2017年06月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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We are always on your side.


父の葬儀も終わり、初七日、四十九日と続いていきます。
それが終わったら落ち着くかな。

バタバタしている間に、アルビBBのキミタケが島根へ移籍するという寝耳に水のリリースがあり、大宮戦があり、新外国人FWの話があり…。
現実に戻る前に、いろいろと状況が激変しそうだなと思っています。

大宮戦は、DAZNでざっくりとは観戦していました。

貴章と輝綺の右サイドに、かつて新潟が良かった頃は、サイドのコンビネーションが阿吽の呼吸だったよなぁと思い出し(右サイドで言えばマルシオとウッチー、左サイドで言えばアトムとジンスですね)、貴章と輝綺には、その可能性を大きく感じたのでした。
もちろん、そうなると輝綺をボランチでは使えなくなるということになり、本当にそれでいいのかは、複雑な思いがあるわけですが。
(ベストなのは、尚紀が使えることなのです)

逆天王山に負けたことは確かに痛すぎますが、ここでちょっと冷静になって、順位表を見てみましょう。

大宮だって、ウチに勝っても降格圏を脱出できたわけではなく、15位の札幌との勝ち点差を見れば、まだまだ十分ターゲットとして遠い存在ではないのです。
巻き返すチャンスはたくさんあるはずです。

そのチャンスを掴むために、妥協を許さず、一人ひとりが己に課された責任を果たすことにすべてを捧げる。
生き残るためには、それしかありません。

この場合、サポーターにできることは、ひたすら信じて声援を送ること。それだけでしょう。
ここからは叱咤はいらないんじゃないかな。

「一緒に頑張ろう、闘おう。いつもそばにいるよ」

という気持ちを選手たちに届ける努力を続けること。それでいいんだと思います。
アルビBBの試合へ行くと必ず掲げられているダンマクにある、

We are always on your side.

というメッセージのように。

個人的には、スタジアムへ行けるのは磐田戦からかなと思っていますが、いや、その前に鹿島に勝っちゃってもええんやで。

亡き父は、スポーツ好きでしたがサッカーにはあまり興味はなかったのですが、日韓ワールドカップのときに、周りの盛り上がりに乗っかりたくなった様子だったので、父の日に代表ユニのレプリカを万代シテイで買ってプレゼントしました。
嬉々として着ていたのを思い出します。

あれから15年経った父の日に、父はこの世にいませんが、スワンへは一度も行かなかったけれど、アルビのことを気にしていた人ですから、

「頑張れ」

というよりも、

「しっかりやれ」

と言ってるような気がします。

それは多分に、私に対して、

「応援しっかりやれ」

と。

可能性がある限り、最後まで諦める必要はありません。諦めていない選手たちがいる限り、サポーターが先に諦める訳にはいかない。

もうしばらくしたら、私もスタジアムに必ず戻ります。
author:ぐっちい, category:アルビレックス
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ご報告
かねてより病気療養中でありました父が、今日未明、世を去りました。

89歳の大往生でした。

生前、お世話になった皆様には、父になり代わりまして、心より御礼申し上げます。


頑固で偏屈な父でしたが、気にしていないようでいて、アルビのことをいつも気にしておりました。

「お前が一生懸命になっているものが衰退するのを見るのは嫌だ」と、アルビ後援会に加入してくれたこともありました。

しばらくスタジアムへ行くことはできませんが、いつでも、気持ちはそこに置いておきます。
author:ぐっちい, category:日々のこと
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メンタルなんて言葉に逃げたくない

6月4日、日曜日。セレッソ大阪戦。
 

5月31日にルヴァンカップが終わり、その日帰宅してから即スカパーのサッカーセットを解約。そして翌日、いそいそとドコモのパケットパックの容量を増やして、DAZNを契約した。
今さらといえば今さらなんだけれど、ようやく文明開化ですよw
スマホのDAZNアプリを立ち上げて、「セレッソ大阪vsアルビレックス新潟」をクリックすると、画面にキンチョウスタジアムの風景が広がる。いや、なんか凄いなw
 

新潟は、数日前にカズと大谷の手術及び戦線離脱が発表され、その前のルヴァンカップ神戸戦で評価を高めた巧や勲、成岡さんがベンチに入った。
 

 

      ギュン

 

  武蔵  ガリャ  ホニ

 

     輝綺  慶

 

ゴメス ジュフン カンペー 尚紀

 

       守田

 

試合は、お互いに4-3-2-1で、トップ下を置くシステム。セレッソのトップ下は山村和也で、新潟はガリャさんなわけだけれど、同じトップ下でも随分違うもんだな〜という感じ。プレースタイルが。

 

山村というと、U-23日本代表でも鹿島でも、CBかボランチが主戦場で、守備の選手、というイメージが強いのだが、ユン・ジョンファン監督に代わってトップ下にコンバートされてから、ただいま絶賛ブレイク中だという。
で、この試合でも、山村の存在が実に厄介で、嫌なところに顔を出してはボールを受けたり出したりする。攻守の中継地点として機能していて、うぇぇぇぇ、山村ってやっぱり巧いんだなと実感させられる。ロンドン五輪最終予選でキャプテンマークをつけていた頃、なんだか、昔のプロレタリア文学作家みたいな、色白で病弱で繊細そうな顔をした選手だなぁと思ったものだけれど(例えが分かりづらい?w)、自信に溢れて、どっしりとした雰囲気を醸し出すようになった。え?27歳?まだ27歳なんだっけ。考えてみれば、ギュンとはU-23日本代表で一緒にやってたんだよな(大輔も)。
 

前半は、セレッソにボールを持たれながらも、タイトな守備で対抗しつつ、武器を繰り出してゴールに迫るなど、互角な内容だったと思うのだ。
呂比須さんが監督になってから、まだ1ヶ月経っていないが、少しずつチームとしての形が出来てきている。
 

それが、後半、ジュフンがペナルティエリア内でボールと関係のないところで手を使ってしまい、PKを与えてしまってから、新潟の選手たちの雰囲気がガラッと変わってしまった。
そこから約20分の間に4失点。球際に厳しく行けなくなり、明らかに集中力が低下している。なぜ目の前のボールホルダーに対して傍観者みたいなプレーが出てしまうのか。セレッソの選手たちと同じプロなのに、頭を抱えたくなるシーンが出現してしまう。
やっぱり、これはメンタルなのか。本当は、メンタルなんて言葉に逃げたくはないのだが。

成功体験が少なすぎて、先制点を奪われただけですぐに自信を失ってしまい、それがプレーに直結してしまう。う〜ん、困ったなぁ。
 

光明を見出すとすれば、U-20W杯から戻ってきて早速スタメンフル出場だった輝綺が、落ち着いてゲームをコントロールしていたこと。そして、2失点目を喫してからではあったけれど、途中で投入されたマサルと成岡さんが、間、間を埋める動きをしていたこと。
次節の大宮戦まで2週間空くので、この試合で見えたものをどう活かすか、選手の配置も含めて、呂比須さんがどう動くのかを注視したい。
 

それにしても、このチームは、ポジションを勝ち取った選手と、主力の移籍や負傷でポジションが回ってきた選手の意識の差が大きく、それでもなお試合に絡めない選手には、そこはかとなく甘さが漂う。市船のシビアな環境で揉まれてきた輝綺が際立ってしまうのは、ある意味当然の流れなのかもしれない。試合後のコメントを見ても、それは明らかだ。
でも、そんなことじゃいかんのよ、キミら!

 

まだ6月。いや、もう6月なのだ。立て直す時間はあっという間に過ぎていく。
選手ひとりひとりが責任感と自覚を持って、厳しくやっていくしかない。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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どんな試合もムダにしない

5月27日、土曜日。

 

アウェイ仙台戦は、映像を見ていない(テキスト速報のみ)。後に、ガリャさんのJ初ゴールを見た印象は、ガリャさんの嗅覚というか、センスというか、もっと活かせたらいいのになということだった。
やっとそれが形になった。これをもっと明確にできたらいい。

 

守備に関してだけではないのだけれど、試合の流れの中で、一人でもフッと集中力が欠ける選手が出るということは致命傷になることを、もっと肝に銘じないといけないだろう。
試合後の、成岡さんの厳しいコメントを、しっかりと噛みしめてほしい。

 

 

 

5月31日、水曜日、ルヴァンカップ神戸戦。

 

仕事を終えて、高速を使って(と言っても新潟空港IC〜新潟東スマートIC〜新潟亀田ICの2区間だけだけど)ビッグスワンへ。
エコスタの駐車場がまだ満車になっていなかったので、そちらへ車を入れる。

 

キックオフ20分前と余裕があったので、Eゲート前広場のフードコートで、久しぶりにみかづきのイタリアンを買って(何となく気分がイタリアンだったのだ)、スタジアム内に入った。

 

スタメン発表では、こんな感じだった。

 


     宗

 

 豪  優汰  森俊

 

   勲 成岡さん

 

ノリ ゴーソン 竜馬 巧

 

    ゴロー

 

【サブ】稲田、ジュフン、尚紀、ゴメス、ロメロ、至恩、武蔵

 


いよいよ優汰がスタメン。しかもトップ下だ。新潟でサイド以外で起用されるのは恐らく初めてではないだろうか。
ここまでのトレーニングで、呂比須さんの目に、優汰にはトップ下の適性があると映ったのかもしれない。これは楽しみだなぁ。

 

ルヴァンカップの前節甲府戦でトップ下でスタメンだった豪は、この日は左SHに入った。トップ下がいいのか、SHがいいのか、SHで結果を出せるかを見極めようということか。追試感が強い。

 

期待は勲と成岡さんの、「酸いも甘いも噛み分けた」ベテランボランチコンビ。ぜひ「違いが分かるおじさんたち」なところが見たい。

そして、前節に続いてU-18の本間至恩くんがベンチ入り。出番があるといいなぁ。


対する神戸は、グループリーグの首位突破が懸かっているということもあり、ほぼベストメンバーで来た。
この相手にウチのチャンスを与えられた選手たちが結果を出せれば、大きな自信になる。


試合は、立ち上がりから攻める神戸、ブロックを作って守る新潟、という図式で推移した。

 

前半は、距離感もよかったし、しっかりと守れていたと思う。

ただ、攻撃はワントップの宗がボールを収めることができず、展開ができない。優汰がピッチをワイドに動き回り、神戸DFがかなり嫌がっていたので、ここでチャンスを作りたかったところだった。

 

後半7分、クリアが中途半端になったところを拾われて展開されて、最後は田中順也に蹴り込まれて失点。
ここまでしっかりと守れていたのに、やはり失点シーンでは相変わらず傍観者になっている選手が出てしまう。ここを改善できないとだなぁ〜。もったいなさすぎる。

 

なかなか得点の匂いがしないところだったが、状況が変わったのは後半32分に、宗に替えて武蔵、成岡さんに替えて至恩くんが入ってからだった。
武蔵がしっかりとポストプレーをするようになると、新潟にチャンスが増えてきた。そしてクラブ史上最年少の公式戦出場となった至恩くん(胎内市出身の16歳)が、U-18でも披露している得意なドリブルをはじめとする、攻守のハードワークを発揮してチャンスを作る。

 

中でも、終了間際にドリブルで持ち上がり、相手DFをダブルタッチで2人かわし、さらにもう1人かわしてゴール正面にいた武蔵にパスを出したプレーは素晴らしかった(武蔵がシュートを決めればもっと素晴らしかったが)。
あのプレー、去年のプレミア戦の市船戦でも見せていたなぁ。得意なプレーをトップの公式戦でも出せたことは、大したものだと思う。

 

テクニックは今から通用するものを持っているが、まだまだ小さくて細いので、まずはフィジカルを強くすること。フィジカルが強くなってからも、今のようなプレーができるかどうかで、至恩くんの将来は決まってくるのかもしれない。順調に育ってほしい。

 

至恩くん以外にも、この試合での収穫はいくつもあって、個人的に発見だったのは優汰のトップ下だった。
サイド以外の優汰は想像ができなかったのだけれど、攻守に役割が多すぎるサイドよりも、より自由度もスペースもあるトップ下で、優汰はイキイキしていたし、あそこまでピッチ幅目いっぱいを動ける選手だということが分かった。
そこを呂比須さんは見抜いたということだよなぁ。
このオプションをリーグ戦でもどれくらい使えるかは分からないけれど、可能性を感じた。

 

勲と成岡さんのボランチコンビも、2人とも気が利いたプレーの連発で眼福。
特に成岡さんの気の利かせ方を、豪が身につけてくれたらいいのにな。

 

そして、巧とゴーソンは、前節に続いて持ち味を出していた。2人ともリーグ戦でもベンチ入りしてきそうな気がする。ゴーソンは、とにかく慌てないし、ヘディングに自信を持っているし、フィジカルの強さと前向きなメンタルは、まさに酒井家の血だなと思う。

 

その一方で、めぼしいものを見せられなかった選手も何人かいて、大卒トリオはもっと危機感を持ってやらないとヤバイぞ、と思ったし、宗と武蔵の差がこんなについてしまったのかということを痛感させられてしまった。

 

宗は、去年、キタジコーチとマンツーマンの居残り練習をやるようになって、動き出しがよくなっていたので、これから楽しみだなと思っていた矢先、水戸にレンタル移籍してしまい、その間にキタジさんが新潟を離れてしまった。あのまま、継続してキタジさんとのトレーニングを続けていたらどうだっただろうかと、ちょっと考えてしまう。

 

森俊は、早速プロの壁にぶち当たってる感があるかもしれない。迷わず、自分の持ち味を出すことを考えればいいんじゃないだろうか。


結局、ルヴァンカップは1勝もできなかったが、リーグ戦に繋がるものが見えたかと考えれば、見えたんじゃないかと思っている。
持ち味を出せた選手、出せなかった選手を、呂比須さんがどう見たか、どう判断したかは、これから分かることだ。

 

ここに、U-20W杯から帰ってきた輝綺も入ってくるし、貴章の復帰もそう遠くなさそうだ。
長期離脱中の前野も、全体練習復帰までもう一息、という感じだと思う。

 

反撃の夏にするために、どんな試合だってムダにしない。

 

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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