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11月3連休東京旅(秩父宮〜御茶ノ水〜渋谷〜武蔵小金井〜新宿編)
11月3連休の東京旅2日目。

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ホテル1Fのファミマへ行って、早速トーチュウ(東京中日スポーツ)購入。
昨日の試合の記事を見ながら、朝からニヤニヤ。


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渋谷の東急Bunkamuraザ・ミュージアムで、「夢見るフランス絵画」展を見てから、秩父宮ラグビー場へ、関東大学ラグビー対抗戦Aの早慶戦を観戦に。実を言うと、過去、ラグビー早慶戦を初めて観たのは8年前のビッグスワンだったんですねぇ。あれは春のオープン戦でしたが。
というわけで、秩父宮で本チャンの早慶戦を観るのはお初。当然、どっちの応援でもないけれど、気持ち的には早明戦の敵情視察、みたいな感じかな。
試合は、25-25の引き分け。最後は慶応が逆転するかと思ったんですが、早稲田のディフェンスがゴールラインを割らせませんでした。
早稲田は見たところ、何度かマイボールのラインアウトを獲られたり、ブレイクダウンで強さをあまり感じなかったりしたので、これは明治としては勝つしかないでしょう。でも、この日欠場したFB藤田が出てくるんだよな、たぶん。

ところで、この日は隣の神宮球場ではヤクルトスワローズのファン感謝デーをやっていて、こっちが固唾を呑んでるときに、隣からヤクルトの選手が歌う森山直太朗が聴こえてきたりして、何度か腰砕けになりそうになったのには困りもんでしたw

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試合後はバックスタンド側の出口から出て、神宮外苑いちょう並木をブラブラと。うーん、いつ見ても美しいなぁ。


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夜は、御茶ノ水で大学のクラス会。いやー、久々にお腹の皮がよじれるほど笑った。

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神保町すずらん通り。




3日目。

ホテルをチェックアウトしてから、渋谷へ移動し、道玄坂近くにあるユーロスペースというミニシアターで、谷川俊太郎さんのドキュメンタリー映画「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」を見る。
いやー、言葉って凄いなぁ、としみじみ感じる映画でした。
新潟では来春、シネ・ウインドで上映があるみたいですね。また見たいなぁ。


井の頭線に乗り、吉祥寺経由で武蔵小金井へ。
目的地は、前原坂上交差点近くの名店「カレーのプーさん」。

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「野菜チキンカレー(プチ・辛さ普通)」。
いやー、何年ぶりに食べたかなぁ。感動。味も変わってない。
インドカレーに素揚げした野菜が10種類以上ゴロゴロ入ってましてね。東小金井在住の頃は、夏場なんか週2回は食べに来てましたからねー。


そして、17時からは新宿のフィオーリで、えのきどいちろうさんと「アルビレックス散歩道2013」出版記念トークショー。
すんません、大したことしゃべりませんでした。
でも、えのきどさんの「コラムを書くコツ」の話は面白かったですよね。
参加された方は楽しんで頂けたでしょうか〜。

終わってから、新幹線の時間もあったので、懇親会には出席せずに速攻で新潟に帰りました。あ、その前に、参加してくださった作家の中村慎太郎さんには、手持ちの「サポーターをめぐる冒険」にサインを入れていただきました。ありがとうございます!もちろん、えのきどさんにも。
author:ぐっちい, category:日々のこと
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越後妻有の秋
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先週は木・金曜の2日間(9・10日)、仕事で十日町方面へ行っていました。

越後妻有は、すっかり秋。


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星峠の棚田も、稲刈り終了。


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光の館の天井から見上げる空は、どこまでも青く、高く。


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「再構築」の鏡面には、秋の風景が映りこんで、まるで絵画のようでした。


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「日本に向けて北を定めよ」が設置されている隣の中里中学校グラウンドでは、野球部が練習してました。


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前日に駆け込み予約して、何とか宿泊することが出来た、清津峡温泉「せとぐち」さんの朝食。
川西産新米コシヒカリと、こだわりのおかずが、とてもとても美味でした。

天気に恵まれ、撮影も取材も順調に進んで、参加したスタッフ一同、いい雰囲気で仕事できた2日間でした。


そういえば、12日はベルナティオのクロアチアピッチで、松本山雅とのトレーニングマッチがあったんですよね。行かなかったけれど。
その代わり、先駆けて、クロアチアピッチは眺めてきましたw

 
author:ぐっちい, category:日々のこと
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仕事始め
今日から2014年の仕事始めです。

いやー、約1週間以上人がいなかった社内は、暖房が全然効きませんw

さーむーいー。

しかし、今年をいい1年にするためにも初めが肝心。

気合を入れていきましょう!

アルビレックス新潟は明日が仕事始めなのかな?
いよいよ、今オフの移籍市場が本格化する年明け、今週から来週初めにかけて、続々とリリースがあるでしょう。

ドイツ行ってるアトム、元気にやってる〜〜〜?

「アトムー、俺、来年も新潟!アトムは〜〜〜?」

と、シーズン終了直後にアトムに残留宣言していたジンスの契約更新が公式発表になりましたよ。
アトムはどーすんだい。

さて、どんな選手が新たに移籍してくるのかな。楽しみですねぇ。

やきもきしなくたって、タムタムも神田先生も健仁さんも細貝さんも、しっかり仕事してますって。

INもOUTもひっくるめて、ここから続々出てくるでしょう。
慌てる○○は貰いが少ない。果報は寝て待てっていうじゃない。
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3度目の石巻


先週の金曜日、仕事で今年2度目の石巻へ。
3月は石巻といっても限りなく南三陸町に近い十三浜。今回は石巻港と牡鹿半島の方へ。笹かまぼこメーカーと水産加工会社への訪問だった。

石巻港に行くのは2年ぶりで、前回は港の周辺に大規模な瓦礫置き場があったり、道路の中央分離帯に、「鯨大和煮」の巨大な缶詰のオブジェが横たわっていたりしていたが、今回はそのいずれもが撤去されていた。

港周辺は少しずつ新しい建物が増えつつあり、操業再開した工場などもあちこちに見受けられるようになってきたものの、それほど目に見えて復興が進んでいるようにも見えない。
印象的だったのが、港周辺に新しい住宅がちらほら建っていることで、震災後、新しい建物ばかりになった神戸市灘の酒蔵周辺の風景を思い出した。

街が新しくなる、ということは、古いものが一気に失われた、ということなんだよな。

そして、津波に襲われてもなお、同じ場所に家を建て直すという、一見理解しがたいことも、当事者にはそれだけ、理屈じゃない深い思いがある、ということも感じさせられた。

石巻港では、操業再開した工場がある一方で、新しく建て直したものの、ライフラインがいまだに復旧していないために、操業再開したくてもできない工場も少なくないとのことだった。

メーカーの方から、懸命に復興への歩みを進めようとしている石巻の現状と、その一方で、慢性的な人手不足で、求人を出してもなかなか人が集まらず困っている、ということも聞いた。
そこは2年前とあまり変わってないんだなぁ…。
ただ、パチンコ店に通りかかると、2年前は平日の昼間から満車だった駐車場が、今回は半分くらいの入りだったのは、それだけ仕事を再開した人が増えたということかもしれない。


石巻港から、牡鹿半島方面へ。港からさらに車で50分近くかかるのね。
リアス式海岸沿いの道は、とても風光明媚。訪問した給分浜の水産加工会社は、目の前が海。カキの養殖筏がいくつも浮かんでいた。
それでも、震災前と比べると、筏の数はまだまだ少ないという。
そこにある海は美しく、太平洋側では珍しく、夕日が海に落ちる場所。あの日、あの一瞬だけ牙を剥いたのだ。


そこかしこに、震災の爪痕が色濃く残っている被災地でも、そこに暮らす人たちは明るく、ホスピタリティに満ちていた。
その背景には、様々な苦悩があるのだろうし、将来の見通しが不透明な部分は、あまりにも多いのだと思うけれど、それをほとんど表に出さず、外から来た人間を手厚くもてなそうとしてくれる。
その気持ちに触れるたびに、自分にできることは何かを考えさせられる。

何をもって「復興した」と言えるようになるのか。それにはどのくらいの歳月が必要なのか。
まだまだ道は遠く、私たちがやるべきことはたくさんあるなぁ…。
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3連休in東京

この3連休は、東京に行っていた。

もともと、3日に大学のクラス会があり、当初は3日に東京へ行って、4日に新潟に帰ってくるつもりだったのだけれど、2日に秩父宮ラグビー場で日本代表vsオールブラックス(NZ代表)の国際親善試合が行われるということになって、急きょ前日入りすることにしたのだ。

そんなことを決めてから、友人から3日のクラス会の前に東京宝塚劇場へ宝塚歌劇を観に行こうと誘われたり、スヌーピー展がちょうど六本木ヒルズの森アートギャラリーで開催中であることを知ったり、さらにはアルビレックス新潟ユースが出場する、Jユースカップ決勝トーナメント1回戦が4日に西が丘サッカー場で行われることになり、おまけに、神田古本まつりまで。もう、こうなったら全部行ってしまえ、ということにしてしまった。

おかげで超過密日程になりましたけどねw

初日は、お茶の水のホテルに荷物を預けてから神田古本まつりに行き、覗いてみるだけ…と思っていたのが、結局4冊購入。



ああ、荷物を増やしてしまった…。


そして、秩父宮ラグビー場へ。

この日の神宮外苑は、国立競技場でヤマザキナビスコカップ決勝の柏vs浦和と、神宮球場で東京六大学野球の早慶戦が同時開催されることになっていた。
信濃町駅で友人と待ち合わせている最中も、改札を出た人が、どんどん外苑方向へと流れていく。

秩父宮ラグビー場も、チケットが発売後2時間で完売しただけあって、入場するだけでも大行列。

試合開始前から盛り上がっていた秩父宮の雰囲気は、オールブラックスによる「ハカ」で最高潮に。「海自の歌姫」による君が代も素晴らしかったなぁ。



試合の方も、立ち上がりの日本代表の健闘は期待を抱かせるに十分だったものの、徐々にオールブラックスが地力を発揮。身体のサイズやフィジカルの強さ、スピード、技術の確かさなどなど、すべてにおいて格が違う。
それでも、日本代表は最後まで攻めに徹し、終了直前にはサイドに飛び込んだ左WTB福岡がトライか、と思われたが、ビデオ判定の結果、足がタッチラインを踏んでいたことが分かり、トライは認められず。
結局、54-6と点差は開いたけれど、随所に見どころがあって楽しい試合だった。

もう、最後のノーサイド寸前の攻防はね。日本代表のチャレンジとともに、絶対にトライを取らせないというオールブラックスのプライドを感じましたね。それを観ただけでも、十分入場料がペイした感じ。
いいもの観ました。


翌日は、東京宝塚劇場へ宝塚歌劇団花組公演を見て(宝塚はもはや伝統芸能ですね、あれは)、夜はお茶の水の明治大学紫紺館でクラス会。
去年に続いて2年連続の開催だったのだけれど、御茶ノ水駅前の和民での二次会まで、とにかく盛り上がり、笑い通し。
卒業からもう25年経っても、あっという間に昔に戻れるのがクラスメートの素晴らしさ。
もう来年開催の日程も決めちゃったし、みんな来年も元気で会いましょう。


最終日の4日はまず、11時キックオフのJユースカップ決勝トーナメント1回戦・アルビレックス新潟ユースvsFC KAGOSHIMA U-18を観に、西が丘へ。

結果は3-1でアルビユース勝利だったのだけれど、FC KAGOSHIMAはスピードがある選手が多く、ハードワークできる好チームだった。アルビユースの選手がスピード負けするシーンもしばしば。やはり、決勝トーナメントに出てくるチームは力がある。

アルビユースでは酒井家の末っ子・ゴーソンが別格。トップ昇格できるだろうか。
そして、ゴーソンと同じく、今年トップチームに2種登録されている2年生の小池くんは左SBでの出場。積極的なオーバーラップでチャンスを何度も作っていた。たぶん、本職はSBではないと思うんだけれど、かなり面白い選手だなぁと。2種登録されるのも分かる気がした。

アルビユースの次戦は、10日に東京ガス深川グラウンドで、FC東京U-18と対戦。
13時キックオフだそうなので、行ける方はぜひ応援に行ってあげてください。




西が丘を後にして、そのまま六本木に移動し、六本木ヒルズでのスヌーピー展へ。
入場まで20分くらいかかってしまったけれど、非常に展示が充実していて、見ごたえ十分。スヌーピーファンは必見ですよ、これは。
展示の最後の方では撮影OKの場所もあったので、少しばかりパチリ。



そろそろ東京駅へ移動しようかと外に出ると、広場ではすでにクリスマスツリーの飾りつけが始まっていた。
ついこの間までハロウィンだったのに、もうクリスマスですか〜。東京は新潟よりも半月は時間の流れが速い。
もっとのんびり行こうよw

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あれから9年、思い出したことがあって
今日で、新潟県中越地震から9年。
今朝のNHKニュースでは、被災地の中には震災をきっかけに過疎化が一気に進んだ地域も少なくなく、山古志などは震災前は約2,100人だった人口が、今では約1,100人になっていると報じていた。1,000人も減ってしまったわけだ。

2004年10月23日は、土曜日だった。
翌日にはヤマハスタジアムでのJ1 2ndステージ第10節磐田戦を控え、新潟の選手たちは新幹線で静岡へ移動中。おのおのヤマスタへ出発しようとしていたサポーターも少なくなかったと思う。

私はといえば自宅で、NHK地上波で生中継された、優勝争いの大一番・鹿島vs浦和を観戦していた。
2ゴールを決めてヒーローになった田中達也のインタビューを横目で見つつ、浦和は強いなぁ、と思いながら、洗濯物を取り込もうと外に出た途端、揺れに襲われた。
とはいっても、新潟市は震度4強程度だったので、我が家の実被害といえば、ワイングラス1個が割れただけだったのだけれど。

後日、聞いたところによると、選手たちは東海道新幹線の中で地震の第一報を知り、それぞれが新潟に残してきた家族と連絡を取ろうとしても電話が繋がらず、四苦八苦した結果、携帯メールだけはどうにか繋がって、家族の無事を確認したとのことだった。
婿殿が選手だった某ラーメン店のご主人から、

「磐田へ出かける前、“何かあったら通帳は、保険証は”なんて相談を夫婦2人でしてたらしいんだよ。虫の知らせでもあったのかねぇ」

と聞いたのは、震災の1ヶ月後くらいだったかな、なんてことを、今になって思い出した。


あれから9年経ち、あの日、カシマスタジアムで鮮やかなゴールを決めてヒーローになった達也が、今はオレンジのユニフォームを着てビッグスワンのピッチを駆けている。
(付け加えると、鹿島のスタメンにウッチーと深井、サブに小澤さんが名を連ねている)

当時は想像もしていなかった変化が起こるだけの時間が、9年の歳月とともに流れた。

その間にも中越沖地震や東日本大震災などがあって、ともすれば中越地震は「終わったこと」にしてしまいそうになるけれど、その一方で、失われたものをどれほど取り戻せたのか、あるいは新たな未来をつかむことができたのか、といえば、まだまだ、としか言いようがないのもまた、現実なのだ。

災害からの復興とは、永遠に現在進行形なんだということを忘れないようにしたい。
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初夏の夕暮れ、佐渡ヶ島

 

昨日の新潟は、朝から抜けるような青空で、海は青く、佐渡も粟島もよく見えた。

19時過ぎ、海岸道路を走っていたら、夕日が沈んだあとの残照の中、佐渡のシルエットが浮かび上がり、幻想的な美しさ。

佐渡がこんな風に美しく見える日というのは、年間でもそんなに多くはなく、天候が崩れる前触れだったりするんだけれども。

同じことを感じた人は多かったようで、海岸道路沿いの駐車場では、車を止めて夕景を眺めたり写真を撮ったりしている人の姿が見受けられた。


梅雨入り前、初夏の日本海の夕暮れ時。

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2回目の3月11日

 

石巻市北上町白浜復興住宅から見た夕景。

これからも、一歩一歩。

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震災からもうすぐ2年。石巻十三浜から

先週は木・金曜の2日間、仕事で石巻に行っていた。養殖わかめの漁師さんたちに会うためだ。


石巻は2度目なのだが、前回は石巻港の方だったので、市街地周辺。今回はもっと北、女川町を越えて南三陸町に近いところにある、十三浜というところだった。


十三浜は、養殖わかめとホヤ漁が中心の港。東日本大震災で17mの大津波を受け、港周辺の建物は鉄骨を残して全て流された。
あの3月11日、漁師さんやその家族はほとんどが港で作業をしていたそうだが、大きな揺れを感じてからすぐに、裏にある高台へ逃げた人、漁船に乗って沖合に逃げた人に分かれ、幸いなことに人的被害はなかった。5家族のうち、家が無事だったのは、裏の高台に家があった人だけで、それ以外の人たちはすべて流されたという。




港の入口のところにある岩山。「あの日、あれが津波で見えなくなったんですよ」



沖合へ漁船で逃げた漁師さんは、海の上で津波をやり過ごした後、一昼夜、陸に戻ることが出来なかった。
「雪も降ってたし、とにかく寒くて辛かったねぇ」
という。
翌朝、海底に沈む瓦礫をよけながら港へ近づくと、岩場に壊れた橋が流されて引っかかっているのを見て、港が全滅していることを覚悟したそうである。


その後、養殖わかめを自力で復興させるために、漁業生産組合を立ち上げ、父親世代と息子世代の2世代漁師のグループで活動をし、販路の多くを自分たちで開拓している。沿岸部の被災地域の漁師さんたちの中でも、比較的早い段階で復興への一歩を踏み出せた人たちだ。


みなさん、本当に明るく、よく話をしてくれ、実にホスピタリティに満ちていた。
夜の交流会では、その地域では唯一営業している復興居酒屋での大宴会になったのだが、本当に楽しいひとときを過ごさせていただいた。
震災当時のリアルな話もあったけれど、イヤな顔も見せずに語ってくださった。


そんな中、若手漁師のひとりが、こんな話をしてくれた。


「自分は、親友を2人亡くしました。でも、今思うのは、死んだ親友たちは未来に対して何も出来ないけれど、生きている自分たちは、未来を作ることが出来るということなんです」


未来を作っていくことが、生き残った人間の役目。どんなに借金を抱えても、未来を作るためなら頑張れる。
彼は、そのようなことを訥々と話してくれた。


翌朝、私たちは漁船に同乗させてもらい、養殖わかめの収穫作業の見学をさせてもらった。





まだ走りの時期のため、収穫量はそんなに多くはなかったが、最盛期の3月下旬から4月にかけての時期は、船にわかめを大量に乗せて港に戻ることになる。




ごちそうになった「わかめのしゃぶしゃぶ」。立派に育ったわかめは肉厚で、本当に美味しかった。
ここのわかめは、岩手県産のわかめにも負けないくらい高品質だと、同行した水産会社の専務さんが教えてくれた。


震災から2年、自分たちの力で未来を作るために、着実に歩みを進めている人たちがいる。





しかし、今回の石巻行きで一番痛感したのが、市街地と沿岸部の被災状況の違いだった。
石巻の市街地は、復興が少しずつ進みつつあるが、十三浜のような沿岸部の漁村地域は、集落ごと全て流されて何もなくなっているところが多い。
途中、海沿いの道を走っていると、民家が一軒も見当たらない更地が延々と続く。また、地盤沈下のために砂浜が失われ、道路の脇の堤防の向こうがすぐ海になってしまっている場所もある。
当然、そこに家を再建することは出来ないわけで、失われた集落は、永遠に失われたままだ。

テレビが映す被災地は、復興商店街とか港の復興などの風景が大半だけれど、人が永遠に戻ってこない、戻れない沿岸の集落のことは、やがて忘れ去られてしまうのだろうか。
「完全なる復興」がいかに現実的でないか、土台を残したまま続く更地を見ながら、改めて思い知らされた気分だ。




新潟に戻る車中、同行した人たちの希望でミスチルの最新CDを流していた。
その中に「かぞえうた」という、震災後に発表された楽曲があって、その中の歌詞が今まで以上に、グッと心の深いところに入り込んできた。

全てを失ってしまった場所から、希望だけは失わずに立ち上がろうとしている人たちのために、自分にもやれることはたくさんあるなぁ。

微力ながら、頑張りますよ。

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「木村元彦×安英学トークLIVE in北書店」開催のお知らせ

ノンフィクション作家・木村元彦さんが再び北書店に登場します。
2月10日は、コラムニスト・えのきどいちろうさんとの対談でしたが、今回のお相手は、あの安英学選手。
2002〜2004年の3シーズンにわたってアルビレックス新潟でプレーし、J1昇格にも大きく貢献したレジェンドが、トークイベント出演という形で新潟に帰ってきます。
今回のテーマは、長年安選手を追って来た木村さんによるノンフィクションに込められたものや、安選手の新潟に入る前の話、新潟を出てからの話、そしてこれからのことなどを、取材時のこぼれ話なども交えながら、お2人で語っていただく予定です。


【日時】
2月24日(日) 13:00〜(開場12:30)
【会場】
市役所前・北書店(新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町1F)
【入場料】
1,500円
【定員】
60名
【サイン会】
トークショー終了後、安選手のサイン会を行います。サインはお一人1点のみとさせていただきます。
【懇親会】
16時頃より、北書店にて北酒場を開催します。先着20名様、お一人様3,000円。
木村さんと安選手を囲んでの懇親会です。参加不参加を明記の上、合わせてお申し込みください。
【申込先】
北書店店頭またはメールにて、sato@kitashoten.netまで。
※北書店には駐車場がありません。車でお越しの場合は、市役所駐車場、白山公園駐車場など周辺の有料駐車場をご利用ください。
【特記事項】
安選手は現在、柏レイソル退団後、次の所属先を探す活動中です。もしかしたら、移籍先が急遽決まることもあるかもしれません。状況によってはトークイベントの中止という可能性もございますので、予めご了承の上お申込みください。トークイベント前に状況が動いた場合は、速やかにお知らせ致します。


 



【出演者プロフィール】
木村元彦(きむら ゆきひこ)
ノンフィクション作家。1962年愛知県生まれ。
主な著作に「オシムの言葉」「誇り」「悪者見参」「蹴る群れ」「争うは本意ならねど」など。


 


安英学(アン・ヨンハ)
プロサッカー選手。1978年岡山県生まれ。
東京朝鮮中高級学校高級部卒業後、立正大学に進学。2002年、J2アルビレックス新潟に加入し、2003年のJ2優勝、J1昇格に主力として貢献。新潟では2004年までプレーした。
2005年名古屋グランパスエイト→2006〜2007年釜山(Kリーグ)→2008〜2009年水原(Kリーグ)→2010年大宮アルディージャ→2011〜2012年柏レイソル。2010年、FIFAワールドカップ南アフリカ大会出場(北朝鮮代表)

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