、それに関係あるのか。
(その後、スタジアムへ行ってから、マイコーが試合前日練習に30分の大遅刻をしてきて、ヤンツーさんに練習参加を許されなかったということを知ることになる)

15時に終わってから、すぐに荷物を車に積み込んでビッグスワンへ。
途中、前を走る川崎ナンバーの車に「LOVE KAWASAKI」のステッカーが貼ってあって、思わずニヤニヤしてしまったw

スタジアムに到着し、一箱古本市出店中は、差し入れのビスケット(名古屋土産のしるこサンドw)と小龍包2個しか食べていなかったので、何かおなかの足しになるものをとイタリア軒ブースへ行ったら、

「本日限定 中国料理大観苑特製マーボー麺 550円」

の張り紙が。
思わず店員さんに、

「マーボー麺ですか!」

と言うと、

「寒い日はマーボー麺です!」

とキッパリ断言されたw 本当はボロニアミートソーススパゲティを食べるつもりだったんだけれど、そのひと言につられてマーボー麺を頼んでしまったではないか。店員さん、素晴らしいです、その営業トークw

いやー、美味しかったなー。ほどよい辛さのスープが絶品。一日限定と言わず、毎回出してくれないかしら。これからもっと寒くなるし。


スタジアムは、風が強めの雨模様で、少し寒く、しかも日曜日のナイトゲーム、NHK BS1で生中継あり…ということもあってか、人が少ないなぁ、という印象。
川崎サポさんたちも、いつもより少なめだったかな。

試合前、Twitterの@albirex_prさん(栗原広報)のつぶやきで、コースケがスネ当てを新調し、それがアルビくんとスワンちゃんと「アイシテルニイガタ」の文字、そしてオレンジ色の新潟県に白鳥マークという、コテコテな新潟仕様のデザインであることを知った。そしてそれが、「新潟愛にあふれたデザインにしたい」というコースケの強い希望だったということも。

なんだとー、コースケ!そんなこと言うようになったのか…。
新潟へのレンタル移籍の経緯が、2005年の菊地直哉とそっくりで、期間が終わったら必ず戻すというニュアンスのコメントをジュビロ磐田のフロントが公式で出すところまでそっくりだったコースケだけれど、いつの間にか新潟に染まり始めてるところも、キクちゃんによく似ている気がするんだけど。面白いもんだね。

これはもう、コースケは絶対頑張るね、今日の試合。


さて、試合。
マイコーがベンチ外になったことで、カズをCBに回し、左SBに急遽慶を抜擢するというスクランブル布陣だった新潟。
聞くところによると、遅刻したマイコーをヤンツーさんが帰した後、慶が呼ばれて、急遽サイドバックの練習をしていたとのこと。
しかも、慶のトイメンは、A代表に選ばれたばかりの小林悠。不慣れなポジションで小林悠が相手とは、高卒ルーキーにとってはハードルが相当高かっただろう。
実際、試合開始当初は小林悠への対応を優先するあまりか、ディフェンスラインにとどまっていることが多く、ポジショニングにも戸惑いが隠せないように見えた。
そこで、隣のポジションにいるカズだけでなく、アトムや裕紀がかわるがわる、慶のケアに回る。
まるで、末っ子をお兄ちゃんたちが助けてやってるというか、野生動物の集団子育てみたいな、そんな風にも見えるw
それが、試合が進むにつれて、動けるようになってきた。オーバーラップを仕掛けたり、中に絞ったり、攻守の場面に応じて、様々な場所に顔を出す。不慣れなら不慣れなりに、試合の流れの中でどんどん順応していける。やっぱり、大したルーキーなんだなぁ、慶は。

前半の前半は、プレスが剥がされ気味で、ピンチを招くシーンも少なくなかったし(改めて、大島僚太っていい選手だなと思いましたねぇ)、小林悠に裏に抜けられそうになって大ピンチ→でもミスしてくれて命拾い、というシーンもあったものの(ピンチを切り抜けた直後、健太郎が猛烈に怒っていた)、試合のカギを握ると思われていた中盤の争いで、新潟が徐々に優位に立ち始めると、逆に新潟にチャンスが生まれるようになった。
圧倒的な運動量で攻守にピッチ内を走り回り、駆け引きにも勝利するレオと裕紀。うーん、頼もしい。

その中で、レオのFKによる先制ゴールが生まれた。

いやー、よかった。この試合の流れで先手を打てた。これは気持ちの上でも優位に立てる。

後半になると、さらに新潟のハイプレスに川崎がミスをするシーンが明らかに増えた。
今回は、「アイシテルニイガタ」のスネ当て効果かどうかは分からないけれど、コースケがとにかく攻守ともに頑張ってたなぁ。
新潟の2点目は、サイドからドリブルで中に切れ込んできたコースケが、そのままミドルを決めたもの。
今までも、ああいうプレーは何度もやっていたけれど、やっと結果が出たなぁ。
コースケが移籍後初ゴールの喜びを爆発させるのではなく、かみ締めるような表情をしていたのが印象的だった。
いやー、本当によかったよかった。

そして、3点目はラファエル。裕紀がDFとGKの間に絶妙に落としたFKを、ジェシと競り合いながらバックヘッドで決めた。
ジェシには再三チャンスを潰されていたので(私は一緒に観戦している友人と、何度も「残念、そこはジェシだ」とつぶやいていたのだったw)、競り合ってのゴールは価値が高い。そういえば、ブラジルでチームメートだったんだってねw

最終スコアは3-0。
夏の新加入選手が2人、ゴールを決め、スクランブル体制にもしっかり結果を出したカズと慶。運動量が復活したアトム。健太郎の絶妙なラインコントローラーっぷり。そして、攻撃の組み立ての中心にいつもある、イブのポストプレー。

恐らく、現時点での今シーズンのベストゲーム。
何より、攻守に互助精神に満ちたチームプレーは、「新潟らしさ」の象徴。この日は仲間を助け合うプレーが多かった。
チーム成績が上がらなかった頃は、助け合うプレー、助け合う走りが足りなかったけれど、それが戻ってきた。
そのきっかけになったのは、もしかしたら、あの豪雨の仙台戦あたりだったかもしれない。その後、結果が出ない試合が続いたけれど、内容は確実に上向きになっていた。
そして、名古屋、川崎に今季初連勝。

さらなるレベルアップを目指して、チャレンジや試行錯誤が続いた今シーズン。
ここにきてようやく、形が固まった感がある。
ポゼッションとショートカウンターがどこまで融合できるかは、まだ道半ばだと思うけれど、ハイプレス+ショートカウンターという、昨シーズンに威力を発揮したスタイルが、今のメンバーでも十分やれる。去年と全く同じではなく、今のチーム、今のメンバーだからこそできる形が確立できるかもしれない。それを見てみたいなぁ、という気もしている。

もっとチームが上を目指すためにも、マイケルはプロとして、監督やチームメートの信頼を取り戻して試合のメンバーに復帰できるように、とにかく頑張れ、ですね。

それと、試合が終わってもそのまま10日まで新潟に居残りになる小林悠さん。約1週間の新潟ライフを楽しんで行ってくださいなw

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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