2015年07月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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イブギュンコンビと優平と


仕事を終えて、バイパスではなく高速利用で駆けつけたビッグスワン、ガンバ大阪戦。
平日のナイトゲームで、会社から直行するときはP1駐車場を利用することにしている。南側駐車場や鍋潟駐車場より600円高いけれど、とにかくスタジアムに近いのがいい。キックオフぎりぎりで到着した場合、南側や鍋潟だと間に合わず、Sスタンド裏あたりを通りかかった頃には、歓声が頭から降ってきて、気持ちが焦ってしまうのだ。P1だと目の前がEゲートだからね。

高速を使って行った結果、キックオフ30分くらい前には余裕でEゲート前広場に到着して、みかづきで「キラキライタリアン」(なぜか平日ナイター時の夕食の定番と化している)を買うのに並び、バックスタンドに入ったときには、NSGカレッジリーグサンクスデーのイベントをやっていた。

なにしろ平日ナイターなので、相当観客が少ないんじゃないかと思っていたのだけれど、意外と入っていた。この日の観客数19,650人は、埼スタの22,363人に次ぐ2番目だったそうな。NSGの学生が動員されているとはいえ、見ると夏休みの家族連れが多い。広報ダイアリーを見ると、クラブの予測よりも観客数が多かったとのこと。チームも調子が上向きということもあって、少しは人がスワンに戻ってきつつあるのだろうか。


さて、試合。
立ち上がりから、走れている新潟と、動きが重いガンバと、コンディションの差は明らか。
むしろ、ガンバはコンディションが悪い分、無理せずにハナから後半勝負に持ち込むつもりなんじゃなかろうか、という気がするくらいだった。
新潟は、全員がリスタートの速さを特に意識しているように見えた。これはスカウティングの結果、トレーニングで意識してきたことだったんじゃないだろうか。これが攻撃のリズムを作っていた気がする。

ここで困るのは、こちらが攻め込んでも、結局得点できず、後半になって向こうのエンジンがかかってしまう、という流れだったのだけれど、新潟の時間が続いていた前半10分という早い時間帯で、早速先制できたのは大きかった。
もうね〜、今シーズン、試合の立ち上がりは大体いいんですよ、ウチは。そのいい流れで結局チャンスをモノにできず、逆襲されてあっさり失点してしまう、ということが多かった。
ここのところ、いい流れが来ている時間帯で点が取れるようになっていることが、チームをずいぶん楽にしている。

この先制点、結果的に丹羽のオウンゴールだったわけだけど、ほとんどギュンのゴールと言っていいと思う。ペナ内で勝負を仕掛けたこと、岩下を転ばせたこと、そしてイブに送ったはずのパスが、オウンゴールを誘った。
やっぱり、勝負を仕掛けるって大切だよね。

前半のうちにもう1点取ることができたら、試合の様相もかなり違ったのではないかと思うけれど、ここで決めきれない。
そして、相変わらずふんわりした雰囲気のガンバに合わせてしまうように、新潟の流れもふんわりとしてしまった。これがよくなかったかも。

後半に入ると、ガンバがハイボール作戦を徹底してきた。新潟はハイボール処理に課題があるということを、見透かされている(山形戦でも、山形の反撃を受けたのはハイボールの争いで後手を踏んだこともある)。そこからチャンスを作られることが増え、CKでの同点ゴールも、そんな中で食らったもの。
いや〜〜〜、米倉にニアで、簡単にボールに触らせちゃったなぁ。遠藤のCKもすごかったんだけど。この場面以外でも、結局失点せずに済んだCKで、何度もフリーで打たせてしまっている。「セットプレーの守備何とかすっぺ会議」ですよ、ほんとにもー。いや、マジで何とかしましょうよ、いい加減。

そして、マイコーが岩下に対するホールディングを獲られたPKも、岩下にうまいことやられた感がアリアリだけど(どうにも岩下という選手は好かん)、まんまと挑発に乗ってしまったことと、ボールと関係ないところでもあったので、いらないPKだったなと思う。
家本主審はファウルの判定基準がよくわからず、モヤモヤすることが多かったのは確かだけれど、このPK判定には文句は言いづらい。


あっという間に逆転されて(しかもガンバのプラン通りとしか思えない流れが、非常に悔しい)、1stステージまでのチームだったら、そのまま、さらに追加点も与えて淡々と負けたかもしれないけれど、今のチームは盛り返す反発力がある。
同点ゴールが生まれたのは、逆転された6分後。
コルテースが基点となり、パスを受けたギュンが中央に進入して、イブに絶妙なスルーパス。イブは相手GKヒガシの動きを冷静に見極めて、冷静にゴール。
うわー、もう、このイブギュンコンビ、試合を追うごとに連携がすごくなってるなぁ。

試合は結局そのまま2-2で終了したのだけれど、最後までお互いにチャンスとピンチがあり、目が離せない熱戦だった。

いろいろと目につくことはあったのだが、やはり最大のトピックスは、佐藤優平のビッグスワンデビューではなかろうか。
疲れからか動きがいまひとつだったマサルに代わって右SHに入った優平は、びっくりするくらいすんなりとゲームに入り、首を盛んに振りながら状況を即座に把握すると、相手の嫌がるスペースにスッと入り込んで、パスを受ける、あるいはパスを出す、そして守備でもしつこく追いかけ回す…など、まるで10年くらい新潟でプレーしてたかのような雰囲気をかもし出していた。相当、戦術理解度の高い選手と見受けた。
惜しいシュートもあり、外してめちゃくちゃ悔しがるなど、非常に気持ちが入ったプレーができる。
これはそのうちゴールも決めるだろうし、サポーターに愛されますね。
ちなみに、あのさらさら長髪は、ポリシーを持って伸ばしているとのことなので、優平に散髪を期待してはいけませんw
むしろ、優平は優平らしくあってくれた方が、チームの力になってくれると思うよ。

いやー、優平が相当な戦力になりそうだとわかった以上は、ポジション争いは一層激化しそうだ。
特にマサルとコースケは、覚悟が必要ですよ、これは。


松本が敗れたことで、得失点差で新潟が上回り、15位浮上。ようやく降格圏から脱出。
まだまだ安全圏でもなんでもないので、ひたすら上を目指すしかない。
2週間の中断明けには、浦和戦が待っている。そこでレオが出場停止なのは痛いが、レオにはしっかり休んでもらって、その間に慶や裕紀が頑張ればいいだけのことだ。

まだまだ、もっともっと。チームもサポーターも、あくまでに貪欲に行こう。


この日、ちょっと印象的なことがあった。
私たちが座っているところの少し後ろの席に、10人くらいのNSG生と思われる女の子たちがいたのだけれど、後半が始まる頃、こんな声が聞こえた。

「え〜、あと30分で帰らなきゃいけないなんて信じられない。最後まで観たーい!」
「渋滞にはまってもいいから、最後まで観たいよねぇ」

普段はあまりサッカーを観に来ているわけでもなさそうな子たちが、最後まで試合が観たいと口々に言う。
この日の試合が、それだけ魅力的な試合だったということだろうし、ぜひまた学校行事とは関係なく、観戦に来てくれたらいいなぁ。
さらに、この日は平日ナイターにしては珍しく、BSNで地上波生中継があったのだ。
地上波でやるなら観てみようか、とテレビ観戦した人も少なくなかったんじゃないだろうか。
そのことを考えても、観る人の琴線に触れる試合を新潟の選手たちがしてくれたことに、感謝したいと思う。

そして、この流れで中断期間になって、今週の土曜日はサマーフェスタだ。
降格圏を脱出してからサマーフェスタを迎えられることもまた、感謝したいw
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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コースケのプレーに佐藤優平効果を実感する山形戦
土曜日は家事の所用でずっと家にいなければならず、午前中は庭の草取りや洗濯などに没頭し、午後は午後とて、いろいろとワサワサ動き回っていた。

夕方16時半ころ、そろそろスタメンメールが来るかなと待ち構えていたのだが、なかなかメールが来ない。
で、試合スケジュールを確認したら、キックオフ時間が19時ではなく19時半だということに気がついた。で、無事に17時ころにスタメンメール到着。
前節とスタメンは同じで、ベンチには宗に代わって、レンタル移籍してきたばかりの佐藤優平が入っている。


19時半キックオフという時間設定のおかげで、テレビの前に座ったときには、これから試合が始まるところだった。試合の頭から見られるとは、ラッキー。

立ち上がりから、お互いにハイプレス合戦の様相を見せていたが、徐々に新潟がペースをつかむ。
山形のプレッシャーを受けて立たず、うまくいなしながら、逆にこちらがセカンドボールを拾っていく。山形の勢いをモロに受けて立ってしまい、すべてが後手に回った1stステージのホームでの対戦とは、そこがまったく違っていた。
その背景には、3バックのミラーゲームだった1stステージとは違い、今回の新潟は本来の4バックで戦った、ということもあるかもしれない。

相変わらず、慶とマサルがすばらしい。レオは本調子ではないながらも、さすがの動きだったが、後半はさすがに疲れてプレーの精度が落ちたのが懸念材料。
守備陣では、カズが、積極的に前に出るプレーを、冷静にできるようになっているのがいい。

先制点も2点目も、パスやドリブルを交えつつ、ショートカウンターで相手守備を崩しての会心のゴール。
中でも、攻撃のスイッチを入れるコースケのスプリントが効果的で、この日のコースケは、プレーにメリハリがあり、久しぶりに存在感抜群だった。
コースケのプレーぶりを見て、なんとなく感じたのが、ベンチにいる佐藤優平の存在。
優平はポジション的に、コースケのライバルになると思われ、実際、トレーニングでも右SHで使われている様子が伝わってきていた。
コースケにとっては、否応なしに危機感を感じただろうし、この試合では、それがプレーに現れているように見えた。
実際にはどうかは、コースケ本人に聞いてみないとわからないけれど、ここ最近、あまり存在感を見せられずにいたコースケが、またパフォーマンスを上げつつある気がする。それが新たなライバル出現が起爆剤になったとしたら、この補強は現段階ではチームに好影響を与えているということ。

モバアルの広報ダイアリーによれば、山形戦後、優平は新潟の印象について、

「新潟では得点を決めたらベンチのメンバーが喜ぶんですよね。当たり前といえば当たり前なんだけど、今まではあまりなくて新鮮だった」

と語っていたとのこと。どんなに監督が代わり、選手が入れ替わっても、そんな新潟の「チーム一丸さ」は失われることがない。
それを優平が真っ先に感じ取ってくれたことは、本当によかったなと思うのだ。


マサルと慶の存在感は、試合を追うごとに大きくなっている。
思えば、マサルは開幕当初はベンチにも入れなかったのに、今では、Jリーグトラッキングデータランキングの年間トップであり、しかもベスト20の中にマサル一人だけで6回も顔を出している凄まじさ。

http://www.jleague.jp/stats/distance.html

この試合での、2アシストの動きを見ても、イブにはどんぴしゃの浮き気味のクロス、武蔵にはドリブルで突破してからのマイナスのパスと、パスのアイディアが豊富で、一瞬の判断力や精度の高さ、気の利かせ方がすばらしい。左サイドのコルテースとのコンビも、よく合っている。
プロ入り当初から能力の高さは評価されていたものの、メンタルの弱さが成長を阻害していたようなところがあった選手が、メンタルの課題が克服されれば、あとは能力を思い存分発揮するだけになる。
マサルは、山形に押し込まれるようになった後半も、落ち着いてプレーできていた。
負けん気の塊で、思い切りのいいプレーができる慶とともに、チームが苦境に陥ったときでもチームを支える役割ができると思う。
G大阪や浦和相手でも、臆することなくプレーしてくれればいい。

いやー、いつハリホジさんに見つかるかと思うと、結構ドキドキなんですけどw
慶はまず、U-22日本代表で呼んでもらえんかな。


3-1の勝利、今季初連勝。
後半、レオのPK失敗から試合の流れがバタバタになってしまったのは大きな課題として残ったが(これは上位相手では通用しない部分なので、改善していかないと)、同勝ち点の直接対決を制したことは、勝ち点6の価値がある。

新潟がなかなか連勝できなかった最大の要因は、試合ごとに安定感に差があるということにあったけれど、2ndステージは1stステージと比べると、そのあたりが改善されつつあると思う。

年間順位は1つ上がって16位で、まだ降格圏から脱出できたわけではないが、15位の松本とは1ポイント差、13、14位の仙台、甲府とは4ポイント差で、上が見えてきた。しかも、6位の鹿島とも9ポイント差しか離れていないのだ。
そして、2ndステージ順位は8位。

まだまだ息はつけないけれど、必要以上に楽観も悲観もせず、上を目指して地に足が着いた戦いを続けていきたい。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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勝手に競馬ワンダラー関屋競馬場編
「グリーンチャンネル」という競馬専門チャンネルに、「競馬ワンダラー」という番組がある。
フリーアナウンサーの浅野靖典さんが、全国の競馬関連施設を巡る旅で、時には、今はなくなってしまった競馬場跡をたずねて、その痕跡探しをしたりする。

で、ちょっとそのマネをしてみようかなぁ、と思い立ったのだ。
そのきっかけは、新潟日報で「新潟競馬場50年」という別刷りがあり、その中に、今はなき関屋競馬場の地図が載っていたからである。


※クリックで画像拡大

そこで、水と土の芸術祭のアート作品を見に、散歩がてら関分記念公園へ行くついでに、関屋競馬場の痕跡を巡ってみることにした。



まずは、関分記念公園(通称たこ公園)にあるアート、(海2)「心園の渡り」(グァン・ファイビン)。



関屋競馬場があった場所は、関分記念公園のすぐ近く。関屋分水路を作るにあたって、立ち退きする住民の移転先に関屋競馬場周辺が選ばれ、競馬場は今の場所に移ったという経緯がある。




まず、訪れたのは、堀割橋から繋がる直線道路。
地図によれば、ここがメインスタンド前の最後の直線コースだったらしい。この道は有明線のバス路線が通っていて、車でも度々通るなじみの深い道。
もしかしたら、「とんかつ太郎分店」の前あたりで、ラストスパートの鞭が入っていたのかもしれないと思うと、いつもの道が味わい深くなるなぁw




次に、行ってみたのは、直線道路から堀割橋の少し手前で右に入る路地。競馬場の外周の名残…ということなんだけれど、なるほど、この微妙な道路のカーブが、外周っぽいぞ。




西大通りから少し入ったところ、スーパーウオロクや中華料理の瑞鳳の裏手くらいに位置する関分公園には、「新潟競馬場跡の碑」があり、競馬場の歴史と、移転の経緯について書かれている。
日報の別刷りによると、このあたりには競馬場の厩舎があったとのこと。ウオロクや瑞鳳が建つあたりも競馬場の敷地内だったようだ。




関屋駅脇の踏切には、今でも「競馬場踏切」という名前が残っている。2007年までは、踏切のたもとに「競馬町マーケット」という市場があって、八百屋さんとか肉屋さんとかが入っていた。取り壊されて、今は住宅になってるけれど。




西小針線の「信濃町」バス停。競馬場があった頃は、このあたりの地名は「競馬町」で、移転してから「信濃町」に地名変更されたのだが、バス停にはしばらく「競馬町」という名前が残っていたのを覚えている。



競馬場の痕跡だけでもこれだけあるんだから、例えば埋め立てられたお堀の痕跡とか、探すといろいろと出てきそうである。
新潟で「ブラタモリ」のロケなんかどうですか、タモリさんw
author:ぐっちい, category:日々のこと
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みずつちアートと鳥栖戦と佐藤優平と
7月18日から新潟市内では、水と土の芸術祭が開幕。今回は、ビッグスワン周辺の鳥屋野潟公園、天寿園、いくとぴあでもアート展示がいくつかあるので、ホームゲームの日にはアート鑑賞をしてからスタジアムへ行こうかなと思い立ち、早速、19日の鳥栖戦の前に天寿園へ行ってみた。

まだシャトルバスが動いていない時間帯だったので、新潟駅南口から市民病院行きの路線バスに乗り、天寿園下車。

天寿園のアートは、屋内の大広間と、屋外の清五郎潟にそれぞれ展示されている。


(鳥2)つぎつぎきんつぎ(岸本真之)

天寿園の大広間で展示されている。市民から寄せられた陶磁器を、「金継」という伝統技法でつなぎ合わせたアート。
前回の水土では、亀田の水道タンクのところで展示されてたなぁ。




(鳥1)清五郎さん(宮内由梨)

天寿園の裏に広がる清五郎潟の一角に立つアート。なぜろくろっ首なのかw




(鳥3)船の家 造船所(日比野克彦)

清五郎潟の、清五郎さんとは反対側にある。赤い屋根がかわいい船。いくとぴあでは、実際に水路で船に乗れるらしい。


ひとまずは、ここまで。
次回は鳥屋野潟公園のアートを見ることにしよう。次回は…たぶん、8月22日の広島戦だな。



さて、試合。

当日の新潟日報朝刊のスタメン予想では、FC東京戦で途中交代させられた健太郎がベンチスタートで、代わりにカズが入る以外は、前節と同じ顔ぶれ、ということだったが、実際もそのとおりになった。
鳥栖は、得点ランキングトップの豊田陽平が怖いのは当然なのだが、ただいま売り出し中の高卒ルーキー・鎌田大地も非常に気になる(鎌田くんって、大泉洋に似てる気がするんですけどw)。

鳥栖がロングボールを駆使し、豊田にボールを集めてくるのはわかっていたことだし、ハイボールの競り合いも増えることも予想どおり。何を差し置いても、セカンドボールをいかに拾いまくるかにかかっていた。

新潟は立ち上がりから、どんどん前でボールを奪い続ける。
この日キャプテンマークをつけたレオも、相変わらずではあったのだけれど、それを凌駕する勢いだったのは慶。
本調子ではないレオを、サポートする動きも怠りなかった。すっかり一本立ちしちゃったなぁ。

序盤のCKで、コースケが慶めがけてパスを出したのに、なぜか慶がスルーしてしまい、レオがそのボールを強引にシュートして大ぶかししてしまったとき、あああ、そこは思い切りよく慶が打たなきゃダメだろー!と思ったのだが、その直後に飛び出した、スーパーボレー。流れは、
守田のゴールキックから、イブのポストプレー→ギュンとヘッドで競り合ったキクちゃんが跳ね返す→その跳ね返りが慶へのパスのような形になり、ボレーでズドーン。
慶本来の思い切りのよさが出たゴールで、鳥栖のDF陣もあのタイミングで打ってくるとは予測していなかったようだった。

結局は、この1点が決勝点となったわけだけれど、新潟の狙いがそのまま試合に現れた、スコア以上の完勝だったと思う。
追加点が取れそうで取れなかったので、ヒヤヒヤしましたけどねw

ヒーローになった慶はもちろんのこと、豊田にヘディングで完勝したカズ、安定したポストプレーを見せたイブ、万全ではなくミスも少なかったものの、相変わらずのすばらしい予測でボールを刈り取り続けたレオ、ぶち当たっている壁を乗り越えようとする意識を強く感じさせてくれた守田、途中出場でもすばらしい状況判断を見せて、ますますプレーが勲っぽくなってきた成岡さん…など、それぞれが役割をしっかり果たした試合だった。
(ひとりだけ、武蔵はもっとがんばれ、とは思うけれども)

この試合で個人的に印象に残ったのはイブ。
ポストプレーができ、足元がうまいし、クレバーなプレーをする選手だけれど、この試合を見てふと、かつてのオオシのような、「ゲームメイクできるFW」になれるかもしれないなぁ、と思ったのだった。


試合後、菊地サポと鳥栖サポの3人と一緒に駅南で打ち上げをした。
鶏の半身揚げや十全なすの浅漬け、お造り、グリーンアスパラ、鶴齢や八海山の梅酒などを喜んで堪能してくれた。

「来年もまた来ます〜」

と言ってくれたので、

「来年も来てもらえるように、頑張って残留します」

と答えておいた。
残りますよ、そりゃもう。残るしかないじゃないですか。


…なんてことを書いていた矢先、飛んできたモバアルメール。


横浜F・マリノスから佐藤 優平選手 期限付き移籍加入のお知らせ


あー、佐藤優平か。今年は新年早々、ネタ満載の肉食系の嫁をもらって、その話題が先行してるきらいがあるけどw サイドもボランチもできる、ミカみたいなタイプの選手だよね?
今季はもっぱらカップ戦要員だったようだけれど、新潟としてはレオがまだ万全ではなく、さらに8月下旬から9月にかけて、リーグ戦、ナビ杯準々決勝、天皇杯…と超過密日程をこなさなければならないこともあって、中盤の層を厚くする必要性に迫られていた。
そういう意味でも、ハードワークできる佐藤優平は、いい補強だと思う。
期待してますぞ。
(10月の松本戦のことを考えると、今からザワザワしますけどねw)


author:ぐっちい, category:アルビレックス
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LIVEトラッキングでFC東京戦を見る
昨日は普通に仕事だったので、味スタへは行っていない。

しかも、スマホを家に忘れてきたので、前半は辛うじてPCで速報をチラ見していたものの、後半になって会社を出てからは、何もチェックできず、情報遮断状態になった。

で、帰宅してようやくスマホでモバアルを確認したら、1-3という最終スコアが目に入ってしまった。ああああああ。さすがに凹んだ。

やはり、味スタ勝率10割のこのわたくしが、現地へ行かなかったのが悪いんだな!そうなんだな!ということにしておくより仕方がないではないか。


ところで、PCではJリーグ公式サイトのLIVEトラッキングをチェックしていたのだけれど、これは面白いデータだった。両チームの選手たちの背番号の丸数字が、多少のタイムラグはあるが、実際の動きそのままに表示される。
どこからパスが出て、誰に渡って、そこに相手の誰がプレスをかけに来て…という動きが、手に取るようにわかる。
先制されたシーンでは、がら空きになったウチの右サイドを、太田宏介にドリブルで持ち上がられ、最終的に東に決められるまでの流れが、テレビ画面で見るより相当わかりやすかった。誰が東につききれなかったのかも含めて。

帰宅してから録画を見たのだけれど、なんというか、なぜ鹿島戦の90分から一変してしまったのか、なぜ好ゲームをした次の試合では、いつもパフォーマンスがガタ落ちになるのか。よさが続かない、この触れ幅の大きさの原因は、メンタルなのか、戦術なのか。なぜ、チームの成熟度が一向に高まらないのか。

慶やマサルが完全に自分の立ち位置を確立した一方で、正直なところ、この試合で限界が見えてしまった選手もいたように思える。鳥栖戦はスタメンが一部変わるかもしれない。
イム・ユファンの獲得も、その布石になっている。
攻撃が停滞したとき、局面を打開する裕紀の縦パスがあれば…というシーンも少なくない。慶はもはや外せない選手になっているが、裕紀をどこかで使えれば、チームとしての幅が広がるのではと思う。

「コーチ」という言葉は、「COACH(四輪馬車)」が語源になっている。選手を勝利・成功という場所へ運んで行くのが、ヘッドコーチである監督の最大のミッション。
ヤンツーさんは、どうやってチームを勝利へ導こうとしているのだろう。もう残された時間は多くはない。

あぁ、聖籠へ行きたい。

とにかく、まずは鳥栖に勝つためにはどうしたらいいかを考える。そして次は山形に勝つことだけを考える。
一歩一歩だ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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5minutes


鹿島戦当日、7月11日。

19時キックオフではあったものの、早めに行動を開始。
まず、西堀の美容室で髪を切り、本町人情横丁のラーメン店・信吉屋で、今年初の冷やし中華。
先週行ったときは、売り切れでフラれたのだが、おかみさんが私の顔を見るなり、

「今日はあるよ〜」

とひと言。あぁ、やっとありつける。

私は真夏でも、あまり冷やし中華を好んで食べる方ではないのだけれど、ここの冷やし中華だけは特別。やはり1シーズンに最低1度は食べないと気がすまない。



くし型カットのレモンをぎゅっと搾って、さっぱりといただく信吉屋の冷やし中華。んまい!


そのあと、信濃川右岸の萬代橋のたもと近くに完成した、水と土の芸術祭のアート「バンブーハウス(通称)」へ。



川風が吹き抜け、無数にぶら下げてある牡蠣の殻が、カラカラと涼しげな音を奏でる屋内は、本当に気持ちがいい。
夏の間に、また何回か来よう。




結局、西堀からビッグスワンまで、ずっと徒歩。スタジアムに到着したのは15時頃だった。
この日は、多目的広場ではアルビジュニアが、スワンフィールドではU-18がプリンスリーグを戦うという、オールアルビデー、みたいな感じになっていた。



Eゲート前広場付近をフラフラしていたら、えのきどさんに遭遇。
あ〜、キャップ脱いでもらって、モヒカン頭見せてもらえばよかったと、別れてからプチ後悔w



さて、試合。

7月5日に流経大との練習試合で、チームが2ndステージに向けてどんな方向性で取り組んでいるのかを目の当たりにしてからというもの、2ndステージの開幕ゲーム、鹿島戦が楽しみで仕方なかったのだ。
流経大戦から受けた印象が間違いでなければ、鹿島戦は相当いい試合になるだろうという、確信みたいなものがあったからである。

鹿島は司令塔の柴崎岳の負傷欠場は伝えられていたものの、小笠原はいるし、タレントが揃っているチームなので、そんなにチーム力が落ちるわけではない。
新潟はレオが復帰できそうだという最大にポジティブなニュースがある一方で、達也とラファの離脱(達也は肉離れ、ラファは不明)、というマイナス要素があることはあったが、それを跳ね返せるだけの要素を、新潟は取り戻しているはずだと。

試合は、予想通り、立ち上がりから新潟が前からどんどんプレッシャーをかけていく。
プレスからの連動した守備が効いているし、何より距離感がいい。
この2週間の中断期間で、ヤンツーさんが徹底して距離感を選手たちに叩き込んでいたが、流経大戦よりもさらに、よくなっていた。

距離感がよく、前からの連動した守備が機能すれば、攻撃も生きてくる。
これも中断期間に盛んにやっていたトレーニング、タッチ数限定の実戦練習が、この日の試合にも成果として出ているようだった。
ワンタッチパスやダイレクトプレーなど、気持ちいいくらい繋がっていく。

セカンドボールもほとんど制し、常に数的優位の状態を作れているのが、2年前の後半戦のような感じだった。
それには、レオの復活も大きかったと思うし、慶の攻守にわたる獅子奮迅も、さらに凄みを増している。
ボールを奪うプレーだけでなく、ワンタッチパスで局面に変化を与えるプレーまで、レオや裕紀のレベルに近づいている気がする。凄いなぁ、どこまで凄くなるんだろうか、慶は。
裕紀センパイも負けてる場合ではないぞ。

そして、レオ。
流経大戦では前半の45分だけプレーしたので、今日は後半途中で成岡さんと交代とか、そんな予定なのかなと思っていたら、とんでもなかった。
離脱前とほとんど変わらないプレーぶりで、結局90分出てしまった(さすがに最後の方は疲れが見えていたけど)。
これでリバウンドが出なければいいけれど。

最初はマサルと尚紀の右サイドが、土居と山本脩斗の向こうの左サイドにかなりやられるシーンがあって、ヒヤヒヤしていたのだが、時間の経過とともに、そこが落ち着いて対応できるようになると、完全に新潟の流れになった。


そんな押せ押せのゲーム展開で、前半30分、セットプレーで先制されてしまうあたり(昌子に対して誰も競り合わないというのはいただけない)、まだ克服できていない課題はある。
しかし、先制された1分後に、慶の斜めのパスに走り込んだイブが、素晴らしい弾丸シュートを叩き込んで同点。
さらには、前半42分、マサルからのパスに、慶が走り込んで見事なゴール。慶にとっては、リーグ戦初ゴールになった。
2つのゴールシーンは、パスの出し手と受け手の意思疎通が素晴らしく、鹿島の守備を完全に崩したものだった。

後半は、立ち上がりから鹿島が赤崎に替えて遠藤を入れてきて、ちょっとイヤな感じはあった。
新潟のプレスがはがされるシーンが増え、これは…という場面も増えたものの、全員で体を張ったプレーでしのぐ。
その間に、新潟はコースケやギュン、マサルらが決定的なチャンスを迎えながら、ゴールを外す。
結局、この何度もあった追加点のチャンスを逃し続けたことが、後々になって大きく響くことになってしまった。


90分になる直前、後半はそれほどゲームが止まるシーンもなかったし、アディショナルタイムは3分くらいかな、と思っていたので、5分と表示されたときは驚いた。
それでも、しっかりと集中して時間を使えば、5分は十分凌げる時間だったはずだ。

ポイントの一つは、アディショナルタイム3分経過のあたりでイブに代わって武蔵を入れたことだったかもしれない。
武蔵には、試合をクローズする役割が与えられていたはずだが、ポジショニングが中途半端で、前から追おうとしないので、あっさりと鹿島にボールを運ばれてしまった。そこが運命の分かれ道だった。

まぁ、同点に追いつかれるのは仕方がないとしても、最低限引き分けで終わらせる必要があった。
それが、逆転サヨナラ負けみたいな結末。
鹿島がパワープレーで点を取りにきて、ディフェンスラインがズルズル下がらないように、しっかりとGKとCBがラインコントロールしなければならなかったと思うが、そこができなかったのが痛かった。

守るのか、キープするのか、点を取りにいくのか、そのあたりの意思統一がちゃんとできていたのか。
一人でも違うことを考えている選手がいれば、そんな隙を鹿島のようなチームは見逃してくれない。そういうことだと思う。


寸前まで手にしていた勝ち点3を、自ら0にしてしまうようなことになってしまったのは、痛恨としか言いようがないが、終わってしまったことは仕方がない。

それより、後半アディショナルタイムに入るまでの90分間に見せたサッカーを、これからのチームのスタンダードとして、これからも続けていくことが大切だと思う。
あのサッカーができれば、必要以上に恐れたり、自信をなくしたり、怯んだりしなくていい。
勇気を持ってチャレンジし続ければ、必ず求めている結果にたどり着く。

そして、選手たちが勇敢に戦える空気を作ることが、サポーターの一番大切な役割、なんだろう。


悔しかったけど、ガックリきたけど、でも、大きな光を見つけた試合。
その光を見失わないようにしよう。下を向いたら光は見えなくなるからね。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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小針の子
早川 史哉選手(筑波大学)来季新加入内定のお知らせ



♪どんなに 大人になっても 僕らは 小針の子どもさ


昨日、このモバアルメールをもらってからというもの、山下達郎「アトムの子」のフレーズで脳内が勝手に替え歌を作ってしまい、ずっとグルグルとメロディーが駆け巡っていた。
我ながら何してんだか。


実をいうと、半分くらい諦めていたのだ、早川くんのことは。

彼は、小学生の頃の小針レオレオFC時代から知られた存在で、ジュニアユースからのアカデミーの看板的選手。2008年U-15高円宮杯ではアルビジュニアユースを準優勝まで導く原動力になり、ユースに上がってからは、U-17日本代表の主力として、2011年U-17W杯でも活躍。
このとき、1試合だけ録画をDVDに残しているのだが、スタメンに早川くんと尚紀がいて、後半に入ってから武蔵が交代出場するという、新潟的には実にウハウハな映像なのである。

だから、当然トップ昇格を…と思っていたら、早川くんが風間理論にあこがれていたのと、風間監督に直接声をかけられたとのことで、筑波大へ進学してしまった(それには、プロ入りに消極的だったご両親の意向も強く働いたともいわれる)。
ユースに上がるときも、すんなり決まらなかったし、いろいろと伝わってくる話を聞くと、そもそもプロになる気はあるのだろうか?と。

だから、昨日、早川くん内定のモバアルメールは、びっくりしたと同時に、うれしかったのだ、本当に。

去年のサポカンで、アカデミーの育成方針について神田センセイに質問をしたのだけれど、そのときの答えで、

「これからは、ユースから大学経由で新潟に戻ってくる平松のようなパターンを増やしたいと考えています。来年のターゲットは早川史哉になりますが」

と、はっきりと早川くんの名前を出していたので、クラブとしても「絶対に戻す」という強い意志で獲得に行ったという印象がある。
神田センセイとスカウトのテラさんが頑張ったんだろうなぁ。


早川くんは小針小→小針中の生粋の「小針の子」。
学区が隣なので、学校の繋がりはないが、利用している駅は同じだし、「近所の子」感覚満載。
彼のTwitterをフォローしていると、オフに実家に戻ってくると、

「小針に帰ってきました。これから走ってきまーす!」

なんてつぶやいていて、あ、今から外に出たら、ランニングしている早川くんに会えるかもなぁ、なんて思ったこともある(もちろん出ませんけどねw)。

筑波大では1年生から主力になったものの、ケガも多く、2部降格を経験したり、CBにコンバートされたりと、決して順風満帆の4年間を過ごせているわけではないようだ。
いや、確かに早川くんは超ユーティリティプレーヤーなので、GK以外ならどこでもこなせてしまうだろうが、もしかしたら、どっかの誰かのように、GKもこなしてしまいそうな勢いを彼からは感じてしまうのだがw
ユース時代からどれくらい成長したのか、実際にプレーを見るのが楽しみで仕方がない。
宗も、国士舘で揉まれて、すっかりたくましくなって戻ってきたからなぁ。

小学生の頃から注目の的だった地元の子が、大人になって帰ってくる。
これも、新潟としての歴史の積み重ね。
カズを最年長に、宗、早川くん、尚紀、ゴーソン。そこにレンタル修行に出ているヤスや竜馬が戻ってきたら…と思うと、夢が広がるね。

さて、もう一度、早川くん、尚紀、武蔵がチームメートとして同じピッチに立った、あのU-17W杯の映像を、もう一度見返してみようか。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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トゥッコ部屋出現のクラブハウスとレオの復活第1歩
2ndステージ前の、試合のない日曜日。
流通経済大学との練習試合を観るため、いつもスワンで試合観戦してる相方を拾って聖籠へ出かけた。。

到着してみると、増築工事中だったクラブハウスに、新しい建物が姿を現していた。



全面マジックミラー!

噂によると、「トゥッコの部屋」らしいw

♪トゥールル、トゥルルトゥールルー トゥルル ルールールールールー

「ようこそおいでくださいました、トゥッコの部屋でございます」
(と、トゥッコさんがにこやかにお出迎え)

そこに入っていく選手たちの顔が、一様に引きつり、中からは阿鼻叫喚が…きゃー。

ま、要するに筋トレ部屋なんだけどw


どうでもいい妄想をしつつ、Aピッチへ。
予想はしていたものの、やはりレオの復活を聞きつけてか、多数のギャラリーが集まっていた。



試合前のウォーミングアップで、レオの姿を確認。
元気そうだけど、やっぱりちょっと痩せたなぁ。




試合は、前後半45分ずつで、前半が仮想鹿島戦スタメン。後半がサブ、という感じ。
レオは前半に出て、慶とダブルボランチを組んだ。
ついこの間まで病気療養してたとは思えない動き。やっぱりバケモノだなと思いつつ、あまり無理しすぎずに、リバウンドが出ないことを願うばかり。

結果として前後半で5-0(前半2-0)。
前半は選手間の距離感のよさと、慶のリトルレオっぷり、ギュンのキープ力(今年のギュンは、山崎史上最高の山崎になるんじゃないかと、相方と話していた)、マイコーのくさびのパス、尚紀vs小池裕太(アルビユース出身)のマッチアップを堪能(見たところ、最初は尚紀にやられていた裕太くんが、やり返していた。大学卒業したらアルビに戻ってきてほしいなぁ、宗みたいに)。

後半は、前野のスピードとキックの精度の高さ、武蔵の裏を狙うスピード、宗の献身的な攻守、成岡さんのポジショニング、唯一ユースからの出場だった巧くんの、光る動きと課題、試合後のヤンツーさんによる巧くんへの熱血特別指導などなど。

アルビレックス新潟としては、収穫が多い試合だったと思う。
スタメン組、サブ組とも見どころがあり(もちろん、課題もあるけれど)、狙いとするところ、積み重ねを感じられた。

ただ、スタメン組は距離感を意識しすぎてか、ゴールに背を向けたプレーが多かったこと。
もっと前を向いたプレーを増やすには、さらなる連携の熟成が必要なんだろうなぁ。

今日、聖籠へ行ったサポーターは、かなりポジティブな気持ちになれたんじゃないかな。
ヤンツーさんも手応えを感じているような表情だった気がする。


練習後は、後半に出場した選手だけがファンサ対応。
カズと宗、イブの笑顔あふれるファンサは、いつ見てもさわやかでいいなぁ。
特にイブは、入籍発表があった直後ということもあって、サポーターから祝福の言葉を送られて、本当にうれしそうだった。


さぁ、みなさん。土曜日からいよいよ2ndステージが始まりますよ。しっかり頑張りましょう。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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夕暮れの中で


今年、ホーム開幕戦前夜に帰宅経路を変更して、ビッグスワンの様子を見に行って以来、なぜか毎週金曜日にはスワン廻りで帰宅する習慣がついてしまった。

いつもなら、車からスワンの様子を観察しながら通過するのだけれど、時々、県スポ駐車場に停めて、直接眺めたり。

今日は、まだ少し早い時間帯だったこともあって、照明が灯ったスタジアムでは、陸上競技のトレーニングをしているような声が聞こえてきていた。
その傍らで、犬の散歩をする人や、ファミリーで遊びに来ている人たち。
そこには、ホームゲーム開催時とは違う、日常のビッグスワンの姿が感じられる。

もっと遅い時間であれば、静かな中で照明がわずかに灯って、芝生管理の人が働いてるんだなと感じる。
それがホームゲーム前日ならなおさらだ。
ああ、試合開催のために、頑張ってる人たちがいるんだなぁと、原点を確認する意味でも、試合前夜にスワンを見に行くことは、個人的には身が引き締まる思い。

日常と、非日常。

当たり前のことだけれど、スタジアム周辺は、試合当日と、そうではない日とでは、違う顔を見せてくれる。

J1チームのホームタウンであることの幸せは、新潟に居ながらにして日常と非日常を繰り返しながら体感できること。

それを忘れちゃいけないなと、夕暮れに静かに佇むビッグスワンをみるたびに思う。


author:ぐっちい, category:日々のこと
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