2015年06月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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浦和のあとには、また浦和
実は土曜日、浦和戦が埼スタで行われている、まさに同時刻、新潟駅前で会社の決起集会という名の飲み会に参加していたのである。

で、くじ引きの結果、浦和サポ専務の斜め前の席、ということになった。

浦和が広島化してから、すっかり浦和愛も薄くなっているご様子で、達也がスタメンですよ!と燃料投下してみたものの、あまり乗ってきてくれなかったので、得点経過に関係なく、半分サッカー、半分仕事の話を、実にしみじみとしていた。

「新潟はさ、今はレオシルバがいないんだから仕方ないじゃん。戻ってくれば大丈夫だって。監督も替えないんだろ?監督はね、簡単に替えたっていいことないよ」

などと、実体験も入ってるんだろうなぁ、というお話を。浦和も、監督がコロコロ替わった時期があったもんねぇ。



で、リアルタイムではスコアのみの確認。後で録画を見ることにしていたのだが、その日はいい感じにヨッパライになったので、翌日に見ることにした。
予備知識として確認したことは、後半途中から4バックに戻した、ということと、4バックになってから動きがよくなり、慶のプレスが鬼だった、ということ。
2-5というスコアは動かしようがないので、まずは注目ポイントを頭に置いて録画を見るのがよさそうだった。
何より、失点シーンもそうだけど、後半に入ってから獲った2点が、どういう経過をたどったものだったのかを知りたかった。

試合の入りはよかったし、プレスにも行けていて、かなりいいチャンスを作ってシュートまで行っていた。
しかし、それも前半21分にコルテースがPKを獲られ、先制されるまでのこと。
今年の新潟は、失点したとたん、自信を失うようなプレーが増えるのはどういうことなのだろう。
それからは、球際の争いで後手に回るシーンが大半で、やはり浦和は球際の厳しさでも突き詰めているレベルが段違いなのだと思い知らされ、さらに「じゃない方の武藤」にクロスバーの跳ね返りを叩き込まれて、前半で0-2のビハインドを負ってしまう。

それにしても、「じゃない方の武藤」には、この試合で2失点したんだけれど、2点目も跳ね返り(こっちはポストだったかな)を蹴りこまれたもの。
そこに詰めていたポジショニングの勝利であり、そこでフリーにしてしまっていた時点で勝負ありなんだけれど、つくづく、調子に乗ってるヤツのところには、ボールが飛んでくるのだなぁ。

後半に入って、新潟が前がかりになり、3失点目、4失点目を食らったところで、イブとナルを同時投入し、ラファとイブの2トップによる4バックに移行。
たぶん、これでチーム全体が落ち着きを取り戻したというか、やりやすくなったように見える。
ペナルティエリアに侵入したマサルが倒されてPKを獲得し(コルテースが獲られたのもそうだけど、ちょっとPKの判定基準がゆるかった…あの程度のゆるいプレーでとるわけ?という気がするんですけど)、ラファがPKを決めて1点を取り返す。

セットプレーで那須に5点目を決められたが、マサルの浮き球パスを、イブがボレーで決めて2-5。
特にこの2点目の流れはよかったと思う。

点差が離れても、攻め続けた選手たちの姿勢は、これから先のチームや選手たちの未来にとって、とても重要なものだったんじゃないだろうか。
生き残っていくために、必要最低限の姿勢だ。
思い出すのは、2004年2ndステージ、万博でのG大阪戦。
あの試合、3-6の敗戦で、ファビと慎吾がゴールを決めたが、中越地震直後の苦しい時期での試合だったとはいえ、選手が諦めない姿勢を見せたゴールを、サポーターはちゃんと評価していた。あのファビと慎吾のゴールに比べて、ラファとイブのゴールが価値が低いなんて思わないけれどな。

3バックか、4バックか、については、試合後のインタビューで水沼貴史さんが突っ込んだ質問をしてくれたのだが(さすが79年ワールドユースのチームメートだけに、水沼さんに対してはヤンツーさんも心を許して答えている)、高さがほしいので(前に?)1枚増やす、ということ、4バックだとマークのスライドでうまくいかないことがある、ということ。でも、本当は4バックの方がいいのかもしれないけど、というような答えだった(と思う)。
ここは、これからの2週間で決着を着けた方がいいんじゃないかと思うのだが。



で、今日。
ヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント1回戦のオープンドローが行われ、ちょうど昼休みの時間帯だったので、フジテレビ+(プラス)の無料動画配信を見ていた。
新潟を代表してイブが出席していたのだが、相手は再び浦和、ということになった。(また浦和かよ!と一瞬思ったのはナイショだ)
※これはイブが引き当てたのではなく、くじを引く順番が一番最後になってしまったため、ひとつ前のFC東京の吉本がくじを引いた時点で確定したもの。

イブはインタビューで、

「何かを成し遂げるためには、必ず困難があるもの。浦和を倒して、タイトルを獲るだけです」

と言った。本当にそうだよね、イブはいいこと言うなぁ。(で、その直後に入籍発表って、どんだけ本日の主役なんだイブはw おめでとう!)

ホーム&アウェイで戦うナビ杯決勝トーナメントでは、アウェイゴールが大きな意味を持つ。それだけに、土曜日の試合のような得点シーンは、選手の中にはいいイメージとして残ったはずなので、そこが重要だなぁと。
特にイブやマサルは、そのイメージを大切にしてほしい。

これで、9月2日(水)にビッグスワンで、6日(日)に埼スタで行われる。
いや〜、チケット買わなきゃだなぁ、とか、アウェイゴールの計算でドキドキするんだろうなぁ、とか、やはりナビ杯は決勝トーナメントに出てナンボだなと、しみじみと感じるのだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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取り戻す自信、変わろうとする意識
梅雨入りしたはずなのに、ちっとも雨が降らず、庭の水撒きを余儀なくされた土曜日。
我が家のゴーヤさんたちも、すくすく成長中だ。

この日は、J1は16時から全試合一斉開催ということになっていて、浦和は勝てば1stステージ優勝、引き分けでもG大阪が引き分け以下なら優勝という、圧倒的有利な状況だった。
最終節は埼スタで浦和戦なのだが、まぁ、どうせ優勝が揺るがないのであれば、先に優勝決めておいてもらった方が、新潟的にはいいかなぁ。

で、新潟は平塚のBMWスタジアムで湘南戦。
順位は新潟よりも上だが(その時点で新潟は最下位だったわけだから、どことやってもみんな格上なのだが)、2010年の第4節でBMWで0-2で負けたのを最後に、湘南には連勝中。その昔、中越地震直後の2004年天皇杯でも負けたりしたし、そんなにお得意様のような気もしていないのだが、最近は確かに負けていない。今年はナビ杯で勝ってるし。

新潟的には、ブラジルで胆のう摘出手術を受けたレオが新潟に戻ってきて、少しやつれたかな、という感じではあったものの、あの明るい笑顔を見せてくれた。
2ndステージ開幕戦の7/11ホーム鹿島戦を復帰の目標とするとのことだったが、もう少しかかるかもしれない。
でも、試合には出ずとも、レオが新潟に、聖籠にいてくれる、というだけで、チームやサポーターに与える安心感やポジティブな空気は計り知れない。「レオ帰還効果」を期待したいところ。


スタメンを見ると、裕紀が3試合ぶりにスタメン復帰している。この2週間の中断期間でのトレーニングで、評価を上げたからこそのスタメンなのだろう。ボランチコンビの相方はマサル。
で、スタメンの並びは、こんな感じだったかな。


     イブ

コースケ     ギュン

 コルテース    慶

   マサル  裕紀

 前野  健太郎  マイコー

     守田


この顔ぶれからすると、イブ、コースケ、ギュンの前線3人の前からの守備がはまるか、中盤でしっかりボールを奪えるか、というあたりがポイントになるのかな、と思いながら見ていた。
何しろ、湘南は不動のボランチコンビ、永木&菊地が久しぶりに復活している。中盤が後手を踏まないことが大前提になるんじゃないだろうか。

だがしかし…。
いやー、前半はびっくりするほど動けてなくて、流動的に動いてくる湘南の選手を捕捉できない。
前からもなかなか追えていないという影響で、ボランチ陣と3バックに過度に負担を強いてしまうという課題が、まだまだ解消されていない。どうしたもんか。
失点シーンは、裕紀がパスを出すタイミングが遅れたところを狙われてボールを奪われたところから始まっていた。一旦は跳ね返したものの、セカンドボールを湘南に拾われ、ボールを持った三竿に詰めにいった慶と裕紀がまとめて交わされて、見事なミドルシュートを叩き込まれた。ううむ。
一番ミスをしてはいけないところで、裕紀に2つのミスが重なってしまった。もちろん、彼だけの責任ではないけれど、ミスが連続して起こったときは、十中八九失点につながると考えたほうがいい。

攻撃も縦への意識はいいとしても、それ一辺倒になってしまい、湘南のDF陣にとっては守りやすかったんじゃないだろうか。

これは、後半はスタートから何か手を打たないとダメだろうなぁ、と思っていたら、やはりヤンツーさんが動いた。
裕紀OUT、ナルIN。イブOUT、ラファIN。
裕紀は仕方ないなと思ったが、イブは決して悪かったわけではないので、ちょっと意外だった(コースケを替えるかな、と思っていたので)。それでも、ラファをジョーカーで使えるというのは、大きいかもしれない。


結果的に、この交代策がずばりはまり、湘南がラファを気にし始めたこともあってか、あれだけ前半はまっていたディフェンスに、ズレが生まれるようになる。
もともと、前半から湘南の左サイドは穴になっていたが、後半になると、右サイドもスカスカになってね?という感じ。

圧巻だったのは、ナルのプレー。
配球の妙は当然のことだけれど、相手をつぶすプレー、ボールを奪うプレーが、まるで勲のようだった。
新潟にパスサッカーの進化をもたらすために、ヤンツーさんに請われて福岡から移籍してきたナルだけれど、勲なき今、もっとも新潟のDNAを感じさせる選手のひとりに変貌している。これは凄いことだなぁと思うのだ。

ナルがしっかりと中盤をケアしてくれるおかげで、マサルがどんどん攻撃参加をしかけるようになった。それが、新潟にとって逆襲の合図になった。

ラファが頑張ってボールをキープし、こぼれ球を叩き込んだマサルの同点ゴール。
逆にマサルが頑張ってラファにパスを出し、ラファが戻りながら振り向きざまに蹴りこんだ逆転ゴール。
ナルが中盤で奪ったボールを拾ったギュンが、そのままドリブルで持ち込み、相手GK秋元のタイミングを外して決めた3点目。

それぞれの得点は、湘南の足が止まったこともあるけれど、チームのために協力し合うプレーが連続したからこそ、もたらされたものだったと思う。

これですよね。あえて「新潟らしさ」という言葉を使うとすれば。相手よりも走り、セカンドボールの争いに勝ち、助け合うプレーをする。
そういうプレーが連続したときって、フィニッシュの精度も上がる気がするんだよなぁ。


3-1。
リーグ戦では5月2日のアウェイ松本戦以来の勝利。ナビ杯の決勝トーナメント進出の流れが、リーグ戦にもいい影響をもたらしてくれている。
リーグ戦とナビ杯は、やはり表裏一体なのだ。

MOMを選ぶとすれば、個人的にはマサルかな。
後半のパフォーマンスは、いよいよマサル本格化のときが来たか、と思わされるものだった。
シーズン前のキャンプの頃から、マサルも「変わろう」「殻を破ろう」ともがいていたひとりだった。
豊富な運動量と足元の技術は、もともとの持ち味。マサルに必要なのは自信を持つことだと常々思っていたので、この日の後半のプレーをスタンダードにしてほしい。

浦和さんのほうも、結局神戸に追いつかれて引き分けだったが、ガンバも仙台に追いつかれて引き分けたので、結果的に浦和の1stステージ優勝が決まった。

で、最終節でウチとやるわけですね?
優勝決まったけど、その試合は負けて、そのまま優勝セレモニーという、去年のなでしこリーグみたいなこともありましたよねぇ。あのときも、浦和レッズレディースvsアルビレックス新潟レディースというカードだったし?(腹黒笑)


ところで。
どうしても気になるのは、裕紀のこと。
今、新潟移籍後最大の正念場を迎えていると思うのだが、今の状況を乗り越えるために、そして課題克服のために、いいお手本になるのは、実はナルなんじゃないだろうか。
ナルも、今のようなプレーを新潟移籍当初からできていたわけじゃない。本人もインタビューで語っていたけれど、周りに引っ張られて意識を変えた結果が、今の「成岡史上最高の成岡」につながっている。
裕紀は、今シーズン開幕当初からパフォーマンスが決してよかったわけではない。さらにレオの強力な後ろ盾も失い、迷いが先立つばかりで、持ち味である深い戦術眼と広い視野を生かした、勇気を持って状況を変える長短のパスが減っている。(それでも、湘南戦では思い切った縦パスにチャレンジしようとする意識を感じた)
たぶん、ナルが意識を変えて新潟仕様の選手になったように、裕紀もディフェンス面も含めて、変わらなければいけない時期なんじゃないだろうか。
変わろうとする意識が、成長を促し、今ある壁を乗り越える力になる。
ナルが「成岡史上最高の成岡」になったように、裕紀も今、「小林史上最高の小林」になれる最大級のチャンスを迎えているんだということを、ぜひ裕紀には伝えたい。
失敗を恐れず、チャレンジし続けて、絶対に乗り越えてほしい。裕紀が乗り越えたとき、チームもまたワンランク上へ行けると信じている。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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一箱古本市in現代市2015に出店しましたよ


久しぶりにJ1のない週末、プチ中断期間の日曜日。

毎年恒例、新潟市中央区学校町通りで開催の「一箱古本市in現代市(いまいち)」に出店してきた。

いつものように、スポーツ関連本を中心に、雑多な品揃えに。今回は文庫本をやや多めにしてみた。

とにかく天気がよくて、暑い暑い。持っていったペットボトルのお茶も、あっという間に熱燗になってしまった。

そんななかでも、救いの神はいるもので、ちょいちょい顔を出してくれたアルビな方々が、水分補給をしていってくれた。ありがとうございます〜〜〜。

今回の目玉商品は、小林健二著「ぼくらの鉱石ラジオ」(筑摩書房)

かれこれ18年くらい前に、装丁に惹かれてジャケ買いしてしまった本。

すると、立ち寄ってくれた北書店の佐藤さんが、この本をパッと見るなり、

「これ、前にも出品してましたっけ?」

──今回初めて出したんです。

「昔、山ほど売ったなぁ〜、これ」

──あ〜〜、買ったの北光社だったかも!

「でしょ?」

さすが。佐藤さんの記憶力のよさには驚かされることが多いんだけれど(北書店オープン初日に私が買った本のタイトルをすらすらと言い当てられたときは、本当にびっくりした)、さすがプロは違うのだ。

で、この「ぼくらの鉱石ラジオ」は、子どものころに工作にいそしんでいた世代の男性あたりが反応してくれるかな、と思っていたら、買ってくれたのは若い女性だった。
(「この著者の方のファンなんです」とのこと。)

そして、「本の雑誌」の活版印刷時代の最終号(その次の号からオフセット印刷になった)を、
「今とぜんぜん違いますね〜」
と言いながら買ってくれた女性。

中村敏雄著「オフサイドはなぜ反則か」「メンバーチェンジの思想」(いずれも平凡社ライブラリー)を2冊まとめて買ってくれた年配の男性。

去年、大学のクラス会でお茶の水へ行ったとき、大学でゲットしてきた「明治大学平和教育登戸研究所ガイドブック」をサクッと買って行ってくれた男性。
(この冊子は写真資料が豊富な内容だったので、資料として貴重なものだったらしい。そうだったのか…)

などなど。

今回は、なかなか手放せなかった本を思い切って出したりしたので、全般的に反応がよかった気がする。

やっぱり、ただ本を処分するためにブックオフに持っていくような気持ちで出した本よりも、嫁に出すような気持ちで出した本の方が、人が手に取ってくれることが多い。
やっぱり伝わるんだなぁ。

人との出会いと同じように、本との出会いも一期一会。
自分の手を離れて、また次へとバトンタッチされていくのを見届けられるのも、一箱古本市の魅力。

遊びに来てくださった方、差し入れてくださった方、お買い上げいただいた方。
みなさん、ありがとうございました。

たぶん、また秋に!
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今年も一箱古本市in現代市(いまいち)の季節がやってまいりました
毎年6月といえば、一箱古本市in現代市(いまいち)。

今年も、その季節がやってまいりました!

一箱古本市in現代市2015が、6月14日(日)に学校町通りにて開催されます。

で、性懲りもなく、出店いたしますよ、「ぐっちい書房」

最近発掘した(忘れていた、ともいう)本など、スポーツ本メインの品揃えでまいりたいと思います。

週間天気予報によると、日曜日は雨マークがついてない!(今のところは)

過去、雨予報を覆し続けてきた、究極の晴れ男がいらっしゃるので、まぁ、大丈夫でしょうw

現代市では、フリーマーケットも同時開催されますので、お近くの方も、そうでもない方も、ぜひぜひ遊びにいらしてください。

お待ちしております!


「一箱古本市in現代市2015」

日時:2015年6月14日(日)10時〜15時

場所:新潟市中央区学校町通りの菅原神社近辺
 
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勝ちにこだわる姿勢がボールを呼び込む
名古屋戦前日の土曜日、我が家の最寄りのスーパー、清水フード青山店へ買い物へ行ったら、店内がすっかりFIFA女子W杯応援モードに衣替えされていた。



店内のあちこちに飾られたディスプレイ。
キリンの男女の日本代表応援ポスターやタペストリーには、主力選手たちが顔を揃えているのだけれど、男子にはゴートクが、女子には川村優理が起用されている。
男女のサッカー日本代表の顔として、新潟県出身選手(しかもともにアルビのアカデミー出身)が登場する時代が来るとは、なんとも遠い目になってしまうなぁ。

なぜ清水フード青山店がここまで、なでしこジャパン応援に力を入れているのかと思えば、優理は青山サッカー少年団出身だからなんだろうね。出身小学校は青山じゃないけれど、青山でサッカーやってたわけだから、ほとんど地元の子みたいなものなのだ。

なでしこジャパンの初戦は6月9日。



そして昨日は、試合前に西堀の美容室に寄って髪を切ってから、スタジアムへ行くことにした。

なぜなら、NHK Eテレ「0655」の毎週月曜日のおみくじ「たなくじ」で、

「散髪すると吉」

という結果が出たからである(単純)。



美容室を出たのが12時少し前だったので、東堀の中華来味で「辛そば」を食べて腹ごしらえしてから、徒歩で新潟駅へ。



その途中、萬代橋の手前で、初めてBRTの連結バスが走っているのを見た。これって、いいことある?


スタジアムへ到着したのは、13時過ぎだった。
思ったより、早い時間帯から賑わっているEゲート前広場。医科学スポーツセンター前や、列柱廊でサポ仲間といろいろと話をした。
やっぱり、キックオフは13時とか14時は早すぎる。デーゲームであれば、16時か17時がいいな、個人的には。午前中に用事を済ませてくる余裕があるし、試合前に仲間とあれこれしゃべる時間もある。

しゃべっている間に、スタメンメールが来た。名古屋相手には、このメンバーで行くらしい。


   ラファ

 ギュン  マサル

コルテース   尚紀

   慶  ナル

健太郎  カズ  マイコー

    守田



今日は前野が松本戦の脳震盪の影響で欠場を余儀なくされているので、松本戦からメンバーの入れ替わりがあるのは当然なのだが、今日も3バックなのか。名古屋は4バックのはずだが、そこでミスマッチやスペースを使われるというリスクもあるだろう。それよりも、守備を安定させたい、ということなのか。そして、ラファの1トップは機能するのだろうか。
水曜日の松本戦のメンバーから、マサルと慶が残ったところが、2人の評価の高まりを感じる。2戦連続でベンチスタートの裕紀は、この試練をどう乗り越えるかだな。


試合は、立ち上がりから、どっちに転ぶかわからない状況ではあったものの、徐々に名古屋のサイド攻撃が活発になり、ピンチを招くことが増えた。コルテースのところには、矢田とか貴章などが厳しくアプローチしてきて、簡単にオーバーラップさせない。
松本戦と比べて、やはりラファとギュンに動きが少ないし、もっと前から追ってほしいんだけどなぁ…というシーンが多かった。宗と達也が素晴らしかっただけに。

名古屋の選手たちに比べると、新潟はボールを持った選手が持ち上がろうとしても孤立してしまうことが多く、もっと助けに行ってくれよ、と思っていた。

ボールの失い方もよくないし、ちょっとこれはやばいかな、と思っているうちに、中央でナルがボールを失い、そのまま永井にスピードで持ち込まれて失点。
うーむ。

すると、ヤンツーさんが動き、システムを4バックに変更。これはあまりにもサイドを使われるので…ということもあるだろうけど、やっぱりラファは1トップよりも2トップの方が生きると思うんだよね。

システム変更後に同点に追いついたことも、象徴的だったかもしれない。

それにしても、ギュンの得点感覚というのは凄いね。不思議と、そういう選手のところにボールが転がってくるんだなぁ。そして、一瞬のシュートチャンスを逃さないのは、決断力もそうだけど、考える前に打つ、という意識が身についている。本能的なものもあるんだろうか。天性のストライカーなのだ。

前半の半ばで失点をし、いつもならガックリきてしまうところを、この日の新潟の選手たちはしぶとく乗り越えた。それが、前半のうちでの同点ゴールに繋がったと思う。
そうだよ。試合は90分あるんだ。


試合中、私はずっと、「闘え!」と叫んでいた。
相手より一歩速く、相手より厳しく。そして、考える前に動く。仲間のサポートに走る。フリーランニングを繰り返す。
今この苦しい状況を突破するためには、すべての面で厳しく激しく行かなければダメなんだ。
負けてたまるか、勝つんだ、という思いの強さがあったから、ボールはギュンの前に転がってきたじゃないか。




結局、スコアはそのまま動かず、1-1のドロー。
勝ち点3がどうしても欲しかった試合だったし、1stステージホーム最終戦だったからこそ、勝って上昇機運をつかみたかったが、勝ち点1は最低限の結果。

それでも、ケンゴとのハイボールの競り合いで完勝したカズには、絶対に負けたくないという意地を感じたし、守田のスーパーセーブには心打たれた。慶はレオが乗り移ったかのように、ボールを奪い続けていた。

もちろん、ミスの多さや、動きの連動の少なさは依然と課題として残るし、名古屋もいいのか悪いのか判然としないサッカーだっただけに、勝てるチャンスを逃したことも間違いない。

でも、チームがようやくボトムを抜けようとしていること、意識が変わるだけで、これだけハードワークできるようになることを見せられたことは、プラスに考えたい。

さすがに、次からは4バックに戻しますよね?ヤンツーさん。
…あ、次の湘南は3バックだったっけ…



ところで。

今朝の新潟日報には、ヤンツーさんの今シーズン中の解任はない、という記事が、神田強化部長のコメントともに掲載された。

これは、先日の後援会総会で社長が言っていたとおりの話で、基本的には既定路線だと思う。
それと同時に、今、J1監督経験のあるS級保持者で、新潟のサッカーを向上させてくれるような目ぼしい人材があまりいないこと、選手が監督を信頼していること、ナビスコカップ決勝トーナメント進出が決まったことなどから、このような判断になったんじゃないだろうか(さらに現実的な話をすれば、解任という形だと違約金が発生してしまう)。

サポーターの間で賛否両論、現時点では否の方が多いのかもしれないが、この段階での「解任しない」というクラブの態度表明は、支持したいと思う。
個人的には、優先順位最上位なのは、プレーする選手たちがどう考えているか、ということだと思っている。

ただ、神田先生のコメントを読んだときの感想は、あぁ、神田先生はいよいよ腹くくったな、ということ。
ヤンツーさんを辞めさせる時は、自分も辞める時だと覚悟を決めているんだろう。
それならば、サポーターとしても腹をくくって応援するしかないじゃないですか。

選手たちに「頑張れ」「闘え」と声をかけるのならば、彼らが勇敢に闘えるスタジアムにするために、サポーターも頑張らないとなぁ。



もうひとつ。
モバアルで掲載された試合後の監督コメントの質疑応答で、最初の質問内容が、今までになく突っこんだ内容だったのが目を引いた。
新潟のホームゲームでの質疑応答は、あまりツッコミの厳しくない質問が多い印象があったので、これは珍しいなぁと思ったのだ。
質問したのは誰かは分からないけれど、ヤンツーさんに対して腰が引けていない単刀直入な質問を投げかければ、いつもと違う面白い質疑応答になると思うので、これからもぜひ、こんな感じでよろしくお願いします。
(そして、この質疑応答が読みたい人は、ぜひモバアルにご加入くださいw)
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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超えろ。超えた。まだ超えられる。
昨日は朝から、槇原敬之の新曲「超えろ。」のフレーズが、頭の中をぐるぐるめぐっていた。

どこからか諦めの
言葉が聞こえてきても
諦めたくないのなら
諦めずに進めばいい

先駆者になりたいなら
願い続ければいいんだ
上手くいかなかった時の
言い訳ばかり考えていないで


先駆者、か。

アルビレックス新潟がJ1昇格して12年目。
どんなに監督や選手が入れ替わっても、跳ね返され続けてきたのが、ヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント進出。
2011年は東日本大震災の影響による予選なしの変則レギュレーションのため、ベスト8進出はしたけれど、「予選を勝ち抜く」という経験は1度もしたことがない。

そんなチームに、天皇杯とナビスコカップの優勝経験を持つヤンツーさんが監督としてやってきて、選手の中にも、達也やジュビロ組など、カップ戦優勝経験者が増え、さらには今シーズン、クラブはカップ戦ホーム限定ユニなどというものまで作った。
ここまでお膳立てされてるのに、それでもなお予選敗退ということになってしまったら、もうこれ以上どうしたらいいか分からない、という気分になるところだった。

今年も、予選Aグループ第1節で、いきなりFC東京に逆転負けを食らい、第2節の広島戦はスコアレスドロー、第3節の鳥栖には勝ったが、第4節の甲府戦では、前半の立ち上がり16分間に2点を失い、それでもどうにか追いついた。そして、第5節の湘南戦で会心のサッカーを展開して2-0で勝利。
この流れの中、最終節で勝てば自力で予選突破を決められるところまでこぎつけた。
やっぱり、湘南戦の快勝もあったけれど、それ以上に2点差を追いついた甲府戦が大きかったんだよなぁ。あそこで負けていたら、アウトだった。だから、同点に追いついた尚紀のプロ初ゴールは値千金だったのだ。

昨日の最終節、松本山雅戦は、すでに予選敗退が決まっている松本が若手中心のメンバーで臨んできた。
どう考えても、しっかりと勝ち切らなければならない相手。しかしなぁ、こういう相手を攻めあぐねて、逆に失うものが何もない勢いをぶつけられて、あっさりと負けてきた過去の歴史がある。結局、そういう「勝負弱さ」が、決勝トーナメント進出を阻んできた元凶だったんだろうなと思う。


映像は、リアルタイムでは見られなかった。
仕事をしながらTwitterのタイムラインをチラ見していると、試合開始から間もない時間帯で、

「前野!」
「前野が」

という悲鳴のような呟きが連なった。えっ、前野にいったい何が?

前野が倒れたシーンは、帰宅してから録画で確認したけれど、ゴール前の守備で相手と激しくぶつかり、そのまま頭からピッチに叩きつけられていた。
スタジアム内に救急車が入ってくるくらいの状況だったが、軽い脳震盪という診断だったそうなので、不幸中の幸い。
しかし、こうなったら、前野のためにも勝つしかないではないか。

試合は、前半は0-0で折り返し。かなり新潟の方が攻めていたようなので、前半に先制しておきたいところだった。
しかも、他会場では予選突破を争う広島がリードしていた。勝つしかない。後半、何が何でも点を取れ。

後半に入ってからも、なかなか点が入らないようだったが、達也に替わってギュンが入ったあたりから、新潟にグッと流れがきた感じだった。

そして、ギュンのヘディングシュートが決まり、宗のプロ初ゴール、そしてイブのゴールで3点目。

結果的にFW3人でゴールを取った。宗のプロ初ゴールは、本当によかった。宗の前からの守備を含めたハードワークは、新潟にとって欠かせないものになっている。
しかも、クラブ初のナビスコカップ決勝トーナメント進出を決定づけるゴールを、ユース育ちの宗が決めたことに、運命的なものも感じてしまう。
考えてみれば、予選敗退の危機を救った甲府戦のゴールを決めたのも、ユース育ちの尚紀だった。

前節の湘南戦のときと同様に、チーム全体がハードワークして勝ち取った勝利。たぐり寄せた、決勝トーナメント。
ひとつの新しい歴史を刻んだこの試合を、今年のチームの最低限の基準としよう。もう、迷っちゃだめだ。


槇原敬之の「超えろ。」のさびの部分は、こんな歌詞だ。

超えろ 自分の限界を
超えろ 昨日の努力を
超えろ 誰かの予想を
超えろ その力があると信じて
超えろ 今あるどのアイディアも
超えろ 目に見えない枠組みを
心が望む未来以外
君は欲しくないはず


ひとつの壁は超えた。
まだまだ超えなければならないものは、目の前にある。
迷っている時間はもうない。進むべき道をしっかりと見据えて、前へ上へひたすら行くだけだ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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今井さんのこと
先週の木曜日、5月28日に、俳優の今井雅之さんが亡くなりました。

末期の大腸がんであることを公表し、舞台「THE WINDS OF GOD」を降板して治療に専念すると記者会見してから、わずか1ヶ月。

記者会見での尋常ではない痩せ方と、末期の病状を語った内容に、覚悟はしていたけれど、まさかこんなに早く…。

54歳。役者として円熟期に入り、まだまだ活躍できる若さでの死は、何より今井さん自身が悔しくて無念で仕方がないだろうなぁと思います。


「THE WINDS OF GOD」という舞台を初めて観たのは、99年夏の新潟市芸術文化会館(りゅーとぴあ)での公演でした。
りゅーとぴあが開館してからまだ1年足らずの頃でしたが、当時からりゅーとぴあは、商業演劇よりも、話題の小劇団による公演を数多く行っていて、ブロードウェー公演を成功させたことで話題になっていた「THE WINDS OF GOD」も、その目玉のひとつだったと記憶しています。

ストーリーは、現代を生きる売れない漫才コンビが、ふたり乗りの自転車でトラックとぶつかり、その衝撃で太平洋戦争末期の特攻基地に、前世の特攻隊員としてタイムスリップしてしまう、という物語。反戦、人間の命の尊さ、愛情、輪廻転生が、根底を流れるテーマとなっています。
今井さんは、この作品の原作者であり、役者としてのライフワークとして、脚本・演出・主演をこなしていました。
舞台は、今井さんをはじめとする、役者さんたちのエネルギッシュな演技と、すべてのシーンを木製の机と椅子で表現する(特攻機のシーンも)、シンプルな舞台芸術のセンスは、とても印象に残るものでした。

りゅーとぴあ公演は、それが最初で最後でしたが、新潟ではその後、新潟テルサでも公演があり、残念ながらその日はアルビのホームゲームと時間もモロかぶりだったので、観にいくことはできませんでした。テルサなら、ビッグスワンのすぐそばだから、時間がずれていればハシゴも可能だったんですけれどね。

りゅーとぴあで観たあと、新宿のシアターアプルや、三鷹市芸術文化センター星のホールへ足を運んだこともありました。
もう一度、新潟で公演がないかな、と思っていたのですが…。

今井さん亡き後も、「THE WINDS OF GOD」は引き続き演じられ続けることが決まったとのニュースは、とてもうれしいものでした。
ぜひ、3度目の新潟公演が実現するといいなと思います。

この「“カミカゼ”公演記in NY」は、98年に、今井さんが「THE WINDS OF GOD」のニューヨーク・オフブロードウェー公演を実現させるまでの顛末記。
チャレンジすることの素晴らしさを教えてくれる、読むだけで勇気が湧いてくる一冊です。

15年ぶりくらいに、もう一度読み返してみようかなと思います。
 
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苦しいときほど声を出そう、思いを伝えよう


土曜日の甲府戦は、試合前に後援会総会があったので、そちらに出席。
何年ぶりかなぁ、後援会総会。

参加者は40人くらいで、登壇したのは、後援会スタッフと田村社長、後援会の馬場会長、そして監査の方。

感想は、うーん、まぁ。という感じ。(ひとつだけ、オフレコ話としてのいい話はあった)

質疑応答では、ホームゲーム告知ポスターのこととか、カウントダウンボードのこととか、聞きたいことがあったのだけれど、それ以上に勢い込んで質問をしようとする人たちが多数いて、時間もあっさりオーバーしてしまい、試合開始1時間前になっても終わらないと嫌なので、質問するのはあきらめた。メールで直接聞くことにしよう。

感想としては、こんなに後援会に対して要望が多いんだなぁ、ということ。
でも、争奪戦になるアウェイチケットまで後援会にどうにかしてくれ、というのは、都合がよすぎると思いますけどね。私の周辺では、ビジター自由席が一旦ソールドアウトになっても、先方の運営が増席するのを粘り強く待ったり、いろんな伝手を使ったりして、頑張って自力でビジター自由席確保した人がたくさんいる。



さて、甲府戦。

うーん。

なんというか、試合内容を思い出すのも苦痛な感じの、本当に何もできない、なんの可能性も感じられない試合になってしまった。

水曜日の湘南戦が、ようやく新潟らしさを取り戻したと思える好内容だっただけに、中2日で、また後戻りしてしまったのがつらい。
水曜日のナイターから、土曜日の13時キックオフの炎天下というのは、確かにきつかったと思うけれど、全員が水曜日の試合に出ていたわけではないし、それは盛り込んだ上でなお、走らなければ。

いやー、ヤンツーさん的にはどういう判断だったのかは分からないけれど、同じ3バックでやるなら、スタメンは湘南戦と同じがよかったと思うのだけれどなぁ。
あの宗くんと達也、マサルのFW3人のプレーは、前からどんどんプレッシャーをかけ、湘南DFのミスを誘い、相手ボールがマイボールになるシーンが続出したのだ。
前から追ってくれるから、ボランチやDF陣はやりやすかっただろう。
前野とコルテースの左サイドもいいコンビネーションだったし、何より、前野のサイドチェンジやセットプレーのキックは大きな武器になっていた。

おそらく、ラファが復帰ということで、ラファを出すことを最優先に考えた結果が、ラファの1トップにギュンとコースケのシャドー、という組み合わせだったんだろうと思うけれど、ラファは1トップでいいのか、ということも含めて、正直なところ、機能したとはいえない組み合わせだった。
何より、3人とも前から追わないし、自ら動いてボールを呼び込む、というプレーも少なかったのも痛い。
前が動かなければ、ボランチはパスの出しどころがない。自ら能動的に動いたり、動きなおしたりを繰り返さなければ、チャンスは生まれない。特に裕紀のような長短のパスを駆使するタイプのボランチにとっては、周りが動かなければ持ち味が死んでしまう(レオ的な役割は、どちらかといえば慶担当だと思うが、慶はレオではない)。

そして、誰かがボールを持って、相手に囲まれていても、誰も助けに行かないから、結局ボールを奪われる。
コルテースが何度も左サイドを駆け上がったのに、結局誰も寄っていかず、コルテースがボールを奪われてチャンスが広がらなかった。そんなシーンは、ピッチのあちこちで頻発していた。
なんだか、自分に領分でのプレーに精一杯で、仲間を助けるところまで頭が回っていないようにも見える。新潟のようなチームプレーで生き残るしかないチームが、そんなことをしていたら勝てるわけがない。

感じたことは、仲間を助けるプレーを全員が意識し、誰かがボールを持ったら感じてフリーランニングを開始する、近くへ寄せていく、プレスバックして数的優位を作る、そういうことをするだけでも、失点の半分は防げていたんじゃないかと思うのだ。

明らかに、以前と比べてチーム全体に献身性が欠けている。それがレオの不在で顕在化しているのが実情で、いかにレオに頼りっぱなしだったか、ということだろう。
あくまでもマンマークをやるということなら、もっと1vs1に強い選手が必要だが、レオのいない現状では、1vs1で勝てる個を持っているのはコルテースくらいしかいないことを考えると、いろいろと戦術的に考え直さないといけない部分はあるんじゃないかと思うのだが、さすがにそこは変えないか。


甲府が物凄いことをやってきたわけではなく、十分想定内だったと思う。
想定外だったのは、バレーが試合開始早々に負傷交替したことで、バレーの替わりにスピードタイプの選手が入ってきたためにプランにずれが生じたこと(事実、先制点はこの交替で入ってきた選手に決められている)。
でも、自分たちで難しいプレーを選択して、その結果自滅しているように見えるのは、今に始まったことではない。
戦況に応じたプレーの選択ができないのも、新潟の弱みになってしまっている。

そんな中でも、後半から入ってきたマサルと成岡さんは、やはりスタートから使ってほしいと思わされるものを見せてくれた。
マサルの本格化は、新潟にとっては必要不可欠だ。


最下位と17位という直近の対決で完敗したのは、とてつもなく痛い。
でも、課題がどこにあるのか、これほどまで分かりやすい状況で、それを簡単に改善できないところに、問題の深さがあるのかもしれない。

さて、どうしますかね。
J2最下位の大分の田坂監督解任のニュースが、今日になって飛び込んできた。
クラブとしても、どこまでヤンツーさんを引っ張るか、ヤンツーさんの巻き返しをどこまで待つかが、運命の分かれ道になる。

でも、いずれにしても、選手たちが自分たちの力で壁を乗り越えるしか、この苦境は打開できない。
そこは頑張るしかないんだよ、自分のサッカー人生のためにも。
新潟に移籍してきたとき、裕紀は、「磐田でJ2降格した経験はムダにしない」と言った。
今だよ。今こそ、裕紀の経験をプラスに変えてほしい。それはコースケやギュンにも言えることだ。

そして、そのための力になれるのは、サポーターだけなのだ。
選手が下を向きそうになったら、顔を上げろ、前を向けと声をかける。
足が止まりそうになったら、もっと走れ!もっと闘え!と叫ぶ。
勇気あるプレーには、大きな拍手で後押しする。

やれることはいっぱいあるね。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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