2015年08月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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勝ちたい気持ち
仙台戦の朝は、入院していた父を迎えに病院へ行き(2泊3日でした)、なんとなく気ぜわしくしていたのだけれど、スタメンメールが届いた頃から、妙に緊張してきた。

絶対に勝ち点3を持ち帰らなければならない試合。
引き分けでもダメだ。
こんな緊張の仕方は、2012年の第33節仙台戦ほどではないにしても、近いものがある。もっとも、あの時は半分開き直った気分で、三ツ沢の観客席でラグビーを観ていた(シェーン・ウィリアムズのプレーを目の当たりにした)のだけれど。

ユアスタに行ってない人間が、そんなに緊張してどうするw

しかも、特別指定選手になったばかりの端山くんが、早速ベンチ入りしているではないか。



夕食の準備など、家事でバタバタしていて(食事を取るリビングのテレビはスカパー対応ではない)、やっと自室へ行って試合を見始めたのが後半開始直前。

Twitterでの皆さんのつぶやきで、前半はレオが指を脱臼したとか(それをタオルを咥えて歯を食いしばって、ドクターに元にはめ直してもらってピッチに戻ったとか。しぇ〜〜〜)、ピンチの連続だったとかは、一応把握はしていた。

後半、やはり情報どおり、リズムがいいのは仙台の方かなぁと思いながら見ていたのだけれど、その試合展開が一変したのが後半14分。
レオからのロングパスに反応して抜け出しかかったギュンを、仙台の上本大海が手を首にかけて引き倒し、一発レッド。
あれは、間違いなくギュンが独走になってGKと1vs1になったシーンだったので、上本としてはとっさに手が出たということなんだろうけど、明らかな得点機会阻止であると同時に、首に手をかけるという危険なプレー。上本〜〜〜、いくら磐田の後輩だからって、ウチのギュンに何してくれるんじゃい!

そのプレーの少し前から、流れが新潟に向き始めてる感じはあったのだが、11vs10の数的優位になってから、それが決定的になった。

それでも、数的優位になったからといって、何でも有利にことが運ぶわけではないのが、サッカーの難しいところ。攻め込んでもなかなかゴールに持ち込めなかったり、ゴールを決められなかったりしたのは、仙台のタイトで組織的な守備が10人になっても崩れなかったためで、これは新潟の攻守のやり方をしっかりと対策してきたということなんだろう。


この状況になって、手負いのはずのレオの獅子奮迅ぶりがすさまじく、あそこまで迫力のあるボールの刈り取り方をするレオを久しぶりに見た気がする。その気迫が、チーム全体に伝わった感じがあった。
この日スタメンだった優平とふたりで挟み込んでボールを奪ったシーンは、ちょっと鳥肌立ったな。

なかなか打開する一手が打てず、これはスコアレスドローかなぁ、と思い始めたアディショナルタイム。
その瞬間は、CKからだった。
おお、今日はCKは優平も蹴るんだ(おへそ見えてますがな、ゆーへーちゃん)、などと考えていたら、CKのこぼれをレオが拾い、優平が中へふわっとボールを入れると、宗が落とし、コースケからイブへ、そしてイブが粘りに粘って繋げようとしたボールが、コースケの目の前へ。コースケはこぼれ球を瞬時にボレーでゴールマウスの右隅に蹴り込み、アディショナルタイムも残り1分を切ったところでの決勝ゴールとなった。
新潟のゴール裏に向かって走り出すコースケを、ピッチにいた選手たちも、ベンチメンバーも、そしてチームスタッフまでもが追いかけ、歓喜の輪を作る。選手もスタッフも、本当に勝ちたかったんだなぁ。そう思いながら、その光景を見ていた。

うわわわわ。これだよなー。コースケってこういうところで持ってっちゃう選手なんだよ。

コースケには、フリーランニングとか、ディフェンスとか、もっとやれるだろう、と思うことも少なくないのだけれど、こういう決定的な場面で決めきってしまう力は、本当に大したものだと思う。

もう残り1分もないので、あとはキープして時間が過ぎるのを待つだけだと思っていたら、コルテースが左サイドを猛然とドリブルで駆け上がり、シュートで終われないまま、仙台にボールが渡ってしまって逆襲を受けたときは、何でそんな無理するんだ、残り時間を考えればキープだろキープ!と、テレビに向かって叫んでしまった。

まもなく、扇谷主審の試合終了のホイッスルが鳴ったからよかったものの、そこらへんの試合運びがなかなか巧くなれないなぁ、と思う。


ああ、それでも。勝ったよ。何でウチはこんなにユアスタで強いんだろう。
これで勝ち点25になり、すぐ上の14位の仙台との勝ち点差は2に縮まり、この日試合がなかった16位の松本との差は4になった。
まだまだ抜け出せたわけではないし、勝ち続けるしかないことには何も変わりがないのだけれど、これまで、試合内容が悪いなりに勝ちきれたことは、チームにとって大きいだろう。
スカパーの「Jリーグマッチデーハイライト」で、水沼貴史さんが、

「これで、チームは変わりますね、きっと」

と言っていたけれど、そうなってほしいし、そうであると信じたいと思う。

そして、ベンチでこの試合を見ていた端山くんは、チームからどんなものを受け取っただろう。きっと、あの歓喜の輪の中にもいたんだろうけれどもw
自分は、このチームでこれからやっていくんだという気持ちが、強くなっただろうか。ちょっと聞いてみたい。


【追記】
今日、日本ラグビー協会から、9月18日に開幕するラグビーW杯イングランド大会の日本代表メンバーが発表されました。

日本代表「ラグビーワールドカップ2015」最終登録メンバー

私としては、新潟工高出身のPR稲垣啓太選手(パナソニック)が入るかどうかがずっと気になっていたのだけれど…

入ったあぁぁぁぁぁぁぁぁ!

新潟県出身では初の、ラグビーW杯メンバーですよ。歴史が動いた!
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剛毅果断、慶應ボーイ
端山 豪選手(慶應義塾大学)来季新加入内定のお知らせ

筑波大学 早川 史哉選手、慶應義塾大学 端山 豪選手 『JFA・Jリーグ特別指定選手』 承認のお知らせ

端山豪 アルビレックス新潟来季新加入内定、JFA・Jリーグ特別指定選手承認のお知らせ

新潟内定・慶大MF端山の覚悟と決断、「ヴェルディで育ったことは変わらない」(ゲキサカ)

小6の誓いから10年…東京V育ちの端山と杉本、重ならなかった2人の道(ゲキサカ)



今日、かねてより新潟に練習参加していた慶應義塾大学体育会ソッカー部(notサッカー部)の10番、ユニバーシアード日本代表の端山豪くんの、来季新加入内定が発表された。

ユニバーシアード代表の新潟入りは、ヒガシ以来ですか。

いやー、ほんとに来たなぁ。
最初に練習参加の話を聞いたときは、まぁ、大学生はとりあえず練習参加はしてくれるんだけど、それっきりになっちゃうことの方が多いんだよねぇと、あまり期待はしてなかったのだけれど、先週、筑波大の早川くんと2度目の練習参加をしていると知って、おおおお、これは大いに脈ありと考えていい?と思っていたら、そういうことだったようだ。

リンクを張ったゲキサカの2つのコラムには、端山くんがヴェルディの下部組織で育ってきた背景と、新潟入りを決断した経緯が書かれている。
彼が所属していた頃のヴェルディユースは、ひとつの黄金期を迎えており、彼の世代はクラブからも日本サッカー界からも大きく期待された「ゴールデンエイジ」だった。
端山くん自身のプレーを見たことはないが、動画を見た感じでは、足元の技術がかなり高く、FKのキッカーとしても能力が高いようだ。

ヴェルディユースで頂点を経験し、大学でも世界で戦ったキャリアの選手が、複数のオファーの中から新潟を選ぶなんてことは、少し前までは想像もつかなかったことだ。
決して長くない現役生活を送るうえで、ビッグクラブよりも現実的に試合に出られるチームを選ぶ、という傾向は、最近増えてきている気がする。
もしかして、ヴェルディユース先輩の裕紀からも、何らかのアプローチがあっただろうかw

コラムでの端山くんの言葉を読むと、彼の気持ちの強さ、成長しよう、変わっていこうとする向上心の高さが、ひしひしと伝わってくる。
古巣のヴェルディからもオファーを受けながら、悩んだ末に新天地を選んだというところに、彼のプロとして生きていく覚悟の大きさが伺える。
こういう強いメンタリティの選手はプロとして成功できるはずだし、新潟にとっても、かけがえのない存在になっていくだろう。

また、新入団内定のニュースと同時に、早川くんとともに、特別指定選手認定の公式リリースも出た。
つまり、今季リーグ戦残り9試合、新潟の選手として試合に出られるということ。
おおお、一気に2人も補強できちゃったじゃないですかw

端山くんも、今年から公式戦に出場する気マンマンの様子なので、新潟の力になってくれることを期待したい。
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チャンスを作り続けていくしかない
広島戦は、19時キックオフのところを、14時前には新潟駅に到着していた。ちょっと試合前にやりたいことがあったもので。

まずは、新潟駅の西跨線通路の、ぽんしゅ館前に飾られている、水と土の芸術祭市民プロジェクトのひとつ、アルビサポーターによる千羽鶴タペストリー。

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きれいに掲揚されてましたね。


そして、南口広場のオレンジガーデン並びにできた、クラフトビール館に寄ってみた。

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昼間っから、どーもすみません。
それにしても、店内に知った顔ばかりいるのはどういうことだw


まだシャトルバスが運行前で、路線バスの時間も合わなかったので、歩いてビッグスワンへ。
ただ、すぐにはスタジアムには向かわず、今日の目的の第1弾を果たすために、遊歩道を歩いて鳥屋野潟公園の方へ。
水と土の芸術祭のアートを鑑賞するためである。

鳥屋野潟エリアのアートは、県スポーツ公園と鳥屋野潟公園を結ぶ中間地点あたりに点在していた。

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こどもプロジェクト2009「清五郎開拓八人衆」

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日比野克彦「船の家 造船所」

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大矢りか「田舟で漕ぎ出す。」

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大矢りかさんの展示ボードには、ご本人直筆のメッセージが。
おお、「アイシテルニイガタ」って書いてある!



ビッグスワンに戻ると、Eゲート前広場には新潟交通のラッピングバスが展示されていた。
おお、かっこいいですね。

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ラッピングバスの登場は6年ぶりくらい?前回はマルシオや貴章や千代や北野あたりがどどーんと、という感じだったような記憶があるけれども。

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成岡さん、吼えてますね〜。カズと尚紀は新潟出身の期待の星枠、ですかね。


そして、アルビBBの選手が登場してのフリースロー大会。キミタケの男前が上がっていた。ビィくんも挑戦してたけど、入んなかったねw

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さて、試合。

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広島戦というと、ほぼ5バックの相手守備をこじ開けられず、逆に個人技に優れた相手アタッカーにスコーンとやられる、ということが大半なんだけれど、今回もその繰り返しになってしまったのが、非常に悔しい。

とはいえ、あれだけペナルティエリアに侵入できて、フリーのシーンも作ったのに、なぜ入らないかなぁ、シュートが。

クロスにしてもシュートにしても、相手DFに当たったり、シュートがGK林にことごとく防がれたり、というシーンが本当に多かったのだけれど(この試合での林は秀逸の出来だった。わたくし的にはMOM)、新潟の選手の技術的な問題というよりも、広島の選手たちのポジショニングのよさなんだろうな、と思いながら見ていた。
それは、当然、スカウティングの成果でもあるはずで、新潟のパスコースもすべてお見通し、という感じなのだった。
新潟の選手同士の距離感もよくなかったというのもある。

それでも、チャンスの数は新潟の方が多かったし、スタッツを見ても、シュート数、CK数ともに新潟の方が圧倒していたのである。
しかし、後半に入って、広島の選手のスピードに対応しきれないシーンが出てくると、FKを与える場面も増えた。
このあたりだったかもなぁ、勝負の転換点は。

後半に入って、まずハーフタイムでマサルがナルと交替し、慶が傷んで裕紀と交替せざるを得なくなった。
2ndステージに入ってからチームを牽引してきたマサルと慶が、それぞれアクシデントに見舞われたことが、試合の趨勢に与えた影響は小さくなかったかもしれない。
(慶は明確に足の負傷だが、マサルは前半途中からボールが見えづらくなったとのこと。目の変調というと、かつての高橋直樹を思い出してしまうので、心配ではある)

1失点目は塩谷のスーパーミドルだったけれど、寄せの甘さをつかれたもの。
2失点目はレオのパスミスから、悪い形でボールを奪われ、その後の対応も後手になって森崎和幸に決められてしまったもの。
レオの状態がよくないんだよなぁ。体がきついのかなぁ。それならば、他の選手がレオを頼りすぎず、逆にサポートしないといけない。慶がケガならば、それは裕紀に課された最大のミッションだよ。

広島は、決して多かったわけではないチャンスを、しっかりと決めてきたわけだけれど、新潟の攻撃に体を張り、ポジショニングのよさで凌ぎきった守備が大きかったんじゃないだろうか。
新潟は、多くのチャンスをモノに出来ず、逆にスピードに乗って攻めてくる広島を、きっちり潰しきれなかった。特に右サイドがなぁ。柏に走られちゃったなぁ。対策はしていたはずだけど、尚紀はまた宿題ができちゃったなぁ。もっと勝負しないと。

波に乗れそうで乗れない原因は、自分たちの中にある。
上位チームは、ストロングポイントを全面に押し出そうとする新潟を、うまくいなしてくる。
そこをどう乗り越えるのか、その打開策を探している間に、時間ばかりが過ぎていく。

もう残り9試合。残留争いから抜け出せそうで抜け出せないこの状況を、サポーターを含めた新潟全体で乗り越えていくしか道はない。

チームは、とにかく今のサッカーを続けていくこと。チャンスをモノにできないなら、もっとチャンスを作り続けていくしかない。そして、自信を失わずに、ブレずにやることだと思う。
悔いを残さないように。なぜあの時、頑張れなかったんだろうという思いを、最後の最後に残さないように。

みんなで頑張ろう。


試合後、シャトルバスで新潟駅に着いたら、次の電車まで30分以上時間があったので、再びクラフトビール館に寄って、「ひとりビールクズ」をして帰ることにした。どーもすみませんw

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今日、久しぶりに浦和サポ専務に会ったので、仕事で報告することがあったので話をしに行ったら、

「それよりまず残留を決めるのが先だろー!」

とひと言。えーと、仕事よりも残留の方を優先ってことで、よろしいでしょうかw(曲解の極み)
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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清水のカタキは神戸で
清水戦の日は、お盆休み最終日でありながら、どこへも出かけず。キックオフは19時だと思い込んでいたら、2時間半前に届くスタメンメールが、15時30分に飛んできてビックリした。あ〜、今日は18時キックオフだったっけ〜。
スタメンの顔ぶれは、レオが出場停止明けで戻ってきたため、G大阪戦と同じ。

試合をリアルタイムで見始めたのは、前半も終わりごろから。先制して、そのまま1-0で後半へ入れればいいな、と思っていた矢先、カズがPKを取られてしまった。あー、PKか!
その前に、飛び出した守田がボールに触れなかったのが引き金になったシーンで、カズにとってはやむにやまれぬファウルだったのだろう。

お互いに負けられない試合で、気持ちは先走っても体が重い、というのが新潟の選手たちの状況だったように見えた。
聖籠でのトレーニングも、時間を短縮したり、コンディショニングの維持に細心の注意を払っていたが、それでも酷暑の時期の疲れは、じわじわと積み重なっているようだ。来週末から、リーグ戦、ナビスコカップ準々決勝、天皇杯と、怒涛の5連戦に突入するだけに、コンディショニングの問題はついて回る。
そう考えると、日本平での勝ち点1というのは、本当に最低限だったなぁと思う。勝ち点3が欲しいに決まっているが、勝ち点1でも持ち帰ることができたことは、恐らく先々に決して小さくない影響を与えるんじゃないだろうか。

それにしても、先制ゴールはよかったなぁ。マサルのCKのボールも素晴らしく、コルテースと一緒に飛び込んだイブの頭にドンピシャ。セットプレーでの得点は今季3点目くらいかと思うけれど、ようやく会心のゴールが出た。
マサルはこれで8アシスト目。すでにアシストランキング3位とのこと。これはもう、アシスト王狙うしかないでしょう。
去年、アトムが「(背番号と同じ)10得点、10アシスト」を目標に掲げて、そこまで到達できなかっただけに、マサルにはぜひ目指してほしい。


試合が終わって、なんとなくモヤッとした感じの気分の中、今年も1つはアウェイ行こうかなと思い立ち、試合スケジュールを眺めていた。
で、目に留まったのが9月19日の神戸戦。
シルバーウイークの初日だし、これは行くべき、かもしれない。いや、行きますよ。行く。というわけで、どたばたと飛行機やら高速バスやらの手配をした。いやー、神戸行くの、10年以上ぶりくらいかなぁ。あの時の目的地は、ユニバー競技場の隣のグリーンスタジアム神戸(現ほっともっとフィールド神戸)でしたけどね。
考えてみれば、10月には関西出張の予定があるのだった。急に関西づいてきた。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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清宮幸太郎のコメントに清宮家のDNAを実感する
夏の甲子園も、本日ベスト8。いよいよ大詰めが近づいてまいりました。

それにしても早実強いなー。

この学校って、伝統的に、前評判は大して高くなくても、甲子園で試合を重ねるごとに成長して、あれよあれよと勝ち進んじゃうんですよ。
で、誰かひとり、スーパーな活躍をする選手が出てくる。それが80年の荒木大輔であり、06年の斉藤佑樹であり、今年の清宮幸太郎であるわけですが、そのスーパーな選手に感化されるように、他の選手が能力を最大限に引き出されるようなところがありますね。
特別な強力打線という評判でもなかったのに、ホームラン攻勢で勝ってしまったりする。
エースも尻上がりに調子を上げてくる。

面白いチームだなぁ。型にはめられてないから、いろんな伸び方をする。そんなチームのような気がします、早実って。

で、清宮くんの1年生らしからぬコメントの数々が話題になっていますが、彼の発言を「ビッグマウス」なんて言ってるようじゃ、まだまだ甘い。
彼の父・清宮克幸氏は、あんなもんじゃないのですよ。

久しぶりに引っ張り出してきた、古いエントリー。06年9月にNEXT21の新潟市民プラザで開催された「ラグビーフォーラム」で、清宮パパが投下した爆弾発言は、今でも忘れようにも忘れられませんw

http://gucchiebooks.jugem.jp/?eid=85

会場で聴いていた私も、この発言(太字部分)には、心底びっくりしたと同時に、あーー、いかにも清宮らしいなぁ、と思ったのでした。
清宮パパは、現役時代も指導者になってからも、有言実行を貫き通してきた人ですから。


今日のホームランについて、幸太郎くんは、
「これが自分のホームランの形」
とコメントしたそうですが、彼のコメントはビッグマウスでもなんでもなく、ただ自分を的確に客観化できる能力を、すでにこの年で身に着けてしまっている凄さ、のような気がします。
そこに、清宮家の確かなDNAを実感するのです。
author:ぐっちい, category:野球
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10vs11
浦和戦当日は普通に定時まで仕事だったので、終わってから急いで高速利用でビッグスワンへ。
平日ナイター時は、高速道路を使い、駐車場もEゲートに近いP1駐車場に停めるようになってからは、キックオフ30分前にはスタジアムに到着できるようになり、夕食を調達する余裕もできた。楽ちん。

みかづきブースの前で、某浦和サポ氏とバッタリ会った。

──今日は勝ち点置いてってくださいよー、1でも3でも!

「いやいや、ウチも年間順位1位奪還しないといけないからー」

なんて会話をしつつ。


試合については、終わってから日も経って、あちこちで書かれていると思うので、細かいことは割愛。

でも、どうしても書きたいことがあるので、それだけは書いておこう。

1-2というスコアの試合は、負けたけれど面白かったし、勝つチャンスもあれば、点差を離される可能性もあった。
それは浦和から見てもそうだっただろうと思う。

しかし、一番印象に残ったのは、浦和の新潟に対するスカウティングに基づいた徹底した戦術だった。

ギュンとイブの2トップがどんどん前から追ってくるのを逆手にとって、GK西川までわざとボールを下げ、2人を誘い込む。
それを繰り返していくうちに、中盤との距離が間延びしてスペースが空きはじめるところを、うまく使われるようになった。

西川を含めたビルドアップは、フィールドプレーヤーが11人いるようなもので、新潟にとっては、常に10vs11の数的不利になっているようなものだった。
正確なフィード力を持つ西川がいて、最終ラインの槇野や那須らとの連携が完成されているからこそ、自信を持ってやれる戦術なんだろうな、と思いながら観ていた。

そして、ワンタッチパスの連続で新潟のマンマークを外すのも、コルテースを徹底的に狙うのも、スカウティング通りだっただろう。

とにかく、梅崎、関根、阿部勇樹がキレキレで、この3人にやられた試合だったなぁ、という印象なのだ。

新潟は、攻撃面では浦和を上回るシーンも多く、堅い浦和の守備を崩すことも少なくなかった。
ここのところのギュンの充実っぷりは凄いなぁ。先制点も、ボールが跳ね返ってくることを信じて、あそこまで詰めてるもんなぁ。
久しぶりのスタメンだった裕紀も、前半の出来は素晴らしかった。裕紀のチャンスメイクがいくつもビッグチャンスを生んでいたからね。

だから、攻撃は自信持っていいと思うんだよ。
後は、決めきる力だ。浦和のような。

ディフェンスは、ズラタンにフリーで決められたのも、寄せが甘く梅崎に打たれたスーパーミドルも、大いに反省しなければならないし、改善が急がれる。
中盤が空いたスペースを自由に使われたことも、どげんかせんといかん。


サッカーのスペクタクルな要素に満ちた試合だっただけに、負けたことは悔しい。
この繰り返しは、もうお終いにしたい。

その思いは、誰よりも、選手たちが強く抱いているはずなのだ。



2日後、聖籠へ行ってみた。

選手たちは活気に満ちて、攻守のポジショニングを細かく確認しながらの実戦練習に取り組んでいた。

負けられない試合が続くけれど、がんばろうな。みんなで。



author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ニッポンの夏、ニイガタの夏
先週末の新潟市は、イベント花盛り。

先月から開催されている水と土の芸術祭をはじめ、新潟競馬、新潟まつり、ミスチルのビッグスワンスタジアムライブ、日本海夕日コンサート。

私はというと、土曜日は、家から徒歩で行ける小針浜での日本海夕日コンサートへ行ってきた。


家からレジャーシートと茹でた茶豆を持って、途中のコンビニでビールを買って。

夕日コンサートは、今年で30年目。今回の出演アーティストは、ひなた、スターダストレビュー、矢井田瞳、鈴木雅之。
ヤイコは初出演、スタレビは6年ぶり、鈴木雅之に至っては14年ぶりの夕日コンサートだそうな。
夕日コーラスキッズには、小針小学校の子どもたちも参加。おお、早川くんの後輩ですねw

コンサートは、総合司会がBSNの近藤丈靖アナ、そしてMCはスタレビの根本要で、この要さんのほとんど漫才的な進行が実に絶妙なのだった。

コンサートの終盤には、スタレビ、ヤイコ、鈴木雅之による、ラッツ&スターのヒット曲「ランナウェイ」のセッションなんていうパフォーマンスまであり、カンパ金500円だけで聴くにはおいしすぎる内容だった。

えーと、来年以降も、MCは要さんやってくれませんかねw

新潟日報の記事によると、観客数は約3万8,000人。ほぼ同時刻にビッグスワンで行われていたミスチルライブと比べると、恐らく、観客の平均年齢は夕日コンサートの方が高かったかもしれないけれど、ファミリー層が多いのも夕日コンサートの特徴。犬の散歩ついでの人もいたり、すっかり地元に定着したビッグイベントになった。
もう30年か。最初は関屋浜でやってたんだよね。

コンサートのラストは、アンコール曲に続いて、恒例の花火。小針浜の星空に、美しい光の花が咲いた。





翌日曜日は、万代島美術館へ「亀倉雄策展」を見に出かけた。
万代シテイバスセンター前でバスを降りてから、あまりにも暑いので、途中でバンブーハウスに寄って涼んでから朱鷺メッセへ。




いやー、素晴らしかったですよ、「亀倉雄策展」。日本のグラフィックデザイナーの草分けで、特に東京オリンピックのグラフィックで有名な人だけれど、これだけの人が新潟出身というのは、本当に凄いことだなぁと、改めて思う。
ところで、リクルートのシンボルマークのデザインを手がけたのも亀倉さんなんですよ、村井チェアマンw

会期は8月30日まで。
ぜひぜひ、足を運んでください。




夜は、新潟まつり花火大会だったのだけれど、家で夕食を食べてから、のんびりと歩いて関屋分水の土手へ行き、少しだけ眺めた。
もう終わりごろだったので、大して見られなかったけれど、エボリューションは見られたからよしとしよう。

アルビの選手たちも、自宅や会場など、それぞれの場所で花火を楽しんでいたかもしれない。
まさにこれが新潟の夏なんですよ、みなさん。


毎年のことながら、長岡まつりから始まって、一気に新潟まつり、日本海夕日コンサートが終わってしまうと、気分としては夏がほとんど終わったような感じになる。

そんなこと言っても、テレビをつければ夏の甲子園をやっているし、夏はまだ続いているので、もう少し楽しみたい。
author:ぐっちい, category:日々のこと
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武蔵へ贈る言葉
鈴木 武蔵選手 水戸ホーリーホックに期限付き移籍のお知らせ

8月7日(金)にJFAの夏の移籍ウインドーが閉じるという段階で、駆け込み移籍のニュースがあちこちから聞こえてくるなか、新潟も例外ではなかった。

そうか、武蔵も水戸へ行くのか。

今シーズンの武蔵のプレーには、少々納得のいかない部分もあったので、今、レンタルで修行に出るというのは、来年に迫っているリオ五輪や五輪予選のことを考えると、タイミング的にはいいかもしれないなぁ、と思っている。
今のままいても、スタメンは難しい状況でもあるしね。

チームでは、「デジっち」やサマーフェスタなど、エンタメ系で存在感を発揮してきた武蔵だけれど、ぜひ水戸で結果を出して、ストライカーとしても存在感の大きい選手になって戻ってきてほしい。ジュフンと一緒にね。

来年、筑波大から早川くんが新潟に戻ってくる。
個人的には、早川くん、武蔵、尚紀の2011年U-17W杯組が勢ぞろいするのを楽しみにしているのだ。
来シーズン、3人が新潟を引っ張る存在として活躍してくれることを、大いに期待している。

だから武蔵。この半年で大きく成長して、来年は必ず戻ってくるんだよ。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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アルビレックス新潟サマーフェスタ2015
みなさま、暑中お見舞い申し上げます。

いや〜〜〜、あっちぇーですね。

新潟弁で「暑い」を「あっちぇー」と言うけれど、新潟の蒸し暑い夏を表現するには、語感的にぴったりな言葉だなぁとつくづく思うなぁ。この気だるくて、何もやる気が起こらない感じがw


で、J1は東アジアカップの中断期間で、次の試合は8月12日。
この中断期間を利用して、8月1日にビッグスワン周辺で「アルビレックス新潟サマーフェスタ2015」が開催されたので、行ってきた。

しかし、サマーフェスタ前日に、思わぬニュースが。
8月2日のJ3リーグに出場するJ-22のメンバーに、武蔵、尚紀、慶の3人が招集されたのだ。
サマーフェスタでの選手パフォーマンスのキーマン3人がいきなり欠けるという緊急事態。Twitterのタイムラインにも、3人の不在が与える影響を心配する声が並ぶw

いや〜〜、これは浦和戦にレオが出場停止で不在になることよりも、ある意味えらいこっちゃ、である。
浦和戦のレオの不在でチームの戦術が変わるなんてことはありえないけど、こっちの場合は、どう考えても大幅な戦術変更を余儀なくされること必定。さて、どうするんだw


車で途中、相方を拾ってビッグスワンへ到着したのが11時前。P1駐車場に余裕で停められたのも、速めの行動のおかげw
サマーフェスタ自体の開幕は13時なんだけど、すでに各ブースでの販売は始まっていたので、まずは早めのランチとして、選手プロデュースグルメを先に食べておくことにした。
だって、選手が売り子を始めてからだと、長蛇の列になっちゃうし、売り切れてしまって食いっぱぐれる可能性もあるし。
(基本的に、行列に並ぶのがイヤ)

まずは、ランチとして、成岡さんとギュンプロデュースの、「冷やし豆乳坦々麺」を。



そして、あまりにも暑いので、デザートとして、裕紀とイブのプロデュースによるカキ氷「青富士ブルーベリー」と「夕富士マンゴー」を(私はマンゴーの方を食べました)。



このカキ氷、今流行のふわふわカキ氷だったんだけれど、持って歩いている間にどんどん溶けてきてしまったので、結局立ち食いしましたw

坦々麺もカキ氷も、どちらも大変おいしゅうございました。


すっかりおなかが満たされたので、やべー眠くなるかもしんない、と思ってる間に、開会式。



最初に挨拶に立ったヤンツーさんの第一声は、

「今日は武蔵がいません!」

wwww

「あのボディコン姿が見られないのは非常に残念です」

ボ、ボディコン…
久しぶりに聞いたなぁ、その単語w

そして、レディースの能仲監督による「エイエイオー!」の掛け声(コメリの会長か!w)のあと、自分の脇汗をチェックする選手たちが数名。そこの一ケタ背番号の人たち!女子かキミらはw
特に4、5、6番がやたら和気藹々としていたんだけれど、考えてみれば同級生なんだよな、この3人。

このとき、移籍加入のあいさつとして、優平とユファンがあいさつ。ユファンが開口一番、日本語で
「こんにちは!」
と言ったら、通訳のドンちゃんが
「アニョハセヨ」
って、逆通訳やん!みたいなツッコミが、スタンドのあちこちや選手からも入ったなんてことがあったのだがw
やはりここは優平でしょうね。

「奥さんのこともよろしくお願いします」

おおお。話題の奥様をあいさつのネタに持ってくるあたり、さすがすぎるぞ優平w


その後、選手たちはそれぞれ自分たちのプロデュースグルメを販売している各ブースに売り子として立ったり、オークショニアやったり(このときのカズとマツケンの司会っぷりが絶妙だったとのこと)、トークショーに出演したり、サッカー教室に参加したりと、サポーターとのふれあいに大活躍。
私も全ブースは回りきれてないんだけれど、いくつか回ってみた。



デンカの記念撮影ブースでは、マサル、ジュフン、ユファンが対応。水戸へのレンタル移籍が決まっているジュフンだけど、今日はサポーターに挨拶したいからと、特別に参加した由。ええ子や。来年は絶対に帰ってくるんやで!
ユファンさんは、終始穏やかな笑顔。ふだんはおとなしいけど、ピッチに立つと豹変するタイプと見たw



Eゲート前広場のグッズ売店では、成岡さんが売り子に。お買い上げのタオマフやリストバンドなどに、せっせとサインしていた。



てきぱきとにこやかに、カキ氷を売る裕紀。1年前と違い、終始リラックスした笑顔が多かったのが印象的。その笑顔を、ぜひ聖籠のファンサゾーンでもw



おお!何ですかこの爽やか美男美女カップルは!と思ったら、前野とレディースの左山さん。前野は小さい子どもが来ると本当にうれしそうに、記念撮影に応じていた。子ども好きなんだねぇ。



そして、爽やかカップルはここにも。カズとレディースの咲奈。実は咲奈が最初は一般人に見えたなんてナイショだw



コースケは、自分がプロデュースした「玉子焼」が早々に完売してしまったため、せっせとファンサにいそしんでおりました。コースケも裕紀同様、笑顔の接客ぶり。去年と全然違うやんw(まぁ、去年は移籍してきたばっかりだったから、猫かぶってたんだろうけどw)



レオとコルテースのブースの脇では、コルテースの奥さんとお子さんが、陽気に記念撮影に応じていた。奥さん、聖籠でお見かけしたときと髪型が違うね。



おおっと、飲食ブースでも成岡さんに会ってしまった。それにしても、成岡人気は大したもんだねぇ。


トークショーは、第1弾は健太郎、達也、優平。第2弾は守田、イブ、マイコー、マサル。
第1弾では、優平が新潟の印象について、

「90分間応援の声が途切れないのが凄い」

そして、優平におすすめする新潟のスポットとして、健太郎が口にしたのが、

「バリコビーチ」

バ、バリコビーチってw バリ浜もイヤだけど、バリコビーチもイヤだなぁ。小針浜でお願いしますよぉ(地元民のつぶやき)。

第2弾では、新婚イブを周りがいじる、みたいな感じだったのだがw、守田の、

「奥さんには逆らわず、おとなしく尻に敷かれるのが夫婦円満のコツ」

という言葉が非常に重みがあったw
また、守田ダンスについて、

「熱中症がちょっと心配w でもうれしいです」

とのこと。
マサルは、最近話題のJリーグトラッキングデータについて、

「自分が1位になってると気持ち悪い」

なんて言っていた。そうなのかw
マサルは、昔とは表情もたたずまいも違うよね。20代男子って、自信がつくと顔つきが全然変わるもんなぁ。



そして、いよいよ選手パフォーマンス。
まず、レディースによる、息の合ったダンスパフォーマンス(毎年なんだけれど、レディースのパフォーマンスって完成度がなかなか高いんですよ)。



で、トップチームはどうするんだ…と固唾を呑んで待っていると、ひょこひょこと出てきたのが宗くん。
んん?宗くん、ピン芸やるんか?

「えーと、“娘に恋人がいることを知ったときの平泉成”のモノマネをやりまーす」

(平泉成のモノマネをやる平松宗)……………w



いや、それは平泉成のモノマネじゃなくて、「平泉成のモノマネをやる末吉くんのモノマネ」ではないのかw

「次は…えーと、どうしよう…マイクスタンドが欲しいんですけど」

(そこへ、マイクスタンド役としてマツケン登場)

「もみじ饅頭〜〜〜!」(もちろんジェスチャーつき)

B&Bかっ!てか、B&Bがこのネタやってたとき、宗くん余裕で生まれてないべw


さすが国士舘体育会出身!と思わせる、渾身のネタ2つを披露して宗くんが引っ込むと、続いて出てきたのがパンツ一丁のゴーソンw



何のネタかというと、「とにかく明るい安村」ならぬ「とにかく明るいゴーソン」だったのだが、あまりにもゴーソンの肉体美が凄いのと、当日の朝にネタを仕込んだとは思えない完成度の高さに、ちっとばかし目が点になったw
(ちなみに、ゴーソンはパンツ一丁のまま、閉会式に参加)


閉会の挨拶で、健太郎が、

「みなさんのたくさんの笑顔が見られてうれしかった」

と言っていたのが印象的だったのだけれど、選手とサポの気持ちをより近づけるきっかけとして、サマーフェスタは欠かせないイベントになったなと思う。
苦しいときほど一致団結できるのが、新潟の強み。12日の浦和戦に向けて、2ndステージ上位争いに向けて、みんなでがんばりましょ。そして笑顔がどんどん増えるように。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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