2019年08月の記事 | ぐっちいのスポーツを読もう!
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戻ってきたふたり

 

ホーム岡山戦、0-3。

 

山形戦の負け方を観て、山形同様、相手を見たサッカーをしてくる岡山戦でどうなるかは重要だなと思っていた。

それだけに、同じような試合展開になってしまったのは、とにかく残念だった。

 

相手に対策されると打開できない。

フランシスと高木善朗、両SBをケアしておけば、新潟は攻撃が停滞する。

 

それをそっくりやられてしまった。フランシスに対する椋原のディフェンスは、お手本みたいな感じだった。

 

マイコーが川崎から2年半ぶりに戻ってきて、史哉が3年ちょっとぶりにベンチ復帰した、メモリアル的な試合だっただけに勝ちたかったけれど、そんな甘いもんやないんじゃー!と、岡山さんに現実を突きつけられた気分なのだ。

 

マイコーを使うために、大幅なポジションチェンジが行われた最終ラインは、結果的には全員がCB、みたいなことになり、特に公式戦でほとんどやったことがない右SBに入った將成は標的にされた。ハーフタイムでマイコーとポジションチェンジしたものの、CBに入ってからもピリッとしなかったのは、狂ったリズムを元に戻せなかったからなんだろう。將成にとっては、少々高い授業料になったかもしれない。

個人的には、マイコーと將成のCBコンビが見たかった。

 

攻守ともにやりたいことを全くやらせてもらえず、なすすべがなかった90分だったようにしか見えなかったけれど、マイコーが責任感に満ちたコメントを残しているあたりに、川崎への移籍はムダじゃなかったんだなと、マイコーなりの成長を感じることができたのは収穫だった。

 

そして、史哉のベンチ入り。

試合の翌日、史哉に「ベンチ復帰おめでとうございます」とメールを送ったら、

 

「まだスタートラインには立っていないので、引き続きやり続けたいと思います!」

 

という返信があった。

 

ああ、私はベンチ入りを「やっとスタートラインに立てたんだなぁ」と思っていたけれど、そうじゃなかった。

史哉にとって、ベンチ入りはスタートラインの手前、なのだと。

スタメンに入って、チームの勝利に貢献してからがスタートだと、本人は思ってるのかもしれない。

もっとシビアに突き詰めていかないと、目標には到達できないことを、史哉は誰よりも知っている。

そんな選手がいてくれること、チームをシビアに導こうと心に決めた選手が戻ってきてくれたこと。そのたぐいまれな幸運を大切にしなければ。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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表裏一体

8月4日のホーム徳島戦は4-0。

前半の劣勢からすると、ビックリするような快勝スコアでの勝利。

 

 

自分たちのやり方を確立していて、相手がどうであれそれを貫こうとするチーム相手には、組織力よりも個の力でねじ伏せる。それができる力はついてきたのかな、と感じる勝利だった。

とにかく勝ち点を積み上げていくには、手っ取り早く結果が出るやり方をしていくしかないと、吉永さんは腹をくくったのだろうか。

 

この日はバックスタンドの西日に負けて、N2で観戦したけれど、きれいだったな、プラネタスワン。

 

 

試合前にEゲート階段で初開催だったそうめん流し。

ファミリーを中心に盛り上がってましたね。夏の風物詩になるといいな。

 

 

そして、8月11日、アウェイ山形戦。去年に続いてサポ仲間との気ままな遠征旅になった。

 

 

試合は、組織力の山形と個の力で勝負する新潟、という構図の戦いになった。

山形は完全に押さえどころ、ボールの奪いどころを明確にしていて、新潟の強みを消す戦略だったと思う。

レオナルドが体調不良でベンチにも入っていなかったこともあって、やりやすかったんじゃないかなぁ。

フランシスが押さえ込まれて、新井くんとの右サイドの強みを消し、善朗にボールを持たせなければ、新潟は打開できない、という確信が山形にはあって、その通りの試合になったということだろう。

チームの完成度、成熟度の差、組織力の差は、山形とはこんなに離れてしまったのかと思った。

やはり、木山監督のもと、何年もかけて作り上げているチームと、毎年監督が代わり、方針もコロコロ変わるチームとでは、これくらい差が出て当たり前なんだな。

 

0-2。やりたかったことを全くさせてもらえなかった完敗。

連勝を重ねなければいけない時期に、連勝ができない。

(ついでに、私のアウェイ無敗も途切れたしなー)

徳島戦とは正反対の試合のように見えて、実は表裏一体。

自分たちの強みを出そうとしてくるチームには強いが、こちらの強みを消してくるチームには弱い。それがハッキリと出た2試合だった。

改めて克服できていない課題を突きつけられた。

でも、可能性がゼロではない限り、成長し続けなければいけないんだよ。

 

試合後、ゴール裏に挨拶に来た選手たちに、

 

「下を向くな!」

 

という声が飛んだ。

まだ誰も諦めてはいない。

 

 

そんな中、2016年を最後に川崎へ移籍していた舞行龍ジェームスが、完全移籍で復帰することが発表された。

一番の懸案事項だったCBの補強が、まさかのマイコー復帰とは。

川崎では怪我もあって出場機会に恵まれず、試合勘がどうなのか心配ではあるけれど、心強い選手が帰ってきてくれたことは間違いない。

 

お帰り、マイコー。また一緒に頑張ろう。

author:ぐっちい, category:アルビレックス
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