2015年10月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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残留争いは開き直ってナンボである
今年は、アウェイ行きを、ほぼ発作的に決めている。

神戸行きは、アウェイ清水戦で引き分けたのを見て。

柏行きは、ナビスコ準決勝敗退を知って。

そして、今回の名古屋行きは、天皇杯3回戦で徳島に負けて、このチームが11月22日で終了してしまうことが確定したとき。

なぜか柏よりも名古屋へ行くことを決めた方が遅かったのだけれど。

個人的に、仕事日である11月7日のホーム最終戦・湘南戦に行けないことが確定しているので、このまま最後まで見届けずに終わるのはイヤだ、と思ったのだ。


というわけで、23日夜、新潟交通くれよんの応援ツアーバスに乗り込んだ(実を言うと、人生初くれよんだったんですよね、これが)。

北陸道〜上信越道〜中央道を突き進むバスは、長野県伊那市付近で夜明けを迎え、岐阜県に入ってから、恵那峡SAで朝食。
そして、パロマ瑞穂陸上競技場に到着したのは朝9時だった。

さて、14時キックオフまでの時間をどう過ごそうかな、と思っていたら、隣の瑞穂ラグビー場で中学生のラグビーの試合をやっていると聞き、おお、これは観なければなるまいと、いそいそと出向いてみた。おおー、瑞穂ラグビー場に入るの、20年ぶりくらいですよ。
ほぼ関係者や家族やコアなラグビー好きくらいしかいないラグビー場に、アルビユニを着て入ったものだから、他の人たちに「こいつは何者」的な顔をされたがw、そんなことに構っていられないw



愛知県中学生ラグビー大会準決勝。

13人制の20分ハーフで、各校、なかなか体格のいい子が揃っている。
新潟県はラグビー部を持つ中学校がないので、こうやって中学生レベルで大会が組めるラグビー環境というのは、正直羨ましい。

この日の試合の様子は、愛知県で活動しているライターさんのブログで紹介されていたので、リンクを貼らせていただくことにする(勝手に)

「グラウンドから愛を込めて〜決勝は11月3日、高杉中対名古屋中」


ラグビーが終わってから、陸上競技場の方へ戻り、出店できしめんをゲット。すると、グランパスくんと一緒に営業に出ていたグララちゃんと遭遇。か、かわいい…。



グララ〜。がんばって残留するから、来年は新潟に来ておくれ〜。



試合前、愛想を振りまきまくるシャチ一家。


さて、試合。

この日はNHKの地上波放送(名古屋と新潟のローカル)があったので、テレビ観戦した方も多かったと思うので、あまり詳細は書かないことにするが(というより、あまり書きたくない心境)、先週の松本戦に快勝したときに心をよぎった不安……勝った次の試合は気の緩み出るなんて同じ失敗を、やらかしたりしないだろうな?……が、見事に的中した試合になってしまった。

ううむ。

前半早々に、ラファが負傷退場し(竹内に足を踏まれたんですね)、ギュンが急遽入るという非常事態。
全体的にとにかく落ち着きがなく、やたら急いでプレーしているのが気になって、落ち着け、慌てるなと、そればかりピッチに向かって叫んでいた。
それでも、前半終了間際にギュンが先制ゴールを決めたので、これでチームが落ち着くといいんだがなぁ、と思っていたのだが。

後半に入っても、選手たちは落ち着く気配がなく、急ぎすぎて難しいプレーを選択しては、ミスを犯す繰り返し。
失点シーンも、見事にそれを名古屋に突かれた形になってしまった。
誰が落ち着かせるんだ。落ち着かせるべきボランチやGKが、率先して落ち着きをなくしててどうする?
ここは一番後ろから全体が見えているはずの守田が、落ち着いたプレーをしなきゃいけないのに、ゴールキックのたびに、イブやギュンの準備が整うのを待たずに蹴ってしまっている。それでは相手ボールになってしまうだけじゃないか。
両サイドもそうだし、中盤も、もう一歩前に出てからパスを出せばいいところをすぐに蹴ってしまい、名古屋の選手たちに読まれてボールを失う、というシーンが頻発していた。

うーん、この落ち着きのなさ、余裕のなさは、やはり残留争いのプレッシャーのせいなのだろうか。
でもなぁ〜、こういう状況に陥った責任は自分たちにあるんだから、開き直ってほしいのだよなぁ。

松本戦でヒーローになった豪と前野は、小川、貴章という強力な名古屋の右サイドコンビを相手にしなければならず、苦労の連続だったし、コースケとマイコーは、永井のスピードに手を焼いた。
豪は、同じ日に行われた関東大学リーグの早慶戦ではなく、J1の試合に出たわけだけれど、PKを献上するミスを犯したり、散々な出来になってしまった。でも、早慶戦に出るより、数十倍濃密な経験が積めているだろう。これが、彼のプロサッカー選手としてのキャリアの始まりとして、血肉になることを期待している。


後半だけで4失点。特に2、3失点目の取られ方が悪すぎて、永井のみならずケンゴにまで決められてしまったのは非常に悔しい。
4失点目はオマケなので、やはり2、3失点目の状況をもっと反省しないといけないんだろうなと思う。

とりあえず、悪いところばっかり書いても仕方がないので、よかったことも書いておこう。
あんなにキレキレなレオは久しぶりに見た。トップフォームに戻ってきた感がある。ようやくレオの復活を実感。
そして最高の光明はイブとギュン。この試合で合格点なのは、この2人だけ、と言ってもいいかもしれない。特に、松本戦といい、この名古屋戦といい、イブの充実ぶりが目立つ。代表に呼んでくれませんかね、ハリルさん。



ふう。

松本も負けたので、残り2試合で勝ち点差6、得失点差8という、有利な状況に変わりはない。が、引き分けでも残留が決まったのに、決められない勝負弱さは、最後までついて回るのか。
次節、湘南戦で引き分け以上か、松本が引き分け以下で残留は決まるが、とにかく自力で決めるしかない。
今年の戦いを、来年にしっかりと繋げていくためにも、ビシッと決めよう。
ホーム最終戦、みんなで万歳しよう。私は行けないけど。
そして、心軽い状態で、翌日のえのきどさんのトークショーに来てくださいね、みなさんw



そういえば、試合前、フードコートをうろついていたら、こんなものをいただいてしまった。



相変わらず、達筆やねぇ、ケンゴは……って!ちがーう!
やっぱりこれが敗因か!そうなんだな!w
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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新しい新潟へ
先週は水曜日に天皇杯徳島戦があったのだけれど、またもや仕事でスタジアムへ行けず、結局天皇杯は1試合も現地観戦ができなかった。
ナビスコ準決勝G大阪戦から中2日という過密スケジュールもあって、大幅にメンバーを入れ替えた試合。
結果は残念な敗戦ではあったのだけれど、ユース2人組(宮崎幾笑、長谷川巧)がフル出場したこと、マツケンが試運転できたこと(マツケンと尚紀の右サイドコンビは、新たな可能性を感じさせるものだったようだ)など、もしかしたら後々にトピックスになるような試合になったかもしれない。
参戦した皆さん。

「あの試合、負けちゃったけど、見に行ってたんだよ」

という自慢ができる日が来るかもしれませんよ?



で、私はといえば、本来なら仕事日である17日を無理やり休ませてもらって、松本戦へ。
「アルビレックス散歩道2014」の発売日であり、売れ行きも気になったし、えのきどさんのサイン会もあったし…など、いろいろ。

Eゲート前広場で久しぶりに会った友人と、積もる話をしている間に、

「小林裕紀と端山豪には、同じヴェルディユースのニオイがする」

ということで意見一致w
いや、これはヴェルディ出身者特有のプレースタイルというか、まとっている雰囲気とか、総合的な部分で、なんですけどね。
高木3兄弟や小林祐希にも通じるニオイといおうか。
松本の喜山康平も、松本っぽくない選手だと思ったら、ヴェルディジュニアからの生え抜きなのだね。

テクニカルで足元の技術が高く、それでいてどこかマイペースというか、わが道を行ってて、飄々としているように見えて、実は腹に一物タイプ、というのが、ヴェルディユース出身の私的イメージなんですけどw


試合前のEゲート広場には、松本サポさんたちの姿が多数あって、フードコートのあちこちで、行列を作っていた。話によると、Sスタンド1層目はびっちりビジター席になるとのこと。ということは、私がいつもいるE2のビジター寄りのエリアにも、松本サポが結構いるのだろうなぁ…と思いながら、Sスタンド裏のイタリア軒へオムハヤシかカレー&ハヤシのハーフ&ハーフを調達しようと出向いたら、なんと、そこにはバリケードが設置されていて、ビジターエリアのため入れないようになっていたのだった。
バリケードの向こう側で、松本サポがイタリア軒に行列を作っているじゃないか!

あぁぁぁぁ、イタリア軒を山雅に持ってかれてしまったぁ〜〜〜〜。



気を取り直して、試合。

スカパーの「サタデーナイトマッチ」として、キックオフ30分前から中継が入ったこの試合。今季初、3万人超えだったスタジアムは、ちょっとダービーマッチのような、一種独特の緊張感と熱気が満ちていた。

勝ち点3差の15位と16位の直接対決であり、向こうの監督がソリさんであったり、否応なしに盛り上がる要素は満点。
試合も、お互いに集中力の高い、熱のこもったものだった。

特に前半は、ナビスコ準決勝をわざわざ偵察しに来たというソリさんのスカウティングの成果か、松本が仕掛けてきたのは、新潟の中盤に仕事をさせないロングボール作戦と、新潟に自由にパス回しをさせないハイボール作戦の2本立て、という感じ。
そこをうまくいなせればよかったのだろうけど、なぜかこういうとき、新潟は相手に合わせてしまうのだ。人がよすぎるというか、そこを厳しく行けないから、勝ちきれない試合が増えてしまうのかもしれない。

しかし、このロングボール合戦の様相を見せていた試合で、俄然存在感を発揮していたのがイブ。
松本のディフェンスくらいの圧力レベルであれば、イブはあらゆる場面で勝ててしまう。両チームの攻撃陣の中で、ひとり異彩を放っていた。
視察に来ていたハリルホジッチさんの目には、どう映っただろうか。

新潟は、まずは守備から入った印象で、とにかく失点をしないために無理をしない、という意識が高いように見えた。
マイコーと前野の両SBも、なかなか上がってこない。
健太郎とカズのCBコンビの集中力が素晴らしく、カズはオビナに全く仕事をさせない。

後半に入り、徐々にではあるけれど、裕紀の縦パスが入るようになってきて、ラファが裏に抜けかかる場面も出始めた。
どう見ても、個々の能力もチームの総合力も、新潟の方が数段上。これはしっかりと勝ちきる試合にしなきゃダメだと思った。


増え始めたチャンスをなかなか決められず、またもや嫌な感じが漂い始めた場の空気を、一瞬にして変えてしまったのが、“わが道を行くヴェルディユース”端山豪だった。
パスを受けてから相手をかわし、右足を一閃。
私の席からは逆サイドだったということもあるのだけれど、GKが全く動かなかったので、入ったのが最初は分からなかったのだ。
あれ?と思ったら、ボールはゴールマウスの中にあった。


ゴラッソ!


ベンチに向かって一直線に走っていく豪。ヤンツーさんに抱きつくと、他の選手たちも突進してきて、ひとつの塊になった。
聞くところによると、この日は端山家ファミリーが応援に来ていて、息子のJ初ゴールを目の当たりにして狂喜乱舞だったそうな。


そして、その3分後、今度はFKから前野の素晴らしいボールが入り、健太郎が頭で合わせて2点目。
そんなにジャストミートしたヘディングではなかったのだけれど、前に飛び込んできたラファにGKがつられて、対応できなかった。ラファもGJ。

試合はその後、松本の反撃に遭ったりもしたが、最後の最後はうまく時間を使ってタイムアップ。
直接対決を制し、松本との勝ち点差を6とし、順位も13位に浮上した。
新潟が勝ったことで、清水エスパルスの初のJ2降格が決まったことも、書き記しておく。




試合を通じてずっと感じていたのは、松本は2004年頃の新潟にそっくりだなぁ、ということだった。
いかにもソリさんらしいチーム。技術が足りない分、ハードワークでとにかく負けない。
見ているうちに、これは2004年のアルビvs2015年のアルビだな、と思った。

懐かしさを感じたりもしたけれど、一番強く感じたのは、新潟はこの時代に戻るわけにはいかないんだ、ということ。
反町時代はもう遠い昔になった。新潟は、前進し成長し続けなければならない。

そして、「新しい新潟」を作り上げていく道程で、端山豪という選手が果たす役割も、とても大きなものになるだろう。そこに早川史哉も加わってくる。

次節にしっかりと残留を決めて、新時代へと突き進むスタートラインにしたい。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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「悔しい思い」の経験値
この3連休は、土曜日には弥彦へ「天野尚展」を見に行き、そのついでに彌彦神社へ、日曜日のナビスコカップ準決勝2ndレグ必勝祈願。



このとき初めて、彌彦神社の摂社のひとつ「勝神社」(すぐるじんじゃ、またはかつじんじゃと読む)にもお参りして、お守りもいただいてきた。おお、オレンジといっても過言ではない朱色ではないですか。





で、翌日はナビスコの応援で万博へ…ではなく、「一箱古本市in旧二葉中学校」に出店するため、朝から水と土の芸術祭ベースキャンプである旧二葉中学校に行っていた。



雨模様で、街中から外れた便のよくない場所なので、どれくらいの人が来てくれるかは心配だったのだが、芸術祭も月曜日で終了ということもあり、アート鑑賞ついでに寄ってくれる人が多かった。
ただ、学校町通りとは客層がかなり違い、売れ行きが伸びない店が多かったようだけれど。

私としては、いきなり最初に売れたのが「エディー・ジョーンズの監督学」だったことに、ラグビーが興味を持たれ始めていることを実感し、高校生くらいの男の子が「葉隠」なんて超渋い本を買ってくれたり、なかなか面白かったのだった。

そんな最中、キックオフを迎えたナビスコカップ準決勝、vsガンバ大阪2ndレグ。

幸い、FM PORTでライブ中継があったので、radikoを立ち上げてイヤホンで聴いていた。

聴いた印象では、前半は一進一退。新潟にも多くチャンスがあって、ひとつでも決まっていれば…という展開のようだった。準々決勝の浦和戦2ndレグと展開が似てやしないか。
パトリックに対して、カズの頑張りが凄かったらしい。

後半は、お客様の対応などもあり、途切れ途切れにしか確認できなかったのだけれど、こういう一進一退の展開では、一発の飛び道具が威力を発揮することが多々ある。
ゴール正面でカズがファウルを犯してイエローをもらってしまい、その飛び道具…一番恐れていた遠藤のFKが決まって、ガンバ先制。うぬぬ。

このままではガンバに勝ち抜けられてしまう。新潟は引き分けに持ち込めば勝ち上がれる。とにかく1点取るしかない。
しかし、なかなか新潟が攻勢に出る雰囲気が伝わってこない。ガンバに引きこもりされてしまったか…。

そして、試合終了間際、新潟が反撃を試みる中で、守田がパワープレーで攻撃参加したものの、そこを逆手に取られ、藤春のロングシュートが無人のゴールに吸い込まれたことが伝わってきた。


あぁ、1stレグの勝利をアドバンテージにし切れなかったなぁ。
最後の藤春のゴールは、守田は責められないだろう。アディショナルタイムで点を取るしか勝ち上がれる道がなかった以上、パワープレーは当然の選択だったと思う。
それ以前に、1stレグでのアウェイゴールが、ガンバの選手たちに「まだいける」という落ち着きを持たせる効果が絶大だったのだろう。アウェイゴールというレギュレーションの威力を思い知った気がする。
1点さえ取れば、圧倒的有利になる状況を生かせなかった新潟との差は、「経験値」という言葉が思い浮かぶ。
有利な立場を、冷静に落ち着いてモノにする力が、まだ新潟にはない。悔しいけれど。


この悔しさは、何なんだろうなぁ。リーグ戦とも全く違う種類の悔しさ。
これがカップ戦を勝ち抜くということなのか。
J1に上がってから、選手もサポも、本当に悔しい思いをしてこなかった気がする。もしかしたら、これほどの悔しさは、2002年の長居以来、かもしれない。

経験値とは、どのくらい本気で悔しい思いをしてきたかの積み重ねでもあると思う。
新潟は、やっとひとつ積み上げたところなのだ。これは第一歩に過ぎない。
勝つために何が必要か。それを体に染み込ませていかなければいけない。

もっともっと本気になって、ぶつかって跳ね返されても、立ち上がろう。その悔しさをバネにしよう。
もっともっと強くなろう。その先に、タイトルが待っているはずだから。


一箱古本市が終わり、後片付けをして帰路につくところで、現地組の某方にLINEでメッセージをしたら、ほどなくお好み焼き画像が送られてきた。
むむむ!w

よし、これは切り替えて次に向かわなきゃいかんというご託宣に違いないw
だって、リーグ戦で残留を決めなきゃいけないし、天皇杯では再びタイトルを目指さなきゃいけないのだ。

というわけで、思わずローソンチケットにアクセスして、リーグ最終節・柏戦、日立台のビジター寄りの席を予約してしまった。
ホーム最終戦の湘南戦が仕事で行けないかもしれない、ということもあるのだけれど、この発作的な行動は、神戸戦に次ぐ今季2度目だなw
最後の最後まで、やれることはやる!
いや、このチームの最後の最後は元日に迎える予定だけどね!




翌早朝は、J-SPORTSでラグビーW杯予選プールB第4戦、日本vsアメリカを見た。
日本が素晴らしい戦いぶりで、ほぼ危なげなく「普通に」アメリカを下し、予選プールBを3勝1敗、3位という成績でW杯での戦いを終えた。
こんなに素晴らしい成果を挙げたエディージャパンが、決勝トーナメントを戦うことなくW杯から去るなんて、そんなことがあっていいのかと思った。3勝1敗での予選プール敗退はW杯史上初であり、ティア2に属する国(ティア1は上位10ヶ国、ティア2はその下のレベルに位置する)がW杯で3勝挙げたのも史上初なのである。

試合後のインタビューで、五郎丸が絶句し、涙を流した姿に心打たれた。当たり前のことだけれど、決勝トーナメントに行けずに帰国しなければならないことを最も悔しがっているのは、エディーさんであり、選手たち自身なのだ。

五郎丸も、高校時代や大学時代に、数々の悔しい思いをしながらここまで来た。早大時代からスター選手だったけれど、挫折を経験しながら、29歳にして初めてW杯の舞台に立ったのだ。

このW杯での悔し涙が、日本ラグビーをさらに強くしてくれることを信じたい。

さて、ラグビーW杯決勝トーナメント。日本はいないけど、まだまだ楽しみますよ。オールブラックスがいつもの「らしい強さ」を発揮していないので、他のチームにもチャンスは大いにあると思う。準々決勝最大の注目試合は、南アvsウェールズ。南アは日本に負けて覚醒した感がある。個人的に注目してるのはワラビーズとアイルランドかな。
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一箱古本市in旧二葉中学校
一箱古本市in旧二葉中学校

来る10月11日といえば、万博ではナビスコカップ準決勝2ndレグがあり、新潟では新潟シティマラソンがある日なのですが、水と土の芸術祭のベースキャンプ・旧二葉中学校で「一箱古本市in旧二葉中学校」が開催されます。

わたくし、今回も「ぐっちい書房」として出店いたします!

出店中にラジオ中継聴きながら一喜一憂…ってことになりそう。

7月に開幕した水と土の芸術祭も、10月12日で終幕します。まだベースキャンプへ行ってないなぁ、という方は、ぜひアート鑑賞を兼ねて遊びに来てください。10:00〜16:00です。
雨が降りそうな予報になってますが、建物の中なので、雨の心配が不要なのが何よりだなぁ。
author:ぐっちい, category:
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チームのために、仲間を助けるために
甲府戦のことを書こうとしたら、親戚に不幸があってお通夜に行かなければならなくなったり、ラグビーW杯で寝不足になったり、あっという間にナビスコカップ準決勝があったり、もう何が何やら、なんである。
ああ!奈良の旅のこともまだ書いてない!ラグビーなんか、書きたいことが山ほどあるのに!

……ぼちぼちやります。


甲府戦については、録画でしか見ていないので、う〜ん、という感じなのだけれど、ヤンツーさんが語っていた通り、あそこまで守備に特化したサッカーを割り切ってやってくるチーム相手では、致し方ない面もあるとは思う。
でも、決してノーチャンスだったわけじゃないので、どうにか勝ち切ることはできたんじゃないだろうか。
それが難しかったところが、まだまだチーム力が足りない、ということかもしれない。

何にしても、いろいろと学ぶことの多い試合だった気がする。


で、昨日のナビスコカップ準決勝、G大阪戦。

事前のスケジュールで、この日に某スーパーのチラシ制作の校了・下版が3本も重なることが分かった時点で、これは十中八九試合へは行けなさそうだなぁ、と覚悟は決めていた。
でも、全てが劇的にスムーズに進んで、見事に試合に間に合うという展開も可能性はゼロではない。

鈴木慎吾だって、

「1%の可能性がある限り、100%の努力をする!」

って言ってたじゃないか。
というわけで、10%もなさそうな可能性に賭けることにしたのだ。チケット、駐車券、シーズンパス、カップ戦ユニ、タオマフも用意して、車にはETCカードもセットして出社したのだったが…。

結論としては、やっぱり行けなかった。仕事が終わったのが22時。お話にならないw

その代わり、FM PORTのライブ中継は聴いていた。

立ち上がりから、代表組が不在で遠藤、今野、パトリック、阿部らをコンディションを考慮してベンチ外とした、飛車角落ち状態のG大阪が流れをつかみ、高いポゼッションで新潟のゴールに迫っている様子が伺えた。
そんな中で大森に先制ゴール(しかもアウェイゴール)を決められたわけだけれど、ここでシュンとならずにすぐに反発力を出せるのが、今の新潟が春先から大きく成長した部分。
先制されたわずか3分後、マイコーのスルーパスを受けたコースケが、相手DFをかわしにかわして、右斜め45度くらいの角度から同点ゴールを叩き込む。あの角度、左サイドからだったら鈴木慎吾と同じだよ。

後半は、新潟がいい入りを見せていたのだが、そんな中で想定外の出来事が起こる。

レオの一発レッドはすぐには事情が飲み込めず、帰宅してから録画で確認。あぁ、ボールのないところで赤嶺を蹴っている。
あれはダメだ。何でそんな軽率なことを。
レオは瞬間湯沸かし器的にやらかすような選手ではないと思うので、よほど耐え難い伏線があったのだろう。
でも、ダメなもんはダメなんだよ、レオ。今、この時期、この状況で、相手の挑発に乗ることがどんなに愚かで、チームに迷惑をかけるか。それを理解できないレオじゃないはずだ。

1-1のままでは、アウェイゴール分ビハインドになってしまうから、絶対に勝ち越せと、はやっていた気持ちが一気に冷静になる。
数的不利になってしまった以上、とにかく失点だけはしないようにしなければ。1-1のままで、何とか終わってくれ。

何度もガンバに攻め込まれながらも、ディフェンスで踏ん張れるようになったのも、チームの成長と言えるのだけれど、本当に慌てなくなったし、ひとりひとりが自分がやるべきこと、チームとしてやるべきことを理解してプレーできる。
その落ち着きが、最後の最後、後半アディショナルタイムでの、ラファの逆転ゴールに繋がった。


音声だけの印象を、帰宅してから改めて映像で具現化する作業は、結果が分かっているだけに、楽しかった。
ラジオの実況で聴くよりも、映像で見た感じでは、押されっぱなしだったわけではなく、かなりいいチャンスも作っていたんだな、という感じだった。
特に、数的不利になってからの選手たちの頑張りは、素晴らしかった。
ラファの逆転ゴールをアシストしたのは、前野のスルーパスだったが、その直前、前野が相手からボールを奪うシーンには、コースケや裕紀が関与していた。

前野とコースケが相手を挟み込み、裕紀がパスコースを潰しに走る。ボールの出しどころを失った相手から、前野がボールを奪い、素早くラファへスルーパスを送る。

選手たちがチームのために、仲間を助けるプレーをしたからこそ、生まれた決勝点。
あんなにガッツポーズを繰り返して吼えるヤンツーさんの姿に、いろいろな思いが集約されていた気がする。

2-1。

トータルスコアでは実質、2-2のタイで前半戦を折り返すことになった。
次は11日、万博競技場で雌雄を決する時がやってくる。

11日の試合には、G大阪には代表組は戻ってこないが、温存した遠藤らは出場してくるはずである。
こちらにはレオと優平がいない(今日のJリーグからの発表では、レオの出場停止は1試合だけで済んだ)。
でも、今の新潟は以前のように、レオがいなければ勝てないチームではなくなった。
チームは生きている。ひとつのシーズンの中で、どんどん変わっていく。11日は、それを証明する試合でもある。

決勝進出が決定する条件は、次のようになっている。

<新潟勝ち>新潟決勝へ
<引き分け>新潟決勝へ
<G大阪 2失点以上の1点差勝ち>新潟決勝へ
<G大阪 2-1勝ち>延長戦突入
<G大阪 1-0勝ち>G大阪決勝へ
<G大阪 2点差以上の勝ち>G大阪決勝へ

新潟が若干有利になっているが、勝負はどう転ぶか分からない。
やるべきことをみんながやって、31日の決勝、埼玉スタジアムへ行こう。

だって、「ヤマザキナビスコカップ」で「亀田製菓」を胸に戴くチームがタイトルを取るなんて、想像するだけでも痛快じゃないですか。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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